JP2002072442A - 位相シフトマスクの製造方法、レジストパターンの形成方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

位相シフトマスクの製造方法、レジストパターンの形成方法および半導体装置の製造方法

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JP2002072442A
JP2002072442A JP2000261395A JP2000261395A JP2002072442A JP 2002072442 A JP2002072442 A JP 2002072442A JP 2000261395 A JP2000261395 A JP 2000261395A JP 2000261395 A JP2000261395 A JP 2000261395A JP 2002072442 A JP2002072442 A JP 2002072442A
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exposure
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shift mask
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Koji Kikuchi
晃司 菊地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相シフトマスクを用いて露光を行う場合
に、リソグラフィープロセス裕度を確保しつつ、転写パ
ターンの位置ずれを最小化し、転写位置精度の向上を図
る。 【解決手段】 レベンソン位相シフトマスクを製造する
場合に、露光に用いられる露光装置の光学系の光学条件
(開口数、パーシャルコヒーレンスファクター等)およ
びマスク構造(基板掘り込み量、位相シフタの厚さ等)
と露光により転写するパターンの位置ずれとの関係をシ
ミレーションにより求め、マスク製造時の誤差を考慮し
て、パターンの位置ずれが必要な範囲内に抑えられるよ
うな光学条件およびマスク構造を求める。求められた光
学条件およびマスク構造に対して所要の露光裕度および
焦点深度が得られるか検証を行い、良好な結果が得られ
るまでこれを繰り返す。良好な結果が得られたら光学条
件およびマスク構造を決定し、露光装置の光学条件をそ
の条件に設定するとともに、そのマスク構造が得られる
ようにマスク製造を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、位相シフトマス
クの製造方法、レジストパターンの形成方法および半導
体装置の製造方法に関し、特に、いわゆるレベンソン位
相シフトマスクの製造、レベンソン位相シフトマスクを
用いて露光を行うレジストパターンの形成およびレベン
ソン位相シフトマスクを用いて露光を行うことによりレ
ジストパターンを形成する半導体装置の製造に適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造等におけるリソグラ
フィープロセスは、パターンの微細化の進展に伴い、露
光に用いられる光の波長から決定される解像限界を超え
た高解像度が要求されている。
【0003】近年、露光波長以下の寸法の微細パターン
の形成を可能とするために、透過光の位相変調機能を持
たせ、光の干渉を利用して解像力を向上させる位相シフ
トマスクと呼ばれる高解像度露光用フォトマスクを用い
る技術が開発されている。この位相シフトマスクには、
隣接するマスクパターンに対応するマスク開口部を透過
する光を互いに反位相とするレベンソン型、遮光部に透
過性を持たせ、かつその透過光の位相をマスク開口部の
透過光の位相に対して反位相とするハーフトーン型等、
いくつかの種類がある。これらのうち、レベンソン位相
シフトマスクはすでにDRAM、高速LSI等の製造に
実用化されており、有用性が確認されている。
【0004】このレベンソン位相シフトマスクには、隣
接するマスクパターンに対応するマスク開口部を透過す
る光を互いに反位相とするために、マスク基板である石
英基板を掘り込んだ基板掘り込み型と、石英基板上に位
相シフタを形成した位相シフタ付与型とがある。
【0005】基板掘り込み型レベンソン位相シフトマス
クの構造の一種にデュアルトレンチ(Dual Trench)構造
がある。このデュアルトレンチ構造では、透過する光の
位相が互いに反位相、すなわち位相が0°、180°両
方の領域について堀り込みを行う。これは、位相が0
°、180°の両方の領域を掘り込むことにより、0°
の位相を持った透過光と180°の位相を持った透過光
とのコントラストの差が小さくなり、パターン転写時の
位置ずれを防ぐことができるからである。この基板掘り
込み型レベンソン位相シフトマスクの構造の具体例を図
7に示す。図7において、符号101は石英基板、10
2はマスクパターン、103、104は掘り込み部を示
す。
【0006】図8および図9は位相シフタ付与型レベン
ソン位相シフトマスクの構造の具体例を示し、図8は位
相シフタ上置き型、図9は位相シフタ下置き型である。
図8および図9において、符号201は石英基板、20
2はマスクパターン、203は位相シフタを示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のレベンソ
ン位相シフトマスクを用いて露光を行う場合には、露光
時に生じる焦点合わせのずれ(デフォーカス)による0
°、180°の位相の透過光のコントラストの変動が互
いに異なるため、デフォーカスによりパターンの転写の
位置ずれが発生してしまう。パターン転写を行うウエハ
表面の段差、露光装置に存在する各種の誤差、マスクの
製造時の誤差(例えば、基板に掘り込み部を形成するた
めのエッチングの誤差)等により、ある程度のデフォー
カスは必ず起こり得るため、予想されるデフォーカス領
域内でパターンの転写位置ずれを小さくする必要があ
る。
【0008】しかしながら、これまで、パターンの転写
の位置ずれを最小化するための具体的な方策は提案され
ていないのが実状であった。
【0009】したがって、この発明が解決しようとする
課題は、位相シフトマスクを用いて露光を行う場合に、
リソグラフィープロセス裕度を確保しつつ、転写パター
ンの位置ずれを最小化し、転写位置精度の向上を図るこ
とができる位相シフトマスクの製造方法、そのような位
相シフトマスクを用いて露光を行うレジストパターンの
形成方法およびそのような位相シフトマスクを用いて露
光を行うことによりレジストパターンを形成する半導体
装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、露光に用いられる露光光学系の光学条
件およびマスク構造と露光により転写するパターンの位
置ずれとの関係を求め、マスク製造時の誤差を考慮し
て、上記パターンの位置ずれが所要の範囲内に抑えられ
るような上記光学条件およびマスク構造を求め、上記求
められた光学条件およびマスク構造に対して、所要の露
光裕度および焦点深度が得られるか検証を行い、上記検
証の結果が良好な場合に、上記マスク構造が得られるよ
うにマスク製造を行うようにしたことを特徴とする位相
シフトマスクの製造方法である。
【0011】また、この発明は、位相シフトマスクを用
いて露光を行うようにしたレジストパターンの形成方法
において、露光に用いられる露光光学系の光学条件およ
び上記位相シフトマスクのマスク構造と露光により転写
するパターンの位置ずれとの関係を求め、マスク製造時
の誤差を考慮して、上記パターンの位置ずれが所要の範
囲内に抑えられるような上記光学条件およびマスク構造
を求め、上記求められた光学条件およびマスク構造に対
して、所要の露光裕度および焦点深度が得られるか検証
を行い、上記検証の結果が良好な場合に、上記露光光学
系の光学条件を上記求められた光学条件に設定するとと
もに、上記求められたマスク構造が得られるように上記
位相シフトマスクを製造し、これらの露光光学系および
位相シフトマスクを用いて露光を行うようにしたことを
特徴とするものである。
【0012】また、この発明は、位相シフトマスクを用
いて露光を行うことによりレジストパターンを形成する
工程を有する半導体装置の製造方法において、露光に用
いられる露光光学系の光学条件および上記位相シフトマ
スクのマスク構造と露光により転写するパターンの位置
ずれとの関係を求め、マスク製造時の誤差を考慮して、
上記パターンの位置ずれが所要の範囲内に抑えられるよ
うな上記光学条件およびマスク構造を求め、上記求めら
れた光学条件およびマスク構造に対して、所要の露光裕
度および焦点深度が得られるか検証を行い、上記検証の
結果が良好な場合に、上記露光光学系の光学条件を上記
求められた光学条件に設定するとともに、上記求められ
たマスク構造が得られるように上記位相シフトマスクを
製造し、これらの露光光学系および位相シフトマスクを
用いて露光を行うようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0013】この発明における露光光学系の光学条件お
よびマスク構造の決定方法の概要をフローチャートで表
すと図1に示すようになる。
【0014】露光光学系の光学条件の代表的なものは、
開口数(NA)およびパーシャルコヒーレンスファクタ
ー(σ)である。ここで、パーシャルコヒーレンスファ
クターとは、露光装置において、照明光学系の開口数を
投影光学系のマスク側の開口数で除した値をコヒーレン
スと呼ぶが、このコヒーレンスが0のとき(コヒーレン
ト照明)と∞のとき(インコヒーレント照明)との中間
にある場合(パーシャルコヒーレント照明)におけるそ
の値のことを言う。
【0015】位相シフトマスクは典型的にはレベンソン
位相シフトマスクであり、これには図7に示すような基
板堀り込み型のものも、図8および図9に示すような位
相シフタ付与型のものも含まれる。前者の基板堀り込み
型レベンソン位相シフトマスクにおけるマスク構造は基
板掘り込み量により規定され、この基板掘り込み量の最
適化により転写パターンの位置ずれを最小化する。ま
た、後者の位相シフタ付与型レベンソン位相シフトマス
クにおけるマスク構造は位相シフタの厚さにより規定さ
れ、この位相シフタの厚さの最適化により転写パターン
の位置ずれを最小化する。
【0016】図1における適用パターンの決定は、同一
形状のパターンが等間隔で規則的に配置される一様パタ
ーンのような最も単純な場合にはそのデザインルールで
決定される。一方、例えば論理LSI等のようにパター
ンが複雑で一様でない場合には、基板掘り込み型レベン
ソン位相シフトマスクにあっては掘り込み部の幅や形
状、位相シフタ付与型レベンソン位相シフトマスクにあ
っては位相シフタの幅や形状も複雑になるが、これらの
幅や形状により、転写パターンの位置ずれやリソグラフ
ィープロセス裕度が異なるため、パターン全面において
位置ずれを防ぎ、しかも、リソグラフィープロセス裕度
を確保することができるように光学条件およびマスク構
造の最適化を図ることが必要である。このためには、パ
ターンを分類して同一パターン形状とみなせるグループ
に分け、これらのグループ毎に光学条件およびマスク構
造を最適化し、それらのうち最も厳しい条件を満たすよ
うに光学条件およびマスク構造を設定することにより、
各グループのパターンに対して光学条件およびマスク構
造を最適化することができる。
【0017】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、マスク製造時の誤差を考慮して、パターンの位置ず
れが所要の範囲内に抑えられるような光学条件およびマ
スク構造を求め、これらの光学条件およびマスク構造に
対して、所要の露光裕度および焦点深度が得られるまで
この手続きを繰り返すことにより、リソグラフィープロ
セス裕度を確保しつつ、パターンの位置ずれを最小化す
るのに最適な光学条件およびマスク構造を得ることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照しながら説明する。この一実施形態にお
いては、基板掘り込み型レベンソン位相シフトマスクに
おいて、マスクの断面構造が露光用の光に与える影響を
考慮したシミュレーションにより適切な基板掘り込み量
および位相差を決定する場合について説明する。ここで
は、マスクパターンとして0.26μmピッチのライン
・アンド・スペースパターン(Line and Space patter
n)を考える。
【0019】図2にシミュレーションを行った基板掘り
込み型レベンソン位相シフトマスクの構造を示す。図2
において、符号1は石英基板、2は例えばクロム(C
r)膜からなるマスクパターン、3、4は掘り込み部を
示す。この場合、掘り込み部4を掘り込み部3より深く
形成する。
【0020】図3にシミュレーション結果を示す。図3
において、横軸は図2の深い方の掘り込み部4の堀り込
み量、縦軸は−0.3〜0.3μmを必要焦点深度とし
た場合の転写パターンの位置ずれ量を示す。シミュレー
ションは、堀り込み部4と堀り込み部3との堀り込み量
の差を5水準に変えて行った。ただし、図3において
は、堀り込み量の差を位相差で表している。位相差をφ
(°)、露光に用いる光の波長をλ(nm)、ガラス部
の屈折率を1.51とすると、堀り込み量の差は(φ/
360)×λ÷(1.51−1)(nm)で表される。
露光装置としては、開口数NA=0.60でパーシャル
コヒーレンスファクターσ=0.53のKrFスキャナ
ーを用いた。この場合、λ=248nmである。
【0021】ところで、0.13μmルール世代で用い
られる石英基板エッチング装置は、5インチサイズのマ
スク面内で±4nmのエッチング誤差があると予想され
る。したがって、図3中、横軸の8nmの範囲で位置ず
れを抑える必要がある。図3を見ると、この要求を満た
すためには、位相差が169°の曲線に着目し、深い方
の掘り込み部4の堀り込み量を620nmとすればよい
ことが分かり、このとき浅い方の掘り込み部3の堀り込
み量は(169/360)×248÷(1.51−1)
≒230nmとなる。これより、転写パターンの位置ず
れを最小化するためには、掘り込み部4の掘り込み量を
620nm、掘り込み部3の掘り込み量を390nmと
するのが最適であることが分かる。
【0022】図4は、必要焦点深度範囲内におけるパー
シャルコヒーレンスファクターσと位置ずれとの関係を
示す。σは3水準に変えた。図4より、σが小さいほど
位置ずれが小さくなる傾向があり、σ=0.4の場合に
最も位置ずれが小さくなることが分かる。したがって、
使用する露光装置の露光光学系のパーシャルコヒーレン
スファクターσを0.4に設定する。
【0023】以上のようにして基板掘り込み型レベンソ
ン位相シフトマスクのマスク構造および露光装置の光学
条件(NA、σ等)を最適化したときの露光量および焦
点深度の裕度のウィンドウ(EDウィンドウ)を図5に
示す。図5より、露光裕度=12%、焦点深度=0.9
5μmが得られており、量産に適用可能なリソグラフィ
ープロセス裕度が得られていることが分かる。
【0024】この一実施形態によるリソグラフィープロ
セスをDRAMのゲート電極の形成に適用した例を図6
に示す。すなわち、図6Aに示すように、あらかじめ素
子分離領域が形成され、活性領域の表面にゲート酸化膜
(図示せず)が形成されたシリコン基板51上にゲート
電極材料となる導電層52を形成し、その上にレジスト
53を塗布形成する。次に、上述のようにしてマスク構
造が最適化された基板掘り込み型レベンソン位相シフト
マスクおよび光学条件(NA、σ等)が最適化された露
光装置を用いてレジスト53の露光を行う。この後、現
像を行い、図6Bに示すように、レジストパターン54
を形成する。
【0025】次に、このレジストパターン54をマスク
として導電層52を反応性イオンエッチング(RIE)
等によりエッチングすることにより、図6Cに示すよう
に、ゲート電極55を形成する。
【0026】以上のように、この一実施形態によれば、
マスク構造、具体的には掘り込み部の掘り込み量を最適
化した基板掘り込み型レベンソン位相シフトマスクおよ
び光学条件(NA、σ等)を最適化した露光装置を用い
て露光を行うことにより、リソグラフィープロセス裕度
を十分に確保しつつ、転写パターンの位置ずれを最小化
することができ、高い転写位置精度を得ることができ
る。
【0027】以上、この発明の一実施形態について具体
的に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定さ
れるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種
の変形が可能である。
【0028】例えば、上述の一実施形態においては、
0.26μmピッチのライン・アンド・スペースパター
ンの形成にこの発明を適用した場合について説明した
が、デザインルールはこれに限定されるものではなく、
また、例えば論理LSIのパターン等のようにより複雑
なパターンを形成する場合にもこの発明を適用すること
が可能である。
【0029】また、上述の一実施形態においては、マス
ク基板が石英基板である場合について説明したが、マス
ク基板は石英基板以外のものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、レベンソン位相シフトマスクを用いて露光を行う場
合に、リソグラフィープロセス裕度を確保しつつ、転写
パターンの位置ずれを最小化し、転写位置精度の向上を
図ることができる。そして、このようにして製造される
位相シフトマスクを用いて露光を行うことによりレジス
トパターンを高い位置精度で形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明における露光光学系の光学条件および
マスク構造の決定方法の概要を示すフローチャートであ
る。
【図2】この発明の一実施形態において用いる基板掘り
込み型レベンソン位相シフトマスクを示す断面図であ
る。
【図3】この発明の一実施形態において行ったシミュレ
ーションの結果を示す略線図である。
【図4】この発明の一実施形態において行ったシミュレ
ーションの結果を示す略線図である。
【図5】この発明の一実施形態において露光装置の光学
条件およびマスク構造を最適化した後のEDウィンドウ
を示す略線図である。
【図6】この発明の一実施形態におけるパターン形成の
一例を示す断面図である。
【図7】基板掘り込み型レベンソン位相シフトマスクを
示す断面図である。
【図8】位相シフタ付与型レベンソン位相シフトマスク
を示す断面図である。
【図9】位相シフタ付与型レベンソン位相シフトマスク
を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・石英基板、2・・・マスクパターン、3、4・
・・掘り込み部、51・・・シリコン基板、53・・・
レジスト、54・・・レジストパターン

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光に用いられる露光光学系の光学条件
    およびマスク構造と露光により転写するパターンの位置
    ずれとの関係を求め、 マスク製造時の誤差を考慮して、上記パターンの位置ず
    れが所要の範囲内に抑えられるような上記光学条件およ
    びマスク構造を求め、 上記求められた光学条件およびマスク構造に対して、所
    要の露光裕度および焦点深度が得られるか検証を行い、 上記検証の結果が良好な場合に、上記マスク構造が得ら
    れるようにマスク製造を行うようにしたことを特徴とす
    る位相シフトマスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記光学条件には少なくとも開口数およ
    びパーシャルコヒーレンスファクターが含まれることを
    特徴とする請求項1記載の位相シフトマスクの製造方
    法。
  3. 【請求項3】 上記位相シフトマスクはレベンソン位相
    シフトマスクであることを特徴とする請求項1記載の位
    相シフトマスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記レベンソン位相シフトマスクは基板
    掘り込み型であり、上記マスク構造は基板掘り込み量に
    より規定されることを特徴とする請求項3記載の位相シ
    フトマスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記レベンソン位相シフトマスクは位相
    シフタ付与型であり、上記マスク構造は位相シフタの厚
    さにより規定されることを特徴とする請求項1記載の位
    相シフトマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 位相シフトマスクを用いて露光を行うよ
    うにしたレジストパターンの形成方法において、 露光に用いられる露光光学系の光学条件および上記位相
    シフトマスクのマスク構造と露光により転写するパター
    ンの位置ずれとの関係を求め、 マスク製造時の誤差を考慮して、上記パターンの位置ず
    れが所要の範囲内に抑えられるような上記光学条件およ
    びマスク構造を求め、 上記求められた光学条件およびマスク構造に対して、所
    要の露光裕度および焦点深度が得られるか検証を行い、 上記検証の結果が良好な場合に、上記露光光学系の光学
    条件を上記求められた光学条件に設定するとともに、上
    記求められたマスク構造が得られるように上記位相シフ
    トマスクを製造し、これらの露光光学系および位相シフ
    トマスクを用いて露光を行うようにしたことを特徴とす
    るレジストパターンの形成方法。
  7. 【請求項7】 上記光学条件には少なくとも開口数およ
    びパーシャルコヒーレンスファクターが含まれることを
    特徴とする請求項6記載のレジストパターンの形成方
    法。
  8. 【請求項8】 上記位相シフトマスクはレベンソン位相
    シフトマスクであることを特徴とする請求項6記載のレ
    ジストパターンの形成方法。
  9. 【請求項9】 上記レベンソン位相シフトマスクは基板
    掘り込み型であり、上記マスク構造は基板掘り込み量に
    より規定されることを特徴とする請求項8記載のレジス
    トパターンの形成方法。
  10. 【請求項10】 上記レベンソン位相シフトマスクは位
    相シフタ付与型であり、上記マスク構造は位相シフタの
    厚さにより規定されることを特徴とする請求項8記載の
    レジストパターンの形成方法。
  11. 【請求項11】 位相シフトマスクを用いて露光を行う
    ことによりレジストパターンを形成する工程を有する半
    導体装置の製造方法において、 露光に用いられる露光光学系の光学条件および上記位相
    シフトマスクのマスク構造と露光により転写するパター
    ンの位置ずれとの関係を求め、 マスク製造時の誤差を考慮して、上記パターンの位置ず
    れが所要の範囲内に抑えられるような上記光学条件およ
    びマスク構造を求め、 上記求められた光学条件およびマスク構造に対して、所
    要の露光裕度および焦点深度が得られるか検証を行い、 上記検証の結果が良好な場合に、上記露光光学系の光学
    条件を上記求められた光学条件に設定するとともに、上
    記求められたマスク構造が得られるように上記位相シフ
    トマスクを製造し、これらの露光光学系および位相シフ
    トマスクを用いて露光を行うようにしたことを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記光学条件には少なくとも開口数お
    よびパーシャルコヒーレンスファクターが含まれること
    を特徴とする請求項11記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記位相シフトマスクはレベンソン位
    相シフトマスクであることを特徴とする請求項11記載
    の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記レベンソン位相シフトマスクは基
    板掘り込み型であり、上記マスク構造は基板掘り込み量
    により規定されることを特徴とする請求項13記載の半
    導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記レベンソン位相シフトマスクは位
    相シフタ付与型であり、上記マスク構造は位相シフタの
    厚さにより規定されることを特徴とする請求項13記載
    の半導体装置の製造方法。
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