JP2005255549A - 結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤及びその製造方法 - Google Patents

結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、硬質コーティング層が割れ難く、保存中における硬質コーティング層表面のひび割れが生じ難く、硬質コーティング製剤の吸湿性が低く、硬質コーティング層に艶がある、また硬質コーティング層を形成させる際の操作性が良好である、などの効果を有した、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤及びその製造方法を提供することである。
【解決手段】結晶質マルチトールの硬質コーティング層中に、澱粉原料を由来とする重合度4〜19の糖類の水素化物及び重合度20以上の糖類の水素化物を所定量含有させることにより得られる。
【選択図】 なし



Description

本発明は、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤及びその製造方法に関するものである。
糖類の水素化物である糖アルコールは、砂糖と比較してカロリーが低く、虫歯の原因にもなりにくいなどの好ましい性質を有している。これら糖アルコール類の中でもマルチトールは、甘味が高い、味質が良好、など好ましい特徴を有していることから、コーティング層を形成する材料としても広く使われている。しかしながらマルチトールは、結晶の成長速度が遅くコーティング層の形成に要する時間が長いこと、高い強度のコーティング層が得られ難いことなど、マルチトールを主成分としたコーティング層の製造は容易なものではなかった。
これまでに開示されているマルチトールを用いたコーティング層及びその製造方法として、特公平7−79626号公報には、コーティングが本質的に結晶質であり、90重量%以上がマルチトールからなる、硬質コーティングにより得られた砂糖ぬきのコーティング菓子または薬剤製品が記載されている。また、同公報には、硬質コーティングによって得られた砂糖ぬきコーティング菓子または薬剤製品の製造法として、マルチトールシロップ中のマルチトール濃度が乾燥物質の重量で、92%重量以上、好ましくは95重量%以上、さらに好ましくは96%重量以上で、乾燥物質含有率が50〜70重量%、好ましくは55〜65重量%であるマルチトールシロップを用いた製造法が記載されている
また、特公平7−55898号公報には、純度90重量%以上の高純度マルチトールにコーティング層の補強剤として、プルラン、アラビアガムなどの増粘多糖類やゼラチンを用いたコーティングの製造方法が開示されている。
しかしながら、これらの従来技術では、製造されるコーティング層の強度、コーティング層表面のひび割れ、またコーティング層を形成させる際の操作性などについて、改良されるべき点を有していた。
特公平7−79626号 特公平7−55898号
本発明の目的は、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤を提供することにある。
従来、マルチトールを用いた硬質コーティングでは、マルチトール自体の結晶化が容易でないことから、コーティング原料となるコーティング用シロップは、マルチトールの含有量を高めることがコーティング層の形成にも有利に作用するものと考えられていた。よって、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を形成する上で、様々な重合度数の水素化糖類を複数種含有する還元澱粉加水分解物のような組成物を添加することは、マルチトール含有量を低下させ、マルチトールの晶出・固化を阻害することにもなり、硬質コーティングの形成には有利でないものと考えられていた。
このような当業者の一般的な知見とは逆に、結晶質マルチトールの硬質コーティングの形成にあたり、特定の重合度を有した水素化糖類を一定量含有させることにより、硬質コーティング層の品質が大幅に改善されることは、全く予想外のことであった。
本発明における結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤とは、コーティングされる芯剤の表面や周囲に、澱粉原料を由来とする特定重合度の水素化糖類を含有した結晶質マルチトールを主成分とし、噛んだ時にカリカリやパリパリといった、好ましい食感を感じることができる硬質コーティング層が形成された硬質コーティング製剤を指す。
本発明の硬質コーティング層は、芯剤に掛けられたシロップの乾燥により水分を蒸発させ、晶出・固化した結晶質のマルチトールを主成分とし、糖類不使用の硬質コーティングであることから、シュガーレス硬質コーティングということができる。
本発明で、硬質コーティング製剤とすべき芯剤については、コーティング層の形成を著しく妨げない限り、各種材質を適用することが可能で、例えば、ガム、キャンデー、タブレット、グミ、チョコレート、乾燥豆類、乾燥果実類、乾燥野菜類、乾燥食品類、ゼリー、甘納豆、などの各種食品類、各種菓子類、各種錠剤類、各種薬品類などを芯剤として利用することも可能であり、その形状も特に問われない。
本発明の結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤とは、これらの芯剤の表面に、本発明における結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有した、硬質コーティング製剤を指す。
本発明のもう一つの目的は、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤の製造方法を提供することにある。本発明の製造方法によると、コーティング層を形成するためのシロップの調製において、結晶マルチトールと、特定の糖組成を有した還元澱粉加水分解物を用いることにより、好ましい効果を有した結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤を製造することが出来る。以後、コーティング層を形成するために調製されたシロップを、コーティング用シロップと称することがある。ここで言うシロップやコーティング用シロップとは、当業者には糖衣液と称されることもある。
本発明にかかる課題を解決する手段は以下の通りである。
第1に、澱粉由来の重合度4〜19の水素化糖類を0.10〜3.00重量%及び重合度20以上の水素化糖類を0.01〜0.50重量%含有した結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤である。
第2に、乾燥固形物中にマルチトール50.00重量%以上、澱粉由来の重合度4〜19の水素化糖類0.10〜3.00重量%、重合度20以上の水素化糖類0.01〜0.50重量%を含有し、固形分濃度が50.0〜80.0重量%のシロップを、芯剤に掛け、次いで芯剤に掛けられたシロップを乾燥し、以後、所望の厚さのコーティング層が形成されるまで、シロップ掛けと乾燥を繰返す、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤の製造方法である。
本発明者らは、結晶質マルチトールを主体とする硬質コーティングの品質を改善すべく鋭意検討を重ねた結果、コーティング層中に含まれる澱粉原料を由来とする特定の重合度(DP)を有した水素化糖類の含有量を調節することにより、結晶質マルチトールによる硬質コーティング層の強度、保存中における硬質コーティング層のひび割れ、硬質コーティング層の吸湿性、硬質コーティング層の艶などについて、高い改善効果が得られることが分かった。
本発明の結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤における、コーティング層中の結晶質マルチトール含有量は、懸濁基剤を使用する場合、固形分換算で50.00重量%以上であれば良い。また、懸濁基剤を使用しない場合、コーティング層中の結晶質マルチトールの好ましい含有量は、90.00重量%以上であり、特に好ましくは93.00重量%以上である。
具体的には、コーティング層中の重合度4〜19(DP=4〜19)の範囲に入る水素化糖類及び重合度20以上(DP≧20)の水素化糖類の含有量を調整することにより、結晶質マルチトールの硬質コーティング層について、様々な物性を改善できることが見出された。本発明者らの研究の結果、重合度4〜19の水素化糖類の含有量は、コーティング層中の固形成分で換算して、0.10〜3.00重量%であり、好ましくは0.20〜2.00重量%であり、特に好ましいのは0.30〜1.00重量%である。また、重合度20以上の水素化糖類の含有量は、コーティング層中の固形成分で換算して、0.01〜0.50重量%であり、好ましくは0.05〜0.45重量%であり、特に好ましいのは0.08〜0.30重量%である。
重合度4〜19の水素化糖類及び重合度20以上の水素化糖類のコーティング層中における詳細な働きは明らかでないが、これらの重合度を有した水素化糖類の何れもを上記範囲内で存在させることにより、硬質コーティング層を形成するマルチトール結晶間の結着性の改善や、コーティング層に適度な柔軟性や皮膜効果を与えているものと考えられる。その結果、硬質コーティング層を有した菓子又は薬剤といった硬質コーティング製剤とした時に、硬質コーティング層が割れ難く、保存中における硬質コーティング層のひび割れが生じ難く、硬質コーティング層が吸湿し難く、硬質コーティング層に艶がある、などの好ましい効果が得られるものと考えられる。
一方、これらの重合度4〜19の水素化糖類及び重合度20以上の水素化糖類の何れか、もしくは両方が上記範囲を外れ、その含有量が多すぎるか、もしくはその含有量が十分でない場合には、マルチトール結晶間の結着性が低下する、硬質コーティング層を形成する際にマルチトールの結晶析出が遅れる、結晶そのものの発生を抑制する、硬質コーティング層が割れ易くなる、保存中における硬質コーティング層のひび割れが生じ易くなる、吸湿し易くなる、艶がなくなる、などの現象が起き、本発明の効果が得られなくなってしまい、さらに、コーティング用シロップの粘性が上昇し、硬質コーティング層の形成操作を行う際に、芯剤がコーティングパンに付着し易くなり作業性が低下するなど、様々な問題が生じる要因となり、本発明の効果が十分に得られなくなってしまう。
コーティング層中に、重合度4〜19及び重合度20以上の水素化糖類を含有させる手段としては、コーティング層を形成するために調製されたコーティング用シロップ中に、予め糖組成の調製された還元澱粉加水分解物を所定量添加しておくことが好ましく、使用される還元澱粉加水分解物は、形成されるコーティング層が所定の糖組成に調製されていれば、製法や由来に関係なく使用可能である。
一方、本発明者らは、本発明に係る結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤の製造方法について検討を行ったところ、コーティング用シロップを調製する際、結晶マルチトールの添加量に対し、特定の糖組成を有した還元澱粉加水分解物を所定量加えて、糖組成が調整されたコーティング用シロップを調製し、次いで該コーティング用シロップを芯剤に掛け、次いで芯剤に掛けられたコーティング用シロップを乾燥し、以後、芯剤に所望の厚さのコーティング層が得られるまで、シロップ掛けと乾燥の各工程を繰返し実施することで、上述の効果を有したコーティング層が得られるだけでなく、本発明に係る結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤を形成させる際の作業性が向上することも見出された。
本発明で使用される結晶マルチトールは、食品用途や医薬品用途などの分野に市販されている品質で十分であり、原料、製法、由来は特に問われない。
本発明で使用される還元澱粉加水分解物の糖組成は、重合度4〜19の水素化糖類及び重合度20以上の水素化糖類の含有量が調整されていることが好ましい。本発明の実施上、好ましい還元澱粉加水分解物の糖組成は、固形成分換算で、重合度4〜19の水素化糖類の含有量が15.00〜55.00重量%、好ましくは20.00〜45.00重量%、特に好ましくは25.00〜40.00重量%であり、重合度20以上の水素化糖類が1.00〜15.00重量%、好ましくは1.50〜10.00重量%、特に好ましくは2.00〜9.00重量%である。
本発明でコーティング用シロップの調製に使用される結晶マルチトールと還元澱粉加水分解物との配合比率は、硬質コーティング製剤とした際のコーティング層中の各重合度別の水素化糖類の含有量が、本発明の範囲内に収まるものであれば良く、上述の本発明の実施に好ましい糖組成を有した還元澱粉加水分解物を用いた場合、結晶マルチトールに対する還元澱粉加水分解物の添加重量を割合で表すと、乾燥重量換算で、使用する結晶マルチトールの重量の0.07〜10.50%、好ましくは0.70〜7.00%、特に好ましくは1.00〜3.50%に相当する重量である。これは、還元澱粉加水分解物の固形分濃度が70%のシロップ状水溶液である場合、結晶マルチトール100重量部に対して0.10〜15.00重量部、好ましくは1.00〜10.00重量部、特に好ましくは1.43〜5.00重量部の割合となる。
本発明の実施に当たり、コーティング用シロップに懸濁基剤を配合する場合、コーティング用シロップ中のマルチトール含有量は、乾燥重量換算で50.00重量%以上であれば良い。また、コーティング用シロップに懸濁基剤を配合しない場合、コーティング用シロップ中のマルチトールの好ましい含有量は、乾燥重量換算で90.00重量%以上であり、特に好ましくは93.00重量%以上である。
本発明で使用することが出来る還元澱粉加水分解物は、本発明の実施が可能となるよう糖組成が調製されたものであれば特段の制限は無く、澱粉を原料として、酸、アルカリ、加熱、酵素など各種公知の方法により液化及び/又は糖化された澱粉加水分解物を、各種公知の方法により水素化することで得られたものであれば使用可能である。また、還元澱粉加水分解物の原料となる澱粉の種類に特段の制限はなく、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、米、小麦、大麦、ライ麦、タピオカ、サゴ等の各種澱粉類を原料として利用することができる。
本発明で使用する還元澱粉加水分解物は、本発明の実施が可能となる糖組成を有しているものであれば、市販の還元澱粉加水分解物をそのまま用いることが可能であるが、本発明の実施が可能となる糖組成を有するよう、異なる糖組成を有した2種類以上の還元澱粉加水分解物を混合して調製した物を用いることも可能である。複数の還元澱粉加水分解物を混合する際、それぞれの原料や調製方法などが相違しても特に問題はない。
本発明の実施に当たり、結晶マルチトールと還元澱粉加水分解物の他に、必要に応じて各種コーティング層補強剤及び/又は懸濁基剤を添加することが出来る。コーティング層の補強剤とは、マルチトールコーティングの実質的な強度や機能性を高める目的で添加される添加剤を指し、例えば、ゼラチン、アラビアガム、ヒドロキシメチルセルロース、プルラン、酸化澱粉、酸処理澱粉などが挙げられる。また懸濁基剤とは、実質的にコーティング層を形成する、水に難・不溶性の物質を指し、例えば、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン、卵殻カルシウム、貝殻カルシウムなどが挙げられる。
これらのコーティング層補強剤や懸濁基剤は、本発明の実施を妨げない範囲であれば、それぞれの群から選ばれる物質について任意に1種又は2種以上組み合わせて使用しても良い。これらのコーティング層補強剤及び/又は懸濁基剤は、予めコーティング用シロップ中に必要量を添加しておけばよく、後は通常のコーティング操作を実施することにより、本発明を好適に実施することが可能である。
本発明の実施に当たり、結晶マルチトールと還元澱粉加水分解物、必要に応じてコーティング層補強剤及び/又は懸濁基剤が添加されたコーティング用シロップは、固形物質含有量が好ましくは50〜80重量%、特に好ましくは60〜75重量%に、温度は20〜80℃程度に調製されたものが好ましい態様として用いられる。
本発明に係る結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有した菓子又は薬剤について、その形成手段や装置に特段の制限は無いが、例として、断続的若しくは連続的に回転可能なコーティングパン内にコーティングされる芯剤を入れ、必要に応じて回転を加えるかそのままの状態で芯剤に対してシロップを掛け、次いでコーティングパンを回転させながら芯剤に掛けられたシロップを乾燥させ、以後、芯剤に所望の厚さのコーティング層が形成されるまで、シロップ掛けと乾燥を繰返し実施すれば良い。
本発明における芯剤へのシロップ掛けとは、コーティング用シロップが芯剤表面に接触するよう行われる方法であれば、本発明の実施を妨げない限りその方法に特に制限はなく、塗布、噴霧、散布などの技術用語で表されるいずれの方法を採用しても良い。
本発明における、水素化糖類の各重合度別の含有量は、以下に示す高速液体クロマトグラフィーシステム(HPLC)を用いた分析方法により算出された値を用いた。
HPLCによる糖組成分析条件
注入サンプルの固形分濃度:5.0重量%
サンプル注入量:10.0μl
カラム:MCI-GEL(Grand CK02AS MI、三菱化学株式会社製)
カラム温度:80℃
溶離液:水
溶離液流量:1.0(ml/min.)
示差屈折率検出器:RI Detector L-7490(日立製作所製)
チャート記録及び計算:Integrator D-7500(日立製作所製)
上述の通りHPLCカラムにはMCI-GEL(Grand CK02AS MI、三菱化学株式会社製)カラムを用い、カラムから溶出する分離物の定量には示差屈折率を利用した検出器(RI Detector L-7490、日立製作所製)を用い、その結果をクロマトデータ処理装置(Integrator D-7500、日立製作所製)にて出力して、得られたクロマトチャートの合計ピーク面積から、各ピーク面積の面積百分率を計算する方法により値を求め、その値を各ピーク位置に対応する糖重合度についての含有率として、重量%で表した。この値は、固形分換算した場合の含有率としてそのまま用いられる。なお、感度が不十分である場合には、測定サンプルの注入量や固形分濃度を高めて分析しても良い。
MCI-GELカラムでは、水素化糖類の重合度の数に応じて溶出するピーク位置が異なるため、どの重合度の水素化糖類が溶出したのかが容易に同定することが可能である。即ち、MCI-GELカラムの場合、重合度の大きい糖類から順番にカラムから溶出し、一般的には最後に溶出する成分が重合度1の水素化糖類といえる。
正確を期する場合には、ソルビトールやマルチトールの標準試薬をサンプルとして注入し、同じクロマト分離条件において、試料注入から溶出ピークが得られるまでの時間を記録し、当該溶出時間と合致するピークを、重合度1あるいは重合度2の水素化糖類であると同定することも可能である。
本発明では、得られたクロマトチャートを元に、通常最後に溶出したピークを重合度1、最後から2番目に溶出したピークを重合度2、最後から3番目に溶出したピークを重合度3のように同定し、以後溶出した最終ピークから逆に、重合度が1づつ増加していく。よって、本発明において重合度4〜19(DP=4〜19)の水素化糖類の含有量は、クロマトチャートの最後のピークから数えて4番目〜19番目までのピークによって与えられたピーク面積の合計値を元に、クロマトチャート全体のピーク面積に対する面積百分率によって求められた値を採用している。また、本発明において重合度20以上(DP≧20)の水素化糖類の含有量とは、クロマトチャートの最後のピークから数えて20番目以降に表示された部分のピーク面積の合計値を元に、クロマトチャート全体のピーク面積に対する面積百分率によって求められた値を採用している。なお、明らかに糖類に由来しないと思われるピークについては、正確を期するため、そのピーク面積については除外して計算すべきである。
本発明に係る硬質コーティング層は、硬質コーティング層を形成するために用いられるコーティング用シロップの固形成分によって形成されるものである。よって、本発明に係る硬質コーティング層中の固形成分の同定では、硬質コーティング層そのものを分析しても良いが、コーティング用シロップの糖組成あるいは固形物質に換算したときの固形成分含有率をそのまま用いても良い。
本発明に係る硬質コーティング製剤は、硬質コーティング層が割れ難い、保存中における硬質コーティング層表面のひび割れが生じ難い、硬質コーティング製剤の吸湿性が低い、硬質コーティング層に艶がある、コーティング作業を行う際の操作性が良好である、等の効果を有するものであった。
以下に、本発明に係る、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤及びその製造方法の詳細について、実施例を交えて詳細に説明するが、本発明の技術的範囲は以下の実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例で例示する糖組成は、高速液体クロマトグラフィーによって得られるクロマトチャートのピーク面積を基に、計算によって求められたものであり、分析に使用した装置、分析条件、糖組成の同定方法は、本明細書の行番号0032〜0036に記載された通りである。
実施例で用いるマルチトールには、市販の結晶マルチトール(商品名:レシス(登録商標)、東和化成工業株式会社製)を用いた。実施例における糖組成の計算では、結晶マルチトールは純度100%、含水率0.0%として計算した。
硬質コーティング製剤の芯剤には、乳糖模擬錠(平均直径:10mm、平均重量:360mg/錠、サンケーヘルス株式会社製)を用いた。またコーティング作業は、芯剤重量の50.0%に相当するコーティング層が形成されるまでコーティング作業を実施した。その結果得られる硬質コーティング製剤の平均重量は540mg/錠である。
実施例で用いられる還元澱粉加水分解物は、下記調製例1に従って調製した2種類の異なる糖組成を有する還元澱粉加水分解物を用いた。また、比較例で使用する還元澱粉加水分解物には、東和化成工業株式会社より製造販売されている、PO−20(商品名)及びアマミール(登録商標、商品名)を用いた。
実施例で用いられるアラビアガム(関東化学株式会社製、試薬特級)、炭酸カルシウム(和光純薬工業株式会社製、試薬特級)、タルク(和光純薬工業株式会社製、試薬一級)は何れも市販品の試薬をそのまま用いた。なお、アラビアガム中の含水率は10.0%で、炭酸カルシウム及びタルクの含水率は0.0%であった。
(調製例1)還元澱粉加水分解物の調製
トウモロコシ澱粉を原料として、DE(デキストロース当量)値が30〜50程度になるまで、液化及び糖化処理を行い、異なる糖組成を有する2種類の澱粉加水分解物を得た。得られた澱粉加水分解物は、スポンジニッケル触媒の存在下で接触水素化反応を行い、活性炭処理及びイオン交換樹脂による精製処理及び脱塩処理を行い、濃縮により固形分含有量を70重量%となるように調整し、還元澱粉加水分解物A及びBを調製した。
実施例及び比較例で使用する、還元澱粉加水分解物A、還元澱粉加水分解物B、PO−20、アマミールの各還元澱粉加水分解物は、本明細書の行番号0032〜0036に記載された方法に従って糖組成分析を行った。糖組成は表1の通りであった。
Figure 2005255549
(調製例2)酸化タピオカ澱粉の調製
タピオカ澱粉1.0kgに水2.0kgを加えて懸濁させた後、3.0%(w/v)水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを11.0に調整し、有効塩素を13.0%含む次亜塩素酸ナトリウム溶液150mlを加えて1時間酸化処理を行った。その後、塩酸にて中和後、水洗・脱水・乾燥を行い、含水率が10.0%の酸化タピオカ澱粉を調製した。
(実施例1)
表2に示す配合割合に従い、初めにアラビアガム:30.0g、水:320.0g、を混合し固形分が完全に溶解するまで加熱しながら混合した。次いで、マルチトール:650.0gを加えて固形分が完全に溶解するまで加熱しながら混合した。次いで固形分濃度70重量%の還元澱粉加水分解物A:10.0gを添加し十分に混合し、液温50℃、固形分含有量が68重量%のコーティング用シロップを調製した。
芯剤として用意した乳糖模擬錠1000錠を小型糖衣機(装置名:16DS、菊水製作所製)に入れ、連続的に回転する小型糖衣機内の芯剤に対し、調製したコーティング用シロップを一度に4.0g噴霧し、小型糖衣機内の芯剤に空気流を断続的に送風し、芯剤表面を乾燥させる方法を繰返すコーティング操作を行い、平均重量540mg/錠の硬質コーティング製剤(発明品1)を得た。
(実施例2)
還元澱粉加水分解物Aの添加量を30.0gとした他は、実施例1と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(発明品2)を得た。
(実施例3)
還元澱粉加水分解物Aの添加量を50.0gとした他は、実施例1と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(発明品3)を得た。
(実施例4)
実施例2で使用した還元澱粉加水分解物Aを、還元澱粉加水分解物Bに切換えた以外は、実施例2と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(発明品4)を得た。
(実施例5)
表2に示す配合割合に従い、初めにアラビアガム:30.0g、水:300.0g、を混合し固形分が完全に溶解するまで加熱した。次いで、マルチトール:370.0gを加えて固形分が完全に溶解するまで加熱しながら混合した。次いで炭酸カルシウム:180.0g、タルク:120.0gをそれぞれ添加し、懸濁状態の水溶液を調製した。次いで、還元澱粉加水分解物B:30.0gを添加し十分に混合し、液温50℃、固形分含有量が70重量%のコーティング用シロップを調製した。その後のコーティング操作は実施例1と同様に行い、硬質コーティング製剤(発明品5)を得た。
(実施例6)
実施例2で使用したアラビアガムを酸化タピオカ澱粉に切換えた以外は、実施例2と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(発明品6)を得た。
(実施例7)
アラビアガムを用いず、水を350.0gとした他は、実施例2と同様の方法で固形分含有量が65%重量のコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(発明品7)を得た。
(比較例1)
還元澱粉加水分解物Aの添加を行わなかった他は、実施例1と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(比較品1)を得た。
(比較例2)
還元澱粉加水分解物Aの添加量を200.0gとした他は、実施例1と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行ったが、マルチトールの結晶化が起こらず、硬質コーティング製剤を得ることができなかった。
本比較例で使用したコーティング用シロップの固形分組成は、重合度1の水素化糖類0.89重量%、重合度2の水素化糖類85.99重量%、重合度3の水素化糖類2.87重量%、重合度4〜19の水素化糖類5.50重量%、重合度20以上の水素化糖類1.45重量%、アラビアガム3.30重量%であった。
(比較例3)
実施例2で使用した還元澱粉加水分解物Aを、固形分含有量70重量%の還元澱粉加水分解物製品であるアマミールに切換えた以外は、実施例2と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(比較品3)を得た。
(比較例4)
実施例2で使用した還元澱粉加水分解物Aを、固形分含有量70重量%の還元澱粉加水分解物製品であるPO−20に切換えた以外は、実施例2と同様の方法でコーティング用シロップを調製し、調製したコーティング用シロップを用いてコーティング操作を行い、硬質コーティング製剤(比較品4)を得た。
Figure 2005255549
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実施例及び比較例に記載した方法によって調製された、発明品1〜7及び比較品1〜4の各硬質コーティング製剤について、衝撃による硬質コーティング層の割れ難さ、乾燥条件下での保存による硬質コーティング層表面のひび割れの生じ難さ、高湿度条件下での保存による硬質コーティング製剤の吸湿性、調製された硬質コーティング製剤表面の艶、硬質コーティング製剤を調製する際の作業性、以上の項目について評価した。
なお、作業性を除いた硬質コーティング製剤の各評価では、それぞれの硬質コーティング製剤を製造した後、ジッパー付のアルミ製保存袋(商品名:ラミジップAL16、株式会社生産日本社製)に入れて、室温で2週間静置させたものを評価サンプルとして用いた。
硬質コーティング層の固形分組成
発明品1〜7及び比較品1、3、4で得られる硬質コーティング層の固形分組成は、表2に示す配合割合に従って調製されたコーティング用シロップ中の固形分組成の値を援用した。その結果を表4に示す。
(比較試験1)衝撃による硬質コーティング層の割れ難さ
本比較試験では、各実施例及び比較例で得られた硬質コーティング製剤を任意に10検体取出し、30cmの高さから大理石上に自由落下させ、硬質コーティング層表面が割れるまでの回数を測定した。この実験を2回繰返し実施し、合計20個の硬質コーティング製剤について、硬質コーティング層が割れるまでに要する落下回数の平均値を求めた。測定の結果は、表6及び表7の「割れ難さ」の項目に記載した。本発明品は比較品よりも糖衣層の割れ難さが改善されていた。
(比較試験2)乾燥条件下での保存による硬質コーティング層のひび割れ率
本比較試験では、各実施例及び比較例で得られた硬質コーティング製剤を任意に10検体取出し、シリカゲルを入れたデシケータ内(相対湿度9%)に、20℃で3ヶ月保管し、表面の糖衣層の状態を観察した。
実験に使用したサンプルの中で硬質コーティング層表面にひびが生じたものをカウントし、以下の計算式でひび割れ率を求めた。
ひび割れ率(%)=(ひび割れた検体数)÷(測定に用いた検体数)×100
ひび割れが生じた硬質コーティング製剤の割合を百分率で算出した。
測定の結果は、表6及び表7の「ひび割れ率」の項目に記載した。本発明品は3ヶ月保管しても全くひび割れが生じず、比較品よりも硬質コーティング層表面のひび割れが生じ難いことが確認された。
(比較試験3)高湿度条件下での保存による硬質コーティング製剤の吸湿性
本比較試験では、各実施例及び比較例で得られた硬質コーティング製剤を任意に3検体取出し、それらを、蓋を外した秤量瓶中に入れた。次いで、底部に塩化ナトリウムの飽和溶液が入れられ、相対湿度が75%に調整されたデシケータ内に秤量瓶を設置し、デシケータの蓋をして、デシケータごと40℃に調整された恒温機(装置名:温(湿)度試験器 HIFLEX FX210P、エタックエンジニアリング株式会社製)内に設置し、そのまま3ヶ月保管した。保管後、3検体の硬質コーティング製剤の重量変化の平均値を求め、増加重量が1%未満:◎、1%以上〜2%未満:○、2%以上〜3%未満:△、3%以上:×で表した。測定の結果は、表6及び表7の「吸湿性」の項目に記載した。本発明品は殆ど吸湿性が見られず、比較品よりも吸湿性が改善されていた。
(比較試験4)硬質コーティング製剤表面の艶
本比較試験では、各実施例及び比較例で得られた硬質コーティング製剤の表面の艶について、訓練されたパネリスト10名の目視により評価した。艶の評価は、3点:[艶あり]、2点:[やや艶あり]、1点[若干艶なし]、0点[艶なし]の四段階で評価し、合計点数が30〜26点:◎、25〜16点:○、15〜6点:△、5点以下:×で示した。
測定の結果は、表6及び表7の「艶」の項目に記載した。本発明品は、硬質コーティング層表面が優れた艶を示しており、外観の美しい硬質コーティング製剤である事が確認された。
(比較試験5)硬質コーティング製剤を調製する際の作業性
各実施例及び比較例でのコーティング作業時の作業性(芯剤同士の付着及び芯剤の糖衣パンへの付着)を評価した。
作業性については、◎:「付着性が少なく作業が容易」、○:「若干付着するが作業性は容易」、△:「付着が多く作業性は良くない」、×:「付着が多く作業性が悪い、コーティング層が形成されない」、以上の四段階で評価した。作業結果は、表6及び表7の「作業性」の項目に記載した。本発明品は何れも良好な作業性を示している事が確認された。
Figure 2005255549
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Claims (2)

  1. 澱粉由来の重合度4〜19の水素化糖類を0.10〜3.00重量%及び重合度20以上の水素化糖類を0.01〜0.50重量%含有した結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤。
  2. 乾燥固形物中にマルチトール50.00重量%以上、澱粉由来の重合度4〜19の水素化糖類0.10〜3.00重量%、重合度20以上の水素化糖類0.01〜0.50重量%を含有し、固形分濃度が50.0〜80.0重量%のシロップを、芯剤に掛け、次いで芯剤に掛けられたシロップを乾燥し、以後、所望の厚さのコーティング層が形成されるまで、シロップ掛けと乾燥を繰返す、結晶質マルチトールの硬質コーティング層を有する菓子又は薬剤の製造方法。



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