JPH0220840A - 測光装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子スチルカメラ、銀塩カメラ及びビデオカ
メラ等のカメラに使用するための測光装置に関するもの
である。

〔従来の技術］ 最近のカメラの測光装置では、例えば特公昭４Ｂ−１９
２５１号公報、特公昭５９−３３８８９号公報に記載さ
れているように、適正露出の算出が困難な逆光時などに
も適正露出の得られるように工夫されているものが提供
されている。前者のものは、平均測光用素子とスポット
測光用素子とを備えており、これらの測光した値の差が
規定値以上になったときを逆光であると判定して警告を
発するとともに、平均測光からスポット測光に切り換え
るものである。また、後者のものは、多数の受光素子か
らなる受光系を用い、撮影画面内の所望な位置で部分測
光を行い、全画面の平均測光値と比較することによって
、それらの差が一定値以上であるときに、平均測光から
部分測光に切り換えるようにしたものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記公報記載のいずれの測光方式でも、
逆光時にはスポット測光もしくは部分測光で得られた輝
度データで露出値を決定しており、測光領域に被写体の
どういう反射率のものが入っているかによって、得られ
た露出値が適正でない場合がある。特に、主要被写体が
最小測光領域よりも小さい場合には、主要被写体以外の
周囲の輝度によって測光値が左右されるので、適正な露
出値を得ることができないという問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は上述のような問題を解決するためになされたも
ので、逆光時に適正な露出値を算出することができる測
光装置を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の測光装置は、撮影
画面の中央部にスポット領域を設定するとともに、その
周囲の撮影画面を複数の受光素子によってマトリクス状
に分割し、それぞれの領域ごとに測光する。これらの輝
度データを記憶手段が記録するとともに、検出手段が周
辺部の輝度データから最大輝度値を検出する。この最大
輝度値がスポット領域の輝度値と比較して一定値以上で
ある場合に、逆光判定手段が逆光撮影であると判断する
。逆光撮影である場合には、規格化手段が記憶手段に記
録された輝度データを参照してスポット領域の輝度値以
下の輝度値を有する領域を抽出する。演算処理手段は、
規格化手段によって選択された領域にスポット領域を加
えた領域の輝度値を平均して露出値を算出する。

〔作用〕

上記の構成によれば、本発明の測光装置は被写体を撮影
画面内に捉えると、受光素子によって測光された撮影画
面の各領域における輝度出力が記憶手段によって記録さ
れる。周辺輝度の最大値が中心輝度より一定値以上に大
きいときに逆光撮影であると判定され、規格化によって
中央領域の輝度以下の輝度を有する周辺領域が抽出され
る。抽出された周辺領域と中心領域に対応する輝度が記
憶手段を参照して読み出され、これらの輝度データが平
均されて露出値が決定される。

以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。

〔実施例〕

本発明の測光装置のブロック図及びこの測光装置を内蔵
した電子スチルカメラ１の光学系を示す第１図において
、電子スチルカメラｌの光学系は、２群（レンズ１０　
ａ、　　１０　ｂ）構成の撮影レンズ１０、　　レンズ
１０ａとレンズ１０ｂの間に配置された瞬間絞り込み方
式の絞り１１．ビームスプリッタ１２．　　クイックリ
ターン式の可動ミラー１３゜フォーカシングスクリーン
１４．コンデンサレンズ１５．ペンタプリズム１６．接
眼レンズ１７からなり、ビームスプリッタ１２の下方に
は結像レンズ１８を介して測光用のホトダイオードアレ
イ２０が配置されている。また、可動ミラー１３の背後
にはシャッタ２２を介して撮像用のＣＣＤ２１が配置さ
れている。

前記ホトダイオードアレイ２０には信号処理回路２３が
接続されており、この信号処理回路２３にはプログラム
ＲＯＭ２４に書き込まれたシーケンスプログラムに従っ
て稼働されるＣＰＵ２６が接続されている。このＣＰＵ
２６にはフレームメモリ２５が接続されており、ホトダ
イオードアレイ２０．信号処理回路２３を介してシリア
ルに出力されてくる画素ごとの測光データをアドレス順
に格納する。また、ＣＰＵ２６には、測光データから算
出された演算結果に基づいて開閉され、ＣＣＤ２１に露
光を与えるシャッタ２２．絞り１１及びレリーズスイッ
チ３５が接続されている。

前記ＣＣＤ２１には信号処理回路３０が接続されており
、この信号処理回路３０はＦＭ変調回路３１、ヘッドア
ンプ３２を介してスチルビデオフロッピィ（以下、ビデ
オフロッピィと表記する）３３にビデオ信号を書き込む
ための磁気ヘッド３４に接続されている。この磁気ヘッ
ド３４の下方には、ビデオフロッピィ３３を定速度で回
転駆動させるモータ３６が配置されており、このモータ
３６にはこれを駆動させるためのドライバ３７が接続さ
れている。また、ドライバ３７及びヘッドアンプ３２に
はこれらを駆動させるためのＣＰＵ２６が接続されてい
る。

また、ホトダイオードアレイ２０．Ｃ０Ｄ２１には、こ
れらをそれぞれ駆動するための駆動回路２７、ＣＣＤ駆
動回路２９が接続されており、この駆動回路２７．ＣＣ
Ｄ駆動回路２９には同期信号発生回路２８が接続されて
いる。この同期信号発生回路２８は、またＣＰＵ２６に
も接続されており、ホトダイオードアレイ２０．ＣＣＤ
２１を駆動させるに必要な各種パルスを互いに同期させ
るとともに、ＣＰＵ２６のシーケンスを制御するための
マスタークロックパルスを発生させている。

つぎに、以上のように構成された本発明の測光装置の作
用を説明する。先ず、電子スチルカメラ１にビデオフロ
ッピィ３３を装填して電源を投入すると、同期信号発生
回路２８からＣＰＵ２６゜駆動回路２７．ＣＣＤ駆動回
路２９にマスタークロックパルスが送出され、それぞれ
の駆動が開始される。ＣＰＵ２６からドライバ３７に信
号が送出されてモータ３６が駆動され、装填されたビデ
オフロッピィ３３が回転を始め、約３０１１Ｉｓで毎秒
６０回転の定常回転数に達する。

撮影レンズ１０を被写体に向けると、撮影レンズ１０が
捉えた被写体の光学像は、ビームスプリッタ１２を透過
し、可動ミラー１３で反射されてフォーカシングスクリ
ーン１４に結像される。この結像された被写体像はコン
デンサレンズ１５で集光され、ペンタプリズム１６．接
眼レンズ１７を介して撮影者に観察される。一方、被写
体の光学像の一部はビームスプリッタ１２によって結像
レンズ１８に導かれ、ホトダイオードアレイ２０に結像
される。このホトダイオードアレイ２０に結像された光
学像はホトダイオードアレイ２０により輝度信号に変換
され、信号処理回路２３で増幅やデジタル化の処理が施
されてＣＰＵ２６に入力される。ＣＰＵ２６は、プログ
ラムＲＯＭ２４のプログラムシーケンスに従って、この
輝度［を−旦フレームメモリ２５に記憶させる。

前記ホトダイオードアレイ２０によって測光される測光
領域４０は、第２図に示したように中央部のスポット領
域４１を除いてマトリクス状に１分割されており、第３
図に示したファインダ画面４２で観察される被写体の輝
度をそれぞれの微小な領域ごとに測光する。その測光し
た輝度値をそれぞれの領域ごとに単位ＥＶで第２図に表
示する。

なお、測光領域４０は、フレームメモリ２５内に記憶さ
れた輝度データの全領域を表示しており、ビデオフロッ
ピィ３３に録画される露光枠に対応している。

ＣＰＵ２６は、第４図に示すプログラムシーケンスに従
って測光データの処理を行う。まず、マトリクス状に分
割された測光領域４０内の微小な各測光領域からの輝度
データＰ＋ｔ）（ｉは１〜３２）から最大輝度値Ｐ　（
ｉ）ｓａｗを検出する。そして、これをスポット領域４
１の輝度データＰ　（Ｃ）　　と比較する。

’Ｐ　（ｉ）ｎａｘ　　Ｐ　（Ｃ）　Ｊが一定値（例え
ば２ＥＶ）未満であれば、測光領域４０内の全測光領域
からの輝度データを加算して、全測光領域の数で割った
平均輝度値Ｐ１゜ａｎ）　１を露出値Ｐとする。

また、’Ｐ　Ｔｉ）＋＊ｍ’ｘ　　’Ｐ　（ＣＩ　　Ｊ
が一定値以上であれば、逆光撮影と判断して、Ｐ　（Ｃ
）以下の輝度を有する領域を選択して規格化を行う。規
格化された領域を第５図の斜線で示す。これらの領域の
輝度データとＰ（６，との平均輝度値Ｐ　（ｓｅａ＋ｓ
ｌ　２を露出値Ｐとする。

これらを式で表すと、 となる。

この状態でレリーズボタンの半押しなどによってＡＥロ
ック機構（図示せず）を作動させ、ファインダ内視野を
観察しながら構図を決めてレリーズボタン（図示せず）
を押し込む、これによってレリーズスイッチ３５がＯＮ
になると同時に、可動ミラー１３が跳ね上がり、この直
後に露出値Ｐに基づいてジャシタ２２が開閉される。つ
ぎの瞬間、可動ミラー１３が元の位置に戻ってファイン
ダ視野が復帰するとともに、適正な光量にコントロール
された光学像はＣ０Ｄ２１によりビデオ信号に変換され
、周知の信号処理回路３０．ＦＭ変調回路３１を介して
ヘッドアンプ３２に入力される。ヘッドアンプ３２はＣ
ＰＵ２６の指令に従って磁気ヘッド３４を作動させ、Ｃ
ＣＤ２１から読み出されたビデオ信号を瞬時にビデオフ
ロッピィ３３に記録する。

なお、以上説明した本発明の測光装置によれば、逆光撮
影で主要被写体がスポット領域４１より小さいような、
従来のスポット方式の測光装置ではアンダーになるよう
な条件の場合にも、領域４１より低い輝度を有する周囲
の領域をも併せて平均しているので、適正な露出値を得
ることができる。

また、下記に示した式のように、各測光領域ごとに重み
α０．を付けて露出値を算出するようにしてもよい。例
えば、画面の中央部付近の領域に重みを付ければ、中央
部重点平均測光的な測光装置を実現することもできる。

Ｐ　（ａ□ｌｌ、２ 〔発明の効果〕 以上に説明したように、本発明の測光装置によれば、撮
影画面の中心輝度とマトリクス状に分割測光された周辺
輝度の最大値とを比較して逆光を検知する。逆光時に中
心輝度以下の輝度を有する周辺領域を抽出し、この周辺
領域に中心領域を加えた領域で輝度データを平均するこ
とによって露出値を算出するようにした。

したがって、逆光撮影時において、被写体の輝４゜ 度に比較して極端に輝度の高い部分を有する測光領域の
輝度データを排除することができるとともに、中心輝度
だけでなく、その周辺部の輝度も加味して露出値を算出
しているので、被写体に対する適正な露出値を算出する
ことができる測光装置を堤供することができるようにな
る。また、被写体が中心領域より小さい場合にも、中心
領域だけで露出値を決定するのではなく、中心領域より
低い輝度を有する周囲の領域をも併せて平均しているの
で、適正な露出値を算出することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例の構造を概略的に示すブロッ
ク図である。 第２図は、本発明の実施例の測光領域を示す概略図であ
る。 第３図は、本発明の実施例を内蔵した電子スチルカメラ
によって捉えた被写体の一例を示す概略図である。 第４図は、本発明の実施例のシーケンスプログラムの要
部を示したフローチャートである。 第５図は、第２図に示した被写体の輝度データを規格化
した概略図である。 電子スチルカメラ ホトダイオードアレイ シャッタ ＰＵ 測光領域 スポット領域。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）撮影画面をその中央部を除いてマトリクス状に分
   割し、中央部と分割された各々の領域ごとに測光する複
   数の受光素子を備えた測光装置において、前記中央部及
   び周辺部の各領域ごとに測光された輝度データを記録す
   るための記憶手段と、前記周辺部の輝度データから最大
   輝度値を検出する検出手段と、前記最大輝度値が中央部
   の輝度値と比較して一定値以上であるときに逆光撮影で
   あると判定する逆光判定手段と、この逆光判定手段によ
   って逆光撮影であると判定された場合に、前記記憶手段
   に記録された輝度データを参照し、中央部の輝度値以下
   の輝度データを有する周辺部の領域を抽出する規格化手
   段と、この規格化手段によって抽出された領域に中央部
   を加えた領域の平均輝度データを算出し、これを露出値
   とする演算処理手段とからなることを特徴とする測光装
   置。