JPH02226207A

JPH02226207A - 光コネクタ

Info

Publication number: JPH02226207A
Application number: JP4715889A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Maekawa; 裕昭前川; Masanobu Shimizu; 正信清水; Yoshiaki Moriya; 守谷　好明; Yuusaku Himono; 檜物　雄作
Original assignee: Furukawa Electric Co Ltd
Current assignee: Furukawa Electric Co Ltd
Priority date: 1989-02-28
Filing date: 1989-02-28
Publication date: 1990-09-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は光コネクタに関する。

（従来の技術）光通信に使用される光ケーブルは、光フアイバ芯線の外
周面をシース部材により被覆したものが一般的であるが
、この光フアイバ芯線に張力が印加されることを防止す
るために、テンションメンバーと呼ばれる部材が配され
ている。

第６図はこのテンションメンバーを配した光ケーブルの
一例を示し、光ケーブル１は光フアイバ芯線２の外周面
を１次シース３で覆い、−次シース３の外周に例えばケ
ブラー等の繊維状のテンションメンバー４を長手方向に
複数本配し、更に、このテンションメンバー４を２次シ
ース５で覆うことにより構成されている。

ところで、このような構成の光ケーブルをコネクタに接
続する場合、光ケーブルの先端をフェルール（図示せず
）に挿入し、そのフェルールをコネクタハウジング（図
示せず）内に収容して例えばフェルール押えにより固定
することが一般的である。その際、同様に露出したテン
ションメンバー４を固定することが必要となり、従来種
々の固定構造が提案されている。具体的には、非接着方
式の構造として、テンションメンバー４を折り返して圧
着リングでフェルールに固定した構造（実開昭５１−１
３４１１７号公報参照）、テンションメンバー４をリン
グ状の部材に巻回してフェルールに固定した構造（実開
昭５９−１３４１１５号公報参照）、及びフェルールと
筒状部材との間にテンションメンバー４を挟んでフェル
ールに圧着・固定した構造（特開昭６０−１７０８０８
号、実開昭６１−２２００８号各公報参照）等をあげる
ことができる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記した各構造、即ちフェルールにテン
ションメンバーを固定する構造においては、機構の複雑
化が避けられず、それに伴う部品点数の増加、ひいては
フェルールの大型化、コネクタの大型化を招来するとい
う不具合がある。更に、従来のようにテンションメンバ
ーを他部材に挟む或いは巻回するのみではテンションメ
ンバーの固定力が足りず、引張力を充分に発揮さセるこ
とができず、逆に、固定力を増大するために強くかしめ
ると光フアイバ芯線が歪んでしまい、光伝送損失が増加
するという問題が生じる。

本発明はかかる従来の問題に鑑みてなされたものであり
、簡単な構造で、テンションメンバーの引張力を充分に
発揮させることができる光コネクタを提供することを目
的とする。

（課題を解決するための手段）上記課題を解決するために本発明によれば、光ファイバ
の外周にテンションメンバーが配さ′れ、更にその外周
がシース部材により被覆されてなる少なくとも一本の光
ファイバコードの先端部をフェルールに挿入・固定し、
このフェルールをコネクタハウジング内に収納すると共
に、押え部材により当該ハウジング内に固定した光コネ
クタにおいて、前記フェルール近傍のテンションメンバ
ーの先端を結束して当該結束部を前記押え部材に固定し
た構成としたものである。

（作用）光ケーブルの先端部が挿入されたフェルールをコネクタ
ハウジングに収容し、フェルール押えにより固定した状
態で、コネクタハウジングに対して光ケーブルを引っ張
ると、この引張力はテンションメンバーに伝達される。

この時、テンションメンバーの先端の結束部材がフェル
ール押えに固定されているため、結果として、光ケーブ
ルの引張力はテンションメンバーの結束部材を介してフ
ェルール押えに伝達されることになり、光ファイバに引
張力が印加されることが防止される。

（実施例）以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて詳述する。

第１図乃至第３図は本発明の第１の実施例として、単芯
の光コネクタを示している。第１図は本発明の光コネク
タに組み込まれるフェルール付き光ケーブルの構成を示
し、光ケーブル１１は光フアイバ芯線１２の外周面を被
覆する１次シース１３、この１次シース１３の外周に配
された例えば繊維状のテンションメンバー１４及びテン
ションメンバー１４を被覆する２次シース１５から構成
されている。この光ケーブル１１の先端部１１ａの２次
シース１５は除去されると共に、外周に沿って配された
テンションメンバー１４は一本に束ねられ、その先端に
結束部材例えば金属製のスリー７１６が固着されている
。光ケーブル１１の先端部１１ａはフェルール１７内に
挿入・固定されている。フェルール１７は、例えば、樹
脂製のフェルール１７ａと金属製のフェルール１７ｂと
からなる分離型フェルールであり、フェルール１７ｂの
外周面にはフランジ１７ｂ”が、内周面番こはネジ溝１
７ｂ”が夫々形成されている。フェルール１７ｂ内に光
ケーブル１１の先端部１１ａを挿入して、光ケーブル１
１の１次シース１３の上からフェルール１７ｂをかしめ
、内周面のネジ溝１７ｂ”を１次シース１３に圧着して
固定している。

第２図は、このフェルール付光ケーブル１１をコネクタ
ハウジング１８内に収容し、フェルール押え１９により
固定してなる光コネクタ１０を示している。コネクタハ
ウジング１８の中央の挿入孔１８ａにフェルール１７が
挿入され、コネクタハウジング１８の開口１８ｂはフェ
ルール押え１９により閉塞されている。光ケーブル１１
は第３図に示すフェルール押え１９の溝１９ａから外部
に導出されている。フェルール押え１９の内側にはテン
ションメンバー１４に取り付けられたスリーブ１６を収
容するための凹陥部１９ｂ、及びこの凹陥部１９ｂから
テンションメンバー１４の束を外部に導出するためのス
リット１９ｃが形成されている。フェルール押え１９の
両側には、係止部１９ｄが形成され、この係止部１９ｄ
をコネクタハウジング１８の両側面に形成された突起１
８ｃに係合することにより、フェルール付光ケーブル１
１をコネクタハウジング１８内に固定している。

尚、コネクタハウジング１８内ではフェルール１７のフ
ランジ１７ａとフェルール押え１９との間にスプリング
２０が縮設されており、フェルール１７をハウジング１
８側に圧接することによりコネクタ嵌合後、光フアイバ
芯線１２の端面と例えば受発光部との間隔が一定に保た
れる。

この光コネクタ１０を組み立てる場合、第３図に示すよ
うに、予め光ケーブル１１にフェルール１７及びスプリ
ング２０を取り付け、テンションメンバー１４を束ねて
、その先端をスリーブ１６で固定した状態で、光ケーブ
ル１１をフェルール押え１９の溝１９ａに収容し、テン
ションメンバー１４をスリット押え１９のスリット１９
ｃに沿わせながら先端のスリーブ１６を凹陥部１９ｂに
収納し、この状態で、このフェルール押え１９をコネク
タハウジング１８に嵌合すればよい。

このようにして構成された光コネクタ１０に君いては、
光ケーブル１１に引張力が加えられた場合でも、この引
張力はテンションメンバー１４を介してスリーブ１６に
伝わり、スリーブ１６がフェルール押え１９の凹陥部１
９ｂに押し付けられるが、このスリーブ１６は凹陥部１
９ｂ内に係止・固定されているため、抜けることはない
。その結果、光ケーブル１１内の光フアイバ芯線１２、
シース１３．１５及びフェルール１７には殆ど引張力が
加えられず、取り扱いが簡便である等の利点を有する。

尚、上記実施例においては、光ケーブル１１の先端部の
２次シース１５を除去してテンションメンバー１４を露
出させた構成について記述したが、これに限るものでは
なく、例えば２次シースを除去せずに先端部に切欠きを
形成し、この切欠きからテンションメンバー１４を導出
した構成としてもよい。また、上記実施例においては、
分離型のフェルール１７を使用した場合について記述し
たが、一体型のフェルールを使用することも可能である
。

更に、本発明は上記した単芯の光コネクタのみならず、
多芯の光コネクタにも適用することができる。第４図は
一例として２芯の光コネクタに使用される光ケーブル及
びフェルール押えを示し、２本の光ケーブル３０．３０
′は上記の単芯光コネクタｌＯで述べたのと同様に、夫
々フェルール３１．３１°及びスプリング３２．３２′
が取り付けられ、テンションメンバー３３．３３＃’Ｊ
ｆ６出され、夫々束ねられて、その先端部が一括してス
リーブ３４により固定されている。一方、フェルール押
え３５には、光ケーブル３０．３０“を収容する溝３５
ａ、３５ａ゛が形成されると共に、これらの溝３５ａ、
３５ａ”の略中夫にスリーブ３４を収納するための凹陥
部３５ｂが形成され、更に、この凹陥部３５ｂと溝３５
ａ、３５ａ゛とを夫々接続するスリット３５ｃ、３５ｃ
“が形成されている。光ケーブル３０．３０°を夫々フ
ェルール押え３５の溝３５ａ、３５ａ’　に収容した後
、スリーブ３４を凹陥部３５ｂに収納し、テンションメ
ンバー３３．３３’を夫々スリット３５０１３５ｃ′に
沿わせて外部に導出する。この状態で、第５図に示すよ
うに、フェルール押え３５を上記と同様にコネクタハウ
ジング３６に嵌合して光コネクタ３７を完成する。この
２芯の光コネクタ３７においても、光ケーブル３０．３
０“に加えられた引張力はテンションメンバー３３．３
３”）介してフェルール押え３５に固定されたスリーブ
３４に伝達されるので、光フアイバ芯線引張力が印加さ
れることが防止される。

（発明の効果）以上説明したように本発明の光コネクタによれば、光ケ
ーブルの先端に取り付けられたフェルール近傍のテンシ
ョンメンバーの先端を結束して当該結束部を押え部材に
固定したので、簡単な圧着４゜方式の構造で、テンションメンバーに充分な引張力を発
揮させることができる。従って、光フアイバ芯線に負荷
を与えにくく、光伝送損失を考慮することなく安易な取
り扱いが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の光コネクタの第１の実施例
を示し、第１図は光ケーブルの断面図、第２図は単芯光
コネクタの断面図、第３図は光ケーブルのフェルール押
えへの収容状態を示す分解斜視図、第４図及び第５図は
本発明の光コネクタの第２の実施例を示し、第４図は光
ケーブルのフェルール押えへの収容状態を示す分解斜視
図、第５図は２芯光コネクタの断面図、第６図は光ケー
ブルの構成を示す斜視図である。１１．３０．３０°・・・光ケーブル、１４．３３．３
３゛　・・・テンションメンバー、１６．３４・・・ス
リーブ、１７．３１．３１゛　・・・フェルール、１９
．３５・・・フェルール押工、１９ａ　、　３５ａ　、
　３５ａ　’−・・溝、１９ｂ、３５ｂ、３５ｂ′凹陥
部、１９ｃ、３５ｃ、３５ｃ“・・・スリット、１８．
３６・・・コネクタハウジング。

Claims

【特許請求の範囲】

光ファイバの外周にテンションメンバーが配され、更に
その外周がシース部材により被覆されてなる少なくとも
一本の光ファイバコードの先端部をフェルールに挿入・
固定し、このフェルールをコネクタハウジング内に収納
すると共に、押え部材により当該ハウジング内に固定し
た光コネクタにおいて、前記フェルール近傍のテンショ
ンメンバーの先端を結束して当該結束部を前記押え部材
に固定したことを特徴とする光コネクタ。