JPH02209549A - 定尺折版材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として屋根に用いる定尺折版材の改良に関
するものである。

（従来の技術〕 従来、前記のような定尺折版材として、例えば特開昭６
１−２５４７３７号公報に示されているように、山部と
谷部とを傾斜部によって交互に連続させた横断面波状の
内、外金属板の幅方向中間部間に断熱材を充填し、前記
内、外金属板の両側部を互いに当接させ、さらに内、外
金属板の一方の側縁部を長くして折り返し、折り返し部
で内、外金属板の他方の側縁部を挟着したものがあった
。

（発明が解決しようとする課題） 従来の内、外金属板を備えた定尺折版材は、前述した構
成であるため、内、外金属板間に空気層や空気通路を形
成することができず、また、内、外金属板の一方の側縁
部を長くして折り返し部を形成するなど製作が面倒であ
り、ざらに定尺折版材を長手方向に連結しにくいという
問題点があった。

本発明は、前述した問題点を解決するためになされたも
ので、内、外金属板間に空気層や空気通路を形成するこ
とができ、また長手方向に容易に連結でき、しかも製作
が容易で安価に得られる定尺折版材を提供することを目
的とするものである。

（課題を解決するための手段〕 本発明の定尺折版材は、山部と谷部とを傾斜部によって
交互に連続させた横断面形状の内、外金属板の間にこれ
らの金属板の全面にわたる空間部を形成し、この空間部
内の山部および谷部の少なくとも一方に設けた間隔保持
部材を介して前記内、外金属板を固定したものである。

また、前述した本発明の定尺折版材において、内、外金
属板が山部および谷部で対向する短辺の幅と等しい幅に
形成した支持部の両側から傾斜部を屈曲させ、これらの
傾斜部の先端を内、外金属板が山部および谷部で対向す
る長辺の幅と等しい間隔にした板状材からなる多数の間
隔保持部材を備え、こわらの間隔保持部材の傾斜部の先
端を、内、外金属板が山部および谷部で対向する長辺と
これらの長辺の両側に連続する内、外金属板の傾斜部と
の屈曲部に係止するとともに、前記間隔保持部材の支持
部を内、外金属板が山部および谷部で対向する短辺に支
持させたものである。

〔作用〕

本発明の定尺折版材は、内、外金属板の間にこわらの金
属板の全面にわたる空間部を形成したので、この空間部
を空気層や空気通路にすることができるとともに、内、
外金属板が長手方向の両端部でも前記空間部によって離
れているので、上方に配置する定尺折版材の内、外金属
板の下端部を下方に配設置ノである定尺折版材の内、外
金属板の上端部上にそれぞれ重ねて支持することにより
、定尺折版材を長手方向に容易に雨漏りなどの不具合を
生じることなく連結できる。そして、内、外金属板を、
空間部の山部および谷部あるいはこれらの一方に設けた
間隔保持部材を介して固定するものであるため、前記間
隔保持部材の材質、形状に応じ接着、スポット溶接など
の適宜の手段で間隔保持部材と内、外金属板とを固着で
きることにより、内２外金属板の成形が容易であること
と相まって、空間部の厚さが各部均一化したものを容易
にしかも安価に製作できる。

また、本発明は、内、外金属板が山部および谷部で空間
部を挾さんて対向する短辺を、間隔保持部材に設けた支
持部で支持し、この支持部の幅と前記短辺の幅とを等し
くするとともに、前記内、外金属板が対向する長辺とこ
の長辺に連続する内、外金属板の傾斜部との屈曲部に、
前記間隔保持部材の支持部の両側から屈曲した傾斜部の
先端を係止し、前記長辺の幅と前記先端の間隔とを等し
くすることにより、多数の間隔保持部材を内、外金属板
の山部および谷部の対向面に対し容易に位置決めでき、
したがって内、外金属板を間隔保持部材を介して固定す
る作業が一層容易になる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例につき図を参照して説明する。

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例を示す。第１
図、第２図において、（１）は白金属板、（２）は外金
属板であり、内、外金属板（１）　、　（２）は、互い
に平行な山部（ｌａ）　、　（２ａ）と谷部（ｌｂ）　
、　（２ｂ）とがこれらの両側部から屈曲した傾斜部（
ｌｃ）　、　（２ｃ）で交互に連結された、互いにほぼ
等しい角形波状の横断面に戊形さね、両側の山部（ｌａ
＞　、　（２ａ）から短い傾斜部（ｌｄ）　、　（２ｄ
）がそれぞれ屈曲されている。なお、内金翼板（１）は
厚さが比較的厚く強度が大きい鋼板などで構成され、外
金属板（２）は厚さが比較的薄く強度が内金翼板（１）
より小さいステンレス板、銅板などの腐食しにくい材質
の金属板で構成されている。内、外金属板（１）　、　
（２）間にはこれらの金属板（１）　、　（２）の全面
にわたる空間部（３）が形成され、この空間部（３）を
各部均一な厚さにするために、空間部（３）の山部（３
ａ）、谷部（３ｂ）内にはそわぞれ間隔保持部材（４）
が設けられ、間隔保持部材（４）を介して内、外金属板
（１）　、　（２）が固定されており、空間部（３）の
傾斜部（３Ｇ）には間隔保持部材が設けられていない。

すなわち、間隔保持部材（４）は、第３図にも示すよう
に、硬質プラスチック、硬質ボール紙、金属板などの板
状材で構成され、支持部（４ａ）の両側からハ字状に傾
斜部（４ｂ）、　（４ｂ）が屈曲されている。前記支持
部（４ａ）は、内。

外金属板（＋）　、　（２）が空間部（３）を介して山
部（ｌａ）　、　（２ａ）および谷部（ｌｂ）、（２ｂ
）　テ対向する短辺の幅（ａ）とほぼ等しい幅（Ａ）に
形成され、傾斜部（４ｂ）　、　（４ｂ）の先端の間隔
（Ｂ）は、内、外金属板（１）　、　（２）が空間部（
３）を介して山部（ｌａ）　、　（２ａ）および谷部（
ｌｂ）　、　（２ｂ）で対向する長辺の幅（ｂ）とほぼ
等しく形成さ第１ている。そして、間隔保持部材（４）
は、傾斜部（４ｂ）、　（ｉｂ）の先端を前記長辺とこ
れらの長辺の両側に連続する内、外金属板（１）　、　
（２）の傾斜部（Ｉｃ）、（２ｃ）　　（または短い傾
斜部（ｌｄ）。

（２ｄ））との屈曲部（Ｃ）にそれぞれ係止することで
、内、外金属板（１）　、　（２）に対して位置決めし
、間隔保持部材（４）の支持部（４ａ）を前記短辺にそ
わぞれ支持し、この状態で内、外金属板（１）　、　（
２）の対向面に傾斜部（４ｂ）　、　（４ｂ）の先端部
および支持部（４ａ）を接着または溶接するものである
。なお、間隔保持部材（４）は、内、外金属板（１）　
、　（２）の長手方向のほぼ全長にわたる長さにしても
よく、また内、外金属板（１）　、　（２）の長子方向
の複数個所に適宜の間隔で配設してもよいが、長手方向
の一端部または両端部には設けないことが好ましい。

以上のように構成された実施例の定尺折版材は、適宜の
手段で左右方向および針線（」二下）方向に連結して屋
根材または建物の外壁材として使用する。この場合に、
針線（上下）方向の連結は、線側（上方）に配置する定
尺折版材の内、外金属板（１）　、　（２）の軒側（下
）端部を、軒側（下方）に既に配設しである定尺折版材
の内、外金属板（１）　、　（２）の線側（上）端部上
にそれぞれ重ねて支持することにより、雨水などが外金
属板（２）より建物内側に入りにくく、また若干入って
も、内金翼板（１）上を流わで軒側（下）端から軒側（
下方）に連結した定尺折版材の内金翼板（１）上に導か
れ、外部に排水することができ、したがって雨漏りを生
じることがない。

また、内、外金属板（１）　、　（２）間の空間部（３
）は、針線（上下）方向に定尺折版材が連結されるごと
により、断熱、防音の他に空気通路としても利用でき、
夏期に暖めらｉだ空気か空間部（３）に停滞することを
防止できる。さらに、積雪地帯の屋根に本実施例の定尺
折版材を使用する場合には、間隔保持部材（４）を強度
の大きいものにすることにより、これらと内、外金属板
（１）　、　（２）の山部（Ｉａ）　、　（２ａ）およ
び谷部（＋ｂ）　、　（２ｂ）の長辺とにより箱形横断
面の部分が構成されることにより、雪の重ｈ１に耐えら
れる屋根が得られる。

第４図は本発明の第２実施例を示す。本実施例では、空
間部（３）の傾斜部（３ｃ）内にグラスウール、発泡材
などの断熱、吸音材（５）を充填したものであり、本実
施例の前述した以外の構成は第１実施例と同様である。

第５図は本発明の第３実施例を示し、本実施例では複数
のバイブ材（６）を左右方向に密接させて間隔保持部材
（４）を構成し、これらの間隔保持部材（４）内以外の
空間部（３）内に第２実施例と同様な断熱、吸音材（５
）を充填したものである。なお、本実施例の前述した以
外の構成は第１実施例と同様である。

第６図は本発明の第４実施例を示す。本実施例では、横
断面円弧状の間隔保持部材（４）を空間部（３）の山部
（３ａ）および谷部（３ｂ）内に内金翼板（１）上に固
定して設け、間隔保持部材（４）内置外の空間部（３）
内に間隔保持部材（４）上方部分も含めて発泡材からな
る断熱。

吸音材（５）を充填したものである。なお、本実施例の
前述した以外の構成は第１実施例と同様である。

また、第１ないし第４実施例では、空間部（３）の山部
（３ａ）および谷部（３ｂ）内に間隔保持部材（４）を
設けたが、本発明は、空間部の山部（３ａ）または谷部
（３ｂ）のみに間隔保持部材（４）を設けてもよい。

第７図は本発明の第５実施例を示す。本実施例では、内
、外金属板（１）　、　（２）を凸弧状部と凹弧状部と
が連続した横断面波状とし、内、外金属板（１）　、　
（２）間に形成した空間部（３）の谷部（３ｂ）内にの
み第１実施例のものと近似した間隔保持部材（４）を設
け、間隔保持部材（４）内置外のこれらの上方部分を含
む空間部（３）内に断熱、吸音材（５）を充填したもの
であり、前述した以外の構成は第１実施例と同様である
。

なお、第４図ないし第７図において、第１図、第２図と
同符号は対応する部分を示す。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によりば、内、外金属板の
間にこれらの金属板の全面にわたる空間部を形成したの
で、この空間部を空気層や空気通路にすることができる
とともに、内、外金属板が長手方向の両端部でも前記空
間部によって離ワているので、上方に配置する定尺折版
材の内、外金属板の下端部を下方に配設しである定尺折
版材の内、外金属板の上端部上にそれぞれ重ねて支持す
ることにより、定尺折版材を長手方向に容易に雨漏りな
どの不具合を生じることなく連結できる。そして、内、
外金属板を、空間部の山部および谷部あるいはこわらの
一方に設けた間隔保持部材を介して固定するものである
ため、前記間隔保持部材の材質、形状に応じ接着、スポ
ット溶接などの適宜の手段で間隔保持部材と内、外金属
板とを固刀できることにより、内、外金属板の成形が容
易であることと相まって、空間部の厚さが各部均〜化し
た定尺折版材を容易にしかも安価に製作できるという効
果がある。

また、航述した本発明の定尺折版材において、内、外金
属板が山部および谷部で空間部を挾さんで対向する短辺
を、間隔保持部材に設けた支持部で支持し、この支持部
の幅と前記短辺の幅とを等しくするとともに、前記内、
外金属板が対向する長辺とこの長辺に連続する内、外金
属板の傾斜部との屈曲部に、前記間隔保持部材の支持部
の両側から屈曲した傾斜部の先端を係止し、前記長辺の
幅と前記先端の間隔とを等しくすることにより、多数の
間隔保持部材を内、外金属板の山部および谷部の対向面
に対し容易に位置決めでき、したがって内、外金属板を
間隔保持部材を介して固定する作業が一層容易になり、
より安価なものが得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例による定尺折版材を示す斜
視図、第２図は第１図の部分拡大図、第３図は第１図の
間隔保持部材の部分斜視図、第４図、第５図、第６図お
よび第７図は本発明の第２、第３、第４および第５実施
例による定尺折版材を千わぞれ示ず正面図である。 １）　、　（２）・・・内、外金属板、Ｉａ）、（２ａ
）　−−−山部、　　（ｌｂ）、（２ｂ）　−・・谷部
、ｌｃ）、（２ｃ）　−一傾斜部、 ｌｄ）　、　（２ｄ）・・・短い傾斜部、３）・・・空
間部、　　　　（３ａ）・＝山部、３　ｂ　）−・・谷
部、　　　　　（３ｅ）　＝傾斜部、４）・・・間隔保
持部材、（４ａ）−支持部、（４ｂ）−・・傾斜部、 ・・・断熱。 吸音材、 ・・・バイブ材。 特 許 出 願 人 船 木 商 事 有 限 Δ 社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）山部と谷部とを傾斜部によって交 互に連続させた横断面形状の内、外金属板 の間にこれらの金属板の全面にわたる空間 部を形成し、この空間部内の山部および谷 部の少なくとも一方に設けた間隔保持部材 を介して前記内、外金属板を固定したこと を特徴とする定尺折版材。
2. （２）内、外金属板が山部および谷部で 対向する短辺の幅と等しい幅に形成した支 持部の両側から傾斜部を屈曲させ、これら の傾斜部の先端を内、外金属板が山部およ び谷部で対向する長辺の幅と等しい間隔に した板状材からなる多数の間隔保持部材を 備え、これらの間隔保持部材の傾斜部の先 端を、内、外金属板が山部および谷部で対 向する長辺とこれらの長辺の両側に連続す る内、外金属板の傾斜部との屈曲部に係止 するとともに、前記間隔保持部材の支持部 を内、外金属板が山部および谷部で対向す る短辺に支持させた請求項（１）記載の定尺折版材。