JPH0222264B2 - - Google Patents

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JPH0222264B2
JPH0222264B2 JP61246047A JP24604786A JPH0222264B2 JP H0222264 B2 JPH0222264 B2 JP H0222264B2 JP 61246047 A JP61246047 A JP 61246047A JP 24604786 A JP24604786 A JP 24604786A JP H0222264 B2 JPH0222264 B2 JP H0222264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
spring
driven
cam
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61246047A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63101556A (ja
Inventor
Hirobumi Myata
Yutaka Furukawa
Yoshihiro Akaboshi
Hideki Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Bando Chemical Industries Ltd filed Critical Bando Chemical Industries Ltd
Priority to JP24604786A priority Critical patent/JPS63101556A/ja
Publication of JPS63101556A publication Critical patent/JPS63101556A/ja
Publication of JPH0222264B2 publication Critical patent/JPH0222264B2/ja
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車、農業機械その他一般機械に
使用される変速プーリであつて、プーリ溝の間隔
を制御可能と成した変速プーリに関する。
(従来の技術) 第5図に示すように、従来の変速プーリaにお
いて、移動プーリcをバネeによつて定位置プー
リb側に移動付勢するよう該移動プーリcに附勢
力を与える場合には、プーリ溝の間隔を狭めた状
態で設計上の所定のバネ力が発揮されるように、
バネeに圧縮変形を与えるバネ受盤dの位置を決
めて該バネ受盤dをプーリ軸fに固定しているも
のがある。
あるいはまた、前記バネeの附勢力を無くす為
に、従動側の移動プーリにバネ受盤dを遊嵌挿し
かつ該バネ受盤dの駆動側の移動プーリと関連さ
せて移動せしめるリンク機構を設けたものがある
(例えば、特開昭58−46249号公報参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記前者の変速プーリaを用い
た場合、第6図に示すようにプーリ溝の間隔を拡
げた状態になると、バネeは第5図の状態より更
に圧縮変形されてより大きなバネ力を発生する。
その結果、この大きなバネ力によりVベルトgを
移動プーリcと定位置プーリbとの間で強く挟圧
することになる為、Vベルトgの寿命を短かくし
たり、変速操作上不必要に大きな附勢力を与えて
動力伝達効率を悪化させたりすると云つた問題を
有していた。
また、上記後者のリンク機構によつてバネ受盤
を移動せしめるものにおいては、該バネ受盤を駆
動側移動プーリの移動に関連せしめるために駆動
プーリ側から従動プーリ側にわたつて複雑なリン
ク機構を必要とし、さらには、従動側の移動プー
リはバネ受盤を遊嵌挿する為に軸方向に延設され
た複雑な形状となり、装置を大型化するとともに
コスト高をまねくという問題点を有していた。
本発明は、前記従来技術の問題点に鑑みて成さ
れたもので、リンク機構あるいは従動側移動プー
リの形状を複雑なものとすることなく簡単かつコ
ンパクトな構造でもつて、変速プーリの有効プー
リ径が小さくなつても移動プーリに対するバネの
附勢力が必要以上に大きくなりすぎるのを防止す
ると共に、ベルト位置に応じて適当な附勢力を与
えて、ベルトの寿命の低下及び動力伝達効率の悪
化を防ぐことができるプーリ溝間隔制御変速プー
リを提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の前記目的を達成するための手段は、プ
ーリ軸に固定された定位置プーリと該プーリ軸に
軸方向に移動自在に支持された移動プーリとで対
を成す変速プーリを備えるとともに、前記プーリ
軸の移動プーリ背面側に該移動プーリに対向して
かつ軸方向に移動自在に支持されたバネ受盤と、
該バネ受盤と移動プーリとの間に介装され移動プ
ーリを定位置プーリ側へ押圧付勢するバネとを備
える。さらに、前記プーリ軸の定位置プーリ背面
側に軸方向に移動自在に支持されているとともに
前記バネ受盤と連結部材を介して連結された従動
支承体と、該従動支承体上にベアリングを介して
回転自在に設けられた従動カムと、前記プーリ軸
の定位置プーリ背面側においてベアリングを介し
て回転自在にかつ前記従動カムに対して該従動カ
ムが前記バネのバネ受座への作用力により圧接す
るよう対峙せしめて設けられているとともに、操
作レバーに対して該操作レバーの操作に連動して
所定角度回転するように連結され、操作レバーの
操作時に前記バネ受盤と移動プーリとの間隔がほ
ぼ一定となるように前記従動カムを介して従動支
承帯及びそれと一体のバネ受盤を軸方向に移動せ
しめる駆動カムとを備えたものとする。
(作用) 前記の手段による作用は、操作レバーを増減速
操作しても、プーリ軸の定位置プーリ背面側に設
けた駆動カムと従動カムとの簡単なカム機構によ
つて、バネ受盤と移動プーリとの間隔がほぼ一定
になるようバネ受盤を移動プーリの移動に対応し
て移動させることができるので、バネ受盤と移動
プーリとの間に介装されかつ移動プーリを定位置
プーリに向つて附勢するバネのバネ力を変速度に
拘らずほぼ一定の最適値に保つことができること
になる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図および第2図は、駆動プーリ1と該駆動
プーリ1に対設された従動プーリ10とからなる
プーリ溝間隔制御変速プーリPの基本的構造を示
している。従動プーリ10は、プーリ軸11、定
位置プーリ13と移動プーリ14とから成る変速
プーリ12、バネ受盤15、バネ16、連結部材
17およびバネ受盤制御手段20とを主要部材と
して構成されている。
前記プーリ軸11は、駆動プーリ1のプーリ軸
2に平行にかつ回転自在に軸受(図示は省略)に
よつて支承されている。このプーリ軸11には定
位置プーリ13がビス等の止具11aによつて固
定され、さらに、移動プーリ14がスプライン手
段等によつて回転を拘束しかつ軸方向に移動自在
に取付けられている。これら定位置プーリ13と
移動プーリ14とは対峙してV溝10aの間隔が
制御される変速プーリ12を構成している。
バネ受盤15は、プーリ軸11の移動プーリ1
4背面側にスプライン手段等を介して軸方向に移
動自在にしかし回転を拘束して移動プーリ14に
対向してプーリ軸11に設けられており、かつ、
連結部材17を介して後述のバネ受盤制御手段2
0に係合されている。また、前記移動プーリ14
の外側部14aとこのバネ受盤15との間には右
巻きと左巻きとの2組のバネ16a,16bが圧
縮介装されており、移動プーリ14の定位置プー
リ13側へ押圧付勢している。この附勢力は伝達
動力の容量等に応じてVベルト18が変速プーリ
12の最外周部位に位置している状態において所
定値に設計されている。
バネ受盤制御手段20は定位置プーリ13の背
面側に設けられていて、定位置プーリ13のボス
部13a上にベアリング21を介して設けられた
駆動カム26と、該駆動カム26に対向してスプ
ライン手段等によつて軸方向に移動自在にかつ回
転を拘束してプーリ軸11に設けられた従動支承
体22と、該従動支承体22上にベアリング23
を介して設けられた従動カム27とから構成され
ており、従動支承体22は該棒状の連結部材17
を介して前記バネ受盤15に連結されている。駆
動カムおよび従動カム26,27は、両方共にベ
アリング21,23により、プーリ軸11および
変速プーリ12が回転しても非回転状態に保たれ
る。棒状の連結部材17は、定位置プーリ13お
よび移動プーリ14の内周部に貫設された通孔1
3b,14b内を往復動自在に貫装されている。
ベアリング21,23の、各々のインナレース部
は舌付き座金24aと歯付きナツト24bによつ
てボス部13aおよび従動支承体22の各ネジ部
において締着固定されており、また各々のアウタ
レース部はスナツプリング24cによつて各カム
26,27の支持部26a,27aの内周部に係
止されている。
駆動カム26および従動カム27は各々の支持
部26a,27aから相互に当接するように軸方
向に突設された円筒状のカム部26b,27bを
有している。該カム部26b,27bは、丁度筒
体を斜めに切断して形成される相互に補完する形
状を成した作動当接部26c,27cを有してい
る。この作動当接部26c,27cのテーパは、
V溝10aのテーパに対応してVベルト18に最
適の附勢力が与えられる位置にバネ受盤15をシ
フトするように設計されている。
次に、駆動プーリ1の構造について概説する。
駆動プーリ1は、駆動源に連結されたプーリ軸
2と、該プーリ軸2に固定された定位置プーリ3
aと軸方向に移動可能な移動プーリ3bとから成
る駆動V溝プーリ3と、前記バネ受盤制御手段2
0とほぼ同じ構成のV溝間隔制御手段4とから構
成されている。ただし、V溝間隔制御手段4のう
ち、V溝間隔の制御入力を受ける駆動カム4aを
支承している外側の定位置支承体4bはプーリ軸
2に止具によつて固定されており、従動カム4c
は移動プーリ3bのボス部に支持されている。
次いで、本実施例のプーリ溝間隔制御変速プー
リPの作動について説明する。
第1図の減速モードから第2図の増速モードに
操作レバー5(途中のリンク機構は簡略化し、仮
想線Lで示している。)を切換えると、駆動プー
リ1側の定位置支承体4b上の駆動カム4aは第
3図の矢印Aで示すように180゜旋回して従動カム
4cを定位置プーリ3aの方向へシフト(矢印B
で示す)させることによつて移動プーリ3bは定
位置プーリ3aに向つてシフトする。すると、V
ベルト18はそのテーパによりプーリ外周方向へ
の力を受け、外周方向へ、即ち従動プーリ10側
から駆動プーリ1側へシフトして行く。これと同
時に、Vベルト18は、そのテーパによつて従動
側の変速プーリ12を内周側に向つて押し開いて
行く。このとき、バネ16は従来技術では強く圧
縮されるが、前記操作レバー5の切換によつて従
動側の駆動カム26は第4図の矢印Cで示すよう
に180゜旋回しており、従動カム27は、バネ16
の伸張力によつてバネ受盤15と連結部材17と
を介して駆動カム26側に附勢されているため、
矢印Dで示す方向にシフトし、結果的にバネ受盤
15もバネの附勢力を小さくする方向にシフトす
る。従つて、カム26,27のテーパは、変速プ
ーリ12のV溝のテーパに対応して変速操作によ
るバネ16の附勢力が最適になるように設計され
ているため、Vベルト18がプーリ溝10aの最
内周部にシフトしても、Vベルト18は過大な挟
圧力を受けることがなく、かつ、最低速度の減速
状態から最高速度の増速状態への変速操作の任意
の速度においても同様に作用する。
(発明の効果) 本発明は以上に述べた如く構成されているため
に、移動プーリの背面側に設けたバネ受盤に対し
て定位置プーリの背面側に設けた簡単なカム機構
によつて、V溝間隔が変わり移動プーリがシフト
しても該バネ受盤も同方向に適量シフトして両者
の間隔をほぼ一定に保つようにしたことにより、
簡単かつコンパクトな構造もつて、Vベルトに対
する変速プーリの挟圧力をVベルト位置に応じて
最適状態に適合させ、ベルト寿命および動力伝達
効率を向上させることが可能となるという優れた
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の好適な一実施例
を示しており、第1図はプーリ溝間隔制御変速プ
ーリの減速運転状態を示す部分断面図、第2図は
同増速運転状態を示す部分断面図、第3図は駆動
プーリ側の円筒カムの作動変化を示す説明図、第
4図は従動プーリ側の円筒カムの作動変化を示す
説明図である。第5図および第6図は各々従来技
術に係る変速プーリの作動状態を示す断面図であ
る。 P……プーリ溝間隔制御変速プーリ、10……
従動プーリ、11……プーリ軸、12……変速プ
ーリ、13……定位置プーリ、14……移動プー
リ、15……バネ受盤、16……バネ、17……
連結部材、20……バネ受盤制御手段、21……
ベアリング、22……従動支承体、23……ベア
リング、26……駆動カム、27……従動カム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プーリ軸に固定された定位置プーリと該プー
    リ軸に軸方向に移動自在に支持された移動プーリ
    とで対を成す変速プーリと、 前記プーリ軸の移動プーリ背面側に該移動プー
    リに対向してかつ軸方向に移動自在に支持された
    バネ受盤と、 該バネ受盤と移動プーリとの間に介装され、移
    動プーリを定位置プーリ側へ押圧付勢するバネ
    と、 前記プーリ軸の定位置プーリ背面側に軸方向に
    移動自在に支持されているとともに前記バネ受盤
    と連結部材を介して連結された従動支承体と、 該従動支承体上にベアリングを介して回転自在
    に設けられた従動カムと、 前記プーリ軸の定位置プーリ背面側においてベ
    アリングを介して回転自在にかつ前記従動カムに
    対して該従動カムが前記バネのバネ受座への作用
    力により圧接するよう対峙せしめて設けられてい
    るとともに、操作レバーに対して該操作レバーの
    操作に連動して所定角度回転するように連結さ
    れ、操作レバーの操作時に前記バネ受盤と移動プ
    ーリとの間隔がほぼ一定となるように前記従動カ
    ムを介して従動支承体及びそれと一体のバネ受盤
    を軸方向に移動せしめる駆動カムとを備えたこと
    を特徴とするプーリ溝間隔制御変速プーリ。
JP24604786A 1986-10-15 1986-10-15 プ−リ溝間隔制御変速プ−リ Granted JPS63101556A (ja)

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JPS63101556A JPS63101556A (ja) 1988-05-06
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006070956A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Jtekt Corp 動力伝達装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5846250A (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 Kubota Ltd ベルト式無段変速装置
JPS5853482U (ja) * 1981-10-08 1983-04-11 株式会社東芝 母線分岐部絶縁装置

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JPS63101556A (ja) 1988-05-06

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