JPH02215353A - アラビノガラクタン含有液状組成物及びその製造方法 - Google Patents

アラビノガラクタン含有液状組成物及びその製造方法

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JPH02215353A
JPH02215353A JP8936089A JP3608989A JPH02215353A JP H02215353 A JPH02215353 A JP H02215353A JP 8936089 A JP8936089 A JP 8936089A JP 3608989 A JP3608989 A JP 3608989A JP H02215353 A JPH02215353 A JP H02215353A
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布施 雅昭
Katsumi Sakata
坂田 克美
Koichi Kataura
形浦 宏一
Yoshifumi Ishii
石井 良文
Kazuaki Kato
和昭 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアラビノガラクタン含有液状組成物及びその製
造方法に関する。
(従来の技術) アラビノガラクタンは乳化安定剤、増粘剤としての機能
を有するので、従来からマヨネーズ、ドレッシング、ア
イスクリーム等の食品や各種工業用原料に使用されてき
た。
更に、近年の栄養学の進展に伴い、アラビノガラクタン
の水溶性グイエタリーファイバーとしての有用性が認め
られ、その結果、飲料分野でも使用されつつある。
一方、アラビノガラクタンが流通している形態はその殆
どが粉末状のものであるが、その用途は上記のような液
状食品等を始めとする液状又は乳化状の物に使用される
ことが大変多いという状況にある。
(発明が解決しようとする課題) 然しなから、液状品を流通させようとした場合には、水
に対するアラビノガラクタンの溶解度が40〜45重量
%程度と低いため、流通中の保存に耐えられず、腐敗し
易い、変色し易い、臭いが発生し易いなどの致命的な欠
点があった。
従って、流通過程に於ける保存安定性を維持できるよう
な液状品を市場に供給することは不可能であったし、現
に、これまでに流通しているものは、粉末品のみに限ら
れていた。
しかしやはり、この粉末品にも多くの課題が残されてい
た。
例えば、粉末状のアラビノガラクタンは、45%以上に
濃縮することが困難なアラビノガラクタン水溶液を濃縮
、沈殿析出、分級、乾燥等の長く、複雑な工程を経由し
て製造されたものであり製造経費が高い。
また、流通段階では粉末であっても、アラビノガラクタ
ンを利用する際には殆どの場合、水等に溶解してから利
用するので、結局、粉末化、溶解という本来液状のまま
であれば必要のない手間がかかるという課題もある。
更に、通常のアラビノガラクタン粉末は極めて微細な粉
末状なので加工処理工程で飛散するなどの難点もあり、
その結果、歩留まりが減少する、周辺の機器等に付着す
るなどの間頌点を引き起こすことが多かった。
以上のようなことから、安価で、扱い易く、腐敗や変質
等が起こりに<<、製品安定性にすぐれた液状のアラビ
ノガラクタン製品が要望されていた。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、前述のような課題を解決するために、ア
ラビノガラクタンの理化学的性質等について鋭意研究を
行った結果、意外にも簡単な工程を経由することによっ
て従来の課題を克服したアラビノガラクタン含有液状組
成物を製造することに成功し、本発明を完成するに至っ
た。
以下に本発明の内容を詳細に説明する。
本発明の目的は、安価で、扱い易く、腐敗や変質等が起
こりにくいアラビノガラクタン含有液状組成物及びその
製造方法を提供することにある。
本発明のアラビノガラクタン含有液状組成物は固形物成
分がアラビノガラクタン及び糖アルコールから成り、固
形分濃度が60〜85重量%であることを特徴とする。
本発明の製造方法を詳細に説明すると、本発明に使用す
る糖アルコールは、食品や食品添加物として一般的に使
用されている程度の品質であればよく、その種類は特に
限定する必要は無いが、入手が容易で安価なことや性質
が本発明の目的に適していること等から、例えば、還元
麦芽糖水飴、還元澱粉糖化物、ラクチトール、ソルビト
ール、マンニトール、キシリトール、エリスリトールか
ら成る群から選ばれる1種又は2種以上の混合物が挙げ
られる。
本発明で使用する糖アルコールの代わりに、グルコース
、フラクトース等の糖類を使用することもできるが、糖
を使用して調製したアラビノガラクタン含有液状組成物
は、保存性については比較的良好な性質になるが、pH
や熱に対する安定性が損なわれる。
また、本発明で使用するアラビノガラクタンは、その由
来や品質について特に限定する必要は無く、カラマツ由
来の物や他の木材由来の物、更には大豆由来の物等が使
用可能であり、その製造方法についても特に制約は無い
例えば、カラマツのオガクズを原料とした場合には、通
常のオガクズは30〜40重量%の水分を含有している
が、これに7倍(重量)程度の水を加えて室温で抽出す
れば、1時間程度でアラビノガラクタンが抽出される。
抽出されたアラビノガラクタン水溶液は脱色、脱臭、脱
イオン等の公知の方法により精製することができる。
以上のような糖アルコール及びアラビノガラクタンを使
用し、溶液の固形物成分が1〜70重量%のアラビノガ
ラクタンを含有するように糖アルコールとアラビノガラ
クタンを混合し、固形分濃度を60〜85重量%に調節
することにより構成される。
本発明によれば、アラビノガラクタンに糖アルコールを
添加することによって、固形分濃度が60重量%以上の
高濃度シロップを得ることができる。
ここで云う高濃度シロップとは、流通過程に於いて、製
品の安定性等が保持できるならば何れの濃度でも良いが
、過度に高い濃度の場合、つまり濃度85重量%を超え
た場合は、粘度が高くなり、取り扱いが困難になるので
好ましくない。
一方、濃度が60重量%未満の場合には保存中に溶液が
腐敗し易くなるので好ましくない。
(実施例) 以下に実施例を揚げて本発明の内容を更に具体的に説明
する。
また、以下の実施例、比較試験並びに参考例において%
は特に断らない限り重量%を表す。
尚、各試験等に於いて用いた糖アルコールは、還元麦芽
糖水飴としてはアマルティシロップ(商品名)、還元澱
粉糖化物はPO−40(商品名)、ソルビトールはソル
ビットD−70(商品名)、ラクチトールはミルクトー
ルシロップ(商品名)[何れも東和化成工業■製]を使
用した。
参考例1(アラビノガラクタンの調製)カラマツのオガ
クズ1000Kg (水分35重量%)に7倍量(70
00Kg)の水を加えて、常温、1時間の条件でアラビ
ノガラクタンを抽出した。
次に、固体を除いた抽出液(固形分量91Kg)に活性
炭による脱色、脱臭、イオン交換樹脂による脱イオンを
施し、濃縮を行い、濃度20%の水溶液403Kg (
固形分80.6Kg)を得た。
この液を以下の実施例で使用した。
参考例2 濃度20%のアラビノガラクタン水溶液(参考例1)の
一部を更に濃縮したところ45%を超える濃度でアラビ
ノガラクタンが析出し、これ以上の濃縮は困難であった
実施例1 濃度20%のアラビノガラクタン水溶液(参考例1)4
5Kgに濃度50%のソルビットD−70を42Kg混
合した後、濃縮し、濃度75%で固形分中のアラビノガ
ラクタン含量が30%である本発明の液状組成物40K
gを得た。
実施例2 濃度20%のアラビノガラクタン水溶液(参考例1)7
0Kgに濃度70%のアマルティシロップ20 K、 
gを混合した後、濃縮し、濃度70%で固形分中のアラ
ビノガラクタン含量が50%である本発明の液状組成物
40Kgを得た。
実施例3 濃度20%のアラビノガラクタン水溶液(参考例1)1
40Kgに濃度20%のミルクトールシロップ60Kg
を混合した後、濃縮し、濃度65%で固形分中のアラビ
ノガラクタン含量が70%である本発明の液状組成物6
1.5Kgを得た。
比較試験1 参考例1の水溶液を使用し、実施例1〜3記載の方法に
準拠し、アラビノガラクタン含有液状組成物の調製をお
こなったところ、アラビノガラクタンが析出せず、含有
せしめることができる最大量は、各組成物において第1
表の通りであった。
比較試験2 第2表の組成を有する本発明のアラビノガラクタン含有
液状組成物に、ペニシリウム属のカビを1白金耳摺種し
た後、25℃の恒温器に放置し、第3表の各時期にその
液1ml中のカビ数を測定した。
その結果は第3表の通りであった。
また、比較のため、アラビノガラクタン含有液状組成物
に代えてアラビノガラクタン45%液を使用して同様に
試験した。
第2表 %で、濃度70%に調製された本発明のアラビノガラク
タン含有液状組成物を水で濃度10%まで希釈したもの
に、各々水酸化ナトリウムを加えてpH10,5に調整
し、50℃又は100°Cで加熱し、1,3.5時間口
に波長420nmでの吸光度を測定した。
得られた結果を第4表、第5表に示した。
第4表 50℃で加熱した場合の結果 (表中の数値は測定値×1・000) 比較試験3 本発明の組成物の品質安定性を確認するなめ、固形物成
分中のアラビノガラクタン含有量が5゜第5表 0℃で’IJIF熱した場合の結果 し、1.2時間口に生成した還元糖量をベルトラン氏の
方法により測定した。
得られた結果を第6表、第7表並びに第8表に示した。
第6表 100℃で加熱した場合の結果(単位%)比較
試験4 本発明の組成物の品質安定性を確認するため、固形物成
分中のアラビノガラクタン含有量が50%で、濃度70
%に調製された本発明のアラビノガラクタン含有液状組
成物を水で濃度10%まで希釈したものに、各々塩酸を
加えてpH2,5に調整し、100℃、120℃又は1
30”Cで加熱(以下余白〉 濃度70%に調製された本発明のアラビノガラクタン含
有液状組成物を水で濃度10%まで希釈したものに、各
々1%のグルタミン酸ナトリウムを加えた後に、塩酸又
は水酸化ナトリウムを加えてpHをそれぞれ3.6並び
に9に調整し、それぞれを更に100℃、120℃又は
130℃で加熱し、3時間口に波長420nmでの吸光
度を測定し、得られた結果を表9.10並びに11に示
した。
第9表 100℃で加熱した場合の結果比較試験5 本発明の組成物の品質安定性を確認するため、固形分中
のアラビノガラクタン含有量が50%で、第10表 ℃で加熱した場合の結果 変質等が起こりにくいものであり、各種液状飲食物原料
、工業用原料として有用である。
第11表 ℃で加熱した場合の結果 特許出願人 東和化成工業株式会社 代  理  人  太   1)  恵   −(発明
の効果)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 固形物成分がアラビノガラクタン及び糖アルコール
    から成り、固形分濃度が60〜85重量%であることを
    特徴とするアラビノガラクタン含有液状組成物。 2 固形物成分が1〜70重量%のアラビノガラクタン
    を含有する請求項1記載のアラビノガラクタン含有液状
    組成物。 3 糖アルコールが、還元麦芽糖水飴、還元澱粉糖化物
    、ラクチトール、ソルビトール、マンニトール、キシリ
    トール、エリスリトールから成る群から選ばれる1種又
    は2種以上の混合物である請求項1又は2記載のアラビ
    ノガラクタン含有液状組成物。 4 固形物成分が1〜70重量%のアラビノガラクタン
    を含有するように糖アルコールとアラビノガラクタンを
    混合し、固形分濃度60〜85重量%に調整することを
    特徴とするアラビノガラクタン含有液状組成物の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07107927A (ja) * 1993-10-13 1995-04-25 T Hasegawa Co Ltd 乳化組成物
JPWO2005002340A1 (ja) * 2003-07-01 2006-08-10 東和化成工業株式会社 環境保全型有害生物防除剤

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JP4764720B2 (ja) * 2003-07-01 2011-09-07 三菱商事フードテック株式会社 環境保全型有害生物防除剤

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