JPH02212230A

JPH02212230A - 車両の補助アクセル装置

Info

Publication number: JPH02212230A
Application number: JP3116389A
Authority: JP
Inventors: Shuichi Nagumo; 修一南雲
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1989-02-13
Filing date: 1989-02-13
Publication date: 1990-08-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、低出力エンジンを備えた超小型自動車等に設
けられる補助アクセル装置に関する。

（従来の技術）例えば、低出力エンジンを備えた超小型車両においては
、エンジン出力か小さいため、悪路や登板路における走
行に際して自走不可能になる虞がある。

そこで、フートアクセルペダルに連繋された手動アクセ
ルレバ−を含んで構成される補助アクセル装置をハンド
ル周辺の車体（例えば、インストルメントパネル）に設
け、車両が自走不可能となった際には、ドライバーが車
外からこの補助アクセル装置によってアクセル装置をす
ることができるようにする旨の提案がなされている（実
開昭５８−４４２４号公報参照）。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記提案に係る補助アクセル装置はハン
ドル周辺の車体に固設されているため、これの使用時に
は、ドライバーは常に車両の側方から該補助アクセル装
置を装置しながら車両を押したりする作業を行なわねば
ならず、場合によっては非常に作業性が悪く、車両に十
分な力を加えることができないという問題がある。

又、補助アクセル装置はこれの不使用時でもハンドル周
辺の車体に常設されているため、これがドライバーの通
常の運転装置を害するという問題もあった。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的と
する処は、使用時には作業性の良い任意の場所に設置す
ることかでき、不使用時には車体の一部に格納すること
かできてドライバーの運転装置を害することのない車両
の補助アクセル装置を提供するにある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成すべく本発明は１手動アクセルレバーを
含んで構成される補助アクセル装置を、適当な長さを有
する連結部材にてエンジン出力調整部に連結するととも
に、不使用時には該補助アクセル装置を車体の一部に格
納することができるようにしたことを特徴とする。

（作用）本発明によれば、補助アクセル装置は適当な長さを有す
る連結部材にてエンジン出力調整部に連結されているた
め、車両か自走不能状態に陥った際には、該補助アクセ
ル装置を格納場所から取り出してこれを最も作業性の良
い場所に設置することか可能となる。又、補助アクセル
装置は不使用時には車体の一部に格納されるため、これ
がドライバーの通常の運転装置を阻害することはない。

（実施例）以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明に係る補助アクセル装置を備える小型車
両の側面図、第２図は同補助アクセル装置の格納状態を
示す第１図の矢視Ａ方向の図、第３図は同補助アクセル
装置使用時の取付構造を示す斜視図、第４図は補助アク
セル装置の側面図、第５図はターミナルボックスの断面
図、第６図はパーキングブレーキ部の一部を破断した側
面図である。

第１図に示す小型車両ｌは低出力のエンジン（図示せず
）を搭載するものであって、これの車体の前・後部は左
右の前輪２．２、後輪３．３によって支持されている。

この車両ｌのシート４前方位置のドライバー足元部には
、フートアクセルペダル５が軸５Ｑによって回動自在に
枢着されて設けられており、該フートアクセルペダル５
の近傍には、第２図に示すように本発明に係る補助アク
セル装置！Ｉ６を空間Ｓ内に格納すべき収納ボックス７
が設置されている。

上記フートアクセルペダル５の上端部はターミナルボッ
クス８の一端から導出するワイヤー９の端部が連結され
ており、ターミナルボックス８の他端から導出するワイ
ヤーｌＯの端部は不図示のキャブレタのスロットル部に
接続されている。

又、前記補助アクセル装置６は、適当な長さを有する２
本のケーブル１１．１２（第４図に示すワイヤー１３．
１４）を介して前記ターミナルボックス８．シート４の
側方に設けられたパーキングブレーキ１５にそれぞれ連
結されており、補助アクセル装置６の不使用時には該補
助アクセル装置６は第２図に示すように収納ボックス７
の空間Ｓ内に格納され、ケーブル１１．１２は空間Ｓ内
のり−ル１６に巻回されている。尚、第１図中、１７は
ステアリングハンドル、１８は前・後進切換レバー、１
９はチェンジレバ−１２０はリヤキャリアである。

ここで、補助アクセル装置６の構成の詳細な第４図に基
づいて説明するに、同図において２１はドライバーが把
持すべきグリップであって、該グリップ２１の表面には
ローレット加工が施されており、これには手動アクセル
レバ−２２とパーキングブレーキストッパ解除レバー２
３がビン２４．２５にて回動自在に取り付けられている
。

そして、手動アクセルレバ−２２には、グリップ２１に
突設されたピン２６に掛けられた前記ワイヤー１３の端
部が連結されている。

又、グリップ２１の上部には、その中間部をビン２フに
て枢着されたレバー２８が設けられており、該レバー２
８はスプリング２９にて一方向に付勢されている。そし
て、レバー２８の一端には前記ワイヤー１４の端部が結
着され、他端はロット３０を介して前記解除レバー２３
に連結されている。尚、グリップ２１の下端には円弧断
面を有する結合部材３１が直角に結着されている。

次に、前記ターミナルボックス８内の構成を第５図に基
づいて説明するに、該ターミナルボックス８のシリンダ
３２内にはピストン部材３３が摺動自在に嵌装されてお
り、該ピストン部材３３には前記ワイヤーｌＯの端部が
結着されている。

又、このピストン部材３３には前記ワイヤー９゜１３が
挿通しており、これらワイヤー９，１３の端部には係止
部材３４．３５が結着されている。

又、前記パーキングブレーキ１５の構成を第６図に基づ
いて説明するに、同図中、３６はブレーキレバーであっ
て、該ブレーキレバー３６を軸３７を中心に図示実線位
置から鎖線位置まで回動せしめれば、当該パーキングブ
レーキ１５が作動状態となる。そして、車体フレーム３
８に立設されたブラケット３９に固定された円筒状のロ
ッドガイド４０にはロット４１が摺動自在に挿通してお
り、該ロッド４１の上端部は前記ブレーキレバー３６の
中間部に突設されたピン４２に長孔係合している。又、
このロット４１の中間部にはストッパ部材４３が結着さ
れており、該ストッパ部材４３と前記ロッドガイド４０
の外周に螺着されたスプリングシート４４との間にはス
プリング４５が縮装されている。

更に、上記ブラケット３９にはレバー４６の下端が軸４
７にて回動自在に枢着されており、該レバー４６の中間
部には前記ワイヤー１４の端部が連結されている。又、
このレバー４６の上端部にはストッパ４７が軸４８にて
連結されており、第６図に実線にて示す状！！ｉ（パー
キングブレーキ１５の非作動状態）では、ストッパ４７
は図示のように前記ストッパ部材４３に形成された溝４
３ａに係合して該ストッパ部材４３及びロット４１の移
動を阻止している。

而して、車両１の通常の走行状態においては、当該補助
アクセル装置６は収納ボックス７内に格納されており、
該補助アクセル装Ｍ６かドライバーの運転装置を害する
ことがない、この通常運転時のアクセル装置はフートア
クセルペダル５によってなされるが、ドライバーが足て
該フートペダル５を踏めば、これは第１図中、鎖線にて
示すように軸５０を中心に図示矢印方向に回動し、この
回動によってワイヤー９が矢印方向に引かれる。

このワイヤー９が引かれると、第５図に示すように、タ
ーミナルボックス８内のピストン部材３３が鎖線位置か
ら実線位置に移動し、この移動量だけワイヤーｌＯが引
かれてキャブレタのスロットル部が開かれ、エンジン出
力の調整がなされる。

尚、このフートアクセルペダル５を装置しても。

第６図に鎖線にて示すようにターミナルボックス８内で
はワイヤー１３は不動であって、フートアクセルペダル
５の装置は補助アクセル装Ｍ６の装置とは独立になされ
１両者は連動しない。

ところで、該車両ｌは前述のように低出力エンジンを搭
載しているため、悪路や登板路において自走不能状態と
なる場合があり、斯かる場合には、収納ボックス７内か
ら補助アクセル装置６を取り出し、ケーブル１１．１２
をリール１６から引き出して補助アクセル装Ｍ６を第１
図に鎖線にて示すようにリヤキャリア２０に取り付けれ
ば、ドライバーは車両ｌから降りて、この補助アクセル
装置６を装置しながら作業性の良い場所で車両ｌの後部
を押しながら該車両１を自走不能状態から脱出せしめる
ことができる。この場合の補助アクセル装ａｉ６のリヤ
キャリア２０への取付けは。

第３図に示すようにリヤキャリア２０に固着された円弧
状断面を有する取付ブラケット４９に、該補助アクセル
装置６のグリップ２１に結着された結合部材３１を図示
矢印方向に差し込むことによって容易になされる。そし
て、この補助アクセル装置６の手動アクセルレバ−２１
を手で握９てこれをピン２４を中心に第４図の矢印方向
に回せば、該アクセルレバ−２１に取り付けられたワイ
ヤー１３が図示矢印方向に引かれ、前記フートアクセル
ペダル５を装置した場合と同様にワイヤー１０が引かれ
てエンジン出力の調整がなされる。

上記装置によって車両１が走行不能状態から脱出した後
、補助アクセル装置６のストッパ解除レバー２３を押し
てこれをピン２５を中心に第４図の矢印方向に回すと、
ロット３０を介してレバー２８がピン２７を中心に図示
矢印方向に回動せしめられ、この結果、ワイヤー１４が
矢印方向に引かれる。すると、第６図に示すパーキング
ブレーキ１５におけるレバー４６が軸４７を中心に矢印
方向に回動するため、ストッパ４７の溝４３ａへの係合
か解除され、ロッド４１はスプリング４５の弾発力を受
けてブレーキレバー３６を軸３７を中心に矢印方向に鎖
線位置まで回動せしめ、この結果、パーキングブレーキ
１５は作動状態となって車両ｌの移動が完全に阻止され
る。

上記作業が終了すると、補助アクセル装置６をリヤキャ
リア２０から取り外し、ケーブル１１゜１２を収納ボッ
クス７内のり−ル１６に巻き戻し、取り外した補助アク
セル装置６を第２図に示すように収納ボックス７の空間
Ｓ内に格納すれば、ドライバーは通常の運転装置を再開
することができる。

尚、補助アクセル装置６はリアキャリア２０の左右何れ
の側にも取り付は可能であるとともに。

フロントキャリア、その他任意の部位に取り付けること
ができる。

（発明の効果）以上の説明で明らかな如く、本発明によれば。

手動アクセルレバ−を含んで構成される補助アクセル装
置を、適当な長さを有する連結部材にてエンジン出力調
整部に連結するとともに、不使用時にはこれを車体の一
部に格納することができるようにしたため、該補助アク
セル装置を作業性の良い任意の場所に設置することがで
きるとともに。

この補助アクセル装置によってドライバーの通常の運転
装置が阻害されることがないという効果か得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る補助アクセル装置を備える小型車
両の側面図、第２図は同補助アクセル装置の格納状態を
示す第１図の矢視Ａ方向の図、第３図は同補助アクセル
装置使用時の取付構造を示す斜視図、第４図は補助アク
セル装置の側面図、第５図はターミナルボックスの断面
図、第６図はパーキングブレーキ部の一部を破断した側
面図である。ｌ・・・車両、５・・・フートアクセルペダル、６・・
・補助アクセル装置、７・・・収納ボックス、１Ｏ８１
３，１４・・・ワイヤー（連結部材）、２２・・・手動
アクセルレバ−

Claims

【特許請求の範囲】

手動アクセルレバーを含んで構成される補助アクセル装
置であって、適当な長さを有する連結部材にてエンジン
出力調整部に連結されるとともに、不使用時にはこれを
車体の一部に格納することができる車両の補助アクセル
装置。