JPH022142Y2 - - Google Patents

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JPH022142Y2
JPH022142Y2 JP1982152164U JP15216482U JPH022142Y2 JP H022142 Y2 JPH022142 Y2 JP H022142Y2 JP 1982152164 U JP1982152164 U JP 1982152164U JP 15216482 U JP15216482 U JP 15216482U JP H022142 Y2 JPH022142 Y2 JP H022142Y2
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socket
pipe
annular groove
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packing ring
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本願考案は受口およびさし口を有する管継手に
係る技術である。
[従来の技術] 従来、一方の管に受口を、他方の管にさし口を
設け、さし口を受口内に挿入し、受口の奥側部内
周に装着したパツキンリングが他方の管本体の外
周に密着するとともに、受口の端部近傍の内周に
設けられた環状溝と、さし口の前部外周に設けら
れた環状溝との間にロツクリングが嵌合して両管
を接合するようにした管継手はすでに周知であ
る。
すなわち、管路において重要な要件である漏水
の防止についてはパツキンリングを、また震動な
どの外力による管と管の離脱の防止についてはロ
ツクリングをそれぞれ機能させて管路の保全を図
るものである。
パツキンリングとロツクリングの装着や、管の
接合時にこれを容易にするための形状については
既にいくつかの提案がある。
例えば、特公昭45−10189号公報に開示されて
いるものは第7図に示すように、一方の管1aに
受口2aを、他方の管10aにさし口11aを設
け、さし口11aを受口2a内に挿入し、両者の
間に介装したパツキンリング5aを押圧装置10
1によつて押圧挾持し、またロツクリング14a
は両者にそれぞれ刻設した環状凹溝で形成される
中空部19aに嵌合し、受口外周又はさし口内周
側から連通する複数の孔を介して、内側又は外側
へ押し込んで漏水と離脱の防止機能を満足すると
謳つている。
一方、実開昭49−62217号公報は第8図に示す
ように、一方の管1bに受口2bを設け、ここへ
他方の管10bのさし口11bをさし込むに際
し、受口2bの先端内周面とさし口外周面との間
にパツキンリング5b(シール材)を介装し、こ
のパツキンリング5bを管受口に装着した押輪1
03によつて緊締している。
一方、ロツクリング14bについては、パツキ
ンリングよりも内側に環状溝13bを刻設して、
さし口内周側から連通する孔を介してボルト15
bを螺着して固定する方式をとつている。
さらに、実公昭52−45847号公報は第9図イ,
ロに示すように、一方の管1cの受口2c内へ、
まず他方の管10cの挿口11cを若干挿入して
パツキンリング5cを両管の間に押し込み、さら
に挿口の挿込深さを左右に移動して変えつつ順
次、割輪104、ロツクリング14c、デイスタ
ンスリング105,106と装入していき、最後
にこのデイスタンスリングをジヤツキなどの方法
で軸方向に押圧して、パツキンリングの水封作用
とロツクリングの抜け止め作用とを発生させるよ
うにしたものである。
[考案が解決しようとする課題] 従来、水道または下水用の管路を地中に埋設す
るためには、地上から管路に相当する長さを掘り
下げて深い溝を形成し、管を装入して外側から継
ぎ合せてから埋め戻していた。しかし、この工法
が交通障害が騒音・作業非能率の理由で非開削性
の工法、たとえばパイプインパイプなどの方式に
切替えられつつある今日、管と管を内側から継ぎ
合せる必要が求められてきた。
これに対し最初の従来技術は、内側からの継ぎ
合せは可能であるが、パツキンリング5aが受口
溝4aに対し受口2aの後端側に配置されている
ので、押しねじ15aが装着されるねじ孔17a
からさし口溝13aおよび受口溝4aへ管内の水
が漏れてしまう虞れがある。そのために、ロツク
リング14aの配設後、配管現場でねじ孔17a
部のあるセメントライニング層Lを必らず補修す
る必要があり、作業工程が増えて作業性が著しく
悪いのに加え、内面にライニング層Lを設けない
管には適用できにくいという欠点がある。
また、パツキンリング5aを管の間隙に圧着さ
せて封止作用を果すために押圧装置101を必要
とし、第7図の実施例では螺進によつて押圧する
ための煩瑣な作業を必要とする。
狭い管内での煩瑣な作業の数々は、実施上の極
めて大きな障害となる。
この技術の場合には、 (イ) ロツクリング14aを凹溝に嵌入したさし口
11aを受口2aへ挿入。
(ロ) ロツクリング14aを内周側から押し上げて
受口側の凹溝へも嵌入する。
(ハ) ゴム輪5aを狭い空間から差し込んで両管の
間に押し込み、さらに充填物100をセツトす
る。
(ニ) 押圧体101を配置。
(ホ) ボルト102を回動して押圧体を左方へ移動
し、ゴム輪を押圧する。
(ヘ) セメントモルタル層を充填補修。
の手順があり、手順(イ)を除いて後のすべての工程
を管内で処理しなければならない。
この技術では別の実施例としてロツクリング1
4aを受口外周側からボルトで押し込む態様も示
しており、そのときは前記漏水の懸念は解消する
が、外側からの作業を必要とする上、内側からの
押圧装置の取付け作業も必要とする。
また、第二の従来技術は言うまでもなく外側か
らの押輪103の取付けと螺進によつてパツキン
リング5bを押圧する作業が必要であり、管内か
らのみの継ぎ合せと言う課題の解決に不適当であ
る。また、第三の従来技術については確かに管路
内での作業によつて継合はすべて処理することは
できるが、この手順はさらに細分化され、かなり
複雑な動きが必要である。すなわち、 (イ) さし口11cを受口2cへ少し挿入。
(ロ) 両者の間にシール材5cを押し込む。
(ハ) 割輪104を配置。
(ニ) 狭い隙間からロツクリング14cを周溝15
に嵌め込む。(第9図イ、二点鎖線) (ホ) さし口11cを浅くなるまで引き戻す。(第
9図イ、実線) (ヘ) デイスタンスリング105,106を嵌め込
む。
(ト) デイスタンスリングを左方へ移動して割輪を
介してシール材を押圧。
(チ) さし口11cを再び深く挿入。(第9図ロ) この従来技術の管継手は耐震性を与える目的に
立つから他と一概には論じ得ないが、非常に煩瑣
な手順を必要とすることは実である。
本願考案は以上に述べた課題を解決するため
に、一動作よつて挿入と水封が完成し、次の一動
作によつて離脱の防止が完成する最も簡便で高性
能な管継手の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 本願考案に係る非開削工法のための管継手は、
受口の内周に装着したパツキンリングが他方の管
の外周に密着するとともに、受口の内周に設けら
れた環状溝と、さし口の外周に設けられた環状溝
との間にロツクリングが嵌合して両管が継合する
方式に属し、さし口は管本体の外径より小さい外
径を有して先端近くに刻設した環状溝と、該環状
溝と連通する管内面からの複数個の孔を介して半
径方向へ進退自在にあらかじめ嵌入したロツクリ
ングよりなり、受口は管本体の外径より大きい内
径と、この、先端近くと後端近くに刻設した第
一、第二の環状溝と、第一の環状溝の先端にあら
かじめ係止した弾性パツキンリングとよりなり、
さらに該パツキンリングは内径が管本体の外径よ
りは小さいがさし口外径よりは小さくないことを
それぞれ特定することによつて前記の課題を解決
した。
[作用・実施例] 本願考案の作用を実施例を示す第1〜第6図に
基いて説明する。
第1図において、1は先端に受口2を有する一
方の管で、管本体の外径D1に対し、これより大
きいD2を内径とする受口の、先端側には第一の
環状溝3と後端側には第二の環状溝4とを刻設し
ている。第一の環状溝3の先端には継合する前に
地上であらかじめ弾性のパツキンリング5を係止
し、外圧では容易に離脱しないように固着してい
る。係止の手段としてこの図では環状突条6とパ
ツキンリングの凹溝7とを嵌合しているが、比較
的径の大きい管については第6図に示すように第
一の環状溝3の端部にさらに深い第三の環状溝8
を刻設し、パツキンリング5の突条9と嵌合して
もよい。
10は先端にさし口11を有する他方の管で、
さし口11の外径D3は管外径D1より小さくなつ
ていて、その中間は傾斜筒部12となつている。
さし口11の外端近い外周に環状溝13が設け
られており、この環状溝13に連通するねじ孔が
設けられて、継合前に地上であらかじめロツクリ
ング14を嵌入し、押しボルト15が螺着して半
径方向へ引き寄せてさし口の小さい外径D3以下
にその頂面を沈めている。より詳しく言えば、ロ
ツクリング14は自由状態にあつては、通常その
外径がさし口の外径D3より大きいので、これを
さし口の環状溝13内に絞り込む必要がある。そ
の例を示すのが第4図であつて、その両端の近く
にねじ孔16を設け、これにさし口の内壁に設け
た孔17を貫通するボルト18を螺着し、そのね
じ込みにより、第4図のようにロツクリング14
を絞り込む。
第2図は受口2内へさし口11を挿入した状態
を示し、パツキンリング5の内径D4は管本体外
径D1より小さく、さし口の外径D3より小さくな
く、結局、受口の内径D2>管本体の外径D1>パ
ツキンリングの内径D4>さし口の外径D3の相互
関係が成立する。
尤も受口の内径D2は第2図で示すように全面
正確に均一である必要はなく、先端D2−Aが内
部D2−Bより若干大きく取つて挿入の利便を図
つてもよい。
この挿入は一動作によつて最も容易にかつ完全
に実施できる。なぜなら、直径D4≧直径D3だか
らこの挿入に際し、パツキンリング5の内周がさ
し口11及びロツクリング14の外周に接触する
ことなく、この接触による損傷を受けることがな
い。これよりさらに深く挿入が続くと、パツキン
リング5はさし口の傾斜部12にさしかかつて押
圧され、挿入に対する抵抗がはじめて生じるが、
パツキンリングと環状溝との係止状態(本例では
突条6と凹溝7)に拘束されて、この抵抗のため
弾性変形しつつパツキンリングは最初の位置のま
まで受口の移動に伴つてさし口深くまで摺動し、
第3図の位置まで挿入される。ここでロツクリン
グ14を絞りこんでいるボルト18を緩めて開放
してやると、第3図のように受口の第二の環状溝
4とさし口の環状溝13とが合致して形成する中
空部19にまたがつてロツクリング14が一動作
によつて最も容易にかつ完全に継合して抜け止め
作用を完成する。
すなわち、第3図の状態に至つて、パツキンリ
ング5は内径D4が管本体の外径D1より小さく作
られているから、両者間で押圧されて受口先端付
近における封止作用を完全に満し、また両管にま
たがつて介装されたロツクリングが、外力に伴な
う管と管との離脱防止作用を完全に満す。
第5図には他の実施例が示されているが、これ
は受口第二の環状溝4の幅が前例より広く、その
ため両管1,10の伸縮が可能となつている点を
除いては前記実施例と全く同一である。
[考案の効果] 本願考案の構成によれば、パイプインパイプな
ど非開削性の管路を形成するに際し、管内からの
作業によつてのみ管と管の継ぎ合せが容易に施工
できる。
パツキンリングとロツクリングは管路の漏水と
離脱を防止する上でも尤も重要な部材であるが、
両者の相対位置の結果、ロツクリングを介装する
ために生じる漏水の恐れは全く払拭されるし、パ
ツキンリングを圧着するために必要であつた部材
や煩瑣な作業も全廃される。
具体的に言えば、一動作で管と管の水封と挿入
を果し、次の一動作で係止の抜け止めを果すか
ら、暗くて狭い地中管内での作業は他の従来技術
に比べて少なく見積つても3分の1以下にまで軽
減されることは確実である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図までは本考案の実施例におけ
る継合の手順を示す縦断正面図、第4図は第3図
で図示していない部分につき、これを縦断して示
す側面図、第5図は本考案の他の実施例の第3図
と同様の図面、第6図は本考案のさらに別の実施
例の第3図と同様の図面、第7図から第9図イ,
ロはそれぞれ異なる従来の技術を示す正面断面
図。 1……一方の管、2……受口、3……第一の環
状溝、4……第二の環状溝、5……パツキンリン
グ、10……他方の管、11……さし口、13…
…環状溝、14……ロツクリング、19……中空
部、D1……管の本体外径、D2……受口の内径、
D3……さし口の外径、D4…パツキンリングの内
径、L……セメントライニング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の管に受口を、他方の管にさし口を設け、
    さし口を受口内に挿入し、受口の内周に装着した
    パツキンリングが他方の管の外周に密着するとと
    もに、受口の内周に設けられた環状溝と、さし口
    の外周に設けられた環状溝との間にロツクリング
    が嵌合して両管が継合する管継手において、さし
    口は管本体の外径より小さい外径を有して先端近
    くに刻設した環状溝と、該環状溝と連通する管内
    面からの複数個の孔を介して半径方向へ進退自在
    にあらかじめ嵌入したロツクリングよりなり、受
    口は管本体の外径より大きい内径を有して、先端
    近くと後端近くに刻設した第一、第二の環状溝
    と、第一の環状溝の先端にあらかじめ係止した弾
    性パツキリングとよりなり、さらに該パツキンリ
    ングは内径が管本体の外径よりは小さいがさし口
    外径よりは小さくないことを特徴とする非開削工
    法のための管継手。
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JP4152453B2 (ja) * 1996-01-18 2008-09-17 株式会社三共 研磨装置
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