JPH02206963A - 放射線画像読取方法 - Google Patents

放射線画像読取方法

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JPH02206963A
JPH02206963A JP1027841A JP2784189A JPH02206963A JP H02206963 A JPH02206963 A JP H02206963A JP 1027841 A JP1027841 A JP 1027841A JP 2784189 A JP2784189 A JP 2784189A JP H02206963 A JPH02206963 A JP H02206963A
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JP
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signal
image
light
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reading
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JP1027841A
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English (en)
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Kazuo Horikawa
堀川 一夫
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放射線画像が記録された記録シートから得ら
れた放射線画像を表わす光を読み取って画像信号を得る
放射線画像読取方法に関するものである。
(従来の技術) 記録された放射線画像を読み取って画像信号を得、この
画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を再生記録
することは種々の分野で行なわれている。たとえば、後
の画像処理に適合するように設計されたガンマ値の低い
X線フィルムを用いてX線画像を記録し、このX線画像
が記録されたフィルムからX線画像を読み取って電気信
号に変換し、この電気信号(画像信号)に画像処理を施
した後コピー写真等に可視像として再生することにより
、コントラスト シャープネス、粒状性等の画質性能の
良好な再生画像を得ることのできるシステムが開発され
ている(特公昭61−5193号公報参照)。
また本願出願人により、放射線(X線、α線。
β線、γ線、ft子線、紫外線等)を照射するとこの放
射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の励
起光を照射す゛ると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像を一部シート状の蓄積性蛍
光体に撮影記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等
の記録材料、CRT等に可視像として出力させる放射線
画像記録再生システムがすでに提案されている(特開昭
55−12429号、同5G−11395号。
同55−183472号、同5B−104645号、同
55−116340号等)。
このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画
像を記録しうるという実用的な利点を有している。すな
わち、蓄積性蛍光体においては、放射線露光量に対して
蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光の光量が極め
て広い範囲にわたって比例することが認められており、
従って種々の撮影条件により放射線露光量がかなり大幅
に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放射される輝尽
発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設定して光電変
換手段により読ろ取って電気信号に変換し、この電気信
号を用いて写真感光材料等の記録材料、CRT等の表示
装置に放射線画像を可視像として出力させることによっ
て、放射線露光量の変動に影響されない放射線画像を得
ることができる。
上記X線フィルムや蓄積性蛍光体シート等の記録シート
を用いる上記システムにおいて、記録シートに記録され
た放射線画像を読み取って画像信号を得るには、通常、
放射線画像読取装置を用い、記録シートに光を照射して
この光の照射により該記録シートから得られた放射線画
像を表わす光(たとえば、X線フィルムを透過し又はX
線フィルムから反射した光や、蓄積性蛍光体シートから
発せられた輝尽発光光等)を光検出器で受光して、該光
の光量と対応する信号を得、該信号を対数増幅器に入力
して対数圧縮することにより行なわれる。
(発明が解決しようとする課題) 上記のようにして放射線画像読取装置を用いて画像信号
を得た後、画像処理装置により該画像信号に適切な画像
処理が施され、画像再生装置により、上記放射線画像が
可視画像として再生表示され該可視画像が観察に供され
る。
ところが、記録シートから得られた放射線画像を表わす
光は、微弱な光から強い光まで(たとえば強度比で1 
: 104程度)の極めて広範囲の光量幅を有している
。この程度の光量幅であっても、上記光検出器としてた
とえば高性能の光電子増倍管等を用いると十分な精度お
よび十分な速度で各光量に対応する電気信号に変換する
ことができる。
しかしながら、この電気信号を対数変換するために対数
増幅器に入力する場合、通常対数増幅器は微弱な入力信
号に対しては応答性が悪く、しだがって上記のような広
範囲の信号を対数変換するためには最も微弱な信号であ
っても十分な精度で対数変換できる程度に、記録シート
から放射線画像を読み取る速度を制限する必要があった
。このため、装置全体の速度が制限され、単位時間あた
りの処理能力が制限されていた。
本発明は上記事情に鑑み、微弱な入力信号に対する対数
増幅器の応答性が悪いという条件を克服して、単位時間
あたりの処理能力を高めた放射線画像読取方法を提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の放射線画像読取方法は、放射線画像が記録され
た記録シートを主走査するとともに副走査する走査手段
と、該記録シートから得られた前記放射線画像を表わす
画像情報を担持する光を受光する光検出器と、該光検出
器の出力信号の大きさを変える信号可変手段と、該出力
信号を入力して対数圧縮する対数増幅器とを備えた放射
線画像読取装置を用い、前記光の読取りを行なって画像
信号を得る放射線画像読取方法に関するものである。
前述した目的を達成するために、本発明の放射線画像読
取方法で用いた手段は、前記画像情報を該画像情報のレ
ベルに応じて段階的に複数に分けた各範囲内の画像情報
が前記対数増幅器の所望とする入力信号範囲内の信号に
それぞれ変換されるように各前記主走査毎に順次前記信
号可変手段を制御して、前記各範囲内の画像情報を順次
読取るようにしたことである。
ここで、「画像情報のレベル」とは、たとえばX線フィ
ルムに記録されたX線画像の各画素の濃度レベルや蓄積
性蛍光体シートに蓄積記録された画像の各画素のエネル
ギー蓄積レベル等をいう。
また、「前記対数増幅器の所望とする入力信号範囲」と
は、対数増幅器の入力信号に対する周波数応答特性のほ
ぼ平坦な、応答特性の良好な入力信号の範囲をいう。
(作  用) 対数増幅器の一般的性質として、入力信号の大きさが所
定範囲内ならば、所定の高周波数まで精度良く対数変換
され、上記所定範囲より微弱な入力信号に対しては、入
力信号が微弱になればなるほど、上記所定の高周波数よ
りも低い周波数までしか精度良く対数変換されないとい
う性質を有する。またもちろん入力信号が大きすぎ対数
増幅器の規格を超えた場合は対数増幅器は正常には作動
しない。
本発明は対数増幅器の応答性の良好な上記所定範囲が、
対数変換することが必要な信号範囲よりも狭いことを克
服する方法を追求することによりなされたものであり、
主走査毎に順次信号可変手段を制御することにより前述
した目的を達成したものである。
本発明の放射線画像読取方法は、放射線画像を表わす画
像情報を該画像情報のレベルに応じて段階的に複数に分
けた各範囲内の画像情報が対数増幅器の所望とする入力
信号範囲内の信号にそれぞれ変換されるように各主走査
毎に順次信号可変手段を制御して各範囲内の画像情報を
読取るようにしたため、各主走査毎の対数増幅器の応答
性の良好な範囲の画像信号を組合わせることにより、画
像情報の全範囲の情報を得ることができ、したがって読
取の速度をあげても十分な精度で対数変換される。たと
えば−例として、画像情報をそのレベルに応じて段階的
に2〜3の範囲に分け、これに対応して副走査の速度を
1/2〜1/3に減速した場合であっても、対数増幅器
の応答性の良好な範囲のみを使用することにより読取速
度が格段に向上するため、副走査の減速によるロス時間
を考慮しても格段に読取速度が向上し、読取装置の単位
時間あたりの処理能力が向上する。尚、たとえば画像情
報をそのレベルに応じて段階的に2〜3の範囲に分けて
も、かならずしも副走査の速度を1/2〜1/3に減速
する必要はない。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明す
る。
第2図は、本発明の放射線画像読取方法が適用される、
放射線画像読取装置の一例を示した斜視図である。
この放射線画像読取装置は前述した蓄積性蛍光体シート
を用いる装置である。
放射線画像が記録された蓄積性蛍光体シート11は、放
射線画像読取装置100の所定位置にセットされる。こ
の所定位置にセットされた蓄積性蛍光体シート11は、
図示しない駆動手段により駆動されるエンドレスベルト
等のシート搬送手段13により、矢印Y方向に搬送(副
走査)される。一方、レーザー光源14から発せられた
光ビーム■5はモータ23により駆動され矢印方向に高
速回転する回転多面鏡16によって反射偏向され、fθ
レンズ等の集束レンズ17を通過した後、ミラー18に
より光路を変えて前記シート11に入射し副走査の方向
(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に繰り返し主走査
する。この励起光15が照射されたシート11の箇所か
らは、蓄積記録されている放射線画像情報に応じた光量
の輝尽発光光19が発散され、この輝尽発光光19は光
ガイド20によって導かれ、フォトマルチプライヤ(光
電子増倍管)21によって光電的に検出される。上記光
ガイド20はアクリル板等の導光性材料を成形して作ら
れたものであり、直線状をなす入射端面20aが蓄積性
蛍光体シート■1上の主走査線に沿って延びるように配
され、円環状に形成された出射端面20bにフォトマル
チプライヤ21の受光面が結合されている。入射端面2
0aから光ガイド20内に入射した輝尽発光光19は、
該光ガイド20の内部を全反射を繰り返して進み、出射
端面20bから出射してフォトマルチプライヤ21に受
光され、放射線画像を表わす輝尽発光光19の光量がフ
ォトマルチプライヤ21によって電気信号に変換される
。フォトマルチプライヤ21に入力される光量に対する
該フォトマルチプライヤ21から出力される信号の大き
さは、本発明の信号可変手段の一例としてのゲイン設定
手段22により調整される。
輝尽発光光19は、蓄積性蛍光体シート11の各部分に
照射された放射線の線量と広範囲にわたってほぼ比例し
ており、該シート】1に蓄積記録された放射線画像を表
わす輝尽発光光の光量は約4桁の範囲(読み取るべき輝
尽発光光のうちの最も微弱な光の強度を1.0としたと
き、読み取るべき輝尽発光光のうちの最も光量の大きい
光が約1.0×104の強度を有する範囲)にわたって
いる。
フォトマルチプライヤ21から出力されたアナログ出力
信号Sは対数増幅器2Gで対数的に増幅され、A/D変
換器27でディジタル化され、画像信号S0が得られる
。得られた画像信号S0は一旦記憶手段28に記憶され
た後、画像処理装置200に送信される。
画像処理装置200では、受信した画像信号S0に適切
な画像処理が施される。
画像処理の施された画像信号SQは画像再生装置300
に送信され、画像再生装置300ではこの画像信号S0
に基づく放射線画像が再生記録される。
ここで対数増幅器26の特性について説明する。
第1図は、対数増幅器の特性の一例を表わしたグラフで
ある。
この対数増幅器は入力信号(入力電流)が10″5アン
ペア〜10−3アンペアの2桁の間は、約2Of)Kl
lzの周波数まで良好に応答する。ところがこの範囲よ
り人力信号が微弱になるほど、図に示すように良好に応
答する最高の周波数が低下する。
ここで、もし全範囲の信号を対数変換するには、第2図
に示すゲイン設定手段22により、フォトマルチプライ
ヤ21から10−Tアンペア−10−3アンペアの範囲
の電流が出力されるように調整される。このように調整
すると、この10′7アンペア〜IQ−3アンペアの範
囲の信号を精度良く対数変換するには、対数増幅器26
の10’アンペアのときの応答は25KH2までである
ため、輝尽発光光19が担持する放射線画像を表わす情
報が25KH7以下になるように、シート搬送手段13
によるシート11の搬送速度(副走査の速度)、および
回転多面鏡16の回転速度(主走査の速度)を定める必
要がある。
一方、対数増幅器26に入力される信号の範囲を10゛
5アンペア〜1O−3アンペアの2桁の範囲に押えると
、対数増幅器26は200Kl!zまで応答するため、
10゛Tアンペア〜10−3アンペアの4桁の範囲の信
号を対数変換する場合と比べ読取りの速度(主走査及び
副走査の速度)を200Ktlz/ 25Kllz −
8倍にあげることができる。
そこでまずシート11に蓄積記録された放射線画像を表
わす輝尽発光光のうち、光量の弱い側の2桁(以下、下
2桁と呼ぶ。)が10°5アンペア〜1O−3アンペア
の信号に変換されるように、ゲイン設定手段22により
フォトマルチプライヤ21のゲインが制御される。また
読取りの速度(主走査及び副走査の速度)は、該信号に
最高200KHzの信号が含まれる程度に調整される。
このようにし゛C読取ることにより、下2桁の信号の対
数変換が高速で行なわれる。この対数変換された信号は
前述したようにA/D変換器27によりディジタルの画
像信号S0に変換され、記憶手段28に記憶される。
−本の主走査について下2桁の信号の対数変換が終了す
ると、光量の強い側の2桁(以下、上2桁)がlO°5
〜10−3アンペアの信号に変換されるように、ゲイン
設定手段22により制御され、次の主走査が行なわれる
。このようにして各主走査に上2桁と下2桁の読取りが
交互に行なわれる。
第3A図、第3B図は、上記読取方法を説明するための
説明図である。
蓄積性蛍光体シート11に放射線画像が蓄積記録されて
おり、ξ軸に沿って主走査を行なった場合について説明
する。尚、上2桁の読取りと下2桁の読取りでは主走査
の位置は互いにずれているが、ここでは簡単のため、両
読取時ともξ軸に沿って主走査を行なうものとする。
グラフ31(実線士破線)は、ξ軸に沿って主走査する
ことにより蓄積性蛍光体シート11から発せられた輝尽
発光光の光量を示したものである。
下2桁を読取るとは、直線32aに示すように、この下
2桁の光量範囲の光が、フォトマルチプライヤ21によ
りlO”5アンペア〜l0−3アンペアの範囲の電気信
号に変換されて出力されるようにゲイン設定手段22に
よりフォトマルチプライヤ21のゲインが設定され、グ
ラフ31の実線で示した部分31aに対応する画像信号
が対数増幅器の応答性の良好な範囲を経由した信号とし
て得られる。同様に上2桁を読取るときは、ゲイン設定
手段22によりフォトマルチプライヤ21のゲインが直
線32bで表わされるように設定され、グラフ31の破
線で示した部分31bに対応する画像信号が対数増幅器
の応答性の良好な範囲を経由した信号として得られる。
第3B図のn −n + 4は、蓄積性蛍光体シート1
1の読取りにおける、n番目〜n+4番目の主走査線を
表わしている。”r  n + 2*  n +4の主
走査においては、下2桁を読み取るようにフォトマルチ
プライヤ21のゲインが制御され、これにより各主走査
線の実線で示した部分について良好な画像信号が得られ
る。また、n+1.n+3の主走査においては上2桁を
読み取るようにフォトマルチプライヤ21のゲインが制
御され、これにより各主走査線の破線で示した部分につ
いて良好な画像信号が得られる。ここでたとえば良好な
画像信号の得られていない画素点すについては、良好な
画像信号の得られている画素点a、cからの補間演算に
よりその画像信号が求められる。尚、補間演算について
は公知の種々の演算方法を用いることができる。このよ
うにして蓄積性蛍光体シート11に蓄積記録された放射
線画像全体の画像信号を得ることができる。
このように下2桁と上2桁とを主走査毎に交互に読み取
ることにより、高速に読取りを行なうことができる。
尚、上記実施例では良好な画像信号の得られない画素点
については補間演算によりその画素点の画像信号を求め
ているが、たとえば副走査の濃度を172に減速して副
走査方向に1/2のピッチで読み取り、隣り合った2本
の主走査線(下2桁に対応する主走査線と上2桁に対応
する主走査線)のそれぞれの良好な画像信号を組み合わ
せて一本の主走査線にまとめてもよい。この場合副走査
の速度は1/2に減速されるが、この場合であっても、
たとえば第1図の特性を有する対数増幅器を用いる場合
、200 KHz /25KHz÷1/2−4倍の読取
速度が実現されることになる。
また、上記実施例は連続的に副走査する装置について述
べたが、上2桁の主走査と下2桁の主走査とが同一の主
走査線上に重なるように、2回の主走査毎に間欠的に副
走査を行なうようにしてもよい。
また、上記実施例では下2桁と上2桁との2段階に分け
たが、必ずしもこのように上2桁と下2桁との2段階に
分ける必要はない。
第4A図、第4B図は画像情報をそのレベルに応じて分
ける分割方法の例を示した図である。横軸ξ′、ξ″は
ある一本の主走査線に対応し、縦軸は該主走査により得
られた輝尽発光光の光量を表わしている。第4A図は画
像情報として必要な光量範囲と対数増幅器の応答特性と
の関係から3段階に分けた例を示している。また第4B
図は、第3A図と同様に2段階に分けた例であるが、2
つの範囲り、Eの一部が重なっている。画像情報として
必要な光量範囲と対数増幅器の応答特性との関係から余
裕がある場合、この例のように重なる部分を有するよう
に分けてもよい。この場合には良好な画像信号の得られ
る領域(第3B図参照)が広がり、その分たとえば補間
演算が少なくて済み、またはより正確な補間演算を行な
うことができる。また、ここに例示した以外にも画像情
報をそのレベルに応じて種々に分割し得ることはもちろ
んである。この場合、対数増幅器の良好な応答性を有す
る範囲、および必要とする画像情報のレベル範囲を考慮
して決定される。
さらに、上記実施例は、光検出器(フォトマルチプライ
ヤ)の出力信号の大きさを変える信号可変手段としてゲ
イン設定手段22を備え、フォトマルチプライヤ21の
ゲインを変えているが、光検出器の出力信号の大きさを
変える信号可変手段としては、光検出器のゲインを変え
るもののほか、たとえば光ビーム15(第2図参照)の
強度を変えることにより、輝尽発光光の光量レベルを変
え、これにより光検出器の出力信号の大きさを変えるも
のであってもよい。
また、蓄積性蛍光体シートを用いた放射線画像読取装置
には、蓄積性蛍光体シートに照射された放射線の線量等
に応じて最適な読取条件で読み取って画像信号を得る前
に、予め低レベルの光ビームにより蓄積性蛍光体シート
を走査してこのシートに記録された放射線画像の概略を
読み取る先読みを行ない、この先読みにより得られた先
読画像信号を分析し、その後上記シートに上記先読みの
際の光ビームよりも高レベルの光ビームを照射して走査
し、この放射線画像に最適な読取条件で読み取って画像
信号を得る本読みを行なうように構成された装置もある
(特開昭58−67240号、同58−67241号、
同58−87242号等)。このような先読みを行なう
装置における先読み時および本読み時のいずれにも本発
明の放射線画像読取方法を適用することができることは
いうまでもない。
また、本発明は、蓄積性蛍光体シートを用いる装置のほ
か、従来のX線フィルムを用いる装置等にも用いること
ができる。
第5図は、X線フィルムに記録されたX線画像を読み取
るX線画像読取装置の一実施例の斜視図である。
所定位置にセットされた、X線画像が記録されたX線フ
ィルム40がフィルム搬送手段41により図に示す矢印
Y′方向に搬送(副走査)される。
また、−次元的に長く延びた光源42から発せられた読
取光43は、シリンドリカルレンズ44により収束され
、X線フィルム上を矢印Y′方向と略直角なX′力方向
直線状に照射する。読取光43が照射されたX線フィル
ム40の下方には、X線フィルム40を透過しX線フィ
ルム40に記録されたX線画像により強度変調された読
取光43を受光する位置に、上記X線画像のX′力方向
各画素間隔に対応した多数の固体光電変換素子が直線状
に配置されたMOSセンサ45が設けられている。この
MOSセンサ45は、X線フィルムが読取光43により
照射されながら矢印Y′方向に搬送される間、X線フィ
ルム40を透過した読取光をX線画像のY′方向の各画
素間隔に対応した所定の時間間隔で受光する。このX′
力方向連続した受光が主走査となる。
第6図は、上記MOSセンサ45の等価回路を示した回
路図である。
多数の固体光電変換素子4Gに読取光43が当たって発
生ずるフォトキャリアによる信号は、固体光電変換素子
46内のキャパシタCI  (1−1,2,・・・・・
・n)に蓄積される。蓄積されたフォトキャリアの信号
は、シフトレジスタ47によって制御されるスイッチ部
48の順次開閉により順次読み出され(主走査され)、
これにより時系列化された画像信号が得られる。この画
像信号は、その後増幅器49で増幅されてその出力端子
50から出力される。出力されたアナログ画像信号は、
第2図に示した実施例と同様に対数増幅器で対数変換さ
れる。この対数増幅器の応答性の良好な範囲のみを使用
するために、第2図を用いて説明した場合と同様にして
X線フィルム40の各主走査毎に増幅器49の増幅率ま
たは読取光43の強度が調整されて出力端子50から信
号が出力され、読取の速度の向上が図られる。
尚、本実施例において、MOSセンサ44の代わりにC
CDSCP D (Charge Primlng D
evice)等を用いることができることはいうまでも
ない。またX線フィルムの読取りにおいても、前述した
蓄積性蛍光体シートの読取りと同様に光ビームで2次元
的に走査して読取りを行なってもよいことももちろんで
ある。また本実施例ではX線フィルム40を透過した光
を受光しているが、X線フィルム40から反射した光を
受光するように構成することができることももちろんで
ある。
このように、本発明の放射線画像読取方法は、放射線画
像が記録された記録シートを主走査するとともに副走査
する走査手段と、該記録シートから得られた上記放射線
画像を表わす画像情報を担持する光を受光する光検出器
と、該光検出器の出力信号の大きさを変える信号可変手
段と、該出力信号を入力して対数圧縮する対数増幅器を
備えた放射線画像読取装置一般に適用することができる
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の放射線画像読取方
法は、画像情報を該画像情報のレベルに応じて段階的に
複数に分けた各範囲内の画像情報が対数増幅器の所望と
する入力信号範囲内の信号にそれぞれ変換されるように
各主走査毎に順次信号可変手段を制御して、上記各範囲
内の画像情報を順次読取るようにしたため、記録シート
から放射線画像を高速で読取ることができ、放射線画像
読取装置の単位時間あたりの処理能力が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、対数増幅器の特性の一例を表わしたグラフ、 第2図は、本発明の放射線画像読取方法が適用される放
射線画像読取装置の一例を示した斜視図、第3A図、第
3B図は、本発明の放射線画像読取方法の一例を説明す
るための説明図、第4A図、第4B図は、画像情報をそ
のレベルに応じて分ける分割方法の例を示した図、第5
図は、X線フィルムに記録されたX線画像を読み取るX
線画像読取装置の一実施例の斜視図、第6図は、MOS
センサの等価回路を示した回路図である。 11・・・蓄積性蛍光体シート19・・・輝尽発光光2
1・・・フォトマルチプライヤ 22・・・ゲイン設定手段  26・・・対数増幅器2
7・・・A/D変換器   28・・・記憶手段40・
・・X線フィルム   45・・・MOSセンサ10(
1・・・放射線画像読取装置 200・・・画像処理装置 300・・・画像再生装置 第1図 入カイ&号(7ンマアンーー→− 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 放射線画像が記録された記録シートを主走査するととも
    に副走査する走査手段と、該記録シートから得られた前
    記放射線画像を表わす画像情報を担持する光を受光する
    光検出器と、該光検出器の出力信号の大きさを変える信
    号可変手段と、該出力信号を入力して対数圧縮する対数
    増幅器とを備えた放射線画像読取装置を用い、前記光の
    読取りを行なって画像信号を得る放射線画像読取方法に
    おいて、 前記画像情報を該画像情報のレベルに応じて段階的に複
    数に分けた各範囲内の画像情報が前記対数増幅器の所望
    とする入力信号範囲内の信号にそれぞれ変換されるよう
    に各前記主走査毎に順次前記信号可変手段を制御して、
    前記各範囲内の画像情報を順次読取ることを特徴とする
    放射線画像読取方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05313261A (ja) * 1991-05-14 1993-11-26 Fuji Photo Film Co Ltd 画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法

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