JPH0617668B2 - ４サイクルエンジンのカムシヤフト取付装置 - Google Patents
４サイクルエンジンのカムシヤフト取付装置Info
- Publication number
- JPH0617668B2 JPH0617668B2 JP22287484A JP22287484A JPH0617668B2 JP H0617668 B2 JPH0617668 B2 JP H0617668B2 JP 22287484 A JP22287484 A JP 22287484A JP 22287484 A JP22287484 A JP 22287484A JP H0617668 B2 JPH0617668 B2 JP H0617668B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- camshaft
- distributor
- bearing hole
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P7/00—Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
- F02P7/10—Drives of distributors or of circuit-makers or -breakers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、ディストリビュータをカムシャフトに連動
させるようにした４サイクルエンジンのカムシャフト取
付装置に関する。
させるようにした４サイクルエンジンのカムシャフト取
付装置に関する。
オーバーヘッドカム型４サイクルエンジンのカムシャフ
トはシリンダヘッド上部に軸支されるが、シリンダヘッ
ドの一側面から横に挿通して軸装するようにした構造を
採るものがある。この場合は、第１図に例示するよう
に、シリンダヘッド１の一側面にカム２の外径より大き
い内径の軸受孔３を設け、カムシャフト４を内端部が挿
通して、外端部に形成したフランジ状軸支部５を軸受孔
３に軸合して軸支する。そして次のようにスラスト方向
を位置決めされる。先ず上記軸受孔３外端から外方へ段
部６をもって広拡した支持孔７を成形し、一方軸支部５
の外端にもう一段膨大したフランジ部８を設け、フラン
ジ部８内端面９を段部６に当接させて内方へのスラスト
受とする。次に外方へのスラスト受は、支持孔７に嵌挿
した部材の先端によってフランジ部８の外面を抑えるよ
うにするが、カムシャフト４によってディストリビュー
タを駆動するものでは、そのディストリビュータ１０を
装着するディストリビュータケース１１を利用する。す
なわち、ディストリビュータケース１１のシリンダヘッ
ド１への接合面に取付ボス１２を突設して支持孔７に嵌
挿してねじ１３で締着し、その取付ボス１２先端面１４
をフランジ部８外面１５に当接する。１６はカムシャフ
ト４端面に突設したディストリビュータ１０駆動用ジョ
イントを示す。また図中１７はヘッドカバー、１８は点
火プラグである。
トはシリンダヘッド上部に軸支されるが、シリンダヘッ
ドの一側面から横に挿通して軸装するようにした構造を
採るものがある。この場合は、第１図に例示するよう
に、シリンダヘッド１の一側面にカム２の外径より大き
い内径の軸受孔３を設け、カムシャフト４を内端部が挿
通して、外端部に形成したフランジ状軸支部５を軸受孔
３に軸合して軸支する。そして次のようにスラスト方向
を位置決めされる。先ず上記軸受孔３外端から外方へ段
部６をもって広拡した支持孔７を成形し、一方軸支部５
の外端にもう一段膨大したフランジ部８を設け、フラン
ジ部８内端面９を段部６に当接させて内方へのスラスト
受とする。次に外方へのスラスト受は、支持孔７に嵌挿
した部材の先端によってフランジ部８の外面を抑えるよ
うにするが、カムシャフト４によってディストリビュー
タを駆動するものでは、そのディストリビュータ１０を
装着するディストリビュータケース１１を利用する。す
なわち、ディストリビュータケース１１のシリンダヘッ
ド１への接合面に取付ボス１２を突設して支持孔７に嵌
挿してねじ１３で締着し、その取付ボス１２先端面１４
をフランジ部８外面１５に当接する。１６はカムシャフ
ト４端面に突設したディストリビュータ１０駆動用ジョ
イントを示す。また図中１７はヘッドカバー、１８は点
火プラグである。
第２図に示したのは、ディストリビュータ１０がカムシ
ャフト４に直交する方向に配置したもので、駆動ギア１
９によって連動する。この場合にもディストリビュータ
ケース２０に突設した取付ボス１２と段部６によってフ
ランジ部８を挾んでスラスト受とすることは同じであ
る。
ャフト４に直交する方向に配置したもので、駆動ギア１
９によって連動する。この場合にもディストリビュータ
ケース２０に突設した取付ボス１２と段部６によってフ
ランジ部８を挾んでスラスト受とすることは同じであ
る。
ところが上記のような構成において、軸受孔３および軸
支部５の径が大きい上に、段部６の必要から支持孔７お
よび取付ボス１２の径はさらに大きくなり、シリンダヘ
ッド１一側部やディストリビュータケース１１，２０が
必要以上に大きなスペースをとることになる。またシリ
ンダヘッド１の一部に形成した段部６がスラスト力を受
け、異常摩耗が生じた場合はシリンダヘッドを交換する
ことになり、サービス性、コスト上に極めて不利であ
る。
支部５の径が大きい上に、段部６の必要から支持孔７お
よび取付ボス１２の径はさらに大きくなり、シリンダヘ
ッド１一側部やディストリビュータケース１１，２０が
必要以上に大きなスペースをとることになる。またシリ
ンダヘッド１の一部に形成した段部６がスラスト力を受
け、異常摩耗が生じた場合はシリンダヘッドを交換する
ことになり、サービス性、コスト上に極めて不利であ
る。
この発明の目的は、上記の問題点に鑑み、スラスト受部
を小型化し、シリンダヘッドの異常摩耗を防いでディス
トリビュータケースを被着できるようにした４サイクル
エンジンのカムシャフト取付装置を得ようとするもので
ある。
を小型化し、シリンダヘッドの異常摩耗を防いでディス
トリビュータケースを被着できるようにした４サイクル
エンジンのカムシャフト取付装置を得ようとするもので
ある。
上記目的を満足するため、この発明は次のように構成さ
れる。
れる。
シリンダヘッドの一側面に動弁カムが通過できる大きさ
の軸受孔を設け、その動弁カムが配列されたカムシャフ
トの外端部に上記軸受孔に軸合するフランジ状の軸支部
を形成して備え、このカムシャフトを内端から軸受孔に
挿通してシリンダヘッドに軸支するようにすると共に、
カムシャフトに連動するディストリビュータのケースを
軸受孔部のシリンダヘッド外面に被着するようにした４
サイクルエンジンのカムシャフト取付装置において、上
記フランジ状軸支部外側面から外方へ突出させたディス
トリビュータ駆動軸の根本に周溝を設けると共に、ディ
ストリビュータケースの取付面に、上記軸支部と同径
で、連絡軸が挿通できる内孔を有し、その内孔先端に内
フランジがあり、先端部を半筒形に切欠いた取付ボスを
突設して備え、カムシャフトをシリンダヘッドに軸支す
る前に、上記取付ボスの切欠部を利用して内フランジを
周溝に嵌合させ、この状態で軸支部と取付ボスとを軸受
孔に嵌合させることによってカムシャフトの軸合、スラ
スト受およびディストリビュータケースの被着が同時に
行なえるようにしたことを特徴とするものである。
の軸受孔を設け、その動弁カムが配列されたカムシャフ
トの外端部に上記軸受孔に軸合するフランジ状の軸支部
を形成して備え、このカムシャフトを内端から軸受孔に
挿通してシリンダヘッドに軸支するようにすると共に、
カムシャフトに連動するディストリビュータのケースを
軸受孔部のシリンダヘッド外面に被着するようにした４
サイクルエンジンのカムシャフト取付装置において、上
記フランジ状軸支部外側面から外方へ突出させたディス
トリビュータ駆動軸の根本に周溝を設けると共に、ディ
ストリビュータケースの取付面に、上記軸支部と同径
で、連絡軸が挿通できる内孔を有し、その内孔先端に内
フランジがあり、先端部を半筒形に切欠いた取付ボスを
突設して備え、カムシャフトをシリンダヘッドに軸支す
る前に、上記取付ボスの切欠部を利用して内フランジを
周溝に嵌合させ、この状態で軸支部と取付ボスとを軸受
孔に嵌合させることによってカムシャフトの軸合、スラ
スト受およびディストリビュータケースの被着が同時に
行なえるようにしたことを特徴とするものである。
第３図、第４図にこの発明の実施例を示す。
シリンダヘッド１に動弁カム２が通過できる軸受孔３を
設け、カムシャフト４を軸受孔３から挿通して外端に形
成した軸支部５を軸受孔３に軸合するのは従来と同じで
ある。軸支部５の外側面から外方にはディストリビュー
タ駆動軸２１が延設され外端に駆動ギア１９が形成さ
る。ディストリビュータ１０はディストリビュータケー
ス２２内で駆動ギア１９より回転を伝えられる。
設け、カムシャフト４を軸受孔３から挿通して外端に形
成した軸支部５を軸受孔３に軸合するのは従来と同じで
ある。軸支部５の外側面から外方にはディストリビュー
タ駆動軸２１が延設され外端に駆動ギア１９が形成さ
る。ディストリビュータ１０はディストリビュータケー
ス２２内で駆動ギア１９より回転を伝えられる。
上記ディストリビュータ駆動軸２１は軸受孔３より充分
細く設定され、根本に周溝２３が形成されている。上記
ディストリビュータケース２２には、軸支部５と同径の
取付ボス２４が突設され、これを軸受孔３に嵌合してね
じ１３によってシリンダヘッド１に被着される。取付ボ
ス２４はディストリビュータ駆動軸２１が挿通できる内
孔２５があり、その先端に内フランジ２６が形成され、
その先端部は半筒形に切欠かれている。
細く設定され、根本に周溝２３が形成されている。上記
ディストリビュータケース２２には、軸支部５と同径の
取付ボス２４が突設され、これを軸受孔３に嵌合してね
じ１３によってシリンダヘッド１に被着される。取付ボ
ス２４はディストリビュータ駆動軸２１が挿通できる内
孔２５があり、その先端に内フランジ２６が形成され、
その先端部は半筒形に切欠かれている。
以上の構成になり、これを組立てるときは、カムシャフ
ト４軸支する前に、取付ボス２４の切欠部を利用して内
フランジ２６を周溝２３に嵌合させ、その状態を保って
カムシャフト４を軸受孔３から挿入し、軸支部５および
取付ボス２４を同時に軸受孔３に嵌合させる。こうして
ねじ１３によりディストリビュータケース２２をシリン
ダヘッド１に止着し、カムシャフト４はシリンダヘッド
１に軸支されると同時に内フランジ２６と周溝２３によ
ってスラスト方向を位置決めされ、さらにカムシャフト
４に連動するディストリビュータ１０が装着される。
ト４軸支する前に、取付ボス２４の切欠部を利用して内
フランジ２６を周溝２３に嵌合させ、その状態を保って
カムシャフト４を軸受孔３から挿入し、軸支部５および
取付ボス２４を同時に軸受孔３に嵌合させる。こうして
ねじ１３によりディストリビュータケース２２をシリン
ダヘッド１に止着し、カムシャフト４はシリンダヘッド
１に軸支されると同時に内フランジ２６と周溝２３によ
ってスラスト方向を位置決めされ、さらにカムシャフト
４に連動するディストリビュータ１０が装着される。
この発明に係る４サイクルエンジンのカムシャフト取付
装置は、上記のような構成作用を持つもので、軸受孔外
側を広げることなく同径のままディストリビュータケー
ス取付ボスを嵌合させてカムシャフトのスラスト受を機
能させることができ、シリンダヘッドおよびディストリ
ビュータケースを小型化できる。シリンダヘッドのこの
部分は複雑な構造を持つので、小型化によってコストダ
ウンやスペース確保と同時に精度および生産性を向上で
きる。またカムシャフトのスラスト力をディストリビュ
ータケースのみが受けもつので、異常摩耗の場合安価な
ディストリビュータケースの交換だけで済み、サービス
性、保守性を大巾に改善する効果がある。
装置は、上記のような構成作用を持つもので、軸受孔外
側を広げることなく同径のままディストリビュータケー
ス取付ボスを嵌合させてカムシャフトのスラスト受を機
能させることができ、シリンダヘッドおよびディストリ
ビュータケースを小型化できる。シリンダヘッドのこの
部分は複雑な構造を持つので、小型化によってコストダ
ウンやスペース確保と同時に精度および生産性を向上で
きる。またカムシャフトのスラスト力をディストリビュ
ータケースのみが受けもつので、異常摩耗の場合安価な
ディストリビュータケースの交換だけで済み、サービス
性、保守性を大巾に改善する効果がある。
第１図は従来のカムシャフト取付装置を示すシリンダヘ
ッド要部の側面図、第２図は同じく他の従来例を示すシ
リンダヘッド要部の縦断側面図、第３図はこの発明の実
施例を示すシリンダヘッド要部の縦断側面図、第４図は
同ディストリビュータケースの斜視図である。 １…シリンダヘッド、２…動弁カム、３…軸受孔、４…
カシャフト、５…軸支部、１０…ディストリビュータ、
１３…ねじ、１９…駆動ギア、２１…ディストリビュー
タ駆動軸、２２…ディストリビュータケース、２３…周
溝、２４…取付ボス、２５…内孔、２６…内フランジ、
２７…切欠部。
ッド要部の側面図、第２図は同じく他の従来例を示すシ
リンダヘッド要部の縦断側面図、第３図はこの発明の実
施例を示すシリンダヘッド要部の縦断側面図、第４図は
同ディストリビュータケースの斜視図である。 １…シリンダヘッド、２…動弁カム、３…軸受孔、４…
カシャフト、５…軸支部、１０…ディストリビュータ、
１３…ねじ、１９…駆動ギア、２１…ディストリビュー
タ駆動軸、２２…ディストリビュータケース、２３…周
溝、２４…取付ボス、２５…内孔、２６…内フランジ、
２７…切欠部。
Claims (1)
- 【請求項１】シリンダヘッドの一側面に動弁カムが通過
できる大きさの軸受孔を設け、その動弁カムが配列され
たカムシャフトの外端部に上記軸受孔に軸合するフラン
ジ状の軸支部を形成して備え、このカムシャフトを内端
部から軸受孔に挿通してシリンダヘッドに軸支するよう
にすると共に、カムシャフトに連動するディストリビュ
ータのケースを軸受孔部のシリンダヘッド外面に被着す
るようにした４サイクルエンジンのカムシャフト取付装
置において、上記フランジ状軸支部外側面から外方へ突
出させたディストリビュータ駆動軸の根本に周溝を設け
ると共に、ディストリビュータケースの取付面に、上記
軸支部と同径で、ディストリビュータ駆動軸が挿通でき
る内孔を有し、その内孔先端に内フランジがあり、先端
部を半筒形に切欠いた取付ボスを突設して備え、カムシ
ャフトをシリンダヘッドに軸支する前に上記取付ボスの
切欠部を利用して内フランジを周溝に嵌合させ、この状
態で軸支部と取付ボスとを軸受孔に嵌合させることによ
ってカムシャフトの軸合、スラスト受およびディストリ
ビュータケースの被着が同時に行なえるようにしたこと
を特徴とする４サイクルエンジンのカムシャフト取付装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22287484A JPH0617668B2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | ４サイクルエンジンのカムシヤフト取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22287484A JPH0617668B2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | ４サイクルエンジンのカムシヤフト取付装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61104164A JPS61104164A (ja) | 1986-05-22 |
| JPH0617668B2 true JPH0617668B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=16789239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22287484A Expired - Lifetime JPH0617668B2 (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | ４サイクルエンジンのカムシヤフト取付装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617668B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6082603B2 (ja) * | 2013-01-18 | 2017-02-15 | 本田技研工業株式会社 | 内燃機関 |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP22287484A patent/JPH0617668B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61104164A (ja) | 1986-05-22 |
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