JPH0221375Y2 - - Google Patents

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JPH0221375Y2
JPH0221375Y2 JP1985032587U JP3258785U JPH0221375Y2 JP H0221375 Y2 JPH0221375 Y2 JP H0221375Y2 JP 1985032587 U JP1985032587 U JP 1985032587U JP 3258785 U JP3258785 U JP 3258785U JP H0221375 Y2 JPH0221375 Y2 JP H0221375Y2
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JP
Japan
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side plate
wall
top wall
front wall
rear wall
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JP1985032587U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、開封時頂壁を二つ折りにして後面
壁から起立せしめ、陳列用トレイに変形可能とし
た包装箱に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、開封時陳列用トレイに変形可能な包装箱
として、第9図に示すように、方形状底壁の前後
端縁に前面壁21及び後面壁を連設し、後面壁の
端縁に頂壁22を連設し、前面壁21の端縁に連
設した頂壁用のり代と頂壁22とを固着すると共
に底壁の左右端縁に下側面板23を連設し、前面
壁21及び後面壁の左右端縁に内側面板24を連
設し、頂壁22の左右端縁に封緘時下側面板23
に突合う上側面板25を連設し、前面壁21、後
面壁及び内側面板24に上下に分割するカツトテ
ープ26からなる切離手段を設けたものがあり、
この切離手段により上半分を取除いて陳列用トレ
イに変形可能とした陳列用包装箱がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところがこの包装箱では、カツトテープ26に
より前面壁21及び後面壁等周囲の壁を上下に分
割して、頂壁22とこれに連なり分割された周壁
を取除き開封すると、収納商品が露出された陳列
用トレイとなるが、十分な陳列効果が得られなか
つた。そこで陳列効果を向上させるため、店頭に
おいて別に広告板を用意してこのトレイに止着す
る等の工夫がなされているが、別体の部品を用意
する必要があり手間がかかる等の欠点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記のような問題点を解決するた
めに、前記頂壁に、中央部より後方に向けて広告
板用突出部を形成する切離線を設け、その切離線
の両端から外縁に向けて頂壁を二つ折りにする中
折線を設け、前記切離手段により前面壁及びこの
前面壁に連なる内側面板を上下に分割し、更に上
側面板と内側面板との固着を解き、頂壁を中折線
より屈曲して後面壁上に起立させた際に屈曲する
頂壁下端部と係合する凹部を、後面壁に連設する
内側面板の上端に設けたものである。
〔作用〕
この考案によれば、三方の切離手段から前面壁
及び前面壁に連なる内側面板を上下に分割すると
共に後面板及び前面板に連なる内側面板と頂壁に
連なる上側面板の固着をはがし、頂壁を後方に起
こして開封すると共に、頂壁に設けた切離線から
突出部を切り離し且つ中折線から頂壁を二つ折り
して起立せしめると、この二つ折状頂壁が広告板
となる陳列用トレイに簡単に変形できると共に、
この頂壁の下縁が、後面壁に連なる内側面板上縁
の凹部に挿入係止されて広告板の安定した起立状
態が得られる。
〔実施例〕
この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。この考案の包装箱の基礎となる形態は、第1
図から第3図に示すように、段ボール等の厚紙か
ら形成され、方形状底壁1の前後端縁に折線2を
介して丈が低い対の前面壁3及び後面壁4が連設
され、前面壁3の端縁に小幅ののり代5が連設さ
れ、後面壁4の端縁に折線6を介して底壁1と同
形状の頂壁7が連設され、底壁1の左右端縁に折
線8を介して下側面板9が連設され、前面壁3及
び後面壁4の左右端縁に折線8を介して内側面板
10が連設され、頂壁7の左右端縁に折線8を介
して封緘時下側面板9に突合う上側面板11が連
設されて成る一枚の型紙状基板A(第2図参照)
から屈曲作成される偏平状箱体である。
前記頂壁7には、中央部より後方に向ける広告
板用突出部Bを形成するミシン目の半円弧状切離
線12が設けられ、この切離線12の両端から上
側面板11の外縁までの間に頂壁7及び上側面板
11を二つ折りし、開封時これを起立せしめるた
めの中折線13が設けられている。前記前面壁3
とこれに連なる両内側面板10及び後面壁4とこ
れに連なる両内側面板10とには、上下に分割す
るカツトテープ14からなる切離手段が設けられ
ている。
また、前記下側面板9及び上側面板11には、
封緘時突合う端縁コーナ部に対の浅い切欠き15
が設けられ、カツトテープ14の中央部に摘み用
H字形切目16が設けられている。この切欠き1
5は、長さが内側面板10の長さにほぼ一致し且
つ突合せてできる隙間がカツトテープ14の幅と
ほぼ一致するように形成されており、カツトテー
プ14を引張つての内側面板10の分割に支障の
ないようになつている。
前記頂壁7に設けた切離線12は、半円弧状の
ほか、例えば収納商品に対応したいろいろな形状
に設けることができる。
さらに、前記後面壁4に連なる内側面板10の
上側内側コーナには下向きの小さい凹17(第3
図及び第5図参照)が設けられている。この凹1
7は、この包装箱を開封後陳列用トレイに変形し
た際、二つ折りされた頂壁7の下端を挿入係止す
る(第6図参照)ためのものであり、これにより
広告板用突出部を有する二つ折状頂壁の起立が安
定する。
前記包装箱は、従来品同様ラツプラウンドケー
サー等を用いて自動封緘することができ、のり代
5と頂壁7を固着すると共に上下側面板9,11
をそれぞれ内側面板10に固着して封緘されるも
のである。なお、のり代5は固着する場合と固着
しない場合とがある。
この考案の包装箱を陳列用トレイに変形する場
合には、第4図から第8図に示すように、H字形
切目16からカツトテープ14の端をつまんでこ
れを引張り、前面壁3及びこれに連なる内側面板
10を上下に分割すると共に後方の内側面板10
及び上側面板11と前方の内側面板10との接着
をはがし、さらにのり代5が頂壁7に接着されて
いる場合はこの接着をはがして、折線6を軸とし
て頂壁7を起こし(第4図参照)、次に切離線1
2を切り離して対の中折線13から頂壁7を二つ
折りにし(第5図参照)、頂壁7の遊離状下端を
後面壁4に連なる内側面板10の凹17に挿入係
止する(第6図及び第7図参照)と、上向き広告
板用突出部Bを備えた陳列用トレイに変形でき
る。なお、通常各接着は、ホツトメルト等の接着
方法がとられており接着をはがすことは容易であ
り、また陳列用トレイに変形する際、のり代5と
頂壁7とが接着されていてもこれを必ずしもはが
す必要はなく、前面壁3の上半分の部分を頂壁7
の裏面に折返すこともでき、同じようにして、上
側面板11を頂壁7の裏面に折返すこともでき
(第8図参照)2種類のデイスプレイ形態に変形
できるものである。
また、切離手段としては、カツトテープ14の
ほかに、ミシン目等の切刃を用いてもよい。頂壁
7には、表面に商品用広告文、絵等を印刷してお
き、陳列トレイに変形しこれを二つ折りにして起
立させた際この広告印刷が正面に向いて広告板を
兼用するようにしておくとよい。
〔効果〕
以上のように、この考案に係る包装箱は、後面
壁に連なる頂壁を二つ折りすると広告板用突出部
が形成される陳列用トレイに変更可能としたもの
であつて、この広告板用突出部の印刷体が同時に
封緘時頂壁の広告を兼ねており、また起立した二
つ折状頂壁即ち広告面がしつかりと固定され安定
した陳列形態が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は同上の展開図、第3図は第1図の縦断側面
図、第4図及び第5図は陳列用トレイへの変形手
順を示す説明図、第6図及び第7図は変形した陳
列用トレイを示す斜視図及び縦断側面図、第8図
は他の形態に変形した陳列用トレイを示す斜視
図、第9図は従来例を示す斜視図である。 1……底壁、3,21……前面壁、4……後面
壁、7,22……頂壁、9,23…下側面板、1
0,24……側面板、11,25……上側面板、
12……切離線、13……中折線、14,26…
…カツトテープ、17……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底壁に前面壁、後面壁及び頂壁を連設して筒状
    とすると共に頂壁及び底壁の両端縁にそれぞれ上
    側面板及び下側面板を連設し、さらに前面壁及び
    後面壁の両端縁に内側面板を連設し、上側面板と
    下側面板を内側面板に固着して箱体を形成し、前
    面壁及び前面壁に連なる内側面板にこれらを上下
    に分割する切離手段を設けてなる包装箱におい
    て、前記頂壁に、中央部より後方に向けて広告板
    用突出部を形成する切離線を設け、この切離線の
    両端から外縁に向けて頂壁を二つ折りにする中折
    線を設け、前記切離手段により前面壁及びこの前
    面壁に連なる内側面板を上下に分割し、更に上側
    面板と内側面板との固着を解き、頂壁を中折線よ
    り屈曲して後面壁上に起立させた際に屈曲した頂
    壁下端部と係合する凹部を、後面壁に連設する内
    側面板の上端に設けたことを特徴とする包装箱。
JP1985032587U 1985-03-06 1985-03-06 Expired JPH0221375Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985032587U JPH0221375Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985032587U JPH0221375Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61147713U JPS61147713U (ja) 1986-09-11
JPH0221375Y2 true JPH0221375Y2 (ja) 1990-06-08

Family

ID=30534238

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JP1985032587U Expired JPH0221375Y2 (ja) 1985-03-06 1985-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5638987Y2 (ja) * 1978-04-15 1981-09-11
JPS56113626U (ja) * 1980-01-30 1981-09-01

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