JPH02217812A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

Info

Publication number
JPH02217812A
JPH02217812A JP1039086A JP3908689A JPH02217812A JP H02217812 A JPH02217812 A JP H02217812A JP 1039086 A JP1039086 A JP 1039086A JP 3908689 A JP3908689 A JP 3908689A JP H02217812 A JPH02217812 A JP H02217812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
gravity
center
element array
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1039086A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Okisu
宣之 沖須
Hiroshi Ueda
浩 上田
Toshio Norita
寿夫 糊田
Tokuji Ishida
石田 徳治
Nobuyuki Taniguchi
信行 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP1039086A priority Critical patent/JPH02217812A/ja
Publication of JPH02217812A publication Critical patent/JPH02217812A/ja
Priority to US07/666,694 priority patent/US5093562A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、焦点検出装置に関するものであり、更に詳し
くはTTL位相差検出方式を用いた焦点検出装置におけ
る相関演算アルゴリズムの改良に関するものである。
[従来の技術] 従来5特開昭60−4914号公報に開示されているよ
うに、撮影レンズの予定焦点面の後方に、コンデンサレ
ンズと第1及び第2の再結像レンズを配置し、撮影レン
ズの予定焦点面からのずれ量(デフォーカス量)を、第
1及び第2の再結像レンズによって再結像された第1及
び第2の像の像間隔の変位量として検出するようにした
、いわゆるTTL位相差検出方式による焦点検出装置は
公知のものとなっている。
第2図は上記従来例の概略構成図である。図中、TLは
撮影レンズ、Fはフィルム等価面、CLはコンデンサレ
ンズ、L + 、 L zは再結像レンズ、Mは再結像
レンズL I、 L 2に入射する光を制限する絞りマ
スク、M、、M、は絞りマスクMの開口、■、。
I2は電荷蓄積型イメージセンサ−である、フィルム等
価面Fにおける点A〜Bの範囲の像は、コンデンサレン
ズCL、再結像レンズL + 、 L 2によってイメ
ージセンサ−L、It上に各々像A、〜B。
及び像A、〜B2として再形成される。イメージセンサ
−I、、1.は、その上に形成された2つの像の強度分
布に対応する2つの像信号を相関演算回路1に送出し、
相関演算回路1ではそれぞれの像信号がある相関関係を
持つことから、2つの像の間隔を判定する。
第3図は上記焦点検出装置における焦点検出用光学系の
詳細を示している。被写体が合焦状態で、フィルム等価
面Fに点gACが存在する場合には。
イメージセンサ−L、I2上に点像C5,C2が形成さ
れる。このときの像間隔を80とする。被写体が前ピン
で、フィルム等価面Fよりも前方に点像りが存在する場
合には、イメージセンサ−II、I2上に点像り、、B
2が形成される。このときの像間隔はSoよりも小さい
、被写体が後ビンで、フィルム等価面Fよりも後方に点
像Eが存在する場合には、イメージセンサ−IIjz上
に点像E、、E。
が形成される。このときの像間隔はSoよりも大きい。
このように、合焦時の像間隔をS。とすると、前ピン時
の像間隔はSoよりも小さく、後ビン時の像間隔はSo
よりも大きくなる。そして、この像間隔は、デフォーカ
ス量にほぼ比例する。
したがって、像間隔を検出することにより、合焦/非合
焦を知ることができると共に、非合焦の場合には、デフ
ォーカスの量および方向を知ることができる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、フィルム等価面Fに3つの点像A。
B、Cが存在する場合には、光軸上の点像Cから点像C
+ 、 C2を形成するための光路は光軸p0に対して
対称となるが、光軸外の点像Aから点像A、。
A2を形成するための光路(又は点像Bから点像BB2
を形成するための光路)は光軸10に対して非対称とな
る。このため、焦点検出用の光学系が光軸10に対して
完全に対称に製作されていても、点像A1とA2、B1
とB2の照度や大きさが一致しないことが有り得る。こ
のように、光軸10からの像の高さ(以下「像高」と呼
ぶ)が増加するにつれて、同一の点像から生じる2つの
像の照度や大きさの一致度が低下することにより、イメ
ージセンサ−11+12上の2つの像の照度分布は必ず
しも対称にはならない、このため、相関演算回路1によ
り判定される像間隔が不正確となり、焦点検出誤差の原
因となる。これを像高誤差と呼ぶ。
また、光軸上の点像C、D 、Hについては、像高誤差
は生じないが、焦点検出用の光学系が完全に対称に製作
されていない場合、例えば、絞りマスクMの一対の開口
M、、M2の面積や形状が少しでも異なる場合には、同
一の点像から生じる2つの像の照度や大きさが一致しな
いことになり、やはり焦点検出誤差の原因となる。
そこで、このような場合においても、2つの像の相関を
可能な限り正確に評価し、像間隔を正確に判定する方式
が種々提案されている0例えば、特開昭61−1031
14号公報には、基準部となるイメージセンサ−I、上
の光像全体について、光量分布の重心を1つ求めて、参
照部となるイメージセンサ−■2上の光像の複数の部分
領域(各部分領域は基準部と同長とする)について、そ
れぞれ光量重心を求めて、参照部における各部分領域の
光量重心を基準部の光量重心と比較し、1つの部分領域
の光量重心が基準部の光量重心と一致する場合に、その
部分領域が基準部と対応していると判定する相関演算方
式が提案されている。しかしながら、この方式では、参
照部における2つ以上の部分領域の光量重心が基準部の
光量重心と一致する場合には、参照部におけるどの部分
領域が基準部に対応するのか判定できないという問題が
あった。また、この方式では、参照部となるイメージセ
ンサ−エア上の光像の複数の部分領域についてそれぞれ
光量重心を求めているが、各部分領域は基準部と同長と
されているので、その領域内の照度分布は実質的に平坦
であると見なすことはできず、基準部に近い部分領域に
ついて光量重心を算出する場合と、基準部から遠い部分
領域について光量重心を算出する場合とでは、照度分布
の影響が異なることになり、照度分布の非対称性に起因
する焦点検出誤差を回避できないという問題がある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、TTL位相差検出方式の焦点検
出装置において、位相差を求める2つの像の照度分布の
非対称性に起因する焦点検出誤差を低減することにある
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第1
図(a)に示すように、n個の画素信号D〜Dnのうち
、少数個(例えば隣接する5個)の画素信号D +””
−D S、D 2〜D !ID z〜D t、・” 、
Dn−、〜Doについて、複数個(例えば(n−4)個
)の光量に基づく関数値の重心(例えば光量そのものの
重心)を示すデータG、〜G n−2を作成している。
これにより、第1図(b)に示すような画素信号り、〜
Dnのデータは、第1図(c)に示すような光量重心群
G、〜Gn−zのデータに変換される0本発明では、こ
のようなデータ変換を基準部と参照部のそれぞれについ
て行っている。なお、上記重心を示すデータは光量の明
暗段差すなわちコントラスト値を用いて定めても良い。
[作用] 今、基準部がn個の画素信号DIl〜D、nを含み、参
照部力輸個(man)の画素信号D21〜D2mを含む
ものとすると、上記第1図(a)〜(c)に示すデータ
変換を施して得られた(n−4)個の重心群G7.〜G
l<n−t>と(m −4)個の重心群G 2 x〜G
 t (1m−x 、は、それぞれ少数個の画素信号に
ついて算出されているので、実質的に照度分布の影響を
受けないデータとなる。したがって、基準部の重心群G
B〜G1(n−21と参照部の重心群Gz+t+s+〜
Gz(n−2十s+の相関度を、複数のスキャン位置S
=O〜(m−n)について求め、特定のスキャン位Is
で相関度が最大となるときに、そのスキャン位置Sにお
ける基準部の重心群G13〜Gl(n−21と参照部の
重心群G z u+8)〜G 2 (n−t+s+の間
隔を、2つの像の間隔として検出すれば、照度分布の影
響を受けることなく、像間隔を正しく評価することがで
きる。
なお、本発明において、基準部及び参照部についてそれ
ぞれ求められた複数の重心群が実質的に照度分布の影響
を受けないデータとなる理由は、これらの重心群は全て
少数(例えば局所的に隣接する5個)の画素信号に基づ
いて求められているからである。このような局所的に隣
接する少数の画素信号の範囲内では実質的に照度分布は
平坦であると見なすことができるので、基準部及び参照
部における何処で重心を求めても、そのデータは照度分
布の影響を受けないデータとなるのである。
本発明の更に詳細な構成及び作用については、以下に述
べる実施例の説明において一層明らかとされる。
[実施例コ 第4図は、本発明の焦点検出装置に用いる相関演算回路
1の回路図である0本実施例にあっては、上述のイメー
ジセンサ−11,I2をCCDラインセンサー10によ
り実現しており、相関演算回路1をマイクロコンピュー
タ11により実現している。焦点検出用の光学系として
は、第2図及び第3図に示した光学系を用いるものとす
る。CCDラインセンサー10は、−列に配列された複
数個の画素と、各画素の蓄積電荷を読み出すための転送
ラインを有する0画素列の先頭には、ダミーの空送り画
素群が配され、続いて、アルミ蒸着による遮光マスクを
施した黒基準画素群が配されている。そして、黒基準画
素より少し離して、基準部となるイメージセンサ−I1
の画素群が配され、これより少し離して、参照部となる
イメージセンサ−I2の画素群が配されている。このた
め、CCDラインセンサー10に転送パルスが入力され
ると、まず、ダミーの空送り画素群が出力され、続いて
、黒基準画素群が出力され、その次に、基準部となるイ
メージセンサ−I1の画素群が出力され、最後に、イメ
ージセンサ−I2の画素群が出力される。
焦点検出に際して、焦点検出指令スイッチS1が閉じら
れると、マイクロコンピュータ11の端子P、が“Lo
w”レベルとなり、これに応答してマイクロコンピュー
タ11はCCDラインセンサー10のイニシャライズの
プログラムに移る。焦点検出が開始される前の段階で、
CCDラインセンサー10の転送ライン及び画素には不
要な電荷が通常の画素信号レベル以上に蓄積されている
が、この不要電荷は画素信号を取り出す前に転送ライン
及び画素からクリアされる。このクリア操作がCCDラ
インセンサー10のイニシャライズである。
さて、イニシャライズ操作が終了すると、マイクロコン
ピュータ11は、焦点検出のためのプログラムに移る。
まず、マイクロコンピュータ11は端子PI7からクリ
アパルスCLPを出力する。
このクリアパルスCLPによりCCDラインセンサー1
0の全画素の蓄積電荷がクリアされ1.クリアパルスC
LPが消失した時点が積分開始時点となる。この積分開
始に伴ってCCDラインセンサー10の被写体輝度モニ
タ一端子Q2から、被写体輝度に応じて時間的に降下率
の異なる傾斜電圧が出力される。この電圧は、比較回路
12により一定電圧Vsと比較され、この電圧Vsまで
降下すると、比較回路12の出力はL ow”レベルか
らHigb”レベルに反転する。この″High”レベ
ルの信号は、電荷蓄積終了を示す割込信号としてマイク
ロコンピュータ11の割込端子Pl)に入力される。マ
イクロコンピュータ11は割込を受は付けると、端子P
1.からシフトパルスS HPを出力する。このシフト
パルスSHPによりCCDラインセンサー10の各画素
に蓄積された電荷は並列的に転送ラインに移され、次い
で直列的に転送されてアナログ信号出力端子Q1からj
@次に電圧信号として出力される。CCDラインセンサ
ー10にとっては、端子Q、にクリアパルスCLPが与
えられてから端子Q、にシフトパルスSHPが与えられ
るまでの時間が電荷蓄積終了となる。CCDラインセン
サー10は、転送パルス発生回路14から三相のパルス
φ5.φ2.φ、を受け、内部の転送ラインは常時デー
タ転送状態にある。したがって、CCDラインセンサー
10はシフトパルスSHPが与えられると、アナログ信
号出力端子Qから、まずダミーの空送り画素信号、黒基
準画素信号を出力し、続いてイメージセンサ−r+、I
zの画素信号を出力する。
なお、CCDラインセンサー10からのアナログ信号出
力は、電源電圧Vccが変化すると、この変化分が重畳
するので、この変化分を相殺除去するために、電圧変動
除去回路15に入力される。
この電圧変動除去回路15には、電源電圧Vccを抵抗
R+ 、 R2で分割した電圧が与えられ、2つの入力
の差に応じた電圧を出力する。また、イメージセンサ−
r、、r2の画素信号の出力に先立って出力される黒基
準画素信号の1つが、マイクロコンピュータ11の端子
P、□から出力されるタイミングパルスに応じて、サン
プルホールド回路16でサンプルホールドされ、以後の
画素信号は減算回路17によりサンプルホールド回路1
6の黒基準画素信号分だけ減じられる。こうして画素信
号は、電圧変動成分と黒基準出力成分が除かれたものと
なる。
減算回路17からの画素信号は、輝度レベルに応じた増
幅率で増幅回路18により増幅される。
増幅率は想度レベルが低い程、高くなるように制御され
る。輝度レベルはCCDラインセンサー10の被写体輝
度モニタ一端子Q2から出力される傾斜電圧を利用し、
輝度レベル検出回路1つにより傾斜電圧の一定時間あた
りの変化分として検出され、この変化分が輝度レベルを
示す信号として用いられる。増幅された画素信号はマル
チプレクサ20を介してデジタル化回路23に与えられ
る。
デジタル化回路23は、電圧比較回路21と、D/A変
換回路22、及び8ビツトの2進数を端子P1〜P、か
らD/A変換回路22に与えると共に端子PIGから入
力される比較結果を記憶するようにプログラムされたマ
イクロコンピュータ11とから構成された逐次比較式の
A/D変換回路よりなる。デジタル化された画素信号は
、マイクロコンピュータ11の内蔵RAMに記憶される
。なお、A/D変換のタイミングは転送パルス発生回路
13から端子P、に与えられるタイミングパルスADT
により制御される。
画素信号の取り込みが終了すると、マイクロコンピュー
タ11の端子P1.から“High”レベルの電圧信号
が一時的に出力され、これに応答して、マルチプレクサ
20は定電圧回路24からの定電圧を選択して出力し、
この定電圧がデジタル化回路23によりデジタル化され
、所定のメモリーに取り込まれる。このデータは、合焦
時における基準部と参照部とに結像する2つの像の間隔
が焦点検出用光学系の組み立て誤差などによって、設計
値の通りとはならないので、この誤差を補正するデータ
として用いられる。定電圧回路24は定電流回路25と
半固定抵抗26とで構成され、焦点検出装置の調整行程
において、半固定抵抗26を調節して正確な像間隔デー
タの設定が行われる。
以後は、後述するデータ処理がなされて、撮影レンズの
デフォーカス量及び方向が検出され、撮影レンズの自動
焦点調節制御及び焦点状態の表示が行われる。27はデ
フォーカス量及び方向を示す信号に応じて撮影レンズを
合焦位置に向けて駆動するためのレンズ制御回路である
。また、28は合焦/非合焦の表示を行うための表示回
路である。
なお、CCDラインセンサー10のイニシャライズ時に
は、通常の画素信号の転送時よりも短い周期(例えば通
常時の1/16)のクロックパルスをCCDラインセン
サー10に与えて通常時よりも速い転送動作を複数回(
例えば10回)縁り返し行わせて、転送ラインを空の状
態にする。これと並行して画素のクリアも行われる。こ
の場合、画素信号の取り込み動作は行われない。
転送パルス発生回路14は、マイクロコンピュータ11
の端子P15から与えられる一定周期のクロックパルス
CLOCKを分周して転送パルスφ1゜φ2.φコを生
成する6通常時よりも周期の短い転送パルスは、フリッ
プフロップ13がセット状態にあって、その出力が“H
igh”レベルになっている場合に、転送パルス発生回
路14の内部において、クロックパルスCLOCKの分
周比が変えられることにより生成される。フリップフロ
ップ13はマイクロコンピュータ11の端子PI7から
のクリアパルスCLPによりセットされ、端子pusか
らのシフトパルス5)IPによりリセットされる。
したがって、シフトパルスSHPにより、転送パルス発
生回路14は通常時の転送パルスを生成する状態になる
。CCDラインセンサー10はクリアパルスCLPの発
生時からシフトパルスSHPの発生までの時間が電荷蓄
積時間として規定されるが、この間、転送パルス発生回
路14からは通常時より周期の短い転送パルスが出力さ
れる。しかし、電荷蓄積期間中にCCDラインセンサー
10から転送ラインを介して出力される信号は不要信号
として扱われるので、転送パルスが速くなっても支障は
生じない。
次に、マイクロコンピュータ11に取り込まれたイメー
ジセンサ−!+、I2の画素信号に対するデータ処理に
ついて説明する0本実施例では、基準部となるイメージ
センサ−I、の画素信号D〜D、nから光量に基づく関
数値の複数個の重心、例えば複数個の光量重心を求め、
参照部となるイメージセンサ−I、の画素信号D2.〜
D211からも複数個の光量重心を求め、後者を1画素
ずつずらせながら前者と対比している。このため、参照
部となるイメージセンサ−I2の画素数鋼は、基準部と
なるイメージセンサ−■、の画素数nよりも多く設定し
ている。
ここで、光量重心とは、隣接する複数個の画素信号につ
いて、中心部の画素からの離間距離と各画素信号のレベ
ルとの積和を、各画素信号のレベルの総和で除したデー
タである6例えば、画素信号Diの前後に隣接する(2
h+1>個の画素信号D(i−h)、D  (i−h+
n+・・・、Di、・・・+ D  (i+h−1)+
 D (’+h)の光量重心G1は、一般に次式で与え
られる。
Gi= 本実施例では隣接する5個の画素信号の光量重心を相関
演算に用いている6画素信号Diの前後に隣接する5個
の画素信号D i−z、D i−+ 、D i、D i
++ 。
Di士、の光量重心Giは、次式で与えられる。
Gi−(−2XDi−z−I XDi−++0XDi+
1xDi+1+2 XD!+2)/(Di−2+Di−
++Di+Di+、+Di+zl   ・・・(*) 以下、光量重心Giは上記の式(京)で与えられるもの
として、本実施例におけるデータ処理の内容を概説する
と、次のようになる。
■まず、イメージセンサ−I1の画素群D I l〜D
Inから取り出した(n−4)群の画素データD11〜
D 、、、D 12〜D liD 13〜D +v、”
+ l D + u+−<)〜D Inについて、それ
ぞれ光量重心GIff〜G+(n−21を求める。
■次に、イメージセンサ−I2の画素群D21〜D2+
mから取り出した(m−4>群の画素データD2〜D2
5.Dzz〜D!、、D2z〜D2t、−、D2(T+
1−4)〜D2+−について、それぞれ光量重心023
〜G2(11−1を求める。
■そして、まず最初に、光量重心023〜G2(n−2
1と光量重心G13〜Gun−2)を対比し、次に、1
画素ずらして光量重心G2.〜G 2 (n−、)と光
量重心G13〜G I(n−21を対比し、以下、同様
に1画素ずつずらしながら参照部の光量重心G 、 、
コ十s、〜G2ul−2+l+と基準部の光量重心G1
3〜G+<n−x)を対比し、最後に、光量重心G2(
輔−n杓)〜G 、 U−2、と光量重心G + z〜
G + +n−t )を対比する。ここで、s=o〜(
m−n)である。
■そして、それぞれの対比結果についてn度を調べて、
参照部のS番目の光量重心G2111〜Gxtn−2+
8+と基準部内光量重心G r s〜G Icn−2)
の相関度が最大であるときに、基準部の画素群D〜D、
nと参照部の画素群D z(1+s)〜D (n、sl
とが対応していると判定し、その画素群の間隔から被写
体が合焦であるか、非合焦であるかを判定し、非合焦で
あれば、デフォーカスの量と方向を算出する。ここでは
、デフォーカス量は1画素ピッチで算出されるが、デフ
ォーカス量の算出精度を上げるために必要であれば、補
間計算を行えば良い。
ところで、基準部及び参照部のイメージセンサ−II、
12の画素信号り、〜DIn及びD2I〜D2raは、
マイクロコンピュータ11の内蔵RAMに1画素毎に8
ビツトのデータとして記憶されている。8ビットのデー
タの取り得る値は0〜255であり、その分解能は、画
素信号のレベルが比較的高い場合には、光量重心Giの
算出を精度良く行うのに十分である。しかしながら、画
素信号のレベルが比較的低い場合には、光景重心Giの
算出を必ずしも精度良く行えるとは限らない、そこで、
本発明にあっては、画素信号Diに所定のオフセットを
与えて、光量重心Giの算出精度を改善している。以下
、(i>オフセットによる精度改善効果、(11)オフ
セットの決定方法、(ii>光量重心の算出方法、及び
(iv)光量重心の分解能の決定方法について説明する
(1)オフセットによる精度改善効果 例えば、第5図(a)に示すような画素信号Diについ
て、隣接する5画素毎に光量重心Giを算出すると、第
5図(b)に示すようになる0画素信号Diのレベルが
比較的高い領域α、βでは、光量重心Giの算出精度は
高く、有意なデータが得られているが、画素信号Diの
レベルが比較的低い領域γでは、光量重心Giの算出精
度は低く、暗時雑音の影響を受けた無意味なデータしか
得られない1例えば、第5図(a)の右下がりの領域β
において、隣接する5個の画素信号Di−z〜Di+、
のレベルが250,230,120,60.30であっ
たとすると、(京)式より光量重心はGi=(−2X2
50−IX230+0X120+lX60+2X30)
/(250+230+120+60+30)=,884
となる。このデータは、画素信号のフルレンジがO〜2
55であることを考慮すれば、被写体のコントラストに
起因する有効な画素信号に基づいて算出されていると考
えられるので、その算出精度は比較的高いと言える。と
ころが、例えば、第5図(a)の低レベルの領域γにお
いて、隣接する5個の画素信号Di−2〜D1ヤ、のレ
ベルが4.4.3.2.2であったとすると、(本)式
より光量重心はGi=(2X4 1X4+OX3+IX
2+2X2)/(4+4+3+2+2)=,4となる。
このデータは、画素信号のフルレンジがO〜255であ
ることを考慮すれば、被写体のコントラストとは無関係
な暗時雑音に起因する無意味な画素信号に基づいて算出
されていると考えられるので、その算出精度は非常に低
いと言える。このような場合に、前者の光量重心と後者
の光量重心を同等のデータとして対比することは不都合
である。一方、第5図(a)の高レベルの領域αにおい
て、隣接する5個の画素信号Di−2〜Di+2のレベ
ルが254.254,253,252,252であった
とすると、(亥)式より光量重心はGi=(−2X25
4−1x254+0x253+1x252+2X252
)/(254+254+253+252+−252>−
〇となる。つまり、同じレベル変動であっても、画素信
号Di−2〜D i42が低レベルの領域γでは、光量
重心Giが大きく変動し、画素信号Di−,〜Di+2
が高レベルの領域αでは、光量重心Giの変動が著しく
少ない。
そこで、本実施例にあっては、画素信号Diの最小値が
フルレンジの1/2、つまり128となるようにオフセ
ットを与えることにより、暗時雑音の影響を除去してい
る。第5図(、)において、画素信号Diのレベルを1
/2に圧縮して、最小値が128となるようにオフセッ
トを与えると、第5図(e)に示すような画素信号Di
が得られる。
この画素信号Diに対する光量重心Giを求めると、第
5図(d)に示すようになり、画素信号Diが低レベル
の領域γにおける暗時雑音の影響が除去されていること
が分かる。
(ii>オフセットの決定方法 次に、オフセットの決定方法を第6図(a)〜(cl)
に示し、説明する。第6図(a) 、 (b)は成る被
写体についての基準部の画素信号D1iと参照部の画素
信号D2iをそれぞれ示しており、第6図(c) 、 
(d)は他の被写体についての基準部の画素信号り旨と
参照部の画素信号D21をそれぞれ示している。いずれ
の場合にも、オフセットを決定するには、まず画素信号
D Ii、D 2iの最大値MXと最小値MNの差分Δ
M=(MX−MN)を求める。
(a)ΔM≧128のとき 第6図(a) 、 (b)に示すように、差分ΔMが1
28以上である場合には、画素信号D lj + D 
2 ;の最小値MNを128とすると、最大値MXが2
55を越えてしまう、そこで、この場合には、第5図(
a)、(c)で説明したように、全画素信号り、i、D
2iを1i2倍した後、全画素信号Dli、I)2iに
(128−MN/2)のオフセットを与える。つまり、
一般に画素信号Diに対して、次式の変換を行えば良い
Di←(1/2)Di+(128MN/2)なお、8ビ
ツトの画素信号Diを1i2倍することは簡単であり、
単に右シフトを1回実行すれば良い。
(b)ΔM<128のとき 一方、第6図(c)、(d)に示すように、差分ΔMが
128未満である場合には、画素信号り、i、D2iの
最小値MNを128とすれば、最大値MXは255を越
えない、そこで、この場合には、全画素信号Ji、D2
iに(128−MN)のオフセットを与える。つまり、
−iに画素信号Diに対して次式の変換を行えば良い。
Di”Di+(128−MN) 以上のように画素信号り、i、D、iを変換すれば、画
素信号Diの最小値は128となり、且つ最大値は25
5を越えない。
(iii)光量重心の算出方法 オフセット後の画素信号を改めてDiとし、第1図(a
)に示すように、n個の画素信号り、、D2.D、。
D、、Ds、D、、Dy、−−−、Di、−−−、Dn
のうち、隣接する5個の画素信号D + 、D 2 、
 D −、D 、、 D sについて(*)式により光
量重心G3を算出し、隣接する5個の画素信号D 2 
、 D s 、 D < 、 D s 、 D 6につ
いて(*)式により光量重心G4を算出し、隣接する5
個の画素信号Ds、D<、Ds、Ds、D7について(
本)式により光量重心G、を算出する。以下、同様にし
て、画素信号Diの前後に隣接する5個の画素信号Di
−2D i−+ 、D i、D i++ rD l+t
について(*)式により光量重心Giを算出し、最後に
画素信号D n−、の前後に隣接する5個の画素信号D
n−4,Dn−t+Dn−z、Dn−+。
Dnについて(本)式により光量重心Gn−2を算出し
、合計(n−4)個の光量重心G、〜G n−、を算出
する。
ここで、画素信号Diは第1図(b)に示すように、1
28〜255の範囲の値を収るので、光量重心Giは第
1図(c)に示すように、,426〜十0.426の範
囲の値を取る。つまり、隣接する5個の画素信号が25
5,255,128,128゜128のときに、光量重
心Giは最小値,426を取り、隣接する5個の画素信
号が128,128.128,255,255のときに
、光量重心G1は最大値+0.426を取る。
(1v)光量重心の分解能の決定方法 上述の光量重心Giは2バイト(16ビツトbls〜b
o)のデータとして得られる。今、上位7ビツ1”b+
s〜b、が整数部分を表し、下位9ビツトb1〜b0が
小数部分を表すものとする。上述のように、光量重心G
iは,426〜+0.426の範囲の値を取り、±(1
/2)以内のデータであるから、小数部分の最上位ビッ
トb、が符号ビットとなり、上位7ビツトb+s〜b書
は不要なデータである。そこで、第8〜第1ビットb、
〜b、のみを1バイトのレジスタに転送し、以下のデー
タ処理においては、光量重心Giを1バイトのデータと
して扱うことにより、基準部と参照部の光量重心の対比
(つまり相閏演rt>を高速度で行い得るように工夫し
ている。この場合、最下位とットb0は捨てられること
になる。
ところで、被写体によっては、第7図(a)に示すよう
に、基準部及び参照部の全ての光量重心Giが±(1/
4)以内に収まる場合がある。このような場合には、第
7ビツトb、も符号ビットとなり、上位8ビットbls
〜b、は不要なデータとなる。したがって、上述のよう
に、第8〜第1ビツトし、〜b、を光量重心G1として
扱うと、光量重心Giの分解能が低下する。そこで、こ
のような場合には、最下位ビットb0を捨てずに、第8
ビットb、を捨てて、下位1バイト(第7〜第0ビット
b、〜L+6)を光量重心Giとして扱う、これによっ
て、光M重心Giは第7図(b)に示すようになり、そ
の分解能は前者の場合に比べて2倍に改善される。
次に、上述のデータ処理を実現するためのフローチャー
トを第8図に示し、説明する。マイクロコンピュータ1
1は、画素信号Dli、D2iの取り込みを終了すると
、第8図に示す処理を実行する。
まず、#100で画素信号p 1 i + D 2 i
について、最大値MXと最小値MNを求めて、その差分
ΔM=MX−MNを算出する。#200では、最大値M
Xと最小値MNの差分ΔMが128以上か否かを判定す
る。ΔM≧128であれば、#210でオフセットIの
処理に移行し、#220でD1←Di/2+(128−
MN/2)の変換を行う、ΔM<128であれば、#2
30でオフセット■の処理に移行し、#240でDi=
Di+(1,28−MN)の変換を行う、#220又は
#240から#300の重心変換の処理に移行し、#3
10で光量重心Giを(*)式により演算する。ここで
は、基準部のn個の画素信号り旨について、(n−4)
個の光量重心0131G 141G +5SllH+G
 + u+−21が得られ、参照部のm個の画素信号D
2iについて、(m−4)個の光量重心G 231 G
 241 G 251・・・、G2(m−21が得られ
る0次に、#400の光量重心Giの精度決定の処理に
移行し、#410で全ての光量重心G 、、。
0141G 、5sllll +G + 1n−1+及
びGt3+Gz4+Gzss・・G2(m、)が、±(
1/4)の範囲を越えないか否かを判定する。全ての光
量重心Giが±(1/4)の範囲を越えない場合には、
#420に移行し、2バイトのデータとして算出された
光量重心Giにおける下位8ビツトし、〜b0を、改め
て1バイトの光量重心Giとする6反対に、いずれかの
光量重心Giが±(1/4)の範囲を越える場合には、
#430に移行し、2バイトのデータとして算出された
光量重心Giにおける第8〜第1ビットb、〜bを、改
めて1バイトの光量重心Giとする。#420又は#4
30から#5oOに移行し、相関演算のサブルーチン(
第9図参照)を実行する。相関演算の結果、デフォーカ
ス量DFと焦点検出可否を示すフラグLCFが得られる
。このフラグは、焦点検出不能のときにLCF=1とな
り、焦点検出可能のときにLCF=0となる。#600
では上記フラグLCFを判定し、LCF=Oであれば#
610に移行してAF表示を行う、具体的には、合焦/
非合焦の表示を行い、非合焦のときにはデフォーカス方
向の表示を行う、また、LCF=1であれば#620に
移行してAF不能表示を行う。
#610又は#620から#700に移行し、レンズ駆
動を行う、具体的には、非合焦時にはデフォーカス量I
5Fの符号及び大きさに基づいて合焦位置に向けてレン
ズを駆動し、合焦時にはレンズ駆動を停止する。また、
焦点検出不能時には焦点検出可能なレンズ位置を探すた
めに、レンズを終端部まで往復駆動する。
第9図は#500の相関演算のサブルーチンを示してい
る。このサブルーチンがコールされると、#510で基
準部の光量重心G 、、、G 、4.G 、9.・・・
G、(n−2+を、参照部の光量重心G2.、G2.、
G2.。
・・・、 G 2 (Il+−21に対してスキャン(
1画素ずつずらしながら対比)して、基準部の光像全体
が参照部の光像におけるどの部分領域に対応しているか
を判定する。そのために、#520では、複数のスキャ
ン位置s= 0 、1.2、−、(a+−n)について
、それぞれ評価関数F (s)を演算している。ここで
、評価間数F (s)は次式で与えられる。
例えば、S=Oのときには、評価関数F(0)は基準部
の光量重心G1ff〜G1(n−、、と参照部の光量重
心G、、〜G2(n−、、の相違を示す、また、3=(
m−n)のときには、評価関数F(m−n)は基準部の
光量重心G + *〜G + <n−21と参照部の光
量重心G 、 (I士、)〜G2(T@−21の相違を
示す、したがって、この評価関数F (s)の値が小さ
いほど基準部の光量重心G + s〜G 1ul−z 
)と参照部の光量重心G2(1+1+1〜G2+n−z
+slの一致度は高いということになる。所定のスキャ
ン位置Sで評価関数F (s)の値が最小となるとき、
そのスキャン位’flsにおける基準部の光量重心G 
13〜G 1 (n−27と参照部の光、I1重重心2
ts+s)〜G=(n−2+5>の一致度(相関)は最
大となる。
換言すれば、参照部の光像におけるスキャン位置Sの部
分領域が、基準部の光像全体に対応していることになる
。そこで、#530では評価間数F(s)の最小値Mi
n(F(s))を検索し、#540では評価間数F (
s)が最小値となるスキャン位置Sを決定する。
#550以降では、求めたスキャン位置sが信頼できる
か否かを判定する。まず、#551では、評価間数F 
(s)の最小値M 1niF (s))と、その前後の
評価間数F (s)の値に基づいて、評価間数F (s
)の真の最小値F0を補間計算により求める。つまり、
スキャン位Wsが整数データであるために、評価間数F
 (s)は離散的な値で算出されているが、仮にスキャ
ン位filsが実数データであるとすれば、評価関数F
 (s)は連続的な値を取ることになり、この場合にお
ける評価間数F (s)の最小値をFoとするものであ
る6次に、#552では、基準部の画素信号DIi全体
について明暗段差(コントラスト)C1を次式により演
算し、このコントラストCが所定値に、よりも大きいが
否かを判定する。
k=1 #552でC+ > K +であれば、補間計算により
得られた評価関数F (s)の真の最小値F0をコント
ラストC1で除した値(F 、/ C+ >が所定値に
2よりも小さいか否かを#553で判定する。#552
でc、≦に、であルカ、1.t#553で(Fo/C+
)≧に2であれば、#555に移行して、フラグLCF
を1とする。このフラグLCFは、上述のように、LC
F=1のときには焦点検出結果に信頼性が無いことを示
し、LCF=Oのときには焦点検出結果に信頼性が有る
ことを示す、#552でCI>KIであり、且つ#55
3で(F 、/C、)< K 2であれば、基準部で得
られた光像のコンl−ラストが十分に高く、しかも評価
間数F (9)の最小値F0が十分に小さいということ
であるから、焦点検出結果には信頼性があるということ
であり、#554に移行して、フラグLCFtとする。
また、#556で評価関数F (s)が真の最小値F0
を取るスキャン位置s0を補間計算により実数データと
して求める。#557では、補間計算により得られたス
キャン位置s0から、デフォーカスJiDF’を算出す
る。そして、#557又は#555から#560に移行
し、リターンする。
寒月11= 上記実施例においては、光1重心Giの算出精度が低下
することを防止するために、第5図(a)〜(d)で説
明したように、画素信号Diにオフセットを与えている
。しかしながら、光量重心Giの算出精度が低下するの
は、画素信号Diのレベルが低い場合のみであり、画素
信号D1のレベルが高い場合には、画素信号Diにオフ
セットを与えなくても、光量重心Giの算出精度は十分
に高いものとなる。むしろ、最大値MXと最小値MNの
差分ΔMが128を越える場合には、オフセットを与え
るときに、画素信号Diのレベルを1/2倍することに
より、光量重心Giの分解能が低下することになる0例
えば、画素信号Diの最大値MXが250で最小値MN
が100であるような場合には、オフセットを与えると
、最大値MXが250/2+(128−100/2)=
203、最小値MNが128となり、明暗段差(コント
ラスト)が低下し、光量重心Giの分解能が低下する。
そこで、第10図に示すように、#200のオフセット
決定の処理において、#2o2で画素信号Diのレベル
が低いが否がを判定し、画素信号Diのレベルが低い場
合には、#2o4でオフセットを与え、画素信号Diの
レベルが高い場合には、#204をスキップしてオフセ
ットを与えない。
このようにすれば、暗時雑音の影響を受けやすい低輝度
時にのみオフセットを与えることができ、暗時雑音の影
響を受けにくい高輝度時にはオフセットを与えず、いず
れの場合にも精度の高い光量重心を算出することができ
る6また、オフセットを与える処理を高輝゛変時に省略
することにより、高輝度時の演算速度を向上させること
ができる。
交欣汁え 上記実施例及び変形例1では、画素信号D1のレベルが
低い場合における暗時雑音の影響を除去するために、画
素信号Diにオフセットを与えているが、別の対策とし
て、第11図に示すアルゴリズムを用いることもできる
。このアルゴリズムでは、光量重心Giを算出するため
に用いる隣接する5個の画素信号D i−2,D i−
、、D i、D iH、D i+zの明暗段差(コント
ラスト)C1を求めて、このコントラストCiが所定値
に未満の場合には、その光量重心Giを一定値G(例え
ばG)とするものである、ここで、隣接する5個の画素
信号DL、、。
D i −+ * D + + D i + + * 
” +2の明暗段差(コントラスト)C1は、次式によ
り求めることができる。
Ci=  Σ  l  D i+k  D i十に十に
=−2 #302では上式により隣接する5個の画素信号D i
−2,D i −+ 、D i、D iH、D :+t
の明暗段差(コントラスト)Ciを求めて、#304で
はCi<Kか否かを判定する。Ci<Kであれば、#3
06で光量重心をGi=G(=O)とし、Ci≧にであ
れば、#310で(本)式により光量重心Giを算出す
る。
暗時雑音はそのレベルが低いから、暗時雑音による画素
信号が連続している部分では、コントラス)Ciが所定
値に未満となり、#304から#306に移行して、光
量重心Giは一定値G(=O)となる、これによって暗
時雑音に起因する異常な光量重心Giが算出されること
を防止できる。
交1隨1 また、隣接する5個の画素信号D i−2,D i−1
,D i。
Dill、Di+zの明暗段差(コントラスト)C1を
求めて、これを(ネ)式で求まる光量重心Giに乗じる
ことにより、コントラストCiで重み付けされた光量重
心Giを算出する方法もある。そのアルゴリズムを第1
2図に示す、同図では、#302でコントラストCiを
算出し、#308でコントラストC1で重み付けされた
光量重心Giを算出し、#500の相関演算に移行して
いる。この方法によれば、コントラストCiの低い部分
では、光量重心Giが小さく評価され、コントラス) 
Ciの高い部分では、光量重心Giが大きく評価される
。したがって、暗時雑音による画素信号が連続している
部分では、コントラストCiが低いので、光量重心Gi
が小さくなり、暗時雑音に起因する異常な光量重心Gi
が算出されることを防止できる。
また、有効な画素信号が連続している部分では、コント
ラストCiが高いので、光IL重心Giが大きくなり、
有意な光量重心Giを算出することができる。
交朕鮭先 なお、光量重心Giを求めるための(*)式の分子、つ
まり光量の1次モーメントを光量重心Giの代わりに用
いても同様の効果が得られる。光量の1次モーメントM
iは次式で与えられる。
Mi=(−2XDi−z  1xDi−、+0XDi+
IXDi杓→−2×DiDil l式から明らかなように、光量の1次モーメント M 
iは、暗時雑音による画素信号が連続している部分では
絶対値が小さくなり、有効な画素信号が連続している部
分では絶対値が大きくなる。したがって、上記変形例3
と同様の効果が得られる。
交肚匠i また、画素信号Diが所定値よりも小さい部分では、隣
接する3画素の値のうち、中間値(つまり最大値でも最
小値でもない値)を、隣接する3画素の中央部の画素の
値とする処理を、先頭の3画素から1画素ずつずらしな
からJ[次実行することにより、暗時雑音の影響を緩和
する方法もある。
第13図(a) 、 (b)はこの方法の説明図である
く図では画素信号Diを番号iのみで示している)、同
図(a)は画素信号Diのレベルが低い場合において、
暗時雑音の影響により画素信号D0〜D、。が大きく変
動している様子を示す、この暗時雑音の影響を緩和する
には、まず、始めに先頭の3画素D0〜D2のうち最大
値D2でも最小値り。でもない中間値り、を、中央部の
画素D+の画素値とする6次に、先頭から1画素ずらし
て得た3画素り、〜D。
のうち最大値D2でも最小値り、でもない中間値りを、
中央部の画素り、の画素値とする。次に、先頭から2画
素ずらして得た3画素D2〜D4のうち最大値D2でも
最小値り、でもない中間値り、を、中央部の画素り、の
画素値とする9次に、先頭から3画素ずらして得た3画
素り、〜D5のうち最大値り、でも最小値D4でもない
中間1ilID、を、中央部の画素り、の画素値とする
。以下、同様にして、先頭から;画素ずらして得な3画
素D i + D i F+ + D ’ + 2のう
ち最大値でも最小値でもない中間値を、中央部の画素D
 i++の画素値とする処理を繰り返せば、第12図(
b)に示すように、画素列D0〜DIOよりも2画素少
ない画素列D1〜D、が得られ、暗時雑音の影響は大幅
に緩和される。
寒月」L( 光量に基づく関数値として、上述の各側では光量そのも
のを用いているが、光量のコントラスト値を用いても良
い、第14図は光量に基づく関数値として、3個置きに
隣接する画素信号D!十<、Diの差分(コントラスト
値)を用いた例である。この例では、#50で次式のよ
うな差分変換を行い、コントラスト値を求めている。
Di’=DiH−Di 上式で求まるコントラスI・値Di′のデータ数は画業
信号D1のデータ数よりも4個少なくなる。
第14図の例では、このコントラスト値Di′を第8図
における画素信号Diに代えて用いているので、コント
ラスト値D;′に基づく重心Giのデータ数は第8図の
場合に比べると4個少なくなる。
え朕匠り なお、焦点検出用の光学系は、第1及び第2の像を形成
するための被写体光束が、撮影レンズの第1及び第2の
部分をそれぞれ通過するように構成されるものであるが
、第1及び第2の部分は、必ずしも撮影レンズTLの光
軸10を挟む必要はない。例えば、第15図の斜線部で
示すように、第1及び第2の部分は、撮影レンズTLの
光軸10を挟まないように設定されていても良い。同図
に示す例では、第1及び第2の部分についての垂直2等
分線が光軸10上に存在しているが、これを垂直2等分
線の方向から見れば、第2図及び第3図に示す焦点検出
用光学系と同じ構成となる。
交■匠比 また、上述の各側では、基準部のイメージセンサ−T、
の全範囲の重心群を、参照部のイメージセンサ−I2の
全範囲の重心群と対比する場合について説明したが、第
16図に示すように、イメージセンサ−I1のうち斜線
で示した範囲についての重心群を、イメージセンサ−I
2のうち斜線で示した範囲の重心群と対比しても横わな
い。
[発明の効果] 本発明にあっては、撮影レンズの第1及び第2の部分を
それぞれ通過した被写体光束により作られる第1及び第
2の像の間隔を検出して、撮影レンズの焦点状態を検出
するようにした焦点検出装置において、第1の像を受光
する第1の受光素子列における複数の部分素子列につい
てそれぞれ求めた第1の光量に基づく関数値の重心群と
、第2の像を受光する第2の受光素子列における複数の
部分素子列についてそれぞれ求めた第2の光量に基づく
関数値の重心群とについて相関演算を行い、相関度が最
大となる条件から第1及び第2の像の間隔を検出するよ
うにしたから、焦点検出用光学系の製作誤差又は取り付
け誤差によって第1及び第2の像の照度分布が非対称で
あっても、2つの像の間隔を正確に評価することができ
るという効果がある。したがって、本発明の焦点検出装
置にあっては、第1及び第2の像を形成するための光学
系が非対称であっても、その非対称性が焦点検出誤差に
与える影響が少なくなるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、第2図は本発明に用いる
焦点検出装置の概略構成図、第3図は同上に用いる焦点
検出用光学系の詳細な構成図、第4図は本発明に用いる
相関演算回路の回路図、第5図は本発明においてオフセ
ットにより暗時雑音の影響が除去される原理を説明する
ための説明図、第6図は本発明においてオフセットを決
定する方法を示す説明図、第7図は本発明に用いる光量
に基づく関数値の重心の分解能の決定方法を示す説明図
、第8図は本発明に用いる焦点検出プログラムのフロー
チャート、第9図は本発明に用いる相関演算プログラム
のフローチャート、第10図乃至第12図は本発明のそ
れぞれ別の変形例の動作を示すフローチャート、第13
図は本発明の他の変形例の動作説明図、第14図は本発
明のさらに他の変形例のフローチャート、第15図は本
発明に用いる他の光学系の要部概略構成図、第16図は
本発明に用いる他の基準部及び参照部の要部概略構成図
である。 D1〜Dnは画素信号、G、〜G n−2は光量に基づ
く関数値の重心である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影レンズの第1及び第2の部分をそれぞれ通過
    した被写体光束により作られる第1及び第2の像の間隔
    を検出して、撮影レンズの焦点状態を検出するようにし
    た焦点検出装置において、第1の像を受光する第1の受
    光素子列と、第2の像を受光する第2の受光素子列と、
    第1の受光素子列上の複数個の素子を含む部分素子列に
    おける光量に基づく関数値の重心を複数の部分素子列に
    ついて求める第1の重心群算出手段と、第2の受光素子
    列上の複数個の素子を含む部分素子列における光量に基
    づく関数値の重心を複数の部分素子列について求める第
    2の重心群算出手段と、第1の受光素子列における所定
    数の部分素子列についての重心群と第2の受光素子列に
    おける同数の部分素子列についての重心群との相関度を
    演算する相関演算手段と、重心群の相関度が最大となる
    ときの第1の受光素子列における所定数の部分素子列と
    第2の受光素子列における特定の部分素子列との間隔を
    検出する像間隔検出手段とを備えることを特徴とする焦
    点検出装置。
  2. (2)第1及び第2の重心群算出手段は、部分素子列に
    おける個々の素子上の光量に所定のオフセット値を加え
    るバイアス手段を含むことを特徴とする請求項1記載の
    焦点検出装置。
  3. (3)第1及び第2の重心群算出手段は、各部分素子列
    について光量の明暗段差を求める明暗段差算出手段と、
    明暗段差が所定値未満となる部分素子列については重心
    を常に所定値とする手段とを更に備えることを特徴とす
    る請求項1記載の焦点検出装置。
  4. (4)第1及び第2の重心群算出手段は、各部分素子列
    について光量の明暗段差を求める明暗段差算出手段と、
    各部分素子列についての光量に基づく関数値の重心に当
    該部分素子列についての明暗段差を重み付け係数として
    乗じる手段とを更に備えることを特徴とする請求項1記
    載の焦点検出装置。
  5. (5)各部分素子列についての光量に基づく関数値の重
    心に代えて、各部分素子列についての光量分布の1次モ
    ーメントを用いることを特徴とする請求項1記載の焦点
    検出装置。
  6. (6)第1及び第2の重心群算出手段は、各部分素子列
    について光量が所定値未満か否かを判定する手段と、光
    量が所定値未満となる部分素子列については、隣接する
    3素子の光量のうち最大値でも最小値でもない中間値を
    、当該3素子のうち中央の素子の光量とする光量平坦化
    手段とを更に含むことを特徴とする請求項1記載の焦点
    検出装置。
  7. (7)第1及び第2の重心群算出手段は、全重心が所定
    の範囲内の値となるか否かを判定する手段と、全重心が
    所定の範囲内の値となるときには各重心群の分解能を高
    く設定し、いずれかの重心が所定の範囲内の値とならな
    いときには各重心群の分解能を低く設定する分解能設定
    手段とを更に含むことを特徴とする請求項1記載の焦点
    検出装置。
JP1039086A 1989-02-17 1989-02-17 焦点検出装置 Pending JPH02217812A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1039086A JPH02217812A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 焦点検出装置
US07/666,694 US5093562A (en) 1989-02-17 1991-03-08 Focus detecting apparatus with improved precision in detecting phase difference

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1039086A JPH02217812A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 焦点検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02217812A true JPH02217812A (ja) 1990-08-30

Family

ID=12543276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1039086A Pending JPH02217812A (ja) 1989-02-17 1989-02-17 焦点検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5093562A (ja)
JP (1) JPH02217812A (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0588077A (ja) * 1991-06-20 1993-04-09 Fuji Photo Film Co Ltd 距離検出装置および方法
JP3548213B2 (ja) * 1993-12-22 2004-07-28 キヤノン株式会社 多点測距装置およびカメラ
JP3147002B2 (ja) * 1996-09-26 2001-03-19 富士電機株式会社 距離検出値の補正方法
JP2003247823A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Seiko Precision Inc 位相差検出方法、位相差検出装置、測距装置および撮像装置
EP1713258B1 (en) * 2005-04-11 2012-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Focus detection
US20090080876A1 (en) * 2007-09-25 2009-03-26 Mikhail Brusnitsyn Method For Distance Estimation Using AutoFocus Image Sensors And An Image Capture Device Employing The Same
JP6685712B2 (ja) * 2015-12-14 2020-04-22 キヤノン株式会社 画像処理装置、距離検出装置、焦点調節装置、撮像装置、画像処理方法およびプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58207013A (ja) * 1982-05-25 1983-12-02 Olympus Optical Co Ltd 合焦検出方法
JPH0795140B2 (ja) * 1987-07-15 1995-10-11 富士電機株式会社 光学機器の合焦化用評価値検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5093562A (en) 1992-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2572372B2 (ja) 焦点検出装置
US7440690B2 (en) Focus detection apparatus and control method thereof
US4851657A (en) Focus condition detecting device using weighted center or contrast evaluation
JPS59126517A (ja) カメラのピント検出装置
JPH02217812A (ja) 焦点検出装置
US5587763A (en) Focus detection device and method
US4748321A (en) Focus detection device with wavefront aberration correction
US4613748A (en) Focus detection apparatus employing image height correction
JP2002213946A (ja) イメージ信号出力方法、イメージ信号出力装置、測距装置及び撮像装置
US4762987A (en) Automatic focusing system with correlation-determined disabling
US7154589B2 (en) Rangefinder apparatus
JP3230759B2 (ja) 測距装置
JPS63163418A (ja) 焦点検出装置
JPH07110432A (ja) 測距装置
JPS62148910A (ja) 焦点検出装置
JPH06103182B2 (ja) 焦点検出装置
JPH04215631A (ja) カメラの分割測光装置
JPS62280708A (ja) 焦点検出装置の補完方法
JP2629316B2 (ja) 自動焦点調節装置
JPS62163007A (ja) 焦点検出装置
JPH1039201A (ja) 焦点検出装置
JPH0561610B2 (ja)
JPH0823624B2 (ja) ピント検出装置
JPH03103727A (ja) 測光装置
JPS6383621A (ja) ぶれ検知装置