JPH02212028A - 鋼帯のサイドトリミング方法 - Google Patents

鋼帯のサイドトリミング方法

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JPH02212028A
JPH02212028A JP14617488A JP14617488A JPH02212028A JP H02212028 A JPH02212028 A JP H02212028A JP 14617488 A JP14617488 A JP 14617488A JP 14617488 A JP14617488 A JP 14617488A JP H02212028 A JPH02212028 A JP H02212028A
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JP
Japan
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trimming
cutting
steel strip
face
work hardening
Prior art date
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Pending
Application number
JP14617488A
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English (en)
Inventor
Tsuyoshi Sasaki
強 佐々木
Yukio Matsuda
行雄 松田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鋼帯のサイドトリミング方法、例えば、極低
炭素鋼帯であっても切断段差や加工硬化層のないトリム
面を形成することができる鋼帯のサイドトリミング方法
に関する。
(従来の技術) 鋼帯の幅を所定の板幅に仕上げるために、サイドトリミ
ングが行われる。サイドトリミング方法には、上下一対
の回転丸刃間に鋼帯を挿入し、鋼帯端部を剪断する回転
丸刃剪断トリム法、またはバイトで削るバイト切削トリ
ム法などがある。
ところが、前記回転丸刃剪断トリム法(以下、剪断法と
記す)およびバイト切削トリム法(以下、切削法き記す
)は、それぞれ次に述べるような長所と短所を有する。
即ち、剪断法では、トリム代が大きい場合には高能率で
トリムできるが、トリム代が小さくなるとブレやカエリ
を発生し易くなる。また剪断力で切断するために、加工
硬化を起こし易く破断面が荒れて、後工程の冷間圧延時
に綱帯幅端部にソーエツジが生ずることが多い。
ソーエツジとは、第5図に示すように、鋼帯の幅端部が
鋸歯状に形成されることをいい、鋼帯端面が傾斜してい
たり、端面の加工硬化が大きいと、冷間圧延時に端部が
均一に伸延されないために生じる。
一方、切削法では、トリム代が小さい場合、効率よくト
リムでき、切削面の加工硬化もなく端面形状も良好で、
圧延時にソーエツジは発生しない。
しかし、トリム代が大きいと切削面が荒れ切削速度も低
下するため、トリミング能率が低下する。
通常、熱間圧延で製造される鋼帯の場合、鋼帯幅の片側
で4〜10m−程度の幅変動が有る。このような鋼帯を
切削法でトリミングすることは実操業上困難である。
そこで、本出願人は、上記のような大きな幅変動量を有
する鋼帯のサイドトリミング方法として、特開昭58−
22618号公報において、剪断法と切削法とを併用し
たトリミング方法を提案した。
これは、連続的に供給される鋼帯のトリム代を検出し、
トリム代が設定値以上の場合には回転丸刃によって剪断
し、設定値以下の場合にはバイトにより切削を行う方法
である。
上記方法によって、幅変動量の大きい綱帯の場合でも、
歩留の低下が少なく能率よくトリミングできるようにな
った。しかしながら、この方法においても、剪断力によ
る切断部分が存在する以上、トリム面の加工硬化および
形状不良の問題は完全に解決されていない。
ところで、近時、鋼帯品種の拡大に伴って炭素含有量0
.002重量%程度の極低炭素鋼帯の需要が著しく増加
してきた。他方において、鋼帯製造工程の効率化の点か
ら高圧下圧延が実施されるようになった。
このような綱帯品質および製造工程などの変化に伴って
、従来のサイドトリミングによる方法では下記のごとき
問題が生ずるようになった。
極低炭素鋼帯を従来法によってサイドトリミングした後
、高圧下圧延を行うとソーエツジが多発する。極低炭素
鋼帯を剪断法でトリミングすると、第2図(a)に示す
ように、トリミング後の鋼帯lの端面ば剪断面Sと破断
面Cを呈し、両面は大きな切断段差dを生ずる(普通鋼
の場合は、段差dは小さい)、シかも前記剪断面Sおよ
び破断面Cは加工硬化を起こしている。このようにトリ
ミングされた鋼帯に高圧下圧延を施すと、切断段差dの
小さい普通炭素鋼の場合でもソーエツジの発生が著しい
のに、切断段差dの大きい極低炭素鋼帯においては、高
圧下圧延によりソーエツジが当然のごとく多発する。
(発明が解決しようとする諜1!fl)本発明の目的は
、従来法では適正なサイドトリミングが困難な鋼帯、例
えば、極低炭素鋼帯でも加工硬化や切断段差のないトリ
ム面を形成させることのできるサイドトリミング方法を
提供し、トリミング後の高圧下圧延でもソーエツジの発
生がなく、幅寸法精度のよい鋼帯の製造ができるように
することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、特に極低炭素鋼帯の高圧下圧延時に多発
するソーエツジの防止について種々検討を重ねた結果、 ■回転丸刃によるトリム面の切断段差は、上下刃物のク
リアランスによっても変わるが、はぼ所定の範囲(1a
m程度)に収まる。
■剪断面及び破断面の加工硬化層の厚さは薄い。
0幅変動の大きい鋼帯の場合には、先ず、回転丸刃によ
り切断段差程度のトリム代が残るように剪断トリミング
を行い、そのあと残ったトリム代を切削バイトでトリミ
ングすれば、加工硬化のない平坦なトリム面が得られる
■残余のトリム代が少ないから、切削バイトによって高
速度でトリミングできる。
等の知見を得、本発明を完成するに到った。
即ち、この発明の要旨は[鋼帯のサイドトリミング方法
であって、回転剪断丸刃により鋼帯の製品幅端部の外側
に所定幅より狭いトリム代が残るように剪断し、その後
切削バイトによって残余のトリム代を切削することを特
徴とする綱帯のサイドトリミング方法」にある。
(作用) 以下、本発明になるサイドトリミング方法について、更
に詳しく説明する。
第1図は、鋼帯の端部平面図であって、鋼帯1の幅が大
きく変動している状態を示している。このような鋼帯1
をサイドトリミングするには、まず上下一対の回転丸刃
により、綱帯の製品幅Wの端部となる位置(b線の位置
)からtだけ外側のa線の位置を剪断トリミングする。
トリム面ば第2図(a)のように切断段差dが大きく、
かつ剪断面Sおよび破断面Cとも加工硬化を起こしてい
る。
前記a締は、図示のように幅が広くなっている部分(A
部)では綱帯内に有るが、狭い部分(B部)では鋼帯か
ら外れている。
剪断トリミングの後、切削バイトによりb線の位置を切
削すれば、第2図(ロ)に示すように、剪断によって生
じた切断段差や加工硬化層が除去された端面矩形状のト
リム面が得られる。
さて、本発明においては、前記tの寸法が重要である。
切断バイトにより除去される切断段差や加工硬化層は、
このtの範囲に含まれていなければならないし、(を大
にすると歩留が低下したり、切削バイトによるトリミン
グが困難になる。
本発明者らの研究結果によれば、鋼帯鋼種、剪断丸刃物
のクリアランスに多少の差があっても、切断段差dはほ
ぼ1ma以内に収まっており、剪断面Sおよび破断面C
の加工硬化深さは、第3図に示すように極めて浅いこと
が分かった。そして、tが91以内であれば、バイト切
削装置で高速切削ができることも分かった。
以上のことから、本発明においては、前記tは11を目
安とするのが好ましい、そうれば、切削バイトにより切
断段差およびも加工硬化層とも完全に除去できる。
第4図は、本発明のサイドトリミング方法を実施するト
リミング装!の概略図である0図中矢印方向に搬送され
る鋼帯lは、まず回転丸刃2により1s+m程度以下の
トリム代を残して剪断トリミングされる。そのあと後方
に設置された切削バイト3により切断段差および加工硬
化層、或いは圧延のままの端面を有する残余のトリム代
が除去され、所定の幅を有する製品鋼帯に仕上げられる
(実施例1) 第4図に示すような直径400−の回転丸刃と直径30
0■−の回転切削バイトを備えたトリミング装置により
、炭素含有量0.002重景九0極低炭素鋼帯で、板厚
さ:3+m、長さ800m 、板幅1003〜102〇
−■の熱延鋼帯を製品幅にトリミングした。
まず回転丸刃剪断によりライン速度300蒙/鋤i口で
幅1000.5m−にトリミングし、そのあと回転切削
バイトによって製品幅の1000mmにトリミングした
トリム面は平坦で加工硬化層も完全に除去されていた。
この鋼帯を冷間高圧下圧延(圧下率95%)によって、
板厚さ0.15mmの冷延鋼帯に仕上げたが、ソーエツ
ジは全(生じておらず、板幅精度も公差内に充分に入っ
ていた。
(実施例2) 実施例1と同じ装置により、炭素含有量0.03重量%
の普通炭素鋼で、板厚さ3IIII、長さ1000m、
板幅101000=1010の熱延鋼帯(大部分の幅が
1000量−を少し越えた程度で1010snの部分は
僅かであった)をトリミングした0回転丸刃剪断により
ライン速度を400■/sinで1000.5閤−トリ
ミングし、そのあと回転切削バイトで製品幅の1000
mmにした。
トリム面の形状もよく加工硬化層もなかった。この鋼帯
を冷間で高圧下圧延(圧下率95%)をしたところ、ソ
ーエツジのない良好な鋼帯を製造できた。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明のサイドトリミング方法
によれば、普通鋼は勿論のこと、極低炭素鋼帯であって
も良好なトリム面を形成させることができるから、トリ
ミング後の高圧下圧延においてソーエツジを発生するこ
とがない、しかもトリム代が少なくてよいから歩留が向
上でき、また高速トリミングができるので、生産性が向
上するなどの優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の方法による鋼帯のトリミング状態を
説明する図、 第2図(a)は、回転丸刃剪断トリミング後の鋼帯端部
の断面図、 第2図[有])は、切削バイトトリミング後のms端部
の断面図、 第3図は、加工硬化層の硬度(ビッカース硬度)分布を
示す図、 第4図は、本発明のサイドトリミング方法を実施する装
!の1例を示す図、 である。 lは鋼帯、 2は回転丸刃、 3は切削バイト、 第 図 は剪断面、 Cは破断面、 dは切断段差、 Wは鋼帯 製品幅。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼帯のサイドトリミング方法であって、連続的に搬送さ
    れる鋼帯を回転剪断丸刃により鋼帯の製品幅端部の外側
    に所定幅より狭いトリム代が残るように剪断し、その後
    切削バイトによって残余のトリム代を切削することを特
    徴とする鋼帯のサイドトリミング方法。
JP14617488A 1988-06-14 1988-06-14 鋼帯のサイドトリミング方法 Pending JPH02212028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14617488A JPH02212028A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 鋼帯のサイドトリミング方法

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JP14617488A JPH02212028A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 鋼帯のサイドトリミング方法

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JPH02212028A true JPH02212028A (ja) 1990-08-23

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ID=15401810

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JP14617488A Pending JPH02212028A (ja) 1988-06-14 1988-06-14 鋼帯のサイドトリミング方法

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JP (1) JPH02212028A (ja)

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