JPH02210803A - 電圧非直線抵抗体の製造方法 - Google Patents

電圧非直線抵抗体の製造方法

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JPH02210803A
JPH02210803A JP1029993A JP2999389A JPH02210803A JP H02210803 A JPH02210803 A JP H02210803A JP 1029993 A JP1029993 A JP 1029993A JP 2999389 A JP2999389 A JP 2999389A JP H02210803 A JPH02210803 A JP H02210803A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は酸化亜鉛を主成分とする電圧非直線抵抗体の製
造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来から、酸化亜鉛を主成分とじBizOs、5bzO
i。
Sio2. CO2O3,MnO2等の少量の添加物を
含有した抵抗体は、優れた電圧非直線性を示すことが広
く知られており、その性質を使用して避雷器等に使用さ
れている。
この電圧非直線抵抗体は、一般に酸化亜鉛原料に所定の
金属酸化物を添加混合した後、好ましくはスプレードラ
イヤーによる造粒、成形、焼成の各工程を経て作製され
ている。
(発明が解決しようとする課題) 上述した従来の製造方法においては、混合物の性質によ
っては中実で嵩密度が高い造粒粉が得られないことがあ
り、その場合は、成形・焼成後の焼成体中に内部欠陥や
ラミネーションが生じ、開閉サージ特性等の電気特性が
バラツキ、良好な特性を有する電圧非直線抵抗体を得ら
れない問題があった。
本発明の目的は上述した課題を解消して、内部欠陥等が
なく開閉サージ特性等の電気特性を良好にすることがで
きる電圧非直線抵抗体の製造方法を提供しようとするも
のである。
(課題を解決するための手段) 本発明の電圧非直線抵抗体の製造方法は、酸化亜鉛を主
成分とし、これに金属酸化物を添加混合した後、造粒、
成形、焼成する電圧非直線抵抗体の製造方法において、
前記混合工程において、酸化亜鉛および金属酸化物に対
してバインダと酸を添加混合することにより、混合泥漿
のpHを4〜6.8、粘性を300cp以下、水分量を
40重量%以下にすることを特徴とするものである。
(作 用) 上述した構成において、酸化亜鉛原料と所定のバインダ
を混合する際に、酸好ましくは弱酸を加えて混合して、
混合泥漿のpHを4〜6.8好ましくは5〜6,5、粘
性を300cp以下好ましくは150cp以下、水分量
を40重量%以下好ましくは35重量%以下に調整した
後造粒することにより、中実で嵩密度が高い造粒粉が得
られ、この造粒粉により成形・焼成して焼成体を得れば
内部欠陥、ラミネーション等を防止でき、その結果電気
特性の良好な電圧非直線抵抗体が得られることを見出し
た。
ここで、混合泥漿のpHを4〜6.8と限定する理由は
、この範囲外であると本発明の水分量の範囲内で粘性が
本発明の範囲内に低下しないためである。また、粘性を
300cp以下と限定する理由は、この範囲外であると
スプレードライヤーによる造粒が困難となるためである
。さらに、水分量を40重量%以下と限定する理由は、
この範囲外であると良好な電気特性を得ることができな
いためである。
また、造粒直前に混合泥漿のpHを上げ好ましくはpH
を6.5〜7.0として混合泥漿に軽いゲル化をおこさ
せると、この泥漿をスプレードライヤーで噴霧した場合
、噴霧粒から水分が均一に蒸発しやすくなり、より中実
で嵩密度が高い造粒粉を得ることができるため好ましい
なお、使用するバインダとしては、ポリビニルアルコー
ル、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレングリ
コール、カルボキシメチルセルロース、エチルセルロー
ス等が好ましい。使用する酸としては、シュウ酸、酢酸
、酒石酸等の弱酸が好ましい。
さらに、混合泥漿中に、界面活性剤等の分散剤、ステア
リン酸、ステアリン酸塩、グリセリン等の潤滑剤や、非
イオン界面活性剤、ポリアルキレン誘導体、ポリエーテ
ル系誘導体等の消泡剤を添加し、造粒粉を作製すると成
形時の圧力伝達が良好になるため好ましい。
(実施例) 酸化亜鉛を主成分とする電圧非直線抵抗体を得るには、
まず所定の粒度に調整した酸化亜鉛原料と所定の粒度に
調整したBi2031 Cot04. MnO2゜5b
20:+t CrJz+ 51021 NiO等よりな
る添加物の所定量を混合する。この際、これらの原料粉
末に対して所定量のバインダと好ましくは分散剤、潤滑
剤、消泡剤等を加え、さらに酸好ましくは弱酸を添加混
合することにより、pttを4〜6.8、粘性を300
cp以下、水分量を40重量%以下とした混合泥漿を調
整する。酸はバインダ、分散剤等の添加後に加えるほう
が好ましい。この調整をデイスパーミルにより実施した
後、好ましくはスプレードライヤにより造粒して平均粒
径50〜150μmの造粒粉を得る。造粒後、成形圧力
800〜1000kg/cm2の下で所定の形状に成形
する。その成形体を昇降温速度50〜70°C/hrで
800〜1000°C保持時間1〜5時間という条件で
仮焼成する。
なお、仮焼の前に成形体を昇降温速度10〜100”C
/hrで400〜600℃で1〜10時間保持し、バイ
ンダを飛散除去することが好ましい。
次に、仮焼成した仮焼体の側面に側面高抵抗層を形成す
る。本発明では、酸化ビスマス、酸化アンチモン、酸化
ケイ素等の所定量に有機結合剤としてエチルセルロース
、ブチルカルピトール、酢酸nブチル等を加えた側面高
抵抗層用の混合物ペーストを、60〜300 μmの厚
さに仮焼体の側面に塗布する。この際、本発明では酸化
ケイ素として、平均粒径が10μm以下の非晶質シリカ
を使用する。
なお、前記混合物ペーストは成形体に塗布してもよい。
次に、これを昇降温速度40〜60°C/hr、 10
00〜1300°C好ましくは1100〜1250°C
,3〜7時間という条件で本焼成する。なお、ガラス粉
末に有機結合剤としてエチルセルロース、ブチルカルピ
トール、酢酸nブチル等を加えたガラスペーストを前記
の側面高抵抗層に100〜300μmの厚さに塗布し、
空気中で昇降温速度100〜200°C/hr 、40
0〜600°C保持時間0.5〜2時間という条件で熱
処理することによりガラス層を形成すると好ましい。
その後、得られた電圧非直線抵抗体の両端面をSiC,
八1203+ダイヤモンド等の#400〜2000相当
の研磨剤により水好ましくは油を使用して研磨する。次
に、研磨面を洗浄後、研磨した両端面に例えばアルミニ
ウムによって電極を例えば溶射により設けて電圧非直線
抵抗体を得ている。
以下、実際に本発明範囲内および範囲外の電圧非直線抵
抗体について各種特性を測定した結果について説明する
災旌炭土 上述した方法で作成した直径47鴫、厚さ20IIII
II、V+−a=200V/amの電圧非直線抵抗体に
おいて、混合泥漿のpl+、粘性、水分量の影響を調べ
るため、素子本体の組成はBizOz 1.0モル%、
Co30a 1.0モル%、Mn0z 0.5モル%、
5b20+ t、oモル%、CrzOi 0.5モル%
、NiOO,5モル%、A 7!2030.005モル
%、Si0□2モル%および残部をZn0として、これ
らの混合物に、バインダとしてポリビニルアルコール、
分散剤としてテトラデシルアミン酢酸塩、温度25〜3
0℃で酸として酢酸を使用して第1表に示す各種のpH
1粘性、水分量を有する混合泥漿を使用して得た本発明
範囲内の試料Nα1〜8と、いずれかの点で本発明の範
囲を満たさない比較例の試料N011〜3と酸を添加し
なかった従来例の試料No、1.2を準備した。これら
の電圧非直線抵抗体に対して、直径0.5mm以上の欠
陥発生率と開閉サージ耐量破壊率を求めた。結果を第1
表に示す。
第1表において、直径0.5 mm以上の欠陥発生率は
、超音波探傷により各素子断面において、直径0.51
am以上の欠陥カ月つでもある素子の割合を求めた。ま
た、開閉サージ耐量破壊率は、600A。
800A、 100OAの電流を2msの電流波形で2
0回繰り返し印加した後破壊したものの割合を求めた。
第1表の結果から、使用した混合泥漿のpH1粘性、水
分量がすべて本発明範囲内の本発明試験No。
1〜8は、いずれかの点で本発明を満足しない比較例試
験N(L 1〜3および従来例試験Nα1,2と比較し
て、各種特性が良好であることがわかった。
裏隻桝l pH調整をシュウ酸で実施した以外は実施例1と同じ条
件で直径47 mm 、厚さ20mm5VllllA=
250 V/+rnの電圧非直線抵抗体を得た。得られ
た種々の電圧非直線抵抗体に対して、実施例1と同様な
方法により、直径0.5 ff1m以上の欠陥発生率と
50OA、 700八。
900Aにおける開閉サージ耐量破壊率を求めた。結果
を第2表に示す。
第2表の結果から、使用した混合泥漿のpH、粘性、水
分量がすべて本発明範囲内の本発明試験Nα1〜6は、
いずれかの点で本発明を満足しない比較例試験Nα1〜
3および従来例試験Nα1.2と比較して、各種特性が
良好であることがわかった。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の電圧非直線抵
抗体の製造方法によれば、混合工程において酸を添加混
合して、混合泥漿のpH1粘性、水分量を所定値に調整
することにより、電気特性の良好な電圧非直線抵抗体を
得ることができる。また、制限電圧特性、雷サージ耐量
、課電寿命等の特性も良好なことが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.酸化亜鉛を主成分とし、これに金属酸化物を添加混
    合した後、造粒、成形、焼成する電圧非直線抵抗体の製
    造方法において、前記混合工程において、酸化亜鉛およ
    び金属酸化物に対してバインダと酸を添加混合すること
    により、混合泥漿のpHを4〜6.8、粘性を300c
    p以下、水分量を40重量%以下にすることを特徴とす
    る電圧非直線抵抗体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05258912A (ja) * 1992-03-16 1993-10-08 Ngk Insulators Ltd 電圧非直線抵抗体
JPH05267011A (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 Ngk Insulators Ltd 電圧非直線抵抗体の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05258912A (ja) * 1992-03-16 1993-10-08 Ngk Insulators Ltd 電圧非直線抵抗体
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