JPS6210577B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6210577B2
JPS6210577B2 JP11766882A JP11766882A JPS6210577B2 JP S6210577 B2 JPS6210577 B2 JP S6210577B2 JP 11766882 A JP11766882 A JP 11766882A JP 11766882 A JP11766882 A JP 11766882A JP S6210577 B2 JPS6210577 B2 JP S6210577B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
molding
melamine resin
weight
suitability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11766882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS598749A (ja
Inventor
Ikuo Mimura
Yoichi Goto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Carbide Industries Co Inc filed Critical Nippon Carbide Industries Co Inc
Priority to JP11766882A priority Critical patent/JPS598749A/ja
Publication of JPS598749A publication Critical patent/JPS598749A/ja
Publication of JPS6210577B2 publication Critical patent/JPS6210577B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、パルプ及びメラミン樹脂含有成形用
原料粉末の加熱押出成形物の再破細物から成り、
優れた改善諸性質を有する“グラニユール”タイ
プのメラミン樹脂成形用粉末組成物に関し、優れ
た自動計量適性(粉体流れ性)、亀甲斑発生防止
性などと共に、とくに優れた予熱タブレツト化
(予備成形タブレツト化)適性、冷間圧縮タブレ
ツト強度及び成形品耐クラツク性を示すメラミン
樹脂成形用粉末組成物に関する。 更に詳しくは、本発明は、(イ)〜(ハ)の合計100重
量%として、下記粒度分布 (イ) 24メツシユ篩通過で且つ42メツシユ篩不通過
の粉末5〜50重量%、 (ロ) 42メツシユ篩通過で且つ145メツシユ篩不通
過の粉末17〜47重量%、 (ハ) 145メツシユ篩通過の粉末が25〜65重量% を満足し且つパルプ及びメラミン樹脂含有成形用
原料粉末の加熱押出成形物の再破細物に関する。 従来、メラミン樹脂液とパルプとを含有する混
練、乾燥組成物いわゆる“ポツプ・コーン”を粉
砕して得られる成形用粉末組成物、更には、この
ようなパルプ及びメラミン樹脂含有成形用粉末を
一旦ペレツト化(もしくはタブレツト化)した
後、再破砕して粗細粒状の成形用粒子いわゆる
“グラニユール”のタイプの成形用粉末組成物と
することは知られている。 前者のタイプの成形用粉末組成物では、通常、
200メツシユ篩通過の微粉末が70重量%以上を占
めるのが普通であつて、得られる熱圧成形品に亀
甲斑発生のトラブルが少ない利点があるが、反
面、粉だち(粉塵発生)の欠陥があり、又、粉体
流れ性が不充分で自動計量適性が悪いトラブルが
ある。一方、後者の“グラニユール”のタイプの
成形用粉末組成物では、満足し得る粉だち防止適
性、粉体流れ性を示すが、反面、得られる熱圧成
形品に亀甲斑発生のトラブルがある。 更に、本発明者等の検討によれば、前者のタイ
プの成形用粉末組成物では、該組成物を熱圧成形
するに先立つて、組成物を予熱枠に充填し、たと
えば高周波予熱して予熱タブレツト化するに際し
て、該予熱枠内壁に成形用粉末の付着現象を生
じ、その清浄化を要する煩雑且つ手数のかかる枠
掃除が要求され、これを怠ると、屡々、高度に硬
化した細片が成形品に混入して成形品価値を低下
させるトラブルのあることがわかつた。又、一
方、後者の“グラニユール”のタイプの成形用粉
末組成物では、上記トラブルは発生しないが、予
熱タブレツト化物を形成しようとしても取扱い性
のあるタブレツト化物は得難く、形崩れしてしま
つて実用性ある予熱タブレツト化物を形成できな
い難点がある。従つて、予熱タブレツト化せずに
直接成形型内へ供給して熱圧成形する方式が採用
され、成形サイクルが延長される不利益が回避で
きず、また亀甲斑発生が助長されるトラブルがあ
る。 従来、このような亀甲斑発生のトラブルを克服
するためのいくつかの提案が知られている。 たとえば、特公昭54―3693には、アミノ樹脂粒
状成形材料の硬度をx(Kg/cm2)、粒度をy
(mm)として、下記式 y≦−1.23logex+6.75 ……(A) y≧+0.10 ……(B) 30≧x≧5 ……(C) で表わされる曲線にて囲まれる領域内に占める割
合が80%以上であることを必須要件とするアミノ
樹脂粒状成形用組成物が提案され、亀甲斑発生の
防止に有用であると開示されている。上記粒度条
件をメツシユに換算して表わすと、145メツシユ
篩不通過の粉末が80%以上、すなわち145メツシ
ユ篩通過の粉末が20%以下となる。更に、この提
案に於ては、予熱タブレツト化適性、冷間圧縮タ
ブレツト強度、成形品耐クラツク性については全
く言及されていない。 又、他の提案として特開昭57―46803号には、
下記粒度分布 20〜42メツシユ粒度品 0〜20重量% 42〜145メツシユ粒度品 50〜90重量% 145メツシユ通過粒度品 0〜50重量% を必須要件とするアミノ系樹脂成形材料が提案さ
れており、亀甲斑発生の防止性及び自動秤量性に
優れていると記載されている。上記提案と同じ目
的で上記提案と重複し得る更に他の提案として、
特開昭57―46804号に、20メツシユ篩通過で且つ
145メツシユ篩不通過の粉末のみで占められるア
ミノ系樹脂成形材料が知られている。これら提案
には、原料粉末の加熱押出成形物の再破細物から
なるアミノ系樹脂成形材料については全く開示さ
れておらず、更に、予熱タブレツト化適性、冷間
圧縮タブレツト強度、成形品耐クラツク性につい
ても全く言及されていない。 本発明者等は、先に、前述した両者のタイプの
メラミン樹脂成形材料における両立し難い難点乃
至トラブルを解決する目的で研究を行い、通常、
約25〜約30重量%を占めるパルプが含有されてい
る所謂“ポツプコーン”を、例えば予備粉砕及び
ボールミルの如き微粉細処理して形成されるパル
プ及びメラミン樹脂含有成形用原料粉末と、これ
を一旦ペレツト化した後、再破砕した再破砕粉末
との間には、粒度分布及び各粒子構造もしくは形
状、更には見掛密度などが影響する安息角に可成
り大きな変化がみられ、これが自動計量適性、粉
だち防止適性、亀甲斑発生防止性、予熱成形タブ
レツト化適性などの性質に重大な影響を与える因
子となることを発見し、この新しい知見に基いて
更に研究を進めた結果、200メツシユ篩通過の粉
末が70重量%以上を占め且つ安息角が50゜以上の
パルプ及びメラミン樹脂含有成形用原料粉末を、
冷間ロール圧縮成形した冷間ロール圧縮成形物の
再破細物であつて、32メツシユ篩通過で且つ145
メツシユ篩不通過の粉末が50〜75重量%を占め且
つ安息角が40゜以上50゜未満であることを特徴と
するメラミン樹脂成形用粉末組成物が、前述の二
つのタイプの成形用従来粉末組成物における両立
し難い欠陥乃至トラブルを一挙に克服して、優れ
た自動計量適性、粉だち防止適性、亀甲斑発生防
止性、予熱タブレツト化適性などの改善諸性質を
兼備したユニークなメラミン樹脂成形用粉末組成
物となることを発見して提案した(特願昭56―
2594号)。 更に研究を続けた結果、上記先願提案とは異な
つたタイプの再破細物、すなわち、パルプ及びメ
ラミン樹脂含有成形用原料粉末の加熱押出成形物
の再破細物であつて、前記従来諸提案とは明らか
に区別される異なつた粒度分布を有するメラミン
樹脂成形用粉末組成物が、優れた自動計量適性、
亀甲斑発生防止性などと共に、とくに優れた予熱
タブレツト化適性、冷間圧縮タブレツト強度及び
成形品耐クラツク性を示すメラミン樹脂成形用粉
末組成物となることを発見した。 該冷間圧縮タブレツト強度が優れていること
は、室温で圧縮成形タブレツト化された成形用タ
ブレツトの形で貯蔵、移送する際にきわめて重要
な性質であつて、本発明によれば、成形に際して
予熱タブレツト化する性質及び予め圧縮成形タブ
レツト化して貯蔵、移送をする際に破損を生じな
い性質の両者の特性を兼備し、且つ優れた耐クラ
ツク性を示す成形品を与える性質を、優れた自動
計量適性、亀甲斑発生防止性、粉だち防止適性な
どの性質と共に兼備したメラミン樹脂成形用粉末
組成物が提供できることが発見された。 従つて、本発明の目的は優れた改善性質を有す
るユニークなメラミン樹脂成形用粉末組成物を提
供するにある。 本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。 本発明メラミン樹脂成形用粉末組成物の調製に
用いるパルプ及びメラミン樹脂含有成形用原料粉
末としては、好ましくは、所謂ポツプコーンを加
熱押出成形に適した粒度に粉細処理した粉末を利
用できる。 このようなパルプ及びメラミン樹脂含有成形用
原料粉末の例としては、例えばカーバイド法、尿
素法などそれ自体公知の方法で製造できる所謂メ
ラミンクリスタル粉末1モルに対して、例えば濃
度36%のホルマリン水溶液及び/又はパラホルム
アルデヒドの如き形で、ホルムアルデヒド約1.3
〜約2モル程度の反応モル割合で、水性媒体中、
PH約7〜約9程度で反応させて得られるメラミン
樹脂液、例えば、樹脂固形分濃度約40〜約60重量
%程度のメラミン樹脂液にパルプ(α―セルロー
ス)を、得られる原料粉末重量に基いて、たとえ
ば約20〜約40重量%となるように加え、更に所望
により他の添加剤を配合し、混練し、たとえば約
70゜〜約100℃程度の温度で乾燥して、たとえ
ば、径が約3cm〜約0.5cm程度の所謂ポツプコー
ンとし、これを粉細処理して得られるポツプコー
ン粉細処理物を挙げることができる。 上記粉細処理は、例えば、衝撃式ハンマーミ
ル、ボールミル、振動ミル、タワーミルの如き手
段で行うことができる。望むならば、たとえば衝
撃式ハンマーミルで予備粉砕処理したのち、更に
ボールミル、振動ミル、タワーミルの如き手段で
微粉細処理して行うこともできる。市販のパルプ
及びメラミン樹脂含有成形用粉末も利用でき、所
望により市販成形用粉末を更に粉砕処理して利用
することもできる。 上記メラミン樹脂液の製造に際して、メラミン
の一部を共縮合可能な他の熱硬化性樹脂形成性成
分で代換することができる。このような成分の例
としては、ベンゾグアナミン、アセトグアナミ
ン、CTUグアナミンの如きグアナミン類、チオ
尿素、尿素の如き尿素類、フエノール、キシレノ
ール、クレゾール、ビスフエノールAの如きフエ
ノール類、エポキシ化合物類、ポリエステル化合
物類などを例示することができる。このような成
分は、メラミン樹脂の好ましい耐水性、耐薬品
性、耐溶剤性、耐アーク性などを実質的に失わな
いような量で利用するのが良く、例えば、メラミ
ンと等量(重量)以下、好ましくはメラミンと上
記熱硬化性樹脂形成性成分の合計重量に基いて40
重量%以下の如き使用量を例示することができ
る。 上記ポツプコーン形成の際の混練手段として
は、ニーダー、コニーダーなどが利用でき、又乾
燥手段としては、熱風乾燥、バンドドライヤー乾
燥、流動乾燥などを例示することができる。 又、上記他の添加剤としては、たとえば、酸化
チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ベンガラ、紺青、
硫酸バリウム、鉄黒、群青、カーボンブラツク、
リトポン、チタンイエロー、コバルトブルー、ハ
ンザイエロー、ベンジンイエロー、レーキレツ
ド、アニリンブラツク、ジオキサジンバイオレツ
ト、キナクリドンレツド、キナクリドンバイオレ
ツト、ナフトールイエロー、フタロシアニンブル
ー、フタロシアニングリーン、などの如き無機も
しくは有機顔料類;ステアリン酸亜鉛、ミリスチ
ン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ブチルセテアレート、ステアリ
ルステアレート、ジオクチルフタレート、フタル
酸ジブチル、ステアリン酸アミド、ε―カプロラ
クタム、オレイン酸アミド、リノール酸アミド、
ポリエチレングリコール、ステアリルアルコー
ル、ポリオキシエチレンステアレート、グリセリ
ン、ポリエチレングリコールモノオレート、など
の如き滑剤類;無水フタル酸、p―トルエンスル
ホン酸、シユウ酸ジメチル、シユウ酸ジベンジ
ル、フタル酸ジメチル、ベンゾイルパーオキサイ
ド、エピクロルヒドリン、p―トルエンスルフオ
ン酸トリエタノールアミン塩、2―アミノエチル
スルホン酸、塩酸ジメチルアニリンスルホン酸、
シユウ酸メラミン、塩化アンモン、リン酸アンモ
ンニウム、リン酸トリメチル、アセトアミド、オ
キザミド、の如き硬化触媒類を例示することがで
きる。 本発明においては、上述の如きパルプ及びメラ
ミン樹脂含有成形用原料粉末を加熱押出成形して
得られる成形物を再破細して前記粒度分布要件
(イ)、(ロ)及び(ハ)を満足するメラミン樹脂成形用粉末
組成物とする。 該加熱押出成形は、適当な温度条件下で押出機
を用いて行うことができる。押出機のタイプは適
宜に選択でき、例えば、一軸押出機、二軸押出機
などを例示することができる。圧縮比、温度は適
宜に選択でき、例えば1〜3の圧縮比、約50〜約
130℃の如き温度条件を例示することができる。
押出機の押出端は開放型、スクリーン状ダイス型
などの任意の形式であつてよく、又、二軸押出機
は同方向2軸型でも異方向2軸型のいずれであつ
てもよい。 更に加熱押出成形物は所望により粉砕に先立つ
てロールプレスすることもできる。 本発明に於いては、上述のようにして形成でき
る原料粉末の加熱押出成形物を再破細して、前記
粒度条件を充足する再破細物とする。 この再破細は、下記要件(イ)〜(ハ)の合計100重量
%として、下記粒度分布 (イ) 24メツシユ篩通過で且つ42メツシユ篩不通過
の粉末5〜50重量%、 (ロ) 42メツシユ篩通過で且つ145メツシユ篩不通
過の粉末17〜47重量%、 (ハ) 145メツシユ篩通過の粉末が25〜65重量% を満足する再破細物を形成できる任意の破細手段
を利用して行うことができる。所望により、篩分
け手段を併用することができる。このような破細
に利用する粉破機の例としては、衝撃式粉破機、
ハンマーミル、アトマイザー、ピンミル、ロール
ミル、パルペライザーなどを例示できる。 更に、本発明のメラミン樹脂成形用粉末組成物
は、その安息角が40゜以上で且つ50゜未満である
ことが好ましい。安息角が40゜未満で過小となる
と亀甲斑発生のトラブルを生じ易くなり、更に予
熱タブレツト化に際して、タブレツトの形状保持
性が悪化するなどの不都合が伴い易い傾向があ
り、又、上記安息角が50゜をこえ過大となつたり
すると、自動計量適性が悪化する傾向があり、粉
だち防止適性が低下するなどの欠陥を生じ、更
に、予熱タブレツト化適性も悪くなる傾向がある
ので、安息角40゜以上で且つ50゜未満であること
が好ましい。 本発明組成物を製造する上述の如き再破細処理
に際して、所望により、他の添加剤を配合するこ
とができる。このような添加剤としては、前述し
た原料粉末の形成に際して添加してもよい添加剤
として例示したと同様な顔料類、滑剤類、硬化触
媒類などを例示することができる。本発明組成物
重量に基いて、約10重量%以下程度の顔料類、約
5重量%以下程度の滑剤類、約5重量%以下程度
の硬化触媒類の如き配合量を例示することができ
る。 本発明のパルプ及びメラミン樹脂含有成形用原
料粉末の加熱押出成形物の再破細物であるメラミ
ン樹脂成形用粉末組成物は、前記(イ)、(ロ)及び(ハ)の
粒度分布要件を充足する。 要件(イ)の24メツシユ篩通過で且つ42メツシユ篩
不通過の粉末が5重量%未満で過少量となると、
自動計量適性、予熱タブレツト化適性が悪化し、
又、50重量%を超えて過大量となると、耐クラツ
ク性、冷間圧縮タブレツト強度が悪化し、さらに
亀甲斑が発生し易くなる。又、要件(ロ)の42メツシ
ユ篩通過で且つ145メツシユ篩不通過の粉末が17
重量%未満で過少量となると、自動計量適性、さ
らに耐クラツク性も不満足となり、逆に、47重量
%を超えて過大量となると、予熱タブレツト化適
性、冷間圧縮タブレツト強度が悪化し、さらに耐
クラツク性も劣つたものとなる。更に又、要件(ハ)
の145メツシユ篩通過の粉末が25重量%未満で過
少量となると、耐クラツク性、冷間圧縮タブレツ
ト強度が悪化し、さらに亀甲斑が発生し易くな
り、一方、65重量%を超えて過大量となると、自
動計量適性、予熱タブレツト適性が悪化する。 上述のように、パルプ及びメラミン樹脂含有成
形用原料粉末の加熱押出成形物の再破細物である
本発明メラミン樹脂含有成形用粉末組成物におい
ては、要件(イ)、(ロ)及び(ハ)の粒度分布条件を充足す
ることが必須であつて、本発明によれば、例え
ば、自動計量適性が好ましくは20以下より好まし
くは1.8以下、予熱タブレツト化適性が好ましく
は15サイクル以上、より好ましくは18サイクル以
上、耐クラツク性が好ましくは3―1サイクル以
上、より好ましくは3―3サイクル以上、とくに
は4―1サイクル以上、冷間圧縮タブレツト強度
が好ましくは100Kg/cm2以上より好ましくは120
Kg/cm2以上、とくには150Kg/cm2以上、更には170
Kg/cm2以上の如き優れた性質を兼備し、亀甲斑発
生のおそれもない卓越した改善性質を示すメラミ
ン樹脂成形用粉末組成物が提供できる。 前記特願昭56―2594号先願提案に於て、原料粉
末粒子は比較的扁平な破砕片状の粒子形状を有し
且つ配合されたパルプが表面に多数突出して、配
合されたパルプを伴つた粗面状凹凸の多い粒子構
造を示しているのに対して、これを一旦冷間ロー
ル圧縮した成形物を再破細して得られた前記特願
昭56―2594号先願提案の製品粒子は、比較的球状
の粒子形状を示し且つ配合されたパルプの表面へ
の突出が少なく、比較的なめらかな表面を持つ球
状構造物に変化していることが示されているが、
本発明製品はその表面なめらかさ乃至光沢がさら
に向上した外観を示すのが普通である。 尚、本発明に於てメツシユはJIS、K―6911―
1979.3.1により決定された粒子サイズであつて、
下記のとおりである。 粒子サイズ測定方法(メツシユ篩分け方法) JIS、K―6911―1979.3.1に従い、約50gの試料
を採取し、ロータツプ式振盪機、JIS、200φ標準
篩で、ロータツプ回転数290回/分、打撃数156
回/分、全振幅28mm条件で10分間篩分けをする。
次いで、各篩上に残つた試料及び受皿上の試料の
重量を測定し、重量%を算出する。 更に、本発明において安息角は、以下のように
して決定される。 安息角測定法 厚さ30mm、直径100mmのガラス製円台の中心か
ら高さ100mmの位置に、ガラス製ロート(注ぎ口
の直径50mm、出口のガラス円筒は直径7mm、長さ
7mmで、該ロート全体の高さは57mm)の出口を鉛
直にセツトしたのち、JIS、K―6911―1979.3.1
の試料採取方法に従い約300gの試料をガラス製
ロートを通じてガラス製円台上に静かり注ぐ。試
料がガラス製ロートにつまつた場合は、直径2
mm、長さ約200mmの銅製の撹拌棒を用いて出す。
円台上に形成した山の高さh(mm)を測定し、安
息角(θ)を、θ=tan-1(h/50)から求め、7回 の測定値中の上下(最大及び最小)2個の測定値
をのぞいた5回の値の平均値で安息角とする。 以下、比較例と共に、実施例をあげて本発明の
数態様について更に詳しく例示する。 尚、以下において、自動計量適性(粉体流れ
性)、予熱タブレツト化適性、耐クラツク性、冷
間圧縮タブレツト強度のテスト方法及び評価は、
以下のとおりである。 (1) 自動計量適性:― JIS K6911―1979に従つて5Kgの試料を無作意
に採取する。これを直銅部500mmφ×100mm、円錐
部高さ500mm、排出部33mmφ×30mmの排出ダンパ
ー付きホツパーの中心部に静かに注ぎ込む。排出
口中心より100mm下して、JIS K6911―1979に定
められた金属製見掛密度測定用メスシリンダーを
おき、ダンパーを全開してメスシリンダーに材料
をみたす。材料が充分に満され、周囲にこぼれお
ちるようになつたら、ダンパーをとじ、見掛密度
測定法と同じ方法でメスシリンダー中のサンプル
を秤量する。この方法により、連続して50回
(n)の重量を測定し、これらの値の標準偏差S
を自動計量適性値とする。 ここにn=50 i=1〜50 xi=各回の重量測定値(g) =全xiデーターの算術平均値(g) (2) 予熱タブレツト化適性:― JIS K6911―1979に従つて約5Kgのサンプルを
無作意に採取する。これを、富士電波製高周波予
熱器FDP320A、直径100mmφ×高さ25mmのポリエ
チレン製プレヒーターリング及び、ガラス繊維強
化エポキシラミネート板(140×140×2mm)を用
いて高周波予熱する。この時の予熱条件として
は、極間距離30mm、出力2KW、周波数62MHzで
ある。試料130gをラミネート板上にのせたプレ
ヒーターリング内に入れ、平らにならした後に、
高周波予熱した。このような操作によつて得た予
熱物をラミネート板上にのせたまますみやかに予
熱器から取り出す。ラミネート板を取りのぞい
て、予熱によりタブレツト化した試料をプレヒー
ターリング内から自由落下させる。以上の操作を
くりかえし、プレヒーターリングの付着物重量が
5g以上となる予熱回数を求める。 (3) 耐クラツク性:― 口径6インチ重量120gの丼を次の条件で圧縮
成形する。 金型温度 165℃(上金型) 160℃(下金型) 圧力 180Kg/cm2 予熱時間 60秒 ガス抜き時間 0.5秒 成形時間 60秒 この様に成形した丼を、次のサイクルを一サイ
クルとして、1日4サイクル実施し、クラツクが
入るまでのサイクル数と日数を求める。
【表】 耐クラツク性の表示は、(日数)―(サイクル
数)と示し例えば、2―3とあれば、2日目の3
サイクル目にクラツクの発生を示す。 耐クラツク性としては、3―1以上が好まし
く、4―1以上が特に好ましい。 (4) 冷間圧縮タブレツト強度:― 50gの試料を径50mm高さ200mmの円筒形キヤビ
テイを有するタブレツト金型に入れ、加圧力700
Kg/cm2で、室温に於て10秒間加圧し、タブレツト
を成形する。このタブレツトを東洋ボールドウイ
ン製のテンシロン万能試験器を用いて直径方向か
ら圧力を加え破壊強度を求めた。 実施例 1 メラミン(油化メラミン(株)製;油化メラミン)
800g、37%濃度のホルマリン水溶液700gおよび
水380gを還流冷却器付きフラスコに入れ、F/
M=1.7の条件で撹拌しつつ90℃で加熱反応し
た。メラミン樹脂液の白濁点が60℃になつたとき
1.2gのNaOHを入れ冷却しメラミン樹脂初期縮合
物を得た。反応終末の目安すに用いた白濁点と
は、5mlの樹脂液を採取し、これに約80℃の熱水
45mlを加え撹拌し冷却させる際に白濁が生ずる時
の温度をいう。 かくして得られたメラミン樹脂初期縮合物
1100gに、パルプ240gを加えニーダーで混練した
のち、この混練物を90℃で90分間熱風乾燥機で乾
燥し、ポツプコーンを得た。 このポツプコーン500gに酸化チタン5g、無水
フタール酸0.5g、ステアリン酸亜鉛2.5gを加え、
ポツトミルで8時間粉砕してパルプ含有量26%の
パルプ及びメラミン樹脂含有成形用原料粉末を得
た。 上記のパルプ及びメラミン樹脂含有成形用原料
粉末を、次いで同方向回転二軸混練押出機で加熱
混練溶融物とした。混練押出機は、軸径35φ、
L/D=20、圧縮比2.0のスクリユーを用い、原
料粉末供給速度を20Kg/minとし、シリンダー温
度を100℃、スクリユー回転数を100rpmの条件の
もとで、加熱押出し混練溶融成形物を得た。 該、混練成形物を粗砕したのち、スクリーン径
1mmφの衝撃式粉砕機を用いて粉砕し、メラミン
樹脂成形用粉末組成物を得た。 メラミン樹脂成形用粉末組成物の24メツシユ篩
通過で42メツシユ不通過、42メツシユ通過で145
メツシユ不通過、及び145メツシユ篩通過重量
%、安息角、並びにメラミン樹脂成形用粉末組成
物の自動計量適性、予熱タブレツト化適性、タブ
レツト強度、耐クラツク性のテスト結果を第1表
に示した。 実施例2〜6および比較例1〜6 実施例1と同じ方法で混練押出法の溶融成形物
を得、粗細条件、また再破細条件を変えメラミン
樹脂成形用粉末組成物を作製した。また、比較例
1〜6の成形用粉末組成物もこの方法に準じ作製
した。 これらのものの粒度、安息角、および性能測定
結果を第1表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)〜(ハ)の合計100重量%として、下記粒度分
    布 (イ) 24メツシユ篩通過で且つ42メツシユ篩不通過
    の粉末5〜50重量%、 (ロ) 42メツシユ篩通過で且つ145メツシユ篩通過
    の粉末17〜47重量%、 (ハ) 145メツシユ篩通過の粉末が25〜65重量% を満足し且つパルプ及びメラミン樹脂含有成形用
    原料粉末の加熱押出成形物の再破細物であること
    を特徴とするメラミン樹脂成形用粉末組成物。 2 該メラミン樹脂成形用粉末組成物の安息角が
    40゜以上で且つ50゜未満である特許請求の範囲第
    1項記載の組成物。
JP11766882A 1982-07-08 1982-07-08 メラミン樹脂成形用粉末組成物 Granted JPS598749A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11766882A JPS598749A (ja) 1982-07-08 1982-07-08 メラミン樹脂成形用粉末組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11766882A JPS598749A (ja) 1982-07-08 1982-07-08 メラミン樹脂成形用粉末組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS598749A JPS598749A (ja) 1984-01-18
JPS6210577B2 true JPS6210577B2 (ja) 1987-03-06

Family

ID=14717321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11766882A Granted JPS598749A (ja) 1982-07-08 1982-07-08 メラミン樹脂成形用粉末組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS598749A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113064B2 (ja) * 1986-06-30 1995-12-06 日本カーバイド工業株式会社 粒状メラミン樹脂成形材料
JP5303267B2 (ja) * 2008-12-26 2013-10-02 田岡化学工業株式会社 メラミン樹脂組成物およびその製造方法
KR102705590B1 (ko) * 2018-03-30 2024-09-10 가부시키가이샤 아데카 입상 자외선 흡수제 및 수지 조성물

Also Published As

Publication number Publication date
JPS598749A (ja) 1984-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9527740B2 (en) Ground expanded graphite agglomerates, methods of making, and applications of the same
US5665425A (en) Wood meal and method of manufacturing the same
FI112620B (fi) Menetelmä talkkijauheen käsittelemiseksi ainekseen, etenkin kestomuoviainekseen yhdistämistä varten ja talkkihiukkasia sisältävä valmiste yhdistämistä varten
JPS6210577B2 (ja)
JPH0220650B2 (ja)
JPS6317918A (ja) メラミン樹脂顆粒状成形材料
JPS637911A (ja) 粒状メラミン樹脂成形材料
JP3204960B2 (ja) メラミン系樹脂成形材料組成物
JPH075745B2 (ja) メラミン樹脂粒状成形材料
JP2009213615A (ja) 陶器風メラミン系樹脂製食器の製造方法、及び該方法により得られた食器
JP3144856B2 (ja) メラミン系樹脂成形用粒状組成物
JP3144867B2 (ja) メラミン系樹脂射出成形用材料
JP3204965B2 (ja) アミノ系樹脂成形材料
JP4535213B2 (ja) 粉粒状半導体封止材料
SU513055A1 (ru) Способ получени гранулированного аминопласта
JP3144866B2 (ja) 射出成形用メラミン系樹脂成形材料
US3686105A (en) Process for preparing amino aldehyde molding compositions
JP3144862B2 (ja) メラミン系樹脂射出成形用組成物
JPS59199750A (ja) 粉状メラミン系樹脂成形用組成物
JPS60173040A (ja) フェノ−ル樹脂成形材料
JPH02215514A (ja) ポリエチレンテレフタレート樹脂製品の廃棄物の利用処理方法
JPS60169527A (ja) 焼結鉱の製造方法
JPS6240379B2 (ja)
IL103540A (en) Wood meal and method of manufacturing the same
JPH0726118A (ja) 粒状アミノ樹脂成形材料