JP2913224B2 - 3分割連接棒の大端部の分解組立用装置 - Google Patents

3分割連接棒の大端部の分解組立用装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のシリンダブ
ロックの内部において、3分割連接棒の大端部の分解と
組み立てを行なう為の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダブロックの内部において
3分割連接棒の大端部の分解および組み立てを行なう場
合、大端部を構成する一対のハウジングをシリンダブロ
ックの内部においてワイヤーにより吊り下げ、この吊り
下げ状態で各ハウジングをクランク軸のピンから取り外
しあるいは取り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】大型の内燃機関では連
接棒の大端部を構成するハウジングの重量も大きくな
り、ワイヤーにより吊り下げた状態での分解や組み立て
は作業困難なものである。
【0004】また、大端部を構成するハウジングをワイ
ヤーにより吊り下げた状態にあっては、組み立ての際に
各ハウジングをクランク軸の軸方向に関して位置決めす
るのが困難であり、作業を困難にしている。特に、クラ
ンク軸に対する連接棒の軸方向の位置決めを小端部を基
準に行なうものでは、大端部の内周の軸受メタルがクラ
ンク軸のピンの軸方向両端の曲面部分に乗り上げた状態
で両ハウジングをボルトにより締めつけてしまうことが
あり、ピンや軸受メタルが損傷するという問題がある。
【0005】また、大端部を構成する両ハウジングはノ
ックピンを介して互いに位置決めされるが、ノックピン
の嵌合公差は締まり嵌めであるために分解および組み立
てを困難なものにしている。
【0006】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできる3分割連接棒の大端部の分解組立用装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろはシリンダブロックの両側壁の一方に、3分割連接
棒の大端部を構成する一対のハウジングの一方が通過可
能な開口が形成され、その両側壁の他方に一対のハウジ
ングの他方が通過可能な開口が形成され、両開口の間に
架け渡されるサポートがクランク軸の軸方向に関し位置
決め可能にシリンダブロックに取り付けられ、このサポ
ートにより各ハウジングがクランク軸の軸方向に関し位
置決め可能に支持され、このサポートに支持された各ハ
ウジングをクランク軸の軸方向に直角な方向に案内する
案内部材が設けられ、このサポートに支持された各ハウ
ジングをクランク軸の軸方向に直角な方向に移動させる
ためのジャッキが、前記シリンダブロックに取付け可能
とされている点にある。
【0008】
【作用】本発明の構成により3分割連接棒の大端部を組
み立てるには、まず、シリンダブロックの両側壁に形成
された開口の間にサポートを架け渡す。この際、サポー
トをクランク軸の軸方向に関し位置決めする。
【0009】次に、そのサポートにより大端部を構成す
る一対のハウジングを支持する。この際、各ハウジング
をクランク軸の軸方向に関し位置決めする。この位置決
めは、各ハウジングを組み付けるクランク軸のピンの位
置を基準に行なう。
【0010】次に、各ハウジングをクランク軸の軸方向
に直角な方向に移動させる。この際各ハウジングは、案
内部材により案内される。この移動は作業者が手でハウ
ジングを押すことにより行なってもよいし、あるいはシ
リンダブロックに取り付けるジャッキにより行なっても
よい。
【0011】そして、両ハウジングにノックピンを嵌合
させる際には、シリンダブロックにジャッキを取り付
け、このジャッキにより両ハウジングをクランク軸の軸
方向に直角な方向に移動させることで、ノックピンを両
ハウジングに嵌合させる。これにより、一対のハウジン
グはクランク軸のピンの所定位置に嵌合状態となる。し
かる後に、ボルト等の締結手段により両ハウジングを連
結することにより大端部の組み立てを完了する。
【0012】大端部の分解を行なう場合は上記組み立て
の手順と逆の手順で行なう。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0014】図4および図5に示す3分割連接棒1の大
端部2は一対のハウジング2a、2bにより構成され、
小端部3と連接棒本体4とは一体成形され、その連接棒
本体4が上部ハウジング2aにボルト5により着脱可能
とされている。これにより連接棒1は、上部ハウジング
2aと下部ハウジング2bと小端部3が一体化された連
接棒本体4とに3分割可能とされている。その小端部3
はシリンダライナ9の内部で往復動するピストン6にピ
ストンピン17を介し組み付けられ、その大端部2はク
ランク軸7のピン8に組み付けられる。
【0015】その大端部2の上部ハウジング2aと下部
ハウジング2bとは、複数のボルト11と、このボルト
11にねじ合わされるナット12とにより締結されてい
る。すなわち、そのボルト11の一端は上部ハウジング
2aに形成された雌ねじ孔13にねじ合わされ、そのボ
ルト11の他端は下部ハウジング2bに形成された通孔
14に挿通されると共に、下部ハウジング2bから下方
に突出する。このボルト11の他端にナット12がねじ
合わされる。また、両ハウジング2a、2bには複数の
ノックピンが挿入され、上部ハウジング2aと下部ハウ
ジング2bとの相対的な位置決めがなされる。そして、
両ハウジング2a、2bにより内周孔2cが形成され、
この内周孔2cに取り付けられる軸受メタル15を介し
クランク軸7のピン8が支持される。
【0016】その連接棒1のクランク軸7の軸方向に関
する位置決めは、図5に示すように、ピストン6に形成
される小端部3の挿入用凹部20と、その小端部3との
間のクランク軸7の軸方向に関する隙間を微小なものと
することで成される。この小端部3と一体の連接棒本体
4に大端部2が連結されることで、大端部2のクランク
軸7の軸方向に関する位置決めが成される。しかし、連
接棒本体4と大端部2との連結に先立って、各ハウジン
グ2a、2bをクランク軸7のピン8に組み付ける必要
があるため、大端部2の組み立ての際には、大端部2を
構成する各ハウジング2a、2bをクランク軸7の軸方
向に関して位置決めする必要がある。また、その位置決
めが成されなければ、ピン8の軸方向両端の曲面部8a
に、大端部2の内周孔2cの軸受けメタル15が乗り上
げてしまう。
【0017】図1乃至図3に、3分割連接棒1の大端部
2の分解および組み立てを内燃機関のシリンダブロック
10の内部において行なう分解組立装置を示す。
【0018】シリンダブロック10の両側壁10a、1
0bには、各シリンダライナ9よりも下方の位置で、大
端部2を構成するハウジング2a、2bが通過可能な開
口25、26が形成されている。この開口25、26
は、内燃機関の組み立てが完了した状態においてはプレ
ート(図示省略)により閉塞される。そのプレートをシ
リンダブロック10に取り付ける為の複数のボルト孔2
7が各開口25、26の周囲に形成されている。
【0019】その開口25、26の間にサポート28が
架け渡されている。このサポート28は本実施例ではコ
型鋼により構成され、クランク軸7の軸方向に関し位置
決め可能とされている。すなわち、各開口25、26の
下方において、シリンダブロック10の両側壁10a、
10bにプレート29、30が前記ボルト孔27にねじ
合わされるボルト31により取り付けられている。各プ
レート29、30にサポート28が嵌合する凹部29
a、30aが形成されている。そのプレート29、30
のクランク軸7の軸方向に関する位置はボルト孔27に
より位置決めされ、そのサポート28のクランク軸7の
軸方向に関する位置は凹部29a、30aにより位置決
めされる。なお、サポート28の図1において右方側の
下面にはブラケット28aが溶接され、このブラケット
28aは止めネジ37によってシリンダブロック10に
取り付けられている。
【0020】そのサポート28により各ハウジング2
a、2bが支持される。このサポート28によるハウジ
ング2a、2bの支持により、各ハウジング2a、2b
はクランク軸7の軸方向に関し位置決めされる。すなわ
ちサポート28の上面に、クランク軸7の軸方向に直角
な方向(図1において左右方向)に添う一対のパイプ
(案内部材)35、36が、クランク軸の軸方向に並列
して溶接されている。この一対のパイプ35、36の対
向間の中央位置がクランク軸7のピン8の軸方向の中央
位置とされている。また、各ハウジング2a、2bのパ
イプ35、36により支持される面2a′、2b′は、
両パイプ35、36の対向間の中央位置に向かうに従い
径方向外方(図1〜図3において下方)に向かう傾斜面
とされている。これにより、各ハウジング2a、2bの
軸方向両端の端面2a″、2b″を鉛直方向に沿わせた
状態で両パイプ35、36により各ハウジング2a、2
bを支持すると、各ハウジング2a、2bの軸方向中央
位置はピン8の軸方向中央位置と一致する。
【0021】また、両パイプ35、36はクランク軸7
の軸方向に直角な方向に沿うことから、両パイプ35、
36は各ハウジング2a、2bをクランク軸7の軸方向
に直角な方向に案内する案内部材として機能する。
【0022】本実施例では、シリンダブロック10の図
1において右方側の側壁10bに、補助サポート40が
取り付けられている。この補助サポート40は、図6、
図7に示す第1部材42と、図8、図9に示す第2部材
44とを備える。その第1部材42は側壁10bに前記
ボルト孔にねじ合わされるボルト41により取り付けら
れ、その第2部材44は第1部材42の通孔42aと、
第2部材44に溶接されたパイプ47に挿通されるボル
ト43により回転自在に支持される。その第2部材44
の底面44aが下部ハウジング2bの支持面とされ、下
部ハウジング2bは底面44aから前記一対のパイプ3
5、36上に移動される。そのため、第2部材44の底
面44aはパイプ35、36による下部ハウジング2b
の支持位置よりも上方に配置される。なお、第1部材4
2にはブラケット46が溶接され、このブラケット46
に調節ネジ45がねじ合わされ、この調節ネジ45によ
り第2部材44の側面44bを押して第2部材44を揺
動させることで、底面の高さ調節がなされる。
【0023】サポート28に支持された各ハウジング2
a、2bをクランク軸7の軸方向に直角な方向に移動さ
せるため、一対のスクリュージャッキ51、52が、シ
リンダブロック10に取り付け可能とされている。この
ジャッキ51、52は、図10に示す十字形のハンドル
部51a、52bと、このハンドル部51a、52bに
相対回転可能に連結される図11に示す連結部51b、
52bとを備えている。そのハンドル部51a、52a
の先端には小径部51c、52cが設けられ、この小径
部51c、52cが連結部51b、52bに挿入され、
その連結部51b、52bの周壁に形成されたネジ孔5
1d、52dにねじ合わされるネジ51h、52hと、
その小径部51c、52cの先端のストッパー部51
e、52eとの係合により、ハンドル部51a、52a
と連結部51b、52bとの相対的な抜け止めが成され
る。また、ハンドル部51a、52aの外周には雄ネジ
51f、52fが形成され、連結部51b、52bの先
端には雄ネジ51g、52gが形成されている。一方の
ハンドル部51aの雄ネジ51fはシリンダブロック1
0の側壁10aに取り付けられたプレート53にねじ合
わされ、他方のハンドル部52aの雄ネジ52fは前記
補助サポートの第1部材42にねじ合わされ、連結部5
1b、52bの雄ネジ51g、52gはハウジング2
a、2bにねじ合わされる。これにより、スクリュージ
ャッキ52のハンドル部51a、51bを回転させる
と、各ハウジング2a、2bはクランク軸7の軸方向に
直角な方向に移動する。
【0024】上記分解組立用装置を用いて3分割連接棒
の大端部を組み立てるには、まず、サポート28をシリ
ンダブロック10の側壁10a、10bに形成した開口
25、26の間に架け渡し、止めネジ37によりシリン
ダブロック10に固定する。このサポート28の図1に
おいて左方側において、上部ハウジング2aを一対のパ
イプ35、36上に載置する。また、補助サポート40
をシリンダブロック10の図1において右方側の側壁1
0bに取り付け、この補助サポート40に下部ハウジン
グ2bを載置させる。各ハウジング2a、2bの各サポ
ート28、40までの移動はクレーンを用いて行なう。
この際、補助サポート40の第2部材44が図1におい
て仮想線で示すように揺動し、下部ハウジング2bを容
易に第2部材44の底面44aに載置することができ
る。
【0025】しかる後に上部ハウジング2aを図1にお
いて右方に移動させる。この移動は作業者がハウジング
2aを手で押すことにより行なう。この際、上部ハウジ
ング2aは一対のパイプ35、36によりクランク軸7
の軸方向関し位置決めされると共に、クランク軸7の軸
方向に直角な方向に案内される。また、補助サポート4
0の第2部材44の底面44aに載置した下部ハウジン
グ2bを、作業者が手で押すことによりサポート28の
一対のパイプ35、36b上に移動させ、さらに作業者
が手で押すことにより図1において左方に移動させる。
この際、下部ハウジング2bは一対のパイプ35、36
によりクランク軸7の軸方向に関し位置決めされると共
に、クランク軸7の軸方向に直角な方向に案内される。
【0026】両ハウジング2a、2bを連結するボルト
12は、予め上部ハウジング2aにねじ込み、また、両
ハウジング2a、2bの互いの位置決めを行なうノック
ピン19も上部ハウジング2aに嵌合させておく。これ
により、両ハウジング2a、2bを移動させていくと、
そのボルト11は下部ハウジング2bの通孔14に挿通
され、そのノックピン19は下部ハウジングのノックピ
ン孔に嵌合される。
【0027】そのノックピンの嵌合は締まり嵌めである
ため、ハウジング2a、2bを手で押すことによっては
完全に嵌合させることができない。そこで、ハウジング
2a、2bを手で押して移動させることが出来なくなっ
たならば、スクリュージャッキ51、52をプレート5
3、補助サポート40を介しシリンダブロック10に取
り付けると共に、そのジャッキ51、52の連結部51
b、52bの雄ネジ51g、52gを各ハウジング2
a、2bにねじ込む。そして、各ジャッキ51、52の
ハンドル部51a、52aを回転させて各ハウジング2
a、2bを移動させ、完全にノックピン19を両ハウジ
ング2a、2bに嵌合した状態とする。これにより、両
ハウジング2a、2bはクランク軸7のピン8に嵌合状
態となる。この際、両ハウジング2a、2bはクランク
軸7の軸方向に関する位置決めがなされているため、各
ハウジング2a、2bの内周に取り付けられた軸受けメ
タル15がクランク軸7のピン8の曲面部8aに乗り上
げてしまうことはない。
【0028】しかる後に、ボルト11にナット12をね
じ合わせることで両ハウジング2a、2bを締結する。
この締結を完全なものにするため、ボルト11を油圧ジ
ャッキで引っ張り、その引っ張り状態でナットをボルト
11にねじ合わせ、しかる後にボルト11の引っ張りを
解除する事で大端部2の組み立てを完了する。
【0029】図12はボルト11を引っ張るための油圧
ジャッキ60の一例を示す。この油圧ジャッキ60は、
ボルト11にねじ合わされるナット61と、このナット
61に連結されるピストン62と、このピストン62を
覆うと共にシリンダブロック10に固定されるシリンダ
63とを備え、このシリンダ63の内部に配管65を介
して圧油が供給されることでピストン62がナット61
と共にボルト11を引っ張る。また、ナット12の外周
には工具挿通孔12aが多数形成され、油圧ジャッキ6
0のハウジングに形成された開口64から工具を挿入し
てナット12をボルト11にねじ込むことが可能とされ
ている。
【0030】大端部2を組み立てたならば、ピストン6
に組み付けられた小端部3と連接棒本体4をシリンダラ
イナ9に挿入し、ボルト5により連接棒本体4を上部ハ
ウジング2aに取り付ける。これにより連接棒1の組み
付けが完了する。
【0031】大端部2の分解は上記手順と逆の手順によ
り行なう。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。
【0033】例えば、上記実施例では油圧ジャッキ60
を用いて両ハウジング2a、2bの連結ボルト11にナ
ット12を締め込んだが、ナット12の締め込みは油圧
ジャッキを用いるものに限定されない。また、補助サポ
ート40を設けるようにしたが、サポート28を図1に
おいて右方側に延長することにより、補助サポート40
を不要とできる。また、ハウジング2a、2bのクラン
ク軸7の軸方向に関する位置決めと、クランク軸7の軸
方向に直角な方向への案内とを一対のパイプ35、36
により行なうようにしたが、これに限定されず、例えば
ハウジング2a、2bの被支持面2a′、2b′に面接
触するブロックにより支持するようにしてもよい。ま
た、連接棒1は小端部3側においてクランク軸7の軸方
向の位置決めがされるものを示したが、大端部の軸方向
両端面とクランク軸のピンの軸方向寸法との差を僅かな
ものとすることで、連結棒とクランク軸との軸方向の位
置決めがなされるものにも本発明は適用できる。また、
ハウジング2a、2bを移動させるジャッキとしてスク
リュージャッキを示したが、油圧ジャッキを用いるよう
にしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明による3分割連接棒の大端部の分
解組立用装置によれば、大端部を構成する一対のハウジ
ングをシリンダブロックの内部においてワイヤーにより
吊り下げることなく組み立てや分解を行なうことがで
き、分解組立作業の容易化を図ることができる。また、
各ハウジングのクランク軸の軸方向に関する位置決めを
正確に行なうことが出来るので、作業の容易化が図られ
ると共に、クランク軸のピンや大端部の内周の軸受メタ
ルが破損するのを防止することができる。また、両ハウ
ジングの位置決め用ノックピンの嵌合をジャッキを用い
て容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】3分割連接棒の大端部の分解組立用装置の断面
【図2】3分割連接棒の大端部の分解組立用装置の左側
面図
【図3】3分割連接棒の大端部の分解組立用装置の右側
面図
【図4】連接棒の正面図
【図5】連接棒の側断面図
【図6】補助サポートの第1部材の側面図
【図7】補助サポートの第1部材の底面図
【図8】補助サポートの第2部材の側面図
【図9】補助サポートの第2部材の底面図
【図10】スクリュージャッキのハンドル部の平面図
【図11】スクリュージャッキの連結部の断面図
【図12】油圧ジャッキの構成説明図
【符号の説明】
1 3分割連接棒 2 大端部 2a、2b ハウジング 10 シリンダブロック 10a、10b 側壁 25、26 開口 28 サポート 35、36 パイプ(案内部材) 51、52 スクリュージャッキ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックの両側壁の一方に、3
    分割連接棒の大端部を構成する一対のハウジングの一方
    が通過可能な開口が形成され、その両側壁の他方に一対
    のハウジングの他方が通過可能な開口が形成され、両
    口の間に架け渡されるサポートがクランク軸の軸方向に
    関し位置決め可能にシリンダブロックに取り付けられ
    このサポートにより各ハウジングがクランク軸の軸方向
    に関し位置決め可能に支持され、このサポートに支持さ
    れた各ハウジングをクランク軸の軸方向に直角な方向に
    案内する案内部材が設けられ、このサポートに支持され
    た各ハウジングをクランク軸の軸方向に直角な方向に移
    動させるためのジャッキが、前記シリンダブロックに取
    付け可能とされていることを特徴とする3分割連接棒の
    大端部の分解組立用装置。
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