JPH02220425A - レチクル及びこれを用いたパターン形成方法 - Google Patents

レチクル及びこれを用いたパターン形成方法

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JPH02220425A
JPH02220425A JP1040552A JP4055289A JPH02220425A JP H02220425 A JPH02220425 A JP H02220425A JP 1040552 A JP1040552 A JP 1040552A JP 4055289 A JP4055289 A JP 4055289A JP H02220425 A JPH02220425 A JP H02220425A
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神保 秀之
Yoichi To
洋一 塘
Yoshiyuki Kawazu
佳幸 河津
Yoshio Yamashita
山下 吉雄
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/703Non-planar pattern areas or non-planar masks, e.g. curved masks or substrates

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、超LSI等の製造に用いられるホトリング
ラフィ技術に間するものであり、特に、凹部及び凸部領
域を有する下地に精度良くレジストパターンを形成する
ことが出来る投影露光装置用のレチクルと、これを用い
たパターン形成方法とに間するものである。
(従来の技術) 半導体装置の高集積化に伴い、これの製造に用いられる
ホトリソグラフィ技術は、ますます高解像力を具えたも
のである必要が生じている。そこで投影露光装置を用い
る場合であれば投影レンズの開口数(NA)はますます
大きなものとされるか、この反面、この露光装置の焦点
深度はますます浅くなってしまうことも事実である。一
方、パターン形成しようとする下地例えば半導体基板で
は、半導体装置の構造上の理由から凹凸か生じており、
例えばメモリセル用素子が作り込まれた領域と、周辺回
路用素子が作り込まれた領域との闇では素子構造の違い
により大きな段差が生じる。
従って、このような半導体基板上に、例えばメモリセル
と周辺回路との間を結ぶ配線パターン形成用のレジスト
パターンを形成しようとすると、レチクルのパターンは
半導体基板のメモリセル形成領域に対しては焦点が合う
が周辺回路形成領域に対しては焦点が全く合わない(或
いはその逆)という問題も起こり得る。
このような問題を解決するため、例えば文献(サブミク
ロンテクノロジーセミナ(+988) (株)日立製作
所論文集のruLsIにおけるサブミクロンリソグラフ
ィー技術の適用例」)に開示された技術では、半導体装
置のメモリセル領域が周辺回路領域に比し高くなること
から、半導体基板のメモリセル形成予定領域を選択酸化
法を用い予め掘っておくことにより、半導体基板の周辺
回路領域と、メモリセル領域との間の段差を緩和してい
た。この文献には具体的な方法までは記載されでいない
か、一般的な方法で考えれば、シリコシ基板のメモリセ
ル形成予定領域を選択的に酸化しこの部分をフッ酸によ
り除去し凹部領域を形成することになる。
この文献に開示された技術によれば、この文献の表■に
も記載されでいるように、通常の方法では1.3umと
なるメモリセル領域及び周辺回路領域間の段差が、0.
8umに抑えられると云う。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、半導体基板の所定領域を予め掘っておく
という従来の方法は、LSIの既存の製造工程に基板の
所定領vtを掘るという新たな工程を加えなければなら
ない、従って、このためのレジス塗布、露光、現像等の
ホトリソグラフィ工程と、これに続くエツチング工程と
のための多くの作業が追加されることになるので、生産
コストを高めてしまうという問題点がある。
この出願はこのような点に鑑みなされたものであり、従
ってこの出願の第一発明の目的は、半導体基板等の被バ
ターニング基板の凹凸に起因するパターンの焦点ずれを
緩和出来る投影露光装置用のレチクルを提供することに
ある。また、この出願の第二発明の目的は、凹凸を有す
る被パターニング基板上に精度良くパターン形成出来る
簡易な方法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この出願の第一発明によれ
ば、下地上にパターンを形成するための投影露光装置用
のレチクルにおいて、 レチクルのパターンの、下地の凹部領域に投影される部
分上に、この部分から投影レンズまでの光路長を長くす
る薄II;?!具えたことを特徴とする。
ここで光路長を長くする薄膜とは、例えば、屈折率が1
以上の材料でかつ露光光に対し透明な材料(一種でも二
種以上でも良い)から成る薄膜が考えられる。なお、こ
こで云う露光光に対し透明な薄膜とは、露光光のこの?
fJlliを設けたレチクル部分を透過する光が、レチ
クルの他の部分を透過した光に比し極端に減衰しでしま
うことがないような程度の、言い換えれば下地に塗布さ
れているレジストの露光量を不足させてしまうことが無
いような程度の透明度を有する薄膜を意味する。上述し
たような薄膜は、具体的には、用いる露光光の波長や、
レジストの種類や目的とする解像度等を考慮し選ばれる
ものであるが、例示すれば、ブリーチング後のレジスト
膜、PMMA膜、SiO□膜、Si3N4 II等であ
る。
また、この発明のレチクルは、光路長を長くする薄膜を
レジストやPMMAを以って構成する場合は、既存のレ
チクルのパターン形成面(クロム等のような露光光を遮
断するものが在る面)上にレジスト或いはPMMAを例
えばスヒコーティング法により塗布しこれが所定の領域
に残存するように露光現像することによって得られる。
ここでレジストとしてポジ型のレジストを用いた場合は
、パターニング後のレジストに充分に光を照射しブリー
チシグさせることが必要である。また、光路長を長くす
る薄膜をS i02膜やSi3N4膜を以って構成する
場合は、この薄膜のバターニングをエツチングにより行
なうとレチクル上のクロムを損傷することが考えられる
ので、リフトオフ法で作製するのが好適である。従って
、既存のレチクルのパターン形成面上に予め例えばリフ
トオフに適したレジストパターンを形成し、このレジス
トバタンを含むレチクル上に例えばスパッタ法により5
iO71in形成し、その後リフトオフすることてこの
発明のレチクルを得るのが良い。
なお、下地の凹部領域及び凸部領域間の段差がaである
場合で、これら凹部領域及び凸部領域それぞれにレチク
ルのパターンを適度に合焦させるための、レチクルの凹
部領域用パターンから投影レンズまでの光路長を長くす
る薄膜の好適な膜厚Cは、この薄膜の屈折率をn、投影
露光装置の縮小倍率(レチクル上の寸法/基板上の寸法
)である、)壱Nとした場合、投影露光装置の光学系の
誤差か無いものとすれば、 C= [aN/(n−1)] で示される。しかし実際は、光学系のバラツキがあるの
で実験的に求めることになるが、フォーカスマージンを
広げる目的と、露光量を減衰させない節回内で考えると
、膜厚Cは(1)式を満足する値とするのが好適である
0.2[aN/(n−1)]≦C≦2[aN/(n−1
)]・・・(1)また、この出願の第二発明のパターン
形成方法によれば、凹部領域及び凸部領域を有する下地
上に投影露光装置Iを用いパターンを形成するに当たり
、 凹部領域及び凸部領域を有する下地上にレジストを塗布
する工程と、 このレジストに対し、レチクルのパターンの、前述の下
地の凹部v4域に投影される部分上に、投影レンズまで
の光路長を長くする薄膜を具えたレチクルを介し露光す
る工程と、 この露光済みのレジストを現像する工程とを含むことを
特徴とする。
(作用) この出願の第一発明のレチクルによれば、レチクルの、
下地の凹部wIt*に投影されるパターン部分から投影
レンズまでの光路長と、該レチクルの、下地の凸部領域
に投影されるパターン部分から投影レンズまでの光路長
とに違いを生じさせることが出来る。このため、各パタ
ーン部分の投影像の正焦点の位mi=ずらすことが出来
るので、凹部領域及び凸部領域を有する下地のそれぞれ
の領域に、レチクルのパターンを正焦点に近い位置で結
像させることが可能になる。従って、凹部及び凸部領t
*V有する下地に対するフォーカスマージンを大きく出
来る。
また、この出願の第二発明のパターン形成方法によれば
、凹部領域及び凸部領域を有する下地のそれぞれの領域
に、下地が平坦なものの場合と実質的に同様にレチクル
のパターンを結像させてパターニングが行なえる。
(実施例) 以下、図面jl?照してこの発明のレチクル及びこれを
用いたパターン形成方法の実施例につきそれぞれ説明す
る。
t、j−/乙±11え明 先ず、レチクルの実施例につき説明する。なお以下に説
明するレチクルの実施例は、この発明のレチクルが、凹
部領域及び凸部lN域を有する下地に対する投影露光装
置のフォーカスマージンを大きくすることに有効なこと
を示した実験結果である0M1図は、実験に用いたレチ
クルの説明に供する図であり、実験用レチクルを断面図
を以って示したものである。蔦1図において、11は実
験用レチクル、13は実験用レチクルを得るための既存
のレチクルでありこの場合(株)ニコン製のテストレチ
クル154!用いた。このテストレチクル13の一方の
面13a上には、f1’?の寸法のライン・アンド・ス
ペースパターンが形成されている。15は、既存レチク
ル13のパターン形成面(クロム面)13aのほぼ左半
分の領域上に設けた、光路長を長くする薄膜である。こ
の実施例ではこの薄膜15を、東京応化工業(株)製の
TSMR−V3と称されるレジストの薄膜で構成してい
る。なお、実験用のレチクルであるので薄膜15を既存
レチクル13のパターン形成面のほぼ左半分に設(丈た
が、この発明を半導体装置の製造に実際に適用する場合
には、例えば半導体装置が周辺回路を基板の段差上に具
えたDRAMであるとして考えれば、その場合のレチク
ルは、周辺回路用のパターン部分上に光路長を長くする
薄膜15を具えた構成のものになることは理解されたい
第1図に示した実験用のレチクルは、以下に説明するよ
うな手順で製作した。
先ず、既存のレチクル13としてのニコンテストレチク
ル15Aのパターン形成面13a上に、スビシコーティ
ング法により、TSMR−V3と称されるレジスト(東
京応化工業(株)製のレジスト)を2.5umの膜厚に
形成した。
次に、レジスト付きレチクル13ヲベーク炉に入れ90
℃の1度で30分間のソフトベークを行なった0次いで
、レチクル13のパターンの左半分上のレジスト部分を
アルミホイルで覆い、その後、U■光により一括照射を
行なった0次いで、専用現像液NMO−W (]!京東
京応化工業)製)を用い現像を行ないレチクル13のパ
ターンの左半分上にレジスト膜15v!残存させた。な
お、後に行なう露光の際の露光装置によるレチクルロー
ディングの支障とならないよう、実験用レチクル11の
縁周辺にはレジストが残らないようにした。
次に、第1図に示した実験用レチクル11と、(株)二
コシ製ステッパN5RG40(NA3.45)とを用い
、実験用レチクル11の薄膜15を設けた部分と薄11
15の無い部分の各パターンの投影像の正焦点位置の違
いを以下に説明する方法で調べた。第2図は、その説明
に供する図であり、実験用レチクル11と、ステッパの
投影レンズ21と、レジスト25付きのシリコンウェハ
23(*述する)との位1を間係を概略的に示した図で
ある。
直径5インチ(1インチは約2.54cm以下同様)の
シリコンウェハ上にレジストTSMR−V3 %1.2
 umの膜厚に形成する。また、第1図に示した実験用
レチクル11ヲステツパN5RG40にセットする。レ
ジスト25付したシリコンウェハ23ヲステツパのステ
ージにセットし、露光量は200mJ/cm2と一定に
し、ステッパのフォーカスオフセット3!0.2LIm
刻みでショット毎に変化させながら、該シリコンウェハ
23のレジスト25ヲ露光した。その債、専用現僅液で
現像を行ない、シリコウェハ上にフォーカスオフセット
が異なるレジストバタンを多数形成した。
次に、フォーカスオフセットを異ならせた各レジストバ
タン毎の0.5umライン・アンド・スペース(L/S
)バタンに着目しこれを順次顕微鏡で観察してゆき、実
験用レチクルの右半分のパターンにおける0、5umの
L/Sパターンのヒントがあっているフォーカスオフセ
ット値と、実験用レチクルの左半分のパターンにおりる
0、5μmのL/Sパターンのピントがあっているフォ
ーカスオフセット値とをそれぞれ調べた。この結果、レ
チクルの右半分のパターンはフォーカスオフセット0.
0の位置が正焦点の位置であり、レチクルの左半分のパ
ターンはフォーカスオフセット◆0.4umの位置が正
焦点の位置であることが分った。即ち、両者の間でのフ
ォーカスオフセット値の差は0.4umであることが分
った。
フォーカスオフセット値にこのような差が生じる理由は
次のようなものであると考えられる。
第1図の実験用レチクル11のクロム面13aから出た
光のうちレジスト#!l+5を通った光の投影レンズ2
1(第2図参照)までの光路長は、レジスト膜15の屈
折率r!:n 、 !IIIをdとすると、他の部分の
光の光路長に比しd(n−1)だけ長くなる。実施例の
場合で考えれば、レジスト1115の膜1tdは2.5
μmでありこのレジストの屈折率は1.67であるので
、光路長は1.675 Llm長くなる。つまり、レジ
スト膜15を設けたことによりこの部分のパターンは、
レジスト膜が無い場合に比し1.675 Llmだけ投
影レンズ21から離れたことになる。ざらに用いたステ
ッパが175の縮小投影露光装置であることから、1.
67515 =0.33umが求まる。この0.331
mという値は、上記正焦点位置の差0.4umに非常に
近い値であり、投影レンズ21の特性による誤差を考慮
した場合、上記正焦点位百の差0.4umは、レジスト
膜15により光路長が長くなったため生じたと考えるこ
とが出来る。
従って、凹部領域と凸部領域を有する下地にレジストパ
ターンを形成する場合、レチクルのパターンの、下地の
凹部領域に投影される部分上にレジスト膜15のような
薄膜を設けるようにすれば、レチクルのパターンを下地
の凹部領域及び凸部領域それぞれにほぼ正焦点の位置で
結像させることが出来るようになると云える。
パターン形  法の5 次に、凹部領域及び凸部領域を有する下地、即ち段差を
有する下地上に、投影露光装置と、この発明のレチクル
とを用いレジストパターンを形成する例を説明する。第
3図(A)〜(C)はその説明に供する図であり、第3
図(A)は下地を概略的に示した断面図、第3図(B)
はレチクルのパターンの説明に供する概略的平面図、第
3図(C)は光路長を長くする薄膜を設けた状態のレチ
クルを示した断面図である。
下地としては、第3図(A)に示すように、シリコン基
板41上に、膜厚が0.5umのBPSG(Boro−
Phospho 5ilicate Glass)膜の
500umライン・アンドスペースパターン43を具え
、ざらにこの上に膜厚が0.5umのA9膜45を具え
る、下地47とした。この下地47においては、8PS
GIIiがある部分47aが凸部領域であり、BPSG
膜の無い部分47bが凹部領域である。なおこの下地4
7の形成は、シリコン基板41上にスパッタ法によりB
PSG膜を0.5gmの膜厚に形成し、これをホトリソ
グラフィ技術及びエツチング技術により500umのし
/S /\ターンに加工し、このパターン上にスノ\・
フタ5去(こよりA(1m@形成することで、行なった
また、パターニング実験に用いたレチクル51のパター
ンは、第3図(B)に示すような0.3〜1.5Ljm
ライン・アンド・スペースの解像チャート(パターン)
53を500um毎に繰り返して格子状に具えたものと
した(これら寸5去(よ、下士也47上に投影された際
の寸法である。)。
先ず、比較実験として第3図(B)に示したパターンを
有するレチクル(光路長を長くする薄膜の無いレチクル
)を、(株)ニコン製のN5RG4D(NA O,45
)と称される9線ステツパにセットした。また、第3図
(A)に示した下地47のA’l膜4膜上5上SMR−
CRB3と称される東京応化工業(株)製のレジストを
1.7umの膜厚で形成し、次いで、このレジスト付き
下地47を上述の9線ステツパのステージにセットした
1次いで、露光量を200mJ/cm2と一定にし、シ
ョット毎にステッパのフォーカスオフセットj1.Zu
mづつずらしながら露光を行なった0m光済みの試料を
専用現像液で現像復、顕微鏡により各ショットの中心部
の3mm角の領域でのレジストパターンの分離解像度を
調べた。比較実験においては、凸部領域47a上と、凹
部m km 47b上とでo、aumのL/Sレジスト
パターンが解像出来たフォーカスオフセ・ント範囲は、
0.8umであることが分った。
次に、この発明に係る実験を以下に説明するように行な
った。
比較実験に用いたレチクル51をステッパから外し、第
3図に示すように、このレチクル51のパターンの、5
00 XN um (Nは投影露光装置の縮小倍率であ
る)毎に繰り返される解像チャート53の1ブロック置
きの解像チャート上に、光路長を長くするための薄膜と
して膜厚が2.5umのレジスト1!+5!公知のホト
リソグラフィ技術によりそれぞれ形成した。なお、この
レジスト膜15は、東京応化工業(株)製のTSMR−
V3と称されるレジストを用い形成し、バターニング後
のレジスト11115に対しブリーチングさせるためU
v光を一括照射した。
次に、レジスト膜15を設けたレチクル51をステッパ
に、レチクル51のレジストl1i15部分が下地47
の凹部領域47bに投影されるようにセットした。下地
47は、比較実験と同様な手順で用意したもので未露光
の新しいものである。その復、比較実験と同様に、露光
量は200mJ/am2と一定にしショット毎にステッ
パのフォーカスオフセ・ントを0.2umづつずらしな
がら露光を行なった。露光済みの試料を専用現像液で現
像復、顕做鏡により各ショットの中心部の3mm角の領
域でのレジストパターンの分離解像度を調べた。この結
果、凸部領域47a上と、凹部領t[47b上とで0.
6amのL/Sレジストパターンが比較実験と同様に解
像出来ていることが分った。また、フォーカスオフセッ
ト範囲は、]、2umであり比較実験より大きくなるこ
とが分った。このようにこの発明のパターン形成方法は
、フォーカスマシーンを大きく出来るので、凹凸の在る
下地上にレジストパターンを形成する際、非常に有効で
ある。
(発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この出願の第一発
明のレチクルによれば、レチクルの、下地の凹部領域に
投影されるパターン部分から投影レンズまでの光路長と
、該レチクルの、下地の凸部領域に投影されるパターン
部分から投影レンズまでの光路長とに違いを生じさせる
ことが出来る。このため、各パターン部分の投影像の正
焦点の位フヲずらすことが出来るので、凹部領域及び凸
部領域を有する下地のそれぞれの領域に、レチクルのパ
ターンを正焦点1こ近い位置で結像させることが可能に
なる。従って、凹部及び凸部領域を有する下地に対して
も、平坦な下地の場合とほぼ同様なフォーカスマージン
が得られる。このため、今後ますます浅くなるであろう
投影露光装=の焦点深度を補う有効な手段となる。
また、この出願の第二発明のパターン形成方法によれば
、凹部領域及び凸部領域を有する下地のそれぞれの領域
に、下地が平坦なものの場合と実質的に同様にレチクル
のパターンを結像させてバターニングが行なえる。この
ため、高集積化したLSIの製造等に利用出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実験用レチクルの説明に供する断面図、 第2図は、正焦点位置の違いが生しる理由を示す図、 第3図(A)は、下地の説明に供する断面図、第3図(
B)は、バターニング実験用レチクルのパターンの説明
に供する平面図、 第3図(C)は、バターニング実験用レチクルの説明に
供する断面図である。 11・・・実験用レチクル、 13・・・既存レチクル
13a・・・既存レチクルのパターン形成面、15・・
・光路長を長くする薄膜(例えばレジスト膜)21−・
・投影レンズ、   23−・・シリコンウェハ25・
・・レジスト、     41 ・・・シリコン基板4
3・・−8PSGlilのライン・アンド・スペースパ
ターン45−A(lll、      47a −下地
の凸部領域47b・−下地の凹部領域 51・・・バターニング実験用レチクル53・・・解像
チャート。 11:実験用レチクル 13:既存レチクル 5a 5!験用レチクルの説明に供する図 第1図 特許出願人   沖電気工業株式会社 正焦点位置の這(1が生じる理由を示す図第2図 41、シリコン基板 43:8PSGlljのラインアンド・スペースパター
ン45:へβ膜 47:下地 47a・下地の凸部領域 47b・下地の凹部領域 下地の説明に供する断面図 バターニング冥験用レチクルのパターンの説明に供する
平面図第3図(B) バターニング寅験用レチクルの説明(こ供する断面図第
3図(C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)下地上にパターンを形成するための投影露光装置
    用のレチクルにおいて、 レチクルのパターンの、下地の凹部領域に投影される部
    分上に、該部分から投影レンズまでの光路長を長くする
    薄膜を具えたことを特徴とするレチクル。 (2)前記薄膜を、屈折率が1以上でかつ露光光に対し
    透明な薄膜であってその膜厚Cが(1)式を満たす薄膜
    とした請求項1に記載のレチクル(但し、(1)式にお
    いて、aは下地の凹部領域及び凸部領域間の段差、nは
    薄膜の屈折率、Nは投影露光装置の縮小倍率(レチクル
    上の寸法/基板上の寸法)である、)。 0.2[aN/(n−1)]≦C≦2[aN/(n−1
    )]…(1)(3)凹部領域及び凸部領域を有する下地
    上に投影露光装置を用いパターンを形成するに当たり、
    凹部領域及び凸部領域を有する下地上にレジストを塗布
    する工程と、 該レジストに対し請求項1に記載のレチクルを介し露光
    する工程と、 該露光済みのレジストを現像する工程と を含むことを特徴とするパターン形成方法。
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Cited By (3)

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