JPH02211765A - 読み取り走査ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ファクシミリ、イメージスキャナ等に用いら
れる読み取り走査ユニットに関するものである。

°従来の技術 近年、読み取り走査ユニットとしてはセルフォックレン
ズ（日本板ガラス製）を応用した密着型イメージセンサ
が広く普及している。

以下図面を参照しながら、上述した従来の読み取り走査
ユニットについて説明する。第３図は第１の従来例のセ
ルフォックレンズを応用した密着型イメージセンサの断
面図であり、１はセルフォックレンズ、２はＬＥＤ、３
はフォトセンサ基板、３ａはフォトセンサ、４は回路基
板、５は基台、６は原稿である。ＬＥＤ２によって原稿
６が照明され、原稿６面の情報を有する反射光がセルフ
ォックレンズ１によってセンサ基板３上のセンサ３ａに
導かれる。

また、第４図は第２の従来例の光導波路を応用した読み
取り走査ユニットの要部断面図を示すものであり、８は
光導波路７のクラッド部、９は光導波路７のコア部、１
０は接続用電極、１１はマイクロシートガラス等の耐摩
耗性向上のための被覆シートで、原稿面１２との接触に
よる光導波路７の摩耗を防ぐためのものである。７ａは
金属蒸着面、１３は光軸、１４はフォトセンサ、１５は
センサ基板である。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、第１の従来例のような構成では、光学系
に用いるセルフォックレンズ１は、しンズの直径方向に
正確な屈折率の分布を施す必要があり、製造装置も複雑
で、製造タクトも長く、コストが高い。また、そのレン
ズを枠部材の各レンズ保持孔にその光軸方向が正確な向
きとなるように挿着固定する工程が必要であり、さらに
コスト高になる。また、所定の結像特性を得るために、
セルフォックレンズ１の形状は縮小することが難しく、
ユニットとしてのコンパクト化ができない。

また、第２の従来例のような構成にすると、基板面に対
して４５°の角度で金属が蒸着された面７ａを有すると
共に、光軸１３が基板面と平行に形成された光導波路７
の端部から原稿の情報を有する光を入射し、金属蒸着さ
れた面７ａでその光は９０”曲げられ、センサ基板１５
上のフォトセンサ１４に入射され、情報が伝えられる。

この低コストの光導波路７がセルフォックレンズのよう
な光学系の働きをすることになるため、読み取り走査ユ
ニットのコストを大幅に下げることとなる。また光導波
路は短いほど特性も向上するため、ユニットとしてのコ
ンパクト化も容易であるが、光導波路７に金属を蒸着す
る際に、雰囲気温度が高温になるため、光導波路７が熱
変形してしまうという問題があった。

課題を解決するための手段 本発明は上記問題点を解消するために、フォトセンサ基
板上に光軸が基板面と平行な光導波路を設け、この光導
波路に対し４５°の面で金属が蒸着されたフィルムが貼
りつけられた面を設けたことを特徴とする。

作　　　用 本発明は上記構成により、フォトセンサ基板面に対して
４５°の角度の面に金属が蒸着されたフィルムが貼りつ
けられると共に光軸が基板面と平行に形成された光導波
路の端部から、原稿の情報を有する光が入射すると、金
属が蒸着されたフィルムが貼られた面でその光は９０”
曲げられ、フォトセンサ基板上のフォトセンサに入射さ
れ、情報が伝えられる。

この低コストの光導波路がセルフォックレンズのような
光学系の働きをすることになるため、読み取り走査ユニ
ットのコストを大幅に下げることとなる。また、光導波
路は、短いほど特性も向上するため、ユニットとしての
コンパクト化も容易となる。以上に加えて、光導波路の
面に直接蒸着するのではなく、別工程で蒸着されたフィ
ルムを貼りつけるため、光導波路の熱変形変色等の問題
が発生しない。

実施例 以下、本発明の一実施例の読み取り走査ユニットについ
て、第１図、第２図を参照しながら説明する。

第１図は本実施例における読み取り走査ユニットの断面
図を示すものである。第１図において、１６はＬＥＤ、
１７は光導波路、１８は金属蒸着フィルム、１９はフォ
トセンサ基板、２０はフォトセンサ、２１は回路基板、
２２はエラスチックコネクタ、２３は基台、２４は遮光
カバー、２５は押え板、２６は原稿である。

第２図は本発明における読み取り走査ユニットの要部断
面図を示すものであり、２７は光導波路１７のクラッド
部、２８は光導波路１７のコア部、２９は接続用電極、
３０はマイクロシートガラス等の耐摩耗性向上のための
被覆シートで、原稿面２６との接触による光導波路１７
の摩耗を防ぐためのものである。３１は光軸を示したも
のである。

以上のように構成された読み取り走査ユニットについて
、第１図、第２図を用いてその動作を説明する。

ＬＥＤ１６により原稿２６を照明することにより、原稿
２６面の情報を有する光が光導波路１７により上方へ導
かれ、フォトセンサ基板１９に対して４５°の角度を有
する金属蒸着フィルム１８が貼りつけられた面１８ａに
よって光は曲げられ、フォトセンサ２０に導かれる。フ
ォトセンサ２０からの信号は、接続用電極２９、エラス
チックコネクタ２２を介して回路基板２１へと送られる
。

光導波路１７は、屈折率の高いコア部２８と屈折率の低
いクラッド部２７により構成されており、入射された光
はコア部２８の中を全反射をしながら進行する。そして
、金属蒸着フィルム１８が貼りつけられた面１８ａによ
り反射した光はセンサ２０へと導かれる。このとき、光
導波路１７のコア部２８のピッチを１２５μｍ以下にし
てお（ことにより、原稿面２６の情報を鮮明にフォトセ
ンサ２０により読み取ることができる。この光導波路１
７は、コア材料とクラッド材料を適正に選定することに
より、比較的安価に製作をすることができる。しかもこ
れは、現在、ファクシミリ等を中心に広く使用されてい
るセルフォックレンズを応用した読み取り走査ユニット
とほぼ同等の読み取り性能（解像度等）を有している。

本実施例における金属蒸着フィルム１８は、耐熱性が要
求されるため、テフロン、ポリイミド等の耐熱性樹脂の
適用が望ましい。また蒸着用金属には、ニッケル、アル
ミ、クロム等を用いることができる。

また、本実施例の光導波路１７は、コア材料に高屈折率
の脂肪族系高分子材料、クラッド材料に′はフッ素系高
分子材料を用いたが、その組合せは限定されるものでは
ない。

以上のように本実施例によれば、フォトセンサ２０が設
けられているフォトセンサ基板１９上に、光軸３１が基
板１９面と平行な光導波路１７を設け、この光導波路１
７に金属が蒸着されたフィルム１８が貼りつけられた基
板１９面に対して４５°の面１８ａを設けたことにより
、原稿面２６の情報を７オトセンサ２０に１対１で伝え
ることができる。このように光導波路１７を用いて読み
取り走査ユニットを構成することができるため、高価な
セルフォックレンズを使う必要がなく、低コストの読み
取り走査ユニットを得ることができ、又光導波路１７に
反射面を形成する際に直接蒸着する必要がないため、光
導波路１７の熱変形、変色等の問題が発生しない。また
セルフォックレンズのようにコンパクト化の難しい部品
がないため、容易にユニットとしてのコンパクト化が可
能である。

発明の効果 以上のように本発明によれば、原稿面の情報をフォトセ
ンサに１対１で伝える読み取り走査ユニットを光導波路
を用いて低コストで構成することができ、しかも基板面
に対して４５°の面に金属を蒸着したフィルムを貼り付
けて光導波路の光をフォトセンサに入射させているので
、直接蒸着する場合のように光導波路の熱変形、変色も
発生しないところから、高価なセルフォックレンズを使
う必要がなく、低コスト、高品質の読み取り走査ユニッ
トを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における読み取り走査ユニッ
トの断面図、第２図は同要部拡大断面図、第３図および
第４図は従来の読み取り走査ユニットの断面図である。 １７・・・・・・光導波路、１８・・・・・・金属蒸着
フィルム、１９・・・・・・フォトセンサ基板、２０・
・・・・・フォトセンサ、３１・・・・・・光軸。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名１７−夫（
λ発

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. フォトセンサが設けられている基板上に光軸が基板面と
   平行な光導波路を設け、この光導波路に対し４５°の面
   で金属が蒸着されたフィルムが貼りつけられた面を設け
   たことを特徴とする読み取り走査ユニット。