JPH02225016A - 金属―エラストマー複合スタイル化ホイール及びその成形方法及び装置 - Google Patents

金属―エラストマー複合スタイル化ホイール及びその成形方法及び装置

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JPH02225016A
JPH02225016A JP1325764A JP32576489A JPH02225016A JP H02225016 A JPH02225016 A JP H02225016A JP 1325764 A JP1325764 A JP 1325764A JP 32576489 A JP32576489 A JP 32576489A JP H02225016 A JPH02225016 A JP H02225016A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60BVEHICLE WHEELS; CASTORS; AXLES FOR WHEELS OR CASTORS; INCREASING WHEEL ADHESION
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、三次元的に輪郭付けられた装飾的な外側表面
を有る、、金属−エラストマー製の複合的なスタイル化
された乗用車用タイプの車両用ホイールに関し、より詳
しくはそのようなホイールを構成る、ための成形装置及
び方法、並びにかかる方法及び装置により製造された改
良型ホイールに関る、ものである。
〔従来の技術〕
1970年代初期に、本願の出願人であるミシガン州う
ンシングのモーター・ホイール・コーポレーションと、
当時の親会社であるオハイオ州アクロンのザ・グツドイ
ヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニーは、改良さ
れた形態の金属−エラストマー製スタイル化複合ホイー
ルを開発して市場に導入し、これを登録商標「ポリキャ
スト(POLYCAST) Jの下に販売した。このス
タイル化ホイールは自動車用のホイールを提供る、もの
であったが、最小限のコストで強度の高い規格化された
ホイール構造を得るために、基本的な構造的構成要素と
しては、既存の製造設備が利用可能であるような単純で
平凡な形態の金属製部材が使用されていた。この標準的
な鋼の基体に対して、永久的に接合された装飾的なプラ
スチック本体により、審美的に満足のいく外観が付与さ
れていた。このプラスチック本体は、均質な一体の本体
又はプラスチック製のカバーの形態において、別個に成
形されるか又はホイール上に直接成形されて、ホイール
の外側に対して接着性発泡体により固定された。このこ
とはホイールに対して改良された抗ノイズ特性を付与る
、と共に、ホイールの基本的な構成要素を変化させるこ
となしに、顧客の種々の装飾化に対る、要求に適合る、
ようホイールの外観を容易且つ経済的に変更る、ことを
可能ならしめた。付加的な利点は、ホイールに対る、損
傷を防ぐために側方からの衝撃を緩衝し、同時に歴史的
に証明された従来の延性鋼のホイール構成要素の高強度
及び高耐衝撃性という利点を保持る、ことであった。ま
た、それまでの深絞りされて装飾化された総てが鋼製の
ホイールの場合に可能であったよりも多くの、幅広い装
飾化及び輪郭形態のバリエーションをも得ることができ
るようになった。着脱可能なホイールカバーの紛失及び
盗難といった深刻な問題もまた取り除かれた。
上記の如き「P口LYCASTJホイールの種々の実施
例、及び当該ホイールを製造る、ための種々の方法や装
置は、本出願人に譲渡された以下の米国特許及び特許出
願に記載されている。これらの特許及び特許出願は下記
に参照る、ことにより、本明細書に取り込むこととる、
第3.669.501号 1972年6月 デルレス第
3.756.658号 1973年9月 アダムス第3
.762.677 ’号 1973年10月 アダムス
第3.815.200号 1974年6月 アダムス第
3.918.762号 1975年11月 ハンプシャ
ー第3.794.529号 1974年2月 トンプソ
ン第3.935.291号 1976年1月 ジャクソ
ン第3.956.451号 1976年5月 アダムス
第4.398.770号 1983年8月 スミス第4
.659.148号 1987年4月 グリル第4.6
82.820号 1987年7月 スタルター出願第0
15.165号 1987年2月出願 スタルター出願
第019.709号 1987年2月出願 スタルター
出願第022.044号 1987年3月出願 スタル
ター出願第196.019号 1988年5月出願 ス
タルター第三者に対して発行された他の先行技術特許で
あって、上記の如き金属とプラスチックのスタイル化複
合ホイールの種々の側面に関る、ものには、米国特許第
3.823.982号、第3.998.494号並びに
英国特許第1.290.946号(1972年)が含ま
れる。
上述の如きPOLYCASTホイールを製造る、ための
一つの実施例においては、型の一部は通常の金属製車両
用ホイールからなっている。このホイールは、通常のボ
ルト孔の環状列と中央開口を有る、中央のディスク即ち
本体に対して固定された深底リムを有し、かくしてディ
スクを車軸及びドラム又はディスクブレーキ装置上に設
けられるようになっている。金属製ホイールは上部の支
持用クランプ及び下部の型部材と関連して採用されてい
て、これらと共動して、三次元に輪郭を取られたプラス
チック製の上張りを成形し取着る、ための、密封された
キャビティを画定る、。従ってこの上張りは直接に現場
で成形されて、型装置内゛にあるホイールの外側面に対
して永久的に装着されるのである。好ましくは、ホイー
ルは型キャビティの上部表面を形成し、ウレタンエラス
トマー液体接着性材料の反応混合物が型内へと射出又は
注入されて、キャビティを満たすと共にホイール組立体
の外側表面と接触る、。ウレタン材料は硬化して非孔質
の高密度エラストマー本体を形成し、これがホイール半
組立体の外側表面に対して永久的に接着る、のである。
プラスチック製の上張りはまた、胞体が閉じている低密
度の微小胞ウレタンエラストマー接着性材料から成形さ
れることもでき、或いは別個の装飾的なカバーが予め形
成されて、鋼のホイールの半組立体に対して永久的に接
着される。ウレタン材料の実施形態が用いられる場合、
ウレタン材料は型キヤビテイ内において硬化る、ことが
でき、その後型は開放されて、固定的に接着された上張
りを備えたホイールが型から取り出される。最終的に金
属的な外観の装飾的ホイールとる、ために、その後上張
りを塗装る、か又は装飾的なコーティングによって被覆
る、ことができる。以上のようにしてウレタンエラスト
マーが、ホイールの外側面に永久的に取着された三次元
の輪郭を有る、プラスチック製本体を形成して装飾的な
表面を提供し、このエラストマー製の上張りが金属製の
ホイールと一体の部分として外観上表れるのである。
乗用自動車のホイールについての現在のスタイリングの
潮流は、ホイールの外側面のいわゆる「全面(フルフェ
イス)」外観の方向に動いてきている。このホイールは
外側表面が、当該外側表面の中心から外側タイヤビード
用のリム保持フランジまでずっと半径方向に延びるディ
スク又は本体を持っているように見えるものである。現
在のスタイリングはまた、ホイールの抜気ウィンドウ又
は開口をホイールの外側表面の外側周縁のより近くへと
半径方向外方に動かす方向に流れている。このようなス
タイルは、着脱可能なホイールカバーを用いることによ
って、ホイールの外側表面を通る循環を行うための機能
的な抜気ウィンドウを保ったままで、さほどの困難なし
に達成できる。このようなスタイリングはまた、198
6年9月9日にオーバーベック、ローレンス及びゴラタ
に対して付与され本出願人に譲渡された米国特許第4.
610.482号の教示に従う「全スチール」製のスタ
イル化ホイールにおいても達成できる。
さらに、所定の限度内においてではあるが、このような
「全面」スタイリングはまた、例えば前述のアダムスの
米国特許第3.762.677号の第9図の実施例にお
いて示されている如くして、前に述べた従来技術のrP
OLYcAsTJホイールにおいても達成る、ことがで
きる。しかしながらこの場合は、ウレタン反応混合物の
射出注入、成形及び型離れにおける固有の限界から、リ
ムの半径方向内側の表面をカバーしリムの外側のタイヤ
ビード保持フランジまで延びるウレタン本体の外側周縁
部分には、比較的厚い断面を使用る、ことが必要とされ
た。リムの外側のタイヤビード保持フランジにおけるウ
レタン材料のこの嵩高な又は大きな厚み寸法は結果的に
、特別仕様のホイールおもりを必要とし、これがまたホ
イールのコスト及び複雑性を増加させていた。他方、標
準のホイールおもりを通常の手法で装着できるように、
リムの外側のタイヤビード保持フランジよりも手前でウ
レタン材料を終わらせて所謂「修正された全面」外観を
もたらすようにした場合には、「全面」のスタイリング
効果を完遂させるために別個のトリムリングが必要であ
った。これらの妥協もまた、完成る、ホイールのコスト
及び複雑性を増大させる。
このようなトリムリングとrPOLYcAsT J構造
を使用る、例はスビサックの米国特許第3.891.2
76号に示されている。
また、ホイールの外側のタイヤビード保持フランジの近
くに半径方向外側に位置る、ようにしてrPOLYcA
sT Jホイールのウレタン本体の外側表面にホイール
抜気ウィンドウの配置を達成る、ことは、不可能でない
にしても困難であった。ウレタン製のr POLYCA
ST J成形方法及び装置においては負の抜き勾配角度
及びその他の制限が含まれることから、多数の小さな抜
気孔及び/又はある種の「スクープスポーク」状態をシ
ミュレートる、場合の如くスタイリングの目的で非常に
シャープな効果が望ましい場合には、このことは特にそ
うである。従ってrPOLYcAsT Jホイールに抜
気ウィンドウを作成る、についてのこれまでのブラクテ
ィスでは、下側の金型部材から上方に突出る、金型抜気
フィンガーを設け(前述した米国特許第3.762.6
77号のボス46及び/又は台座部分294の如き)、
これがホイールの金属部分の鋼製バックボーン又はディ
スクの「ウィンドウ」を貫通る、ようにして、ホイール
を完全に通過して延びるブレーキ換気用空気通路がもた
らされるようにしていた。
〔発明の解決しようとる、課題〕
そこで本発明の課題は、改良型のホイール構造及びこれ
を製造る、方法であって、標準のホイールおもりの使用
と両立し、トリムリングを必要とせず、及び/又はホイ
ールにおける完全な貫流換気を達成しながらもホイール
の外側表面の外側周縁近くに配置される比較的小さな、
高度にスタイル化された複数の抜気孔を備えることがで
きる、前述したr POLYCAST Jタイプのホイ
ール構造におけるウレタン本体の「全面」スタイリング
が得られるものを提供る、ことである。
本発明の別の課題は、構造的に経済的であって作動が信
頼性のある、上述した本発明の改良型の方法を実施る、
ための改良型の金型装置を提供る、ことである。
本発明のさらなる課題は、前述の課題を解決る、と共に
、この種の従来技術のホイールを製造る、ための従来技
術の方法及び装置に最小の変更しか必要としない、上記
ホイール構造を製造る、ための改良型の方法及び装置を
提供る、ことである。
〔実施例〕
本発明は、その付加的な課題、特徴及び利点と共に、以
下の詳細な説明及び特許請求の範囲を縮尺で示した添付
図面に関連して参照る、ことによって明らかになるであ
ろう。
添付図面を詳しく参照してみると、第1図から第4図は
、すべてが本発明のものである、改良型ホイール構造に
従って前述したr POLYCAST Jタイプの金属
−エラストマー複合スタイル化ホイールを構成る、ため
の改良型方法を実施る、ための改良型装置の第1の実施
例を図示している。このホイールは全体的に20で示さ
れており、好ましい実施例によれば、従来の鋼製深底リ
ム22と、成形操作に先立ってこのリムに対して溶接な
どによって永久的に固定された鋼製の中央本体即ちディ
スク24からなっている。ホイール20はまた、ディス
ク24の外側表面及び半径方向内側を向いたリムの外側
表面に対して永久的に接着固定された、全体を26で示
した(第1図及び第2図)装飾的な三次元輪郭の上張り
をも含んでいる。ディスク24にはボルト孔28の環状
列とホイール軸用の中央開口30が設けられており、ホ
イール20がホイールハブ及び関連る、ディスクブレー
キ又はドラムブレーキアセンブリに対して着脱可能であ
るようにしている。装飾的な目的及びブレーキの換気を
行うために、複数の切除部分即ち抜気孔32がディスク
24に設けられている(第1図にはこの抜気孔の12個
の環状列のうち5個のみが示されている)。リム22と
ディスク24を含むホイール20の鋼部材の特定の輪郭
形状は、ホイールの強度及び製造の容易さ、経済性とい
った実用上の観点のみに従うが、これはホイールの審美
的な外観は大部分は装飾的な上張り26の三次元的輪郭
によって定まるからである。この上張り26の三次元的
輪郭はまた、ホイール20のデザイナ−が所望とる、特
定の装飾的又は審美的な外観によって定められる。
第1図及び第2図の装飾的な例示的デザインにおいて、
上張り26はほぼ平滑で僅かに凸状の外側表面36を備
えた半径半ばの環状部分34と、この環状部分34から
外側の環状周縁部分40へと外方に後退翼状形状で放射
状に延びる複数の湾曲したスクープ(シャベル形)のフ
ィン38を有る、。フィン38の隣接る、各対の間には
、それぞれが関連る、ディスクの抜気孔32と連通ずる
内側ポケット44の個々に対して半径方向においてずれ
ており軸方向に重なり合った関係で軸方向内側へと延び
るスクープ状の外側ポケット42が備えられている。上
張り26の環状部分34は、ホイールの軸方向に外側へ
と発散し、軸方向に後退しているハブキャップ着座表面
52で終わっている僅かに円錐台形の内側壁50を有し
ている。
内側壁50は上張り26の中央に比較的大きなキャビテ
ィを画定しており、ホイール20の取り付け状態におい
て車両のホイール軸をそこに受容る、ように構成されて
いる。
第2図から第4図はまた、ここに参考文献として取り込
んだ前述のアダムスの米国特許第3゜762、677号
の第7図から第11図に関連して例示された成形装置及
び方法の特徴の多くを組み込んでいる、本発明による改
良型成形装置及び該装置を用いてホイール20を製造る
、ための改良型の方法を示している。同様に、この米国
特許第3.762.677号の第11欄から第16欄に
記載の金型又は成形装置200もここに参考として取り
込むものであり、その構造及び/又は作用において同等
の構成要素を識別る、ために、上記米国特許と同じ参照
番号を用いる。
しかして成形装置200は、3つの主構成要素からなる
。即ち(1)下部金型部材202(第2図)、(2)金
属製ホイール半組立体22−24、及び(3)下部金型
部材202上にホイール半組立体22−24をクランプ
る、ためのバックアップ支持体として機能る、上部金型
部材206である。以下でより詳しく説明る、本発明の
一つの特徴によれば、下部金型部材202は周縁方向に
連続る、特に抜気された弾性シール224の形態の環状
リップを有し、これに対してリム22の外側のタイヤビ
ード保持フランジ226(第3図)の半径方向外方を向
いた表面23の環状部分が着座る、。下部金型部材20
2はまたシール224の半径方向内側にふいてその上部
側に、ホイール半組立体22−24の外側表面と共に金
型キャビティを画定る、よう構成された表面230を有
している。このキャビティ内において装飾的なプラスチ
ック製上張り26が成形されるものであり、上張りはホ
イール20の装飾的な外側表面36、フィン38及び周
縁部分40を形成る、装飾的輪郭形状をもたらすよう適
当に輪郭付けられている。
成形装置200を組み立てるには、リム22の外側のタ
イヤビード保持フランジ226がシール224上に載置
されるか又は軽く接触る、ようにして、ホイール半組立
体22−24が第2図に示す如く下部金型部材202に
対して置かれる。このことはまた、下部金型部材202
の表面230の中央に着座され植え込みボルト233に
よってそこに着脱可能に固定される金型台座235の上
部表面上に設けられる環状内側シール234に対し、デ
ィスク24のボルト孔環状列214の部分を軽く着座さ
せることになる。金型台座235は、上張り26の中央
にホイールウェルキャビティを画定る、内側壁50を形
成る、コアをもたらす。環状内側シール234は、下部
金型部材セ02上にホイール半組立体22−24が完全
に着座した状態において、金型キャビティの内側内周縁
の周りをシールる、ように構成されている。
上部金型部材206は、ディスクの抜気孔32に重なっ
て取り囲む関係でもってディスク24の内側表面に対し
て着座る、よう構成された形状を下側に有る、弾性環状
パッド236を有し、これによりディスク−リムのホイ
ール半組立体22−24を下部金型部材202に向けて
さらに押圧し、下部金型部材202とホイール半組立体
22−24をシール係合状態で保持る、ようにしている
。鋼製の漏斗312がボルト313によってクランププ
レート244の上部表面上に固定されると共に、シール
237の内側に配置されたワッシャーシール316を通
って下方に延びる同軸のネック314を有している。デ
ィスク24には、そのボルト孔28の隣接る、一対の間
に注入開口290が設けられている。漏斗312のネッ
ク314及びワッシャーシール316は注入開口290
と同軸に整合して配置されており、ワッシャーシール3
16の下側表面は注入開口290の縁部の周りにおいて
ディスク24の内側表面上にシール係合状態で着座して
いる。金型台座235はその上部表面に注入開口290
及び漏斗のネック314と整合している切欠288(第
1図に点線で示されている)を有し、これは金型の注入
の際に金型キャビティ内へと液状ウレタン反応混合物を
方向付けるスプルーとして役立つ。
下部金型部材202は、ホイールの軸線に対して平行に
上方に突出る、よう金型台座235に固定された位置決
めビン250(第2図には見られないが第5図の金型の
第2の実施例には示されている)を有し、これは下部金
型部材202上でリム−ディスクのホイール半組立体2
2−24を角度的に正確に位置決める、ために、金型を
閉じた状態においてディスクのボルト孔28の関連る、
一つを通って突出る、。上部金型部材206はディスク
の中央開口30を通ってディスク24の下側の空間へと
突出る、中央の位置決めコア252を有し、このコア2
52はディスクの中央開口30に対して緊密なりリアラ
ンスで嵌合して、成形装置200が閉じた状態において
上部金型部材206に関して金属製のホイール半組立体
22−24をセンタリングる、。
漏斗312は、ネック314の下側端面において開口し
ている同軸の円筒形ネック通路322と連通している下
方に収束る、円錐形上部320を有る、。第2図及び第
5図に示すようにして、米国特許第3.762.677
号に従い、環状のディスク開口を介してのネック通路3
22と金型台座235のスプルー切欠288による通路
との制限されない連通を用いることも可能であるが、本
明細書に参考として取り込んだ1987年2月17日出
願の係続中の米国特許出願第015.165号により詳
しく開示されクレームされているようにして、ディスク
注入開口290に介在されるスプルーピンの形の所定の
環状オリフィスを用いることが好ましい。これらのスプ
ルーピンは、通常は従来のディスクの開放円形注入開口
によって与えられるのと同じ断面積の環状通路を画定る
、ように選定される。しかしながら、かかる従来の円形
注入開口とは対照的に、これらの環状オリフィスはその
内側及び外側の同心表面の間において小さな半径方向寸
法を有る、。従って、金型キャビティが一旦実質的に充
填され、ウレタン反応混合物が硬化し始めてゲル化が生
ずると、ウレタンの固化しつつある粒子がこれらの狭い
環状オリフィスを通る逆流をブロックる、のに役立ち、
かくして金型キャビティからのウレタンの逆流及び脱漏
を防止る、。こうして前述の係続中の米国特許出願のス
プルーピンは、従来の円形注入開口の「流れ戻り」の問
題を克服る、のに役立つ。
第1図から第4図の第1の実施例に図示された本発明の
一つの特徴によれば、成形されたウレタンエラストマー
の装飾的な本体即ち上張り26は、仕上げられたホイー
ル20に「全面」外観を与えるべくホイール20の外側
表面の全体をカバーる、。しかしながら、金型内で気泡
を生ずる欠陥を防止る、ためにリム22に隣接る、領域
のウレタン断面の厚みが比較的厚い断面となっている米
国特許第3.762.677号の第9図に示された「全
面」のrPOLYcAsT Jホイール構造とは異なり
、本発明においては環状部分34の最も外側の周縁にお
いて、ウレタン材料に比較的薄い断面厚みが与えられて
おり、その部位において環状部分34は、第3図におい
て最も良く観察されるように、リムの外側のタイヤビー
ド保持フランジ2260半径方向に延びるリムフランジ
部分227と逆向きに曲がったリムフランジ部分229
に直接に隣接している。環状部分34の外側周縁におい
てこの薄い断面をもたらすために、下部金型部材202
の成形表面230の外側周縁表面は第3図の如く輪郭付
けられており、リムフランジ部分227に密に隣接して
隔置された、半径方向に延び且つ周縁方向に連続る、成
形表−面230aをもたらすようになっている。成形表
面230aは、タイヤビード保持フランジ226の外側
自由端の周りで湾曲しシール224の内側周縁225で
終端している、軸方向に延び且つ周縁方向に連続る、成
形表面230bと融合している。
シール224はシリコーンゴムのような弾性材料からな
る周縁方向に連続る、バンドであり、下部金型部材20
2の外側周縁溝203内にぴったりと着座し、この溝2
03の分岐部分に着座る、脚部224aによって軸方向
に移動しないよう係止される。シール224は、シール
224の外側周縁を取り囲み且つ下部金型部材202の
ショルダー202aに着座る、n製の保持バンド242
によって、図示の位置において下部金型部材202上に
固定的に保持される。バンド242 はオーバーセンタ
ートグルロツタ(図示せず)の如き適当な調節可能な緊
張機構を有る、分断バンドであり、このバンド242の
把持張力を種々の金型の設定及び成形圧力に関して必要
に応じ変更できるようになっている。好ましくは、保持
バンド242は金型内におけるホイールの位置決め及び
成形後の取り出しを可能とる、だけ十分に緩く、しかし
望ましくない気泡の漏出を防止る、のに充分な張力に調
節される。
本発明によれば、薄い断面のウレタン反応混合物を成形
る、について通常問題となる空気のトラップという欠陥
は、シール224の内側周縁から半径方向にシール22
4を通って延びて下部金型部材の成形表面230bと外
側周縁のリムフランジ部分229の間の空間と連通して
いる複数のエアーベント即ち抜気通路224bを設ける
ことによって回避される(第3図)。各々の通路224
bは比較的小さな直径と短い軸方向長さを有し、シール
224の外側周縁に開口している円錐形口224Cに向
かって開いており、かくして抜気孔224b−224c
は漏斗形状となる。バンド242には一連の円形孔24
2aが設けられており、これらは円錐形口224Cの口
と整合し且つこれより僅かに大きな直径となっている。
これらのシール抜気孔224b−224C及び整合して
いるバンドの円形孔242aはシール224の周縁の周
りで等しく周方向に離隔している。
抜気通路224bの直径及び軸方向の長さは、液状のウ
レタン反応混合物が与圧下に射出ノズル即ち漏斗312
から金型とリムフランジの間の空間へと注入されるにつ
れて、捉えられている空気がこの空間から容易に押し出
されるように予め定められている。しかしながら、これ
らの抜気用の寸法は、シール224を通る液状ウレタン
の流れを制限る、オリフィスをもたらすよう十分に小さ
い。好ましくは、金型キャビティが完全に充填されてエ
ラストマー製の上張り26を形成る、よう最初の硬化が
生ずるに際して、ウレタン反応混合物のゲル化が円錐形
口224Cにおいて生じてウレタンの流れをまず制限し
、次いで阻止る、ように、これらの制限オリフィスは硬
化及び成形サイクル時間と協働る、寸法にされる。
金型の開放が可能な程度にまで硬化が完了し、ウレタン
反応混合物がまだ軟らかいうちに、上部金型部材206
はホイール半組立体22−24から持ち上げられる。次
いで、永久的に接着された上張り26を備えたホイール
20が下部金型部材202から取り出される。この開放
即ち金型離れ操作の間に、シール抜気孔224b−22
4cにあるウレタン残滓の薄いばり片は、シール224
と周縁部分40の間の境界面においてウレタン製の周縁
部分40から切り取られる。金型が清浄にされた後、抜
気孔の半径方向外方へと押し出すことによって、シール
抜気孔224b−224cから残余のウレタンのばりを
打ち抜くことは容易であり、これによって次の成形サイ
クルに関る、金型の準備が行われる。
かくして得られた、タイヤビード保持フランジの湾曲に
沿って湾曲している、タイヤビード保持フランジの外側
表面に接着された薄い断面のウレタン材料製の周縁部分
40は、鋳造アルミニウム製のホイールについて現在使
用されている標準のホイール釣り合い錘を使用る、こと
を可能ならしめる。すなわち以下に記載る、一つの実施
例を例示している第11図を参照る、と、ホイール20
の半径方向において取ったリムフランジ部分229とこ
れに半径方向内側で隣接る、環状部分340部分40a
の合計の厚みは、5,7關である。この合計寸法は、今
日見られる従来のアルミニウムホイールのホイールフラ
ンジの半径方向の厚みと大体同じである。このよう1ご
して、rPOLYcAsT Jウレタン製装飾上張りの
本体をタイヤビード保持フランジの末端に対して成形る
、ことができ、標準の容易に人手できるホイール釣り合
いおもりを使用る、ことを可能としながらも、良好な外
観をもたらすと共1ご、直径のより大きなホイールとい
う錯覚を生じさせることができる。
゛本発明に従って構成されたホイール20の一つの実施
例においては、以下のノくラメ−ター及び仕様が本発明
の課題を成功裡に達成る、ことが観察された。
パラメーター              値* イー
ルを径36cm (14!ン)リム7ランシ高す140
m(5,5!ン)(リム軸方向のビードシート間の距離
)タイヤビード保持フランジ226の厚み  3mm上
張り26の周縁部分40の平均厚み 2.5−3.5 
mm金型202−206のキャビティ内へのウレタン反
応混合物ノ射出圧力(概算)  13800KPa(2
000PSI)射出開始から型態れまでの時間    
約5分成形温度               60℃
ウレタン反応混合物仕様 米国特許第3.762.67
7シール2240半径方向厚み      約7 mm
抜気孔224bの数            26抜気
孔224bの直径           1 mm抜気
孔224bの軸方向長さ        2m1Il抜
気用円錐形口224Cの軸方向長さ    5mω抜気
用円錐形口224Cの口部直径     5mm本発明
の別の特徴によれば、ホイール20にはホイールの外側
表面の外側周縁に密に隣接して配置された多数の(例え
ば12個)高度にスタイル化されたスクープ形状の外側
ポケット42が備えられる。外側ポケット42はこれを
何気なく見た人には「行き止まり」開口のように見える
が、これらは実はホイール20のウレタン製上張り26
及び鋼製ディスク24を通ってずっと延びているブレー
キ換気空気流通路の一部である。
しかして第1図及び第2図を参照る、と、各々の外側ポ
ケット42は、はぼ半径方向に延びており半径方向外側
方向に僅かに外側に傾斜して号参−照 いる「行き止まり」底壁42aと、この底壁42aから
装飾的上張り26の外側表面36の部分へと軸方向に延
びている半径方向内側の側壁42bを有しており、側壁
42bは外側方向に僅かに半径方向内側へと傾斜してい
る。ポケット42はまた、外側表面36へと延びており
相互に発散る、先端及び後端の側壁42C及び42dを
有し、側壁42bに対して相互に発散しており外側方向
において半径方向外方に傾斜している最も半径方向外側
の壁42eで終わっている。
外側ポケット42の各々は、関連る、外側ポケット42
に対して軸方向に重なり合い且つ半径方向内方にずれた
関係でホイール20の軸方向外側へと延びる、ディスク
の抜気孔32と整合して上張り26に形成された内側ポ
ケット44と連通している。内側ポケット44は断面が
ほぼ矩形であって、その外側端部は外側ポケットの側壁
42bと接合る、外側方向へと半径方向外方に傾斜して
いる壁44aで終わっている。内側ポケット44はまた
最も半径方向外側の壁44bをも有し、これはディスク
の抜気孔32から外側ポケットの底壁42aと接合る、
よう軸方向外側へと延びる。かくして側壁42b及び壁
44bの接合個所と底壁42a及び壁44bの接合個所
の間には比較的大きな開口45(第1図)が画定され、
これにより内側ポケット44と外側ポケット42の間の
空気流連通がもたらされる。しかしながら、開口45の
存在にもかかわらず、外側ポケット42から半径方向内
側にずれている内側ポケット44は、ホイール20の外
側からは本質的には見えないものである。
本発明の別の特徴によれば、成形装置には前述の半径方
向にずれながらも連通している外側及び内側のポケット
42及び44を作成る、よう構成された「分断コア」構
造が備えられている。
第1図から第4図の実施例において、分断コア構造は、
上張り26に外側ポケット42を形成る、よう成形表面
230上の適当な位置において下部金型部材202から
上、方に突出している一連の外側ポケットコア330か
らなる。コア330の輪郭はスクープ状の外側ポケット
42の前述した壁42a、42b、42c、42d及び
42eに対して相補的なものであり、第1図及び第2図
から看取されるように、コア330からの型態れに関し
て非常に適当な抜き勾配を与えている。
上部金型部材206も同様に内側ポケット44の各々に
ついて一つずつの内側ポケットコア332を複数有して
おり、これらはクランププレート244の下側に固定さ
れ第2図に見られるようにそこから下方に(ホイール2
0の軸方向に)突出している。内側ポケットコア332
の各々は、抜気孔32に対して相補的であってこれに密
に摺動嵌合して装着されるよう構成された断面輪郭形状
を有している。コア332はまた、弾性環状パッド23
6の相補的な開口を通って個別に嵌合され、上部金型部
材206が金型閉鎮状態において完全にクランプされた
場合にコア332及びこれに関連る、ディスクの抜気孔
32の間のクリアランスがシールされるようになってい
る。各々のコア330は半径方向内方に面る、傾斜表面
334を有し、これが外側ポケットの壁42bを形成る
、金型キャビティを画定る、。同様に各々のコア332
は、金型閉鎖状態において傾斜表面334に当接し又は
これから非常に僅かな間隙を置いて配置される金型キャ
ビティ表面を画定る、よう構成された、半径方向外方に
面る、表面336を有している。コア332の残りの端
面及び4つの側部表面は、内側ポケットの壁44a、4
4bその他を画定る、。
金型閉鎖状態における表面334と336の接触又は緊
密な間隔での並置のゆえに、成形装置における通常の製
造許容誤差に従う公差により、上部及び下部のコア33
2と330が合う領域においては多かれ少なかれウレタ
ンフィルムが存在る、ことになる。このウレタン材料の
薄いフィルムはウィンドウ即ち開口45となる領域にお
いて存在し、完成したホイールが金型から取り出された
後のばり取り操作において除去される。
かかる除去の後に開口45が得られ、かくして整合して
いる内側及び外側のポケット44及び42の各対と、こ
れらを繋ぐ開口45を介してホイールを通過る、空気流
通路がもたらされる。内側ポケットコア332はその端
面においてより大きな抜き勾配を有し、金型開放操作の
際に上部金型部材206を上張り26から上方へと剥離
させることを容易ならしめるために、その側部表面に小
さな抜き勾配を備えさせることができることが注目され
る。
かくして本発明の成形装置によれば、ブレーキの換気の
目的でホイールを通る空気流用の機能的な抜気ウィンド
ウを有しながらも、ホイールの外側から視認可能な外側
ポケット42をホイールの外側周縁の近くへと動かしう
ろことが理解されよう。さらにこの分断コア金型構造に
より、これらのポケットを比較的小さな断面積で且つ所
望の場合には近づけて離隔させて作成し、それによりス
タイリングの現在の潮流に乗るべく rPOLYcAs
TJホイールを製造る、についてのアザ。インの多様性
を着脱可能なホイールカバーについて得られるそれと合
致しろるようにる、ことなどを含め、デザイナ−は外側
ポケット42の多種多様なスタイリングを達成しうるよ
うになった。
第5図、第6図及び第7図に示された如き、ホイール構
造の第2の実施例及びこれを製造る、ための方法及び装
置について参照る、と、第1の実施例に関して記載した
のと同じ構成要素には同じ参照符号が付され、機能的に
類似の対応る、構成要素にはダッシュ記号を付けた同じ
参照符号が与えられている。この実施例において、修正
されたrPOLYcAsT Jホイール構造20′が、
装飾的なウレタン製の上張り26′がホイールディスク
24′の外側表面に永久的に接着されており、円周方向
に隔置された抜気用の外側ポケット42′の環状列が最
も半径方向内側の壁における開口45′を介して半径方
向内方にずれている抜気用の内側ポケット44′の個々
に関連る、ものと連通しているものとして、第7図に見
られる。この場合にも外側ポケット42′はホイールの
外側周縁に密に隣接して配置され開口しており、関連る
、外側及び内側ポケット42′及び44′の各対は、ブ
レーキ換気の目的でホイールの外側から内側、及びその
逆において空気流の通路を提供している。
第2の実施例の第5図及び第6図に示す修正された成形
装置において、下部金型部材202′は前述した米国特
許第3.762.677号の保持バンド242と、前述
した米国特許第4.251.476号のシール38又は
前述した米国特許第4.017.239号のシール16
に類似した仕方でホイールリム22の外側のタイヤビー
ド保持フランジ226′の角に対して着座る、よう構成
された、抜気孔のない弾性シール224°を採用してい
る。この第2の実施例は、「全面」よりも小さな外側輪
郭形状を有る、rPOLYcAsT Jホイールを構成
る、ことが望まれる場合には、シール構造に関る、限り
は前述した従来技術に従うものである。しかしながら「
全面」効果が望ましい場合には、第2の実施例の成形装
置を用いる場合に第1の実施例の抜気されたシール構造
を採用しうろことが理解されるべきである。
周縁シール構造の他の、第1の実施例と第2の実施例の
間の基本的な相違は、下部金型部材の外側ポケットコア
330′と上部金型部材206′の内側ポケットコア3
32′の構造にある。ホイールが一定寸法の下部金型部
材202′上に繰り返して固定されるに際しての、ホイ
ール毎に異なる鋼製バックボーン即ちディスク24′の
寸法変動に対処る、ことが望ましい適用例の場合には、
鋼製のディスクにおけるかかる変動に対応る、ために上
部金型部材206′が「浮動」る、ことを許容る、こと
が必要である。そうしないと、前述した外側及び内側の
ポケットコア330及び332の金属−金属噛み合いが
達成されず、かかる場合にはウィンドウ即ち開口のウレ
タンフィルムは不当に変化る、厚みでもって形成され、
かくして製品仕上げ工程を複雑なものとる、。極端な場
合には、金型の閉鎖の際に分断コアの間で締まりばめ状
態が生じ、これが金型の引っ掛かり又は閉鎖阻止の原因
となる。
そこで下部金型部材202°から上方に突出している外
側ポケットコア330°の第2の実施例においては、そ
れらの最も半径方向内側の傾斜表面334′に切欠34
0が設けられ、内側ポケットコア332°にはそれらの
半径方向外方を向いた表面336”上に、金型の閉鎖状
態において切欠340内に着座る、舌片342が設けら
れる。蓋コア即ち内側ポケットコア332″は、金型の
閉鎖状態において下部金型部材の外側ポケットコア33
0′に対して僅かに圧搾即ち圧接係合る、よう寸法付け
られた、シリコーンゴムの如き適当な可撓性材料から作
成され、内側ポケットコア332”はこの係合に対応る
、よう、僅かに屈曲る、。屈曲の量は勿論、金型の組み
立ての際の何らかの所与のホイール−下部金型部材の位
置決めにふいて出くわす特定の許容誤差変動に基づいて
いる。
コア330°の最も半径方向内側の表面334°はホイ
ール20′の軸線に対して例えば10°又は15゜だけ
外側方向へと半径方向内側に傾斜しており、また同様に
切欠340の半径方向内側を向いた表面344(第6図
)もホイールの軸線に対してより少ない量、例えば5°
だけ外側方向において半径方向内側に傾斜していること
に注意すべきである。上部金型部材の内側ポケットコア
332”の相補的に噛み合う表面、即ち表面334′に
対して合わさる表面336゛と、切欠表面344に対し
て着座る、舌片342の半径方向外側を向いた表面34
6は、外側ポケットコア330°のそれらに関連して並
置される表面に対して相補的な角度で傾斜している。こ
れらの角度の付いた表面はかくしてくさび状の係合を有
し、これは金型の最終的な閉鎖に際しての圧搾作用を容
易ならしめ、またこれらの表面によってもたらされる抜
き勾配のゆえに、型態れをも容易ならしめる。
内側ポケットコア332°の材料の可撓性はかくして、
ホイール毎に異なる下部金型部材202″に関してのホ
イールディスク24′の前述した許容誤差変動に対処し
、ホイールの軸線に対して垂直な横方向平面において、
上部金型部材206°が「浮動」る、ことを可能ならし
める。関連る、切欠340内の舌片342によってもた
らされる舌片と溝との係合は、液状ウレタン反応混合物
の射出及び金型注入後の硬化の間において、内側及び外
側のポケットコア332′及び330′の間のコアーコ
ア接触が保持されることを確実なものとる、。
第1の実施例におけるように、金型の閉鎖状態において
内側及び外側のポケットコアが相互に係合を行っていた
領域には、型態れの後にウィンドウ領域即ち開口45′
(篤7図)が形成される。開口45′は、ウレタンエラ
ストマーの上張り26′の外側ポケット42′ と内側
ポケット44′の間の、そして関連る、整合しているデ
ィスク中央開口32′を通る空気流連通をもたらし、か
くしてこの場合も完成したホイール通過る、ブレーキ換
気のための空気流を提供る、。金型の完全閉鎖状態にお
ける剛性金属又はファイバーグラス製の外側ポケットコ
ア330°に対る、内側ポケットコア332′の圧入撓
み接触によって、これらの緊密に係合している並置され
たコア表面の間に液状ウレタン反応混合物が入ることば
排除されるか、そうでなくとも大きく減少され、かくし
て開口即ちウィンドウ領域を開けるのに要る、ばり取り
操作を大きく軽減る、か又は排除し、それにより製造コ
ストを下げる。
本発明の最初に示した特徴、即ち装飾的な上張りの最も
外側の周縁においてウレタン材料の比較的薄い断面厚み
を得ながらも最終的なホイールに「全面」外観を与える
という特徴に立ち戻ると、本発明による抜気された周縁
金型シールの第2の実施例400が第8図から第10図
に示されている。シール400 は、全面ホイール20
を製造る、ための修正された下部金型部材402に関連
して、シール224°の面に設けられている。
シール400はシリコーンゴムの如き弾性材料の周縁方
向に連続る、バンドであり、半径方向断面においてほぼ
截頭された三角形状を有している。かくして第10図に
最もよく見られるように、シール400は下部金型部材
4020半径方向に延びる平坦な底部表面404と、軸
線方向に延びる円筒形の外側表面406と、底部表面4
04と円錐台形表面4100間でより短く軸線方向に延
びる内側周縁表面408を有している。シール400は
、シール表面である底部表面404、周縁表面408及
び円錐台形表面410を受容る、よう輪郭付けられた下
部金型部材402の外側周縁溝412にぴったりと着座
る、。シール400は、修正された保持バンド242′
によって下部金型部材402上の位置に固定的に保持さ
れる。
下部金型部材402は、装飾的上張り26の薄い周縁部
分40を形成る、ためのリムフランジ部分227(第9
図)の外側表面近くを延びる、上部金型キャビティ画定
表面414を有している。この表面414は、端部即ち
リムフランジ部分229の湾曲に対して相補的な外側周
縁表面416内へと融合している。しかしながら、表面
416の表面力はリムフランジ部分2290半径方向内
方で終わっており、この表面はその個所でシール表面で
ある円錐台形表面410に合わさる。シール400は、
金型の組み立て時にリムフランジ部分229から密に離
隔して並置される、半径方向に延びる表面418を有る
、。シール400はまた、表面418からシール400
の半径方向上部端面422との接合部分まで軸方向及び
半径方向外方に延びる円錐台形表面420をも有る、。
第9図において最も良く見られるように、下部金型部材
402上へとディスク及びリムのホイール半組立体22
−24が完全に着座した位置において、リムフランジ部
分229はシール400の円錐台形表面420とくさび
状係合を行っており、金型キャビティの外側周縁をシー
ルる、ようにこれを可撓的に圧縮る、。
金型充填操作の間に金型キャビティから空気を抜気る、
ために、シール400は表面418と円錐台形表面42
0の間のシールの周りに完全に延びる細い連続的なスロ
ワ) 424 (第10図)を有している。金型キャビ
ティと抜気用のこのスロット424との接合個所は、金
型の組み立て状態においてリムフランジ部分229の最
も半径方向外側の部分と一致る、ように位置決めされる
のが好ましく、これにより装飾的上張りの周縁部分40
が成形操作の後にこの端部上を外側へと延びるようにさ
れる。スロット424は、やはりシール4000周りに
完全に延びている環状の内部空気通路426内へと半径
方向外方に導かれる。シール400の例示的な実施例に
おいて、空気通路426はシール400の単一の外部抜
気通路428(第8図)と連通している。保持バンド2
42′はシールの抜気通路428と整合る、大きな開口
430を一つだけ有し、それにより空気通路426から
外部の大気中への空気の抜気をもたらしている。
金型抜気シール400の装置の操作において、金型キャ
ビティが膨張る、液状ウレタン反応混合物によって充填
されるにつれて、空気はキャビティの全周縁からスロッ
ト424を通って空気通路426内へと逃げ、次いで単
一の抜気孔428−430へと向けられて大気中に逃げ
る。金型キャビティが完全に充填された後にウレタンフ
オームが膨張を続けると、細い抜気用スロット424を
通って空気通路426へとウレタンフオームを押しやる
のに十分な圧力が生成される。最終的には、少量のウレ
タンフオームが外側の抜気通路428を通って押し出さ
れる。空気及びウレタンフオームの漏出を調節る、にお
いて、外側の抜気通路428の寸法取りとスロット42
4の幅が両方とも重要であることに注意すべきである。
最良の結果は、ホイールの半組立体の鋼製部材に対して
成形されている装飾的上張り26の容積及び形状に応じ
た実験的な試行錯誤により得られる。しかしながら、限
定的にではなく例示的に見て一つの実施例において、ス
ロット424は第9図の平面においてIIIIIIlの
高さ寸法を有し、金型キャビティとの接合個所から空気
通路426まで2mmの長さにわたって延びている。空
気通路426の円形断面の直径は7IIl[11であり
、ホイール組立体の軸線からの中央直径は370叩であ
る。
大気中への単一の抜気通路428の直径は1.5m[I
+であり、その長さは2關である。
金型が充填されウレタンが型離れに十分なだけ硬化した
後に、ホイール半組立体22−24は第12図に示すよ
うにして下部金型部材402から垂直に持ち上げられる
が、この図面においてはホイールの型離れの直ぐ後の二
つの部材が示されている。抜気されたウレタンフオーム
は、細いストリップ434によって外側周縁部分40に
接合されたリング432からなるばりとしてくっついた
ままとなっていることが注目される。ストリップ434
はスロット424により形成されたキャビティに対応し
、リング432は空気通路426により形成されたキャ
ビティに対応る、。シール4・00の弾性的な性質によ
り、ホイールが下部金型部材402から最初に上方に持
ち上げられるにつれ、空気通路426に捉えられていた
ばりリング432から生ずる力はシールの可撓性リップ
部分、即ちスロット424と円錐台形表面420、半径
方向上部端面422、及び空気通路426上部の外側表
面406の制限されていない部分により画定されるシー
ルの部分を変形る、。かくしてスロット424は開かれ
、ばりリング432 もまた僅かに圧縮されて、それに
よりリムフランジ端部229の金属表面又は装飾的上張
り26の周縁部分40から取れてしまうことなく、ばり
リング432が空気通路426及びスロット424から
取り去られることを可能ならしめる。かくして抜気用の
シール400は本質的に型離れ操作において自己清掃性
のものであり、即ちオペレーターは外側の単一の抜気孔
428−430を清掃ことしか必要でない。
型離れの後、硬化したホイールはV型ナイフ又は自動化
されたウォーターナイフによるトリミング操作により、
従来の方法でばり取りされる。このトリミングは所望な
らば、前述の所で先に触れた第11図に示す如き端部を
残すようにされる。かくして抜気用のシール400は、
抜気孔の清掃の簡易さ及び金型キャビティ空間に周縁方
向に連続る、抜気をもたらすという観点から、第1の実
施例の抜気用シール224よりも好ましいものである。
第12図から第13図を参照る、と、本発明の金型抜気
構造の第3の実施例が示されており、そこにおいてはシ
ール400に類似した形状の修正されたシール450で
あって同様に下部金型部材402上に設けられたものが
使用されている。しかしながら、トグルでクランプされ
る分断された保持バンドは孔の開いていないバンド24
2”をもたらすように修正されており、その限りでバン
ド242”を通る抜気は生じない。シール450はまた
、如何なる内部抜気キャビティ又は通路も持たず、完全
に自己清掃性であるという点において、シール400及
び224と異なっている。表面418と外側表面406
の間のシール450の部分は、表面418との接合個所
から丸みの付いた周縁端部454へとホイール軸線の軸
方向及び半径方向外方に傾斜る、円錐台形表面452を
もたらすように修正されている。円錐台形表面452は
好ましくはホイール軸線に対して30°の角度で傾斜し
ており、この表面452の周りに角度的に等しい間隔を
置いて配置された一連の抜気溝456(第13図)が備
えられている。一つの実施例において、抜気溝452は
2.5°の間隔で配置されており、表面418に対る、
抜気溝の下部末端において、この抜気溝は表面418に
平行に測定して0.508 mmの深さを有し、シール
450の周縁方向において約1.524 mmの幅であ
った。
第12図に見られるように、リムフランジ部分229の
外側表面は、第13図に示されている抜気溝456を閉
鎖又は圧搾閉塞る、ことなく、円錐台形表面452の半
径方向内側の表面に対して圧縮的に圧搾シールを行うよ
う構成されている。
ホイールリム22は付加的に、例えば下部金型部材40
20表面上に120°の間隔を置いて固定された3つの
鋼製ビン又はスペーサブロック(図示せず)の如きによ
り(シール450はこれらのブロックを受容る、よう適
宜切り欠きされている)何らかの適当な仕方で支持され
ており、シールの表面418に最も近いリムフランジ部
分229の外側自由端がこれらのブロック上に載置され
、また金型の閉鎖状態において0.50mm程度の所定
の距離だけ表面418から隔置されるようになっている
。かくして一つの例示的な実施例において、金型シール
450はおよそ114個の抜気溝456を有し、それに
より金型キャビティの実質的に連続的な周縁抜気系をも
たらしている。
抜気シール450を採用しているホイール成形装置の操
作において、金型充填操作の際に抜気溝456によって
提供される通路はリムの外側のタイヤビード保持フラン
ジの実質的に全周縁の周りの主金型キャビティから空気
を抜気し、リムの端部へのウレタン反応混合物の半径方
向外方への間断のない円滑な流れを可能ならしめ、ウレ
タンの膨張に先立って空気がこれらの多数の抜気孔45
6から大気中へと容易に追い出されることにより、成形
上の欠点なしに薄い断面の周縁部分40を形成る、こと
を可能にる、。充填操作が完了しウレタンフオームが硬
化反応に伴って膨張る、につれて、過剰のウレタンフオ
ームはシール表面418 とリムフランジ部分229、
の自由端の間ぺ、次いで抜気溝456内へと押しやられ
、最終的には第12図に示す如きほぼくさび形のばりリ
ング460として蓄積される。抜気溝456が型離れの
方向に開放しており、また抜気溝が傾斜していてそれに
よりこの抜気溝が表面418と周縁端部454の間のほ
ぼ半分のところでシール450の平滑な円錐台形表面4
62に融合しているという特徴により、抜気溝は型離れ
操作の間に自己清掃される。つまり、型離れを開始る、
のに十分なだけウレタン反応混合物が硬化した後に、下
部金型部材402からホイール20を分離(第12図で
見て垂直方向上方への)る、ことは、その時点でリムフ
ランジ部分229の外側表面にくっついているばりリン
グ460がそこにしがみついたままで表面418及び円
錐台形表面452並びに抜気溝の側面及び底壁から綺麗
に開裂して剥ぎ取られるようにし、成形操作の間にウレ
タンフオームに露出されるシール表面にばりが何も残ら
ないようにる、。型離れ操作の後に、前述した適当なナ
イフトリミング作業の如きによって、残余のばりがまた
ホイール表面から除かれる。しかしながらシール450
の実施例においては、抜気孔の清掃作業は製造サイクル
から除去される。
シール450並びに前述したシール400.224及び
224′のシリコーン材料は型離れを容易にる、のに役
立つことが理解されよう。それでもなお、所望の場合に
は従来の離型剤をウレタン反応混合物に露出される周縁
シールの表面上にスプレーし、型離れ及びシールからの
ばり取りを容易ならしめることができる。
「全面」のrPOLYcAsT Jホイールを薄い断面
の周縁部分40を備えて製造る、ための本発明の抜気シ
ール構造の第4の実施例が第14図に示されている。こ
の実施例においては、修正された下部金型部材502に
関連してさらに修正された周縁抜気用のシール500が
提供されている。シール500はこの場合もシリコーン
ゴムのような可撓性材料から作成されており、全体的に
見ると下部金型部材502上に設けられた平坦な着座表
面506上に着座る、よう構成された平坦な底壁504
を有る、環状リングの形状を有る、。シール500は切
欠508を有していて、下部金型部材502に対してキ
ャップねじ512 により固定されるクランプリング5
10を受容し、それによりシール500を下部金型部材
502上に着脱可能にクランプる、ようになっている。
クランブリング510の下側にあるシール500の部分
514の厚みは、シール500のリム係合シール部分5
16の厚みの約半分である。シール部分516の半径方
向内側の周縁は傾斜表面518を有し、これは金型の閉
鎖状態において、ここに例示した典型的な用例において
約0.5mmである所定の締まりばめでもってリムフラ
ンジ部分229と可撓的且つ弾性的に圧縮係合る、よう
構成されている。
下部金型部材502には、リムフランジ部分229の半
径方向外方においてシール500のシール部分516の
下側にある環状の溝状通路520が設けられている。通
路520は、やはり下部金型部材502の上部表面に形
成されている半径方向外方に延びる一連の溝522によ
って、主金型キャビティと連通している。好ましくは一
つの実施例において、各々の溝522は幅l mmで深
さ1耶であり、また溝522は例えば中心角5°でもっ
て金型キャビティの周縁に等しく角度的に離隔されて形
成され、かくして一つの実施例においては合計で72個
の溝522が提供される。
シール500の作用であるが、金型充填操作の間にウレ
タン反応混合物は外方へと流れてまず薄い断面の周縁部
分40を形成し、次いでホイールリムの端部を越えてさ
らに外側へと継続して流れ、過剰のウレタンフオームは
溝522を介して通路520に至る。キャピテイ内の空
気は通路520を介してウレタンフオームを前進させる
に先立って、通路520と整合る、ようシール500の
シール部分516に設けられた漏斗形の大気中への抜気
開口524を通って追い出される。成形操作の完了時に
は、ばりは通路520及び抜気開口524を埋めること
になる。
型離れに際して、通路520に形成されたばりリング5
26はホイールと共に上方に引き上げられ、このばりリ
ング526は硬化の間に溝522内で成形されたストリ
ング528によってウレタン製の周縁部分40に対して
一体に結合している。
この剥離作用はシール500のシール部分516を第1
4図で見て矢印530の方向にヒンジ状の動きで上方へ
と撓ませるようにし、それによりばりリング526がホ
イールと共に上方へと持ち上げられるに際して、金型か
らばりリング526を離脱させる。抜気開口524に捉
えられたばりの部分は、ばりリング526の上面とシー
ル500の底壁504の接合個所において、型離れ操作
に際して破断し又は剪断される。この実施例のシール5
00はかくして下部金型部材502に関して自己清掃能
を持ち、各成形操作の後にただ一つの抜気開口524を
清掃る、ことを必要とる、だけである。抜気開口524
に形成される漏斗形のボッドは、成形操作の後にこれを
シールから比較的簡単に飛び出させうる形状を有してい
る。残ったばりリング526及びこれに付属る、ストリ
ング528は、この場合も適当な自動化されたナイフト
リミング作業によってホイール表面から削り取られ、か
くして周縁部分40の外側周縁は、所望ならばリムフラ
ンジ部分229の外側周縁と融合る、僅かに面取りされ
た表面を有る、ことができる。
第15図は「全面」のr POLYCAST Jホイー
ルを薄い断面の周縁部分40を備えて製造る、ための本
発明の抜気シール構造の第5の実施例を示している。第
14図の実施例に幾らか似ているこの実施例においては
、修正された下部金型部材602及び関連る、支持ブロ
ック604、シール担持リング606及びクランブリン
グ608 に関連して、またさらに修正された周縁抜気
用シール600が備えられている。
下部金型部材602には、第1図から第4図に関連して
記載された成形表面230a及び230bに類似の金型
キャビティ画定表面610及び612が備えられている
。しかしながら、下部金型部材602は下部金型部材4
02と同様にその外側周縁が切り取られており、表面6
12の下端と円筒形の外側周縁表面616との接合個所
との間を下方に延びる、上方に外方へと傾斜した円錐台
形のショルダー表面614を備えている。少なくとも3
個の数がある一連の支持ブロック604は外側周縁表面
6160周りで等しい環状方向の間隔を置いて隔置され
ており、また溶接又は固定具(図示せず)の如き適当な
手段によってそこに固定されている。各々の支持ブロッ
ク604は、シール担持リング606を調節可能に支持
しまたショルダー表面614に対して付勢る、ために、
ねじ620をねじ込んで受容る、螺刻された垂直貫通孔
618を有している。
シール担持リング606は好ましくは鋼製の剛性リング
として製造され、下部金型部材602のショルダー表面
614と合う面取りされた縁部622を有している。シ
ール担持リング606は、下部金型部材602の軸線及
び成形装置内のホイール200部分に対して半径方向を
なす平面に延びる、精密研削された環状の平坦表面62
4を有している。この平坦表面624は、表面612と
の直角接合個所からばり受容溝まで半径方向外方に延び
ている。この溝は通路520と類似であり、上端が平坦
表面624と同一平面にある軸方向に延びる円筒状表面
630とアール628を介して交わる45°の円錐台形
表面626によって画定されている。シール担持リング
606はかくして、平坦表面624が表面612及び6
10と共に下部金型部材の最も外側の周縁金型キャビテ
ィを画定る、ように配置されており、これがリムフラン
ジ部分227の外側表面及びリムフランジ部分229の
自由端と協働して、金型キャビティの最も外側の周縁表
面の画定を完了る、ことが看取される。
シール600は幾らかシール500に似ており、この場
合もシリコーンゴムのような可撓性の材料から作成され
ていて、リングの軸線に対して75゛傾斜してシール担
持リング606上に形成された円錐台形の着座表面63
6上に着座る、よう構成された平坦な底面634を有る
、、全体として環状のリングの形態を有している。シー
ル600は比較的薄い外側周縁部分638を有し、これ
はシール500の部分514と同様に、シール担持リン
グ606上へとシール600を着脱可能にクランプる、
ようこのシール担持リング606にキャップねじ640
によって固定された、相補的な輪郭を有る、クランプリ
ング608の下側にある。シール600はまた、シール
600の半径方向内側の周縁を画定る、傾斜表面646
を有る、、比較的厚いリム係合部分642をも有してい
る。下部金型部材602上にホイール20を組み付ける
前の自由な状態のシール600について、リム係合部分
642はその底面634が偏向されずに、即ち第15図
のシール600の点線の位置により示されるようにして
平坦表面624及び溝626−630から離れて傾斜し
て配置されることに着目すべきである。
傾斜表面646はこの位置において、金型閉鎖状態にお
いてここに例示した典型的な用例では約0.5諏である
所定の締まりばめでもって、リムフランジ部分229に
より圧縮状態で可撓的且つ弾性的に係合されるよう構成
されている。
かくしてこの実施例のシール600の作用については、
下部金型部材602上にホイール20が固定されている
場合にはリムフランジ部分229がシール600の傾斜
表面646に係合してこれを僅かに圧縮し、次いでシー
ルのリム係合部分642を第15図に実線で示した位置
へと下方に(第15図で見て)押しやり、この場合に底
面634はその半径方向内側の端部で平坦表面624に
対して押されて平坦となり、かくしてシール600が溝
626−630を閉鎖る、ことになる。シールの底面6
34には、傾斜表面646と底面634の内端接合個所
から円錐台形表面624の最も半径方向外側の端部を越
えて外方へと半径方向に延びる一連の半径方向の抜気溝
648が備えられて、ばり用の溝との連通がもたらされ
る。一つの実施例において、抜気溝648は中心角5°
でもって等しく離隔されており、深さが0.79mm 
(1/32インチ)であり金型の軸線に対る、半径方向
における長さが3.97 mm (5/32 インチ)
である。シール600のリム係合部分642(第15図
のリム係合部分642の実線位置に示す)には一つ又は
それ以上の漏斗形波気孔650が備えられて、溝626
−630を外側の大気中へと抜気る、。
ホイール20及び下部、金型部材602が第15図のよ
うに固定されて、それによりシール600が第15図の
実線で示す位置へと偏向されたとる、と、金型充填操作
の間にウレタン反応混合物は最初に外方へと流れて薄い
断面の周縁部分40を形成し、次いでホイールのリムフ
ランジ部分229を越えてさらに外方へと続けて流れ、
過剰のウレタンフオームは抜気溝648を介して溝通路
626−630内へと流れ込む。キャビティ内の空気は
溝通路626−630を介してウレタンフオームを前進
させるに先立って、抜気孔650を通って外側の大気中
へと追い出される。金型充填操作の完了時には、ばりは
溝及び抜気孔を埋めることになる。
第15図の実施例においては、リムフランジ部分227
はリムフランジ部分229の最も外側の自由端660が
平坦表面624に接触して示されていることが注目され
る。しかしながら理解されるべきことは、平坦表面62
4は精密切削された真に平坦な表面であるが、ホイール
リムの自由端660については同じことは言えないとい
うことである。むしろ、通常の製造上の不規則性や外側
リムフランジの自由端について許された比較的大きな側
方への振れの許容誤差のゆえに、最も外側のリムの自由
端660は平面からずれ、またホイールの軸線方向にお
けるこのリムフランジの自由端の名目上の平面位置から
の典型的な公差変動のゆえに、ホイールリムの周りの周
縁方向に起伏のある経路を画定る、のである。従ってホ
イール20が下部金型部材602及びこれに関連る、シ
ール担持リング606 に対してきつく固定された場合
であっても、リムの自由端660と平坦表面624の間
には、リムフランジ部分227の周りで周縁方向に離隔
された間隙が残ることになる。この実施例により表され
ているように本発明によれば、これらの不可避的な着座
間隙は金型キャビティの周縁抜気開口として機能る、に
十分なものであり、これらの間隙は金型へのウレタンフ
オームの充填に先立って空気を適切に抜気して薄い周縁
部分40及び40aにおけるウレタン反応物質の成形欠
陥を防止る、だけの十分な流動断面積を有していること
が見出された。ウレタンはまたこれらの周縁方向に離隔
された着座間隙を通って流れ、そして硬化の後には、周
縁部分40aと溝626−630に形成されたばりリン
グ6520間を接続る、部分を形成る、。
型離れの際に、ばりリング652はホイールと共に上方
に持ち上げられる。この剥ぎ取り作用はシール600の
リム係合部分642がヒンジ状動作により上方へと偏向
(第15図に示された溝を閉鎖している実線の位置から
第15図に示した自由状態の点線の位置まで)されるよ
うにし、それにより前述したシール500の作用と同様
にして、ばりリング652がホイールと共に上方へと持
ち上げられるにつれてこのばりリング652を金型から
離脱せしめる。抜気孔650に捉えられているばりの部
分は、型離れ操作の間にシール600の底面634にお
いてばりリング652の上面との接合個所で破断又は剪
断される。
この実施例のシール600はかくして先の実施例のシー
ル500と同様に下部金型部材602及び関連る、シー
ル担持リング606 に関して自己清掃能を持ち、各成
形操作の後にただ一つの抜気孔650を清掃る、ことを
必要とる、だけである。
この場合にも、抜気孔650に形成される漏斗形のばり
は、成形操作の後にこれをシールから比較的簡単に飛び
出させうる形状を有している。
残ったばりリング652及び抜気溝648内及びその周
囲の前述したリム着座間隙部分に形成されたこれに付属
る、部分は、この場合も適当なナイフトリミング作業に
よってホイールから削り取られる。周縁部分40aの外
側周縁は金型の平坦表面624によって画定された半径
方向表面を有し、この表面はリムの自由端660との接
合個所において、ホイールの軸線方向に見て実質的にゼ
ロの厚み(自由端660が平坦表面624に接触る、)
からこのリムフランジ部分229の形成に際して生ずる
最大の横方向公差変動により定まる厚みまでにわたって
、自由端660の周囲で厚みが変化る、。従って、ばつ
を自由端6600半径方向外方へと剥がすことは、単純
なナイフトリミング作業により、或いは単にばりリング
652をホイールのリム端部に関して軸方向内方へと引
っ張って、間隙に形成された接続部分を剪断る、ことに
よってさえ、非常に簡単に達成できる。
第15図の実施例については、平坦表面624において
形成されるウレタン表面は、表面610及び612に対
して成形されるウレタンと同様に、これらの成形表面に
対る、ウレタン反応混合物の自己スキンニング作用のゆ
えにより密度が高く且つ非孔性であることもまた理解さ
れるであろう。従って仕上げられたホイールは、汚れが
なく且つ欠如のない装飾的なプラスチック表面の外側表
面を有し、型態れによって引き起こされる自己スキンニ
ング表面の貫通は、あったとしてもごく僅かである。表
面に成形されたウレタンの装飾的上張りによって与えら
れる所望の「全面」外観はかくして高揚され、ホイール
の半径方向外方へと最大化されるが、リムフランジ部分
227の半径方向外側の表面には如何なるウレタン反応
混合物も残存しない。
勿論、リムの自由端660と平坦表面624との間で3
60°にわたる全周接触が生ずることも可能性としては
あるが、リムの圧延成形の後にリムの自由端660上に
真の機械加工操作が行われるのでなければ、これは実際
上は非常に生じにくい状態である。しかしながら、ある
所与のホイールタイプについてこの完全着座状態が予期
されるのであれば、リムの自由端660は成形操作を施
される。この成形操作では適当なうね付け工具(図示せ
ず)が採用されて自由端660をその一部または全周縁
範囲について僅かに冷間加工し、それによりこのうね付
け工具の歯によって交互に形成される隆起及び谷間によ
って画定される半径方向に延びる一連の浅い溝(図示せ
ず)を形成る、。リムの自由端660におけるこのよう
なうね付けされた溝は、ホイール20がホイールの周方
向に自由端660に沿う横方向の振れ公差変動がゼロの
状態で形成されるという稀な場合に、所定の最小限の空
気抜気用流れ断面が備えられることを確実ならしめる。
〔発胡の効果〕
以上の説明から、前述した抜気シールの実施例224.
400.450.500及び600の各々が、鋼製のホ
イールフランジをカバーして「全面」外観を達成る、欠
如のない薄い断面のプラスチック製周縁部分を備えてr
POLYcAsT Jホイール構造を製造る、ことを可
能ならしめることが明らかとなろう。本発明の抜気シー
ルシステムでは、リムフランジの端部におけるホイール
の金型キャビティの外側周縁は、信頼性があり首尾一貫
しており経済的なベースでもって捉えられた空気を確実
に解放し得ると共に後の注入に際して開いたままとされ
得る抜気構造により、成形操作の間の望ましくないウレ
タンフオームの漏出に対してシールされている。抜気さ
れたウレタンフオームのばりは、鋼製のリムに対して付
着している装飾的なウレタン製の上張りから容易にトリ
ミングる、ことができ、かくして従来技術の構造よりも
より材料が少なく重量が軽い、満足の行く外観を有る、
滑らかで綺麗なフランジを備えたスタイル化ホイールを
製造る、ことができる。
上述の説明からまた、本発明の改良型の金属−エラスト
マー複合スタイル化ホイール構造が、貫通して流れる換
気空気を犠牲にる、ことなしに、より数が多く寸法が小
さくまた形状が種々異なる外側の抜気用ポケットをホイ
ールの外側表面の外側周縁のより近くに配置る、ことを
可能ならしめることにより、ホイールのデザイナ−にと
ってのスタイリングの多様性を増大せしめることが明ら
かである。本発明の改良型のホイール構造はまた、エラ
ストマー材料製の完全な上張りでもって、ホイールの外
側表面上に真の「全面」外観をもたらすことを可能なら
しめる。この特徴は、機能的及びスタイリング的な両方
の観点から見て、装飾的なホイール表面により大きな直
径のポケット円を設けることと協働る、ものであり、標
準的な設計のホイールおもりの使用を可能にる、と共に
補助トリムリングの必要性を排除る、。
本発明はまた、前述した課題を満足る、と共に、金型キ
ャビティを射出充填る、のに要る、時間を増大させるこ
となしに結果的に製造コスト及び材料費をより少なくさ
せる、改良型の成形装置及び改良型のホイール構造を構
成る、方法を提供る、ことが明らかであろう。
さらに理解されるべきことは、以上の説明及び添付図面
は本発明の種々の上首尾の実施例を詳細に記載し図示し
ているが、本発明が関連る、技術分野における当業者に
は、本明細書の開示は構造的な多くの設計変更例や、本
発明の思想及び範囲から逸脱る、ことなく大きく異なる
実施例や適用例を示唆していることである。例えば、第
1の実施例の抜気シール構造は、従来技術である前述し
た米国特許の非分断コア構造を採用しながら、ホイール
の外側表面上に完全な「全面」装飾的エラストマー製上
張りを得るために利用る、ことができる。第2の実施例
に示されているように、従来技術の如く外側リムフラン
ジに対して留められてトリムリングによってカバーされ
る標準の鋼製ホイール釣り合いおもりを使用る、ことが
望ましい場合には、本発明の分断コア金型構造を採用し
つつも、全面よりも小さな金型を利用る、ことにより、
外側表面のポケットはホイールの外側表面上においてさ
らに半径方向外方へと動かすことができる。
従って本発明は、添付の特許請求の範囲及び適用可能な
従来技術によってのみ限定されることが意図されるもの
である。
最後に理解の便宜に資る、ため本発明の要約を記すと、
本発明は外側表面に対して永久的に接着又は固定された
プラスチック製の上張り本体によって形成される三次元
的に輪郭付けられた装飾的な外側表面を備えた改良型の
金属−エラストマー複合スタイル化乗用車用ホイールと
、かかるホイールを構成る、ための改良型の成形装置及
び方法である。プラスチック製の上張り本体は半径方向
にずれて軸方向に重なり合った関係で内側ポケットの環
状列に対して配置される外側ポケットの環状列を有し、
内側ポケットの環状列はディスクの抜気開口と整合して
いて、ブレーキの換気のためのホイールを通る空気通路
を提供している。外側ポケットは好ましくはホイールの
中心から半径方向に離れてホイールリムに近く配置され
、またホイールに全面外観をもたらすように、比較的薄
い断面のプラスチック材料が外側リムフランジ上に重な
って成形される。本発明の方法及び装置においては、金
型キャビティには周縁に空気用の抜気孔が設けられ、金
型キャビティの外側周縁に隣接して薄い断面の成形を行
うことを可能ならしめる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に従って製造された鋼及びプ
ラスチックの複合ホイール構造の外側表面の部分垂直立
面図である。 第2図は、ディスク及びリムの半組立体に対して組み立
て時に並置され、本発明の分断コア及びホイール周縁シ
ール金型構造の第1の実施例が備えられた本発明の装置
の上部及び下部金型部材を共に示した、第1図の2−2
線に沿って取った垂直断面図である。 第3図は第2図の「■」で示した楕円内における、第2
図の一部の部分拡大断面図である。 第4図は第2図及び第3図に示す如き外側周縁シールの
一部を第3図の4−4線の矢印の方向に見た部分立面図
である。 第5図は、ディスク及びリムの半組立体に対して組み立
て時に並置され、本発明の分断コア金型構造の第2の実
施例が備えられた本発明の装置の上部及び下部金型部材
の第2の実施例を共に示した、部分的に第7図の5−5
線上で取った第2図の断面図に類似の垂直断面図である
。 第6図は第5図の実施例の分断コア構造の一部の部分分
解組み立て斜視図である。 第7図は本発明の第2の実施例に従って製造された鋼及
びプラスチック複合ホイール構造の外側表面の部分垂直
立面図である。 第8図は、下側金型部材上に着座している鋼製のリム及
びディスク半組立体を示す、リム及びディスク半組立体
の内側を上部から見た本発明の外側周縁シール構造の第
2の実施例を第9図の8−8線上で取った部分断面部分
垂直立面図である。 第9図は成形充填操作の完了後におけるウレタン材料の
装飾的な上張りと共に示す、第8図の9−9線上で取っ
た部分垂直断面図である。 第10図は型離れ操作の間において下側金型部材から垂
直方向に分離され、飾り装飾上張り本体が接着された鋼
製のディスク及びリムホイール半組立体を示す、第9図
に類似の僅かに拡大された部分垂直断面図である。 第11図は最終的なトリミング操作の完了の後の、装飾
的なウレタン本体材料が接着されているホイールリムの
外側タイヤビード保持フランジの大きく拡大された部分
断面図である。 第12図は成形充填操作の完了の後の、本発明の周縁抜
気シール構造の第3の実施例の拡大部分垂直断面図であ
る。 第13図は第12図の13−13線上で取った部分水平
断面図である。 第14図は本発明の抜気シール構造の第4の実施例を示
す部分垂直断面図である。 第15図は本発明の抜気シール構造の第5の実施例を示
す部分垂直断面図である。 20・ ホイール  22−  リム  24・ディス
ク26−・上張り  28  ボルト孔 30・中央開口  32−抜気孔 34−・環状部分・・36  外側表面4〇−周縁部分
  42・外側ポケット44・内側ポケット  45・
 ウィンドウ開口200  成形装置 202−・下部
金型部材206・上部金型部材 214  ボルト孔環
状列224  シール 226・タイヤビード保持フラ
ンジ227、229リムフランジ部分 230・−成形
表面234−環状内側シール 242−・−バンド31
2−漏斗 330・・外側ポケットコア332・・・内
側ポケットコア 334−傾斜表面340・・・切欠 
400−・シール 402・下部金型部材 426・−空気通路428−・
抜気通路 452  抜気溝460−・ばりリング 5
00・シール502・下部金型部材 5061着座表面
510−クランプリング 518・傾斜表面520・−
・・通路 522・・溝 524  抜気開口526−
・−ばりリング 600  シール602−・下部金型
部材 608  クランプリング624−・−平坦表面
 636・着座表面646−傾斜表面 648−抜気溝
 650  抜気孔651・−ばりリング 660.自
由端出願人代理人  古 谷   馨 同  溝部米産 同  古谷 聡 FIG 2 FIG、5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スタイル化された複合ホィールの成形装置であって
    、空気タイヤがリム上に装着された場合に路上用金属製
    ホィールとして使用可能な金属製のディスクとリムの半
    組立体からなる中間金型部材と、前記ディスクがそれを
    貫通する空気抜気開口の環状列を有すること、前記成形
    装置の閉鎖状態においてディスクの中心の半径方向外方
    で前記金属製ホィールの環状部分に対してシール係合す
    る環状リップを有する下部金型部材と、前記下部金型部
    材が複合ホィールのプラスチック製本体の外側表面に装
    飾的輪郭形状を与える金型キャビティ表面を有すること
    、前記金型キャビティ表面が前記閉鎖状態において前記
    中間金型部材の外側表面の少なくとも一部と共に前記中
    間金型部材の外側表面に軸線方向に隣接する金型キャビ
    ティを画定すること、及び前記閉鎖状態において前記中
    間金型部材の内側表面に対して着座して前記中間金型部
    材を前記下部金型部材との前記シール係合へと付勢する
    クランプと、前記成形装置を開いて前記中間金型部材を
    前記クランプ及び下部金型部材から取り出すべく前記中
    間金型部材と前記下部金型部材が軸線方向に相互に分離
    可能であることからなる装置において、前記クランプが
    前記成形装置の閉鎖状態において前記ディスクの抜気開
    口を通って前記金型キャビティ内へと突出すべく前記抜
    気開口と個々に整合するよう構成された内側ポケットコ
    アを含み、前記下部金型部材が前記閉鎖状態において前
    記内側ポケットコアに対して半径方向外方にずれ且つ軸
    線方向に重なり合った関係で並置された外側ポケットコ
    アを含み、前記内側及び外側のポケットコアが協働して
    前記金型キャビティに半径方向にずれた空気通路コアの
    対の環状列を画定することを特徴とする装置。 2 前記ディスクの抜気開口の環状例が前記ディスクの
    外側周縁に隣接して配置され、前記クランプが前記ディ
    スクの内側表面上に重なって前記成形装置の閉鎖状態に
    おいて前記抜気開口を取り囲むよう構成された弾性シー
    ルを有し、前記シールがこれを貫通して前記内側ポケッ
    トコアを個々に受容する開口を有する、請求項1に記載
    の装置。 3 前記外側ポケットコアが剛性材料から作成され前記
    内側ポケットコアが耐熱性弾性材料から作成され、前記
    内側及び外側のポケットコアが前記成形装置の閉鎖状態
    において軸線方向に重なり合う並置係合表面を有する、
    請求項1記載の装置。 4 前記内側及び外側のポケットコアの前記並置係合表
    面がホィールに対して外側方向へと半径方向内方に傾斜
    しており、前記並置係合表面のところで前記内側及び外
    側のポケットコアの間にくさび状の係合をもたらして、
    前記成形装置が閉鎖されるに際して前記内側ポケットの
    シールの撓みを生ぜしめる、請求項3記載の装置。 5 前記内側及び外側のポケットコアが前記並置係合表
    面に形成された組み合い且つ整合している切欠及びスロ
    ットを有し、前記成形装置の閉鎖状態において金型キャ
    ビティの周縁方向の動きに対して前記弾性の内側ポケッ
    トコアを固定する、請求項4記載の装置。 6 スタイル化された複合ホィールの成形装置であって
    、空気タイヤがリム上に装着された場合に路上用金属製
    ホィールとして使用可能な金属製のディスクとリムの半
    組立体からなる中間金型部材と、前記成形装置の閉鎖状
    態においてディスクの中心の半径方向外方で前記金属製
    ホィールの環状部分に対してシール係合する環状シール
    を有する下部金型部材と、前記下部金型部材が複合ホィ
    ールのプラスチック製本体の外側表面に装飾的輪郭形状
    を与える金型キャビティ表面を有すること、前記金型キ
    ャビティ表面が前記閉鎖状態において前記中間金型部材
    の外側表面の少なくとも一部と共に前記中間金型部材の
    外側表面に軸線方向に隣接する前記プラスチック製本体
    の成形用の金型キャビティを画定すること、及び前記閉
    鎖状態において前記ディスクの内側表面に対して着座し
    て前記中間金型部材を前記下部金型部材との前記シール
    係合へと付勢するクランプと、前記成形装置を開いて前
    記中間金型部材を前記クランプ及び下部金型部材から取
    り出すべく前記中間金型部材と前記下部金型部材が軸線
    方向に相互に分離可能であることからなる装置において
    、前記環状シールが前記下部金型部材上に設けられ且つ
    前記成形装置の閉鎖状態において前記金属製のディスク
    とリムの半組立体の前記リムの周縁方向に連続する環状
    表面としっかりと弾性的に締まり係合するよう構成され
    た内側周縁表面を有する周縁方向に連続する環状弾性シ
    ール部材を含む金型キャビティ画定環状シールを前記金
    型キャビティの最も外側の周縁に隣接して含み、前記環
    状シールが前記閉鎖状態において前記金型キャビティの
    最も外側の周縁と外側の大気との間に空気抜気連通をも
    たらす空気抜気通路を有しており、前記空気抜気通路が
    前記金型キャビティ内における前記プラスチック製本体
    の成形において用いられるウレタン反応混合物、射出成
    形圧力、ゲル化及び硬化時間と協働する所定の流れ断面
    の部分を有しており、前記空気抜気通路を通る流れを阻
    止するよう使用可能な固化したばりが大体前記金型キャ
    ビティが充填される時までに前記空気抜気通路に形成さ
    れるまで前記空気抜気通路を通る前記金型キャビティか
    らのウレタン反応混合物の当初の流れを制限することを
    特徴とする装置。 7 前記リムが前記ディスクとリムの半組立体の外側周
    縁を画定するほぼ軸方向に延びる自由端部分を有する外
    側タイヤビード保持フランジを有し、前記タイヤビード
    保持フランジの前記自由端の半径方向外側を向いた表面
    が前記環状シール部材と摺動シール係合するリム表面を
    画定し、前記下部金型部材の金型キャビティ表面が前記
    タイヤビード保持フランジの近傍において該タイヤビー
    ド保持フランジに比較的密に近接してその外側表面に並
    置される金型キャビティ表面を画定する輪郭形状を有し
    、前記タイヤビード保持フランジに接着する前記プラス
    チック製本体の部分が比較的薄い断面を有するようにさ
    れる、請求項6記載の装置。 8 前記空気抜気通路が前記外側のタイヤビード保持フ
    ランジと前記下部金型部材の前記並置される外側金型キ
    ャビティ表面の間で前記金型キャビティの最も半径方向
    外側の部分と連通するよう配置されている、請求項7記
    載の装置。 9 前記環状シールの前記空気抜気通路が、前記空気抜
    気通路の上流部分から延びる制限オリフィス通路と、拡
    開末端において外側の大気へと露出され細い端部におい
    て前記オリフィス通路と連通している円錐形状の上部か
    らなるほぼ漏斗形状の大気中への抜気孔を含む、請求項
    8記載の装置。 10 前記環状シールが、前記下部金型部材上に設けら
    れ且つ前記弾性シール部材を取り巻いて前記成形装置の
    閉鎖状態においてリムフランジに関しての前記弾性シー
    ル部材の張力可変バックアップ把持力を与える分割され
    た保持バンドを含む、請求項8記載の装置。 11 前記空気抜気通路が前記弾性シール部材の周縁で
    周方向に離隔された関係で前記弾性シール部材を通って
    軸線方向に延びる複数の空気抜気通路からなり、その各
    々がほぼ漏斗形状の大気中への抜気孔からなり、該抜気
    孔が前記弾性シール部材の内側周縁表面からホィールに
    関して半径方向外方へと延びる制限オリフィス通路と、
    拡開末端において外側の大気へと露出され細い端部にお
    いて前記オリフィス通路と連通していて抜気孔の残余の
    部分を形成している円錐形状の上部を有する、請求項8
    記載の装置。 12 前記空気抜気通路が前記弾性シール部材より内側
    に配置された周縁方向に連続する環状通路と、前記成形
    装置の外側で前記環状通路を周囲の大気と連通させる大
    気抜気開口と、前記環状通路を前記外側のタイヤビード
    保持フランジと前記下部金型部材の並置された外側金型
    キャビティ表面の間で前記金型キャビティの最も半径方
    向外側の部分と連通させる流れ制限溝からなる、請求項
    8記載の装置。 13 前記制限溝は前記弾性シール部材の周縁方向に連
    続する細いスロットからなる、請求項12記載の装置。 14 前記環状シール部材は前記外側のタイヤビード保
    持フランジに並置されてこれと締まり係合を画成すると
    共に前記環状通路及び制限溝の一部を画定し且つ前記成
    形装置の閉鎖状態においてホィールに関して前記タイヤ
    ビード保持フランジの軸線方向内方に配置される可撓性
    部分を有し、前記環状シール部材の前記可撓性部分は前
    記下部金型部材からの前記中間金型部材の分離に際して
    屈曲し成形操作の間に前記環状通路に形成された環状の
    ばりリングを離脱させるよう使用可能である、請求項1
    3記載の装置。 15 前記環状シールが前記下部金型部材上に設けられ
    且つ前記弾性シール部材を取り巻いて前記成形装置の閉
    鎖状態においてリムフランジに関しての前記弾性シール
    部材の張力可変バックアップ把持力を与える保持バンド
    を含み、前記保持バンドが前記弾性シール部材の内側端
    部より軸線方向外側に配置された前記ホィールに関して
    内側の端部を有し、ホィールの軸線方向に延びると共に
    前記外側のタイヤビード保持フランジの最も半径方向外
    側の部分に対して接する架空の円筒の接線交差部分に対
    して前記バンドの前記内側端部が前記ホィールのほぼ半
    径方向に整列していて、金型分離操作に際して前記弾性
    シール部材の前記可撓性部分をヒンジ状動作で屈曲せし
    め、前記シール部材は前記内側端部により制限されたま
    まで前記環状のばりリングを前記環状通路及び前記弾性
    シール部材から離脱させるのを助ける、請求項14記載
    の装置。 16 前記空気抜気通路は前記弾性シール部材の前記内
    側周縁表面に形成された複数の抜気溝からなり、前記金
    型キャビティの最も半径方向外側の部分から前記シール
    部材の周縁表面に係合している前記タイヤビード保持フ
    ランジの前記部分を越えて外側の周囲大気中へと延びて
    おり、成形操作の完了に際して前記抜気溝に形成された
    プラスチックのばりが前記金型分離操作に際して前記タ
    イヤビード保持フランジに保持されたまま前記溝から容
    易に離脱されるように、前記溝の各々は前記下部金型部
    材からの前記中間金型部材の分離の方向に開放している
    、請求項8記載の装置。 17 前記弾性シール部材の前記内側周縁表面は前記成
    形装置の閉鎖状態において前記リムフランジから漸次離
    れていくように前記ホィールに関して内側方向に半径方
    向外方へと傾斜してばり蓄積空間を画定し、前記抜気溝
    は前記ばり蓄積空間内へと開口している、請求項16記
    載の装置。 18 前記抜気溝の各々は、一端で最も深くなって前記
    金型キャビティの最も半径方向外側の部分と連通すると
    共に前記ばり蓄積空間に隣接する前記内側周縁表面に沿
    って深さが減少する底壁を有し、前記溝の前記底壁は前
    記溝の他端において前記内側周縁表面の内側端部の手前
    で前記内側周縁表面と融合する、請求項17記載の装置
    。 19 前記溝の各々は前記シール部材の周縁方向におい
    て幅約1mmであり、前記溝の前記一端において深さ約
    0.5mmであり、前記溝はホィールリムの周縁の周り
    でほぼ2.5°の等しい角度的な間隔で配置されている
    、請求項18記載の装置。 20 前記環状シールは前記リムフランジの半径方向外
    方において前記下部金型部材に配置され前記下部金型部
    材からの前記中間金型部材の分離の方向に開放している
    環状溝と、前記下部金型部材に形成されて前記金型キャ
    ビティの最も半径方向外側の部分と前記環状溝の間を半
    径方向に延びると共に前記下部金型部材からの前記中間
    金型部材の分離の方向において開放している制限溝を含
    み、前記弾性シール部材は最も半径方向外側の部分にお
    いて前記下部金型部材に保持される固定部分と該固定部
    分の半径方向内側の可撓性ヒンジ部分とを有する環状リ
    ングを含み、前記シール部材の前記内側周縁表面は前記
    シール部材の前記可撓性ヒンジ部分上に形成され、前記
    可撓性ヒンジ部分は前記成形装置の閉鎖状態において前
    記下部金型部材の前記環状溝及び制限溝上に重なってこ
    れらを閉鎖し、前記弾性シール部材の前記ヒンジ部分は
    前記環状溝を外部の周囲大気と連通させる抜気通路を有
    しており、前記環状溝に蓄積されたプラスチックのばり
    は金型の分離に際して前記環状溝から離脱され前記シー
    ル部材の前記ヒンジ部分は前記下部金型部材から離れる
    よう屈曲して前記リムフランジに付着したままでの前記
    ばりの離脱除去を容易ならしめる、請求項8記載の装置
    。 21 前記下部金型部材の前記制限溝はリムフランジの
    周りに等しい間隔で離隔された複数の周縁方向に隔置さ
    れた溝からなる、請求項20記載の装置。 22 前記ディスクはそれを貫通する空気抜気開口の環
    状列を有し、前記クランプは前記閉鎖状態において前記
    金型キャビティ内へと前記抜気開口を通って突出すべく
    前記ディスクの抜気開口と個々に整合するよう構成され
    た内側ポケットコアを含み、前記下部金型部材は前記閉
    鎖状態において前記内側ポケットコアに対して半径方向
    外方にずれ且つ軸線方向に重なり合った関係で並置され
    た外側ポケットコアを含み、前記内側及び外側のポケッ
    トコアが協働して前記金型キャビティに半径方向にずれ
    た空気通路コアの対の環状列を画定する、請求項7記載
    の装置。 23 前記ディスクの抜気開口の環状例が前記ディスク
    の外側周縁に隣接して配置され、前記クランプが前記デ
    ィスクの内側表面上に重なって前記成形装置の閉鎖状態
    において前記抜気開口を取り囲むよう構成された弾性シ
    ールを有し、前記シールがこれを貫通して前記内側ポケ
    ットコアを個々に受容する開口を有する、請求項22に
    記載の装置。 24 前記外側ポケットコアが剛性材料から作成され前
    記内側ポケットコアが耐熱性弾性材料から作成され、前
    記内側及び外側のポケットコアが前記成形装置の閉鎖状
    態において軸線方向に重なり合う並置係合表面を有する
    、請求項23記載の装置。 25 前記内側及び外側のポケットコアの前記並置係合
    表面がホィールに対して外側方向へと半径方向内方に傾
    斜しており、前記並置係合表面のところで前記内側及び
    外側のポケットコアの間にくさび状の係合をもたらして
    、前記成形装置が閉鎖されるに際して前記内側ポケット
    のシールの撓みを生ぜしめる、請求項24記載の装置。 26 前記内側及び外側のポケットコアが前記並置係合
    表面に形成された組み合い且つ整合している切欠及びス
    ロットを有し、前記成形装置の閉鎖状態において金型キ
    ャビティの周縁方向の動きに対して前記弾性の内側ポケ
    ットコアを固定する、請求項25記載の装置。 27 前記空気抜気通路は、前記弾性シール部材の内側
    周縁表面に形成され且つ前記シール部材の周縁表面と係
    合している前記リムフランジの最も半径方向外側の部分
    から半径方向外方へと延伸している複数の抜気溝を含み
    、前記下部金型部材は前記リムフランジの最も外側の部
    分に隣接して前記金型キャビティの一部を画定すると共
    に前記成形装置の閉鎖状態において前記リムフランジの
    最も外側の部分が着座接触する平坦な着座表面を有する
    リム着座手段を含み、前記空気抜気通路はまた前記リム
    フランジの最も外側の部分の周りで周縁方向に隔置され
    る前記着座接触における間隙をも含み、少なくとも前記
    シール抜気溝の幾つかは前記着座間隙と連通して開口し
    ている、請求項8記載の装置。 28 前記弾性シール部材の前記内側周縁表面は前記成
    形装置の閉鎖状態において前記リムフランジから漸次離
    れていくように前記ホィールに関して内側方向に半径方
    向外方へと傾斜し、前記リム着座手段は前記リムフラン
    ジの最も外側の部分の半径方向外方に配置され前記空気
    抜気通路の一部を形成する環状のばり蓄積溝を有し、前
    記ばり蓄積溝は前記成形装置の閉鎖状態において前記シ
    ール部材によりカバーされ、前記シール抜気溝は前記ば
    り蓄積溝内へと開口しており、前記ばり蓄積溝内で形成
    され前記ホィールに付着しているプラスチックのばりの
    前記ばり蓄積溝からの離脱を容易ならしめるべく前記シ
    ール部材は金型分離に際して前記ばり蓄積溝から離れる
    よう屈曲して開かれる、請求項27記載の装置。 29 前記シール抜気溝の各々は深さが約0.794m
    m(32分の1インチ)であり、ホィールリムの周囲に
    約5°の等しい角度的間隔を置いて配置される、請求項
    28記載の装置。 30 前記環状シールは前記リムフランジの半径方向外
    方において前記下部金型部材に配置され前記下部金型部
    材からの前記中間金型部材の分離の方向に開放している
    環状溝と、前記シール部材に形成されて前記リムフラン
    ジの最も半径方向外側の部分と前記環状溝の間を半径方
    向に延びる制限溝を含み、前記弾性シール部材は最も半
    径方向外側の部分において前記下部金型部材に保持され
    る固定部分と該固定部分の半径方向内側の可撓性ヒンジ
    部分とを有する環状リングを含み、前記シール部材の前
    記内側周縁表面は前記シール部材の前記可撓性ヒンジ部
    分上に形成され、前記可撓性ヒンジ部分は前記成形装置
    の閉鎖状態において前記下部金型部材の前記環状溝及び
    制限溝上に重なってこれらを閉鎖し、前記リムフランジ
    及び前記下部金型部材は前記成形装置の閉鎖状態におい
    て前記リムフランジの周りに周縁方向に隔置されて抜気
    間隙を画定すると共に前記シールの溝と連通する相互係
    合する着座手段を有して前記空気抜気通路の一部を形成
    し、前記弾性シール部材の前記ヒンジ部分は前記環状溝
    を外部の周囲大気と連通させる抜気通路をそこに有し、
    金型分離に際して前記環状溝に蓄積されたプラスチック
    のばりはそこから離脱され且つ前記シール部材の前記ヒ
    ンジ部分は前記下部金型部材から離れるよう屈曲して前
    記ばりを前記リムフランジに付着したまま離脱除去する
    ことを容易ならしめる、請求項8記載の装置。 31 前記間隙を画定する着座手段は前記下部金型部材
    上の平坦表面と前記リムフランジの外側縁部からなり、
    前記平坦表面に対する前記外側縁部の横方向の振れが前
    記抜気間隙を画定する、請求項30記載の装置。 32 ホィール取り付けディスクと該ディスクに固定さ
    れてタイヤを受容するよう構成されたリムからなる金属
    製部分と、前記ディスクがそれを貫通する空気抜気開口
    の環状列を有すること、前記金属製部分の外側表面の少
    なくとも一部をカバーするよう隣接して配置された装飾
    的な上張りからなるプラスチック製部分と、前記上張り
    が前記金属製部分に永久的に固定されるプラスチック材
    料製の本体からなり、前記本体の外側表面が前記ホィー
    ルの外側からの視覚に晒されており前記金属製部分の外
    側表面のカバーされた部分の輪郭形状とは異なる輪郭形
    状を有すると共に前記ホィールの金属製部分の少なくと
    も一部を覆う装飾的な輪郭形状をもたらすよう構成され
    ていること、前記金属製部分の前記カバーされた部分は
    前記ディスクを含み前記ディスクが中央開口とホィール
    取り付け固定用孔を有すること、前記上張りが前記ディ
    スクの前記中央開口及び孔と同軸に整合している開口を
    有し且つホィールハブ及び取り付け部材をその中に受容
    するよう構成された中央キャビティを前記本体に画定す
    ることを組み合わせて含む複合スタイル化ホィールにお
    いて、上張り本体が上張りの前記開口から半径方向外方
    に隔置され前記上張り本体の外側表面において開口して
    いる外側ポケットの環状列と、内側端部において前記デ
    ィスク抜気開口の関連する一つと個別に整合し且つ前記
    外側ポケットの関連する一つと軸線方向にずれて半径方
    向に重なり合った関係で個別に並置された内側ポケット
    の環状列を有し、前記上張り本体が前記内側及び外側の
    ポケットの組み合わせられた対の間に空気流の連通をも
    たらすウィンドウ開口を有することを特徴とするホィー
    ル。 33 前記リムは前記ディスクとリムの半組立体の外側
    周縁を画定するほぼ軸線方向に延びる自由端部分を備え
    た外側タイヤビード保持フランジを有し、前記上張り本
    体が前記リムの自由端部分へと半径方向外方に延びると
    共に前記リムの外側タイヤビード保持フランジに並置さ
    れた部分で比較的薄い断面を有する、請求項32記載の
    ホィール。 34 空気タイヤがリム上に装着された場合に路上用金
    属製ホィールとして使用可能な金属製のディスクとリム
    の半組立体からなる中間金型部材と、前記ディスクがそ
    れを貫通する空気抜気開口の環状列を有すること、前記
    成形装置の閉鎖状態においてディスクの中心の半径方向
    外方で前記金属製ホィールの環状部分に対してシール係
    合する環状リップを有する下部金型部材と、前記下部金
    型部材が複合ホィールのプラスチック製本体の外側表面
    に装飾的輪郭形状を与える金型キャビティ表面を有する
    こと、前記金型キャビティ表面が前記閉鎖状態において
    前記中間金型部材の外側表面の少なくとも一部と共に前
    記中間金型部材の外側表面に軸線方向に隣接する金型キ
    ャビティを画定すること、及び前記閉鎖状態において前
    記中間金型部材の内側表面に対して着座して前記中間金
    型部材を前記下部金型部材との前記シール係合へと付勢
    するクランプと、前記成形装置を開いて前記中間金型部
    材を前記クランプ及び下部金型部材から取り出すべく前
    記中間金型部材と前記下部金型部材が軸線方向に相互に
    分離可能であること、前記クランプが前記成形装置の閉
    鎖状態において前記ディスクの抜気開口を通って前記金
    型キャビティ内へと突出すべく前記抜気開口と個々に整
    合するよう構成された内側ポケットコアを含むこと、前
    記下部金型部材が前記閉鎖状態において前記内側ポケッ
    トコアに対して半径方向外方にずれ且つ軸線方向に重な
    り合った関係で並置された外側ポケットコアを含むこと
    、前記内側及び外側のポケットコアが協働して前記金型
    キャビティに半径方向にずれた空気通路コアの対の環状
    列を画定することからなる種類の成形装置を用いて、複
    合スタイル化ホィールを製造するための方法であって、
    前記ディスク及びリムを半組立体として形成し、前記内
    側及び外側のポケットコアを前記クランプ及び下部金型
    部材のそれぞれに固定された部品として形成し、前記デ
    ィスクとリムの半組立体を下部金型部材上に配置して前
    記ホィール上に上張りを成形するよう適合された金型キ
    ャビティを形成し、前記クランプを前記ディスクとリム
    の半組立体の内側表面に対して配置して内側ポケットコ
    アを金型キャビティ内に挿入し且つ成形装置を閉鎖状態
    にクランプし、ホィールのプラスチック製上張り部分を
    形成するよう適合された反応性プラスチック液状混合物
    を金型キャビティ内に注入し、液体状態において前記プ
    ラスチック材料に半径方向にずれ軸線方向に重なり合っ
    たポケットを形成し且つこれをプラスチック材料の硬化
    に際して保持するよう前記コアを役立たせることからな
    る方法。 35 金型キャビティの外側周縁は前記閉鎖状態におい
    て大気中へと制限的に抜気され、前記抜気は前記金型キ
    ャビティが反応性プラスチック液状材料で満たされるに
    つれて固化する反応性混合物により閉塞されるような寸
    法で行われる、請求項34記載の方法。 36 改良型の金属−エラストマー複合スタイル化乗用
    車用ホィールであって、三次元的に輪郭付けられた装飾
    的な外側表面を形成すべくディスクの外側表面に対して
    永久的に接着又は固定されたプラスチック製の上張り本
    体を有する金属製のリム及びディスクホィールと、前記
    ディスクが空気抜気開口の環状列を有すること、前記プ
    ラスチック製の上張り本体が外側ポケットの環状列を有
    すること、及び前記外側ポケットに対して半径方向にず
    れ軸線方向に重なり合った関係で配置される内側ポケッ
    トの環状列と、前記内側ポケットの各々が前記外側ポケ
    ットと相互に重なり合った領域において前記外側ポケッ
    トの関連する一つと連通する開口を有すること、前記内
    側ポケットがディスクの前記抜気開口と個々に整合して
    いてブレーキ換気のためにホィールを通過する空気通路
    を前記外側ポケットと共にもたらすことからなるホィー
    ル。 37 前記外側ポケットが前記ホィールリムに近接して
    ホィールの中心から半径方向に離れて配置され、ホィー
    ルに全面外観をもたらすべく外側のリムフランジ上に重
    なるように比較的薄い断面のプラスチック材料が成形さ
    れている、請求項36記載のホィール。
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