JPH02223525A - 血管新生阻害剤 - Google Patents

血管新生阻害剤

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JPH02223525A
JPH02223525A JP1285799A JP28579989A JPH02223525A JP H02223525 A JPH02223525 A JP H02223525A JP 1285799 A JP1285799 A JP 1285799A JP 28579989 A JP28579989 A JP 28579989A JP H02223525 A JPH02223525 A JP H02223525A
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JP
Japan
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sulfate
glucan
angiogenesis
salt
acid
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Pending
Application number
JP1285799A
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English (en)
Inventor
Tsuneo Kanamaru
金丸 恒雄
Yukimasa Nozaki
野崎 幸正
Katsuichi Sudo
勝一 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は血管新生阻害剤に関する。
従来の技術 血管新生は、胚発生2女性性周期による排卵または胎盤
形成など、ヒト又は動物の通常の生理的状態、創傷治癒
、炎症などの修復過程および毛細血管が急激に増殖、増
大して組織に対して重篤な損傷をもたらす多くの病的状
態などに起ることが知られている。このような毛細血管
の病的増加による疾患としては、眼科領域における糖尿
病性網膜症、後水晶体線維増殖症、角膜移植に伴う血管
新生、線内症、眼腫瘍およびトラコーマなどが、皮膚科
領域における乾せん及び化膿性肉芽腫などが、小児科領
域における血管腫及び線維性血管腫などが、外科領域に
おける肥大性はん痕及び肉芽などが、自利領域における
リューマチ性関節炎及び浮腫性硬化症などが、心臓疾患
におけるアテローム性動脈硬化症及び各種腫瘍などが知
られている。
特に、糖尿病性網膜症およびトラコーマにおける異常な
血管新生の増加は多くの人々を失明に追いやり、又リュ
ーマチ性関節炎においては関節における異常な血管新生
が関節中の軟骨の破壊を起こし多くの人を悩ましている
。したがって、このような血管新生の異常増殖を伴う疾
患の治療、予防薬として有用な化合物の開発か望まれて
いる。
生する血管新生因子により誘導される新生血管形成によ
ると考えられており、血管新生阻害剤は各種腫瘍に対す
る新しい治療薬になると期待され、血管新生阻害剤の探
索研究が開始されている〔シエ・フォルクマン(J、 
Polkman);アトパンノス・イン0キヤンサー0
リサーチ(Advances in CancerRe
seach) 435  j75. ] 985.  
ジョージ・クライン(George Klein)およ
びシトニー・ワインハウス(Sidney Weinh
ouse)編集〕。
すでにヘパリンまたはヘパリンフラグメントとコーチシ
ンをはじめとするいわゆる血管新生阻害ステロイド(a
ngiostatic  s’terojd)との併用
によって血管新生が阻害されることが知られている〔ジ
ェ・フォルクマン・エト アル(J、 F:olkma
net、 al、);  サイエンス(Science
) 22↓719(1983)、  ジェ・フォルクマ
ンエト アル(JFolkman et、 al、戸エ
ナルズ・オブ・サージエリ−(△nnals  of 
 Surgery)  206   374(]  9
87)〕 。
、 さらに、α、βおよびγ−サイクロデキストリフ硫
酸化物、特にβ−サイクロテキストリンテトラデカ 生阻害ステロイド、フマギリンまたはコラーゲン合成阻
害剤なととの併用使用によって相乗的に血管新生阻害活
性が発現することが認められている〔デ・インクバーお
よびシェ・フォルクマン(D。
lngber and J.  Folkman): 
ラボラ1゛リ−・イン2ステイゲーシヨン(Labor
atory  Investigation)59  
4、4(19’88))。
また基底膜及び基底膜中のコラ−ケン合成が血管新生に
おいて重要な役割をはたすことか指摘されている〔エム
・イー・マラゴウタキス,エム・サーモニ力およびエム
・パノウトサコポラス(ME.  Maragouda
kis,  M.  Sarmonika  and 
 MPanoutsacopoulous) ; J.
 Pharmacol. Exp.’ TherA土4
  72’9(1988)、  デイ・イー・インクバ
ー シェ・工・マトリ−およびシエ・フォルクマン(D
. E.  lngber, J. A. Madri
 and JFolkman) ; エンドクリア0シ
イ−(Endocrinology)1土1 1768
(1986))。
発明が解決しようとする課題 このような状況下で、その後も本願発明者を含む研究者
により血管新生阻害物質の探索が行われ、アスペルギウ
ス・フミガタス( Aspergillusfumig
atus)が産生じ、従来、抗菌剤及び抗原虫剤として
知られているフマギリン(fumagillin)が強
力な血管新生阻害作用を示し、且つヘパリンまたはβ−
サイクロデキストリンテトラデカ硫酸塩との併用によっ
て一層効果的に血管新生阻害作用を示すことが認められ
ている〔ジェ・フォルクマンおよびティ・カナマル(J
. PolkmanおよびTKanamaru)ら、ア
メリカ特許出願第173305号,1988年3月25
日出願)。
このような背景をもとに、本発明者らは比較的構造が解
明されていて、副作用がより少なく、旧つ安価に入手し
うる血管新生阻害作用の増強物質をさらに鋭意探索した
ところ、テキストラン硫酸、β−1,3−グルカン硫酸
あるいはこれらの塩がこのような目的の活性を有するこ
とを初めて見い出した。さらにデキストラン硫酸、β−
1,3グルカン硫酸またはこれらの塩は血管新生をそれ
ぞれ単独で阻害するかまたはその阻害を増強するステロ
イドまたは非ステロイド系化合物と併用することによっ
て、血管新生阻害作用が増強されることも合せて見い出
し、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明は(+)デキストラン硫酸、β1、3
−グルカン硫酸またはこれらの薬理学的に許容しうる塩
を含有する血管新生阻害剤、(2)(a)デキストラン
硫酸、β−1,3−グルカン硫酸またはこれらの薬理学
的に許容しうる塩および(b)血管新生阻害作用を促進
するステロイド系または非ステロイド系物質を組み合わ
せてなる血管新生阻害剤、および(3)非ステロイド系
物質が、フマギリンまたはその誘導体、もしくはコラー
ゲン合成阻害物質である」二記(2)項記載の血管新生
阻害剤である。
本発明において、テキストラン硫酸およびその塩は自体
公知の方法で製造されたものを用いることができる。こ
の原料物質であるデキストランはロイコノストック・メ
センテロイデス(Leuconostoc mesen
Leroides)やロイコ/ストック0デキス1゛ラ
ニキユム(Leuconostoc dextrani
cum)なとの細菌によって生産される主としてα−1
゜6結合からなるD−グルコースのポリマーてあって、
古くから代用血漿として臨床的に用いられている〔ザ・
メルク・インデックス(The Merck Inde
x)、第9版、1976年、2904項、第386−3
87ページ〕。また、デキストラン硫酸E1体は高脂血
症改善剤として永ら(臨床的に使用されており、極めて
低毒性な薬剤と見なされている〔ザ・メルク・インデッ
クス、第9版、1976年、2907項、第387ペー
ジ、生化学辞典、東京化学同人、1984年、第832
ページ〕。
本発明に用いるテキストラン硫酸としては、分子量か約
5,000〜500,000で、硫酸化度が硫黄(S)
含量として約16〜18重量%のものか好ましく用いら
れる。またこの薬理学的に許容しうる塩としては、アン
モニウム塩、アルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリ
ウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩
、マグネンウム塩なと)が挙げられる。
次に、本発明において用いられるβ−1,3グルカン硫
酸は、式(1) 〔式中、nは4〜約1000の整数を示す〕で表わされ
る直鎖β−1,些−グルカンの硫酸エステルをいい、本
グルカンの中間の単糖の3つの水酸基および両端の単糖
の水酸基の適当数がスルホン化されたものである。
本発明では、そのスルポン基の平均置換度(DS:De
gree or 5ubstitution)か各単糖
当たり0.5〜3のものか通常用いられ、好ましくはD
Sが1〜2のものが有利に用いられる。さらに硫黄含量
で表わした場合、約10〜20重量%のも、のである。
また、」二記β−1,3−グルカンとしては、平均重合
度(叶: Degree  of  Polymeri
zation)約1000以下のものであればいずれで
もよいか、とりわけ約40〜600のものが好ましい。
このようなβ−1,3−グルカンとしては、カートラン
(「加熱凝固性多糖類PS」としても知られている)か
挙げられ、このものはアルカリゲネス(Alcal i
genes)属もしくはアグロバクテリウム(Δgro
bacterium)属に属する微生物菌株が生産する
直鎖β−1,3−結合を主体とする水不溶性、加熱凝固
性のグルカンとして知られている〔特公昭43−7,0
00号、特公昭48−32.673号。
特公昭48−32,674号各公報〕。さらに、カート
ランの部分加水分解物の性状およびその製造法は、既に
特開昭55−83798号公報に詳細に記載されている
。カートランの部分加水分解物の例としては、叶が30
〜約800のもの、とりわけ40〜約600のものが挙
げられる。
なお、式(I)におけるnと叶は、DP−2=nの関係
にある。
加水分解手段としては、従来からよく知られている酸加
水分解法、アルカリ加水分解法もしくはβ−1,3−グ
ルカナーゼによる酵素分解法などが挙げられる。
反応混合物からβ〜1,3−グルカン低重合体を分離す
るには、多糖類、寡糖類の精製や分画に用いられる種々
の手段、たとえば酸性における沈澱法、エタノール添加
による沈澱法、ゲルろ過性なとを用い得る。このような
手段により所望の平均重合度を持つ各種の低重合体を分
離することができる。なお、β−1,3−グルカンおよ
びその低重合体の平均重合度は、マナーズらの方法〔カ
ーポハイドレ−1・・リサーチ(Carbohydra
te  Res。
)、上7. 109(197j))によって求めること
ができる。
式(1)で表わされるβ−1,3−グルカンについて、
その硫酸エステルの製造法について以下に述べる。
β−1,3−グルカンおよびその低重合体はピリジン、
ホルムアミドまたはジメチルホルムアミドの存在下に、
硫酸化剤たとえばクロルスルホン酸、無水硫酸などを作
用させるか、無水硫酸と有機塩基たとえばピリジン、ジ
メチルホルムアミド。
トリメチルアミン、ジメチルアニリン等トの複合体を反
応させることによって硫酸化することができる〔ジャー
ナル・オブ・バイオロジカル ケミストリー(J、 B
iol、 Chem=)+ 239.2986 (19
64年)〕。
反応生成物はアルコールまたはアセトンなどの有機溶媒
を反応液に添加して生ずる沈澱を分取するか、セフ1デ
ツクス(Sephadex)G −25などによるゲル
ろ過性または透析法などの方法によって精製、取得する
ことができる。
本発明におけるβ−1,3−グルカンの硫酸エステルは
、その塩としても用いることができ、例えばアンモニウ
ム塩、アルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩
など)、アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩及びマ
グネシウム塩)などの塩基性無機物との塩が挙げられる
β−1,3−グルカン硫酸エステルは、水に対する溶解
性が高く、低毒性であり、かつ相対的な血液凝固抑制活
性が低いので、ヘパリン等に見られる副作用を軽減する
ことができる。
次に、本発明においてデキストラン硫酸、β1.3−グ
ルカン硫酸またはこれらの塩と共に併用される、血管新
生阻害作用を促進するステロイド系または非ステロイド
系物質は、それ自体は必ずしも血管新生阻害作用を有し
ていなくてもよい。
たとえば、以下のような物質が例示される。
該ステロイド系物質としては、血管新生阻害ステロイド
として知られているコーチシンハイドロコーチシン、テ
トラハイドロコーチゾール、ハイドロコーチシン−21
−リン酸塩、17α−ハイドロキシプロゲステロン、1
1α−エピハイドロコーチゾール、コルチキソロン、コ
ルチキソロン。
デスオキシコルチコステロン、テストステロン、エスト
ロン、メトロキシプロゲステロン、デキサメサシンなど
が挙げられる〔ジェ・フォルクマン・エト アル(j、
 Polkman et、al、);サイエンス(Sc
ience) 22ニア19(1983)、u工・フオ
ルクマン・エトアル(J、 Folkman et、a
l、);アンナルス・オブ・サージエリ−(Annal
s of Surgery)206 374(1987
))。
一方、該非ステロイド系物質としては、コラーゲン合成
阻害物質、フマギリンおよびその誘導体が挙げられる。
コラーゲン合成阻害物質としては、プロリンアナログあ
るいはコラーゲン・プロリン・ヒドロキシラーゼ(co
llagen  prolinehydroxylas
e)の特異的阻害剤を含む。プロリンアナログは、プロ
リン分子の代りにコラーゲン分子中に取り込まれ、容易
に分解される異常コラーゲン分子を形成し、これによっ
てコラーゲンの蓄積を抑制することが明らかにされてい
る物質であって、たとえばL−アゼチジン−2−カルボ
ン酸、シス−ヒドロキシプロリン、D、L−3,4−デ
ヒドロプロリン、チオプロリンなとが挙げられる。
これらのプロリンアナログは、単独では弱いながら血管
新生阻害活性を示すものもあるが、デキストラン硫酸、
β−1,3−グルカン硫酸またはこれらの塩との併用で
強い阻害活性を示す。
次に、コラーゲン・プロリン・ヒドロキシラーゼの特異
的阻害剤としては、微生物代謝産物中より単離されたP
1894B [エッチ・オカザキエト アル(H,0k
azaki et、al、); ジャーナル・オブ・ア
ンチビオテックス(J、 Antibiotics) 
34 1355(1981)、 ティ・イシマルエトア
ル(T、  lshimaru et、al、);バイ
オケミカル・フ1−マコロジー(Biochem、 P
hamacology) 31915(1982))及
びフィブロスタチン(F 1bros tat + n
) A + B + C+ D + E及びF [TI
shimaru et、al、 °J、 Antibi
otics 40 1231(1987)、ケイ・オー
ク エト アル(K、 0htaet、al、); J
、 Antibiotics 40 1239(198
7)〕などが知られており、これらは選択的にコラーゲ
ンの蓄積を阻害することが明らかにされている物質であ
り、本発明において用いることができる。
これらのコラ−ケン・プロリン・ヒドロキシラーゼの特
異的阻害剤は、単独で使用した場合にも血管新生阻害活
性を示すが、デキストラン硫酸、β−1,3−グルカン
硫酸またはこれらの塩と併用することによって、より低
濃度で効果的に血管新生阻害活性を示す。
フマギリンの誘導体としては、フマギリンの加水分解物
であるフマギロール〔ターベル、デイ・ニス・エト ア
ル(Tarbell、 D、S、 et、al、)ジャ
ーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイテイ(J
ournal of American Chemic
al 5ociety) 83.3096(1961)
)あるいはその関連化合物である〇−置換フマギロール
誘導体があげられる。ここで、〇−置換フマギロール誘
導体は、数式(II) R 〔式中、Rは(1)置換基を有するアルカノイル基、(
2)炭素数2〜6のアルキル、アミン、ハロゲン、ヒド
ロキシル、低級アルコキシ、シアノ、カルバモイル又は
カルボキシルで置換されたアロイル基、(3)置換基を
有していてもよい芳香族複素環カルボニル基、(4)置
換基を有していてもよいカルバモイル基、(5)置換基
を有していてもよいアルキル基または(6)置換基を有
していてもよいベンゼンスルホニル若しくはアルキルス
ルホニル基を示ス。〕で表わされる化合物またはその塩
を含む。
上記−数式中、Rで示される置換基を有するアルカノイ
ル基としては、たとえばアミノ、低級アルキルアミノ(
例、メチルアミノ、エチルアミノ。
イソプロピルアミノなど)、ジ低級アルキルアミノ(例
、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、ニトロ、ハ
ロゲン(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)。
ヒドロキシル、低級アルコキシ(例、メトキシ、エトキ
シなど)、シアノ、カルバモイル、カルボキシル。
低級アルコ牛ジカルボニル(例、メトキシカルボニルエ
トキシカルボニルなど)、カルボキシ低級アルコキシ(
例、カルボキシメトキシ、2−カルボキシエトキシなど
)、置換基を有していてもよいフェニル、芳香族複素環
基(好ましくは窒素、酸素、硫黄等のへテロ原子を1〜
4個含む5〜6員芳香族複素環基(例、2−フリル、2
−チエニル、4チアゾリル、4−イミダゾリル、4−ピ
リジルなど)などで好ましくは1〜3個置換されたアル
カノイル基(好ましくは炭素数1〜20、無置換のアル
カノイル基としては例えば、ホルミル、アセチルプロピ
オニル、イソプロピオニル、ブチリル、ペンタノイル、
ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、ノナノイ
ル、ラウロイル、ウンデカノイル、ミリストイル、バル
ミトイル、ステアロイル、アラキノイル等)などがあげ
られる。なかでも3−カルボキシプロピオニル、4−カ
ルボキシブチリルが好ましい。
Rで示される置換基を有するアロイル基としては、たと
えばエチル、プロピルなどの炭素数2〜6の低級アルキ
ル、アミノ、ノ\ロゲン(例、フッ素。
塩素、臭素など)、ヒドロキシル、低級アルコキシ(例
、メトキシ、エトキシなど)、シアン、カルバモイル、
カルボキシルなどで好ましくは1〜3個置換されたベン
ゾイル、■−ナフトイル、2−ナフトイルなどがあげら
れる。なかでも2−カルボキシベンゾイルが好ましい。
Rで示される置換基を有していてもよい芳香族複素環カ
ルボニル基における置換基としては、上記の置換基を有
するアロイル基の置換基と同様のものが用いられる。芳
香族複素環カルボニル基としては窒素、酸素、硫黄等の
へテロ原子を1〜4個含んだ5ないし6員環のものが用
いられ、なかでも2−フロイル、2−テノイル、ニフチ
ノイル、イソニコチノイルなどが好ましい。
Rで示される置換基を有していてもよいカルバモイル基
はカルバモイル基、モノ置換カルバモイル基、ジ置換カ
ルバモイル基を含み、その置換基としては、たとえば低
級アルキル(例、メチル、エチルプロピル、ブチルなど
)、低級アルカノイル(好ましくは炭素数1〜61例、
アセチル、プロピオニルなど)、クロロアセチル、トリ
クロロアセチル、低級アルコキシカルボニルメチル(例
、メトキシカルボニルメチルエトキシ力ルポニルメチル
など)、カルボキシメチル、置換基を有していてもよい
フェニル、ナフチル、ベンゾイルおよびカルバモイル基
の窒素原子と共に環状アミン基(例、ピロリジノ、ピペ
リジノ、モルフォリノ、ピペラジノ、4メチルピペラジ
ノ、4−フェニルピペラジ7など)を形成する置換基な
どがあげられる。なかでもクロロアセチル、フェニル、
ベンゾイルなどが好ましい。
Rで示される置換基を有していてもよいアルキル基とし
ては、たとえば」1記の置換基を有するアルカメイル基
における置換基と同様な置換基で1〜3個置換されてい
てもよい炭素数1〜20の直鎖状2分枝状のアルキル基
があげられ、該アルキル基は任意の位置てエボキン化さ
れていてもよい。
なかでもメチル、エチル、ヘンシルなどが好ましい。
Rで示される置換基を有していてもよいベンゼンスルホ
ニル基の置換基としては、たとえば低級アルキル(例、
メチル、エチルなと)、ハロゲン(例、フッ素、塩素、
臭素なと)などがあげられ、これらの置換基はベンゼン
環上の任意の位置に1〜3個置換されていてもよい。
Rで示される置換基を有していてもよいアルキルスルボ
ニル基としてはミたとえば」1記した置換基を有するア
ルカ/イルが有する置換基と同様な置換基を1〜3個有
していてもよい炭素数1〜6の低級アルキルスルホニル
基などがあげられる。
なかでもメチルスルホニル、エチルスルホニルが好まし
い。
一般式(n)において、置換基を有していてもよいフェ
ニル基の置換基としては、たとえば低級アルキル(例、
メチル、エチル、プロピル、ブチルなど)、低級アルコ
キシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)、ハ
ロゲン(例、フッ素、塩素、臭素など)ハロゲン化アル
キル(例、トリフルオロメチル、クロロメチルなと)、
ニトロなどがあげられ、これらの置換基はフェニル環上
の任意の位置に1〜5個置換されていてもよい。
一般式(II)の化合物が分子内に酸性置換基(例、カ
ルボキシルなと)あるいは塩基性置換基(例、アミ/、
低級アルキルアミノ、ジ低級アルキルアミンなと)を有
する場合には、薬理学的に受容される塩として用いるこ
ともできる。薬理学的に受容される塩としては、無機塩
基との塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との
塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが用いられる
。これらの塩類を生成させうる無機塩基としてはアルカ
リ金属(例、ナトリウム、カリウムなと)、アルカリ土
類金属(例、カル/ウム、マグネシウムなど)などが、
有機塩基としては例えばトリメチルアミン、!・リエチ
ルアミン、ピリジン、ピコリン、N、N−ジベンジルエ
チレンジアミンエタノールアミン、ジェタノールアミン
 トリスヒドロキシメチルアミノメタン、ジシクロヘキ
シルアミンなどが、無機酸としては例えば塩酸、臭化水
素酸、硫酸、硝酸、リン酸などが、有機酸としては例え
ばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、シュウ酸、酒石酸、
フマール酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、pトルエンスルホン酸なとか、塩基性また
は酸性アミノ酸としては例えばアルキニン、リジン、オ
ルニチン、アスパラギン酸、グルタミン酸なとが用いら
れる。これらの塩のうち塩基との塩(すなわち無機塩基
との塩1有機塩基との塩、塩基性アミノ酸との塩)は化
合物(II)の置換基中のカルボ、キシル基と、また酸
との塩(すなわち無機酸との塩、有機酸との塩、酸性ア
ミノ酸との塩)は化合物(、II )の置換基中のアミ
7基、低級アルキルアミ7基、ジ低級アルキルアミ7基
などと形成しうる塩を意味する。
上記に挙げたO−置換フマキロール誘導体は、これら自
体でも血管新生阻害作用を示し、低毒性である。
一般式(II)で表わされる〇−置換フマキロール誘導
体は、フマギロールをアシル化剤、カルバモイル化剤、
アルキル化剤、又はスルホニル化剤を用い例えば、下記
に示す方法により、アシル化、カルバモイル化、アルキ
ル化又はスルボニル化反応に付すことによって製造する
ことができる。ア/ル化剤、カルバモイル化剤、アル牛
ル化剤、スルボニル化剤なとにアミノ、ヒドロキシル、
カルボキシルなどの置換基か存在する場合にはこれらの
置模試は保護されていることか好ましく、生成物の安定
性に応じて適当な保護基が選択される。好ましい保護基
の例としては、アミノの場合にはたとえば4− 二I・
ロベンジルオキ7カルボニル、2トリメチルシリルエト
キンカルボニルなどがあげられ、ヒドロキ/ルの場合に
はたとえば4−ニトロペンシルし一ブチルジメチルシリ
ルなとがあげられ、またカルボキシルの場合にはたとえ
ば4ニトロベンジルなどがあげられる。脱保護法として
は接触還元や、フルオライドイオンを反応させる通常の
方法が採用され得る。なおりルバモイル化反応およびア
ルキル化反応の場合には、カルボキシル基の保護基とし
てメチル基、エチル基などの低級アルキル基を使用し、
反応後穏和なアルカリ性条件下で加水分解することによ
り脱保護することも可能である。
前記アシル化反応は、フマキロールにたとえば酸無水物
、酸ハライド(例、酸クロライド、酸ブロマイドなと)
などの活性化されたカルボン酸の反応性誘導体を反応さ
せることにより行なわれる。
前記アルキル化反応は、フマギロールに弐R2Y〔式中
、R2はlくの定義のうぢ(5)置換されていてもよい
アルキル基を意味し、Yは脱離基(例、ハロゲン(塩素
、臭素、沃素など))を示す。〕で表わされるアルキル
ハライド、ジアルキル硫酸(例、ジメチル硫酸1ジエチ
ル硫酸など)などのアル牛ル化剤を反応させることによ
り行なわれる。
またモノ置換カルバモイル基を導入するためのカルバモ
イル化反応は、通常、フマギロールにイソシアナートを
反応させることにより行なわれる。
例えば、下式で示される反応により製造される。
R3NGO+ フマキロール□→化合物(H)(式中、
R3は低級アルキル、低級アルカノイル、クロロアセチ
ル等前記したRで表わされる置換基を有していてもよい
カルバモイルの置換基を表す。)スルホニル化反応は、
フマギロールにたとえばスルホン酸無水物、スルホン酸
ハライド(例、スルボニルクロライド、スルホニルブロ
マイドなど)などの活性化されたスルホン酸誘導体を反
応させることにより行なわれる。
すなわち、下式のように反応させることにより行なわれ
る。
R40■1の反応性誘導体」−フマギロール→化合物(
肋(但し、R4はRの定義のうち(6)置換基を有して
いてもよいベンゼンスルホニル若しくはアルキルスルホ
ニル基を示す。) 本発明の血管新生阻害剤は、血管新生の異常増殖に基づ
く多くの疾患の予防治療薬として極めて有用であり、先
に述べたよう各疾患、すなわち限月領域における糖尿病
性網膜症、後水晶体線維増殖症、角膜移植に伴う血管新
生、線内症、眼腫瘍およびトラコーマなどか、皮膚利領
域における乾せん及び化膿性肉芽腫などが、小児利領域
における血管腫及び線維性血管腫など。が、外斜領域に
おける肥大性はん痕及び肉芽などが、内利領域における
リューマチ性関節炎及び浮腫性硬化症なとか、心臓疾患
におけるアテローム性動脈硬化症及び各種腫瘍などが挙
げられる。
本発明の製剤は経口的または非経口的に哺乳動物(例え
ば、ラット、うさぎ、さる及びヒト)に錠剤。
顆粒剤、カプセル剤、/ロツプ剤、散剤、注射剤1局所
投与のクリームまたは点眼薬なとの形態に調剤されて投
与される。剤形により活性物質と共に用いられる製薬組
成物には、慣用されている適当な添加剤(製剤原料)4
例えば賦形剤、結合剤崩壊剤、滑沢剤2着色剤、矯味剤
、安定化剤などが含まれていても良い。また本製剤は徐
放性ポリマーな七を用いた徐放性製剤の手法を用いて投
与されても良い。例えば、本製剤をエチレンビニル酢酸
ポリマーのペレットに取り込まぜて、このペレットを治
療すべき組織中に外科的に移植することができる。
例えば、糖尿病性網膜症の治療に用いる場合、薬理学的
に許容されるキャリヤーを含有する組成物を経口的にま
たは静脈内注射で投与される。」1記網膜症及びトラコ
ーマの治療には点眼薬としても用いられ、患者の状態に
より日に1〜4回の頻度で眼に滴下することができる。
投与量は対象患者、投与対象、投与方法によって有効量
を適宜に決定すればよい。たとえば、通常の場合、デキ
ストラン硫酸ナトリウム塩、β1.3−グルカン硫酸ナ
トリウム塩をそれぞれ1日10mg〜900mgを1〜
3回にわけて経口的または非経口的に投与することがで
きる。
一方、前記のステロイド系あるいは非ステロイド系物質
を併用する場合、使用する物質の阻害活性によって大き
く変化するが、一般にデキストラン硫酸、β−1,3−
グルカン硫酸またはその塩の1重量部に対し、ステロイ
ド系物質の場合には、約0.005〜50重量部の比率
で、また非ステロイド系物質の場合には約0.005〜
300重量部の比率で用いることができる。
本発明において、(a)デキストラン硫酸、β1.3−
グルカン硫酸またはこれらの塩と(b)前記ステロイド
系または非ステロイド系物質は組み合せて用いればよく
、投与形態としては(a)および(b)を含有する製剤
でもよいし、それぞれを別に投与してもよく、要は体内
で併用効果が発揮されればよい。
作用および実施例 以下に、試験例、参考例および実施例を挙げて本発明を
さらに具体的に説明する。
参考例1 平均重合度540のβ−1,3−グルカン(カードラン
)2.5gを100gのジメチルホルムアミドに懸濁さ
せたのち、クロルスルホン酸13.5gとトリエチルア
ミン11.7gから合成した125gのトリエチルアミ
ン−スルホン酸を添加し、氷水中で24時間撹拌させな
がら反応させた。反応液を0.5Mの炭酸ナトリウムに
対して充分透析後凍結乾燥し、4.6gの目的物を得た
。得られたβ−1,3−グルカン硫酸エステルナトリウ
ム塩の平均置換度(DS)は1.04であった(硫黄含
量12.7%)。以下の試験例および実施例においては
、このβ−1,3−グルカン硫酸ナトリウムを用いた。
参考例2 0−クロロアセチル力ルバモイルフマギロールフマギロ
ール(314mg)のジクロロメタン(5滅)溶液に、
水冷下クロロアセチルイソシアネート(160mg)を
滴下し、その後ジメチルレアミノピリジン(130mg
)を添加し、0°Cで2時間撹拌した。反応液に水を加
え、ジクロロメタンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧濃
縮後、残渣をシIJカゲル力ラムクロマトグラフイーに
付し、n−へキサンと酢酸エチルの溶液(3:1)で溶
出液を減圧濃縮して、無色粉末のO−クロロアセチルカ
ルバモイルフマギロール318 mg(収率7 ]%)
ヲ得た。
皿H−NMR(CDCf23) δ :   1.10
(比m)、 1.21(3H,s)、1.66(311
,s)、 1.75(3H,s)、 1.93(IH,
d、 J = 11.4)1z)、 1.8−2.5(
5H,m)、 2.57(LH,d、 J = 4.2
1(z)、 2.58(1H,m)、 2.99(il
l d、 J = 4.2Hz)、 3.47(3H,
s)、 3.68(IH。
dd、 J= It、 411z、 J = 2.8H
z)、 4.44(2H,s)、 5.20(IH,m
)。
5、61(IH,ml 8.33(IH,brs)血管
新生阻害活性の測定法 ジェ・フォルクマン(J、 Folkman)らの方法
〔アール・フルムエト アル(R,Crum et、a
l、)  サイエンス(Science)230 13
75(1985))を若干改良した無殻鶏胚漿尿膜法(
Shell 1esschorioallantoic
 membrane(CAM)assay)によって血
管新生阻害作用を測定した。すなわち、3日間培養した
鶏受精卵の卵殻を割って、得られた鶏胚をプラスチック
製カップ内でポリ塩化ビニリデンを用いてハンモック状
につるし、無菌的にさらに5日間培養を続けた。
検定試料の調製は以下の通りに行った。すなわちデキス
トラン硫酸ナトリウム塩またはβ−13−グルカン硫酸
ナトリウムをそれぞれ単独に、または前記のステロイド
または非ステロイド系化合物とを組み合せて、メチルセ
ルロース水溶液(終濃度0.5%)に溶解し、その溶液
IOμgをテフロンプレート」−に静かに滴下して、こ
れを無菌的に風乾すると試料を含有する直径約4mmの
メチルセルロース・ディスクが得られる。卵割後培養5
目間の鶏胚の漿尿膜」―に、」−記の方法で調製したメ
チルセルロース・ディスクを静かにのせて、さらに鶏胚
の培養を無菌的に続け、24時間後及び48時間後に、
ディスクの周辺に形成された血管新生阻止ゾーンを顕微
鏡下(X20.SMZl 0 、 N1kon)で観察
した。血管新生阻害活性(%)は、試験に用いた全ディ
スクの数のうち、血管新生阻害ゾーンを示したディスク
の数をかぞえて算出した。
試験例1 デキストラン硫酸ナトリウム塩(平均分子量50万、 
Sigma社製)およびβ−1,3−グルカン硫酸すl
−1)ラム塩の血管新生阻害活性を測定し、第1表のよ
うな血管新生阻害作用を有することか明らかにされた。
第1表 サンプル量 血管新生阻害活性′ デキストラン硫酸   50     100すトリウ
ム塩     12.5     893.1    
 83 β−1,3−グルカン  50      89硫酸ナ
トリウム塩   12.5     83試験例2 デキストラン硫酸ナトリウム塩(平均分子m50万、S
igma社製)またはβ−1,3−グルカン硫酸ナトリ
ウム塩とハイドロコーチゾーン(Sigma社)との併
用効果についてそれぞれ検討し、両者の併用によって血
管新生阻害作用が強く発現または増強されることが示さ
れた(第2表)。
第2表 サンプル量 血管新生阻害活性ゝ デキストラン硫酸 バイトロ ブ用・リウム塩   コーチゾーン 1.3       0      39+、3   
    0.4     331.3       2
      441.3       10     
 78β−1,3−グルカン ハイドロ 硫酸ナトリウム塩 コーチゾーン 5.1        0      335.1  
      2      445.1.      
10      673表のように血管新生阻害が増強
されることを認めた。
第3表 サンプル量      血管新生阻害活性9フマギリン
 100 十フマキリン 30 試験例3 デキストラン硫酸ナトリウム塩(平均分子量50万、 
Sigma社製)またはβ−1,3−グルカン硫酸ナト
リウム塩と、フマギリンまたは参考例2の化合物とを併
用したときの血管新生阻害活性をそれぞれ検討し、これ
らと併用することによって第」−フマギリン 30 ″24時間後の測定値 試験例4 デキストラン硫酸ナトリウム塩(平均分子量50万、 
Sigma社製)またはβ−1,3−グルカン硫酸ナト
リウム塩と、コラーゲン合成阻害作用を有するプロリン
アナログ、コラーゲン・プロリン・ヒドロ牛シラーゼの
特異的阻害剤P−1894B又はフィブロスタチンCを
併用したときの血管新生阻害活性についてそれぞれ検討
した。この結果、第4表に示すようにこれら化合物はそ
れぞれ単独でも血管新生阻害作用が認められるが、デキ
ストラン硫酸ナトリウム塩またはβ−1,3−グルカン
硫酸ナトリウム塩との併用によって血管新生阻害作用が
増強されることが明らかにされた。
第4表 サンプル量       血管新生阻害活性′アセチシ
ン−2−カルボン酸  100     22アゼチジ
ン−2−カルボン酸  300     38シスヒド
ロキシプロリン   300     33サンプル量 μg/ディスク P−1894B フィブロスタチンC フィブロスタチンC 血管新生阻害活性′ (%) 十P=+894B −I−P−1894B 724時間後の測定値 35〜 実施例1 カプセル剤 (1)デキストラン硫酸すトリウム塩 100mg(平
均分子量500.000. S含量16.8%)(2)
ラクトース           135mg(3)コ
ーンスターチ         60mg(4)ステア
リン酸マグネシウム5mg1カプセル当り 300mg 上記成分の(1)、 (2)及び(3)と、(4)の1
72量を混和し、次いで常法に従って顆粒化する。これ
に成分(4)の残りを加え常法に従って1号ゼラチンカ
プセル(第10改正日本薬局方)に封入し、カプセル剤
とする。
実施例2 カプセル剤 (1)β−1,3−グルカン硫酸すI・リウム塩100
mg(2)ラクトース           435m
g(3)コーンスターチ         60mg(
4)ステアリン マグネシウム    5mg1カプセ
ル当り 300mg 上記成分の(])、 (2)及び(3)と、(4)の1
72量を混和し、次いて常法に従って顆粒化する。これ
に成分(4)の残りを加え常法に従って1号ゼラチンカ
ブセノ喧第10改正口本薬局方)に封入し、カプセル剤
とする。
実施例3 カプセル剤 (1)フィブロスタチンCIoomg (2)β−1,3−グルカン硫酸ナトリウム塩50mg
(3)ラクト−ス          135mg(4
)コーンスターチ         60mg(5)ス
テアリン酸マグネシウム    5mg1カプセル当り
 350mg 」―記成分の(1)、 (2)、 (3)及び(4)と
、(5)の172を混和し、次に常法に従って顆粒化す
る。これに成分(5)の残りを加え常法に従って1号セ
ラチンカプセル(第10改正口本薬局方)に封入し、カ
プセル剤とする。
実施例4 点眼薬 ハイドロコーチゾーン       0.2gテキスト
ラン硫酸す1−リウム塩   0.5g(平均分子量5
,000. S含量17,2%)ホウ酸       
      16gポウ酸すトリウム        
 7gバラヒドロキシ安息香酸メチルエステル0、25
g バラヒドロキ7安息香酸プロピオニルエステル0.15
g 上記成分の配合物に滅菌蒸留水を加えてli2とする。
ろ過滅菌して得られる溶液を点眼薬とする。
実施例5 点眼薬 ツマキリンナトリウム塩      5gテキストラン
硫酸ナトリウム塩   1g(平均分子量5,000.
 S含量172%)バラヒドロキシ安息香酸メチルエス
テル0、25g パラ上1〜ロキシ安息香酸プロピオニルエステルる溶液
を点眼薬七する。
発明の例來 デキストラン硫酸、β−]、3−グルカン硫酸またはそ
れらの塩は血管新生阻害作用を有し、血管新生の異常増
殖を伴う各種疾患の治療予防に有用である。また、これ
らの物質をステロイド系または非ステロイド系物質と併
用するとき、それぞれの物質が有する血管新生阻害作用
よりも強くなり併用効果か発揮される。
代理人  弁理士 岩 1)  弘 (ほか4名) 0.15g 1jン酸水素二すトリウム      4.0g塩化す
トリウム          8.4g上記成分の配合
物に滅菌蒸留水を加えてjρとする。pJ−1を7.5
に調整し、ろ過滅菌して得られる溶液を点眼薬とする。
実施例6 点眼薬 P−189/IB           O,1gβ−
1,37グル力ン硫酸ナトリウム塩05gパラヒト”ロ
キシ安息香酸メチルエステル0、25g ハ5 ヒl;口4− /安息香p 7’ロピオニルエス
テル0.45g

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)デキストラン硫酸、β−1,3−グルカン硫酸ま
    たはこれらの薬理学的に許容しうる塩を含有する血管新
    生阻害剤。
  2. (2)(a)デキストラン硫酸、β−1,3−グルカン
    硫酸またはこれらの薬理学的に許容しうる塩および(b
    )血管新生阻害作用を促進するステロイド系または非ス
    テロイド系物質を組み合わせてなる血管新生阻害剤。
  3. (3)非ステロイド系物質が、フマギリンまたはその誘
    導体、もしくはコラーゲン合成阻害物質である請求項(
    2)記載の血管新生阻害剤。
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