JPH0220650B2 - - Google Patents

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JPH0220650B2
JPH0220650B2 JP259481A JP259481A JPH0220650B2 JP H0220650 B2 JPH0220650 B2 JP H0220650B2 JP 259481 A JP259481 A JP 259481A JP 259481 A JP259481 A JP 259481A JP H0220650 B2 JPH0220650 B2 JP H0220650B2
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JP
Japan
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powder
molding
melamine resin
angle
repose
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JP259481A
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English (en)
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Ikuo Mimura
Yoichi Goto
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
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Publication of JPS57117533A publication Critical patent/JPS57117533A/ja
Publication of JPH0220650B2 publication Critical patent/JPH0220650B2/ja
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、改善諸性質を有するメラミン樹脂成
形用粉末組成物に関し、優れた自動計量適性(粉
体流れ性)、粉だち防止適性、亀甲斑発生防止性、
予熱タブレツト化(予備成形タブレツト化)適性
などの諸改善性質を兼備したメラミン樹脂成形用
粉末組成物に関する。 更に詳しくは、本発明は、200メツシユ篩通過
の粉末が70重量%以上を占め且つ安息角が50゜以
上であるパルプ及びメラミン樹脂含有成形用原料
粉末を、冷間ロール圧縮成形した冷間ロール圧縮
成形物の再破細物であつて、32メツシユ篩通過で
且つ145メツシユ篩不通過の粉末が50〜75重量%
を占め、且つ安息角が40゜以上50゜未満であること
を特徴とするメラミン樹脂成形用粉末組成物に関
する。 従来、メラミン樹脂液とパルプとを含有する混
練、乾燥組成物いわゆる“ポツプ・コーン”を粉
砕して得られる成形用粉末組成物、更には、この
ようなパルプ及びメラミン樹脂含有成形用粉末を
一但ペレツト化(もしくはタブレツト化)した
後、再破砕して粗細粒状の成形用粒子いわゆる
“グラニユール”のタイプの成形用粒子組成物と
することは知られている。 前者のタイプの成形用粉末組成物では、通常、
200メツシユ篩通過の微粉末が70重量%以上を占
めるのが普通であつて、得られる熱圧成形品に亀
甲斑発生のトラブルが少ない利点があるが、反
面、粉だち(粉塵発生)の欠陥があり、又、粉体
流れ性が不充分で自動計量適性が悪いトラブルが
ある。一方、後者のタイプの成形用粒子組成物で
は満足し得る粉だち防止適性、粉体流れ性を示す
が、反面、得られる熱圧成形品に亀甲斑発生のト
ラブルがある。 更に、本発明者等の検討によれば、前者のタイ
プの成形用粉末組成物では、該組成物を熱圧成形
するに先立つて、組成物を予熱枠に充填し、たと
えば高周波予熱して予熱タブレツト化するに際し
て、該予熱枠内壁に成形用粉末の付着現象を生
じ、その清浄化を要する煩雑且つ手数のかかる枠
掃除が要求され、それを怠ると、屡々、高度に硬
化した細片が成形品に混入して成形品価値を低下
させるトラブルのあることがわかつた。又、一
方、後者のタイプの成形用粒子組成物では、上記
トラブルは発生しないが、予熱タブレツト化物を
形成しようとしても取扱い性のあるタブレツト化
物は得難く、形崩れしてしまつた実用性ある予熱
タブレツト化物を形成できない難点がある。従つ
て、予熱タブレツト化せずに直接成形型内へ供給
して熱圧成形する方式が採用され、成形サイクル
が延長される不利益が回避できず、また亀甲斑発
生が助長されるトラブルがある。 本発明者等は、上述の如きこれら両者のタイプ
のメラミン樹脂成形材料における両立し難い難点
乃至トラブルを一挙に解決できるメラミン樹脂成
形用粉末組成物を開発すべく研究を行つてきた。 その結果、所謂、“ポツプコーン”には、通常、
約25〜約30重量%を占めるパルプが含有されてい
るのが普通であつて、これを例えば予熱粉砕及び
ポールミルの如き微粉細処理して形成される本発
明に称するパルプ及びメラミン樹脂含有成形用原
料粉末と、これを一旦ペレツト化した後、再破砕
した再破砕粉末との間には、粒度分布及び各粒子
構造もしくは形状、更には見掛密度などが影響す
る安息角に可成り大きな変化がみられ、これが自
動計量適性、粉だち防止適性、亀甲斑発生防止
性、予熱成形タブレツト化適性などの性質に重大
な影響を与える因子となることを発見した。 その理由は必ずしも明らかではないが、本発明
者等の研究によれば、200メツシユ篩通過の粉末
が70重量%を占め且つ安息角が50゜以上のパルプ
及びメラミン樹脂含有成形用原料粉末と、これを
一旦冷間ロール圧縮成形した冷間ロール圧縮成形
物を再破砕した圧縮再破砕粉末とでは、その粒度
分布だけではなく、粒子構造や形状において可成
り大きな差異を生ずることが発見された。 添付図面第1図及び第2図に、そのモデル図を
示し、更に第3図及び第4図にその各一例につい
ての写真を示したように、ポツプコーン微粉細処
理物(第2図及び第4図参照)においては、粉末
粒子は比較的扁平な破砕片状粒子形状を有し且つ
配合されたパルプを伴つた粗面状凹凸の多い粒子
構造を示しているのに対して、その冷間ロール圧
縮成形物の再破細物は、比較的球状の粒子形状を
示し且つ比較的なめらかな表面を持つ球状構造に
変化していることがわかる。 この新しい知見に基いて更に研究を進めた結
果、200メツシユ篩通過の粉末が70重量%以上を
占め且つ安息角が50゜以上のパルプ及びメラミン
樹脂含有成形用原料粉末を、冷間ロール圧縮成形
した冷間ロール圧縮成形物の再破細物であつて、
32メツシユ篩通過で且つ撹拌145メツシユ篩不通
過の粉末が50〜75重量%を占め且つ安息角が40゜
以上50゜未満であることを特徴とするメラミン樹
脂成形用粉末組成物が、前述の二つのタイプの成
形用従来粉末組成物における両立し難い欠陥乃至
トラブルを一挙に克服して、優れた自動計量適
性、粉だち防止適性、亀甲斑発生防止性、予熱タ
ブレツト化適性などの改善諸性質を兼備したユニ
ークなメラミン樹脂成形用粉末組成物となること
が発見された。 更に又、上記冷間ロール圧縮成形物が、該圧縮
成形物試料を、8メツシユ篩通過で且つ60メツシ
ユ篩不通過の粉末が80重量%以上、好ましくは90
重量%以上、を占めるように粗細した際の安息
角、すなわち粗細時安息角が40゜未満となるよう
に行われた冷間ロール圧縮成形物である場合に、
上記優れた改善諸性質を兼備したメラミン樹脂成
形用粉末組成物を、品質再現性よく提供するのに
好ましい結果を与えることがわかつた。 従つて、本発明の目的は優れた改善性質を有す
るユニークなメラミン樹脂成形用粉末組成物を提
供するにある。 本発明の上記目的及び更に多くの他の番的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。 本発明メラミン樹脂成形用粉末組成物の調製に
用いる原料粉末は、特定の粒子サイズ及び安息角
を満足した所謂ポツプコーン微粉細処理物であつ
て、200メツシユ篩通過の粉末が70重量%以上、
好ましくは75重量%以上占め且つ安息角が50゜以
上、好ましくは50゜〜55゜のパルプ及びメラミン樹
脂含有成形用粉末を用いる。 このようなパルプ及びメラミン樹脂含有成形用
原料粉末としては、例えばカーバイト法、尿素法
などそれ自体公知の方法で製造できる所謂メラミ
ンクリスタル粉末1モルに対して、例えば濃度36
%のホルマリン水溶液及び/又はパラホルムアル
デヒドの如き形で、ホルムアルデヒド約1.3〜約
2モル程度の反応モル割合で、水性媒体中、PH約
7〜約9程度で反応させて得られるメラミン樹脂
液、例えば、樹脂固形分濃度約40〜約60重量%程
度のメラミン樹脂液にパルプ(α−セルロース)
を、得られる原料粉末重量に基いて約20〜約40重
量%となるように加え、更に所望により他の添加
剤を配合し、混練し、約70゜〜約100℃程度の温度
で乾燥燥して、たとえば、径が約3cm〜約0.5cm
程度の所謂ポツプコーンとし、これを微粉細処理
して得られるポツプコーン微粉細処理物を挙げる
ことができる。上記微粉細処理は、例えば、衝撃
式ハンマーミルの如き手段で予備粉砕処理したの
ち、更に、例えばボールミル、振動ミル、タワー
ミルの如き手段で微粉砕処理して行うことができ
る。粉砕は200メツシユ篩通過の粉末が70重量%
以上を占め且つ安息角が50゜以上となるように行
えばよい。又、このような粒子条件及び安息角条
件を満足すれば、市販のパルプ及びメラミン樹脂
含有成形用粉末も利用でき、所望により市販成形
用粉末を上記粒子条件及び安息角条件を満足する
ように更に粉砕処理して利用することもできる。 上記メラミン樹脂液の製造に際して、メラミン
の一部を共縮合可能な他の熱硬化性樹脂形成性成
分で代換することができる。このような成分の例
としては、ベンゾグアナミン、アセトグアナミ
ン、CTUグアナミンの如きグアナミン類、チオ
尿素、尿素の如き尿素類、フエノール、キシレノ
ール、クレゾール、ビスフエノールAの如きフエ
ノール類、などを例示することができる。このよ
うな成分は、メラミン樹脂の好ましい耐水性、耐
薬品性、耐溶剤性、耐アーク性などを実質的に失
わないような量で利用するのが良く、例えば、メ
ラミンと等量(重量)以下、好ましくはメラミン
と上記熱硬化性樹脂形成性成分の合計重量に基い
て40重量%以下の如き使用量を例示することがで
きる。 上記ポツプコーン形成の際の混練手段として
は、ニーダー、コニーダーなどが利用でき、又乾
燥手段としては、熱風乾燥、バンドドライヤー乾
燥、流動乾燥などを例示することができる。 又、上記他の添加剤としては、たとえば、酸化
チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ベンガラ、紺青、
硫酸バリウム、鉄黒、群青、カーボンブラツク、
リトボン、チタンイエロー、コバルトブルー、ハ
ンザイエロー、ベンジジンイエロー、レーキレツ
ド、アニリンブラツク、ジオキサジンバイオレツ
ト、キナクリドンレツド、キナクリドンバイオレ
ツト、ナフトールイエロー、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン、などの如き無機も
しくは有機顔料類;ステアリン酸亜鉛、ミリスチ
ン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ブチルステアレート、ステアリ
ルステアレート、ジオクチルフタレート、フタル
酸ジブチル、ステアリン酸アミド、ε−カプロラ
クタム、オレイン酸アミド、リノール酸アミド、
ポリエチレングリコール、ステアリルアルコー
ル、ポリオキシエチレンステアレート、グリセリ
ン、ポリエチレングリコールモノオレート、など
の如き滑剤類、無水フタル酸、p−トルエンスル
ホン酸、シユウ酸ジメチル、シユウ酸ジベンジ
ル、フタル酸ジメチル、ベンゾイルパーオキサイ
ド、エピクロルヒドリン、p−トルエンスルフオ
ン酸トリエタノールアミン塩、2−アミノエチル
スルホン酸、塩酸ジメチルアニリンスルホン酸、
シユウ酸メラミン、塩化アンモン、リン酸アルモ
ンニウム、リン酸トリメチル、アセトアミド、オ
キザミド、の如き硬化触媒類を例示することがで
きる。 本発明においては、上述の如きパルプ及びメラ
ミン樹脂含有成形用原料粉末を用いるが、前記粒
子サイズ及び安息角条件を満足せず過小となる
と、これを圧縮成形し再破細しても、得られたメ
ラミン樹脂成形用粉末組成物を成形して得られる
成形品の表面の平滑さ、光沢、などが低下する傾
向があるので、前記条件を満足する原料粉末が使
用される。 本発明においては、上記の如き原料粉末を、一
旦、冷間ロール圧縮成形して冷間ロール圧縮成形
物としたのち、再破細して、32メツシユ篩通過で
且つ145メツシユ篩不通過の粉末が50〜75重量%
を占め且つ安息角が40゜以上50゜未満となるように
再破細する。 この際、該冷間ロール圧縮成形物が、8メツシ
ユ篩通過で且つ60メツシユ篩不通過の粉末が80重
量%以上好ましくは90重量%以上を占めるように
粗細した際の粗細時安息角が、40゜未満、例えば
40゜未満〜約35゜程度、となるように冷間ロール圧
縮するのが好ましい。冷間ロール圧縮に代えて冷
間タブレツト圧縮を採用すると、上記粗細時安息
角を満足する圧縮成形物の形成は困難である。 使用するロール圧縮機としては、たて型、よこ
型いづれのタイプでも使用でき、ロール圧縮成形
に際して、不都合な熱履歴を原料粉末に与えない
もの、もしくは与えないように操作できるもので
あれば、任意のロール圧縮機が利用できる。例え
ば、冷水、エチレングリコールその他適当な冷媒
で内部冷却されたロールを有するロール圧縮機が
利用できる。冷間ロール圧縮は、圧縮成形の際の
摩擦熱により原料粉末のロール圧縮物の温度が約
70℃付近を超えないような冷却条件下で行うのが
好ましい。より好ましく、約60℃付近を超えない
ように冷間ロール圧縮するのがよい。約70℃付近
を超え過度な熱履歴を与えた場合には、それを再
破細して得られた成形用粉末を用いて成形された
成形品に、亀甲斑発生のトラブルを生じやすい欠
陥を生じ、又、予熱タブレツト化した際の形状保
持性が悪化するトラブルがあり、更に、本発明組
成物に要求される安息角条件を満足する再破細物
に破細処理するのが困難となる等の不都合を生じ
易いので、本発明に於ては冷間ロール圧縮手段が
採用される。 本発明に於ては、上述のようにして形成できる
原料粉末の冷間ロール圧縮成形物を再破細して、
前記粒度条件及び安息角条件を充足する再破細物
とする。 この再破細は、32メツシユ篩通過で且つ145メ
ツシユ篩不通過の粉末が50〜75重量%を占め、且
つ安息角が40゜以上50゜未満の再破細物を形成でき
る任意の破細手段で行うことができる。所望によ
り、上記条件を満足するように篩分け手段を併用
することができる。このような破細に利用する粉
砕機の例としては、ハンンマーミル、アトマイザ
ー、パルペライザーなどを例示できる。上記粒度
条件の粉末が50重量%未満で過少となつたり、上
記安息角が50゜をこえ過大となつたりすると、自
動計量適性が悪化し、粉だち防止適性が低下する
などの欠陥を生じ、更に、予熱タブレツト化適性
も悪くなる不都合を生ずる。又、上記粒度条件の
粉末が75重量%を超えて過剰量となつたり、上記
安息角が40゜未満過小となつたりすると、亀甲斑
発生のトラブルを生じ、更に予熱タブレツト化に
際して、タブレツトの形状保持性が悪化するなど
の不都合が回避し難い。更に、本発明のメラミン
樹脂成形用粉末組成物は、その見掛密度が0.6〜
0.7であることが好ましい。 本発明組成物を製造する上述の如き再破細処理
に際して、所望により、他の添加剤を配合するこ
とができる。このような添加剤としては、前述し
た原料粉末の形成に際して添加してもよい添加剤
として例示したと同様な顔料類、滑剤類、硬化触
媒類などを例示することができる。本発明組成物
重量に基いて、約10重量%以下程度の顔料類、約
5重量%以下程度の滑剤類、約5重量%以下程度
の硬化触媒類の如き配合量を例示することができ
る。 前述したように、本発明組成物は、その粒子構
造が、原料粉末とは明らかに異つた様相を示す。 添付第1図には、本発明粉末粒子のモデル図
が、第2図にはその原料粉末粒子のモデル図が示
してあり、第3図には本発明製品粒子の一例につ
いての光学顕微鏡写真(倍率:40倍)が、第4図
にはその原料粉末粒子についての光学顕微鏡写真
(倍率:40倍)が、夫々、示してある。第3図は、
対比を容易にするために、原料粉末粒子と類似の
サイズを持つ粒子をえらんで示してある。 これら図面を対比してわかるように、原料粉末
粒子は比較的扁平な破砕片状の粒子形状を有し且
つ配合されたパルプが表面に多数突出して、配合
されたパルプを伴つた粗面状凹凸の多い粒子構造
を示しているのに対して、これを一旦冷間ロール
圧縮した成形物を再破細して得られた本発明製品
粒子は、比較的球状の粒子形状を示し且つ配合さ
れたパルプの表面への突出が少なく、比較的なめ
らかな表面を持つ球状構造物に変化していること
がわかる。 次に、製造例を加えて実施例により本発明メラ
ミン樹脂成形用粉末組成物の数例について、更に
詳しく例示する。 尚、以下において、自動計量適性(粉体流れ
性)、粉だち防止適性、亀甲斑発生防止性、予熱
タブレツト化適性のテスト方法及び評価は、以下
のとおりである。 (1) 自動計量適性:− JIS K6911−1979に従つて5Kgの試料を無作意
に採取する。これを直胴部500mmφ×100mm、円錐
部高さ500mm、排出部33mmφ×30mmの排出ダンパ
ー付きホツパーの中心部に静かに注ぎ込む。排出
口中心より100mm下して、JIS K6911−1979に定
められた金属製見掛密度測定用メスシリンダーを
おき、ダンパーを全開してメスシリンダーに材料
をみたす。材料が充分に満され、周囲にこぼれお
ちるようになつたら、ダンパーをとじ、見掛密度
測定法と同じ方法でメスシリンダー中のサンプル
を秤量する。この方法により、連続して50回
(n)の重量を測定し、これらの値の標準偏差S
を自動計量適性値とする。 ここにn=50 =1〜50 xi=各回の重量測定値(g) =全xiデーターの算術平均値(g) (2) 粉だち防止適性:− JIS K6911−1979に従つて100gの試料を無作
意に採取する。これを下に示すようなガラス製円
柱容器内に静かにそそぎ込む。円柱容器は内径50
mm、高さ500mmの大きさであり、容器下部には、
層厚み5mmの2号ガラスフイルターを取りつけて
あり、容器下部より乾燥空気をふき込む事ができ
る形状となつている。100gの試料を入れた容器
下部より乾燥空気を1/minの流量で1分間吹
き込む。この操作により、吹きこぼれた重量減率
(%)を求め、粉だち防止適性とする。 (3) 亀甲斑発性防止性:− 実施例1で製造したパルプ及びメラミン樹脂含
有成形用粉末組成物を篩分けし、下掲表に示した
各粒度の成形用粉末をつくる。これらの標準粉末
を用いて、60×70×3mmの標準テストピースを成
形した。この時の成形条件は、加圧力1トン、加
熱温度165℃、成形時間は2分間である。これら
の標準テストビースを標準見本として、テスト用
粉末からJIS K6911−1979に従つて無作意に採取
したテスト用サンプルを、上記と同じ成形条件で
成形し、得られたテスト用サンプルピースを、該
見本と対比して亀甲斑の等級を決定した。
【表】 とめられ、凹凸が生
じている。
(4) 予熱タブレツト化適性:− JIS K6911−1979に従つて約5Kgのサンプルを
無作意に採取する。これを、富士電波製高周波予
熱器FDP320A、直径100mmφ×高さ25mmのポリエ
チレン製プレヒーターリング及び、ガラス繊維強
化エポキシラミネート板(140×140×2mm)を用
いて高周波予熱する。この時の予熱条件として
は、極間距離30mm、出力2KW、周波数62MHzで
ある。試料130gをラミネート板上にのせたプレ
ヒーターリング内に入れ、平らにならした後に、
高周波予熱した。このような操作によつて得た予
熱物をラミネート板上にのせたまますみやかに予
熱器から取り出す。ラミネート板を取りのぞい
て、予熱によりタブレツト化した試料をプレヒー
ターリング内から自由落下させる。以上の操作を
くりかえし、プレヒーターリングの付着物重量が
5g以上となる予熱回数を求める。 又、本発明における粒子サイズ、見掛密度は、
以下のようにして決定する。 粒子サイズ測定方法(メツシユ篩分け方法) JIS.K−6911−1979.3.1に従い、約50gの試料
を採取し、ロータツプ式振盪機、JIS.200φ標準篩
で、ロータツプ回転数290回/分、打撃数156回/
分、全振幅28mm条件で10分間篩分けをする。次い
で、各篩上に残つた試料及び受皿上の試料の重量
を測定し、重量%を算出する。 安息角測定方法 厚さ30mm、直径100mmのガラス製円台の中心か
ら高さ100mmの位置に、ガラス製ロート(注ぎ口
の直径50mm、出口のガラス円筒は直径7mm、長さ
7mmで、該ロート全体の高さは57mm)の出口を鉛
直にセツトしたのち、JIS.K−6911−1979,3.1の
試料採取方法に従い約300gの試料をガラス製ロ
ートを通じてガラス製円台上に静かに注ぐ。試料
がガラス製ロートにつまつた場合は、直径2mm、
長さ約200mmの鋼製の撹拌棒を用いて出す。円台
上に形成した山の高さh(mm)を測定し、安息角
(θ)を、θ=tan-1(h/50)から求め、7回の測定 値中の上下2個の測定値をのぞいた5回の値の平
均値で安息角とする。 見掛密度測定方法 JIS.K−6911−1979.5.2.1に示す形状の見掛比重
測定器で、感量0.5g以上の上皿天びんを使用し、
試料の採取方法はJIS.K−6911−1979.3.1に従い
約60g採取し、JIS.K−9611−1979.5.2.1の方法で
測定し、下記の式で算出する。 見掛比重〔g/ml〕=B−C/D B:試料を入れたメスシリンダーの重さ(g) C:メスシリンダーの重さ(g) D:メスシリンダーの容量(ml) 実施例 1 メラミン(油化メラミン(株)製;油化メラミン)
800g,37%濃度のホルマリン水溶液700gおよび
水380gを還流冷却器付きフラスコに入れ、F/
M=1.7の条件で撹拌しつつ90℃で加熱反応した。
メラミン樹脂液の白濁点が60℃になつたとき1.2
gのNaOHを入れ冷却しメラミン樹脂初期縮合
物を得た。反応終末の目安すに用いた白濁点と
は、5mlの樹脂液を採取し、これに約80℃の熱水
45mlを加え撹拌し冷却させる際に白濁が生ずる時
の温度をいう。 かくして得られたメラミン樹脂初期縮合物1100
gに、パルプ240gを加えニーダーで混練したの
ち、この混練物を90℃で90分間熱風乾燥機で乾燥
し、ポツプコーンを得た。 このポツプコーン500gに酸化チタン5g、無
水フタール酸0.5g、ステアリン酸亜鉛2.5gを加
え、ポツトミルで8時間粉砕して200メツシユ篩
通過量が72%のパルプ含有量26%のパルプ及びメ
ラミン樹脂含有成形用原料粉末を得た。 上記のパルプ及びメラミン樹脂含有成形用原料
粉末を、次いで冷間ロール圧縮機で冷間ロール圧
縮成形物とした。冷間ロール圧縮は、直径250mm、
幅200mmのロールを用い、原料粉末供給速度を300
Kg/hr.とし ロール回転数20r.p.m.,ロール加圧
ポンプ圧力150Kg/cm2、ロールクリアランス0.5mm
条件で冷間ロール圧縮成形物を得た。 該冷間ロール圧縮成形物を粗砕したのち、スク
リーン径1mmφの衝撃式粉砕機を用い粉砕しメラ
ミン樹脂成形用粉末組成物を得た。 パルプ及びメラミン樹脂含有成形用原料粉末の
200メツシユ篩通過重量%及び安息角、冷間ロー
ル圧縮成形物の粗細時8メツシユ篩通過で且つ60
メツシユ篩不通過重量%及び粗細時安息角、メラ
ミン樹脂成形用粉末組成物製品の32メツシユ篩通
過で且つ145メツシユ篩不通過重量%、安息角及
び見掛密度、及びメラミン樹脂成形用粉末組成物
製品の自動計量適性、粉だち防止適性、亀甲斑発
生防止性、予熱タブレツト化適性のテスト結果を
第1表に示した。 実施例2〜6及び比較例1〜4 実施例1に於いてポツトミルで8時間粉砕する
代りに、4〜12時間の粉砕時間を用いる以外は同
じ方法で、パルプ及びメラミン樹脂含有成形用原
料粉末を作製し、冷間ロール圧縮成形物は実施例
1と同じ方法で行い、次いで冷間ロール圧縮成形
物の粗細条件、また再破細条件を変えメラミン樹
脂成形用粉末組成物を作製した。また、比較例の
成形用粉末組成物等はこの方法に準じ作製した。 これらのものの粒度、安息角、見掛比重、およ
び性能測定結果を第1表に示す。
【表】 【図面の簡単な説明】
添付第1図は本発明粉末粒子のモデル図、第2
図はその原料粉末粒子のモデル図、第3図は本発
明粉末粒子の一例についての光学顕微鏡写真図
(倍率:40倍)、第4図はその原料粉末粒子の同様
な写真図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 200メツシユ篩通過の粉末が70重量%以上を
    占め且つ安息角が50゜以上のパルプ及びメラミン
    樹脂含有成形用原料粉末を、冷間ロール圧縮成形
    した冷間ロール圧縮成形物の再破細物であつて、
    32メツシユ篩通過で且つ145メツシユ篩不通過の
    粉末が50〜75重量%を占め且つ安息角が40゜以上
    50゜未満であることを特徴とするメラミン樹脂成
    形用粉末組成物。 2 該冷間ロール圧縮成形物が、8メツシユ篩通
    過で且つ60メツシユ篩不通過の粉末が80重量%以
    上を占めるように粗細した際の粗細時安息角が
    40゜未満となるように行われた冷間ロール圧縮成
    形物である特許請求の範囲第1項記載のメラミン
    樹脂成形用粉末組成物。 3 該成形用粉末組成物の見掛密度が0.6〜0.7で
    ある特許請求の範囲第1項記載のメラミン樹脂成
    形用粉末組成物。 4 該原料粉末の安息角が50゜〜55゜である特許請
    求の範囲第1項記載のメラミン樹脂成形用粉末組
    成物。 5 該粗細時安息角が35゜以上40゜未満である特許
    請求の範囲第1項記載のメラミン樹脂成形用粉末
    組成物。
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