JPH05313261A - 画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法 - Google Patents

画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法

Info

Publication number
JPH05313261A
JPH05313261A JP3109196A JP10919691A JPH05313261A JP H05313261 A JPH05313261 A JP H05313261A JP 3109196 A JP3109196 A JP 3109196A JP 10919691 A JP10919691 A JP 10919691A JP H05313261 A JPH05313261 A JP H05313261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
reproducing
image signal
subject
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3109196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3165461B2 (ja
Inventor
Masashi Hara
昌司 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP10919691A priority Critical patent/JP3165461B2/ja
Publication of JPH05313261A publication Critical patent/JPH05313261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3165461B2 publication Critical patent/JP3165461B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像読取再生システムにおいて簡易な構成に
より画像内の適性観察領域を広げるとともに、各領域内
の微細構造の観察適性をも確保する。 【構成】 被写体の再生画像の濃度が異なる複数の部位
の区間を定め、各区間の再生画像の濃度が略同一となる
ように得られた画像信号に対して画像処理を施す。また
画像を読み取る際に濃度が異なる部位の区間毎に光ビー
ムのレベルを変化させて再生画像の濃度を補正するよう
にしてもよく、画像を再生する際の再生光のレベルを変
化させるようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像を記録している記
録体を光ビームによって走査し、この走査を受けた記録
体の箇所から生じた信号光を光検出器により光電的に検
出して画像信号を得て、この画像信号に画像処理を施し
て画像を再生する画像読取再生システムにおける画像処
理方法、画像読取方法および画像再生方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】記録された画像を読み取って画像信号を
得、この画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を
再生表示することは種々の分野で行なわれている。たと
えば、後の画像処理に適合するように設計されたガンマ
値の低いX線フイルムを用いてX線画像を記録し、この
X線画像が記録されたフイルムからX線画像を読み取っ
て電気信号(画像信号)に変換し、この画像信号に画像
処理を施した後コピー写真等に可視像として再生するこ
とにより、コントラスト,シャープネス,粒状性等の画
質性能の良好な再生画像を得ることが行なわれている
(特公昭61-5193 号公報参照)。
【0003】また本願出願人により、放射線(X線,α
線,β線,γ線,電子線,紫外線等)を照射するとこの
放射線エネルギーの一部が蓄積され、その後可視光等の
励起光を照射すると蓄積されたエネルギーに応じて輝尽
発光を示す蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、
人体等の被写体の放射線画像情報をシート状の蓄積性蛍
光体に一旦記録し、この蓄積性蛍光体シートをレーザー
光等の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られ
た輝尽発光光を光電的に読み取って画像信号を得、この
画像信号に基づき被写体の放射線画像を写真感光材料等
の記録材料、CRTデイスプレイ装置等に可視画像とし
て出力させる放射線画像記録再生システムがすでに提案
されている(特開昭55-12429号,同56-11395号,同55-1
63472 号,同56-104645 号,同55- 116340号等)。
【0004】このシステムは、従来の銀塩写真を用いる
放射線写真システムと比較して極めて広い放射線露出域
にわたって画像を記録しうるという実用的な利点を有し
ている。すなわち、蓄積性蛍光体においては、放射線露
光量に対して蓄積後に励起によって輝尽発光する発光光
の光量が極めて広い範囲にわたって比例することが認め
られており、従って種々の撮影条件により放射線露光量
がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光体シートより放
射される輝尽発光光の光量を読取ゲインを適当な値に設
定して光電変換手段により読み取って電気信号(画像信
号)に変換し、この画像信号を用いて写真感光材料等の
記録材料、CRTデイスプレイ装置等の表示装置に放射
線画像を可視画像として出力させることによって、放射
線露光量の変動に影響されない放射線画像を得ることが
できる。
【0005】上記システムにおいて、蓄積性蛍光体シー
トに照射された放射線の線量等に応じて最適な読取条件
で読み取って画像信号を得る前に、予め低レベルの光ビ
ームにより蓄積性蛍光体シートを走査してこのシートに
記録された放射線画像の概略を読み取る先読みを行な
い、この先読みにより得られた先読画像信号を分析し、
その後上記シートに高レベルの光ビームを照射して走査
し、この放射線画像に最適な読取条件で読み取って画像
信号を得る本読みを行なうように構成されたシステムも
ある。
【0006】ここで読取条件とは、読取りにおける輝尽
発光光の光量と読取装置の出力との関係に影響を与える
各種の条件を総称するものであり、例えば入出力の関係
を定める読取ゲイン,スケールファクタあるいは、読取
りにおける励起光のパワー等を意味するものである。
【0007】また、光ビームの高レベル/低レベルと
は、それぞれ、上記シートの単位面積当りに照射される
光ビームのエネルギーの大/小、もしくは上記シートか
ら発せられる輝尽発光光のエネルギーが上記光ビームの
波長に依存する(波長感度分布を有する)場合は、上記
シートの単位面積当りに照射される光ビームのエネルギ
ーを上記波長感度で重みづけした後の重みづけエネルギ
ーの大/小をいい、光ビームのレベルを変える方法とし
ては、異なる波長の光ビームを用いる方法、レーザ光源
等から発せられる光ビームの強度そのものを変える方
法、光ビームの光路上にNDフィルター等を挿入,除去
することにより光ビームの強度を変える方法、光ビーム
のビーム径を変えて走査密度を変える方法、走査速度を
変える方法等、公知の種々の方法を用いることができ
る。
【0008】また、この先読みを行なうシステムか先読
みを行なわないシステムかによらず、得られた画像信号
(先読画像信号を含む)を分析し、画像信号に画像処理
を施す際の最適な画像処理条件を決定するようにしたシ
ステムもある。ここで画像処理条件とは、画像信号に基
づく再生画像の階調や感度等に影響を及ぼす処理を該画
像信号に施す際の各種の条件を総称するものである。こ
の画像信号に基づいて最適な画像処理条件を決定する方
法は、蓄積性蛍光体シートを用いるシステムに限られ
ず、たとえば従来のX線フィルム等の記録シートに記録
された放射線画像から画像信号を得るシステムにも適用
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように画像信号
を得てこの画像信号に基づいて可視画像を得るシステム
において、観察対象領域が低濃度域から高濃度域の広い
濃度域に渡っている場合や、どの濃度域を観察対象とす
るかが不明な場合等に、オリジナル画像の高濃度域が観
察に適した濃度となるように画像処理を施した画像とオ
リジナル画像の低濃度域が観察に適した濃度となるよう
に画像処理を施した画像との双方を並べて再生すること
が行なわれている。
【0010】しかしながら、複数の画像を並べて再生す
ると各画像の寸法が小さくなり見ずらいという問題があ
る。
【0011】また、一つの画像で観察対象濃度域を広げ
るために、最高濃度と最低濃度との差即ちダイナミック
レンジを狭めるように高濃度域もしくは低濃度域もしく
は画像全体のコントラストを下げることも行なわれてい
る。
【0012】例えば図4に示すような人体の脊柱の放射
線画像を長尺の蓄積性蛍光体シートに記録した場合を考
える。蓄積性蛍光体シートは前述したように放射線露光
量の変動に影響されない放射線画像を得ることができ、
脊柱の画像のように頭部区間A、頸椎部区間Bおよび椎
体部区間Cという被写体に照射する放射線量は同一であ
るが、蓄積性蛍光体シートに対する放射線露光量が異な
る部位が一体となって記録されている場合にも、この蓄
積性蛍光体シートの画像処理を行なう際に階調処理を行
ないコントラストを下げることにより被写体全体を表現
することができる。
【0013】しかしコントラストを下げると、そのコン
トラストを下げた領域内の微細構造が見にくくなるとい
う問題が生じる。
【0014】また、図4の頭部区間A、頸椎部区間Bお
よび椎体部区間Cにおいて、ある一区間のコントラスト
を上げると他の区間の画像が見にくくなるという問題が
生じる。例えば椎体部区間Cを通常通りに再生すると、
椎体部区間Cよりも放射線露光量の多い頸椎部区間Bは
非常に濃度が高くなり、画像の観察ができなくなってし
まう。
【0015】この問題を解決するためには、本出願人に
より、オリジナル画像信号Sorg の低空間周波数成分が
強調されたボケマスク信号Susの値が増大するにつれて
単調減少する関数f(Sus)(f1 (Sus)とf2 (S
us)との両者を含む)を用いて、 Sproc=Sorg +f(Sus) に従ってダイナミックレンジの圧縮の行なわれた処理済
画像信号Sprocを求めるようにして、微細構造部のコン
トラストを維持するダイナミックレンジ圧縮処理方法が
提案されている(特願平2-18206 号)。
【0016】ところがこの特願平2-18206 号によるダイ
ナミックレンジ圧縮処理方法は、関数f(Sus)を求め
る演算が複雑であるため、この演算を行なうための専用
のハードウエアが必要となり、上記方法を実施するため
の構成が大がかりなものとなってしまっていた。
【0017】本発明は、上記問題点に鑑み、簡易な構成
により画像内の適性観察領域を広げるとともに、各領域
内の微細構造の観察適性をも確保した、画像処理方法、
画像読取方法および画像再生方法を提供することを目的
とするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による画像処理方
法は、◆被写体の画像が記録された記録体上を所定の方
向に光ビームによって主走査するとともに該主走査の方
向と略直角な方向に副走査することにより前記記録体上
を2次元的に走査し、これらの走査を受けた記録体の箇
所から生じた信号光を光検出器により光電的に検出して
得た画像信号に画像処理を施し、その後この画像信号に
より画像を再生する画像読取再生システムにおける画像
処理方法であって、◆前記被写体の再生画像の濃度が異
なる部位間において、前記主走査の方向と略平行となる
境界線を定め、該境界線によって前記画像を複数の範囲
に分割し、該複数の範囲におけるそれぞれの再生画像が
略同一濃度となるように、前記複数の範囲毎の前記画像
信号にそれぞれ異なる補正を加えることを特徴とするも
のである。
【0019】また、本発明による画像読取方法は、上述
した画像読取再生システムにおける画像読取方法であっ
て、◆前記被写体の再生画像の濃度が異なる部位間にお
いて、前記主走査の方向と略平行となる境界線を定め、
該境界線によって前記画像を複数の範囲に分割し、該複
数の範囲におけるそれぞれの再生画像が略同一濃度とな
るように、前記複数の範囲毎に前記光ビームのレベルを
変化させることを特徴とするものである。
【0020】さらに、本発明による画像再生方法は、◆
被写体の画像が記録された記録体上を所定の方向に光ビ
ームによって主走査するとともに該主走査の方向と略直
角な方向に副走査することにより前記記録体上を2次元
的に走査し、これらの走査を受けた記録体の箇所から生
じた信号光を光検出器により光電的に検出して得た画像
信号に画像処理を施し、その後この画像信号により変調
された再生光の走査によって画像を再生する画像読取再
生システムにおける画像再生方法であって、◆前記被写
体の再生画像の濃度が異なる部位間において、前記主走
査の方向と略平行となる境界線を定め、該境界線によっ
て前記画像を複数の範囲に分割し、該複数の範囲におけ
るそれぞれの再生画像が略同一濃度となるように、前記
複数の範囲毎に前記再生光のレベルを変化させることを
特徴とするものである。
【0021】
【作用】本発明による画像処理方法は、被写体の再生画
像の濃度が異なる部位間において、光ビームの主走査の
方向と略平行となる境界線を定め、この境界線によって
画像を複数の範囲に分割し、これら複数の範囲における
それぞれの再生画像が略同一濃度となるように、これら
複数の範囲毎の画像信号にそれぞれ異なる補正を加える
ようにした。
【0022】また、本発明による画像読取方法は、光ビ
ームによって画像を読み取る際に、前述した複数の範囲
におけるそれぞれの再生画像が略同一濃度となるように
この複数の範囲毎に光ビームのレベルを変化させるよう
にした。
【0023】さらに、本発明による画像再生方法は、画
像処理を施されて変調された再生光の走査によって画像
を再生する際に、前述した複数の範囲におけるそれぞれ
の再生画像が略同一濃度となるようにこの複数の範囲毎
に再生光のレベルを変化させるようにした。
【0024】このため、本発明による画像処理方法、画
像読取方法および画像再生方法を実施することによっ
て、従来よりある画像読取再生システムに用いられてい
る装置をそのまま用いて簡易な構成により、画像の観察
対象領域が低濃度域から高濃度域の広い濃度域に渡って
いる場合にも、画像全体のコントラストを保ちつつ、画
像内の適性観察領域を広げるとともに、各領域内の微細
構造の観察適性を確保することができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。尚、ここでは図2に示すように短手方向
の長さaに対し長手方向の長さbがその倍以上となって
いる長尺の蓄積性蛍光体シート11を用いて、被写体を人
体の脊柱とした例について説明する。
【0026】図1は、X線撮影装置の一例の概略図であ
る。
【0027】このX線撮影装置10のX線源1からX線2
が被写体3に向けて照射され、被写体3を透過したX線
が蓄積性蛍光体シート11に照射されることにより、被写
体3の透過X線画像が蓄積性蛍光体シート11に蓄積記録
される。
【0028】図3は、本発明の第1実施例である画像処
理方法を内包したX線画像読取再生装置の一例を表わし
た斜視図である。
【0029】図1に示したX線撮影装置で撮影が行なわ
れ、X線画像が記録された蓄積性蛍光体シート11が読取
手段100 の所定位置にセットされる。
【0030】蓄積性蛍光体シート11が読取手段100 の所
定位置にセットされると、このシート11はモータ12によ
り駆動されるエンドレスベルト13により、矢印Y方向に
搬送(副走査)される。一方、レーザー光源14から発せ
られた光ビーム15はモータ23により駆動され矢印方向に
高速回転する回転多面鏡16によって反射偏向され、fθ
レンズ等の集束レンズ17を通過した後、ミラー18により
光路を変えて前記シート11に入射し副走査の方向(矢印
Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走査する。シート11
の励起光15が照射された箇所からは、蓄積記録されてい
るX線画像情報に応じた光量の輝尽発光光19が発散さ
れ、この輝尽発光光19は光ガイド20によって導かれ、フ
ォトマルチプライヤ(光電子増倍管)21によって光電的
に検出される。上記光ガイド20はアクリル板等の導光性
材料を成形して作られたものであり、直線状をなす入射
端面20a が蓄積性蛍光体シート11上の主走査線に沿って
延びるように配され、円環状に形成された射出端面20b
にフォトマルチプライヤ21の受光面が結合されている。
入射端面20a から光ガイド20内に入射した輝尽発光光19
は、該光ガイド20の内部を全反射を繰り返して進み、射
出端面20b から射出してフォトマルチプライヤ21に受光
され、X線画像を表わす輝尽発光光19がフォトマルチプ
ライヤ21によって電気信号に変換される。
【0031】フォトマルチプライヤ21から出力されたア
ナログ出力信号Sは対数増幅器26で対数的に増幅され、
A/D変換器27でディジタル化され、これにより画像信
号SQ が得られ、コンピュータシステム40に入力され
る。このコンピュータシステム40は、CPU,内部メモ
リ,インターフェイス等が内蔵された本体部41、フロッ
ピィディスクが装填され駆動されるフロッピィディスク
ドライブ部42、このX線画像読取装置に必要な情報を入
力するためのキーボード43および可視画像を再生表示す
るためのCRTディスプレイ44から構成されている。
【0032】このコンピュータシステム40に被写体3の
X線画像を担持する画像信号SQ が入力されると、この
画像信号SQ に以下のような画像処理が施される。
【0033】図4は、人体の脊柱のX線画像を表わした
図である。
【0034】まず、コンピュータシステム40は、入力さ
れた画像信号SQ の値から、被写体3の部位の違いによ
り放射線露光量が異なる部位間の境界、すなわち頭部区
間Aと頸椎部区間Bとの境界50a および頸椎部区間Bと
椎体部区間Cとの境界50b を認識する。コンピュータシ
ステム40には、被写体3の頭部区間A、頸椎部区間B、
椎体部区間C毎にそれぞれ異なるルックアップテーブル
LT1,LT2,LT3が内包されており、境界50a ,
50b を認識した後、頭部区間Aの画像信号SAにはルッ
クアップテーブルLT1を、頸椎部区間Bの画像信号S
B にはルックアップテーブルLT2を、椎体部区間Cの
画像信号SC にはルックアップテーブルLT3を用いて
画像処理を行なう。すなわち図5に示すように、それぞ
れ濃度が異なる頭部区間Aの画像信号SA 、頸椎部区間
Bの画像信号SB 、椎体部区間Cの画像信号SC をそれ
ぞれ異なるルックアップテーブルLT1,LT2,LT
3によって画像処理を施し、略同一の濃度レベルの画像
信号SA ′,SB ′,SC′を得る。この画像信号
A ′,SB ′,SC ′に基づいてCRTディスプレイ
41に可視画像を再生表示すると、この可視画像は被写体
3の部位の違いによる濃度の差がなく、微細構造のコン
トラストが維持された画像となる。
【0035】上記本発明の第1実施例において、ルック
アップテーブルを3種類用いて画像処理を施している
が、画像を再生した際に、部位間の段差が出ないよう
に、複数のルックアップテーブルを用いて、部位間の画
像を連続的に変化させるようにしてもよい。
【0036】また、上記第1実施例においてはルックア
ップテーブルを用いて画像処理を行なうようにしている
が、以下に示す演算を行なって画像信号に補正を加える
ようにしてもよい。すなわち、各部位の区間毎に補正値
を決めておき(頭部区間Aに対してはΔ1 、頸椎部区間
Bに対してはΔ2 、椎体部区間Cに対してはΔ3 )、 SA ′=SA +Δ1 B ′=SB +Δ2 C ′=SC +Δ3 の演算を行ない、得られた略同一濃度の画像信号
A ′,SB ′,SC ′を再生することにより、上述し
た実施例と同様に、コントラストが維持された画像を得
ることができる。
【0037】次に、本発明の第2実施例である画像読取
方法について説明する。
【0038】図6は、本発明の第2実施例である画像読
取方法を内包したX線画像読取再生装置の一例を表わし
た斜視図である。なお先読手段100 については、本発明
の第1実施例の読取手段と同様であるので本発明の第1
実施例と同様の番号を付してある。
【0039】まず、図1に示すようなX線撮影装置にお
いて、前述した本発明の第1実施例と同様に長尺の蓄積
性蛍光体シート11に、人体の脊柱の透過X線画像が蓄積
記録される。このX線画像が記録された蓄積性蛍光体シ
ート11は、まず弱い光ビームで走査してこのシート11に
蓄積された放射線エネルギーの一部のみを放出させて先
読みを行なう先読手段100 の所定位置にセットされる。
この所定位置にセットされた蓄積性蛍光体シート11は、
図3に示した本発明の第1実施例と同様の作動により画
像が読み取られ、先読画像信号SP が得られる。
【0040】得られた先読画像信号SP は、コンピュー
タシステム40′に入力される。このコンピュータシステ
ム40′は、本発明の画像読取方法の一例を内包するもの
であり、CPUおよび内部メモリが内蔵された本体部4
1′,補助メモリとしてのフロッピィディスクが挿入さ
れドライブされるドライブ部42′,オペレータがこのコ
ンピュータシステム40′に必要な指示等を入力するため
のキーボード43′,および必要な情報を表示するための
CRTディスプレイ44′から構成されている。
【0041】コンピュータシステム40′内において、入
力された先読画像信号SP から被写体3の部位の違いに
より、図4に示す境界50a ,50b が認識され、次いで頭
部区間A、頸椎部区間Bおよび椎体部区間Cが認識され
る。
【0042】さらに、この部位の区間毎の画像信号のレ
ベルが認識され、これによって本読みの際の光ビーム1
5′のパワーが制御される。例えば図4における頸椎部
区間Bは濃度が高いため頸椎部区間Bを読み取る際には
他の部位の濃度と略同一になるように光ビーム15′のパ
ワーを下げ、本読みにおいて得られる画像信号のレベル
を下げる。
【0043】この部位の認識と同時に、コンピュータシ
ステム40′内では、ニューラルネットワーク、ヒストグ
ラム解析等の手法により本読みの際の読取条件、即ち本
読みの際の感度Sk およびラチチュードGp が求めら
れ、この求められた感度Sk およびラチチュードGp に
従って、たとえばフォトマルチプライヤ21′に印加する
電圧値や対数増幅器26′の増幅率等が制御される。
【0044】ここでラチチュードGp とは、本読みの際
に画像信号に変換される最も微弱な輝尽発光光に対する
最も強大な輝尽発光光の光量比に対応するものであり、
感度Sk とは所定の光量の輝尽発光光をどのレベルの画
像信号とするかを定める光電変換率をいう。
【0045】先読みの終了した蓄積性蛍光体シート11′
は、本読手段100 ′の所定位置にセットされ、上記先読
みに使用した光ビームより強い光ビーム15′により図7
(a)に示すようになる部位の区間毎にレーザ光のレーザ
ーパワーを変化させてシート11′が走査され、前述のよ
うにして定められた読取条件により画像信号が得られる
が、本読手段100 ′の構成は上記先読手段100 の構成と
略同一であるため、先読手段100 の各構成要素と対応す
る構成要素には先読手段100 で用いた番号にダッシュを
付して示し、説明は省略する。
【0046】A/D変換器27′でディジタル化されるこ
とにより得られた画像信号SQ は、再度コンピュータシ
ステム40′に入力される。コンピュータシステム40′内
では画像信号SQ に適切な画像処理が施され、この画像
処理の施された画像信号は図示しない再生装置に送ら
れ、再生装置においてこの画像信号に基づくX線画像が
再生表示される。
【0047】この再生表示されたX線画像は本発明の第
1実施例と同様に被写体3の部位の違いによる濃度の相
違がなく、微細構造のコントラストが維持された画像と
なる。
【0048】上記本発明の第2実施例においては、光ビ
ーム15′のパワーを制御する際に図7(a) に示すように
断続的にパワーを変化させているが、画像を再生した際
に、部位間の段差が出ないように、図7(b) に示すよう
に連続的にパワーを変化させるようにしてもよい。
【0049】次に本発明の第3実施例である画像再生方
法について説明する。
【0050】図8は本発明の第3実施例である画像再生
方法を内包したX線画像読取再生装置の一例を表わした
斜視図である。なお読取手段100 については、本発明の
第1および第2実施例と同様であるので、第1および第
2実施例と同様の番号が付してある。
【0051】まず、図1に示すようなX線撮影装置にお
いて前述した本発明の第1および第2実施例と同様に長
尺の蓄積性蛍光体シート11に人体の脊柱の透過X線画像
が蓄積記録される。このX線画像が記録された蓄積性蛍
光体シート11は、読取手段100 において前述した本発明
の第1実施例と同様の方法で読み取られるため詳細な説
明は省略する。読み取られたアナログ出力信号Sは対数
増幅器26で対数的に増幅され、A/D変換器27でディジ
タル化され、これにより画像信号SQ が得られコンピュ
ータシステム40″に入力される。このコンピュータシス
テム40″は、本発明の画像再生方法の一例を内包するも
のであり、CPUおよび内部メモリが内蔵された本体部
41″,補助メモリとしてのフロッピィディスクが挿入さ
れドライブされるドライブ部42″,オペレータがこのコ
ンピュータシステム40″に必要な指示等を入力するため
のキーボード43″,および必要な情報を表示するための
CRTディスプレイ44″から構成されている。
【0052】コンピュータシステム40″において、入力
された画像信号SQ の値に基づいて被写体3の部位の違
いにより、図4に示す境界50a ,50b が認識され、次い
で頭部区間A、頸椎部区間Bおよび椎体部区間Cが認識
される。さらにこの区間毎の画像信号のレベルが認識さ
れ、これによって後述する画像再生部60の光変調器63の
駆動回路61が制御される。
【0053】上述した部位の認識と同時に、コンピュー
タシステム40″内においては、画像信号SQ に対して必
要な画像処理が施され、画像処理の施された画像信号は
画像再生部60へ転送される。図8の実施例において画像
再生部60は光ビームの走査によって記録シート上に可視
像を再生する光ビーム画像再生手段を具備している。こ
こでは、光ビーム発生手段62から光ビームを発生させ、
この光ビームを走査ミラー65により記録シート66上に投
影する際、走査ミラー65の振動によって主走査を行な
い、記録シート66を主走査に対して直角の方向に移動さ
せることによって副走査を行なうようになっている。記
録シート66の副走査方向への移動は平面移動で行なって
もよいし、記録シート66をドラムに巻きつけて該ドラム
を回転させることにより行なってもよい。また、もちろ
んこれら以外の公知の走査方式を用いることもできる。
【0054】かかる画像再生部において前記の画像処理
の施された画像信号はまずディジタル/アナログ変換さ
れたあと駆動回路61へ送られ、光ビーム発生手段62から
発せられる光ビームの光路上に置かれた光変調器63を駆
動させることによって光信号に変換される。ここでコン
ピュータシステム40″は、部位の違いによる画像信号の
レベルの違いを認識しており、図4に示す頸椎部区間B
の濃度は高いため頸椎部区間Bを再生する場合には、光
変調器63の変調レベルを下げるかあるいは頭部区間Aお
よび椎体部区間Cの変調レベルを変化させて、再生画像
全体が略同一濃度となるように駆動回路61を制御する。
【0055】以上のようにして得られた光信号を用い
て、駆動回路61を制御して記録シート66を走査すること
により、被写体3の部位の違いによる濃度の相違がな
く、コントラストが維持された画像を再生することがで
きる。
【0056】上記本発明の第3実施例において、コンピ
ュータシステム40″によって駆動回路61を制御すること
により光変調器63の変調レベルを変化させるようにして
いるが、コンピュータシステム40″によって光ビーム発
生手段62の電圧レベルを変えることにより再生画像にお
ける部位の違いによる濃度の差を補正するようにしても
よい。この場合図4に示す頸椎部区間Bのように、濃度
の高い部位の区間は、光ビーム発生手段62の電圧レベル
を下げ、または濃度の低い部位の区間は光ビーム発生手
段62の電圧レベルを上げるように制御する。また図8に
示す光信号変調手段64を設けて、コンピュータシステム
40″でこの光信号変調手段64を制御し、光変調器63によ
って変調された光信号のレベルを変化させて、再生画像
の濃度の差を補正するようにしてもよい。
【0057】また、上記第3実施例において、変調レベ
ルを変化させる際は、変調レベルの変化による段差を再
生画像に出さないように、連続的に変化させるようにし
てもよい。
【0058】上述した第1、第2および第3実施例にお
いては、被写体3の部位を画像信号SQ あるいは先読画
像信号SP に基づいて認識するようにしているが、被写
体3の部位が蓄積性蛍光体シート11において常に一定の
位置に得られる場合、例えば上述した実施例のような脊
柱を撮影する際に頭部が常に一定の位置において撮影さ
れる場合は、撮影の度に部位認識を行なう必要はなく、
予め部位の異なる区間を定めておいて、前述したように
画像読取り、画像処理、画像再生を行なうようにしても
よい。
【0059】また上記各実施例は蓄積性蛍光体シートに
記録されたX線画像を読み取って画像信号を得るシステ
ムであるが、本発明は蓄積性蛍光体シートを用いるシス
テムに限られるものではなく、X線フイルム等に記録さ
れたX線画像、その他記録シートに記録された一般の画
像等を読み取って画像信号を得、画像を再生するシステ
ムに広く適用できるものである。
【0060】さらに、本発明においては、アーティファ
クト等による誤診を防ぐために、異なる部位の区間毎
に、それぞれ異なった読取、画像処理あるいは再生を行
なったことを明確に表わすように、再生画像上の部位の
区間毎の境界線上に矢印等のマークを付すようにしても
よい。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よる画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法
は、従来のハード構成によって被写体の部位の違いによ
る濃度の差を補正しているため、観察対象領域が低濃度
域から高濃度域の広い濃度域に渡っている場合にも、簡
易な構成によって、画像全体のコントラストを保ちつ
つ、画像内の適性観察領域を広げるとともに、各領域内
の微細構造の観察適性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】X線撮影装置の一例の概略図
【図2】長尺の蓄積性蛍光体シートの一例を示した図
【図3】本発明の画像処理方法を内包したX線画像読取
再生装置の一例を表わした斜視図
【図4】人体の脊柱の放射線画像の一例を表わした図
【図5】ルックアップテーブルによる画像処理の概略を
表わした図
【図6】本発明の画像読取方法を内包したX線画像読取
再生装置の一例を表わした斜視図
【図7】本発明の画像読取方法による光ビームのパワー
の変化の例を示した図
【図8】本発明の画像再生方法を内包したX線画像読取
再生装置の一例を表わした斜視図
【符号の説明】
10 X線撮影装置 11,11′ 蓄積性蛍光体シート 19,19′ 輝尽発光光 21,21′ フォトマルチプライヤ 26,26′ 対数増幅器 27,27′ A/D変換器 40,40′,40″ コンピュータシステム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の画像が記録された記録体上を所
    定の方向に光ビームによって主走査するとともに該主走
    査の方向と略直角な方向に副走査することにより前記記
    録体上を2次元的に走査し、これらの走査を受けた記録
    体の箇所から生じた信号光を光検出器により光電的に検
    出して得た画像信号に画像処理を施し、その後この画像
    信号により画像を再生する画像読取再生システムにおけ
    る画像処理方法であって、 前記被写体の再生画像の濃度が異なる部位間において、
    前記主走査の方向と略平行となる境界線を定め、該境界
    線によって前記画像を複数の範囲に分割し、該複数の範
    囲におけるそれぞれの再生画像が略同一濃度となるよう
    に、前記複数の範囲毎の前記画像信号にそれぞれ異なる
    補正を加えることを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 被写体の画像が記録された記録体上を所
    定の方向に光ビームによって主走査するとともに該主走
    査の方向と略直角な方向に副走査することにより前記記
    録体上を2次元的に走査し、これらの走査を受けた記録
    体の箇所から生じた信号光を光検出器により光電的に検
    出して得た画像信号に画像処理を施し、その後この画像
    信号により画像を再生する画像読取再生システムにおけ
    る画像読取方法であって、 前記被写体の再生画像の濃度が異なる部位間において、
    前記主走査の方向と略平行となる境界線を定め、該境界
    線によって前記画像を複数の範囲に分割し、該複数の範
    囲におけるそれぞれの再生画像が略同一濃度となるよう
    に、前記複数の範囲毎に前記光ビームのレベルを変化さ
    せることを特徴とする画像読取方法。
  3. 【請求項3】 被写体の画像が記録された記録体上を所
    定の方向に光ビームによって主走査するとともに該主走
    査の方向と略直角な方向に副走査することにより前記記
    録体上を2次元的に走査し、これらの走査を受けた記録
    体の箇所から生じた信号光を光検出器により光電的に検
    出して得た画像信号に画像処理を施し、その後この画像
    信号により変調された再生光の走査によって画像を再生
    する画像読取再生システムにおける画像再生方法であっ
    て、 前記被写体の再生画像の濃度が異なる部位間において、
    前記主走査の方向と略平行となる境界線を定め、該境界
    線によって前記画像を複数の範囲に分割し、該複数の範
    囲におけるそれぞれの再生画像が略同一濃度となるよう
    に、前記複数の範囲毎に前記再生光のレベルを変化させ
    ることを特徴とする画像再生方法。
JP10919691A 1991-05-14 1991-05-14 画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法 Expired - Lifetime JP3165461B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10919691A JP3165461B2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10919691A JP3165461B2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05313261A true JPH05313261A (ja) 1993-11-26
JP3165461B2 JP3165461B2 (ja) 2001-05-14

Family

ID=14504059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10919691A Expired - Lifetime JP3165461B2 (ja) 1991-05-14 1991-05-14 画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3165461B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02206963A (ja) * 1989-02-07 1990-08-16 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取方法
JPH02237267A (ja) * 1989-03-09 1990-09-19 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置における濃度ムラ補正方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02206963A (ja) * 1989-02-07 1990-08-16 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線画像読取方法
JPH02237267A (ja) * 1989-03-09 1990-09-19 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録装置における濃度ムラ補正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3165461B2 (ja) 2001-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0440166A2 (en) Method for compressing dynamic ranges of images
US4804842A (en) Radiation image read-out method and apparatus
US5067163A (en) Method for determining a desired image signal range from an image having a single background
US5369572A (en) Radiographic image processing method wherein small variation of density is selectively made clear
EP0455986A2 (en) Method and apparatus for forming energy subtraction images
JP2849964B2 (ja) 画像処理方法および装置
JPH0792830B2 (ja) 放射線画像情報読取方法
JP2903224B2 (ja) 放射線画像処理方法および装置
JP3165461B2 (ja) 画像処理方法、画像読取方法および画像再生方法
US4992664A (en) Radiation image read-out, processing and reproducing methods
JP3316630B2 (ja) 腹部放射線画像の画像処理装置
JP3165530B2 (ja) 放射線画像読取条件決定方法および装置
JP2969313B2 (ja) 放射線画像読取処理条件決定方法
JPH01238650A (ja) 放射線画像の被写体認識方法
JP3241488B2 (ja) 画像処理方法
JPH04314432A (ja) 放射線画像撮影読取方法および装置
JP2569366B2 (ja) 放射線画像読取装置
JPH05168613A (ja) 画像処理再生装置
JPH0525425B2 (ja)
JPS63172261A (ja) 照射野認識方法および画像処理条件決定方法
JPH0281277A (ja) 所望画像信号範囲決定方法
JPH0497304A (ja) 放射線画像読取装置
JPS63262131A (ja) 医用画像の撮影体位判別方法
JPS6248868A (ja) 放射線画像情報の読取条件決定方法
JPS63262128A (ja) 医用画像の撮影体位判別方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010220

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080302

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120302

Year of fee payment: 11