JPH0221317Y2 - - Google Patents

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JPH0221317Y2
JPH0221317Y2 JP2870185U JP2870185U JPH0221317Y2 JP H0221317 Y2 JPH0221317 Y2 JP H0221317Y2 JP 2870185 U JP2870185 U JP 2870185U JP 2870185 U JP2870185 U JP 2870185U JP H0221317 Y2 JPH0221317 Y2 JP H0221317Y2
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lens
bulb
light
reflector
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  • Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は自動車用読書灯に関するものである。
<従来の技術> 従来の自動車用読書灯としては、ルームランプ
にスポツトランプを付加したものがあつた。この
ものは、照射方向は自由に変られても照射範囲が
一定であるため、予め広い範囲を照射できるよう
に設計されている。その為に、読書灯の光がルー
ムミラーに入つて後方視界を妨げたり、車内が明
るくなり過ぎたりして、安全運転上支障をもたら
す欠点があつた。
そこで、照射範囲を自由に可変できるようにす
るべく、第5図に示す如き楕円反射鏡イと絞りロ
及びレンズハとからなる光学系のランプが提案さ
れたが、このランプでは奥行が深くなつてしまい
限られたスペースしかない自動車内に設置するこ
とが困難であると共に、照射範囲の縮少に伴なつ
て光量が著しく低下するので実用上問題がある。
そこで、放物面反射鏡を使用し、その焦点とバ
ルブの位置を相対的に光軸方向へ移動させること
により照射範囲を可変できるようにしたランプが
提案された。このランプは前記楕円反射鏡を用い
た光学系のランプより奥行が小さくて済み、設置
スペースの自由度は向上するが、照射範囲を拡げ
ると第1図aに示す如く中心部分aが少し暗く
なる中ボケ現象が発生する欠点がある。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案はこの様な従来の欠点に鑑みてなされた
ものであり、照射範囲を自由に可変できることは
勿論、奥行が小さくて済み狭いスペースにも設置
できると共に、照射範囲を広くさせても所謂中ボ
ケ現象が生じることがなく、しかもシヤープな配
光パターンが得られる自動車用読書灯を提供せん
とするものである。
<問題点を解決するための手段> 係る目的を達成する本考案自動車用読書灯は、
灯体内に反射鏡とバルブを設置すると共に、反射
鏡の前方にレンズを設置して構成される自動車用
読書灯において、前記反射鏡の反射面を回転放物
面状に形成すると共に該反射鏡の焦点位置を前記
バルブに対して光軸方向へ移動可能となし、且つ
前記バルブとレンズとの間に当該バルブの直射光
を遮るシエードを設置し、前記レンズを多数の凹
レンズ素子を集合配列せしめて構成すると共に上
記各凹レンズ素子の拡散角を中心に位置するもの
から周辺に位置するものに従つて徐々に大きく形
成した事を特徴としたものである。
<作用> 放物面反射鏡の焦点位置にバルブが位置した場
合には比較的照射範囲の狭いスポツト光となり、
反射鏡の焦点位置がバルブに対して光軸方向へず
れるに従つて照射範囲が拡がる。この時、反射鏡
による反射光はレンズによつてコントロールさ
れ、詳しくはレンズを構成する各凹レンズ素子を
通過する反射光は上下左右対称に拡散されるか
ら、その配光パターンは凹レンズ素子の正面形状
とほぼ相似形となり、この凹レンズ素子の集合体
であるレンズの配光パターンはレンズの外形形状
と各凹レンズ素子の正面形状とが合成された配光
パターンとなり、所謂中ボケ現象は発生すること
がない。この際、各凹レンズ素子の拡散角が中心
から周辺に位置するものに従つて徐々に大きいの
で照射範囲全体に渉つてシヤープな配光パターン
となる。また、バルブの直射光はシエードによつ
て遮られ、その結果照射範囲全体に渉つて均等な
光量で照明することが出来るようになる。
<実施例> 以下、本考案実施の一例を図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案読書灯の光学系とその配光パタ
ーンを説明するための模式図であり、は反射鏡
1の焦点位置Fにバルブ3が在る状態を示し、
aはレンズ2がない場合の配光パターンであり、
bはレンズ2が在る場合の配光パターンであ
る。そして、は反射鏡1の焦点位置Fからバル
ブ3がずれた状態(即ち、照射範囲を拡げた状
態)を示し、aはレンズ2がない場合の配光パ
ターン、bはレンズ2を設置した場合の配光パ
ターンである。
反射鏡1は金属材又は合成樹脂材を用いてその
反射面を回転放物面状に形成し、図示していない
灯体内にバルブ3及びシエード4と共に設置し、
前面にレンズ2を設置して読書灯を構成するもの
である。そして、この読書灯は従来と同様その照
射方向を自由に可変できるように車体側に適宜な
手段で取付けられる。そして、この反射鏡1の焦
点位置Fをバルブ3に対して光軸方向へ移動可能
ならしめる。即ち、バルブ3を固定しておいて反
射鏡1を光軸方向へ移動可能に構成するか、或い
は反射鏡1を固定しておいてバルブ3を光軸方向
へ移動可能に構成するものである。尚、反射鏡1
の焦点位置Fをバルブ3に対して光軸方向へ移動
可能にする構成手段としては、公知の適宜な手段
を採用し得ることは理解されるべきである。
レンズ2は、照射範囲を拡げた時、即ち反射鏡
1の焦点位置Fがバルブ3から光軸方向へずれた
時、反射鏡1からの反射光yをコントロールして
所謂中ボケのない適正な配光パターンを得るため
のものであり、多数の凹レンズ素子2a,2b…
を規則的に集合配列して構成し、その外形形状を
円形状に形成してなり、反射鏡1の前面に固着さ
れる。このレンズ2を構成する各凹レンズ素子2
a,2b…はその拡散角をレンズの中心に位置す
るものから周辺に位置するものに従つて徐々に大
きく形成するものである。即ち、例えば第4図に
示す如く反射鏡1の前面に中心部から周辺部に渉
つてピンホールA,B,Cを形成した遮光膜を設
置した場合、バルブ3から照射される光は厳密に
は点でないため、反射鏡1からの反射光(配光パ
ターン)も反射鏡の各部によつて異なる結果、各
ピンホールからの配光パターンは第4図aに示す
如く中心部に近いピンホールAからの配光パター
ンP1ほど大きく拡がり、周辺部に近いピンホー
ルCからの配光パターンP3ほど小さくなるので、
レンズ2の中心に位置する凹レンズ素子2aの拡
散角は小さく、レンズ2の周辺に位置する凹レン
ズ素子2b…2nほど拡散角を大きく形成して、
全体の配光パターンがよりシヤープになるように
するものである。又、各凹レンズ素子2a,2b
…2nの正面形状は、四角形状でも六角形状でも
円形状でも、或いは第2図に示す如く放射状扇形
状など、種々の形状が考えられ、これら同形の凹
レンズ素子を多数規則的に集合配列させてレンズ
2を構成するものである。各凹レンズ素子2a,
2b…はそれ自体で所定の配光パターンを有し、
その配光パターンは凹レンズ素子2a,2b…の
正面形状とほぼ相似形となり、レンズ2全体では
レンズ2の外形形状と各凹レンズ素子2a,2b
…の正面形状とを合成した配光パターンとなる。
シエード4はバルブ3の直射光Xが前方へ照射
されるのを遮るものであり、略円筒形状に形成
し、その外表面に艶消し黒色塗料を塗布し、バル
ブ3とレンズ2との間に位置させてレンズ2又は
灯体乃至はバルブのソケツト部に固着する。
而して、放物面反射鏡1の焦点位置Fにバルブ
3が位置した場合には、第1図に示す如く反射
光yは全て平行光となつてレンズ2を通過し、そ
の際レンズの各凹レンズ素子2a,2b…の拡散
角に見合つた角度に拡散されて、第1図bに示
す如く比較的照射範囲の狭いレンズ2の外形形状
(円形)と各凹レンズ素子2a,2b…の正面形
状(扇形)との合成されたスポツト光となる。そ
して、反射鏡1の焦点位置Fがバルブ3に対し光
軸方向へずれるに従つて反射光yは第1図に示
す如く中央方向へ傾斜して照射範囲を広くする
が、レンズの各凹レンズ素子2a,2b…でコン
トロールされて、第2図bに示す如く各凹レン
ズ素子2a,2b…の正面形状(扇形)とレンズ
2の外形形状(円形)との合成された相似形の配
光パターンが得られ、中ボケ現象が発生すること
なく照射範囲を自由に可変することが出来るよう
になると同時に、各凹レンズ素子2a,2b…の
配光パターンが相互に重なり合つて全体としてシ
ヤープな配光パターンとなる。
<考案の効果> 本考案自動車用読書灯は斯様に構成したので、
照射範囲を自由に可変することが出来ると共に、
照射範囲を拡げても所謂中ボケ現象は発生するこ
とがなく、しかもシヤープな配光パターンが得ら
れるようになる。。
しかも、バルブの直射光xはシエードによつて
遮られている為に、直射光の影響を排除でき、そ
の結果照射範囲全体に渉つてほぼ均等な光量が得
られると同時に、照射範囲を拡げた時にも変らな
い明るさを維持することが出来るようになる。
又、放物面反射鏡と凹レンズ素子を多数集合さ
せて構成したレンズを使用したので、奥行が小さ
くて済み、狭いスペースにも楽に設置することが
出来るようになる。
よつて、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例に係る光学系とその配光
パターンを説明するための模式図、第2図は本案
レンズの実施の一例を示す正面図、第3図は第2
図の3−3線断面図、第4図は配光パターンを説
明するための模式図、第4図aはその配光パター
ン、第5図は従来例を示す模式図である。 図中、1は反射鏡、2はレンズ、2a,2b…
2nは凹レンズ素子、3はバルブ、4はシエー
ド、Fは反射鏡の焦点位置、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 灯体内に反射鏡とバルブを設置すると共に、反
    射鏡の前方にレンズを設置して構成される自動車
    用読書灯において、前記反射鏡の反射面を回転放
    物面状に形成すると共に該反射鏡の焦点位置を前
    記バルブに対して光軸方向へ移動可能となし、且
    つ前記バルブとレンズとの間に当該バルブの直射
    光を遮るシエードを設置し、前記レンズを多数の
    凹レンズ素子を集合配列せしめて構成すると共に
    上記各凹レンズ素子の拡散角を中心に位置するも
    のから周辺に位置するものに従つて徐々に大きく
    形成した事を特徴とする自動車用読書灯。
JP2870185U 1985-02-27 1985-02-27 Expired JPH0221317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2870185U JPH0221317Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2870185U JPH0221317Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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Publication Number Publication Date
JPS61143940U JPS61143940U (ja) 1986-09-05
JPH0221317Y2 true JPH0221317Y2 (ja) 1990-06-08

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ID=30526826

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JP2870185U Expired JPH0221317Y2 (ja) 1985-02-27 1985-02-27

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KR100990365B1 (ko) 2008-08-27 2010-10-29 쌍용자동차 주식회사 자동차용 독서등

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Publication number Publication date
JPS61143940U (ja) 1986-09-05

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