JPH02223597A - インターロイキン―1β誘導体 - Google Patents

インターロイキン―1β誘導体

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JPH02223597A
JPH02223597A JP1274339A JP27433989A JPH02223597A JP H02223597 A JPH02223597 A JP H02223597A JP 1274339 A JP1274339 A JP 1274339A JP 27433989 A JP27433989 A JP 27433989A JP H02223597 A JPH02223597 A JP H02223597A
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JP
Japan
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amino acid
derivative
activity
1beta
acid sequence
Prior art date
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Pending
Application number
JP1274339A
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English (en)
Inventor
Takashi Kamoto
鴨頭 峻
Keiko Mizuno
水野 啓子
Kazuya Yamanishi
山西 一也
Yoshikatsu Hirai
嘉勝 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はインターロイキン−1β(I L−1β)の誘
導体、より詳しくはIL−1βの阻害活性を有し、IL
−1β拮抗剤乃至抑制剤として有用な新しいIL−1β
誘導体に関する。
従来の技術 第2回国際リンホカインワークショップにおいて、かっ
てリンパ球活性化因子(LymphocyteActi
vati、ng Factor ;  L A F )
 、マイトジェニックプロティン(Mitogenic
 Protein ) 、ヘルパーピー)y−1(He
lper peak −1) 、T IJ :/ハ球代
替因子[T−cell replacing fact
or III(TRF−III)。
T−cell replacing factor M
φ(TRFM)] 、Bセ/L。
アクチベーティング ファクター(B−cellact
ivating factor ) 、f3リンパ球分
化因子(B−cell differentiatio
n factor )等の呼称で報告されてきた生理活
性物質は、いずれもインターロイキン1 (IL−1)
なる呼称に統一されることが決定された〔Ce1lul
ar Immunol、、 48.433−436 (
1979) )。この決定は、上記各生理活性物質は物
質として区別できず、生理活性を異なる角度から把えて
表現しているにすぎないとの理由に基づいている。
上記I L −1は、例えば感染や炎症に対する全身的
な生体反応を誘起、伝達する重要な生体物質として知ら
れており、またそれ自体強い抗腫瘍活性を有するもノテ
ある[:Hirai Y、 et al、、”Gann
Monograph on Cancer Re5ea
rch”、 JefpanScientific 5o
cieties Press、Tokyo (198B
) )が、同時に発熱、白血球数の増加、リンパ球の活
性化、肝臓での急性期蛋白質の生合成誘導等、炎症時の
生体に見られる反応を誘起することが認められている(
Dinarello C,A、+ Interleuk
in−1; Rev。
Infect、 Dis、 、6.51−95 (19
84)、 Kluger、 M、J、。
Oppenheim、 J、 J、 & Powand
a、 M、 C,ThePhysiologic、 M
etabolic and ImmunologicA
ctions of 1nterleukin−1,A
lan R,Li5s、 Inc。
New York (1985) ) 。
また、IL−1の生物作用は多様であり、生体の恒常性
維持に重要な生体物質と考えられるが、IL−1の産生
調節機能に異常が発生し、IL−1の産生が冗進し、過
剰に生産される状態になった場合、種々の疾患の原因と
なることが考えられる。例えば、慢性関節リウマチでは
、関節滑脱の炎症度、骨破壊度及び滑脱組織のHLA−
DR抗原の発現度合の間に強い相関性が認められると報
告されテイル[Miyasaka、 N、、 5ato
、 K、、 Goto。
M、、 5asano、 M、、 Natsuyama
、 M、、 Inoue、 K、 andNishio
ka、 K、、 Augmented 1nterle
ukin−1production and HLA−
DRexpression in thesynovi
um of rheumatoid arthrjti
s patientArthritis Rheum、
 31. (4)、 480−486 (198B))
また、抗腫瘍剤としてIL−1を投与した場合、生体の
IL−1産生のバランスが崩れ、上記と同様の副作用が
発生される懸念もある。
ところで、II、1の生理活性作用は、細胞表面上に存
在するIL−1受容体を介して発現されると考えられて
おり、該II、−1受容体レベルで、IL−1と拮抗す
る物質が発見されれば、過剰に産生されたIL−1と受
容体部位で拮抗して、IL−1の種々の生理作用をブロ
ックするものと考えられる。
現在、慢性炎症性疾患の治療剤として、グルココルチコ
イドホルモンが用いられているが、その作用の一部はI
L−1の産生抑制にあることが知られテイル(Lew、
 Tri、、 Oppenheim、 J、 J、 &
Matsushima、 K、、 Analysis 
of the 5uppression。
t” IL−1αand IL−1βproducti
on in humanperipheral blo
od mononuclear adherent c
ellsby a glucocorticoid h
ormone、 J、Immunol、、 140(6
)、 1895−1902 (198B) )が、該グ
ルココルチコイドは、その多様な生理作用より、種々の
危篤な副作用を惹起する不利がある。
従って、当業界では、IL−1受容体レベルでIL−1
の作用に拮抗し、グルココルチコイドに見られる如き副
作用はなく、他の毒性や副作用の面でも安全性に優れ、
しかも選択性の高い新しい物質が、殊に慢性炎症疾患の
治療分野で望まれている。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、上記当業界の要望に合致するI L−
1作用に拮抗し、IL−1β抑制剤乃至IL−1β拮抗
阻害剤として有用な新しい物質をを提供することにある
本発明の他の目的は、上記物質を含有する医薬及び上記
物質の遺伝子工学的手法による製造技術を提供すること
にある。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、次式(1)で表わされるIL−1β又
はその誘導体のアミノ酸配列において、145位Asp
及び146位Pheの少なくとも一方が欠失されるか又
は他のアミノ酸残基で置換されて改変されたアミノ酸配
列を有することを特徴とするIL−1β誘導体が提供さ
れる。
式(1): %式% 〔式中、〈x〉及び〈Y〉は人体を構成するα−アミノ
酸残基を示す。〕 上記及び以下の本明細書におけるアミノ酸及びポリペプ
チドの表示はIUPAC及びIUPACIUBによる命
名法又は規則における略号乃至当該分野で慣用されてい
る略号によるアミノ酸残基の表示法に従うものとし、塩
基配列における核酸の表示も同様とする。
本発明のIL−1β誘導体は、LAF活性で代表される
IL−1βの生物活性を実質的に有さないが、IL−1
受容体との結合能は有しており、このことから、IL−
1βと拮抗する作用、即ちIL−1β抑制作用乃至阻害
作用を有する。従って該誘導体は、IL−1βの過剰産
生に基因する各種の病理状態乃至疾患に対してその治療
及び予防効果を奏し、医薬品として有用である。また本
発明誘導体は低毒性であり、上記医薬品として安全性が
優れており好適である。
上記式(1)で表わされる本発明IL−1β誘導体にお
いて、8位の〈X〉及び71位の〈Y〉は人体蛋白質を
構成するα−アミノ酸の残基であればいずれでもよいが
、特にAlaが好ましい。145位Asp及び146位
Pheに置換され得る他のアミノ酸残基も人体蛋白質を
構成するα−アミノ酸であればいずれでもよく、その例
としては例えばLeu  Met  Tyr  Thr
  Lys等を例示できる。
本発明誘導体中、特に好ましいものとしては、以下のも
のを例示できる。
o [Leu     コ  IL−1β天然型IL−
1β(前記式(1)中8位及び71位が共にCysであ
るもの)の146位PheをLeuに置換した誘導体 o[Met     コ  IL−1β天然型IL−1
βの146位PheをMetニ置換した誘導体 o[Tyr   :]IL−1β 天然型IL−1βの146位PheをTyrニ置換した
誘導体 o[Lys     コ  IL−1β天然型II、−
1βの145位AspをLysに置換した誘導体 o [Des−Asp   ]  I L−1β天然型
II、−1βの145位Aspを欠失した誘導体 8、    71    146 o[Ala  Ala   Leu   ]  I L
−1βIL−1β誘導体(前記式(1)中〈x〉及び<
Y〉が共ニAlaテあるも(7))の146位Pheを
Leuに置換した誘導体 8、    71   146 o[Ala  Ala   Met   ]  I L
−1βIL−1β誘導体(前記式(1)中<x〉及び〈
Y〉が共ニA1aテあるもの)の146位PheをMe
tに置換した誘導体 本発明誘導体は、例えば遺伝子工学的手法により製造で
きる。即ち、前記式(1)で表わされる特定のポリペプ
チドをコードする遺伝子を利用し、これを微生物のベク
ターに組込んで該微生物細胞内で複製、転写、翻訳させ
ることにより製造できる。この方法は特に大量生産が可
能である点より有利である。
上記方法において用いられる遺伝子は、通常の方法、例
えばホスファイト トリエステル法〔ネイチャー(Na
ture)、 310.105 (1984) 〕等の
常法に従い核酸の化学合成により全合成することもでき
るが、III、1βもしくはその前駆体をコードする遺
伝子を利用するのが簡便であり、該遺伝子より上記化学
合成手段を含む常法に従い、前記特定のアミノ酸配列を
コードする核酸配列に改変することにより容易に製造で
きる。尚、上記IL−1β又はその前駆体をコードする
遺伝子は、公知(例えば特開昭62−174022号公
報参照)である。また、上記遺伝子の改変操作は、目的
とするポリペプチドのアミノ酸配列に応じて、公知方法
に従い実施され得る(遺伝子工学的手法としては例えば
、Mo1ecular Cloning、 Co1d 
SpringHarbor Laboratory(1
982)等参照)。例えば、DNAの切断、結合、リン
酸化等には、各種制限11゜ 酵素、DNAリガーゼ、ポリヌクレオチドキナーゼ、D
NAポリメラーゼ等の酵素を用いた常套手段が採用でき
、それらの酵素は市販品として容易に入手できる。之等
各操作における遺伝子乃至核酸の単離、精製も常法、例
えばアガロース電気泳動法等に従えばよい。得られる遺
伝子の複製は、一部後述するように通常のベクターを利
用する方法に従い得る。所望アミノ酸配列をコードする
DNA断片や合成リンカ−は、上記化学合成により容易
に製造できる。尚、上記において所望のアミノ酸に対応
するコドン自体は公知であり、その選択も任意でよく、
例えば利用する宿主のコドン使用頻度等を考慮した常法
に従い得る(NuclAcids Res、、 9.4
3−74 (1981) E 。またこれらの核酸配列
のコドンの一部改変操作には、例えば常法通り15〜3
0マ一程度の所望の改変をコードする合成ヌクレオチド
からなるプライマーを用いたサイト−スペシフィック 
ミュタジエネシス従来公知の一般的な遺伝子組換え技術
に従い製造できる。より詳細には、本発明遺伝子が宿主
細胞中で発現できるような組換えDNAを作成し、これ
を宿主細胞に導入して形質転換し、該形質転換体を培養
すればよい。
ここで宿主細胞としては、真核生物及び原核生物のいず
れをも用い得る。該真核生物の細胞には、を推動物、酵
母等の細胞が含まれ、を推動物細胞としては、例えばサ
ルの細胞であるCO8細胞(Y、 Gluzman、 
Ce1l、 23.175−182 (1981))や
チャイニーズ・ハムスター卵巣細胞のジヒドロ葉酸レダ
クターゼ欠損株[G、 Urlaub and L、 
A。
Chasin、 Proc、 Natl、 Acad、
 Sci、、 U、S、A、、 77.4216−42
20 (1980) :]等がよく用いられるが、之等
に限定はされない。を推動物細胞の発現ベクターとして
は、通常発現しようとする遺伝子の上流に位置するプロ
モーター、RNAのスプライス部位、ポリアデニル化部
位及び転写終了配列等を保有するものを使用でき、これ
は更に必要により複製起源を有していてもよい。該発現
ベクターの具体例としてはSV40の初期プロモーター
を保有するp 3 ■2dhfr [S、 Subra
mani、 R,Mulligan andP、 Be
rg、 Mo1. Ce11. Biol、、 1 (
9)、 854−864(1981) )等を例示でき
るがこれに限定されない。
真核微生物としては酵母が一般によく用いられ、その中
でもサツカロミセス属酵母が有利に利用できる。該酵母
等の真核微生物の発現ベクターとしては、例えば酸性ホ
スファターゼ遺伝子に対するプロモーターを持ツp A
M 82 [AoMiyanoharaet al、、
 Proc、 Natl、 Acad、 Sci、、U
、S、A、、 80.15 (1983) :1等を好
ましく利用できる。
原核生物の宿主としては、大腸菌や枯草菌が一般によく
用いられ、之等の利用の場合は該宿主菌中で複製可能な
プラスミドベクター中に、本発明遺伝子が発現できるよ
うに該遺伝子の上流にプロモーター及びSD(シャイン
・アンド・ダルガー))塩基配列、更に蛋白合成開始に
必要なATGを付与した発現プラスミドを用い得る。上
記宿主菌としての大腸菌としてはエシェリヒア・コリ(
Escherichia coli)K12株等がよく
用いられ、ベクターとしては通常pBR322がよく用
いられるが、これに限定されず、公知の各種の菌株及び
ベクターをいずれも利用できる。プロモーターとしては
例えばトリプトファン・プロモーターPLプロモーター
 1acプロモーター 1ppプロモーター等を使用で
き、いずれの場合も本発明遺伝子を発現させ得る。
トリプトファン・プロモーターを用いる場合につき詳述
すれば、発現ベクターとしてトリプトファン・プロモー
ター及びSD配列を有するベクターpTM1(今本文男
2代謝、 Vol、22.289(1985))を使用
し、SD配列の下流に存在する制限酵素C1a■部位に
、必要に応じてATGを付与した所望のポリペプチドを
コードする遺伝子を連結させればよい。尚、本発明遺伝
子の発現は上記の如き直接発現系に限らず、例えばβ−
ガラクトンダーゼやβ−ラクタマーゼ等を利用して融合
蛋白質発現系とすることもできる。
かくして得られる発現ベクターの宿主細胞への導入及び
これによる形質転換法は、一般的方法、例えば主として
対数増殖期にある細胞を集め、CaCA’2処理して自
然にDNAを取り込みゃすい状態にして、ベクターを取
込ませる方法等によることができる。上記方法では、通
常知られているように形質転換の効率を一層向上させる
ためにMgCl12やRbC1を更に共存させ得る。ま
た宿主細胞をスフェロプラスト又はプロトプラスト化し
てから形質転換させる方法も採用できる。
上記で得られる所望の形質転換株を常法に従い培養する
ことにより、所望のポリペプチドが生産、蓄積される。
該培養に用いられる培地は、通常の細胞培養に慣用され
る各種の培地のいずれでもよい。その具体例としては、
例えばL培地、E培地、M9培地等及び之等に通常知ら
れている各種の炭素源、窒素源、無機塩、ビタミン類等
を添加した培地等を例示できる。尚、上記トリプトファ
ン・プロモーターを用いる場合は、一般に該プロモータ
ーが働くためのカザミノ酸を添加した、例えばM9最小
培地を用いて培養するのがよく、該培地には培養の適当
な時期にインドールアクリル酸等のトリプトファン・プ
ロモーターの働きを強めるための薬剤を添加することも
できる。
上記培養により得られる培養物からの目的ポリペプチド
、即ち本発明誘導体の精製、単離は常法に従い実施でき
、特に本発明誘導体を宿主から抽出する場合は、例えば
浸透圧ショック法等の温和な条件を採用するのが、その
高次構造保持の面からより好ましい。上記精製、単離は
、例えば当該ポリペプチドの物理、化学的性質を利用し
た各種の処理操作に従い実施できる〔例えば[生化学デ
ーターブックnJppH75〜1259、第1−版第1
.刷、1980年6月23日、株式会社東京化学同人発
行参照〕。該方法としては、具体的には例えば通常の蛋
白沈澱剤による処理、限外が過、分子篩クロマトグラフ
ィー(ゲルが過)、液体クロマトグラフィー、遠心分離
、電気泳動、アフィニティクロマトグラフィー、透析法
、之等の組合せ等を採用できる。上記操作の好ましい一
実施態様は次の通りである。
即ちまず培養上清より目的ポリペプチドを部分精製する
。この部分精製は、例えばアセトン、メタノール、エタ
ノール、プロパツール、ジメチルホルムアミド(DMF
)等の有機溶媒や酢酸、過塩素酸(PCA)、トリクロ
ロ酢酸(T CA)等の酸を蛋白沈澱剤として用いる処
理、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、リン酸ナトリ
ウム等の塩析剤を用いる処理及び/又は透析膜、平板膜
、中空繊維膜等を用いる限外濾過処理等により行なわれ
る。之等の各処理の操作及び条件は、通常のこの種方法
のそれらと同様のものとすればよい。
次いで上記で得られた粗精製物を、ゲルが過に付すこと
により目的物質の活性が認められる両分を収得する。こ
こで用いられるゲル濾過剤としては特に限定はなく、例
えばデキストランゲル、ポリアクリルアミドゲル、アガ
ロースゲル、ポリアクリルアミド−アガロースゲル、セ
ルロース等を素材とするものをいずれも利用できる。之
等の具体例としては、セファデックスGタイプ、同L 
Hタイプ、セファロースタイブ、セファクリルタイプ(
以上、ファルマシア社)、セルロファイン(チッソ■)
、バイオゲルPタイプ、同Aタイプ(バイオ−ラド社)
、ウルトロゲル(LKB社)、TSK−Gタイプ(東ソ
ー■)等を例示できる。
目的ポリペプチドは、上記ゲルが過により得られる活性
画分を、例えばハイドロキシアパタイトカラムを用いた
アフィニティークロマトグラフィ、DEAE法、0M法
、SP法等のイオン交換カラムクロマトグラフィー、ク
ロマトフオーカシング法、逆相高速液体クロマトグラフ
ィー等に付すことにより、又は之等各操作の組合せによ
り更に精製でき、均質な物質として単離できる。
かくして本発明誘導体を単離、収得できる。
本発明誘導体は、これを有効成分として各種医薬用途に
有用な医薬製剤とすることができる。該医薬製剤は通常
本発明誘導体と共に適当な医薬製剤担体を配合して製剤
組成物の形態に調製される。
該製剤担体としては使用形態に応じた製剤を調製するの
に通常慣用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩
壊剤、表面活性剤等の賦形剤乃至は希釈剤をいずれも使
用できる。製剤組成物形態は、これが本発明誘導体を効
果的に含有する状態であれば特に限定はなく、例えば錠
剤、粉末剤、顆粒剤、乳剤等の固剤であってもよいが、
通常液剤、懸濁剤、乳剤等の注射剤形態とするのが好適
である。またこれは使用前に適当な担体の添加によって
液状となし得る乾燥品とすることもできる。之等はいず
れも常法に従い調製できる。
得られる医薬製剤は、その形態に応じた適当な投与経路
、例えば注射剤形態の医薬製剤は静脈内、筋肉内、皮下
、皮内、腹腔的投与等により、固剤形態の医薬製剤は、
経口乃至は経腸投与により投与される。医薬製剤中の有
効成分の量及び該製剤の投与量は、該製剤の投与方法、
投与形態、使用目的、これを適用される患者の症状等に
応じて適宜選択され一定ではないが、通常有効成分を約
1〜80重量%程度含有する製剤形態に調製して、この
製剤をその有効成分量が1日成人1人当り約0.1μg
〜10mg程度となる範囲で投与するのが望ましい。該
投与は、1日1回である必要はなく1日3〜4回に分け
ることもできる。
実   施   例 以下、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。尚
、以下の例における各種活性は、それぞれ以下の方法に
従い測定した。
(1)LAF活性 B A L B / c系マウス胸腺細胞を利用して、
オッペンハイムらの方法[J、 J、 Oppenhe
im etal、、J、 Immunol、、 116
.1466 (1976)コによる。
(2)GIF活性 ヒトメラノーマ細胞A375 S l [S、 Nak
aiet al、、 Biochem、 Biophy
s、 Res、 Commun、。
見4.1189 (198B) )を用い、特開昭62
=174022号公報記載の方法による。
(3)  p G E 2産生活性 96ウエルーマイクロプレートにlX104個/ウェル
でA375S1細胞を加え、12時間後に種々の濃度に
希釈した試料を加えて培養し、24時間後に回収した培
養上清中のプロスタグランデインE 2  (P G 
E 2 )を、PGE2[I]−RIAキット(NEN
 Re5earchProducts) ニより測定す
る。
(4)II、−1受容体結合活性 12ウェル−プレートにほぼ均一に増殖させたBa1b
/3T3細胞(約lX106細胞/ウエル)に、種々の
濃度に希釈した試料或は標準品(rIL−1β、特開昭
62 174022号記載のもの)と  I −T Ll α
(T、Kamogashira et al、、 J、
 Biochem、。
胆4.730 (1988) 、50000〜1100
000cp )とを添加し、4℃で2時間培養する。上
澄液を除去した後、D −P B S (−)液で各ウ
ェルを洗浄し、洗浄液を除去後、各ウェルに1%5DS
−0,2N  NaOH1zA?を加え、細胞を可溶化
し、可溶化液中のカウントをγ−カウンター(アロカ社
製)にて測定する。受容体結合活性阻害率(%)は、 
  I−IL−1αの結合を50%阻害する標準品rI
L−1βの濃度を、同50%阻害する試料I L−1β
誘導体の濃度で除した値の百分率で表わす。
また、本発明IL−1β誘導体の酵素イムノアッセイを
、田中らの方法(CIin、 Chim・Acta、 
166、237 (1987) ) ニ従い、Affi
nity−purified anti−human 
IL−1βFab ’ −peroxidasecon
jugateを用いたEL I SA法により定量した
実施例 1 [Leu   ]IL−1βの製造 ■ 本発明誘導体発現プラスミドの調製まずIL−1β
のサイトスペシフィックーミュータジェネシス(Sit
e−specific mutagenesis)用の
ベクターf1.IL−1βlpp T  [Bioch
em、Biophys。
Res、 Commun、、 150.1106−11
14 (198B)、 ] j、:1、ルバーファージ
M13KO7,(宝酒造)を感染させることにより、−
本鎖DNA (SSDNA)を得、これをミュータジェ
ネシスの鋳型とした。
5′−リン酸化合成オリゴヌクレオチド[5′−TAA
CTGACTTGACCATGC−3’  ]をプライ
マーとし、オリゴヌクレオチドダイレフテッド インビ
トロ ミュータジエネシス システム(Oligonu
cleotide−directed in vitr
mutagenesis system、 Amers
ham UK社、コードRPN、2322)を用いて、
サイトスペシフイックーミュータジエネシスを行なった
(Proc。
Natl、 Acad、 Sci、、 81.5662
1−5666(1984)参照〕。
エシエ’J ヒフ ・:I ’) (E、coli) 
MVI 184(宝酒造)においてトランスフオームさ
れたクローンから5SDNAを得、ジデオキシチェイン
ターミネイション法によりDNAシークエンシングを行
ない、目的の遺伝子の変異した組換え体(形質転換体)
  fl、II、−1β−146L / E、coli
 MV1184 ヲ得た。
このプラスミドは、前記式(1)のアミノ酸配列の8位
〈X〉及び71位〈Y〉が共にCysであり且つ146
位アミノ酸残基(Phe)がLeuに置換されたアミノ
酸配列を有する本発明ポリペプチド発現プラスミドであ
る。
上記形質転換体は、工業技術院微生物工業技術研究所(
微工研) ニ[E、coli MV 1184/ fl
、IL−1β−146L Jなる表示で、微工研菌寄第
10353号(FERMP−10353)として寄託さ
れている。
■ 形質転換体の培養 上記■テ得り形質転換体(MV1184 / fl、I
L−1β−146L )をアンピシリン100μg /
 ytllを含む下記組成のLB培地1011に接種し
、37℃で一晩振盪培養して前培養液を得た。
(LB培地組成〉 バクト・トリプトン(デイフコ社)  Log/A’バ
クト・イースト抽出物(同上社)   5g/A’Na
CA’ (和光純薬社)        10g//上
記前培養液1011を、下記組成の生産培地(M9CA
培地)50C)rA’に接種し、37℃で14時間振盪
培養した。
<M9CA9CA培地 Na2 HPO4・12H206g//KH2PO43
g/A’ NaC/             0.5g/A’N
H4CA’             1  g/A’
バクトーカザミノ酸        Log/A’L−
システィン−HC175■/l L−プロリン            75■/lL−
ロイシン           75■/lpHを7.
4に調整後、121°Cで30分間オートクレーブ処理
し、次いで下記組成の別滅菌液を接種時に無菌的に培地
に添加する。
〈別滅菌液組成〉 I M  M g S O4・44H2O1CaCl2
・2H20 7,5■/lチアミン・HCl 40% グルコース 2  ill/II O,1xA’/l1 111/l ’J−8.75xl!/II 上記培養液の菌体内における所望ポリペプチドの生産状
態を以下の通り調べた。
即ち、まず培養液1 xllより遠心分離により菌体を
集め、この菌体につき15%5DS−PAGEをレムリ
の方法[U、 K、 Laemmli、 Nature
、 227゜680 (1970)]に従い実施し、ま
たIL−1βモノクロ一ナル抗体を用いたタウリンらの
ウェスタンブロッティング法[H,Towrin、 P
roc、 Natl。
Acad、 Sci、、U、S、A、、 76、435
0 (1979)) ニヨリ、17.5kdの位置に所
望ポリペプチドを確認した。
また別に、上記培養液1 ytllより遠心分離により
菌体を集め、これを25%シュークロース−50mM)
リス塩酸(p H8,0)溶液450111に懸濁させ
、10mg/z/リゾチーム(シグマ社製)[25mM
トリス塩酸(p H8,0)で溶解した溶液]150μ
lを加え、4℃で10分間放置した。次いで0.25m
M  EDTA (pH8,0)50μlを加え、更に
0.3%トリトンX10050mMトリス塩酸(pH8
,0) −25mMEDTA (pH8,0)の溶液4
50μlを加え、室温で10分間放置後、更によく懸濁
させ、遠心分離により菌体から所望のポリペプチドを含
む上清を得た。
得られた上清につき、前記諸活性を調べた。結果を以下
に示す。
(1) L A F活性:なし く2)GIF活性:l、2X103単位/ ytll(
51,1βg/ytll) 比活性−2,3X104単位/■ (I L−1βに対して0.058%)(3) p G
E 2産生活性:なし く4) I L −1受容体結合活性:IL−1−βに
対して58.7% また、上記上清につき、以下のIL−1β抑制作用試験
を行なった。
(5) I L−1β抑制作用: 10′2倍又は10″3倍希釈した菌体抽出上清を、L
AF活性及びPGE2産生活性の測定系に、所定量のI
L−1βと同時に添加し、各測定を同様にして行なった
LAF活性につき得られた結果を第1表に、またP G
 E 2産生活性の測定結果を第2表にそれぞれ示す。
第   1   表 第   2   表 以上の結果、本発明の[Leu   ]IL−1βはI
 L−1受容体には結合するが、生物活性は実質的に示
さず、従ってIL−1βの拮抗剤として有用であること
が判った。
■ 本発明誘導体の精製 上記■で培養した培養液51から集菌した菌体を、LM
  Na2HPO460ytllに懸濁させ、夜4℃に
放置した後、10mMトリス塩酸緩衝液(pH8,5)
に対して2日間透析した。
得られた透析液を遠心分離(10000rpm20分間
)し、上清と沈澱物とに分け、上清を2.0M酢酸緩衝
液(pH5,25)にてpH調製後、−夜4℃に放置し
、生じた沈澱を遠心分離(10000rpm、20分間
)ニテ除いた後、以下の条件でイオン交換高速液体クロ
マトグラフィーにより精製した。
カラム+TSKゲル5P−5PW (21,5mmI 
D X 150 min、  F−ソー社製)溶離液A
:50mM酢酸緩衝液(pH5,5)溶離液B:1.0
M  NaCA’を含む50mM酢酸緩衝液(pH5,
5) 流速:3ZA’/分 フラクション容積:6ytll/チユ一ブ/2分濃度勾
配二   時間(分)   %B上記5P−HPLCに
おいて、活性画分はIL1βに対するモノクローナル抗
体を用いたウェスタンブロッティングにより確認した。
その結果、[Leu   ]IL−1βはフラクション
N0928〜30に検出され、このフラクションを集め
た。
次いで上記フラクションを限外が過にて濃縮し、更に4
0mMホウ酸緩衝液(p H8,0)にて交換した後、
硫安を加えて40%硫安溶液とし、これを以下の条件に
てTSKゲルフェニル−5PW疎水性高速液体クロマト
グラフィーにかけた。
カラム: TSKゲルフェニル−5PW (7,5mm
IDX75mm、トーソー社製) 溶離液A:40%硫安を含む40mMホウ酸緩衝液(p
 H8,0) 溶離液B : 40mMホウ酸緩衝液(pH8,0)流
速:l、xll1分 フラクション容積:IJA’/チューブ/分濃度勾配二
   時間(分)   %B上記の結果、[Leu  
 ]  I L71βはフラクションNO,24〜25
に溶出された。また、これは5DS−PAGEにより高
純度に精製されていることが確認された。
この精製試料につき、前記諸活性を調べた。結果を以下
に示す。
(1) L A F活性:なし く2)GIF活性: 比活性−1,86X104単位/■ (I L−1βに対して0.047%)(3) p a
 E 2産生活性:なしく4) I L −1受容体結
合活性:IL−1βに対して41% 以上の結果、本発明の[Leu   ]IL−1βはI
L−1受容体には結合するが、生物活性は実質的に示さ
ず、従ってTL−1βの拮抗剤として有用であることが
判った。
実施例 2 [Met146]  I L −1βの製造■ 本発明
誘導体発現用プラスミドの調製実施例]−と同様にして
、発現ベクターf1・IL−1βlpp Tに、ヘルパ
ーファージM13KO7を感染させて、SSD N A
を得、これをミュータジエネシスの鋳型とし、5′−リ
ン酸化合成オリゴヌクレオチド[5’−ACTGACA
TGACCATG−3’ )をプライマーとし、オリゴ
ヌクレオチドーダイレクテッドインビトロミュータジエ
ネシスを用いて、サイトスペシフイックーミュータンエ
ネシスを行なった。エシェリヒア・コリ(E・coli
) T G 1 (宝酒造)においてトランスフオーム
されたクローンから5SDNAを得、ジデオキシチェイ
ンターミネイション法によりDNAシークエンシングを
行ない、目的の遺伝子の変異した組換え体(形質転換体
)  fl、IL−1β−146M / E、coli
TGIを得た。
このプラスミドは前記式(1)のアミノ酸配列の8位<
X〉及び71位<Y〉が共にCysであり且つ146位
アミノ酸残基(Phe)力(Metに置換されたアミノ
酸配列を有する本発明ポリペプチド発現プラスミドであ
る。
上記形質転換体は、微工研に[E、coli TGI/
flエト1β−146M Jなる表示で、微工研菌寄第
10354号(F ERMP−10354)として寄託
されている。
■ 形質転換体の培養 上記■で得た形質転換体を、実施例1と同様の条件で培
養して本発明誘導体の発現を行ない、5DS−PAGE
及びウェスタンブロッティングで所望のバンドを確認し
た。また菌体粗抽出液の活性を調べた結果は次の通りで
あった。
(1) L A F活性:なし く2)GIF活性:5.35X102単位/ zll(
12,6μg/yt!り 比活性−5X104単位/■ (IL−1βに対して0.125%) (3)PGE2産生活性:なし く4) I L −1受容体結合活性:IL−1βに対
して22.5% 以上の結果、本発明の[Met   ]IL−1βはI
I、−1受容体には結合するが、生物活性は実質的に示
さず、従って■L−1βの拮抗剤として有用であること
が判った。
実施例 3 [Tyr   ]TL−1βの製造 ■ 本発明誘導体発現用プラスミドの調製実施例1と同
様にして、発現ベクターf1.IL−1βlpp Tに
、ヘルパーファージM13KO7を感染させて、5SD
NAを得、これをミュータジェネシスの鋳型とし、5′
−リン酸化合成オリゴヌクレオチド(5’ −TAAC
TGACTACACCATGC−3’ :lをプライマ
ーとし、オリゴヌクレオチドーダイレクテッドインビト
ロミュータジェネシスを用いて、サイトスペシフィック
ーミュータジェネシスを行なった。エシェリヒア・コリ
(E、coli) ”l’ G lにおいてトランスフ
オームされたクローンから5SDNAを得、ジデオキシ
チェインターミネイション法によりDNAシークエンシ
ングを行ない、目的の遺伝子の変異した組換え体(形質
転換体)  fl、IL−1β−146Y / E、c
oli TGIを得た。
このプラスミドは前記式(1)のアミノ酸配列の8位<
7.>及び71位〈Y〉が共にCysであり且つ]−4
6位アミノ酸残基(Phe )がTyrに置換されたア
ミノ酸配列を有する本発明ポリペプチド発現プラスミド
である。
上記形質転換体は、微工研に[E、coli TGI 
/ f]IL−1β−146Y Jなる表示で、微工研
菌寄第10356号(FERMP−1,0356)とし
て寄託されている。
■ 形質転換体の培養 上記■で得た形質転換体を、実施例1と同様の条件で培
養して本発明誘導体の発現を行ない、5DS−PAGE
及びウェスタンブロッティングで所望のバンドを確認し
た。また菌体粗抽出液の活性を調べた結果は次の通りで
あった。
(1) L A F活性:なし く2)GIF活性:6,5X103単位/ ytll(
27,1βg/xiり 比活性−2,4X105単位/■ (I L−1βに対して0.6%) (3) p GE 2産生活性:なし く4) I L −1受容体結合活性:II、−1βに
対して30.2% 以上の結果、本発明の[Tyr   ]IL−1βはT
 I、−1受容体には結合するが、生物活性は実質的に
示さず、従ってIL−1βの拮抗剤として有用であるこ
とが判った。
実施例 4 8、    71     146 [Ala  Ala  、Leu   ]  IL−1
βの製造■ 分泌ベクターf1・Omp AAMSの構
築f1ファージのインタージェニック領域を有するプラ
スミドfl 、 IL−1βlpp T  [Bioc
hem。
Biophys、 Res、 Commun、、 15
0.1106−1114 (198B)]を、制限酵素
EC0RI(宝酒造社)で切断後、DNAポリメラーゼ
Iクレノーフラグメント(ベーリンガーマンハイム社)
を用いてセルフライゲーション(クレノー処理)を行な
い、ECOR■制限サイトを削除した。次にこのプラス
ミドを制限酵素C1a■(宝酒造社)で切断後、クレノ
ー処理し、更に制限酵素5all(宝酒造社)で切断し
て4.7kbフラグメントを得た。
別個に、ブー7スミドp INIIIOmp A3 (
Ghrayebet al、、 EMBO,J、、 3
.2437 (1984))を、制限酵素Xba工(宝
酒造社)で切断し、クレノー処理後、更に制限酵素Sa
1■で切断して、lkbフラグメントを得た。
上記で得た両フラグメントを、T4DNAリガーゼ(宝
酒造社)を用いてライゲーションして、Omp Aシグ
ナルペプチドを含む5.7kbの融合ベクターを調製し
た。
プライマーとして5’ −GTACGCAAGTTCA
CGTTCTAGATAACGA−3’(28mer)
を用いて、サイトスペシフィックミュータジェネシス(
削除)により、上記融合ベクターから余分な領域を削る
と共にその有するtrpプロモーターの下流にXba制
限サイトを設けた、fl・Omp A分泌ベクターを構
築した。このベクターは、リポプロティン(lpp )
のSD配列に続いてシグナルペプチドの配列を有し、そ
の後にEC0RI、)(ind■、BamHIのクロー
ニングサイトを有している。
上記ベクターを、更に制限酵素MILII(宝酒造社)
及びSal■を用いて切断し、クレノー処理し、セルフ
ライゲーションを行なって、該ベクターより約700b
pのM1u■−8al■フラグメントを除いたfl、O
mpAΔMS分泌ベクター(5,0kb)を最終的に得
た。
■ fl 、 Omp A融合IL−1βの構築プラス
ミドp IL−1βのcD N A [T、 N15h
idaet al、、 B、B、R,C,、143,3
45(1987) )を、制限酵素Hg1AI及びAC
CIで切断した後、マングビーンS1ヌクレアーゼ(M
ung bean Sl nuclease 。
全酒造社製)で処理して、581bpのフラグメントを
得た。
一方、M13mplOファージベクター〔アマジャム社
製〕を制限酵素3 ma Iを用いて切断し、この切断
サイトに上記フラグメントをT4DNAリガーゼを用い
てクローニングして、M13mplOIL−1βを得た
このものを、次に制限酵素EC0RI及びBam)(I
で切断して、592bpのIL−1βをコードする遺伝
子を含むフラグメントを得た。
該フラグメントを同様にして、上記■で得たfl、Om
pAΔMS分泌ベクターのECORI −BamHI制
限サイトにクローニングして、約5.5kbのfl・O
mp A融合IL−1βを作成した。
■ fl 、 Omp A hIL−1β分泌ベクター
の構築上記■で得たベクターの一本鎖DNAをテンプレ
ートとし、その融合N末端の21bpを合成プライマー
[5’ −CTACCGTAGCGCAGGCCGCA
CCTGTACGATCACT−3’34mer)を用
いて、サイトスペシフィックミュ−タジェネシスにより
削除して、Omp Aシグナルペプチドの直後に成熟I
L−1βのN末端配列を持つfl 、 Omp A−h
lL−1β(5,6kb)を得た。
このものをエシェリヒア・コリMV1184にトランス
フオームして、I L−1β組換え形質転換体[fl 
、 Omp A hIL−1β/エシエリヒア、コリM
V1184]を得た。
■ 分泌ベクターfl 、 Omp A h IL−1
β−8A−71A146Lの構築 上記■で得た分泌ベクターf1・Omp A hIL−
1βのSSD N Aを鋳型とし、合成オリゴヌクレオ
チドをプライマーとして、実施例1と同様にサイトスペ
シフィックーミュータジェネシスを行ない、目的の遺伝
子の変異した組換え体(形質転換体)を得た。
このプラスミドは前記式(1)のアミノ酸配列の8位<
x〉及び71位<Y〉が共にAlaであり且つ146位
アミノ酸残基(Phe)がLeuに置換されたアミノ酸
配列を有する本発明ポリペプチド発現プラスミドである
■ 形質転換体の培養 上記■で得た形質転換体を、実施例1と同様の条件で培
養して本発明誘導体の発現を行ない、5DS−PAGE
及びウェスタンブロッティングで所望のバンドを確認し
た。また菌体粗抽出液の活性を調べた結果は次の通りで
あった。
(1) L A F活性:なし く2)GIF活性:3,46X102単位/ ytll
(6,8μg/zl) 比活性−5,lXlO4単位/■ (IL−1βに対して0.13%) (3) P G E 2産生活性:なしく4) I L
 −1受容体結合活性:I I、−1βに対して51.
2% 8、    71     146 以上の結果、本発明(7)[Ala  Ala  +L
eu   ]IL−1βはIL−1受容体には結合する
が、生物活性は実質的に示さず、従ってII、−1βの
拮抗剤として有用であることが判った。
実施例 5 8、    71     146 [Ala  Ala  −Met   ]  IL−1
βの製造■ 本発明誘導体発現用プラスミドの調製実施
例4と同様にして、分泌ベクターf 1 、0mpA 
hIL−1βのSSD N Aから、目的の遺伝子の変
位した組換え体(形質転換体)を得た。
このプラスミドは前記式(1)のアミノ酸配列の8位〈
X〉及び71位<Y〉が共にAlaであり且つ146位
アミノ酸残基(Phe)力<Metに置換されたアミノ
酸配列を有する本発明ポリペプチド発現プラスミドであ
る。
上記形質転換体ハ、微工研ニ[E、coli MV11
84/ fl、omp A hlL−1β−8A−71
A−146MJなる表示で、微工研菌寄第10355号
(FERMP−10355)として寄託されている。
■ 形質転換体の培養 上記■で得た形質転換体を、実施例1と同様の条件で培
養して本発明誘導体の発現を行ない、5DS−PAGE
及びウェスタンブロッティングで所望のバンドを確認し
た。また菌体粗抽出液の活性を調べた結果は次の通りで
あった。
(1) L A F活性:なし く2)GIF活性:6.89X102単位/ytll(
10μg/ytll) 比活性=6.89X104単位/■ (I L−1βに対して0.17%) (3) P G E 2産生活性:なしく4) I L
−1受容体結合活性: IL−1βに対して17.0% 8、    71      146 以上の結果、本発明(y)[Ala  A’la  0
Met   ]IL−1βはIL−1受容体には結合す
るが、生物活性は実質的に示さず、従ってII、−1β
の拮抗剤として有用であることが判った。
実施例 6 [Lys   ]IL−1βの製造 ■ 本発明誘導体発現用プラスミドの調製実施例1と同
様にして、発現ベクターf1・IL−1βlpp Tに
、ヘルパーファージM13KO7を感染させて5SDN
Aを得、これをミュータジェネシスの鋳型とし、5′−
リン酸化合成オリゴヌクレオチド(5’ −GATAT
AACTAAATTCACCATG−3’ )をプライ
マーとし、オリゴヌクレオチドーダイレクテッドインビ
トロミュータジェネシスを用いて、サイトスペシフィッ
クーミュータジェネシスを行なった。エシェリヒア・コ
リ(E、coli) T G 1においてトランスフオ
ームされたクローンから5SDNAを得、ジデオキシチ
ェインターミネイション法によりDNAシークエンシン
グを行ない、目的の遺伝子の変異した組換え体(形質転
換体)  fl、IL−1β−145K / E、co
liTGIを得た。
このプラスミドは前記式(1)のアミノ酸配列の8位〈
X〉及び71位〈Y〉が共にCysであり且つ145位
アミノ酸残基(Asp)がLysに置換されたアミノ酸
配列を有する本発明ポリペプチド発現プラスミドである
■ 形質転換体の培養 上記■で得た形質転換体を、実施例1と同様の条件で培
養して本発明誘導体の発現を行ない、5DS−PAGE
及びウェスタンブロッティングで所望のバンドを確認し
た。また菌体粗抽出液の活性を調べた結果は次の通りで
あった。
(1) L A F活性:なし く2)GIF活性:1.07X104単位/ 7A’(
15,3μg /ytll ) 比活性−7,0X105単位/■ (I L−1βに対して1.8%) (3) P G E 2産生活性:なしく4) I L
 −1受容体結合活性:IL−1βに対して29% 以上の結果、本発明の[Lys   ]IL−1βはI
 L−1受容体には結合するが、生物活性は実質的に示
さず、従ってIL−1βの拮抗剤として有用であること
が判った。
実施例 7 [Des−Asp   ]  I L−1βの製造■ 
本発明誘導体発現用プラスミドの調製実施例1と同様に
して、発現ベクターf1.Iト1βlpp Tに、ヘル
パーファージM13KO7を感染させて5SDNAを得
、これをミュータジェネシスの鋳型とし、5′−リン酸
化合成オリゴヌクレオチド[5’ −AGGATATA
ACTTTCACCATGC−3’ Eをプライマーと
し、オリゴヌクレオチドーダイレクテッドインビトロミ
ュータジェネシスを用いて、サイトスペシフィックーミ
ュータジェネシスを行なった。エシェリヒア・コリ(E
、coli) T G 1においてトランスフオームさ
れたクローンから5SDNAを得、ジデオキシチェイン
ターミネイション法によりDNAシークエンシングを行
ない、目的の遺伝子の変異した組換え体(形質転換体)
  fl、IL−1β−des−145D/ E。
coli TGIを得た。
このプラスミドは前記式(1)のアミノ酸配列の8位〈
X〉及び71位〈Y〉が共にCysであり且つ145位
アミノ酸残基(Asp)が欠失したアミノ酸配列を有す
る本発明ポリペプチド発現プラスミドである。
■ 形質転換体の培養 上記■で得た形質転換体を、実施例1と同様の条件で培
養して本発明誘導体の発現を行ない、5DS−PAGE
及びウェスタンブロッティングで所望のバンドを確認し
た。また菌体粗抽出液の活性を調べた結果は次の通りで
あった。
(1,) L A F活性:なし く2)GIF活性:l、53X103単位/11(7,
8μg/〃) 比活性=1.96X105単位/■ (I L−1βに対して0.5%) (3) P G E 2産生活性:なしく4) I L
−1受容体結合活性: IL−1βに対して32% 以上の結果、本発明の[Des−Asp   ]  I
 L−1βはIL−1受容体には結合するが、生物活性
は実質的に示さず、従ってIL−1βの拮抗剤として有
用であることが判った。
製剤例 1 実施例1で得た本発明誘導体の生理活性食塩水に、ヒト
血清アルブミン(H8A)を0. 5%となるように添
加して、濾過(0,22μmメンブランフィルタ−)後
、これを無菌的に1 xllずつバイアル瓶に分注して
凍結乾燥し、注射用製剤を調製した。
かくして得られた製剤は、これを用時注射用蒸留水17
1に溶解して利用される。
(以 上)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 【遺伝子配列があります】 〔式中、〈X〉及び〈Y〉は人体を構成するα−アミノ
    酸残基を示す。〕 で表わされるインターロイキン−1β又はその誘導体の
    アミノ酸配列において、145位^A^s^p及び14
    6位^P^h^eの少なくとも一方が欠失されるか又は
    他のアミノ酸残基で置換されて改変されたアミノ酸配列
    を有することを特徴とするインターロイキン−1β誘導
    体。
JP1274339A 1988-10-24 1989-10-20 インターロイキン―1β誘導体 Pending JPH02223597A (ja)

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JP63-267896 1988-10-24
JP26789688 1988-10-24
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05112462A (ja) * 1990-04-02 1993-05-07 Synergen Inc インターロイキン−1により媒介された疾患の治療法
US6159460A (en) * 1988-05-27 2000-12-12 Amgen Inc. Method for treating interleukin-1 mediated diseases
US6733753B2 (en) 1997-02-10 2004-05-11 Amgen Inc. Composition and method for treating inflammatory diseases

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JPH05112462A (ja) * 1990-04-02 1993-05-07 Synergen Inc インターロイキン−1により媒介された疾患の治療法
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