JPH04337324A - 芳香族コポリアミド及びその製造方法 - Google Patents

芳香族コポリアミド及びその製造方法

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JPH04337324A
JPH04337324A JP4007713A JP771392A JPH04337324A JP H04337324 A JPH04337324 A JP H04337324A JP 4007713 A JP4007713 A JP 4007713A JP 771392 A JP771392 A JP 771392A JP H04337324 A JPH04337324 A JP H04337324A
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Guenter Keil
ギュンター・カイル
Karl Heinrich
カルル・ハインリッヒ
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Hoechst AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/32Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids from aromatic diamines and aromatic dicarboxylic acids with both amino and carboxylic groups aromatically bound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/26Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/265Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from polyamines and polycarboxylic acids from at least two different diamines or at least two different dicarboxylic acids

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規なジカルボン酸−ジアミン型
の芳香族ポリアミド類、その製造方法、それから成形さ
れる例えばフィラメント、繊維、パルプ、フィルム、シ
ート及び膜のような構造体、及びこのような構造体の製
造方法に関する。
【0002】芳香族ポリアミド類(アルアミド類)は、
知られているように、熱安定性及び化学的安定性が高く
、引火性の低い原料物質である。例えば、このような原
料物質からの繊維とシートは例えば高強度と高い初期モ
ジュラスのような非常に良好な機械的性質を有し、例え
ばプラスチックの強化のような工業的用途に又はフィル
ター材料として非常に適する。
【0003】アミド結合が相互に共軸もしくは実際に並
行である場合に、高強度及び非常に高い初期モジュラス
のアルアミド  フィラメントまたは繊維が製造され、
それによって硬質のロッド状モジュールが形成されるこ
とは公知である。この種の典型的なポリアミド繊維は例
えばポリ(p−フェニレンテレフタルアミド)から製造
される。このようなフィラメントは例えばドイツ特許第
2,219,703号に述べられている。
【0004】この製品は多くの利点を有するが、必要な
ポリアミドの製造とその加工は非常に困難である。例え
ば、このポリマーは可溶化剤としての例えば塩化カルシ
ウム又は塩化リチウムのような無機塩の存在下において
も極性有機溶剤への溶解度が低いために、このポリマー
が形成された後非常に短時間に反応媒質から析出する。 これは単離、洗浄、乾燥して、再び紡糸用溶剤に溶解し
なければならない。紡糸溶液の製造に好ましい溶剤は濃
硫酸であり、これは特別な取り扱い問題(職場の安全性
、腐食)及び廃物投棄問題を有する。
【0005】それ故、公知アミド溶剤に易溶であり、容
易に紡糸可能であり、そのフィラメントが高延伸比に延
伸した後に高強度値と初期モジュラスとを有するコポリ
アミドを開発することによって、上記困難さを回避する
ことが試みられていた。
【0006】例えば、ドイツ特許第A2144126号
=米国特許第2,556,885号は可溶性芳香族ポリ
アミド類の製造を述べている、それによるとテレフタロ
イルクロリドと置換3−(P−アミノフェノキシ)−4
−アミノベンズアニリドとの反応が中等度に高い強度と
初期モジュラスとを有するフィラメントに紡糸可能かつ
延伸可能である易溶性ポリアミドを生ずる。
【0007】この場合溶解度の上昇はメタ配向と酸素架
橋原子とによる。ドイツ特許第2,556,885号、
ドイツ公開公報第3,007,063号及び米国特許第
A4355151号は容易に紡糸可能なアミド溶剤中等
方性溶液を生ずるテレフタル酸(TPA)、p−フェニ
レンジアミン(PPD)及び3,4’−ジアミノジフェ
ニルエーテル(3,4’−DADPE)のコポリアミド
類を述べている。高強度と高いモジュラスは非常に高い
延伸比に延伸することによってフィラメントに与えられ
る。上記方法の欠点は必要な種々なアミンが非常に費用
のかかる方法によってのみ製造され、精製されることで
ある。
【0008】ヨーロッパ特許第A0199090号では
、構造式H2N−Ar−X−Ar−NH2[式中、Xは
−CH2−又は−O−C6H4−O−である]で示され
る化合物を混合することによってさもなくば硬質の分子
の溶解度が上昇する。
【0009】非常に容易にかつ安価に得られ、アルアミ
ドへの混入時にポリマー鎖のよじれによって溶解度上昇
をもたらす化合物はm−フェニレンジアミン(MPD)
である。MPDポリアミドは残念ながら、通常かなり低
い強度特性を有する。例えば、易溶性である公知のポリ
(m−フェニレンイソフタルアミド)は40〜70cN
/texのみのフィラメント強度を生ずる(例えば英国
特許第Aー917ー889号を参照のこと)。
【0010】ドイツ特許第A2556883号の比較例
6は、PPD80%とMPD20%のコテレフタルアミ
ドが73cN/texの強度を有するフィラメントを生
ずることを示す。同じ参考文献の比較例7はPPD50
%とMPD50%のコテレフタルアミドが71cN/t
exの強度を有するフィラメントを生ずることを示す。 引用明細書の比較例8はMPD100%の75cN/t
exのフィラメント強度を有するテレフタルアミドを述
べる。
【0011】ドイツ特許第A3007063号は、MP
D並びに同様に可溶化性で、製造に費用のかかる3,4
’−ジアミノジフェニルエーテルと硬質ジアミンの使用
を述べている。PPDと3,4’−DADPEとから形
成された既に可溶性のアルアミドに付加的にMPDを混
入することは破断点伸びを僅かに増加させ、強力(te
nacity)を減少させるにすぎない。用いられる硬
質ジアミンは特に非常に有害な発癌性ベンジジンをも含
む。
【0012】それ故、本発明の目的はアミド溶剤の使用
によって多くの注目に値する物理的性質を有する成形構
造体に転化可能である芳香族コポリアミドを見い出すこ
とである。適当な延伸操作後に特に高強度と高い初期モ
ジュラスとを有するフィラメントと繊維との製造が可能
になるべきである。コポリアミド製造に必要なモノマー
は入手が容易であるべきであり、重縮合によって得られ
るポリマー溶液は、濾過と適当な脱気後に、直接紡糸可
能又は成形可能であるべきである。
【0013】意外にも、上記結果にも拘わらず、よじれ
たモノマー単位を含み、特定割合でのモノマーの特定の
組合せを用いることによって高強度の例えばフィラメン
ト、パルプ及びシートのような成形構造体に加工可能で
ある易溶性芳香族コポリアミドが得られることが今回判
明した。
【0014】本発明は1態様において、有機ポリアミド
溶剤中に可溶であり、25℃において98%硫酸100
ml中ポリアミド0.5gの溶液に基づいて測定して約
3.5〜6.6dl/gの内部粘度を有し、式Ia、I
b、Ic及びIdで表される反復構造単位と任意に(場
合によって)式Ie及び/又はIfで表される反復構造
単位を含み、 式Ia、Ib、Ic及びIdで表される反復構造単位の
合計が少なくとも95モル%であり、式Ie及び/又は
Ifで表される反復構造単位が5モル%までであること
ができ、式Ia及び任意に式Ieで表される反復構造単
位のモル分率が反復構造単位Ib、Ic、Id及び任意
にIfのモル分率に実質的に相当し;式中、Ar1は原
子価結合がパラ位置にある又は匹敵する相互に共軸もし
くは並行位置にあり、カルボニルクロリドに対して不活
性である1個以上の置換基を任意に有する二価芳香族ラ
ジカルであり;Ar2はAr1に対して定義された意味
の1つを有し;Ar3は原子価結合がメタ位置にある又
は匹敵する相互によじれた位置にあり、カルボニルクロ
リドに対して不活性である1個以上の置換基を任意に有
する二価芳香族ラジカルであり; R1は低級アルキルラジカル、低級アルコキシラジカル
又はハロゲンラジカルであり; R2は二価の脂肪族、脂環式又はアル脂肪族ラジカルで
あり;R3はR2に対して定義された意味の1つを有す
る、但し1つの同じポリマー分子内でラジカルAr1、
Ar2、Ar3、R1、R2及びR3は記載定義内で異
なるラジカルであることができ、式Ib、Ic及びId
の反復構造単位のこれらの構造単位の総量に基づく割合
が下記領域の角点: 点Oは式Ibラジカルの45モル%、式Icラジカルの
40モル%及び式Idラジカルの15モル%に相当する
; 点Pは式Ibラジカルの65モル%、式Icラジカルの
20モル%及び式Idラジカルの15モル%に相当する
; 点Qは式Ibラジカルの65モル%、式Icラジカルの
5モル%及び式Idラジカルの30モル%に相当する;
点Rは式Ibラジカルの30モル%、式Icラジカルの
5モル%及び式Idラジカルの65モル%に相当する;
点Sは式Ibラジカルの20モル%、式Icラジカルの
15モル%及び式Idラジカルの65モル%に相当する
;及び 点Tは式Ibラジカルの20モル%、式Icラジカルの
40モル%及び式Idラジカルの40モル%に相当する
の範囲内に在るように選択されるコポリアミドに関する
。さらに他の態様では、本発明は有機ポリアミド溶剤中
に可溶であり、25℃において98%硫酸100ml中
のポリアミド0.5gの溶液で測定して、約3.5〜6
.6dl/gの内部粘度を有し、式Ia、Ib、Id及
びIgで表される反復構造単位と任意に式Ic及び/又
はIe及び/又はIfで表される反復構造単位を含み、 式Ia、Ib、IdとIg及び任意にIcで表される反
復構造単位の合計が少なくとも95モル%であり、式I
e及び/又はIfで表される反復構造単位が5モル%ま
でであることができ、式IaとIg及び任意に式Ieで
表される反復構造単位のモル分率が反復構造単位Ibと
Id及び任意にIc及び/又はIfのモル分率に実質的
に相当し; 式中、Ar1、Ar2、Ar3、R1、R2及びR3は
それぞれ請求項1に定義した通りであり、Ar4は原子
価結合がメタ位置にある又は匹敵する相互によじれた位
置にあり、カルボニルクロリドに対して不活性である1
個以上の置換基を任意に有する二価芳香族ラジカルであ
る、但し1つの同じポリマー分子内でラジカルAr1、
Ar2、Ar3、Ar4、R1、R2及びR3は記載定
義内で異なるラジカルであることができ、式Ia、Ib
、IdとIg及び任意にIcの反復構造単位のこれらの
構造単位の総量に基づく割合が下記領域の角点:点Vは
式IaとIbの反復構造単位の合計の72.5モル%、
式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造単位
の合計の22.5モル%及び式Idの反復構造単位5モ
ル%に相当する; 点Wは式IaとIbの反復構造単位の合計の82.5モ
ル%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構
造単位の合計の12.5モル%及び式Idの反復構造単
位の15モル%に相当する; 点Xは式IaとIbの反復構造単位の合計の82.5モ
ル%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構
造単位の合計の2.5モル%及び式Idの反復構造単位
の15モル%に相当する; 点Yは式IaとIbの反復構造単位の合計の60モル%
、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造単
位の合計の2.5モル%及び式Idの反復構造単位の3
7.5モル%に相当する; 点Zは式IaとIbの反復構造単位の合計の52.5モ
ル%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構
造単位の合計の22.5モル%及び式Idの反復構造単
位の25モル%に相当する の範囲内に在るように選択されるコポリアミドに関する
【0015】ラジカルAr1、Ar2、Ar3又はAr
4中の置換基がカルボニルクロリドに対して不活性であ
るラジカルである場合には、これらのラジカルは例えば
ハロゲンのような一価無機ラジカル、例えばアルキル、
アルコキシ、ビス(n−アルキル)アミノ、ビス(N−
アルキル)アミノ又はニトリル基のような一価有機ラジ
カルである。「カルボニルクロリドに対して不活性なラ
ジカル」なる表現はこれらの置換基が本発明によるコポ
リアミドに対して製造及び反応条件下で実際に非反応性
であることを意味する。
【0016】好ましい不活性ラジカルは塩素又はC1〜
C6アルキル又はC1〜C6アルコキシ、特に直鎖C1
〜C6アルキル又はアルコキシである。これらの例はメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、n−ペンチル及びn−ヘキシル又はメトキシ、エト
キシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、n−
ブチルオキシ、n−ペンチルオキシ又はn−ヘキシルオ
キシである。
【0017】R1の例は上記で挙げたような塩素又はC
1〜C6アルキル又はC1〜C6アルコキシである。
【0018】特に好ましい不活性ラジカルR1は塩素、
メトキシ又はメチルである。
【0019】ラジカルが、その原子価結合がパラ位置に
ある又は匹敵する相互に共軸もしくは並行位置にあるよ
うな二価芳香族ラジカルである場合に、これらのラジカ
ルは単環状もしくは多環状芳香族ラジカル又は単環状も
しくは多環状である複素環−芳香族ラジカルである。複
素環−芳香族ラジカルは特に1もしくは2個の酸素、窒
素又は硫黄原子を芳香核中に有する。
【0020】多環状芳香族ラジカルは相互に融合するこ
とができる、又はC−C結合を介して或いは例えば−O
−、−S−、−SO2−もしくは−CO−NH−基のよ
うな本質的に線状架橋基を介して相互に線状に結合する
ことができる。
【0021】相互に共軸又は並行位置にある原子価結合
は対立方向にある。対立方向にある共軸結合の例は4,
4’−ビフェニレン結合である。対立方向にある並行結
合の例は1,5−又は2,6−ナフタレン結合である、
1,8−ナフタレン結合は並行であるが同方向にある。 原子価結合がパラ位置にある又は匹敵する相互に共軸又
は並行位置にある好ましい二価芳香族ラジカルの例は相
互にパラ配置にある自由原子価を有する単環状芳香族ラ
ジカル、特に1,4−、1,5−及び2,6−ナフタレ
ン、又はC−C結合を介してもしくは−CO−NH−基
を介して結合した、対立方向にある共軸結合を有する二
環状芳香族ラジカル、特に4,4’−ビフェニレン、も
しくは4,4’−ジアミノベンズアニリドのラジカルで
ある。
【0022】特に好ましいラジカルAr1とAr2は1
,4−フェニレンと4,4’−ジアミノベンズアニリド
のラジカルである。Ar1は1,4−フェニレンである
ことが好ましい。
【0023】ラジカルが、その原子価結合がメタ位置に
ある又は匹敵する相互によじれた位置にある二価芳香族
ラジカルである場合には、これらのラジカルは単環状も
しくは多環状芳香族ラジカル又は単環状もしくは多環状
である複素環−芳香族ラジカルである。複素環−芳香族
ラジカルは特に1もしくは2個の酸素、窒素又は硫黄原
子を芳香核中に有する。
【0024】多環状芳香族ラジカルは相互に融合するこ
とができる、又はC−C結合を介して或いは例えば−O
−、−CH2−、−CO−NH−,−S−、−CO−又
は−SO2−のような架橋基を介して相互に結合するこ
とができる。
【0025】原子価結合がメタ位置にある、又はメタ位
置に匹敵するよじれた位置にある多環状ラジカルの例は
1,6−ナフタレン、2,7−ナフチレン又は3,4’
−ビフェニレンである。
【0026】この種の単環状芳香族ラジカルの好ましい
例は1,3−フェニレンである。
【0027】式Idの好ましいラジカルはR1が塩素又
は直鎖C1〜C6アルキル、特にメチル、又は直鎖C1
〜C6アルコキシ、特にメトキシであるようなラジカル
である。本発明によるポリアミド類は置換ラジカルId
の他に、非置換ラジカルと置換ラジカルを同時に種々な
割合で含みうる。
【0028】特に、このポリアミドは1種以上の置換ラ
ジカルAr1、Ar2、Ar3及び/又はAr4を含み
うる;例えば、ポリアミドは排他的にメチル置換ラジカ
ルを含む又はこのポリアミドは種々なアルキル置換基を
有する及び/又はハロゲン置換基を有するラジカルの種
々な割合を含みうる。
【0029】しかし、本発明によるポリアミド類は置換
ラジカルIdの他に、排他的に置換又は非置換ラジカル
Ar1、Ar2、Ar3及び/又はAr4を含みうる。 コストの理由のために、Idの他に非置換ラジカルのみ
を含む又はポリマーに基づいて約30モル%までの置換
ラジカルを含む本発明によるポリアミドが好ましい。
【0030】それぞれポリマー分子中に少なくとも95
モル%の割合で存在する式Ia、Ib、Ic及びId[
変形(variant)I]又は式Ia、Ib、Ic、
Id及びIg(変形II)で表される反復構造単位の他
に、本発明によるコポリアミドは5モル%までの式Ie
又はIfの非芳香族ジカルボン酸及び/又はジアミン単
位を含みうる。
【0031】これらの単位は例えば脂肪族α,β−ジカ
ルボン酸又はα,β−ジアミンのラジカル、例えばアジ
ピン酸もしくはセバシン酸のラジカル又は1,6−ジア
ミノヘキサンのラジカルでありうる;これらの単位はま
た脂環式ジカルボン酸又はジアミンのラジカル、例えば
ヘキサヒドロフタル酸又は1,4−シクロヘキサンジア
ミンのラジカルでありうる;或いはこれらの単位はアル
脂肪族ジカルボン酸又はジアミンのラジカル、例えばキ
シリレンジカルボン酸又はキシリレンジアミンのラジカ
ルでありうる。
【0032】これらのラジカルは同様に任意にカルボニ
ルクロリドに対して不活性である置換基も含みうる。
【0033】変形IIのコポリアミドの場合には、よじ
れた成分は式Ig又は式IcとIgの反復構造単位であ
りうる。
【0034】ジアミン使用量は自由に選択可能ではなく
、ジアミン成分の総モル量に基づいてある一定のモル%
範囲内でのみ選択可能である。本発明による必要な濃度
範囲は一方では上記で定義した角点O、P、Q、R、S
及びTによって、他方では角点V、W、X、Y及びZに
よって特徴づけられ;これらの範囲は添付図1と2の三
角座標系に図示する。
【0035】この場合、変形Iの量はそれぞれ二価芳香
族ジアミンラジカルの割合に基づくものであり、変形I
Iの量は二価芳香族ジカルボン酸ラジカルと二価芳香族
ジアミンラジカルとの割合に基づくものである。
【0036】ジアミン成分の総量に基づいてモル%での
ジアミン成分の各割合が図1と2に示す下記角点によっ
て定義される狭い範囲内に在る場合に特に、本発明によ
る芳香族コポリアミドの成形構造体が優れた性質を有し
て得られる:点O’は式Ibラジカルの55モル%、式
Icラジカルの30モル%及び式Idラジカルの15モ
ル%に相当する; 点P’は式Ibラジカルの60モル%、式Icラジカル
の25モル%及び式Idラジカルの15モル%に相当す
る; 点Q’は式Ibラジカルの60モル%、式Icラジカル
の5モル%及び式Idラジカルの35モル%に相当する
; 点R’は式Ibラジカルの30モル%、式Icラジカル
の5モル%及び式Idラジカルの65モル%に相当する
; 点S’は式Ibラジカルの20モル%、式Icラジカル
の15モル%及び式Idラジカルの65モル%に相当す
る;及び 点T’は式Ibラジカルの20モル%、式Icラジカル
の30モル%及び式Idラジカルの50モル%に相当す
る; 点V’は式IaとIbの反復構造単位の合計の75モル
%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造
単位の合計の20モル%及び式Idの反復構造単位5モ
ル%に相当する; 点W’は式IaとIbの反復構造単位の合計の80モル
%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造
単位の合計の15モル%及び式Idの反復構造単位の5
モル%に相当する; 点X’は式IaとIbの反復構造単位の合計の80モル
%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造
単位の合計の2.5モル%及び式Idの反復構造単位の
17.5モル%に相当する; 点Y’は式IaとIbの反復構造単位の合計の62.5
モル%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復
構造単位の合計の2.5モル%及び式Idの反復構造単
位の35モル%に相当する; 点Z’は式IaとIbの反復構造単位の合計の55モル
%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造
単位の合計の20モル%及び式Idの反復構造単位の2
5モル%に相当する。
【0037】本発明による成形構造体の優れた性質は指
定範囲内の反復構造単位Ia、Ib、Ic及びId又は
Ia、Ib、Ic、Id及びIgの組込みに基づく。こ
れらの反復構造単位の個々の単位に基づく芳香族ポリア
ミドは一般に公知である。これらは特に優れた性質を有
するわけではない。
【0038】例えば、アミン成分Ibすなわち例えばp
−フェニレンジアミンの使用及び酸成分例えばテレフタ
ロイルクロリドの使用は広く知られており、例えば上記
ドイツ特許第2,219,703号に述べられている。 前述したように、芳香族ジカルボン酸ラジカルと共にこ
のアミンのみを含むポリアミドはアミドタイプの中性溶
媒(aprotic  solvent)に実際にもは
や可溶でない。しかし、紡糸溶液は濃硫酸を用いて得ら
れる(ドイツ特許第A1929713号)。
【0039】アミン成分Icすなわち例えばm−フェニ
レンジアミンの使用は一般に公知である。例えば、m−
フェニレンイソフタルアミドから製造されたフィラメン
トは商業的に入手可能である。これらはまた酸成分Ig
すなわち例えばイソフタロイルクロリドの使用を特徴と
する。
【0040】先行技術はまた芳香族ポリアミド成分とし
ての使用へのベンジジンの適合性を明らかにしている。 紡糸溶液は発煙硫酸を用いて製造可能である。
【0041】ベンジジンは特にヨーロッパ特許第A0,
199,090号に相互成分(cocomponent
)として述べられている。これの比較例6はテレフタロ
イルクロリドと3,3’−ジメチルベンジジンとからの
ホモポリアミドが合成溶媒に不溶であり、従ってそれか
ら紡糸不能であることを述べている。
【0042】引用参考文献から明らかであるように、有
機溶液から紡糸した問題のポリアミドのフィラメントは
例外なく緩和な性質のみを有し、ある一定割合での特定
ジアミンとジカルボン酸を用いて本発明によって製造し
たポリアミド製のフィラメントは高強度と高溶解度のた
めに注目に値する。このフィラメントは高い延伸性を示
す。
【0043】本発明によるポリアミドは通常の重縮合方
法によって製造される。反復構造単位Ia、Ib、Ic
及びId、任意にIe及び/又はIfを含むコポリアミ
ドを製造するためには、式IIと任意に式VIIのジカ
ルボニルクロリドを式III、IVとV及び任意にVI
のジアミンの混合物と反応させることが有利である:式
中、Ar1〜Ar3とR1〜R3はそれぞれ上記で定義
した通りである。
【0044】反復構造単位Ia、Ib、IdとIg及び
任意にIc及び/又はIe及び/又はIfを含むコポリ
アミドを製造するためには、上記式IIと任意に式VI
Iのジカルボニルクロリド及び式VIIIのジカルボニ
ルクロリドを上記式IIとV及び任意にIV及び/又は
VIのジアミン混合物と反応させる:ClOC−Ar4
−COCl (VIII)式中、Ar4は上記で定義し
た通りである。
【0045】式II、VII及びVIIIのジカルボニ
ルジクロリドと式III,IV,V及びVIとは混合物
としても用いることができる。
【0046】この場合に、一方のジアミンIII、IV
及びVと他方のジアミンIII及びVとの混合比は各場
合に上記で定義した割合の構造単位を有するポリアミド
を製造するように選択されなければならない。
【0047】芳香族酸から誘導される全ての構造単位の
合計と芳香族アミンから誘導される全ての構造単位の合
計とは本質的に同じであり、すなわち特に実際の測定と
計量のために相互から約1%、好ましくは約0.2%の
範囲内で同じであることは当業者に自明である。
【0048】生成するポリアミドの分子量は特に芳香族
酸対芳香族アミンの比の選択によって制御される。これ
らの選択の基準は重縮合の分野に熟練した人にとって公
知である。
【0049】式IIの適当な芳香族ジカルボニルジクロ
リドの例は4,4’−チオジフェニルジカルボン酸、4
,4’−オキシジフェニルジカルボン酸、ナフタレン−
1,4−ジカルボン酸、ナフタレン−1,5−ジカルボ
ン酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ビフェニル
−4,4’−ジカルボン酸、2−クロロテレフタル酸及
び特にテレフタル酸のジクロリドである。
【0050】式VIIIの適当な芳香族ジカルボニルジ
クロリドの例はナフタレン−1,6−ジカルボン酸、ナ
フタレン−1,7−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7
−ジカルボン酸、ビフェニル−3,4’−ジカルボン酸
及び特にイソテレフタル酸のジクロリドである。
【0051】式IIIの適当なジアミンの例はナフタレ
ン−1,4−ジアミン、ナフタレン−1,5−ジアミン
、ナフタレン−2,6−ジアミン、特に4,4’−ジア
ミノーベンズアニリドとp−フェニレンジアミンである
【0052】式Vの適当なジアミンの例はナフタレン−
1,6−ジアミン、ナフタレン−1,7−ジアミン、ナ
フタレン−2,7−ジアミン、ビフェニル−3,4’−
ジアミン、3,4’−ジアミノベンズアニリド及び2,
4−ジアミノアニソール又は3,5−ジアミノ−N,N
’−ジエチルベンズアミド、特にm−フェニレンジアミ
ンである。
【0053】式Vの適当なジアミンの例は3,3’−ジ
クロロベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン及
び特に3,3’−ジメチルベンジジンである。
【0054】上記モノマー化合物の共重縮合は通常、溶
液重縮合として実施される。
【0055】このために、相互に反応するモノマー化合
物を一般に有機溶媒中に溶解する。この有機溶媒は好ま
しくは少なくとも1種のアミドタイプの溶剤、例えばN
−メチルー2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトア
ミド、テトラメチル尿素、N−メチルー2−ピペリドン
、N,N’−ジメチルエチレン尿素、N,N,N’,N
’−テトラメチルマレイアミド、N−メチルカプロラク
タム、N−アセチルピロリジン、N,N−ジエチルアセ
トアミド、N−エチルー2−ピロリドン、N,N’−ジ
メチルプロピオンアミド、N,N−ジメチルイソブチル
アミド又はN,N’−ジメチルプロピレン尿素を含む。 本発明による方法のために、好ましい有機溶剤N−メチ
ルー2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド及
びこれらの混合物が特に好ましい。
【0056】溶液重縮合の好ましい実施形式では、芳香
族モノマージアミンをアミド溶媒に溶解する。このよう
にして得られた溶液に共重縮合の開始のために激しく撹
拌しながら、芳香族ジカルボニルジクロリドとしての少
なくとも1種の芳香族モノマー化合物を混合する。
【0057】この場合にアミド溶媒は芳香族モノマー化
合物とそれから得られる芳香族コポリアミドとの溶媒と
してのみでなく、芳香族モノマー化合物の共重縮合の副
生成物として形成されるハロゲン化水素例えば塩化水素
のための酸受容体としても作用する。ある場合には、共
重合の前、中又は後に共重合混合物に加えられる溶解促
進添加剤、例えば周期律表第I族もしくは第II族金属
の1種の金属ハリドを用いることが有利でありうる。こ
のような添加剤の例は例えば塩化リチウムのようなアル
カリ金属化合物、又は塩化カルシウムのようなアルカリ
土金属化合物である。アルカリ金属化合物又はアルカリ
土金属化合物は形成されるコポリアミドの溶解度の上昇
に役立つ。
【0058】溶液重合の場合の重縮合温度は習慣的にー
20℃〜+120℃,好ましくは+10℃〜+100℃
である。+10℃〜+80℃の反応温度においてN−メ
チルピロリドンを用いると、特に好ましい結果が得られ
る。
【0059】重縮合反応は好ましくは反応の終了後に2
〜15重量%、好ましくは3.5〜10重量%の重縮合
物が溶液中に存在するように実施される。5.0〜7.
5重量%の濃度によって特に良好な結果が得られる。
【0060】重縮合の過程においてポリマーの分子量が
増加し、このために反応バッチの粘度も増加する。
【0061】重縮合の過程において得られるポリマー溶
液の粘度が約3.5〜6.6dl/gのポリマーの内部
粘度に一致する時にポリマー分子は充分な鎖長に達する
;粘度の上限は6.0dl/gであることが好ましい。
【0062】内部粘度は、ηinh=lnηrelc[
式中、ηrelは相対粘度であり、cはg/dlでの濃
度である]として定義される。
【0063】本発明の目的のために、内部粘度は25℃
の98重量%硫酸100ml中のポリマー0.5gの溶
液で測定する。
【0064】それ自体公知である芳香族ポリアミドの略
記した製造方法は、本発明による上記芳香族ポリアミド
の製造に関係するかぎり、本発明の内容の一部を同様に
形成する。
【0065】ポリマー溶液が後の加工のために必要な粘
度に達した時に、通常の方法で一官能価化合物例えば塩
化ベンゾイル又は塩化アセチルを加えることによって重
縮合を停止させることができる。次に、アミド溶媒にゆ
るやかに結合した生成塩化水素を塩基性物質の添加によ
って中和することができる。この目的には、例えば水酸
化リチウム、水酸化カルシウム、特に酸化カルシウムが
適する。
【0066】本発明による方法を実施して得られる芳香
族コポリアミドは分離方法によって、例えば析出によっ
て共重合混合物から単離することができる。コポリアミ
ドを押出成形するための溶液を製造するために、このよ
うに単離したコポリアミドを次に適当な有機溶媒に溶解
する。
【0067】しかし、本発明によるコポリアミドを溶液
重縮合の方法によって製造する場合には、重縮合の溶媒
に易溶であるコポリアミドは当然既に完全に溶解した状
態であるので、本発明による方法の工業的実施では、重
縮合したままの混合物を芳香族コポリアミドの押出成形
用の溶液として直接用いることが有利である。
【0068】本発明によるコポリアミドは有機溶媒中に
、例えばアミドタイプの有機溶媒に易溶であり、優れた
耐熱性と良好な耐化学薬品性を有する。本発明によるコ
ポリアミドは、本発明の内容の一部を同様に形成する、
例えばフィラメント、繊維、パルプ、ヤーン、フィルム
及びシートのような、種々な成形品の製造に特に有効で
ある。これらの構造体は優れた耐熱性と良好な耐化学薬
品性を有するのみでなく、例えば引張り強度及び弾性率
のような、優れた機械的性質を有する。コポリアミドの
溶液も同様に種々な方法で、例えば繊維、フィルム、シ
ート状要素、繊維状物質、その他の成形品の製造に用い
られる。
【0069】芳香族コポリアミドの押出成形用溶液を製
造するために、使用溶媒は好ましくはアミドタイプの溶
媒、特に上記アミドタイプ溶媒の1種又は前記化合物の
2種以上の混合物である。
【0070】押出成形用溶液を製造するために、芳香族
コポリアミドの濃度を4〜20重量%、特に6〜12重
量%の範囲内に維持することが有利である。押出成形用
溶液は溶解を促進するために必要に応じて添加剤を含む
ことができ、この場合には周期律表第I族と第II族の
金属の少なくとも1種の金属ハリド、例えば塩化リチウ
ム、塩化カルシウム又は臭化マグネシウムを押出成形用
溶液の総重量に基づいて0.2〜10%、好ましくは0
.5〜5%の濃度で用いることができる。溶解促進剤は
高温における押出成形用溶液の安定化をも助成する。
【0071】成形品を得るための溶液の押出成形は適当
な乾式、湿式又は乾式−湿式方法によって実施すること
ができる。例えば、押出成形用溶液をフィラメントに成
形するために湿式方法を用いる場合には、押出成形用溶
液又はさらに正確には紡糸溶液をダイ、例えば紡糸ダイ
又は紡糸口金を通して凝固液中に押し出す又は紡糸する
。この場合に、凝固液が水又は極性有機溶媒を含む水性
溶液であることが通常有利である。この極性有機溶媒は
芳香族コポリアミドの溶解に通常用いられる同じアミド
溶媒から選択することができる。凝固液に用いられる好
ましい極性有機溶媒は押出成形用溶液中に存在する同じ
溶媒であることが好ましい。凝固液は0℃と凝固液の大
気圧沸点との間の温度で用いることが好ましい。極性有
機溶媒は凝固液中に50重量%から低濃度で、特に50
重量%以下、特に30重量%以下の濃度で用いられる。
【0072】押出成形用溶液中のコポリアミドがある一
定組成を有する時又は押出成形用溶液がある種の金属ハ
リド及び/又はハロゲン化水素をある一定量で含む時に
、場合によっては凝固液が過度に、しばしば好ましくな
い程度に拡散して、押出成形ストランドになる。この現
象は凝固品にゆるい内部構造を有させることになり、そ
の機械的強度は非常に低くなり、凝固品を破断なしに滑
らかに延伸することができない。このような場合に、凝
固液が凝固速度を遅延させる添加剤を含むことが有利で
あり、このためには下記物質:塩化リチウム、塩化ナト
リウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛
、塩化ストロンチウム、塩化アルミニウム、塩化スズ(
II)、塩化ニッケル、臭化カルシウム、硝酸カルシウ
ム、硝酸亜鉛、硝酸アルミニウムの少なくとも1種を用
いることができる。特に有利な凝固遅延剤は塩化マグネ
シウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛、塩化アルミニウム
である。
【0073】上記押出成形方法は押出成形可能な溶液か
らのフィルム又はフィラメントの製造に特に適する。
【0074】本発明によるコポリアミドからのフィラメ
ントの製造では、押出成形用溶液又は紡糸溶液を複数の
孔を有する紡糸口金を通して押し出す又は紡糸する、紡
糸溶液のフィラメント流は上記凝固液の1種中で(湿式
法)又は蒸発−促進(evaporation−con
ducive)雰囲気中で(乾式法)凝固する。紡糸は
通常の横型もしくは縦型湿式紡糸装置、ドライジェット
湿式紡糸装置又は物質が張力下で下方に流れる紡糸装置
を用いて行うことができる。同様に適当な変形は例えば
米国第A3414645号に述べられているようなドラ
イジェット湿式紡糸方法である。
【0075】本発明による芳香族コポリアミドの湿式紡
糸では、凝固促進添加剤を含む凝固液を用いて凝固を行
い、化学的凝固の後でさらに凝固工程を実施し、この過
程ではコポリアミドの凝固するフィラメントを0〜10
0℃の温度に維持される水浴に通す。この付加的な凝固
工程は溶媒除去によって凝固の完成に役立つ。凝固促進
添加剤はまた、このような物質を用いる場合に、凝固フ
ィラメントから洗浄される。
【0076】上記説明から本発明によるコポリアミドが
通常の紡糸方法と装置を用いて、例えば濃硫酸のような
危険で有害な溶媒を用いる必要なく、フィラメントに容
易に加工可能であることは明らかである。このことは操
作者への危険性を減ずる。また、本発明によるコポリア
ミドから製造されるフイラメントは緻密な内部構造を有
する。
【0077】押出成形用溶液は通常のスプレッディング
又は押出成形方法を用いてフィルム又はシートに加工可
能である。
【0078】上記押出成形方法によって製造されるフィ
ラメントまたはフィルムは通常延伸プロセスを受ける、
延伸プロイセスはこのようにして製造されたフィラメン
ト又はシートの例えば引張り強さと弾性率のような機械
的性質のみでなく、例えば熱安定性のような熱的性質を
も改良する。
【0079】本発明によるコポリアミドのフィラメント
は一般に、高い機械的強度及び高い弾性率を得るように
延伸される。用いる延伸比は通常約1:3から1:25
まで、好ましくは約1:8から1:20までである。延
伸温度は一般に250〜420℃、好ましくは330〜
410℃である。延伸プロセスの低い作業温度は低いエ
ネルギー消費量となり、延伸プロセスが実施されやすい
ことになる。
【0080】延伸はホットプレート又はシリンダー状ヒ
ーターを用いて1段階、2段階又は多段階で実施するこ
とができる。さらに、延伸フィラメント又はシートに同
温度又はさらに高い温度においてさらに熱処理を実施し
て、それらの結晶構造を改良することができる。これに
関連して、本発明によるコポリアミドが通常の有機溶媒
中へのその溶解度に関して意外に有利であるのみでなく
、フィラメント又はシートの製造後に「緩和な」操作条
件下で容易に延伸可能であることが指摘される。
【0081】本発明によるコポリアミドから製造される
、優れた機械的及び熱的性質を有する、例えばフィラメ
ント、繊維、パルプ、フィルム又は膜のような本発明に
よる成形品は工業的に種々な方法で、例えば熱可塑性及
び/又は熱硬化性樹脂製の自動車タイヤ布帛層、他のゴ
ム製品及び物体の強化材として、耐熱性断熱材として、
フィルター布帛製造のために及び軽量断熱材として用い
られる。本発明によるコポリアミドから製造されるフィ
ラメント又はシートは分離プロセスのための膜として又
は耐熱性電気絶縁材としても用いられる。絶縁目的のた
めに、他の物体にフィルムとしてポリマー溶液を塗布し
、次に溶媒を除去することも可能である。
【0082】本発明の他の性質と利点を、実施例に関連
して、さらに詳しく説明する。しかし、本発明が実施態
様例に限定されないことは理解されるであろう。それど
ころか、当業者は本発明の基本的概念から逸脱する必要
なく、任意に多くの変更及び/又は添加を行いうる。
【0083】ジカルボン酸成分とジアミン成分の割合は
加算して100モル%になるように別々に計算した。内
部粘度は前述した通りに測定した。
【0084】実施例1 塩化テレフタロイル100モル%、3,3’−ジメチル
ベンジジン50モル%、p−フェニレンジアミン25モ
ル%及びm−フェニレンジアミン25モル%からの芳香
族コポリアミド3,3’−ジメチルベンジジン339.
7g(1.6モル)、p−フェニレンジアミン86.5
g(0.8モル)及びm−フェニレンジアミン86.5
g(0.8モル)を窒素下でN−メチルピロリドン13
.77リットルに溶解し、塩化テレフタロイル粉末64
8g(3.19モル)と29〜55.4℃において31
分間かけて反応させる。塩化アセチル5.0g(0.0
64モル)を加えて分子量増加を停止させる。このバッ
チをN−メチルピロリドン中の酸化カルシウム(96%
CaO)の65%懸濁液269gによって中和し、1時
間かけて110℃に加熱する。
【0085】この溶液はコポリアミド6%とCaCl2
2.3%を含有する。溶解したポリアミドは6.00d
l/gの内部粘度を有する。
【0086】溶液を濾過し、脱蔵し(devolati
lized)、ドライージェット湿式紡糸法によって紡
糸する。このために、凝固浴の40mm上方に在る、各
直径0.15mmの100孔付き紡糸口金を通して下方
に紡糸する。凝固浴は80℃の温度を有し、水中N−メ
チルピロリドン35%の溶液を含む。引取り(take
−off)速度は10mm/分である。フィラメントを
洗浄浴に通して引張り、次に乾燥ゴデット(120℃、
160℃、240℃)上を、最後に350℃、370℃
、390℃、390℃の4ホットプレート上を引張り、
240.4m/分の速度で引取る。この場合、以下の実
施例と同様に、引取り速度はフィラメントが最大延伸比
の約80%で延伸されるように定める。次に、この場合
及び以下の実施例においてマルチフィラメントヤーンに
αm=30(DIN53832パート1)に相当する保
護ツイストをかけ、試験する。
【0087】実施例1では、フィラメント線密度は1.
32dtex(DIN53830)であり、強力は15
9cN/texであり、破断点伸び3.4%(DIN5
3834パート1)を伴う。初期モジュラスは55N/
texである。これは0.3〜0.5%伸び間での負荷
−伸び線図の勾配から定める。
【0088】このランを紡糸溶液の同じモノマー組成と
、ポリマー含量7%と塩化カルシウム含量2.7%を用
いて繰り返した。単離ポリマーの内部粘度は4.86d
l/gである。紡糸は上記と同様に実施したが、ホット
プレート温度は330、350、370及び370℃で
あった。総延伸比は11.4:1であった。フィラメン
トは次の性質を有した:線密度1.83dtex、強力
135cN/tex、伸び3.3%及び初期モジュラス
52N/tex。
【0089】同じモノマー組成からポリマー8%と塩化
カルシウム3.1%を含むポリマー溶液を製造するため
に、同じ方法を用いた。単離ポリマーの内部粘度は4.
12dl/gであった。ポリマー溶液を湿式紡糸した、
紡糸口金を凝固浴中に浸漬させ、ホットプレート温度3
60、380及び400℃において延伸した。延伸比は
9.6:1であり、次の性質を有するフィラメントが得
られた:線密度1.79dtex;破断点強度129c
N/tex;破断点伸び3.3%;初期モジュラス51
N/tex。
【0090】実施例2〜11実施例1の方法を表に記載
の反応条件下で表に記載の出発物質を用いて実施して、
本発明による他の芳香族ポリアミドを製造し、それらを
フィラメントに加工した。
【0091】表中に用いた略号表は次の通りである:T
PC=塩化テレフタロイル; IPC=塩化イソフタロイル; PPD=p−フェニレンジアミン; MPD=m−フェニレンジアミン; DMB=3,3’−ジメチルベンジジン;DCIB=3
,3’−ジクロロベンジジン;DMOB=3,3’−ジ
メトキシベンジジン;NMP=N−メチルピロリドン; W=湿式紡糸法; DW=乾式−湿式紡糸法
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるモノマーの必要な濃度範囲を示す
角点O、P、Q、R、S及びTの領域を図示する。
【図2】本発明によるモノマーの必要な濃度範囲を示す
角点V、W、X、Y及びZの領域を図示する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  有機ポリアミド溶剤中に可溶であり、
    25℃において98%硫酸100ml中のポリアミド0
    .5gの溶液で測定して、約3.5〜6.6dl/gの
    内部粘度を有し、式Ia、Ib、Ic及びIdで表され
    る反復構造単位と、場合によっては式Ie及び/又はI
    fで表される反復構造単位を含み、 式Ia、Ib、Ic及びIdで表される反復構造単位の
    合計が少なくとも95モル%であり、式Ie及び/又は
    Ifで表される反復構造単位が5モル%までであること
    ができ、式Ia及び任意に式Ieで表される反復構造単
    位のモル分率が反復構造単位Ib、Ic、Id及び任意
    にIfのモル分率に実質的に相当し;式中、Ar1は原
    子価結合がパラ位置にある又は匹敵する相互に共軸もし
    くは並行位置にあり、カルボニルクロリドに対して不活
    性である1個以上の置換基を任意に有する二価芳香族ラ
    ジカルであり;Ar2はAr1に対して定義された意味
    の1つを有し;Ar3は原子価結合がメタ位置にある又
    は匹敵する相互によじれた(kinked)位置にあり
    、カルボニルクロリドに対して不活性である1個以上の
    置換基を任意に有する二価芳香族ラジカルであり;R1
    は低級アルキルラジカル、低級アルコキシラジカル又は
    ハロゲンラジカルであり;R2は二価の脂肪族、脂環式
    又はアル脂肪族(araliphatic)ラジカルで
    あり;R3はR2に対して定義された意味の1つを有す
    る、但し1つの同じポリマー分子内でラジカルAr1、
    Ar2、Ar3、R1、R2及びR3は記載定義内で異
    なるラジカルであることができ、式Ib、Ic及びId
    の反復構造単位のこれらの構造単位の総量に基づく割合
    が下記領域の角点:点Oは式Ibラジカルの45モル%
    、式Icラジカルの40モル%及び式Idラジカルの1
    5モル%に相当する;点Pは式Ibラジカルの65モル
    %、式Icラジカルの20モル%及び式Idラジカルの
    15モル%に相当する;点Qは式Ibラジカルの65モ
    ル%、式Icラジカルの5モル%及び式Idラジカルの
    30モル%に相当する;点Rは式Ibラジカルの30モ
    ル%、式Icラジカルの5モル%及び式Idラジカルの
    65モル%に相当する;点Sは式Ibラジカルの20モ
    ル%、式Icラジカルの15モル%及び式Idラジカル
    の65モル%に相当する;及び点Tは式Ibラジカルの
    20モル%、式Icラジカルの40モル%及び式Idラ
    ジカルの40モル%に相当するの範囲内に在るように選
    択されるコポリアミド。
  2. 【請求項2】  有機ポリアミド溶剤中に可溶であり、
    25℃において98%硫酸100ml中のポリアミド0
    .5gの溶液で測定して、約3.5〜6.6dl/gの
    内部粘度を有し、式Ia、Ib、Id及びIgで表され
    る反復構造単位と、場合によっては式Ic及び/又はI
    e及び/又はIfで表される反復構造単位を含み、式I
    a、Ib、IdとIg及び任意にIcで表される反復構
    造単位の合計が少なくとも95モル%であり、式Ie及
    び/又はIfで表される反復構造単位が5モル%までで
    あることができ、式IaとIg及び任意に式Ieで表さ
    れる反復構造単位のモル分率が反復構造単位IbとId
    及び任意にIc及び/又はIfのモル分率に実質的に相
    当し;式中、Ar1、Ar2、Ar3、R1、R2及び
    R3はそれぞれ請求項1に定義した通りであり、Ar4
    は原子価結合がメタ位置にある又は匹敵する相互によじ
    れた位置にあり、カルボニルクロリドに対して不活性で
    ある1個以上の置換基を任意に有する二価芳香族ラジカ
    ルである、但し1つの同じポリマー分子内でラジカルA
    r1、Ar2、Ar3、Ar4、R1、R2及びR3は
    記載定義内で異なるラジカルであることができ、式Ia
    、Ib、IdとIg及び任意にIcの反復構造単位のこ
    れらの構造単位の総量に基づく割合が下記領域の角点:
    点Vは式IaとIbの反復構造単位の合計の72.5モ
    ル%、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構
    造単位の合計の22.5モル%及び式Idの反復構造単
    位5モル%に相当する;点Wは式IaとIbの反復構造
    単位の合計の82.5モル%、式Igの反復構造単位又
    は式IcとIgの反復構造単位の合計の12.5モル%
    及び式Idの反復構造単位の15モル%に相当する;点
    Xは式IaとIbの反復構造単位の合計の82.5モル
    %、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造
    単位の合計の2.5モル%及び式Idの反復構造単位の
    15モル%に相当する;点Yは式IaとIbの反復構造
    単位の合計の60モル%、式Igの反復構造単位又は式
    IcとIgの反復構造単位の合計の2.5モル%及び式
    Idの反復構造単位の37.5モル%に相当する;点Z
    は式IaとIbの反復構造単位の合計の52.5モル%
    、式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造単
    位の合計の22.5モル%及び式Idの反復構造単位の
    25モル%に相当するの範囲内に在るように選択される
    コポリアミド。
  3. 【請求項3】  Ar1及び/又はAr2が1,4−フ
    ェニレンである請求項1又は2に記載のコポリアミド。
  4. 【請求項4】  Ar3及び/又はAr4が1,3−フ
    ェニレンである請求項1〜3のいずれかに記載のコポリ
    アミド。
  5. 【請求項5】  式Ib、Ic及びIdの反復構造単位
    のこれらの構造単位の総量に基づく割合が、下記領域の
    角点:点O’は式Ibラジカルの55モル%、式Icラ
    ジカルの30モル%及び式Idラジカルの15モル%に
    相当する;点P’は式Ibラジカルの60モル%、式I
    cラジカルの25モル%及び式Idラジカルの15モル
    %に相当する;点Q’は式Ibラジカルの60モル%、
    式Icラジカルの5モル%及び式Idラジカルの35モ
    ル%に相当する;点R’は式Ibラジカルの30モル%
    、式Icラジカルの5モル%及び式Idラジカルの65
    モル%に相当する;点S’は式Ibラジカルの20モル
    %、式Icラジカルの15モル%及び式Idラジカルの
    65モル%に相当する;及び点T’は式Ibラジカルの
    20モル%、式Icラジカルの30モル%及び式Idラ
    ジカルの50モル%に相当するの範囲内に在るように選
    択される請求項1記載のコポリアミド。
  6. 【請求項6】  式Ia、Ib、Id及びIg又は式I
    a、Ib、Ic、Id及びIgの反復構造単位のこれら
    の構造単位の総量に基づく割合が下記領域の角点:点V
    ’は式IaとIbの反復構造単位の合計の75モル%、
    式Igの反復構造単位又は式IcとIgの反復構造単位
    の合計の20モル%及び式Idの反復構造単位5モル%
    に相当する;点W’は式IaとIbの反復構造単位の合
    計の80モル%、式Igの反復構造単位又は式IcとI
    gの反復構造単位の合計の15モル%及び式Idの反復
    構造単位の5モル%に相当する;点X’は式IaとIb
    の反復構造単位の合計の80モル%、式Igの反復構造
    単位又は式IcとIgの反復構造単位の合計の2.5モ
    ル%及び式Idの反復構造単位の17.5モル%に相当
    する;点Y’は式IaとIbの反復構造単位の合計の6
    2.5モル%、式Igの反復構造単位又は式IcとIg
    の反復構造単位の合計の2.5モル%及び式Idの反復
    構造単位の35モル%に相当する;点Z’は式IaとI
    bの反復構造単位の合計の55モル%、式Igの反復構
    造単位又は式IcとIgの反復構造単位の合計の20モ
    ル%及び式Idの反復構造単位の25モル%に相当する
    の範囲内に在るように選択される請求項1記載のコポリ
    アミド。
  7. 【請求項7】  Ar1とAr2がそれぞれ1,4−フ
    ェニレンであり、Ar3が1,3−フェニレンであり、
    R1がC1〜C4アルキル、好ましくはメチルであり、
    式Ib、Ic及びIdの反復構造単位の割合が、これら
    の構造単位の総量に基づいて、下記範囲内:式Ibの反
    復構造単位:30〜40モル%、好ましくは34〜36
    モル%;式Icの反復構造単位:10〜30モル%、好
    ましくは18〜22モル%;及び式Idの反復構造単位
    :35〜55モル%、好ましくは43〜57モル%に在
    るように選択される請求項1記載のコポリアミド。
  8. 【請求項8】  式II及び場合によって式VIIのジ
    カルボニルジクロリドを、式III、IVとV及び場合
    によって式VIのジアミンの混合物と反応させることを
    含み:[式中、Ar1、Ar2、Ar3、R1、R2及
    びR3はそれぞれ請求項1で定義された通りである]ジ
    アミンIII、IV及びVの混合比が請求項1で定義し
    た構造単位Ib、Ic及びIdの含量を有するコポリア
    ミドを生ずるように選択される請求項1記載のコポリア
    ミドの製造方法。
  9. 【請求項9】  式IIと式VIII及び場合によって
    式VIIのジカルボニルジクロリドを式IIIとV及び
    場合によって式IV及び/又はVIのジアミンの混合物
    と反応させることを含み: [式中、Ar1、Ar2、Ar3、Ar4、R1、R2
    及びR3はそれぞれ請求項2で定義された通りである]
    式II、III、V及びVIII又はII、III、I
    V、V及びVIIIのモノマーの混合比が請求項2で定
    義した構造単位Ia、Ib、Id及びIg又はIa、I
    b、Ic、Id及びIgの含量を有するコポリアミドを
    生ずるように選択される請求項1記載のコポリアミドの
    製造方法。
  10. 【請求項10】  請求項1又は2に記載のコポリアミ
    ドを含む、例えばフィラメント、繊維、パルプ、フィル
    ム、シート又は膜のような成形構造体。
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