JPH0222098B2 - - Google Patents

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JPH0222098B2
JPH0222098B2 JP27928485A JP27928485A JPH0222098B2 JP H0222098 B2 JPH0222098 B2 JP H0222098B2 JP 27928485 A JP27928485 A JP 27928485A JP 27928485 A JP27928485 A JP 27928485A JP H0222098 B2 JPH0222098 B2 JP H0222098B2
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JP
Japan
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group
mol
represented
formula
aromatic copolyamide
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JP27928485A
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JPS62534A (ja
Inventor
Keizo Shimada
Hiroshi Mera
Kensho Sasaki
Akihiro Aoki
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、耐熱性、耐薬品性さらに強度、ヤン
グ率等の機械的性質に優れた繊維、フイルムなど
の成形物を工業的効率よくかつ安価に製造する方
法に関する。 (従来技術) 従来、芳香族ポリアミドは、高い融点、高い転
移点を有し、耐熱性、耐薬品性、その他化学的性
質、物理的性質に優れていることが知られてい
る。従つて芳香族コポリアミドからなる繊維は優
れた耐熱性を有するので耐熱性繊維として有用で
あり、また大きな初期ヤング率や強度等の優れた
機械的性質を有する繊維であるのでタイヤコード
等のゴム補強材がプラスチツク強化材等の複合材
料として有用である。なかでも結合鎖が各芳香族
から同軸方向又は平行軸方向すなわちパラ方向に
伸びている芳香族ホモ又はコポリアミド、例えば
ポリ(p−フエニレンテレフタルアミド)等は、
高いヤング率、高い強度を有する繊維を与えるこ
とが知られている。しかしながら、一般にかかる
大きな剛直性や対称性を有するポリアミドは優れ
た機械的性質を有する反面、通常の有機溶媒に対
する溶解性が劣り、成形が困難であるという欠点
がある。 かかる結合鎖がパラ方向に伸びている芳香族ポ
リアミドにメタフエニレン骨格を導入すると、溶
解性、成形性がある程度改良されるが、メタフエ
ニレン骨格の比率が大きくなり、溶解性が良好に
なると、成型物の機械的性質が著しく低下すると
いる欠点がある。 また
〔繊維の製造〕
このポリマー溶液を過、脱泡の後、孔径0.2
mm孔数5のノズルを通じて、60℃に維持された10
重量%のN−メチル−2−ピロリドンを含有する
横型の水性凝固浴中へ紡出した。紡出糸条を該凝
固浴中を約1m通過せしめ6.0m/mmの速度で巻
き上げた。引き続いて室温の水洗浴、次いで95℃
の水洗浴で洗浄することにより未延伸糸条を得
た。 この未延伸糸条を表面温度110℃の熱板に接触
させて乾燥した後、380℃の熱板で7.3倍に延伸し
た。得られた繊維の糸質は次の如くであつた。 D(単糸繊度de)/T(強度g/de)/E(伸度
%)/Y(ヤング率g/de)=2.85/20.7/5.0/
518 〔フイルムの製造〕 得られたポリマー溶液を加熱したガラス板上ド
クターナイフで流延し、140℃で10分間乾燥した
後、水中に浸漬し透明フイルムを得た。得られた
フイルムを定長下で乾燥し、熱時に1軸方向に2
倍延伸し、その後350℃定長下で熱処理を施し、
20〜25μのフイルムを得た。その結果得られたフ
イルムは次のような性能を示した。 T(強度Kg/mm2)/E(伸度%)/Y(ヤンク率
Kg/mm2)=45/30/1600 実施例 2 3,4′−ジアミノジフエニルエーテル2402g
(0.012モル)、メタフエニレンジアミン0.519g
(0.0048モル)、パラフエニレンジアミン2.509g
(0.0232モル)をN−メチル−2−ピロリドン160
g中に乾燥チツ素雰囲気下に溶解し、0℃に冷却
した後、激しく撹拌しながら30メツシユ以下に粉
砕したテレフタル酸クロライド8.121g(0.040モ
ル)を速やかに添加して0〜70℃で2時間重合し
た。 その後水酸化カルシウム2.964gを加え副生塩
化水素を中和し、さらに2時間撹拌した。得られ
たポリマー溶液のポリマー濃度は5.9重量%で、
該ポリマーのηinhは2.50であつた。ここに得られ
たコポリマーの組成は第1図の点E2で示されE2
=15/6/79である。 このポリマー溶液を過、脱泡の後、孔径0.2
mm孔数5のノズルを通して垂直下方に吐出速度
4.0m/mmで押し出し、約1cmの空気層を通過せ
しめた後、室温の水性凝固浴中に導き凝固浴中を
約1m通過せしめ4.0m/mmの速度で引きとつた。
さらに室温の水洗浴、95℃の水洗浴で充分に水洗
し未延伸糸条を得た。 この未延伸糸条を表面温度110℃の熱板に接触
させて乾燥した後440℃の熱板で6.8倍に延伸し
た。得られた繊維の糸質は次の如くであつた。 D/T/E/Y=2.4/20.0/3.7/600 実施例 3 3,4′−ジアミノフエニルエーテル0.801g
(0.004モル)、メタフエニレンジアミン1.730g
(0.016モル)、パラフエニレンジアミン2.163g
(0.020モル)をN−メチル−2−ピロリドン160
g中に乾燥チツ素気流中で溶解し、氷水浴で0℃
に冷却した。その後激しく撹拌しながらテレフタ
ル酸クロライドの粉末(30メツシユ以下)8.121
g(0.040モル)を速やかに添加した。この混合
溶液を70℃に加温し、約2時間撹拌を続行して重
合反応を行なつた。 その後水酸化カルシウム2.964gを加えて副生
塩化水素を中和し、70℃で1時間撹拌を続けた。
得られたポリマー溶液のポリマー濃度は5.5重量
%であり、該ポリマーのηinhは3.53であつた。こ
こに得られたコポリマーの組成は第1図の点E3
で示され、E3=5/20/75である。 このポリマー溶液を過、脱泡の後、孔径0.2
mm、孔数5のノズルを通して垂直方向に吐出速度
6.0m/mmで押し出し、約1cmの空気層を通過せ
しめた後60℃に維持された水性凝固浴中に導き、
約1m凝固浴を通過せしめ6.0m/mmの速度で引
きとつた。さらに40℃の水洗浴、次いで95℃の水
洗浴で水洗し、充分に溶媒を除いた。 得られた未延伸糸条を表面温度120℃の熱板に
接触させて乾燥した後、380℃の熱板で5.8倍に延
伸した。得られた繊維の糸質は次の如くであつ
た。 D/T/E/Y=3.6/14.2/5.5/330 実施例 4 3.4′−ジアミノジフエニルエーテル0.801g
(0.004モル)、メタフエニレンジアミン1.297g
(0.012モル)、パラフエニレンジアミン0.433g
(0.004モル)をN−メチル−2−ピロリドン55g
中に乾燥チツ素気流下に溶解した。次いで0℃に
冷却した後、激しく撹拌しながら30メツシユ以下
に粉砕したテレフタル酸クロライドの粉末4.061
g(0.020モル)を速やかに添加した。この混合
溶液を70℃に加温して約2時間撹拌し、重合反応
を行なつた。 その後水酸化カルシウム1.482gを加え、70℃
でさらに1時間撹拌を続け、副生塩化水素を中和
した。得られたポリマー溶液のポリマー濃度は
8.6重量%であり、該ポリマーのηinhは2.66であ
つた。得られたコポリマーの組成は第1図の点
E4で示され、E4=10/30/60である。 実施例 5 3,4′−ジアミノジフエニルエーテル2.402g
(0.012モル)、メタフエニレンジアミン0.865g
(0.008モル)を乾燥チツ素雰囲気下でN−メチル
−2−ピロリドン55gに溶解し、氷水浴で0℃に
冷却し、その後激しく撹拌しながら30メツシユ以
下に粉砕したテレフタル酸クロライドの粉末
4.061g(0.020モル)を速やかに加え、昇温して
70℃で2時間重合反応した。 その後水酸化カルシウム1.482gを加えて70℃
でさらに2時間撹拌し副生塩化水素を中和した。
得られたポリマー溶液のポリマー濃度は9.0重量
%で該ポリマーのηinhは2.44であつた。ここに得
られたコポリマーの組成は第1図の点E5で示さ
れたE5=30/20/50である。 このポリマー溶液を過、脱泡した後、実施例
4と同様の方法で紡出し、320℃で5.8倍に延伸し
た。得られた繊維の糸質は次の如くであつた。 D/T/E/Y=4.63/12.3/5.70/240 実施例 6 3,4′−ジアミノジフエニルエーテル3.603g
(0.018モル)、メタフエニレンジアミン0.216g
(0.002モル)を乾燥チツ素雰囲気下でN−メチル
−2−ピロリドン55gに溶解した。次いで氷水浴
で0℃に冷却し、激しく撹拌しながら30メツシユ
以下に粉砕したテレフタル酸クロライド3.248g
(0.016モル)とイソフタル酸クロライド0.812g
(0.002モル)を同時に速やかに加え加温して70℃
で3時間撹拌して重合した。 その後副生塩化水素を中和するため水酸化カル
シウム1.482gを加えて70℃でさらに2時間撹拌
した。得られたポリマー溶液のポリマー濃度は
9.7重量%で該ポリマーのηinhは2.98であつた。
ここに得られたコポリマーの組成は第1図の点
E6で示されE6=45/15/40である。 このポリマー溶液を過、脱泡した後、孔径
0.2mm孔数5のノズルを通して95℃に維持された、
60重量%の塩化カルシウムを含有する横型の水性
凝固浴中へ紡出した。 紡出糸条を該凝固浴中を約1m通過せしめ4.0
m/mmの速度で巻き上げ、10〜15℃の水洗浴次い
で90℃の水洗浴で洗浄することにより未延伸糸条
を作成した。 この未延伸糸条を表面温度110℃の熱板に接触
させて乾燥した後、300℃の熱板で3.1倍に延伸し
た。得られた繊維の糸質は次の如くであつた。 D/T/E/Y=6.2/12.2/7.5/230でさらに
1時間撹拌した。 実施例 7 3,4′−ジアミノジフエニルエーテル3.523g
(0.0176モル)、メタフエニレンジアミン0.260g
(0.0024モル)を乾燥チツ素気流下にN−メチル
−2−ピロリドン55gに溶解した。次いで0℃に
冷却した後、激しく撹拌しながら30メツシユ以下
に粉砕したテレフタル酸クロライド粉末4.061g
(0.020モル)を速やかに添加し、70℃に昇温して
3時間撹拌を続け重合した。 その後副生塩化水素を中和するため水酸化カル
シウム1.482gを加え、さらに70℃で2時間撹拌
した。得られたポリマーのηinhは2.45であつた。
ここに得られたコポリマーの組成は第1図の点
E7で示されE7=44/6/50である。 このポリマー溶液を過、脱泡した後孔径0.15
mm孔数5のノズルを通して90℃に維持された50重
量%の塩化カルシウムを含有する横型の水性凝固
浴中へ紡出した。 紡出糸条を該凝固浴中を約1m通過せしめ4.0
m/mmの速度で巻きあげ続いて5〜10℃の水洗
浴、次いで90℃の水洗浴で洗浄することにより未
延伸糸条を作成した。 この未延伸糸条を表面温度120℃の熱板に接触
乾燥し、420℃の熱板で7.0倍に延伸した。得られ
た繊維の糸質を示す。 D/T/E/Y=1.90/13.9/5.1/315
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用する芳香族コポリアミド
の共重合組成を表わす図(三角座標)であり、図
中の四角形PQRSで囲まれる範囲内が本発明で使
用される共重合比である。なお、E1〜7はそれぞれ
実施例1〜7の共重合比を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(A) 〔式中、Y1は−O−,−S−,−SO2−,−CO
    −,−NH−,−CH2−又は−C(CH32−から成
    る群から選ばれる少なくとも1種の基であり、
    X1及びX2は−NH−又は−CO−の基である。〕 で表わされる構成単位(A)と、 一般式(B) −X1−Ar1−X2− ……(B) 〔式中、Ar1は結合鎖がメタ方向に伸びている
    フエニレン基、ナフチレン基又はビフエニレン基
    で表わされる基であり、X1及びX2は−HN−又
    は−CO−の基である。〕 で表わされる構成単位(B)と、 一般式(C) −X1−Ar2−X2− ……(C) 〔式中Ar2は、結合鎖が共に同軸方向又は平行
    幅方向すなわちパラ方向に伸びているフエニレン
    基、ナフチレン基又はビフエニレン基或は
    【式】(式中Y2は前記Y1と 同一でも異なつてもよく、Y1と同一の定義の基
    である)で表わされる基である。X1及びX2は−
    HN−又は−CO−の基である。〕 で表わされる構成単位(C)とから、ポリマー主鎖中
    の−NH−と−CO−の数が実質的に等しくなる
    様に構成され、かつ上記(A)(B)及び(C)の共重合組成
    (モル%)が第1図の三角座標における点P,Q,
    R及びSを順次直線で結んだ四角形で囲まれる範
    囲内(斜線部分)にある共重合組成の芳香族コポ
    リアミドの有機溶媒溶液を、紡糸口金又はスリツ
    トから押出すか又は流延し、水性凝固浴中で固化
    させることを特徴とする芳香族コポリアミド成形
    物の製造法。 〔ただし、第1図中の点P,Q,R及びSの座
    標はそれぞれ次の共重合組成(モル%)を示す。
    P((A)/(B)/(C))=50/5/45,Q=5/5/90,
    R=5/40/55,S=50/15/35 なお、境界の実線は含まれ、破線は含まれないも
    のとする。〕
JP27928485A 1985-12-13 1985-12-13 芳香族コポリアミド成形物の製造法 Granted JPS62534A (ja)

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JPS62534A JPS62534A (ja) 1987-01-06
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DE3744601A1 (de) * 1987-12-31 1989-07-13 Hoechst Ag Faeden-, faser- oder filmbildende aromatische copolyamide, verfahren zu ihrer herstellung und verwendung

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JPS62534A (ja) 1987-01-06

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