JPH0221511Y2 - - Google Patents

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JPH0221511Y2
JPH0221511Y2 JP1985194394U JP19439485U JPH0221511Y2 JP H0221511 Y2 JPH0221511 Y2 JP H0221511Y2 JP 1985194394 U JP1985194394 U JP 1985194394U JP 19439485 U JP19439485 U JP 19439485U JP H0221511 Y2 JPH0221511 Y2 JP H0221511Y2
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JP
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operating lever
post
brake
rotation
link rod
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クレーンの旋回ブレーキ装置に関す
る。
(従来の技術) 従来、この種のクレーンの旋回ブレーキ装置と
しては、実開昭52−61073号公報に見られるよう
に、荷箱の床面に固着された機台にベアリングを
介してポストが旋回自在に立設されるとともに、
ポストの先端部にブームが起状自在に枢支され、
ポストの基端部の外周面に巻回されたブレーキリ
ングをネジ締めしてポストに締付けることでポス
トの旋回を制動していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のものでは、ポストの
制動がネジ締めにより行われているため、いちい
ち面倒で手間がかかると言う問題があつた。ま
た、ポストの基端部の外周面にブレーキバンドを
巻回し、操作レバーの回動操作によつてブレーキ
バンドを旋回部材の外周面に締付けて旋回を制動
するように構成したものもあるが、操作レバーが
なんらかの外的な作用により不用意に回動する虞
があり安全性の面で不安があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案クレーンの旋回ブレーキ装置は、荷箱の
床に固定された機台に、起状自在なブームを有す
るポストが旋回自在に立設され、該ポストの基端
部の外周面に巻回されたブーキバンドにてポスト
の旋回を制動・解除するように設けられたクレー
ンにおいて、前記ブレーキバンドの両端部が、該
ブレーキバンドをポストの外周面に締付けもしく
は緩めるよう回動自在に支持されたリンク部材に
それぞれ止着され、リンク部材にアームを介して
水平に配設されたリンクロツドの一端部が連結さ
れるとともに、このリンクロツドが軸方向にスラ
イド自在に支持され、リンクロツドには摺動部材
が摺動自在に嵌挿されるとともに、該摺動部材と
リンクロツドの他端部間にスプリングが介装さ
れ、一方、前記リンクロツドの上方には、操作レ
バーがその基端を中心に回動自在に支持されると
ともに、操作レバーの基端部寄りと前記摺動部材
間には連結杆が連結され、さらに、操作レバーを
回動途中の位置で固縛する固縛手段が設けられて
なり、操作レバーの回動操作時において、操作レ
バーは、固縛手段により回動途中の位置で固縛さ
れるとともに、操作レバーに連結された連結杆の
連結部が、摺動部材に連結された連結杆の連結部
と操作レバーの回動中心とを結ぶ延長線上を通過
した時にスプリングによりポストを制動する方向
に付勢されて固縛されるように構成されたもので
ある。
(作用) 操作レバーを回動させ、連結杆を介して摺動部
材をリンクロツドの他端側に摺動させることで、
リンクロツドはスプリングの反発力によつてリン
ク部材がブレーキバンドを締付ける方向にスライ
ドし、ポストの旋回を制動する。この操作レバー
の回動時において、操作レバーに連結された連結
杆の連結部が、摺動部材に連結された連結杆の連
結部と操作レバーの回動中心部とを結ぶ延長線上
を通過すると、操作レバーはスプリングによりポ
ストを制動方向に付勢して固縛される。また操作
レバーは固縛手段により回動途中の位置で固縛す
ることができる。これにより、ポストの旋回制動
力は、操作レバーがスプリングにより固縛された
「強」と、回動途中位置で固縛手段により固縛さ
れた「弱」の二段階に変えることができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第4図は手動旋回式クレーンの概要を示してい
る。
荷箱車輌の車枠上に設けられた荷箱8の床面に
機台1が固着され、機台1にポスト2がベアリン
グを介して旋回自在に立設されている。ポスト2
の先端部に、シリンダ4によつて起状自在になさ
れたブーム3の基端部が枢着され、ブーム3の先
端部にフツク10が取り付けられている。ポスト
2の略中央に突設された旋回ハンドル9でポスト
2が旋回され、ポスト2の基端部に設けられたド
ラム11と、ポスト2の基端部の近傍に設けられ
た旋回ブレーキ装置7とによつてポスト2の旋回
を制動する。なお、図中の符号5はパワーユニツ
ト、6はコントロールボツクスである。
1図乃至第3図は本考案に係るクレーンの旋回
ブレーキ装置7を示し、ポスト2と一体になされ
たドラム11の外周面に巻回されたブレーキバン
ド12と、ブレーキバンド12の両端が止着さ
れ、該ブレーキバンド12をポスト2の外周面に
締付け(制動)もしくは緩める(制動解除)よう
回動自在に支持されたリンク部材13と、このリ
ンク部材13にアーム14を介して連結された操
作装置15とから構成されている。
操作装置15は、リンク部材13を回動させて
ポスト2の旋回を制動・解除するもので、以下こ
の操作装置15について説明する。
前記アーム14の先端部には連結部材16を介
してリンクロツド17の一端部が螺着されてい
る。リンクロツド17は、機台1に固着されたフ
レーム18の側板を貫通して水平に配置されると
ともに、軸方向にスライド自在に支持されてフレ
ーム18の下方に延設されている。リンクロツド
17の途中部には摺動部材19がリンクロツド1
7の軸方向に摺動自在に嵌挿されている。また、
リンクロツド17の他端部にはスプリングシート
20がナツトで止着され、スプリングシート20
と摺動部材19との間にスプリング21が介装さ
れている。
一方、フレーム18の上面には操作レバー22
が基端部23の回動中心部31を中心に回動自在
に支持されている。操作レバー22の基端部23
寄りと摺動部材19間には連結杆24が連結さ
れ、操作レバー22の回動にとそもなつて摺動部
材19がリンクロツド17の軸方向に摺動するよ
うになされている。操作レバー22と連結杆24
との連結部30は操作レバー22の回動中心部3
1よりも若干先端側に位置する。
また、フレーム18の上面にはストツパプレー
ト25が枢着されており、ストツパプレート25
が操作レバー22の途中部に設けられた係止部材
26に係止可能になされている。よつて、ストツ
パプレート25を係止部材26に係止すること
で、操作レバー22を回動途中の位置で固縛する
ことができる。すなわち、ストツパプレート25
と係止部材26とで、操作レバー22を回動途中
の位置で固縛する固縛手段を構成している。
次に、このように構成された旋回ブレーキ装置
7の動作について説明する。
操作レバー22を回動させて連結杆24によつ
て摺動部材19を、リンクロツド17の他端方向
へ摺動させる。この時、摺動部材19の摺動にと
もなつてスプリング21の反発力がスプリングシ
ート20に働き、リンクロツド17が他端方向へ
引かれる。そして、リンクロツド17に枢着され
たアーム14を介してリンク部材13が制動方向
に回動し、ブレーキバンド12がポスト2のドラ
ム11を締付けることによりポスト2の旋回が制
動される。
ここで、操作レバー22の回動操作時におい
て、操作レバー22は、連結杆24の連結部30
が、摺動部材19と連結杆24との連結部と操作
レバー22の回動中心部31とを結ぶ延長線上に
通過した時に、スプリング21により制動方向に
付勢力されることになり、第3図に示す制動位置
で強固に固縛される。つまり、前記連結部30が
前記延長線上を通過する位置まで操作レバー22
を強制的に解除方向へ戻さない限りポスト2の制
動を解除することができない。
また、ストツパプレート25を操作レバー22
の係止部材26に係止させることで、(二点鎖線
参照)、操作レバー22を回動途中の位置で固縛
することができる。この場合、リンクロツド17
の移動量は、前述のように操作レバー22を制動
位置まで回動させたものと比べて小さくなるた
め、これに比例してポスト2の制動力も弱くなつ
ている。つまり、旋回の制動力を上記操作レバー
22の固縛位置によつて「強」と「弱」との2通
りに使い分けることができる。また、制動の解除
は前述の動作と逆の動作によつて行なわれる。
なお、本実施例では、手動旋回式のクレーンに
おいてのブレーキ装置7について述べたが、本ブ
レーキ装置7は手動旋回式クレーンに限らず、通
常のクレーンにおいても使用できる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、解除レバ
ーを回動させて、ブレーキバンドをポストの基端
部の外周面に締付けることでポストの旋回を制動
でき、ポストが不用意に旋回することなく安全
で、作業がしやすくなるとともに、スプリングに
より操作レバーが制動方向に固縛される「強」
と、操作レバーが固縛手段により回動途中の位置
で固縛される「弱」との二段階に制動力を変える
ことができ、用途にわせて随時使いわけることが
できる。また、操作レバーに連結された連結杆の
連結部が、摺動部材に連結された連結杆の連結部
と操作レバーの回動中心部とを結ぶ延長線上を通
過することで操作レバーはスプリングにより制動
方向に付勢されることになり、操作レバーに連結
されて連結杆の連結部が、前記延長線上を通過す
る位置まで操作レバーを強制的に解除方向に戻さ
ない限り解除することができず、このため操作レ
バーは不用意に解除方向に回動することがなく制
動状態を強固に保持することができ安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案に係るクレーンの旋
回ブレーキ装置を示し、第1図は旋回ブレーキ装
置を示す平面図、第2図は同正面図、第3図は旋
回ブレーキ装置の動作を示す正面図、第4図はク
レーン全体の構成を示す斜視図である。 1……機台、2……ポスト、3……ブーム、1
2……ブレーキバンド、14……アーム、17…
…リンクロツド、21……スプリング、22……
操作レバー、24……連結杆、30……連結部、
31……回動中心部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 荷箱の床に固定された機台に、起状自在なブー
    ムを有するポストが旋回自在に立設され、該ポス
    トの基端部の外周面に巻回されたブレーキバンド
    にてポストの旋回を制動・解除するように設けら
    れたクレーンにおいて、 前記ブレーキバンドの両端部が、該ブレーキバ
    ンドをポストの外周面に締付けもしくは緩めるよ
    う回動自在に支持されたリンク部材にそれぞれ止
    着され、リンク部材にアームを介して水平に配設
    されたリンクロツドの一端部が連結されるととも
    に、このリンクロツドが軸方向にスライド自在に
    支持され、リンクロツドには摺動部材が摺動自在
    に嵌挿されるとともに、該摺動部材とリンクロツ
    ドの他端部間にスプリングが介装され、一方、前
    記リンクロツドの上方には、操作レバーがその基
    端を中心に回動自在に支持されるとともに、操作
    レバーの基端部寄りと前記摺動部材間には連結杆
    が連結され、さらに、操作レバーを回動途中の位
    置で固縛する固縛手段が設けられてなり、操作レ
    バーの回動操作時において、操作レバーは、固縛
    手段により回動途中の位置で固縛されるととも
    に、操作レバーに連結された連結杆の連結部が、
    摺動部材に連結された連結杆の連結部と操作レバ
    ーの回動中心部とを結ぶ延長線上を通過した時に
    スプリングによりポストを制動する方向に付勢さ
    れて固縛されるように構成されたことを特徴とす
    るクレーンの旋回ブレーキ装置。
JP1985194394U 1985-12-17 1985-12-17 Expired JPH0221511Y2 (ja)

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JPS62100987U JPS62100987U (ja) 1987-06-27
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758585B2 (ja) * 1980-09-16 1982-12-10 Tokyo Shibaura Electric Co

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5261073U (ja) * 1975-10-30 1977-05-04
JPS5758585U (ja) * 1980-09-24 1982-04-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758585B2 (ja) * 1980-09-16 1982-12-10 Tokyo Shibaura Electric Co

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JPS62100987U (ja) 1987-06-27

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