JPH02206507A

JPH02206507A - 管外装コンクリートの打込枠

Info

Publication number: JPH02206507A
Application number: JP2693789A
Authority: JP
Inventors: Yoshiki Sakurai; 桜井　祥己; Manabu Kurotobi; 黒飛　学; Toshihiro Kubo; 俊裕久保
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1989-02-06
Filing date: 1989-02-06
Publication date: 1990-08-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、管外装コンクリートの打込枠に関する。

従来の技術従来、鋳鉄管の外周にコンクリートの外装を施した推進
管は、横設された打込枠内に鋳鉄管を同心に配置し、鋳
鉄管と打込枠との間に形成される間隙にコンクリートを
打設して製造されていた。

そして、打込枠から推進管を取り出すときには、打込枠
の各部を連結しているボルト・ナツトを取り外し、打込
枠を解体して取り出していた。

発明が解決しようとする課題しかし、上記した従来の構成においては、打込枠を横設
した状態でコンクリートを打ち込んでいるので、打ち込
まれたコンクリートの浮力を受で鋳鉄管が打込枠に対し
て偏心する問題があり、打込枠と鋳鉄管との間隙にコン
クリートを如何にして均等に、かつ迅速に打ち込むかが
量産するうえで課題とされていた。また、打込枠から推
進管を取り出すときにボルト・ナツトを取り外して打込
枠を解体するので、取り出しに手間取るばかりか、打込
枠を再使用するときに組み立てに手間取る問題があった
。

本発明は上記課題を解決するもので、管の周囲にコンク
リートを均等に、かつ迅速に打ち込むことができ、しか
も装着作業が容易に行える管外装コンクリートの打込枠
を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために、本発明は、垂直に配置され
た管の上端側の一部を残して管の周囲を囲んで立設され
た筒状の本体枠と、前記管の上端側の一部を囲むような
筒状をなして前記本体枠の上端開口に着脱自在に挿入さ
れ、本体枠に挿入された下端の投下口側から上端の投入
口側に向けて拡径するように形成されたバケット枠と、
円錐状をなして前記管の上端の開口を閉塞するように前
記バケット枠の内側に配置され、下端周縁部とバケット
枠の内周面との間に所定間隙をあけて設けられたガイド
傘枠とを備えた構成としたものである。

また、バケット枠は、本体枠に挿入された下端の投下口
の外周面が本体枠の内周面に摺接するように形成される
とともに、内周面に管の外周面との間を所定距離に維持
するための複数のガイド板が周方向に沿って適当間隔ご
とに設けられた構成としたものである。

作用上記した構成により、バケット枠内に投入されるコンク
リートはガイド傘枠に案内されて放射状に広がり、ガイ
ド傘枠の下端周縁部とバケット枠の内周面との間隙から
バケット枠の投下口を通って本体枠内に均等に打ち込ま
れる。また、バケット枠の投入口が本体枠の上端開口の
径に規制されることなく大きなものとなるので、バケッ
ト枠に対するコンクリートの打込が迅速に行われる。

また、ガイド板により管が必然的にバケット枠および本
体枠に対して同心に保持されるので、別途に管と本体枠
の芯だしを行う必要がなくなり、本体枠に対する管の装
着作業が簡素化される。

実施例以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
１図〜第５図において、鋳鉄管１は定盤２の上に受口３
を下にして垂直に配置されている。

そして、受口３の開口を閉塞して盲蓋体４が配置される
とともに、挿口５にストッパ一体６が配置されており、
このストッパ一体６は中空体７の周囲に複数のリブ８を
溶着して形成され、各リブ８の先端が挿口５の開口縁端
部に係止されている。

そして、盲蓋体４とストッパ一体６を連結するステーバ
ー９が、一端の頭部１０で盲蓋体４を係止するとともに
他端をストッパ一体６の中空体７に押通して配置されて
おり、ステーバー９の他端に螺合するナツト！！を締め
付けることにより鋳鉄管１を挟持するようにして盲蓋体
４とストッパ一体６が連結固定されている。また、鋳鉄
管１には外周面を覆うようにしてクツシロン材１２が巻
かれている。そして、鋳鉄管１の上端側の一部を残して
周囲を囲むようにして筒状の本体枠１３が定盤２の上に
立設されており、本体枠１３は固定治具Ｉ４によって定
盤２に固定されている。この本体枠Ｉ３は二つ割りに形
成され、蝶番部１５で相互に揺動自在に連結されている
。さらに、本体枠１３には二つ割りの各部分枠１６．１
７を連結するための複数のロック部１８が設けられてお
り、各ロック部Ｉ８の間隔は下方側はど狭くなっている
。また、ロック部夏８は一方の部分枠！６に設けられた
フック１９と他方の部分枠１７に設けられたクランプ部
２０よりなり、クランプ部２０は部分枠１７に揺動自在
に設けられたアーム２１と、このアーム２Ｉに揺動自在
に設けられてフックＩ９を係止可能なリング２２とで形
成されている。また、本体枠！３の内径は鋳鉄管１の受
口３の外径にほぼ等しく形成されており、本体枠■３に
鋳鉄管１を挿入するだけで両者が同心状に配置されるよ
うになされている。そして、本体枠１３の上端開口には
バケット枠２３が着脱自在に挿入されており、バケラト
枠２３は鋳鉄管１の挿口５を囲む筒状をなし、本体枠１
３に挿入された下端の投下口２４の側から上端の投入口
２５の側に向けて拡径するように形成されている。そし
て、バケット枠２３の内側にはガイド傘枠２Ｂが挿口５
の開口を閉塞するように配置されており、このガイド傘
枠２８は円錐状をなして下端周縁部とバケット枠２３の
内周面との間に所定間隙があくように形成されている。

また、ガイド傘枠２６は連結材２７を介してバケット枠
２３に支持されている。

以下、上記構成における作用について説明する。

鋳鉄管１を本体枠１３の内側に配置するときには、第３
図に示すように鋳鉄管１をクレーン２８で吊り下げなが
らロック部１８を解除した状態の本体枠１３の上端側か
ら挿入する。このときすでに鋳鉄管１には盲蓋体４とス
トッパ一部８が装着され、クツシロン材１２も巻かれて
いる。そして、ロック部１８のアーム２１を揺動させて
リング２２をフック１９に引っ掛けた後に、アーム２１
を反対側に揺動させて部分枠ＩＧ、　１７を相互に近づ
けて固定する。さらに、第４図に示すようにバケット枠
２３およびガイド傘枠２Ｂを本体枠１３の上端開口に装
着し、バケット枠２３の投入口２５からコンクリート２
３を投入する。このとき、投入されたコンクリート２９
はガイド傘枠２Ｂに案内されて放射状に広がり、ガイド
傘枠２Ｂの下端周縁部とバケット枠２３の内周面との間
隙からバケット枠２３の投下口２４を通って本体枠１３
の内部に均等に打ち込まれる。このとき、バケット枠２
３の投入口２５が本体枠１３の上端開口の径に規制され
ることなく大きなものとなるので、バケット枠２３に対
するコンクリート２９の打込が迅速に行われる。

そして、コンクリート２９の打込が完了した時点でバケ
ット枠２３およびガイド傘枠２Ｂを取り除き、コンクリ
ート２９を養生させて固める。そして、本体枠１３を取
り除くときには締結時と逆の手順によってロック部１８
を解除し、両部分枠ＩＧ、　１７を相互に離間させる。

このとき、両部分枠１８．１７を僅かに離間させるだけ
で本体枠１３がコンクリート２９から容易に剥離される
。また、両部分枠ＩＧ、　１７はクランプ部２０の操作
によって結合・分離されるので装着作業が簡略化される
。そして、コンクリート２９が外装コンクリートとして
形成された鋳鉄管１を、クレーン２８で吊り上げて本体
枠１３の外部に運び出した後に、盲蓋体４とストッパ一
部６とを取り外す。

第６図は本発明の他の実施例を示すものであり、先の実
施例と同様の作用を行う部材については同一番号を付し
て説明を省略する。第６図において、ステーバー９は一
端を定盤２に螺入して固定されており、管１と定盤２の
間および本体枠１３と定盤２の間にはリングパツキン３
１が介在されている。

また、本体枠１３はトグルクランプ３２によって定盤２
に着脱自在に固定されている。そして、バケット枠２３
は投下口２４の外周面が本体枠１３の内周面に摺接する
ように形成されており、バケット枠２３の内周面には複
数のガイド板３３が周方向に沿って適当間隔ごとに設け
られており、このガイド板３３はバケット枠２３の内周
面と管１の外周面との間を所定距離に維持している。

この構成によれば、ガイド板３３により管１が必然的に
バケット枠２３および本体枠１３に対して同心に保持さ
れるので、別途に管１と本体枠１３の芯だしを行う必要
がなくなり、本体枠１３に対する管１の装着作業が簡素
化される。

また、第７図に示すようにストレートパイプ４１の外周
にコンクリートを打ち込むときには、定盤２の上にコー
ン状のガイド４２を設け、このガイド４２によってスト
レートパイプ４１の芯だしを行う。

発明の効果以上述べたように、本発明によれば、バケット枠内に投
入されるコンクリートをガイド傘枠で案内して放射状に
広がらせることにより、コンクリートを本体枠内に均等
に打ち込むことができる。

また、バケット枠の投入口を本体枠の上端開口の径に規
制されることなく大きくすることができるので、バケッ
ト枠に対するコンクリートの打込を迅速に行うことがで
きる。

また、ガイド板によってバケット枠および本体枠に対す
る管の芯だしを必然的に行うことができ、装着作業の簡
素化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
第１図のＡ−Ａ矢視断面図、第３図から第５図は同実施
例の作業手順を示す斜視図、第６図は本発明の他の実施
例を示す全体構成図、第７図は本発明のさらに他の実施
例を示す全体構成図である。１・・・鋳鉄管、１３・・・本体枠、１Ｇ、　ＩＴ・・
・部分枠、１８・・・ロック部、２３・・・バケット枠
、２４・・・投下口、２５・・・投入口、２６・・・ガ
イド傘枠、２９・・・コンクリート、３２・・・トグル
クランプ、３３・・・ガイド板。

Claims

【特許請求の範囲】１、垂直に配置された管の上端側の一部を残して管の周
囲を囲んで立設された筒状の本体枠と、前記管の上端側
の一部を囲むような筒状をなして前記本体枠の上端開口
に着脱自在に挿入され、本体枠に挿入された下端の投下
口側から上端の投入口側に向けて拡径するように形成さ
れたバケット枠と、円錐状をなして前記管の上端の開口
を閉塞するように前記バケット枠の内側に配置され、下
端周縁部とバケット枠の内周面との間に所定間隙をあけ
て設けられたガイド傘枠とを備えたことを特徴とする管
外装コンクリートの打込枠。２、バケット枠は、本体枠に挿入された下端の投下口の
外周面が本体枠の内周面に摺接するように形成されると
ともに、内周面に管の外周面との間を所定距離に維持す
るための複数のガイド板が周方向に沿って適当間隔ごと
に設けられたことを特徴とする請求項１記載の管外装コ
ンクリートの打込枠。