JPH0220834A - ズームレンズ付カメラ - Google Patents

ズームレンズ付カメラ

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JPH0220834A
JPH0220834A JP13408789A JP13408789A JPH0220834A JP H0220834 A JPH0220834 A JP H0220834A JP 13408789 A JP13408789 A JP 13408789A JP 13408789 A JP13408789 A JP 13408789A JP H0220834 A JPH0220834 A JP H0220834A
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JP
Japan
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zoom
camera
magnification
posture
focal length
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Pending
Application number
JP13408789A
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English (en)
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Azuma Miyazawa
東 宮沢
Atsushi Maruyama
淳 丸山
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ズームレンズ付カメラ、更に詳しくは、撮影
者が設定した大きさの比率で被写体を追尾でき、かつカ
メラの縦または横の姿勢に合わせた撮影倍率が自動設定
されるようにしたズームレンズ付カメラに関する。
[従来の技術] 従来、撮影者がズームレンズを使用して人物などを撮影
しようとする場合、撮影者はその都度ズーム位置を手動
または電動で可変して設定していた。特に、動きのある
被写体を撮る場合、例えば、スキー等でその滑降フオー
ムを撮影する場合に、急速に撮影者の方に向かってくる
、あるいは撮影者より遠ざかっていく被写体を、手動ま
たは手動による電動ズーム(パワーズーム)によりズー
ムレンズを移動させて追尾するのは、非常に骨の折れる
作業であった。
そこで、撮影者が予め、撮影画枠に対する人物像の大き
さの比率を設定できるようにしたオートズーム機能を有
するカメラを、すでに本出願人より特開昭62−251
729号公報および特願昭62−53241号にて提案
した。
[発明が解決しようとする課Xl!i]このような先願
の電動ズームカメラによれば、撮影者がズーム操作を気
にすることなく被写体を追尾するだけで所望の写真を撮
ることができる。
しかし、撮影画枠に対する被写体の大きさの比率の設定
は、胸像モードまたは全身モードといったように、被写
体を人物に限定し、なおかつ人物の大きさを所定の大き
さに想定して行っていたので、例えば、幼児など、極端
に小さい人の場合は、胸像モードにしても全身が写って
しまうことになる。
また、急に比率を変えたくなったときにはオートズーム
モードを解除しなければ、設定比率以外の比率では撮影
することができなかった。
そこで、ユーザの立場では、フィルムに写し込まれる被
写体の大きさを自由に、即ち不連続でなくて連続的に設
定でき、なおかつその比率を簡単に確認できるようにす
ることが好ましいし、オートズームを解除しなくても自
由な比率で撮影できることが望ましい。
そして、また、このように構成したカメラにおいては、
カメラの撮影画枠を横長にした場合と縦長にした場合、
即ち、カメラを横姿勢にした場合と縦姿勢にした場合と
では、その撮影画枠に対する被写体の大きさ(縦の長さ
)の比率が変わるという不具合がある。つまり、印画紙
は、縦と横の長さが異なるが、今迄のオートズームモー
ドではカメラの縦または横の撮影姿勢に関係なく、同じ
倍率で撮影していたため、印画紙上では縦撮影と横撮影
で人物の写っている範囲が異なっていた。
本発明の目的は、このような問題点にj3 L、I L
、、てなされたもので、オートズームモードで撮影する
場合に、撮影画枠に対する被写体の写し込み倍率を、−
旦設定したのちは、カメラを縦位置または横位置にした
撮影姿勢の変化に応じて、常に設定した一定の比率で撮
影が行なわれるようにしたズームレンズ付カメラを提供
するにある。
[課題を解決するための手段および作用]本発明のズー
ムレンズ付カメラは、その概念を第1図に示すように、
ズームスイッチ1によってズームモータ2を駆動するこ
とにより撮影レンズであるズームレンズ3の焦点距離値
fを調整する。
一方、4111距手段4によって被写体までの距離Ωが
n1定されるので、上記ズームスイッチ1によるズーミ
ング後に、演算手段5において、上記測距値pと上記焦
点距離値fとに基づきフィルムへの被写体の写し込み倍
率rが#算される。このときには、カメラの撮影姿勢が
縦位置か横位置かを検出した姿勢判別手段8から演算手
段5に姿勢信号が入力されている。この演算された写し
込み倍率「は記憶手段6に記憶される。そして、この記
憶手段6からの写し込み倍率「と上記測距手段4からの
1lFJ距値pに基づき、オートズーム制御手段7によ
りフィルムへの被写体の写し込み倍率rを上記記憶手段
に記憶された値にするよう焦点距離値fが求められ、こ
の焦点距離まで上記ズームモータ2によってズームレン
ズ3が駆動制御される。
[実 施 例] まず、この発明の詳細な説明に先立ち、フィルムへの被
写体の写し込み倍率について説明する。
写し込み倍率は被写体距AIρとズームレンズの焦点距
#1fによって一義的に決定される。つまり、第2図に
示すように、人物10の身長をyとし、カメラ11のフ
ィルム面12に結像される人物像13の身長をXとし、
x/y−rを写し込み倍率とすると、第2図においては
、 f−(x/y) ・1−r−Ω・・・・・・・・・(1
)の関係が成り立つ。この(1)式では、撮影時の人物
10の身長yは変化しないので、人物像13の高さXを
一定にしたい場合には、被写体距離gによって焦点距i
4fを上記(1)式の成り立つように変化させればよい
ことを意味している。先願の電動ズームカメラでは、撮
影画枠に占める被写体の高さの比率をカメラ内に予め何
種類かを記憶させていたわけであるが、この写し込み倍
率rについても何社類かを記憶させたとすると、例えば
、35Il111フイルムを使用した場合、r −1/
30〜I/4(1程度であれば撮影結果は胸像程度とな
り、r−1/70〜l/80程度であれば全身像になる
(但し、被写体の人物10の身長が175cm程度の場
合とする)。
ところで、ズーム比を自分で設定して写し込み倍率「を
記憶させたい場合には、上記(1)式を変形すれば、 r−fiII    ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・(2)となるので、この(2)式により写し込み
倍率rを求めることができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
第3図は、本発明の一実施例を示すズームレンズ付カメ
ラのブロック図である。AF(オートフォーカス)測距
部22は、測距ブロックとして独立しており、CPU3
0の命令により測距を開始する。この場合、ある距離、
例えば3mを基準にした相対的なデータによって測距が
行われ、測距を終了すると、CPU30に測距終了信号
を送出する。CPU30は、この7]111距終了信号
を受けることにより、シリアルクロックをAF測距部2
2に送出し、これに応動して測距データが、シリアル信
号としてA F alll距部22よりCPU30に読
み込まれ、AF測距動作が終了する。
ストロボ14はCPU30の信号により充電を開始し、
ストロボ14の充電が終了するとCPU30はこれを検
出して充電ストップ信号をストロボ14に送ることにな
る。この後のストロボ14の発光もCPU30からの信
号により行なわれる。
セラミック発振子34はCPU30の基本クロック発生
用のものである。
CPU30に接続された切換スイッチ18゜19.20
のうち、切換スイッチ18はセルフタイマ撮影モードを
設定するためのスイッチ、切換スイッチ19は撮影モー
ドをマニュアルズーム撮影モード(パワーズーム撮影モ
ード)とオートズーム撮影モードとに切換えるモード切
換スイッチ、切換スイッチ20はストロボ14の発光・
を自動発光1発光禁止および強制発光に切換えるための
スイッチである。これらの切換スイッチ18〜20によ
り選択された撮影モードは、液晶表示板21によって表
示されるようになっている。セルフタイマ撮影モード時
にはLEDからなる発光索子15が発光して警告が行わ
れる。
また、スイッチ31.32は、それぞれズームアツプス
イッチ、ズームダウンスイッチである。
マニュアルズーム撮影モード、・オートズーム撮影モー
ドのいずれの場合にも、ズームアツプスイッチ31を押
すと焦点距離が長くなる方向にズームレンズが移動し、
ズームダウンスイッチ32を押すと焦点距離が短くなる
方向にズームレンズが移動する。オートズーム撮影モー
ド時には、このズーミングによって被写体の写し込み高
さが決定され、その後に測距が行われ、この11−1距
値と焦点圧111(fiとから写し込み倍率rが求めら
れ、この写し込み倍率rがCPU30のメモリに記憶さ
れることになる。
上記切換スイッチ18,19.20およびズームスイッ
チ31.32のオン、オフは、電源スィッチであるパワ
ースイッチ(図示せず)のオンに同期してCPU30の
スイッチ入力状態コントロールライン35が“Lルーベ
ルになったときのみ受は付けられるようになっている。
そして、CPU30には、カメラの姿勢を検知するため
の、後で詳述するスイッチ36が接続されている。つま
りカメラ本体を、撮影画枠が横長になる通常の姿勢にし
ているか、若しくは撮影画枠が縦長になる姿勢にしてい
るかが、スイッチ36により検知され、CPU30にて
判定されるようになっている。
ここで、図示しないレリーズ釦が半押しされた場合には
、CPU30は、モード切換スイッチ19のオンによっ
てオートズーム撮影モードが選択されている場合、記憶
された写し込み倍率rに基づき、前記(1)式により焦
点距離fを計算し、AE(自動露出)測光部を兼用して
いるインタフェースIC23およびブリッジ回路からな
るモータ駆動部26を介し、ズームモータ24を駆動す
る。ズームモータ24によって移動するズーム環24A
の位置は、フォトインクラブタなどからなるエンコーダ
25により、インタフェースIC23を介しCPU30
にフィードバックされるので、CPU30は、エンコー
ダ25からの情報に基づき、・ズームモータ24を制御
することができる。また、ズームモータ24に連動して
ファインダ16での倍率が変わるので、撮影者は、ファ
インダ16を覗くことにより、実際の撮影画枠を確認で
きる。したがって、このときズームアツプスイッチ31
またはズームダウンスイッチ32を押すことにより写し
込み倍率rを可変させ再設定することができる。
レンズモータ27はインタフェースrc23とモータ駆
動部26とを介して正転駆動され、AFllpt距部2
2からの測距値に基づき計算された焦点位置に撮影レン
ズを移動させる。この場合も、撮影レンズの位置は、エ
ンコーダ28によってインタフェースI C23を介し
てCPU30にフィードバックされることにより制御さ
れる。この後、レリーズ釦が全押しされた場合に、上記
レンズモータ27の逆転駆動によりシャッタ動作が行な
われ露光される。その後、ワインドモータ29によりフ
ィルムの駒送りがなされ、一連の動作が終了する。
なお、A F jllllll少データンズ位置データ
に変換する場合、レンズ位置の機械的なバラツキ、ズー
ム係数のバラツキ等が考えられるが、これらの値は生産
時に、調整用データとしてE2−PROM33に記憶さ
れているので、CPU30はAFi1111fftiチ
ー9オ、!、ヒE2−PROM33(7)7’−9によ
り正確なレンズ位置を計算することができる。
また、インタフェースI C23は、本来、測光用のI
Cなので、CPU30は、インタフェースIC23の測
光値に基づき、シャッタ制御を行なう。この場合、E2
−PROM33は測光値の誤差を記憶しており、CPU
30は、測光データとE2−PROM33のデータによ
り正しい露出時間を演算する。E2−PROM33とC
PU30との信号の授受は、データの書き込み、読み出
しをシリアル通信で、それらの状態制御を直接ラインで
行なう。
次に本実施例の動作を第4図〜第8図のフローチャート
を用いて説明する。
第4図に示すように、レリーズ釦が半押しされて第ルリ
ーズがオンの状態になると、直ちに、測距のサブルーチ
ンへ移行する。この測距のサブルーチンではAF測距部
22によりΔ1距動作が行なわれて被写体までの距離g
が求められる。そして、この/I−1距結果のデータが
記憶されると、続いてオートズーム撮影モードになって
いるかどうかがチエツクされ、オートズーム撮影モード
でなければ(マニュアルズーム撮影モードであれば)、
インタフェースIC23により測光が行なわれる。
そして、上記測距データである被写体距離pl:基づい
て撮影レンズが駆動されて合焦位置まで移動し、第2レ
リーズがチエツクされる。レリーズ釦が全押しされて第
2レリーズがオンになれば、セルフタイマ撮影モードで
あるかどうかがチエツクされ、セルフタイマ撮影モード
でなければ、露出のサブルーチンを実行して撮影を行っ
た後、フィルムが巻き上げられて終了する。セルフタイ
マ撮影モードであれば、セルフタイマが働いて、カウン
トし、カウント終了した時点で露出のサブルーチンを実
行する。
モード切換スイッチ19のオンによってオートズーム撮
影モードが選択されている場合は、まず、カメラが横長
の姿勢にあるか、または縦長の姿勢にあるかがチエツク
される。カメラは、通常、横長の姿勢にした状態で用い
られることが多いが、このようにカメラが横長の姿勢で
第ルリーズされた場合には、後述するようにレリーズ前
のズームスイッチ31または32の操作によりPめCP
U30に記憶されている写し込み倍率「を、そのまま新
たな写し込み倍率r′とし、カメラが縦長の姿勢で第ル
リーズされた場合には、CPU30に記憶されている写
し込み倍率「に係数aを掛け、これを新たに写し込み倍
率r′とする。
ここで、カメラが縦長の場合に、CPU30に記憶され
ている写し込み倍率rに係数aを掛ける理由について述
べる。係数aは1.4〜1.5の値に設定されている。
この係数aの値は、撮影画枠の縦と横の比率、すなわち
、通常の印画紙若しくは3511IIlフイルムの縦と
横の長さの比率である。すなわち、印画紙では、縦の長
さを1とすると横の長さが1.4であるので、a −1
,4/l−1,4であり、35IIalフイルムでは、
縦の長さが24n+a+に対して横の長さが36m+a
であるので、a−38/24−1.5である。カメラは
、通常、撮影画枠が横長になる姿勢で使用されるが、人
物を写す場合、例えば、胸像モードで写す場合などを考
えると、カメラの姿勢を横長の状態から縦長の状態にし
た場合も、自動的に人物が撮影画枠に対して同じ比率の
大きさになることが望ましい。つまり、同一の写し込み
倍率「であっても、カメラを縦長にした場合と、横長に
した場合とでは、撮影画枠における人物の縦方向の大き
さ、即ち高さの比率が異なってしまうことになるが、カ
メラを縦長にしたときには、人物が横長にしたときのa
倍で写されるようにすれば、カメラを縦長、横長いずれ
の姿勢にしたとしても、撮影画枠における人物の縦方向
の大きさの比率を常に一定にすることができる。なお、
ズームスイッチ31.32の操作によってCPU30に
記憶されている写し込み倍率rはカメラの姿勢を横長に
した場合を基準にしている。
上記写し込み倍率r′が設定された後、この写し込み倍
率r′に基づいて、焦点距離fを計算するサブルーチン
が実行される。すなわち、上記写し込み倍率r′と、A
F測距データである被写体距離pとから、前記(1)式
に法づいて焦点圧#Efが計算される。この焦点距離f
の計算に関するサブルーチンについては後述する。続い
て、現在の焦点距離であるズーム値(焦点距離値)と、
上記31算によって求められたオートズームの目標位置
の焦点距離fとの比較がなされる。現在のズーム値が目
標の焦点圧Mfと略一致している場合は、既に所望のオ
ートズーム位置にあると判断し、次のズーム駆動の処理
を省いて測光のサブルーチンまで跳ぶ。現在のズーム値
が目標の焦点圧#1fと略一致しているという判断の基
準(f±k)は、例えば、ズームエンコーダ25の±1
パルス分でもよく、写し込み倍率が記憶値と数%しか異
ならない場合でもよい。要するに、ズームレンズを動か
してもユーザに殆ど分からないレベルを設定してシャツ
タレリーズのタイムラグを少しでも短くする可能性を持
たせればよい。また、写し込み倍率rが設定された直後
に第ルリーズを行った場合には、被写体が動いていない
ので、次のズーム駆動が行われずシャッタチャンスを逃
すことがない。
現在のズーム値が焦点距離fより±に以上も離れている
場合は、ズームモータ24が高速駆動してズーム値を目
標の焦点距離fに動かす。すなわちオートズーム高速駆
動が行われる。このオートズーム高速駆動では、第5図
に示すように、まず、ズームレンズが目標の焦点距離f
の位置にあるどうかがチエツクされる。目標焦点距離f
の位置にあれば、ズームモータ24にブレーキを掛け、
続いて同モータをオフにしてリターンする。目標焦点距
離位置になければ、ズームアツプ方向のとき上記モータ
24を正転方向に駆動し、ズームダウン方向のとき上記
モータ24を逆転方向に駆動する。このズーム駆動後は
再び測距を行う。ここで測距を行う理由は、ズーム駆動
中に被写体が近付いたかどうかをチエツクするためであ
る。すなわち、ズームレンズを高速で動かしたとしても
、速い動きの被写体の場合または近距離の被写体の場合
には、ズーム駆動中に被写体が被写界深度外になってし
まう場合がある。そこで、このような場合でも最新の位
置にピントを合せることができるように再測距を行う。
そして、この測距の結果、測距データ、すなわち被写体
距離gが一定値以内で近くなっているかどうかをチエツ
クし、被写体距離gが一定値以内で近くなっている場合
にのみallll−タを更新する。
ここで、被写体が近くなったときのみ距ml)を更新す
る理由について述べる。まず、オートズーム撮影モード
であるので、被写体としては人物が殆どである。人物を
撮る場合は、よほどの芸術写真でもない限り、人物はカ
メラの方向を向いている。したがって、大抵の場合、人
物が動くとすればカメラに向かって動くことになる。例
えば、小さな子供などは、カメラを向けると必ず走って
近寄ってくるし、結婚式などでも入場の写真を撮ること
があっても、退場の写真を撮ることは殆どない。また、
ズーム駆動中にフォーカスロックしたい場合でも、人物
撮影の場合は、カメラに最も近い人物に対してフォーカ
スロックするのが殆どである。単純に、ズーム駆動後の
測距データを採用すると、せっかく合っていたピントを
ずらす結果となってしまう場合があるからである。例え
ば、人物が測距ゾーンから外れてしまった場合は測距デ
ータとしては遠距離になってしまうので、このような測
距データは採用しない。すなわち、前回の1l−1距よ
り近くなった場合のみ、被写体が近付いたと判断するの
が一番よい。但し、人物が対象なので、無制限に速く近
付くことはなく、このため、例えば、100mを10秒
で走る人を一番速く動く人と設定すればよい。したがっ
て、今回のaIll距デー少データ測距データに対して
近距離方向であって、かつその両データ181の差が一
定値以内であるかどうかの判断として、 ズーム駆動時間X 100i/ 1osec・・・・・
・・・・(3)などの値を設定することができる。
この後は、前述したマニュアルズーム撮影モードの場合
と同様に、1llll光が行なわれ、続いて上記測距デ
ータに基づいて撮影レンズが駆動されて合焦位置まで移
動し、第2レリーズがチエツクされる。レリーズ釦が全
押しされて第2レリーズがオンになると、セルフタイマ
撮影モードでなければ直ちに露出のサブルーチンを実行
し、セルフタイマ撮影モードであればセルフタイマをカ
ウント終了した時点で露出のサブルーチンを実行してフ
ィルムの巻上が行われる。
ところで、ズームアツプスイッチ31またはズームダウ
ンスイッチ32を押すと第6図に示すルーチンが実行さ
れる。これらのズームスイッチ31.32は、レリーズ
釦を押す前に、被写体の所望の写し込み倍率「を得るた
めに操作される。
このスイッチ31.32のオンのルーチンに入ると、ま
ず、マニュアルズームのサブルーチンが実行される。こ
のマニュアルズームのサブルーチンの詳細については後
述するが、ズームアツプスイッチ31をオンしている間
は焦点距離が長くなる方向に、またズームダウンスイッ
チ32をオンしている間は焦点距離が短くなる方向にズ
ームレンズが移動し、スイッチ31.32をオフにすれ
ばズーミングを終了する。マニュアルズームのサブルー
チンが実行された後は、オートズーム撮影モードである
かどうかがチエツクされる。オートズーム撮影モードで
ない場合は、ここで処理を終了する。オートズーム撮影
モードである場合は、続いて、写し込み倍率rを計算し
てこれをCPU30に記憶する。すなわち上記のマニュ
アルズーミングを終了した時点で、測距を行って現在の
被写体までの距離gを求め、この後、この距離gと現在
のズーム値fより、前記(2)に基づいて写し込み倍率
「を計算する。そして、この後、カメラの姿勢をチエツ
クし、カメラが横長の姿勢にある場合には、上記計算さ
れた写し込み倍率「をそのままCPU30に記憶し、カ
メラが縦長の姿勢にある場合には、上記写し込み倍率「
を前記係数aで割り、これを写し込み倍率rとして記憶
する。
つまり、カメラが縦長の姿勢であっても、CPU30に
は横長の姿勢の写し込み倍率rに変換して記憶される。
このように上記ズームスイッチ31または32を操作し
て所望のズーム位置までズーミングを行うと、このズー
ミング後の測距値と焦点距離値から求められた写し込み
倍率rがCPU30に記憶されるので、この後、レリー
ズ釦を押せば、前述したように、記憶された写し込み倍
率rが得られるズーム位置までオートズーミングされる
。ズームスイッチ31.32を再び操作しない限りは記
憶された写し込み倍率「は変化しないので、毎回のレリ
ーズの都度、同一の写し込み倍率「が用いられて撮影さ
れることになる。この写し込み倍率「を変化させたい場
合には、ズームスイッチ31または32を操作し、再度
、所望の写し込み倍率rが得られるズーム位置までズー
ミングを行えばよい。記憶される写し込み倍率rはカメ
ラの横長の姿勢を基準にしており、カメラを縦長の姿勢
にした場合には、前述したように、実際の写し込み倍率
r′は上記写し込み倍率「の8倍になる。
上記第6図中のマニュアルズームのサブルーチンを第7
図に示す。ズームアツプスイッチ31またはズームダウ
ンスイッチ32が押されることによって第7図のマニュ
アルズームのフローに移行する。ここでは、まず、モー
タフラグがセットされる。モータフラグのセットはズー
ムモータ24のオンを意味し、リセットはズームモータ
24のオフを意味する。次にタイマカウンタがリセット
スタートし、後述する一定時間経過の判断に用いられる
。ここで、ズームアツプスイッチ31が押されていると
きはズームモータ24が正転してズームレンズが繰り出
され、ズームダウンスイッチ32が押されているときは
ズームモータ24が逆転してズームレンズが繰り込まれ
る。ズームモータ24が正転または逆転した後は、モー
タフラグが反転し、上記タイマカウンタが一定時間を計
ΔP1し終えるか、或いはズームレンズがワイド端また
はテレ端に至るまで、上記ズームモータ24の正転また
は逆転が継続される。例えば、ズームモータ24の正転
が一定時間継続した後は、再びタイマカウンタをリセッ
トスタートしてモータフラグのチエツクが行われる。モ
ータフラグの反転によりモータフラグはリセットされて
いるので、ズームモータ24はオフになる。そして、再
びモータフラグの反転が行われて一定時間の経過を待ち
上記動作が繰り返される。このようにズームアツプのモ
ータ駆動はデユーティ比が1対1(50%)のパルス駆
動により行われる。ズームダウンの場合も同様にパルス
駆動によりモータ駆動が行われる。なお、パルス駆動の
デユーティ比については1対1に限ることなく必要に応
じて任意の値に変えてもよく、また駆動周波数について
も同様である。
ズームレンズがワイド端またはテレ端に至ったことをエ
ンコーダ25により確認した場合、またはスイッチ31
.32がいずれもオフになっているときはズームモータ
24がオフしてメインルーチンへリターンする。
第8図に前記第4図のフローに示された焦点圧tWfの
計算のサブルーチンを示す。このサブルーチンのフロー
については、まず、設定されている写し込み倍率r′と
、A F ap1距データである被写体距離gとから、
焦点圧i!fIfが計算される。。次に、この計算され
た焦点距離fがズームレンズの焦点距離の最小値’ M
INより小さい場合には、焦点距離fはこの最小値fM
INに固定され、また、計算された焦点距離fがズーム
レンズの焦点距離の最大値fMAXより大きい場合には
、焦点圧i!ftfはこの最大値fMAXに固定される
。そして、fMIN≦f≦fMAXの場合は、計算値の
焦点距離fがそのまま採用される。これは、被写体が設
定された写し込み倍率r′に対し、近すぎたり速すぎた
りした場合、写し込み倍率r′に設定することが不可能
になるための処置である。なお、この場合、液晶表示パ
ネル21で警告表示を行なったり、セラミック発音素子
などを使って警告音を出すようにしてもよい。
第9図(A) 、 (B)はカメラの姿勢を検知するス
イッチ36の具体的な構成例を示す。このスイッチ36
は、支持部37から導電線38により吊り下げられた導
電性のボール39と、このボール39の周囲に配置され
た導電性部材4oとがらなり、上記導電線38は抵抗4
1によってプルアップされた状態でCPU30の入力ポ
ートに接続され、上記導電性部材40はアースされてい
る。
今、カメラが通常の横長の姿勢にあるときは、第9図(
A)に示すように、自mにより垂下しているボール39
が導電性部材4oに接触しないのでスイッチ36がオフ
であり、このためCPU30の人力ボートは“H”レベ
ルとなっている。カメラが縦長の姿勢になると、第9図
(B)に示すように、ボール39と導電性部材4oが接
触するのでスイッチ36がオンになり、このためCPU
30の入力ポートは′L”レベルとなってカメラが縦長
の姿勢になったことが検出される。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、オートズーム撮影モ
ードでの撮影において、撮影画枠が横長になるカメラの
撮影姿勢と縦長になるカメラの撮影姿勢とでは、その被
写体の写し込み倍率を変えることで、人物像の写る範囲
を一定にしたので、この種従来のカメラにおける欠点を
解消したズームレンズ付カメラを提供することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のズームレンズ付カメラの基本的構成
を示すブロック図、 第2図は、写し込み倍率rを説明するためのカメラと被
写体の関係を示す側面図、 第3図は、本発明の一実施例を示すズームレンズ付カメ
ラの電気回路のブロック図、 第4図〜第8図は、上記第3図に示すカメラの動作を説
明するためのフローチャート、第9図(A) 、  (
B)は、このカメラの姿勢を検出するスイッチの構成お
よび作用を示した電気回路図である。 1・・・・・・・・・・・・ズームスイッチ2.24・
・・・・・・・・・・・ズームモータ3・・・・・・・
・・・・・ズームレンズ(撮影レンズ)4・・・・・・
・・・・・・測距手段 5・・・・・・・・・・・・演算手段 6・・・・・・・・・・・・記憶手段 7・・・・・・・・・・・・オートズーム制御手段8・
・・・・・・・・・・・姿勢判別手段22・・・・・・
・・・AF測距部(測距手段)30・・・・・・・・・
CPU(演算手段、記憶手段。 オートズーム制御手段) 31・・・・・・・・・ズームアツプスイッチ(ズーム
スイッチ) 32・・・・・・・・・ズームダウンスイッチ(ズーム
スイッチ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)測距手段と、 電動で焦点距離を変ることのできるズームレンズと、 上記測距手段で得られた被写体までの距離情報から、所
    定倍率が得られるズームレンズの焦点距離を決定する焦
    点距離設定手段とを備え、撮影に先立って前記決定され
    た焦点距離へズームレンズを駆動制御する定倍率撮影機
    能をもったズームレンズ付カメラにおいて、 前記焦点距離決定手段は、2系統の撮影倍率決定プロセ
    スをもち、 カメラに内蔵されたカメラの姿勢判別手段により撮影姿
    勢を検出し、該撮影倍率決定プロセスの一方のプロセス
    を選択することにより、 カメラの姿勢に合わせた撮影倍率が自動設定されるよう
    にしたことを特徴とする定倍率撮影機能をもったズーム
    レンズ付カメラ。
JP13408789A 1989-05-25 1989-05-25 ズームレンズ付カメラ Pending JPH0220834A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02144508A (ja) * 1988-11-25 1990-06-04 Nikon Corp カメラの定倍率撮影制御装置
JPH0470636U (ja) * 1990-10-29 1992-06-23
US5379084A (en) * 1991-11-22 1995-01-03 Olympus Optical Co., Ltd. Camera having a zoom optical system
CN113364987A (zh) * 2015-12-22 2021-09-07 深圳市大疆灵眸科技有限公司 拍摄设备及其控制方法、装置

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