JPH02224805A - 継目無管の穿孔方法 - Google Patents

継目無管の穿孔方法

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JPH02224805A
JPH02224805A JP4490189A JP4490189A JPH02224805A JP H02224805 A JPH02224805 A JP H02224805A JP 4490189 A JP4490189 A JP 4490189A JP 4490189 A JP4490189 A JP 4490189A JP H02224805 A JPH02224805 A JP H02224805A
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JP
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plug
hollow shell
main rolls
main
injection hole
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Yutaka Nagase
永瀬 豊
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B19/00Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work
    • B21B19/02Tube-rolling by rollers arranged outside the work and having their axes not perpendicular to the axis of the work the axes of the rollers being arranged essentially diagonally to the axis of the work, e.g. "cross" tube-rolling ; Diescher mills, Stiefel disc piercers or Stiefel rotary piercers
    • B21B19/04Rolling basic material of solid, i.e. non-hollow, structure; Piercing, e.g. rotary piercing mills
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B25/00Mandrels for metal tube rolling mills, e.g. mandrels of the types used in the methods covered by group B21B17/00; Accessories or auxiliary means therefor ; Construction of, or alloys for, mandrels or plugs
    • B21B25/04Cooling or lubricating mandrels during operation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は継目無管の穿孔方法、特にマンネスマン製管法
により継目無管を製造する過程で行われる加熱された中
実ビレットを穿孔する方法に関する。
[従来の技術] 熱間で継目無骨を製造する方法として、マンネスマン製
管法は従来より広〈実施されているが、この方法は所定
温度に加熱した丸鋼片(中実ビレット)を、先ず穿孔圧
延機により穿孔圧延して中空素管(ホローシェル)を製
造し、このホローシェルをエロンゲータ、プラグミル又
はマンドレルミル等の延伸圧延機にて肉厚を滅じ、また
必要に応じて再加熱した後、絞り圧延機、或いは定型機
によって主に外径を減じて所定寸法の継目無管を得るも
のである。
ところでこの製造過程で用いられる穿孔圧延機には種々
の構造のものが提案されているが、2本の主ロール及び
プラグと、外面規制工具である2個のプレートガイドシ
ュー、デイスクロール又はローラガイドシューとを組み
合わせた、所謂20−ルピアサ、或いは3本の主ロール
及びプラグを組み合わせた、所謂30−ルピアサが一般
的である。
第8図は外面規制工具としてデイスクロールを用いた従
来の20−ルピアサによる穿孔圧延状態を示す部分破断
平面図、第9図は第8図のIX−IX線による断面図、
第1θ図は第8図のX−X線による側面図であり、図中
31.32はコーン型の主ロール、33.34はデイス
クロール、35はプラグを示している。主ロール31.
32はいずれもその軸長方向の中間部にゴージ部31g
、 32gを有し、ここから入側に向けて直径が漸次縮
小され、また出側に向けて直径が漸次増大されて夫々円
錐台形に形成されており、夫々入側面角α3.出側面角
α□を適正に定め、被圧延材である中実ビレットB、ホ
ローシェルHが通過するパスラインX−X線を隔てて相
対向して配設されている。主ロール31.32は中実ビ
レットBが給送されてくる側、即ち入側の一端部側を、
バスラインX−X線用りに周方向の同側に向けて所要角
度β(傾斜角という)で、またパスラインX−X線側に
向けて所要角度γ(交叉角という)で、夫々傾斜せしめ
た状態で設置され、図示しない駆動部にて夫々矢符で示
す如く周方向に回転駆動せしめられ、中実ビレッI−B
、ホローシェルHに対してこれを螺進移動させて穿孔圧
延を行うようになっている。
デイスクロール33.34は両主ロール31.32間の
略中夫にあって、同じくパスラインX−X線を隔てて上
、下(又は左、右)に対向して配置され、螺進移動され
る中実ビレットB1ホローシェルHの外周面に転接して
材料が外方へ膨出するのを規制すると共に、これらの推
進を補助すべく回転駆動せしめられるようになっている
。。
プラグ35は砲弾型をなし、その基端部をマンドレル3
7に支持されてパスラインX−X線上に沿い、先端部を
両主ロール31.32のゴージ部31g、32gより若
干前方に突き出した状態で配設されている。
而してこのような穿孔圧延機にあっては白抜矢符方向か
ら加熱された中実ビレッ)Bが供給されると、先ずその
先端部が両主ロール31.32間に噛み込まれ、主ロー
ル31.32の回転駆動によってパスラインX−X線に
沿うよう軸心線用りに回転されつつ軸心線方向に移動さ
れる、所謂螺進移動せしめられ、両デイスクロール33
.34にて周面を規制されつつ中心部にプラグ35を貫
入せしめられる、所謂穿孔圧延を施されてホローシェル
Hに形成される。
ところでこのような穿孔圧延過程においてはプラグ35
は加熱された中実ビレットB及びホローシェルHとの絶
えまない接触によって常時高温、高負荷に曝されるため
主ロール31,32 、デイスクロール33.34に比
べて摩耗、変形を生じ易く、現在最も広く採用されてい
るNi−Cr−Mo鋼に900〜1000℃の高温でス
ケール処理を施したプラグを用いて炭素鋼や低合金鋼を
多量に圧延した場合、ロールゴージ部31g、32gと
対向する胴体部分に、えぐれた状態の損耗、変形が生じ
易く、ホローシェルHの内面性状悪化の原因となり、プ
ラグ寿命も短いという欠点があった。
この対策としてプラグ材質の改善、或いはプラグ内に冷
却水を循環させる、所謂水冷プラグ、或いはプラグ側面
に孔を開口し、圧延中マンドレル内を通じて供給される
熱間潤滑剤を前記開口孔部から噴出させ、プラグとホロ
ーシェル内面との潤滑を効率的に行う方法(特開昭51
−133167号)等が提案されている。
また難加工性材料であるステンレス鋼等の高台金鋼を穿
孔圧延対象とする場合には、プラグの胴体部のみならず
先端部に損耗、変形が極めて生じ易く、このための対策
としてプラグ全体又は先端部を高温強度に優れたモリブ
デン合金等により製作する方法(特開昭62−2075
03号、特開昭63〜104707号、特開昭63−2
03205号)、或いは先端部をセラミ・ンクで形成す
る方法等が提案されている。
(発明が解決しようとする課題) ところでこのような従来方法にあっては、例えば ■ 水冷プラグの場合には冷却効果が低く摩耗。
変形抑制機能が不十分である。
■ プラグ先端部のみをモリブデン合金、セラミックに
て構成して強化する方法は先端部の損耗、変形防止効果
は大きいが、胴部の溶損防止機能が弱く、プラグ寿命の
延長効果が十分でない、また全体をモリブデン合金等に
て構成する方法はプラグのコストが極めて高い。
■ 潤滑剤を噴射する方法では噴射孔周縁部の劣化が著
しく、噴射孔の閉塞、或いは被圧延材に対する肉厚加工
部(主ロール方向)への潤滑剤の供給不良が生じ、溶損
、変形防止効果が不十分である等の問題があった。
本発明者は上述した如きプラグの溶損、変形を効果的に
防止すべく実験、研究を行った結果、次のような事実を
知見した。即ち ■ プラグ材料として高価な高温高強度材料でなく、従
来広く用いられている安価なNi −Cr−M。
鋼を採用しても十分な冷却、潤滑によって胴体部の溶損
、変形を効果的に防止することが出来ること。
■ 被圧延材は主ロールと対向する位置毎に、換言すれ
ば1/N回転毎にプラグと主ロールとの間で肉厚加工を
受け、しかもその中間では外面規制工具によって増肉す
ることとなるから、これらの変形現象を加味した潤滑剤
噴射孔及びその近傍の形状を考慮する必要があること。
本発明はかかる知見に基づきなされたものであって、そ
の目的とするところは高価な高温高強度材料を少なくと
も胴体部には用いることなくプラグを構成出来、しかも
プラグの損傷、変形を低減し、プラグ寿命の延長を図れ
るようにした継目無管の穿孔方法を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る継目無管の穿孔方法では、プラグは頭部及
び、この頭部との間に全周にわたって周設されたくびれ
部を隔ててこれよりも大きい直径の胴部を有する2段構
造に形成し、前記くびれ部に複数の噴射孔を開口させ、
前記プラグと主ロールとを下式を満たすよう配置し、前
記噴射孔からプラグとホローシェル内面との間隙に向け
て潤滑剤又は冷却剤を噴射供給しつつ穿孔圧延する。
go >c 1 +k )”  −g 但し、go :噴射孔周縁と主ロール表面との最小間隙 g :前記最小間隙(g0)位置からホローシェルのm
/N(N:主 ロールの数、m=1.2.3 …)回転前において、最後に プラグと主ロールとの間でホ ローシェルが肉厚圧下を受け た位W(このときのmをnと する)のプラグ表面と主ロー ル表面との最小間隙 k ;隣接する主ロール間をホロニ ジエルが1/N回転する間に おけるホローシェルの増肉率 〔作用〕 本発明方法はこれによって、プラグの胴部に直接熱間潤
滑剤又は冷却剤が供給され、またこの潤滑剤又は冷却剤
の噴射孔にホローシェル内面が接触することが全くない
〔実施例〕
以下本発明を図面に基づき具体的に説明する。
第1図は本発明方法を、外面規制工具としてプレートガ
イドシューを用いた20−ル・ピアサに適用した場合の
実施状態を示す部分破断平面図、第2図は第1図の■−
■線による部分拡大断面図、第3図は第1図の■−■線
による側面図であり、図中1,2は主ロール、3,4は
プレートガイドシュー、5はプラグを示している。
主ロール1,2は軸長方向の中間部にゴージ部Ig4g
を備え、ここから先端側に向かうに従って直径が漸次縮
小され、また後端側に向かうに従って直径が漸次増大さ
れて夫々円錐台形に形成されており、中実ビレットB、
ホローシェルHが通過するパスラインX−X線を隔てて
対向配置され、中実ビレットBが搬入される入側の端部
はバスラインX−X線用りに所要角度β(傾斜角という
)傾斜させると共に、パスラインX−X線側に向けて接
近させ、パスラインx−xvAに対して所要角度T(交
叉角という)傾斜させて配設し、入側面角α1.出側面
角α2としてあり、夫々図示しない駆動源にて矢符方向
に回転駆動せしめられるようになっている。ガイドシュ
ー3.4はパスラインX−X線を隔ててその両側(左、
右又は上、下)の主ロール1.2間に夫々位置させて配
設されている。
プラグ5ばその基端部側をマンドレル6の先端に回転可
能に支持されて先端部側を中実ビレットBの入側に向け
てパスラインX−X線上に配設されている。
第4図は中実ビレッ)Bに対する穿孔状態を示す部分拡
大断面図、第5図は穿孔圧延過程を示す説明図であり、
中実ビレットBは所定温度に加熱された状態で白抜矢符
方向に給送され、その先端部を主ロール1.2間に噛み
込ませる。これによって中実ビレットBは両生ロールl
、2の中間においてはガイドシュー3.4で規制され、
軸心線回りに回転されつつ軸長方向に移動する螺進移動
せしめられながら、プラグ5が貫入せしめられ、穿孔圧
延されてホローシェルHに形成されることとなる。
プラグ5は頭部5a、胴体部5bとからなり、両者の境
界部分には全周にわたって凹溝5Cが周設形成されこの
凹溝50位置でくびれた2段構造に構成されている0頭
部5aは先端が縦断面視楕円状をなし、後端側に向かう
に従って直径が漸増し、軸長方向の中央よりも若干後端
側寄りの位置で最大直径(d、)となり、ここから前記
凹溝50側に向けて僅かに直径が縮小され、軸心線と略
直交する向きの段差で凹溝50の前側溝壁に連なり、全
体として乳頭形状をなしている。凹溝50の溝底は所要
幅にわたって軸心線と略平行な面に形成され、この溝底
から緩やかに直径を漸増させて滑らかな複曲線で胴部5
bの前端に連らなり、そのまま後端側に向けて直径を増
大させて後端部近傍で前記頭部5aの最大直径d1より
大きい最大直径d!となり、ここから後端側に向けて直
径が漸次縮小されて軸心線と直交する胴部5bの後端面
に連らなっており、全体として砲弾型をなしている。
プラグ5には胴部5bの後端面中央にマンドレル6に対
して着脱自在に軸支される連結軸7の一端を固着する凹
孔5dが形成され、またこの連結軸7の軸心並びにプラ
グ5の軸心には頭部5aの最大直径部付近にわたって潤
滑剤供給路5eが形成され、この供給路5eには凹溝5
Cよりも後端部側から放射状に斜め前方に向けて延在し
、凹溝50の溝底に連なる潤滑剤の連通路5fが複数本
設けられており、供給路5eを通じて供給されてきた熱
間潤滑剤又は冷却剤を各連通路5fを経て凹溝50間に
開口する噴射孔5gに導き、ここから直接又は凹溝50
を通じて間接にプラグ5、特にその胴部5bとホローシ
ェルHとの間に供給し、プラグ5とホローシェルHとの
摩擦係数の軽減による剪断応力及び摩擦熱の抑制、更に
はプラグ5表面の直接的な潤滑、冷却作用を果たすよう
になっている。
マンドレル6の先端面には連結軸7の嵌合凹所6aが形
成されており、この嵌合凹所6a内に連結軸7の後端が
抜は止めピン7a、オイルシール7bを介在させて軸心
線まわりに回転可能に軸支されている。マンドレル6、
連結軸7には夫々その中心線に沿って孔6b、 7cが
設けられており、連結軸7を介してプラグ5をマンドレ
ル6に装着した状態では孔6b、 7c及び供給路5e
が相互に一直線状につらなり、穿孔作業中は所要の圧力
で熱間潤滑剤又は冷却剤がプラグ5の供給路5e内に供
給され連通路5fを通じて噴射孔5gから直接又は間接
にプラグ5の外周面に供給されるようになっている。
即ち、プラグ5は境界部分がくびれでいる頭部5a、胴
部5bからなる2段構造に構成され、頭部5a。
胴部5bは夫々その軸長方向の中間部又はここより後端
側寄りに位置して最大直径部を有し、頭部5a+胴部5
bのいずれにおいてもプラグ5が主ロールl。
2との間でホローシェルHの肉厚加工を施しうるように
するために、頭部5aの最大直径d、よりも胴部5bの
最大直径d!が大き(、即ち下記(1)式が成立し、ま
た潤滑剤又は冷却剤の噴射孔5gは頭部5aと胴部5b
とのくびれ部に形成した凹溝50内に開口せしめである
dl’<dX                …(1
)またプラグ5は主ロール1,2との関係においては噴
射孔5gにはホローシェルHが接触しないようにするた
めに先ず次の如く設定される。即ち、噴射孔5g位置に
おけるプラグ5と主ロール1,2との最小間隙g0は下
記(2)式が成立するよう設定する。
go> (1+k)n  −g          …
(2)但し k:ホローシェルが隣接する主ロール間を
約1/N (N :+ロール個数)回転する間にガイド
シューによって増肉する 割合 g:噴射孔位置からホローシェルの一/2(rn:1,
2.3…)回転前であっ て、最後にプラグと主ロールとの間 でホローシェルが肉厚圧下を受けた 位置(このときのmをnとする)に おけるプラグと主ロールとの最小間 隙 なお、ホローシェルの増肉率には圧 延条件、工具の種類、形状、被圧延 材の材質等で変化するから実験等に よって予め求めておく、20−ルビ アサではローラガイドシューの場合 はに−0〜0.1、デイスクロールの 場合はに=o〜0.2、プレートガイ ドシューの場合はに=o〜0.3.3 0−ルピアサの場合はにζOである。
なお、噴射孔5gの位置はロールゴージ部1g、2gと
対向する位置よりも若干入側の位置に設けるのが望まし
い。その理由はプラグ胴体部の損耗が最も激しく生じる
部位が前記したロールゴージ部1g。
2gに対向する位置であるからである。
更に凹溝50を構成した結果、核部においてホローシェ
ルHの肉厚が大きく変動して肉厚の凹凸部を形成すると
ホローシェルH内面のカブレ疵発生原因となる恐れがあ
るが、これを防止するためにプラグ5の頭部5aにおけ
る最大直径部でのプラグ5と主ロール1,2との最小間
隙g1に対する凹溝5cの溝底と対応する位置における
ホローシェルHの肉厚最大値t maxの比、即ちto
iax/gl+及びプラグ5の頭部5aにおける最大直
径部以後におけるプラグ5とホローシェル■]との軸長
方向における接触開始点でのプラグ5と主ロール1,2
の最小間隙口に対する前記肉厚最大値t 1llaxO
比、即ちtwax/gxが夫々下記(3)、 (4)式
を満たすように設定することが望ましい。
ta+ax /g+<1.2           …
(3)t+sax /gz<1.2         
  ”(4)而していま加熱された中実ビレッl−Bが
主ロール1.2間に噛み込まれて螺進移動する際の、ホ
ローシェルHの172回転当りの前進量Pは下記(5)
式の如くに与えられ、中実ビレットBが穿孔圧延されて
ホローシェルHに加工される過程でホローシェルHの肉
厚1例えば08部分は各回転する毎にDI+ k口、…
D、、の如く推移する。
π P=77  ()  dx−tanβ     −(5
)N :主ロール数 dX:バスライン方向再位置における 主ロール表面間の最短距離 β :主ロールの傾斜角 八〇 ;傾斜圧延機出側におけるシェル断面積 AX :バスライン方向各位置におけるシェルの断面積 ηX :軸長方向のすべり率(通常0.2〜0.7) 4.8周方向のすべり率(通常0.7〜0.9) なお、すべり率η8.η番はパスラインに沿って夫々η
、 =0.2〜0.7、η*=0.7〜0.9の範囲で
変化することが知られており、従ってプラグ形状の決定
に際しては、前記(1)〜(5)式を勘案して、−旦仮
の形状を決定し、試圧延を行って修正を加え、実操業に
供するのが望ましい。
換言すればプラグの形状はそれ単独では決定出来ず、主
ロール1. 2の形状及び設定条件、また外面規制工具
であるガイドシュー等を用いるときはその種類、形状及
びその設定条件、被圧延材の材質等に基づいて決定され
る。
即ち、中実ビレットBは%回転毎に主ロール1゜2とプ
ラグ5との間の幾何学的に決まる最小間隙を通過するこ
とにより肉厚が減ぜられるが、この位置からス回転した
位置ではガイドシュー3.4と対面摺動し、これによる
拘束力を受けて増肉せしめられ、このような減肉、増肉
を反復されつつ穿孔圧延されてゆくこととなる。
従って中実ビレットBが穿孔されてプラグ5における噴
射孔5gと対向する位置(具体的には、噴射孔5gがプ
ラグ表面に開口している開口縁部のうち主ロール表面と
の距離が最も短い点をいう)、即ち04に達したときに
おけるホローシェルHの肉厚toは下記(6)式で与え
られる。
to=(t+k)n  ・g       …(6)(
6)式の右辺は(2)式の右辺と同じである。
なお、nの値を大きくすることは限られた長さの主ロー
ル1.2の胴長の中に収まらねばならない限られたプラ
グ長のうちで実際に圧延に供される部分のプラグ長さを
短くすることになり、結果的にプラグ5の負担を大きく
することとなるから、n=1とするのが設計上望ましい
といえる。
潤滑剤の噴射孔5gと対向する位置に達したときのホロ
ーシェルHの肉厚は(6)式で表わされるが、この値は
(2)式から明らかなように噴射孔5gと主ロール1.
2との最小間隙goよりも小さいから、ホローシェルH
の内面に噴射孔5g周縁が接触することはなく、噴射孔
5gがホローシェルHの材料によって閉塞される虞れが
ない。
従って、(2)式はこのための必要、且つ十分条件とい
うことが出来る。しかも噴射孔5gの前、後において、
(3)、(4)式が成立するようプラグ5.主ロール1
.2の形状及び相対位置を決定しているから、ホローシ
ェルHは凹溝5Cにおいて圧延終了後の残存するような
極端な凹凸を形成することがなくホローシェルHの内周
面に凹凸に起因するカブレ疵が発生することもない。
第6図は本発明方法に用いるプラグの部分拡大断面図で
あり、これを第11図に示す従来のプラグ(特開昭51
−133167号)と比較してみると、両者はプラグの
先端部に潤滑剤の噴射孔を開口している点で近似した構
成となっているが、本発明方法に用いるプラグは頭部5
aと胴部5bとの境界部において凹溝5cが形成され、
この部分の直径は頭部5a+胴部5bの最大直径d+、
dzのいずれよりも小さく、しかも噴射孔5gはこの凹
溝5Cの溝底に、換言すれば頭部5aの最大直径部の直
後に開口している。これに対して従来のプラグ25はプ
ラグ25の先端部外周に軸長方向に所定寸法長にわたっ
て直径が変わらない部分を形成した後、その直後に直径
を大きくして段部26を形成し、この段部26に潤滑剤
の供給路27、連通路28に連らなる噴射孔29を開口
せしめた構成となっている。このような構成では本発明
方法では条件式(1)、(2)、 (3)、 (4)に
示すプラグ5と主ロール1.2との相対的な関係から噴
射孔5g内にホローシェルが侵入しないのに対して、従
来のプラグ25ではホローシェルが噴射孔29に接触又
は侵入することとなり、溶損、変形は避けられないこと
は明らかである。
第7図はステンレス鋼等の難加工性材料を穿孔圧延する
に際して本発明方法に用いる好適なプラグの他の構成を
示す半裁側断面図であり、プラグ15の頭部15a 、
胴部15bを個別に構成し、これらを組み立ててプラグ
を構成するようにしである。
頭部15aは例えばM。合金製あるいはNb合金の如き
高温高強度材製であって、先端部から漸次直径を増大し
、後端部近傍に最大直径部を形成した茸状に形成され、
後端面に設けた軸部を例えば従来から用いられているN
i−Cr−Mo1j1等の低合金製の胴部15bの先端
面に開口させた供給路15e内に嵌挿し、ビン15hに
て回転可能に抜は止め装着しである。
胴部15bの先端部は頭部15aの最大直径部よりも小
さく、頭部15aを装着した状態では頭部15aと胴部
15bとの突き合せ部分には全周にわたってくびれ部が
形成されたのと同様の形状となっており、このくびれ部
に供給路15e、連通路15fに連なる潤滑剤又は冷却
剤の噴射孔15gが開口せしめられている。他の構成及
び作用は第1〜6図に示す実施例と同様であり対応する
部分には同じ番号を付して説明を省略する。
〔試験例1〕 第1図〜第6図に示す如きプレートガイドシューを備え
た20−ルビアサを使用し、条件式(2)。
(3)、 (4)を満たす場合、満たさない場合につい
て夫々下記の条件で中実ビレットに対して穿孔を行った
圧延条件 主ロール  二ロールゴージ部直径=350mm回転数
      −6Orpm 傾斜角β     −10’ 交叉角T      =20’ 人、出側面角   −3,5゜ プラグ   :材質 0.3C3Cr−INi合金鋼で
外表面に大気中で950 ”Cに3 時間加熱保持してスケール処理 を施した。
最大直径= 52mm 長さ  −11抛誘 なおプラグ形状は前記条件式中 の各変数を計算によって求めて プラグ形状を決定した。
中実ビレット:材質  = 520C 長さ  = 600vw 直径  =60閤 加熱温度−1200°C 熱間潤滑剤の噴射量: l0ce/秒 結果は表1に示すとおりである。
表 (以 下 余 白) 表1から明らかなように、条件式(2)、 (3)、 
(4)代金てを満たす場合と、いずれかを満たさない場
合とでその結果には著しい差が生じており、条件式の有
意性が解る。なお条件式(2)、 (3)、 (4)を
満足する場合について熱間潤滑剤を噴射しなか、た場合
には100バス目頃からロールゴージ部と対向する付近
でプラグに変形を生じ、150バスをすぎると溶損が発
生し、ホローシェル内面にプリント班が認められた。
(試験例2〕 中実ビレットの材質を難加工性材料である5US304
(加熱温度1180°C)とし、またプラグは第7図に
示す如くプラグの頭部を胴部から分割し、プラグの頭部
15aをMo合金、胴部15bを0.3C−3Cr−I
Ni合金鋼で構成し、また熱間潤滑剤としてマイカ系非
浸炭潤滑剤を10cc/秒の割合で噴射孔を通じて噴射
した。
他の条件は試験例1の試験No、1の場合と同じである
なお、比較のため、熱間潤滑剤の噴射を行わない場合に
ついても試験を行った。
その結果、熱間潤滑剤を使用しない場合は1パス目から
プラグの胴部及びその周囲にえぐれ状溶損が発生し、ホ
ローシェル内面に多数のプリント疵の発生が認められた
が、本発明方法に依った場合には10パス後もプラグ形
状は良好であり、またシェル内面にプリント疵の発生も
なかった。
このことから本発明方法による場合には先端部のみをM
o合金等の高価な高温高強度材料としたプラグにおいて
、胴体部が安価な低合金鋼であっても、オーステナイト
系ステンレス鋼の如き難加工性材料を何等問題なく穿孔
圧延することが可能となる。
なお、以上は主ロールにコーン型ロールを用いた20−
ルピアサを例にとって説明したが、外面規制工具を用い
ない30−ルピアサ、主ロールがバレル型ロールである
前記20−ルピアサ等であっても適用可能であることは
いうまでもない。
〔効果〕
以上の如く本発明方法にあってはプラグ全体を高価な高
温高度材にて構成する必要がなく、しかも溶接、変形を
抑制できて、ホローシェル内面に疵を発生させることが
なく安定した穿孔を実施出来、プラグ寿命の大幅な延長
が図れ、工具コストの低減を行い得る等本発明は優れた
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の実施状態を示す部分破断平面図、
第2図は第1図の■−■線による断面図、第3図は第1
図、のlll−1線による側面図、第4図は穿孔状態を
示す部分拡大断面図、第5図は本発明方法による穿孔圧
延過程の説明図、第6図は本発明方法に用いるプラグの
部分拡大断面図、第7図は本発明方法に用いるプラグの
他の例を示す半裁側面図、第8図は従来方法による穿孔
圧延状態を示す部分破断平面図、第9図は第8図のIX
−IX線による断面図、第10図は第8図のX−X線に
よる側面図、第11図は従来のプラグの部9分拡大断面
図である。 1.2…主ロール 3,4…ガイドシ、ニー5…プラグ
 5a…頭部 5b…胴部 5c…凹溝5d…凹孔 5
e…供給路 5f川用通路 5g…噴射孔6…マンドレ
ル ・15…プラグ 15a…頭部15b…胴部 15
c 川口溝 15d…凹孔15e…供給路 15f…連
通路 15g…噴射孔B…中実ビレット H…ホローシ
ェル特 許 出願人  住友金属工業株式会社 特 許 出願人  住友金属工業株式会社代理人 弁理
士  河  野  登  夫第 4r21 弔 図 弔 図 弔 図 脇 図 弔 図 弔 図 弔 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、パスライン回りに傾斜配置された複数の主ロールと
    、パスライン上に配置されたプラグとを備えた傾斜穿孔
    圧延機により中実ビレットを穿孔圧延する継目無管の穿
    孔方法において、前記プラグは頭部及び、この頭部との
    間に全周にわたって周設されたくびれ部を隔ててこれよ
    りも大きい直径の胴部を有する2段構造に形成し、前記
    くびれ部に複数の噴射孔を開口させ、前記プラグと主ロ
    ールとを下式を満たすよう配置し、前記噴射孔からプラ
    グとホローシェル内面との間隙に向けて潤滑剤又は冷却
    剤を噴射供給しつつ穿孔圧延することを特徴とする継目
    無管の穿孔方法。 g_0>(1+k)^n・g 但し、g_0:噴射孔周縁と主ロール表面との最小間隙 g:前記最小間隙(g_0)位置からホローシェルのm
    /N(N:主ロールの数、m=1、2、3…)回転前に
    おいて、最後にプラグと主ロールとの間でホローシェル
    が肉厚圧下を受けた位置(このときのmをnとする)の
    プラグ表面と主ロール表面との最小間隙 k:隣接する主ロール間をホローシェルが1/N回転す
    る間におけるホローシェルの増肉率
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