JPH02210988A

JPH02210988A - 複数映像信号の位相合せ装置

Info

Publication number: JPH02210988A
Application number: JP1031327A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Mizusawa; 水沢　勉
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1989-02-10
Filing date: 1989-02-10
Publication date: 1990-08-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、例えば磁気記録再生装置（以下ＶＴＲと紀
す）、ビデオディスク再生装置などから再生された再生
映像信号を、外部映像信号（放送映像信号、他のＶＴＲ
の再生映像信号など）と合成する場合に、信号間の位相
合せを行なう複数映像信号の位相合せ装置に関する。

（従来の技術）ＶＴＲで再生された再生映像信号と、外部映像信号とを
用いて編集をを行なうシステムには、フレームシンクロ
ナイザが用いられている。第２図は従来の編集システム
であり、入力端子ｌには外部映像信号Ａが供給され、フ
レームシンクロナイザ２と画面合成装置３の一方の入力
部に導かれる。フレームシンクロナイザ２の他方の人力
部に゛はＶＴＲ４からの再生映像信号Ｂが供給される。

フレームシンクロナイザ２は、少なくとも１フイ一ルド
分の記憶容量を有したメモリを有し、再生映像信号をそ
の垂直及び水平同期信号に同期して該メモリに記憶する
。そして、記憶データを読み出す場合には、外部映像信
号Ａから分離された外部垂直及び水平同期信号に同期し
て読み出す。

つまり、外部の垂直及び水平同期信号のタイミングで、
再生垂直及び水平同期信号が記憶されているアドレスを
読み出すように構成されている。従って、フレームシン
クロナイザ２から出力される映像信号は、外部映像信号
Ａに同期させられ、画面合成装置３の他方の入力部に供
給される。

（発明が解決しようとする課題）従来の映像信号位相合せ装置によると、画面位相を一致
させるためにフレームシンクロナイザ２の内部に最低１
フイ一ルド分の記憶容量を持つメモリが必要である。と
ころで、最近ではＶＴＲの多機能化が要望されるように
なっており、このようなフレームシンクロナイザの機能
を、ＶＴＲ自身が内蔵すれば便利である。しかし、従来
のフレームシンクロナイザは、メモリ容量として最低１
フイ一ルド分が必要であるために、ＶＴＲの価格として
は非常に高価とならざるを得ないという問題がある。

そこでこの発明は、画面位相を合せるためのメモリとし
ては、最低１水早期間分の記憶容量で達成できる複数映
像信号の位相合せ装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）この発明は、記録媒体（例えば磁気テープ）を再生する
装置に設けられているサーボ手段を有効に活用するもの
で、該記録媒体あるいは再生用ヘッドと基準信号との位
相を一定の関係に維持するためのサーボ装置に対して、
その基準となる信号として内部の基準信号若しくは外部
映像信号の垂直同期信号を選択的に導入することができ
るようにする。また、前記記録媒体から再生された映像
信号の少なくとも輝度信号の１水平期間分のデータの記
憶容量を持ち、読出しと書込みを独立して行なえるメモ
リを用いる。そして、前記外部映像信号から分離した外
部水平同期信号と、前記記録媒体から再生された再生映
像信号から分離した再生水平同期信号とをシーケンサに
供給し、このシーケンサから、前記再生水平同期信号を
基準にして前記メモリの書込みアドレスを発生し、前記
外部水平同期信号を基準にして前記メモリの読出しアド
レスを発生し、外部映像信号の水平同期に再生映像信号
の水平同期信号を位相合せするように構成するものであ
る。

（作用）上記の手段により、先ず、サーボ手段の基準信号として
外部映像信号の垂直同期信号が用いられるので、再生映
像信号は自動的に外部映像信号と垂直同期する。従って
、その次は、水平方向の位相を合せれば良いので、その
ためのメモリとしては１ライン分の容量のものでよいこ
とになる。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図はこの発明の一実施例であり、ＶＴＲに適用され
た例である。ＶＴＲにおいては、記録媒体（磁気テープ
）を回転ヘッドがヘリカルスキャンすることにより再生
映像信号Ｂを得ることができる。回転ヘッドは、スキャ
ナモータ（ドラムモータとも言われる）１１により回転
される。このスキャナモータ１１は、サーボ装置１２に
よりその回転が一定に維持される。サーボ装置１２は、
位相検波回路１２ａにより基準信号と、スキャナモータ
１１の回転検出信号ＰＧとの位相差を検出して、その位
相差に応じてモータドライブ回路１２ｂの制御電圧を調
整し、スキャナモータ１１の回転速度を一定に保つよう
に構成されている。

サーボ装置１２は、速度基準となる基準信号として、通
常の再生モードでは基準信号発生器１３からの信号を採
用する。しかしＶＴＲは、外部映像信号との位相合せモ
ードのときは、スイッチＳＷが切換えられて、外部映像
信号Ａから分離きれた垂直同期信号Ｖを上記したサーボ
装置１２の基準信号として取込むことができるように構
成されている。

外部映像信号Ａは、入力端子１５に供給されており、同
期分離回路１６に導かれ、その垂直同期信号Ｖと水平同
期信号Ｈとが分離される。水平同期信号Ｈは後で説明す
るシーケンサ３１に供給されている。

一方、回転ヘッドでピックアップされた信号は、輝度色
分離回路２１にて低域搬送色信号ＣＯとＦＭ輝度信号Ｙ
Ｏに分離され、周波数変換及び復調回路２２に導入され
る。ここで低域搬送色信号ＣＯはもとの周波数に変換さ
れた後、復調されて色信号Ｃとして出力され、ＦＭ輝度
信号ＹＯも復調され輝度信号Ｙとして出力される。色信
号Ｃは、デコーダ２３に供給され、輝度信号Ｙは、デジ
タルアナログ変換器２５及び同期分離回路２６に供給さ
れる。同期分離回路２６で分離された水平同期信号は、
シーケンサ３０に供給される。また、デコーダ２３から
得られた２つの色差信号は、アナログデジタル変換器２
４に供給されデジタル化され、メモリ３１に供給される
。またこのメモリ３１の容量は、最低１ライン分であり
、データ書込みと読出しとが完全独立して行なえるもの
である。

メモリ３１に対する書込みアドレス及び読出しアドレス
は、シーケンサ３０から与えられる。シーケンサ３０は
、同期分離回路２６からの再生水平同期信号を基準とし
て書込みアドレスを発生し、この同期信号が記憶されて
いるアドレスの読出しアドレスを、外部水平同期信号Ｈ
を基準して発生する。したがって、このメモリ３１の書
込みアドレスは、再生水平同期信号に同期して与えられ
、読出しは外部水平同期信号Ｈに同期して与えられるこ
とになる。この結果、メモリ３１から読み出される信号
は、外部映像信号に画面位相が合致することになる。メ
モリ３１からの色差信号データは、デジタルアナログ変
換器３２でアナログ色差信号に変換され、そのまま、あ
るいはエンコーダ３３にて色信号にエンコードされて使
用さ、れる。

またメモリ３１からの輝度データは、デジタルアナログ
変換器３４にてアナログ輝度信号に変換される。

この実施例は上記のように構成され、記録媒体から再生
された映像信号Ｂの画面位相を簡単な構成で容易に外部
映像信号Ａに合致させることができる。

なお、上記の実施例では、色信号を一旦色差信号に変換
しているが、必ずしもこの変換は必要としない。また、
上記の説明ではＶＴＲにおける再生映像信号を外部映像
信号と位相合せする例を説明したが、記録媒体再生装置
であれば、記録媒体あるいは再生用ヘッドと垂直同期信
号との位相を一定の関係に維持するためのサーボ手段が
設けられているので、このサーボ手段を利用して先ず外
部の信号の垂直同期信号と再生垂直同期信号との位相合
せを行なえば、その後は容量の小さな水平方向位相合せ
用メモリを用いれば良いことになる。

またメモリ３１の容量としては、１ライン分として説明
したが、余裕を持たせるために容量を増やしても良く、
要は従来のように１フイ一ルド分の容量まで増大させな
ければこの発明の効果充分に発揮できるものである。

［発明の効果］以上説明したようにこの発明によれば、画面位相を合せ
るためのメモリとしては、最低１水平期間分の記憶容量
で達成でき、記録媒体再生装置などに安価に組込むこと
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第２図
は従来の編集システムを示す説明図である。１１・・・スキャナモータ、１２・・・サーボ装置、１
３・・・基準信号発生器、１６・・・同期分離回路、Ｓ
Ｗ・・・スイッチ、２１・・・輝度色分離回路、２２・
・・周波数変換及び復５１回路、２３・・・デコーダ、
２４゜２５・・・アナログデジタル変換器、２６・・・
同期分離回路、３０・・・シーケンサ、３１・・・メモ
リ、３２゜３４・・・デジタルアナログ変換器、３３・
・・エンコーダ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）記録媒体に記録されている映像信号を再生するた
めに、該記録媒体あるいは再生用ヘッドと基準となる信
号として選択的に導入される内部の基準信号若しくは外
部映像信号の垂直同期信号との位相が一定になるように
前記記録媒体あるいは再生ヘッドの駆動を制御するサー
ボ手段と、前記記録媒体から再生された映像信号の少な
くとも輝度信号の１水平期間分のデータの記憶容量を持
ち、読出しと書込みを独立して行なえるメモリと、前記外部映像信号から分離した外部水平同期信号と、前
記記録媒体から再生された再生映像信号から分離した再
生水平同期信号とが供給され、前記再生水平同期信号を
基準にして前記メモリの書込みアドレスを発生し、前記
外部水平同期信号を基準にして前記メモリの読出しアド
レスを発生して与え、外部映像信号の水平同期に再生映
像信号の水平同期信号を位相合せするためのシーケンサ
とを具備したことを特徴とする複数映像信号の位相合せ
装置。