JPH02212001A - 皮むき機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野Ｊ この発明は、棒又は管の黒皮をむくための皮むき機械に
関する。

［従来の技術］ 皮むき機械入口側の押し込み装置と、回転するカッタヘ
ッドと、カッタヘッドの後ろ側に設けられた棒又は管の
ための案内装置と、皮むきを完了した加工物を皮むき機
械から引き出す手段とを備え、カッタヘッドが機械台枠
に回転自在に軸受支持された中空軸の入口側端部に取り
付けられ、後ろ側案内装置が機械台枠に取り付けられカ
ッタヘッドのそばまで中空軸の中へ片持ちで突入し、後
ろ側案内装置がばね緩衝性を備えて棒に接触する個々の
案内要素を有し、後ろ側案内装置がすべての案内要素の
ための心出し装置を有し、心出し装置が緩衝要素（シリ
ンダ）を有するようになっている皮むき機械は、熱間圧
延された丸棒状材料からいわゆるみがき鋼材を製造する
ために主として用いられる。モの際丸棒状材料の円筒形
外周面が回転するカッタヘッドにより黒皮をむかれる。

棒自体は意図しない回転を防止されて軸方向にカッタヘ
ッドの中心孔を通り皮むき機械を貫通して導かれる０回
転するカッタヘッドは三つ以上の内向きのカッタを支持
し、これらのカッタが螺旋形の軌道上で棒の黒皮をむく
、この種の皮むき機械は線材、棒又は管の加工に使用さ
れる。現在−般に用いられている皮むき機械は、カッタ
ヘッド前の入口側に二つのローラ対から成るローラ式押
し込み装置と、カッタヘッドの出口側に棒の終端が皮む
きされるときに棒を回転を防ぎながら搬送するつかみ台
車とを備えて作動する。

最新の皮むき機械は、運転中に送りとカッタヘッド回転
速度と仕上げ直径とを変えることができる。

この発明に基づく皮む′！！機械の基本となる構造は、
ドイツ連邦共和国特許出願公開第３３４Ｈ１３号公報に
記載の押し込み装置と共に知られている。

その線棒はカッタヘッド後方の出口側で、中空軸内部を
後ろ側案内装置により導かれる。前記の種類の皮むき機
械における棒のための案内装置は。

ドイツ連邦共和国特許出願公開第３２４０１４８号（特
開昭５８−９３２０３）公報から知られている。後ろ側
案内装置は機械台枠に取り付けられ、回転する中空軸の
中ヘカッタヘッドのそばまで片持ちで突入する。この公
知の後ろ側案内装置は、加工物に接触する個々の緩衝ば
ね付き案内要素とすべての案内要素のための心出し装置
とを有する。心出し装置は緩衝性を有する。この公知の
後ろ側案内装置を備えた皮むき機械の場合には、皮むき
される棒を機械の中心に案内するための心出し効果が十
分に強力でないことが欠点である。

［発明が解決しようとする課題１ この発明の課題は、心出し効果と個々のばね緩衝効果と
を任意に組み合わせ個々の場合の要求に調和させること
ができるような、後ろ側案内装置を備えた皮むき機械を
提供することにある。

［課題を解決するための手段］ この課題はこの発明に基づき、それぞれの個々の案内要
素には二つの後ろ側受座が付設され、−方の受座は剛性
であり他方の受座は緩衝ばねを有し、剛性の受座が個々
の案内要素のたわみを制限することにより解決される。

［発明の効果］ この発明に基づく皮むき機械は、案内要素の特性を選択
できるという可能性を提供する。固い心出し要素と同様
に柔らかい個々の緩衝ばねを調節することができる。

［実施態様］ 請求項２に記載のこの発明の実施態様の場合には１個々
の案内要素の個々のばね緩衝性が正常時には作用しない
状態が皮むき機械の運転の際に生じる０個々の案内要素
の支持のためのばねは台又は剛性の受座に向かって圧縮
されている。まず心出し緩衝要素だけが働き、心出し緩
衝要素と共にすべての案内要素が同期してかつ同心に開
き又は閉じる。このことは皮むきされる棒の直径の僅か
な変動を考慮できることと、機械中心に対し心出しされ
る棒へのすべての案内要素の確実な接触とに役立つ、請
求項２に記載のこの発明の実施態様の特別な長所は、案
内要素により機械中心上に強制的に持って来ることがで
きない剛性の大きい僅かに曲がった棒でも十分に良好に
案内されるということである０曲がった棒は一つの案内
要素に非常に大きい負荷を与えるので、心出し調整装置
が案内要素により形成される内径を広げる。それにより
皮むきされる棒が広げられた内径の中で振動するおそれ
がある。全く又は僅かしか棒から負荷を受けない案内要
素の個々の緩衝ばねがこの振動を防止する。これらの案
内要素は個々のばね力だけにより皮むきされる曲がった
棒に接触する。この解決策により強い心出し装置の長所
が個々のばね緩衝装置の長所に結合される。

後ろ側案内装置の調節を個々の要求に調和できるように
するために、請求項３に記載のこの発明の実施態様が提
案される。

この発明はまず第１に強い心出し効果を考慮している。

このために皮むき機械は請求項４に基づき週節かつ運転
されるので、個々のばね緩衝装置は非常に剛性の大きい
曲がった棒が皮むきされる比較的まれな場合に対してだ
け、押し戻された心出し緩衝装置を補完的かつ補助的に
支援し、正常時には個々の案内要素が剛性の受座に接触
することにより作用を打ち消される。

後ろ側案内装置に対して上に述べた特徴は、同様に押し
込み装置とカッタヘッドとの間の前側案内装置にも適用
することができる。

［実施例１ 次にこの発明に基づく皮むき機械の一実施例を示す図面
により、この発明の詳細な説明する。

第１図は、皮むき機械１の中で黒皮をむかれる棒２４を
示す、皮むき機械ｌは押し込み装置２と、前側案内装置
５と、カッタヘッド２６と、後ろ側案内装置３と、出口
側つかみ台車１２とから成り、台車１２は機械台床上を
矢印２７の方向に走行できる。カッタヘッド２６は中空
軸６の入口側に配置され、中空軸６は機械台枠７の中の
軸受１７．１８に回転自在に保持されている。カッタヘ
ッド２６と中空軸６とは中空軸の運転の際に回転する。

カッタヘッド２６は複数の皮むきカッタ１５を支持し、
これらのカッタは螺旋層軌道に沿って棒２４の外周層を
皮むきする。

皮むき作業の際に、棒２４がローラ対１３を備えた前側
案内装置５と後ろ側案内装置３とによりカッタヘッド２
６及び中空軸６の回転軸線に対し相対的に心出しされ、
切削から生じる振動が減衰される。

押し込み装置２が皮むき機械ｌを貫通して棒２４を搬送
しかつ切削トルクを受は止める。押し込み装置２の２組
の押し込みローラ対の間にはイニシエータ３１が設けら
れ、これは棒の存在を検知し、制御装置２５に通知する
。棒２４自体はほとんど回転せず皮むき機械ｌを貫通し
て動く、棒２４は図示されていない方法でばらばらにさ
れて供給ローラ３２．３３上に置かれ、これらのローラ
は電動４１３４．３５により駆動され棒２４を押し込み
装置ｔ２に供給する０機械全体の制御は制御装置ｔ２５
により行われ、この制御装置は供給ローラ３２．３３の
電動機３４．３５と、押し込み装置１２のイニシエータ
３１と、カッタ保持具１４のためのサーボモータ９と、
後ろ側案内装置３と、つかみ台車１２とに接続されてい
る。押し込み装置２、前側案内装置ｔ５、カッタヘッド
２６．後ろ側案内装置３及びつかみあご１９．２０は、
棒２４の初期直径又は皮むき後の直径に合わせて調節さ
れる。

半径方向へのカッタ１５の調節はサーボモータ９により
行われ、サーボモータはカッタ保持具１４を半径方向に
支える円錐スリーブ８を軸線方向（矢印２９）へ動かし
、それによりカッタヘッド２６の貫通断面を変更する。

後ろ側案内装置３は中空軸６の中に片持ちで突入するは
め管１Ｂから成り、このはめ管のフランジ１１が機械台
枠７に固定されている。はめ管１６の短管２１は深く中
空軸６の中ヘカッタヘッド２６のそばまで片持ちで突入
する。カッタヘッド２６の出口側のそばの短管２１の入
口側端部には三つの案内要素３６．３７．３８が設けら
れ。

これらの案内要素は棒２４に直接接触して棒の心出しを
行う、第２図に示すように、案内要素３６．３７．３８
は軸４９．５０．５１で傾動可能に短管２１内に支持さ
れた傾動体として構成され、軸４９，５０．５１は軸線
方向に短管２１の壁を貫いてフランジ１１の範囲まで延
び、この範囲で軸から片持ちで突出する各−つの締め付
はアーム３９．４０．４１を介して制御リング２２によ
り操作される。制御リング２２はフランジ１１の中に回
動可能に（矢印５８）支持されている。制御リング２２
には図示のすべての締め付はアーム３９．４０．４１の
自由端が支えられている。これらの締め付はアームは軸
及び案内要素と共にそれぞれ互に同一に構成されている
。締め付はアーム３９．４０％４１、軸４９．５０．５
１及び案内要素３８．３７．３８は相互に強固に結合さ
れている。制御リング２２の回動は案内要素３６．３７
．３８の同心のかつ同期した締め込み運動をもたらす、
制御リング２２、締め付はアーム３９．４０．４１及び
軸４９．５０．５１上の案内要素３６．３７．３Ｂは心
出し装置４８を形成する。

制御リング２２の回動の際に、すべての締め付はアーム
３９．４０．４１は同時に締め付はアームに固定された
案内要素３６．３７．３８と共に傾動する。制御リング
２２は機械側のストッパ２３に向かって液圧シリンダ２
８により初期荷重を加えられる。異なる直径の棒２４を
皮むきしようとするとき、ストッパ２３は手又は制御装
置２５により調節される。それにより制御リング２２は
他の回動位置に位置決めされ、案内要素３６．３７．３
８の間の棒２４のための貫通断面が変更される。

締め付はアーム３９．４０．４１の自由端は後ろ側案内
装置３のフランジ１１にばねを介して支えられる（第４
図参照）、後ろ側案内装置３の第２図に示された配置で
は、締め付け７−ム３９．４０．４１がばね３０により
ストッパ４２．４３．４４に向かって初期荷重を加えら
れる。ばね３０はスライダ４５を介して締め付はアーム
４０を制御リング２２のストッパ４２に向かって押す、
スライダ４５の端面は締め付はアーム４０及びこのアー
ムに結合された案内要素３７のためのばね弾性を有する
第１の受座５７を形成する。それにより締め付け７−ム
４０の自由端はばね弾性を有する受座５７とストッパ４
２との間に固定されている。

ばね３０は一つ又は複数の皿ばねセットから形成される
０皿ばねの積み重ねとグループ分けとを変更することに
より、個々のばね緩衝装置の力を変更することができる
。またばね３０の初期張力はねじ栓５４により変更する
ことができる。

後ろ側案内装置３は皮むきされる棒の前端４６は対して
とりあえず狭く前調節され、後ろ側案内装置３の中へ棒
前端４６を導入する際に、すべての締め付はアーム３９
．４０．４１がｔｓ２の受座４７に接触するまで、導入
傾斜面を備えて構成された案内要素３６．３７．３８を
棒が僅かに相互に押し離す、第５図に示すように、棒２
４が導入６出しされた場合に締め付はアーム４０は剛性
の受座４７に接触する。案内要素３６．３７．３８の個
々のばね緩衝作用は抑え込まれる。締め付はアーム４０
はストッパ４２に接触せず剛性の受座４７に接触する。

著しく剛性の大きい棒５２の場合には、棒が長手方向に
見て曲がっているときに棒を十分に心出しすることがで
きないということが起きるおそれがある。後ろ側案内装
置３の力が棒５２を心出しするのに十分でないときには
、まずすべての案内要素３６．３７．３８のための心出
し装置１４Ｂが開く、シリンダ２８は制御リング２２を
ストッパ２３にもはや押し付けることはできない、第３
図に示すように、棒５２の力のもとに制御リング２２が
矢印５３の方向に回転する。後ろ側案内装置３の中での
棒５２の組み合わせられたばね弾性による支持により、
後ろ側案内装置内で棒が偏心している場合にも従って制
御リング２２が棒により戻し回された（矢印５３）とき
にも、やはりすべて９案内要素３６，３７．３８が棒５
２に接触するという結果が生じる。なぜならばばね緩衝
性を有する個々の案内要素がばね３０の力により、これ
まで通り棒５２に接触するからである０個々のばね緩衝
装置のために皿ばねを使用することにより更に振動が発
生した場合に、成る程度の減衰性が得られる。後ろ側案
内装置３の中で棒５２の配置が偏心している第３図に示
した状態の場合に案内要素３６の側面から非常に大きい
力が棒上に加えられ、この力は棒５２を中心に押し戻そ
うとし、また案内要素３７．３８により二つの小さい力
が生じ、これらの力は専ら横方向の棒の振動を防止する
役目を有する。

ばね３０又は液圧シリンダ２８の設計にあたっては、ば
ね３０による個々のばね作用が液圧シリンダ２８による
制御リング２２の心出しばね作用より弱いように設定し
なければならない。

後ろ側案内装置３を備えた皮むき機械ｌは、締め付はア
ーム３９．４０．４１が剛性の受座４７に接触するまで
、カッタヘッド２６を通って後ろ側案内装置３へ入り込
む棒前端４６が個々の案内要素を若干押し込むように作
動する。これは加工物が導入され心出しされた場合の締
め付はアーム３９．４０．４１の正常位置である。もし
後ろ側案内装！１３の調節が過小に選ばれると、後ろ側
案内装！Ｉ３は制御リング２２の回動と液圧シリンダ２
８のピストンロッド５５の押し戻しとにより過大の加工
物に僅かながら追従する。長手方向に僅かに曲がった棒
が皮むき機械を通って搬送されるとき、棒の偏心した案
内金も許容する第３図に示す状態が生じる場合もあるが
、しかしその際心出し作用は意図的に案内要素３６での
高められた力により維持されたままである。加えるに棒
５２の振動が防止される。なぜならばいまや働き始めた
個々の緩衝ばねが案内要素を棒に接触させるからである
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に基づく皮むき機械の一実施例の部分
断面を含む側面図、第２図は第１図に示す後ろ側案内装
置の加工物の無い状態における正面図、第３図及び第５
図はそれぞれ第１図に示す後ろ側案内装置の偏心した加
工物を含む状態における正面図及び偏心していない加工
物を含む状態における部分正面図、第４図は第２図に示
す装置の部分■の拡大断面図である。 ｌ・・・皮むＳＩＮ械 ？・・・押し込み装置 ３・・・後ろ側案内装置 ６・・・中空軸 ７・・・機械台枠 １２・・・つかみ台車 ２４・・・棒 ２６・・・カッタヘッド ２８・・・シリンダ ３０・・・緩衝ばね ３６〜３８・・・案内要素 ４７．５７・・・受座 ４８・・・心出し装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）皮むき機械（１）の入口側の押し込み装置（２）と
   、回転するカッタヘッド（２６） と、カッタヘッド（２６）の後ろ側に設けられた棒（２
   ４）又は管のための案内装置 （３）と、皮むきを完了した加工物を皮むき機械（１）
   から引き出す手段（１２）とを備え、カッタヘッド（２
   ６）が機械台枠（７）に回転自在に軸受支持された中空
   軸（６）の入口側端部に取り付けられ、後ろ側案内装置
   （３）が機械台枠（７）に取り付けられカッタヘッド（
   ２６）のそばまで中空軸（６）の中へ片持ちで突入し、
   後ろ側案内装置（３）がばね緩衝性を備えて棒（２４）
   又は管に 接触する個々の案内要素（３６〜３８）を 有し、後ろ側案内装置（３）がすべての案 内要素（３６〜３８）のための心出し装置 （４８）を有し、心出し装置（４８）が緩衝要素（２８
   ）を有するようになっている、棒（２４）又は管のため
   の皮むき機械（１）において、それぞれの個々の案内要
   素（３６〜３８）には二つの後ろ側受座（４７、５７）
   が付設され、一方の受座（４７）は剛性であり他方の受
   座（５７）は緩衝ばね（３０）を有し、剛性の受座（４
   ７）が個々の案内要素（３６〜３８）のたわみを制限す
   ることを特徴とする皮むき機械。 ２）心出し装置（４８）の緩衝要素（２８）が個々の緩
   衝ばね（３０）の合計より固いことを特徴とする請求項
   １記載の皮むき機械。 ３）個々の緩衝ばね（３０）の力ばかりでなく心出し用
   緩衝要素（２８）の力も調節可能であることを特徴とす
   る請求項１又は２記載の皮むき機械。 ４）皮むき機械（１）の正常運転の際に、案内要素（３
   ６〜３８）が剛性の受座（４７）に向かって押し付けら
   れることにより、個々の緩衝ばね（３０）が抑え込まれ
   ることを特徴とする請求項１ないし３の一つに記載の皮
   むき機械の運転方法。