JP3309741B2 - 芳香剤などの展示用紙箱 - Google Patents

芳香剤などの展示用紙箱

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JP3309741B2 JP30919996A JP30919996A JP3309741B2 JP 3309741 B2 JP3309741 B2 JP 3309741B2 JP 30919996 A JP30919996 A JP 30919996A JP 30919996 A JP30919996 A JP 30919996A JP 3309741 B2 JP3309741 B2 JP 3309741B2
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由紀子 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香剤や化粧品や
室内装飾品など(以下芳香剤などとも言う)を挿入して
保持する偏平直方体状の台座部と芳香剤などを覆って保
持する左右側面及び天面の帯状部とから成る、店頭展示
・販売用や室内展示用の芳香剤などの展示用紙箱の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、芳香剤や化粧品や室内装飾品
などについては、例えば図3に示すような、前面板20
と底面板30と後面板40と商品挿入口52を設けた上
面台座板50と糊代片60とを、折り目線(符号がない
1点鎖線;以下同じ)を介して順に連設して、この底面
板30の左右辺に、側面帯状板70と天面板80又は天
面内板81とを、それぞれ折り目線を介して順に連設し
て、糊代片60を前面板20に貼着して、また天面板8
0に設けた差込み片aを天面内板81に設けた切込みb
に差込んで繋止する(又は天面板80を天面内板81に
貼着する)などした、芳香剤などを挿入して保持する偏
平直方体状の台座部と芳香剤などを覆って保持する左右
側面及び天面の帯状部とから成る、芳香剤などの展示用
紙箱が、店頭展示・販売用や室内展示用などに用いられ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の、図3
に示す芳香剤などの展示用紙箱については、機械的に糊
代片60を前面板20に貼着して、芳香剤などを偏平直
方体状の台座部に挿入して保持して、簡単な手作業で天
面板80に設けた差込み片aを天面内板81に設けた切
込みbに差込んで繋止するなどして、芳香剤などを左右
側面及び天面の帯状部で覆って保持して、店頭展示・販
売や室内展示などができる、工程が簡単な1枚物のブラ
ンクから成る展示用紙箱であるものの、重量がある芳香
剤や化粧品や室内装飾品などを収容した場合に、芳香剤
などの展示用紙箱の、偏平直方体状の台座部の強度と保
形性とに問題があった。
【0004】また従来の、図3に示す芳香剤などの展示
用紙箱については、後述する実施例に示すような、商品
挿入口52を設けた上面台座板50が前方に傾斜するな
どした、展示効果が優れた偏平直方体状の台座部とした
場合に、この偏平直方体状の台座部を折畳むことができ
ないために、簡単に機械的に糊代片60を前面板20に
貼着できないことが問題であって、また芳香剤や化粧品
や室内装飾品などを収容する前の、芳香剤などの展示用
紙箱が嵩張ることが問題であった。
【0005】ところで、本発明の目的は、芳香剤や化粧
品や室内装飾品などを挿入して保持する偏平直方体状の
台座部と芳香剤などを覆って保持する左右側面及び天面
の帯状部とから成る、工程が簡単な1枚物のブランクか
ら成る展示用紙箱であって、商品挿入口52を設けた上
面台座板50が前方に傾斜するなどした、展示効果が優
れた偏平直方体状の台座部を折畳むことができる、加え
て、この展示効果が優れた偏平直方体状の台座部の強度
と保形性とを改良した、店頭展示・販売用や室内展示用
の芳香剤などの展示用紙箱を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の芳香剤などの展
示用紙箱は、前面板20と底面板30と後面板40と後
面追加板10と、内側に商品挿入口52を設けた上面台
座板50とを、折り目線を介して順に連設して、前面板
20と上面台座板50の端部同士を接着し、この底面板
30の左右辺に、側面帯状板70と天面板80又は天面
内板81とを、それぞれ折り目線を介して順に連設し
て、天面板80に設けた差込み片aを天面内板81に設
けた切込みbに差込んで繋止するなどした、図3に示す
偏平直方体状の台座部と左右側面及び天面の帯状部とか
ら成り、図1に示すように、前面板20と底面板30と
後面板40との上下・前後の(図1Aでは上下の)合計
長さAと後面追加板10と上面台座板50との上下・前
後の(図1Aでは上下の)合計長さBとが等しくなるよ
うに設定して、この後面追加板10の上辺に、後面板4
0と後面追加板10との上下の合計長さCに等しい後面
内壁板11を、折り目線を介して上面台座板50の商品
挿入口52内に連設して、この後面内壁板11を折込ん
で、後面内壁板11に設けた繋止突起d・dを底面板3
0に設けた繋止孔c・cに挿入して繋止する(又は後面
内壁板11を後面板40・後面追加板10に貼着する)
などした芳香剤などの展示用紙箱である。
【0007】加えて、本発明の芳香剤などの展示用紙箱
は、図1に示す商品挿入口52を設けた上面台座板50
の前辺(図1Aでは上辺)に、図2に示すように、前面
内板21と左右辺に側面内壁板71・71を連設した底
面内板31とを、折り目線を介して順に連設して、この
前面内板21と底面内板31とを折込んで(また左右の
側面内壁板71・71を折立てて)、底面内板31に設
けた繋止突起fを後面内壁板11に設けた繋止切欠きe
に挿入して繋止する(又は前面内板21・底面内板31
を前面板20・底面板30に貼着する)などして、また
図1に示す前面板20の上辺(図1Aでは下辺)に、図
2に示すように、商品挿入口52を設けた上面台座板5
0と同形の上面台座被せ板51と糊代片60とを、折り
目線を介して順に連設して、この上面台座被せ板51を
上面台座板50に被せて、糊代片60を後面追加板10
に貼着した芳香剤などの展示用紙箱である。
【0008】本発明の芳香剤などの展示用紙箱において
は、前述した従来の、図3に示す芳香剤や化粧品や室内
装飾品などを挿入して保持する偏平直方体状の台座部と
芳香剤などを覆って保持する左右側面及び天面の帯状部
とから成る、工程が簡単な1枚物のブランクから成る展
示用紙箱において、後面板40と上面台座板50との間
に、前面板20と底面板30と後面板40との上下・前
後の合計長さAと後面追加板10と上面台座板50との
上下・前後の合計長さBとが等しくなるような後面追加
板10を、折り目線を介して連設して、この後面追加板
10の上辺に、後面板40と後面追加板10との上下の
合計長さCに等しい後面内壁板11を、折り目線を介し
て上面台座板50の商品挿入口52内に連設したことに
よって、図1B・図1Cに示すように、この後面内壁板
11を折込んで、後面内壁板11に設けた繋止突起d・
dを底面板30に設けた繋止孔c・cに挿入して繋止す
る(又は後面内壁板11を後面板40・後面追加板10
に貼着する)などして、前面板20と後面板40と左右
の側面帯状板70・70の下部とが逆台形状に傾斜した
(又は前面板20と後面板40と左右の側面帯状板70
・70とが垂直の)、また商品挿入口52を設けた上面
台座板50が前方に傾斜した(又は上面台座板50が水
平の)、展示効果が優れた偏平直方体状の台座部を折畳
むことができる、店頭展示・販売用や室内展示用の芳香
剤などの展示用紙箱を提供することができる。
【0009】すなわち、本発明の芳香剤などの展示用紙
箱においては、後面板40と上面台座板50との間に、
前面板20と底面板30と後面板40との上下・前後の
合計長さAと後面追加板10と上面台座板50との上下
・前後の合計長さBとが等しくなるような後面追加板1
0を、折り目線を介して連設したことによって、後面板
40と後面追加板10との間の折り目線と上面台座板5
0と糊代片60との間の折り目線とを山折り(印刷をし
た表面側が山になる;以下同じ)して、簡単に機械的に
糊代片60を前面板20に貼着して折畳むことができる
ものであって、また芳香剤や化粧品や室内装飾品などを
収容する前の、折畳んだ状態の芳香剤などの展示用紙箱
が嵩張ることがないものである。
【0010】また、本発明の芳香剤などの展示用紙箱に
おいては、前述した後面追加板10の上辺に、後面板4
0と後面追加板10との上下の合計長さCに等しい後面
内壁板11を、折り目線を介して上面台座板50の商品
挿入口52内に連設したことによって、この後面内壁板
11を折込んで、後面内壁板11に設けた繋止突起d・
dを底面板30に設けた繋止孔c・cに挿入して繋止す
るなどして、折畳んだ状態の芳香剤などの展示用紙箱
の、後面板40と後面追加板10との間の山折りした折
り目線を開いて、この折り目線の折り癖を矯正できるも
のであって、前面板20と後面板40と左右の側面帯状
板70・70の下部とが逆台形状に傾斜した、また商品
挿入口52を設けた上面台座板50が前方に傾斜した、
展示効果が優れた偏平直方体状の台座部を、良好な状態
に確実に保形できるものである。
【0011】加えて、本発明の芳香剤などの展示用紙箱
においては、図1に示す商品挿入口52を設けた上面台
座板50の前辺に、糊代片60に替えて、前面内板21
と左右辺に側面内壁板71・71を連設した底面内板3
1とを、折り目線を介して順に連設したことによって、
図2B・図2Cに示すように、この前面内板21と底面
内板31とを折込んで(また左右の側面内壁板71・7
1を折立てて)、底面内板31に設けた繋止突起fを後
面内壁板11に設けた繋止切欠きeに挿入して繋止する
(又は前面内板21・底面内板31を前面板20・底面
板30に貼着する)などして、また図1に示す前面板2
0の上辺に、商品挿入口52を設けた上面台座板50と
同形の上面台座被せ板51と糊代片60とを、折り目線
を介して順に連設したことによって、図2B・図2Cに
示すように、この上面台座被せ板51を上面台座板50
に被せて、糊代片60を後面追加板10に貼着して、前
面板20と後面板40と左右の側面帯状板70・70の
下部とが逆台形状に傾斜した、またそれぞれ商品挿入口
52を設けた上面台座被せ板51と上面台座板50とが
前方に傾斜した、展示効果が優れた偏平直方体状の台座
部の強度と保形性とを改良した、店頭展示・販売用や室
内展示用の芳香剤などの展示用紙箱を提供することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の芳香剤などの展示用紙箱
については、後述する実施例に示すように、表面に美麗
な印刷をした適宜の板紙を用いて、打抜型を用いた通常
の打抜工程で、工程が簡単な1枚物の芳香剤などの展示
用紙箱のブランクを作製して、機械的に糊代片60を前
面板20などに貼着して、簡単な手作業で、前面板20
と後面板40と左右の側面帯状板70・70の下部とが
逆台形状に傾斜した、また商品挿入口52を設けた上面
台座板50などが前方に傾斜した、展示効果が優れた偏
平直方体状の台座部を形成できる、工程が簡単で作製費
用が廉価な芳香剤などの展示用紙箱を提供することがで
きる。
【0013】
【実施例】
<実施例1>図1Aは、本発明の実施例1における、芳
香剤などの展示用紙箱のブランクの平面図であって、ま
た図1Bは、芳香剤などの展示用紙箱の斜視図であっ
て、さらに図1Cは、芳香剤などの展示用紙箱の断面図
である。
【0014】すなわち、逆台形状(図1Aでは台形状)
の前面板20と、後部(図1Aでは上部)に繋止孔c・
cを設けた底面板30と、逆台形状の後面板40と、前
面板20と底面板30と後面板40との上下・前後の
(図1Aでは上下の)合計長さAと後面追加板10と上
面台座板50との上下・前後の(図1Aでは上下の)合
計長さBとが等しくなるような後面追加板10と、商品
挿入口52を設けた上面台座板50と、糊代片60と
を、折り目線を介して順に連設して、この後面追加板1
0の上辺に、後面板40と後面追加板10との上下の合
計長さCに等しい、下辺(図1Aでは上辺)に繋止突起
d・dと繋止切欠きeとを設けた後面内壁板11を、折
り目線を介して上面台座板50の商品挿入口52内に連
設して、また底面板30の左右辺に、下部が逆台形状
(図1Aでは右部又は左部が横台形状)の側面帯状板7
0と、差込み片aを設けた天面板80又は切込みbを設
けた天面内板81とを、それぞれ折り目線を介して順に
連設した、図1Aに示す芳香剤などの展示用紙箱のブラ
ンクであって、表面に美麗な印刷をした400g/m2
の裏白コートボール紙を用いて、打抜型を用いた通常の
打抜工程で、底面板30の縦・横が64×60mmで側
面帯状板70の高さが140mmの、本発明の実施例1
における、工程が簡単な1枚物の芳香剤などの展示用紙
箱のブランクを作製した。
【0015】次に、図1Aに示す芳香剤などの展示用紙
箱のブランクの、全ての符号がない1点鎖線で示す折り
目線を山折りして、機械的に糊代片60を前面板20に
貼着して、簡単な手作業で後面内壁板11を折込んで、
後面内壁板11に設けた繋止突起d・dを底面板30に
設けた繋止孔c・cに挿入して繋止した後に、通常のプ
ラスチック容器入りの液体芳香剤を、上面台座板50の
商品挿入口52に挿入して、左右の側面帯状板70・7
0を折立てて、天面板80に設けた差込み片aを天面内
板81に設けた切込みbに差込んで繋止して、図1B・
図1Cに示すように、前面板20と後面板40と左右の
側面帯状板70・70の下部とが逆台形状に傾斜した、
また商品挿入口52を設けた上面台座板50が前方に傾
斜した、本発明の実施例1における、展示効果が優れた
偏平直方体状の台座部を形成した芳香剤などの展示用紙
箱を作製した。
【0016】本実施例の芳香剤などの展示用紙箱におい
ては、後面板40と上面台座板50との間に、前面板2
0と底面板30と後面板40との上下・前後の合計長さ
Aと後面追加板10と上面台座板50との上下・前後の
合計長さBとが等しくなるような後面追加板10を、折
り目線を介して連設したことによって、後面板40と後
面追加板10との間の折り目線と上面台座板50と糊代
片60との間の折り目線とを山折りして、簡単に機械的
に糊代片60を前面板20に貼着して折畳むことができ
るものであって、また通常のプラスチック容器入りの液
体芳香剤を収容する前の、折畳んだ状態の芳香剤などの
展示用紙箱が嵩張ることがないものである。
【0017】また、本実施例の芳香剤などの展示用紙箱
においては、前述した後面追加板10の上辺に、後面板
40と後面追加板10との上下の合計長さCに等しい後
面内壁板11を、折り目線を介して上面台座板50の商
品挿入口52内に連設したことによって、この後面内壁
板11を折込んで、後面内壁板11に設けた繋止突起d
・dを底面板30に設けた繋止孔c・cに挿入して繋止
して、折畳んだ状態の芳香剤などの展示用紙箱の、後面
板40と後面追加板10との間の山折りした折り目線を
開いて、この折り目線の折り癖を矯正できるものであっ
て、前面板20と後面板40と左右の側面帯状板70・
70の下部とが逆台形状に傾斜した、また商品挿入口5
2を設けた上面台座板50が前方に傾斜した、展示効果
が優れた偏平直方体状の台座部を、良好な状態に確実に
保形できるものである。
【0018】<実施例2>図2Aは、本発明の実施例2
における、芳香剤などの展示用紙箱のブランクの平面図
であって、また図2Bは、芳香剤などの展示用紙箱の斜
視図であって、さらに図2Cは、芳香剤などの展示用紙
箱の断面図である。
【0019】すなわち、前述した実施例1の、図1Aに
示す芳香剤などの展示用紙箱のブランクの、商品挿入口
52を設けた上面台座板50の前辺(図1A・図2Aで
は上辺)に、糊代片60に替えて、逆台形状(図2Aで
は台形状)の前面内板21と、左右辺に傾斜辺を有する
側面内壁板71・71を連設した、後辺(図2Aでは上
辺)に繋止突起fを設けた底面内板31とを、折り目線
を介して順に連設して、また前面板20の上辺(図1A
・図2Aでは下辺)に、商品挿入口52を設けた上面台
座板50と同形の上面台座被せ板51と、糊代片60と
を、折り目線を介して順に連設した、図2Aに示す芳香
剤などの展示用紙箱のブランクであって、実施例1と同
様に、表面に美麗な印刷をした400g/m2の裏白コ
ートボール紙を用いて、打抜型を用いた通常の打抜工程
で、底面板30の縦・横が64×60mmで側面帯状板
70の高さが140mmの、本発明の実施例2におけ
る、工程が簡単な1枚物の芳香剤などの展示用紙箱のブ
ランクを作製した。
【0020】次に、図2Aに示す芳香剤などの展示用紙
箱のブランクの、全ての符号がない1点鎖線で示す折り
目線を山折りして、前面内板21と底面内板31とを折
込んで、また上面台座被せ板51を上面台座板50に被
せて、機械的に糊代片60を後面追加板10に貼着し
て、簡単な手作業で後面内壁板11を折込んで、後面内
壁板11に設けた繋止突起d・dを底面板30に設けた
繋止孔c・cに挿入して繋止して、また底面内板31に
設けた繋止突起fを後面内壁板11に設けた繋止切欠き
eに挿入して繋止した後に、通常のプラスチック容器入
りの液体芳香剤を、上面台座被せ板51と上面台座板5
0とのそれぞれの商品挿入口52に挿入して、左右の側
面内壁板71・71と左右の側面帯状板70・70とを
折立てて、実施例1と同様に、天面板80に設けた差込
み片aを天面内板81に設けた切込みbに差込んで繋止
して、図2B・図2Cに示すように、前面板20と後面
板40と左右の側面帯状板70・70の下部とが逆台形
状に傾斜した、またそれぞれ商品挿入口52を設けた上
面台座被せ板51と上面台座板50とが前方に傾斜し
た、本発明の実施例2における、展示効果が優れた偏平
直方体状の台座部の強度と保形性とを改良した芳香剤な
どの展示用紙箱を作製した。
【0021】本実施例の芳香剤などの展示用紙箱におい
ては、商品挿入口52を設けた上面台座板50の前辺
に、糊代片60に替えて、逆台形状の前面内板21と左
右辺に傾斜辺を有する側面内壁板71・71を連設した
底面内板31とを、折り目線を介して順に連設したこと
によって、この前面内板21と底面内板31とを折込ん
で、また左右の側面内壁板71・71を折立てて、底面
内板31に設けた繋止突起fを後面内壁板11に設けた
繋止切欠きeに挿入して繋止して、前面板20と底面板
30と(後面板40・後面追加板10と)左右の側面帯
状板70・70の下部とを、二重構造にして強化したも
のであって、また前面板20の上辺に、商品挿入口52
を設けた上面台座板50と同形の上面台座被せ板51と
糊代片60とを、折り目線を介して順に連設したことに
よって、この上面台座被せ板51を上面台座板50に被
せて、二重構造にして強化したものである。
【0022】
【発明の効果】以上、作用及び実施例に示すとおり、本
発明の芳香剤などの展示用紙箱においては、芳香剤や化
粧品や室内装飾品などを挿入して保持する偏平直方体状
の台座部と芳香剤などを覆って保持する左右側面及び天
面の帯状部とから成る、工程が簡単な1枚物のブランク
から成る展示用紙箱であって、前面板と後面板と左右の
側面帯状板の下部とが逆台形状に傾斜した、また商品挿
入口を設けた上面台座板などが前方に傾斜した、展示効
果が優れた偏平直方体状の台座部を折畳むことができ
る、加えて、この展示効果が優れた偏平直方体状の台座
部の強度と保形性とを改良した、店頭展示・販売用や室
内展示用の芳香剤などの展示用紙箱を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における、図1Aは、芳香剤
などの展示用紙箱のブランクの平面図であって、また図
1Bは、芳香剤などの展示用紙箱の斜視図であって、さ
らに図1Cは、芳香剤などの展示用紙箱の断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例2における、図2Aは、芳香剤
などの展示用紙箱のブランクの平面図であって、また図
2Bは、芳香剤などの展示用紙箱の斜視図であって、さ
らに図2Cは、芳香剤などの展示用紙箱の断面図であ
る。
【図3】従来の、図3Aは、芳香剤などの展示用紙箱の
ブランクの平面図であって、また図3Bは、芳香剤など
の展示用紙箱の斜視図である。
【符号の説明】
10 …後面追加板 11 …後面内壁板 20 …前面板 21 …前面内板 30 …底面板 31 …底面内板 40 …後面板 50 …上面台座板 51 …上面台座被せ板 52 …商品挿入口 60 …糊代片 70 …側面帯状板 71 …側面内壁板 80 …天面板 81 …天面内板 A …前面板20と底面板30と後面板40との上
下・前後の合計長さ B …後面追加板10と上面台座板50との上下・
前後の合計長さ C …後面板40と後面追加板10との上下の合計
長さ a …差込み片 b …切込み c …繋止孔 d・f …繋止突起 e …繋止切欠き
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 5/52 A61L 9/12 B65D 85/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面板20と底面板30と後面板40と後
    面追加板10と、内側に商品挿入口52を設けた上面台
    座板50とを、折り目線を介して順に連設して、前面板
    20と上面台座板50の端部同士を接着し、この底面板
    30の左右辺に、側面帯状板70と天面板80又は天面
    内板81とを、それぞれ折り目線を介して順に連設し
    て、天面板80に設けた差込み片aを天面内板81に設
    けた切込みbに差込んで繋止した、偏平直方体状の台座
    部と左右側面及び天面の帯状部とから成り、前面板20
    と底面板30と後面板40との上下・前後の合計長さA
    と後面追加板10と上面台座板50との上下・前後の合
    計長さBとが等しくなるように設定し、前記後面追加板
    10の上辺に、後面板40と後面追加板10との上下の
    合計長さCに等しい後面内壁板11を、折り目線を介し
    て上面台座板50の商品挿入口52内に連設して、この
    後面内壁板11を折込んで、後面内壁板11に設けた繋
    止突起d・dを底面板30に設けた繋止孔c・cに挿入
    して繋止したことを特徴とする芳香剤などの展示用紙
    箱。
  2. 【請求項2】前記の商品挿入口52を設けた上面台座板
    50の前辺に、前面内板21と左右辺に側面内壁板71
    ・71を連設した底面内板31とを、折り目線を介して
    順に連設して、この前面内板21と底面内板31とを折
    込んで、底面内板31に設けた繋止突起fを後面内壁板
    11に設けた繋止切欠きeに挿入して繋止し、また前記
    の前面板20の上辺に、商品挿入口52を設けた上面台
    座板50と同形の上面台座被せ板51と糊代片60と
    を、折り目線を介して順に連設して、この上面台座被せ
    板51を上面台座板50に被せて、糊代片60を後面追
    加板10に貼着したことを特徴とする、請求項1に記載
    の芳香剤などの展示用紙箱。
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