JPS5840275Y2 - エンジンクランキング用プ−リ構造 - Google Patents

エンジンクランキング用プ−リ構造

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Publication number
JPS5840275Y2
JPS5840275Y2 JP13502278U JP13502278U JPS5840275Y2 JP S5840275 Y2 JPS5840275 Y2 JP S5840275Y2 JP 13502278 U JP13502278 U JP 13502278U JP 13502278 U JP13502278 U JP 13502278U JP S5840275 Y2 JPS5840275 Y2 JP S5840275Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
cranking
engine
bar
engaging
Prior art date
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Expired
Application number
JP13502278U
Other languages
English (en)
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JPS5552520U (ja
Inventor
研治 小島
Original Assignee
三菱自動車工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱自動車工業株式会社 filed Critical 三菱自動車工業株式会社
Priority to JP13502278U priority Critical patent/JPS5840275Y2/ja
Publication of JPS5552520U publication Critical patent/JPS5552520U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、エンジンクランキングを行なうためのプーリ
構造に関する。
一般に、弁の開閉調整等のため、エンジン内の第1シリ
ンダに釦けるピストンを上死点へ移動させるようにする
エンジンクランキングの操作が行なわれる。
ところで、上記の第1シリンダ内のピストンが上死点へ
移動したかどうかは外部から観察できないため、これを
知るために、クランクシャフト端部に設けられたプーリ
にマークが付けられるとともに、クランクケースにはポ
インタが付けられており、これらのマークとポインタと
が一致したときに、上記ピストンが上死点が到達したこ
とがわかるようになっている。
したがって、エンジンクランキングを行な5には、上記
プーリを回わしてそのマークを上記ポインタに一致させ
ればよい。
従来のエンジンクランキング手段としては第1゜2図に
示すようなものが提案されている。
すなわち第1図に示す手段では、クランクシャツ)aの
端部に取付けられたプーリbの側壁中間部に、相互に9
0度ずつ間隔をあけて4個のクランキングバー挿入用孔
Cが形成されており、したがってエンジンクランキング
を行なうには、これらの孔Cのうちの相対向する2個の
孔c、cにクランキングバーdを挿入して操作すること
により、プーリbを回わして、プーリbのマークとクラ
ンクケースのポインタとを合わせられるようになってい
る。
また、第2図に示すエンジンクランキング手段では、ク
ランクシャツ)aの端部に取付けられたブー1,1 b
の側壁先端部に、相互に90度ずつ間隔をあけて4個の
クランキングバー挿入用切欠きeが形成されており、エ
ンジンフランキングラ行すうには、これらの切欠きeの
うちの相対向する切欠きe、eにクランキングバーdを
係合させて、プーリbを回わせばよい。
しかしながら、このような従来のエンジンクランキング
手段では、いずれも次のような問題点がある。
(1)プーリbを回転させるときに、クランキングバー
dの先端部が支持されていないので、その操作時にクラ
ンキングバーdが下方へ移動シやすく、その勢いで作業
員がプーリb等によりけがをするおそれがある。
(2)クランキンクバーdの挿入寸たは係合のためにプ
ーリbを大きくしなければならず、これに伴って所要ス
ペースの増加を招くことになる。
本考案は、これらの問題点を解決しようとするモノテ、
エンジンクランキングの操作を安全に行なえるようにす
るとともに、所要スペースの低減をはかったエンジンク
ランキング用プーリ構造を提供することを目的とする。
このため、本考案のプーリ構造は、エンジンのクランク
シャフト端部に設けられたプーリにおいて、同プーリに
対し外方から斜めに挿入されるクランキングバーの先端
部と係合してこれを支持しうる第1の係合部が、上記プ
ーリの中心部内周に形成されるとともに、上記クランキ
ングバーの中間部と係合しうる第2の係合部が、上記プ
ーリの周縁部外側に形成されたことを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としてのエンジンク
ランキング用プーリ構造について説明すると、第3図は
その正面図、第4図はその縦断面図である。
第4図に示すように、ディーゼルエンジン等のクランク
シャフト1の端部には、ダイナモやウォータポンプを駆
動するための第1プーリ2がボルト3により締付は固定
されており、この第1のプーリ2には、ダンパー4を介
して冷房用コンプレッサーやファンを駆動するための第
2のプーリ5がボルト6により締付は固定されている。
なお、各プーリ2,5は、第4図に示すごとく、中空プ
ーリとして構成されている。
また、第2のプーリ5の周縁部には、マーク(図示せず
)が付されており、更に図示しないクランクケースには
、ポインタ(図示せず)が付されている。
ところで、第3,4図に示すごとく、第2のプーリ5の
中心部内周5aには、45度おきに合計8個所で凹状の
第1の係合部Tが形成されており、各係合部γば、プー
リ5に対し外方から斜めに挿入されるクランキングバー
8の先端部8aと係合してこれを支持しうるようになっ
ている。
さらに、第2のプーリ5の周縁部外側5bにも、45度
おきに合計8個所で凹状の第2の係合部9が形成されて
おり、各係合部9は、第4図に示すように斜めに挿入さ
れるクランキングツく−8の中間部8bと係合しうるよ
うになっている。
本考案のエンジンクランキング用プーリ構造は、上述の
ごとく構成されているので、エンジンクランキングを行
なうには、まず第2のプーリ5に対し外方から斜めにク
ランキングバー8を挿入して、クランキングバー8の先
端部8aを第1の保合部1と係合させてこれを支持させ
るとともに、クランキングバー8の中間部8bを第20
係合部9と係合させてから、クランキングバー8を介し
第2のプーリ5を回わすことにより、第2のプーリ5に
付されたマークと図示しないクランクケースに付された
ポインタとを一致させればよい。
その際、クランキングバー8はその先端部8aを第1の
係合部γにて係合支持されるとともに、その中間部8b
を第2の係合部9にて係合されているので、プーリを回
わすときにクランキングツく−8に下向きの力が作用し
ても、クランキングツ〈−8が下方へは移動せず、した
がって作業員がけがをするおそれはない。
またクランキングバー8は第2のプーリ5に対し外方か
ら斜めに挿入されるようになっているので、クランキン
グバー挿入用のスペースを余計に設ける必要がなくなる
以上詳述したように、本考案のエンジンクランキング用
プーリ構造によれば、次のような効果ないし利点が得ら
れる。
(1)エンジンクランキング機構をプーリに形成するこ
とができ、したがってこれを鋳造品にて製作でき、コス
トダウンをはかれる。
(2)プーリのコンパクト化を考え、クランキングバー
を斜めに挿入して回転させることが行なわれるので特に
エンジン前面にスペースがない場合有利である。
(3)プーリ前面に突起物がないため、安全性の向上が
はかれる。
(4)クランキングバーをその先端部にて支持している
ため、安全性の向上がはかれるとともに、クランキング
バーを持つ力に余計な力がいらなくなる。
(5)力を入れた時に固定されるため、クランキングバ
ーの脱着が容易である。
、□(6)クランキングバーと係合しうる
各係合部の形状を角形にすれば、クランキングバーとし
て丸棒と角棒の両方を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はいずれも従来のエンジンクランキング用プ
ーリ構造を示す説明図であり、第3,4図は本考案の一
実施例としてのエンジンクランキング用プーリ構造を示
すもので、第3図はその正面図、第4図はその縦断面図
である。 1・・・クランクシャフト、2・・・第1のプーリ、3
・・・ボルト、4・・・ダンバー、5・・・第2(D)
−IJ、5a・・・第2のプーリ5の中心部内周、5b
・・・第2のプーリ5の周縁部外側、6・・・ボルト、
γ・・・第1の係合部、8・・・クランキングパー、8
a・・・クランキングバー8の先端部、8b・・・クラ
ンキングパー8の中間部、9・・・第2の係合部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンのクランクシャフト端部に設けられたプーリに
    おいて、同プーリに対し外方から斜めに挿入されるクラ
    ンキングバーの先端部、と係合してこれを支持しうる第
    1の係合部が、上記プーリの中心部内周に形成されると
    ともに、上記クランキングバーの中間部と係合しうる第
    2の係合部が、上記プーリの周縁部外側に形成されたこ
    とを特徴とする、エンジンクランキング用プーリ構造。
JP13502278U 1978-09-30 1978-09-30 エンジンクランキング用プ−リ構造 Expired JPS5840275Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13502278U JPS5840275Y2 (ja) 1978-09-30 1978-09-30 エンジンクランキング用プ−リ構造

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JP13502278U JPS5840275Y2 (ja) 1978-09-30 1978-09-30 エンジンクランキング用プ−リ構造

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Publication Number Publication Date
JPS5552520U JPS5552520U (ja) 1980-04-08
JPS5840275Y2 true JPS5840275Y2 (ja) 1983-09-10

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ID=29104942

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JP13502278U Expired JPS5840275Y2 (ja) 1978-09-30 1978-09-30 エンジンクランキング用プ−リ構造

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JP5387496B2 (ja) * 2010-04-28 2014-01-15 トヨタ自動車株式会社 動力伝達機構および動力伝達機構におけるベルト組み付け方法

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JPS5552520U (ja) 1980-04-08

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