JPH0220751Y2 - - Google Patents

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JPH0220751Y2
JPH0220751Y2 JP1981043330U JP4333081U JPH0220751Y2 JP H0220751 Y2 JPH0220751 Y2 JP H0220751Y2 JP 1981043330 U JP1981043330 U JP 1981043330U JP 4333081 U JP4333081 U JP 4333081U JP H0220751 Y2 JPH0220751 Y2 JP H0220751Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、審美性に優れるとともに視認性に
優れたけい光表示管に関し、特に、陽極部が透光
性基板の一方の面に形成され、該基板の他方の面
側からけい光体層の発光を観察するタイプの前面
発光形けい光表示管に関するものである。
一般に加熱された陰極から放出された電子を、
けい光体の被着された陽極導体に選択的に射突さ
せて、文字、図形等を発光表示するけい光表示管
は、見やすい発光色を有し、また低電圧駆動が可
能であり、消費電力も小さいなどの特長を有して
いるため、電子機器等の表示装置として多く用い
られている。
また、けい光表示管は、この考案のように基板
として透光性基板を用い、陽極部を形成する陽極
導体及び配線導体を透明導電膜により前記基板上
に形成して、前記陽極導体上に配設されたけい光
体層の発光を基板を通して観察するタイプの前面
発光形けい光表示管と、絶縁基板に配線導体及び
陽極導体を形成してけい光体層の被着された陽極
部での発光を、グリッド、陰極、フロントガラス
を通して観察するタイプのけい光表示管がある。
後者のタイプは、その構造上、観察者に不要な陽
極部以外のグリツドや陰極がみえてしまい、陽極
部の観察に妨げになつたり、また発光面と観察窓
部との間に、ほぼ外囲器の厚みに相当する距離を
有するため、可視角に制限を受けるとか、あるい
は表示が奥まつて見えるという問題点がある。
このような問題点を解決するために考案された
前者の前面発光形けい光表示管においては、不要
なものが見えなくなり、表示品位も大幅に向上
し、可視角も大きくなつた。
しかしながら従来のこの種の前面発光形けい光
表示管は、第1図の正面図及び第2図の縦断面図
に示すように、ガラスやセラミツクス等の透光性
の絶縁基板1の一方の面にSnO2やI.T.O(In2O3
SnO2)等の透明導電膜により透明な配線導体2
a及び陽極導体2を被着し、この陽極導体2は表
示パターン形状に形成されている。前記表示パタ
ーン形状の陽極導体2を残して絶縁層3が被着形
成されている。さらに、前記絶縁層3が被着され
ていない表示パターン形状の陽極導体2上にはけ
い光体層4が印刷法や沈殿法や電着法等によつて
被着されて陽極部が形成されている。前記絶縁層
3は配線導体2aをこれと交差する陽極導体2か
ら絶縁させる作用の他に表示面の背景としての作
用もある。一般にけい光表示管においては発光表
示を見やすくし、かつ、正確に読み取れるような
特性すなわち視認性を向上させることが要求され
ている。また、一般に、けい光表示管は、例えば
直射日光が照射するような高照度下で使用する場
合非発光陽極部からの反射光が強くなり、発光陽
極部と非発光陽極部とのコントラストが非発光陽
極部と背景となる黒色絶縁層とのコントラストよ
り小さくなり、けい光体全体が発光しているよう
にみえてしまい、視認性が悪くなるという問題点
があり、前面発光形のけい光表示管においても同
様の問題が生じている。この現象を防止するため
に表示面における非発光陽極部と背景のコントラ
ストを下げてこれを防止することが知られてい
る。例えば従来の前面発光形けい光表示管におい
て、けい光体にZnO:Znを使用した実施例につ
いて説明すると、けい光体色が白色であるので白
色の絶縁層3を配設しコントラストを小さくして
いた。この白色の絶縁層3は、スクリーン印刷法
で一層だけ印刷されているためにあまり厚くは形
成できず、前述のように非発光陽極部と背景のコ
ントラストを小さくする作用効果がある反面、け
い光表示管の背面よりの光の遮光性が悪かつた。
従つて第1図に示すように表示面の外周に、基板
と背面容器と封着させる封着ガラスの封着跡が透
けて見えたり、図示してないがグリツドやフイラ
メントサポートやフイラメントアンカー等の内部
金属部品が透けて見える等の表示面の美観を損
い、審美性を悪くするという問題点があつた。ま
た発光陽極部から裏側に放射された発光が内部金
属部品等に反射し絶縁層3を一部透過して見える
という現象すなわちハレーションが生じ、視認性
を悪くするという問題点もあつた。
そこで本考案は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり表示面の非発光陽極部と背景
のコントラストを小さくする絶縁層と遮光性の優
れた絶縁層を積層させて設けることにより、コン
トラストを小さくし、ハレーシヨンを防止するこ
とにより視認性の向上を図るとともに審美性に優
れたけい光表示管を提供することを目的とするも
のである。
以下、本考案を図面に示す一実施例について詳
細に説明する。
第3図は、本考案に係るけい光表示管の一部を
破断して示した正面図、第4図は同B−B線に沿
う拡大断面図である。
図において11は、透光性の絶縁材料からなる
基板として例えばガラスやセラミツクス等からな
る基板である。この基板11の一方の面に、セグ
メント数に応じて分割された陽極導体12と配線
導体12aのパターンを透明導電膜で形成されて
いる。透明導電膜はSnO2やIn2O3からなるI.T.O
等の金属酸化物を塗布法、スプレー法、蒸着法あ
るいはスパツタ法等で基板11上に被着される。
被着された陽極導体12は表示パターン形状に形
成されている。陽極導体12が形成された基板1
1の面に、表示パターン形状とされる透明な陽極
部12及び端子部12bを残して絶縁層13をス
クリーン印刷法で配設する。この絶縁層13は後
述のけい光体層14の色と同一かまたは近似した
色に調合する。例えば、けい光体としてZnO:
Znを使用する場合はその体色が白色であるので
絶縁層13は主成分の低溶融フリツトガラスにバ
インダー及び溶剤と白色顔料としてTiO2を混合
させて白色のペースト状に調合する。また、体色
が黄色のけい光体(Zn・Cd)S:Ag.Al+In2O3
を使用する場合の絶縁層13には、黄色顔料とし
て知られているZr−Prや、Zr−V等を適宜混合
させる。絶縁層13を印刷法で被着した後焼成炉
で焼成し固着させる。この絶縁層13の上面に遮
光性の良い遮へい層15を印刷法で配設する。こ
の遮へい層15は、後述する封着材16やグリッ
ド17、フイラメントサポート18等の内部金属
部品が透けて見えないように遮光性の良い遮へい
層15で構成する。遮へい層15は、絶縁層13
と同様に低溶融フリツトガラスを主としてバイン
ダー及び溶剤と遮光性の良い顔料、例えば黒鉛を
入れて黒色のペースト状に調合する。この遮へい
ペーストを印刷法で絶縁層13の上面に配設す
る。遮へい層15は、ハレーシヨン防止のために
は、絶縁層13に完全に積層するよう配設する。
また、背面容器19を基板11に封着させる封
着材16の封着跡が不規則な波形で基板11の周
囲に現われるので、この封着跡を遮へいするため
に遮へい層15は、基板11の外周まで形成する
ことが必要になる。
また、遮へい層15に導電性物質を混入させて
外部回路と接続することにより電子のチヤージア
ツプを防止することも可能である。
前記表示パターン形状の陽極導体12上に、け
い光体14を電着法や沈殿法等で充填配設して陽
極部を形成し、更に端子部12b、スルホール等
にもけい光体14と同色の導電材料を充填配設す
る。
この基板11上に網目状グリツド17を配設
し、その上部にフイラメント状陰極20をフイラ
メントアンカーとフイラメントサポート18によ
つて張架配設され、背面容器19を封着材16に
よつて封着固定してある。端子部12bには外部
端子線21が接続され陽極導体12やグリツド1
7や陰極20等へ電圧を印加できるように構成さ
れている。
そのほか、本考案は上述した実施例に限られる
ものではなく、その要旨を変更しない範囲で種々
変形して実施できるものである。例えば、絶縁層
13が白色である場合の遮へい層15の色は同じ
白色でも顔料の割合の多い遮光性の良い遮へい層
を使用するか、また遮へい層を複数層設けること
により黒色の遮へい層と同等の効果をあげること
もできる。
以上説明したように、本考案によれば、表示パ
ターンに応じて陽極部が形成される基板側から、
陽極部の発光表示を観察するタイプのけい光表示
管で、陽極部の表示パターンを残して基板上のほ
ぼ全面に配設された絶縁層の体色を、けい光体層
の体色と同一か又は近似させ、かつこの絶縁層上
に遮光性の良い遮へい層を積層配設した構成とし
たので、陽極部の非発光陽極部と背景のコントラ
ストを小さくすることが可能になり、また、ハレ
ーシヨンを防止することができるので視認性を向
上させることができるという優れた効果が得られ
るものである。
また、表示面から封着跡が見えなくなり審美性
にも優れたけい光表示管を提供できる効果も兼ね
そなえているのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の前面発光形けい光表示管の平
面図、第2図は、第1図のA−A線の拡大断面
図、第3図は、本考案の一部を破断した平面図、
第4図は、第3図のB−B線の拡大断面図であ
る。 11……基板、12……陽極導体、13……絶
縁層、14……けい光体、15……遮へい層、1
9……背面容器、20……陰極。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部を高真空状態に保持する外囲器の一部で
    ある透光性の基板の内面に透明な陽極導体を配
    設し、この陽極導体にけい光体層を被着して陽
    極部とし、陽極部の表示パターンを残して基板
    上のほぼ全面に配設された絶縁層と、前記けい
    光体層に対面する位置に張架配設された陰極な
    どから構成され、前記透光性基板側から陽極部
    の発光表示を観察するようになるけい光表示管
    において、前記透光性基板を介して見える絶縁
    層の体色を、けい光体層の体色と同一か又は近
    似させるとともに、この絶縁層上のほぼ全面に
    少なくとも陰極などの内部金属部品が透けて見
    えないような遮光性を有する遮へい層を積層配
    設した構成になることを特徴とするけい光表示
    管。 (2) 絶縁層ならびに遮へい層は、透光性基板の周
    縁まで配設されてなる実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のけい光表示管。
JP1981043330U 1981-03-26 1981-03-26 Expired JPH0220751Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4964367A (ja) * 1972-10-23 1974-06-21
JPS5315753A (en) * 1976-07-28 1978-02-14 Ise Electronics Corp Fluorescent display tube

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