JPH0220575Y2 - - Google Patents

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JPH0220575Y2
JPH0220575Y2 JP12616684U JP12616684U JPH0220575Y2 JP H0220575 Y2 JPH0220575 Y2 JP H0220575Y2 JP 12616684 U JP12616684 U JP 12616684U JP 12616684 U JP12616684 U JP 12616684U JP H0220575 Y2 JPH0220575 Y2 JP H0220575Y2
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JP
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tube
burner
alcohol
flame
tank
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JP12616684U
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JPS6143616U (ja
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  • Wick-Type Burners And Burners With Porous Materials (AREA)
  • Lighters Containing Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、通常アルコールランプと称されて化
学実験用などに使われるアルコールこんろ改良案
に関する。
従来技術 アルコール利用のこんろとしては、綿芯に直接
着火するアルコールランプが普通に用いられてい
るが、これは炎の勢が弱くて風にゆらぎ易く、火
力調節ができず、倒すとアルコールがこぼれて危
険と云つた欠点があり、これらの欠点を克服する
ものとして第6図に示すごときものが提供されて
いる。この例はα形に曲成したアルコール吸上芯
入り金属パイプの交又位置にノズル孔32を設け
てバーナ31を形成し、同バーナの脚35をアル
コールタンク33に挿入したもので、環部部34
にマツチの炎を入れて環上部34を熱すると、同
時に脚35の温度が上昇して脚内にある吸上芯の
アルコールが気化し、かつ脚外のアルコールも気
化して高まつたタンク内圧力によつてノズル孔3
2よりアルコールガスが噴出し、前記マツチの炎
によつて点火する。点火後は自らの炎によつて環
上部を加熱し、ガスの発生、タンク内圧力の維持
を行つてー定のバーナ炎を発生させる。この従来
例のアルコールこんろは、着火が容易で到しても
アルコールがこぼれず安全性の良好なものである
が、化学実験に際して炎にガラス器具、加熱物を
入れようとすると、炎が斜め方向に形成されて実
験が行いにくく、火力調節が困難である等の欠点
を有した。
目 的 本考案は、上述従来例の欠点にかんがみて工夫
されたもので、バーナ炎中に異物がなく、ブンゼ
ンバーナの炎のように直立炎であつて、火力調節
も容易なアルコールこんろを得ることを目的とす
る。
構 成 本考案は、外管が金属よりなり中心柱を有する
直棒状のバーナ管の外管と中心柱間間〓にアルコ
ール吸上芯を挾入して、同バーナ管をタンク上面
より垂直に挿入し、管下端をアルコール吸上部と
なすと共に、管間〓上端をバーナ部となし、タン
ク上面のバーナ管突出部に金属可動管を上下スラ
イド自在に嵌合し、同管上端よりー体的に爪を突
出させ、その爪先を炎中に臨ませて火力調節爪と
なし、且つ可動管昇降機構を設けて、可動管昇降
に際して前記火力調節爪の爪先がバーナ炎の周囲
に触れながら炎の下部から中腹にかけて移動しう
るようにして構成したアルコールこんろである。
実施例 本考案のー実施例を第1図乃至第3図によつて
詳述する。1は直棒状のバーナ管で少なくとも外
管2は金属管よりなつている。中心柱はこの例で
は内管3でこれは金属管であれば、もちろん良い
が他の耐熱管でもよい。4,5はそれぞれ内外管
の管間〓6に挾入したガラスせんいの筒状吸上芯
と、ガラスせんいのスパイラル吸上芯である。こ
れら吸上芯は第3図に示すように、テープ状不織
布に、2本の紐状ガラスせんいを平行において、
テープ状ガラスせんいを外にして、内管3にスプ
イラル状に巻付けたもので、テープ状不織布は筒
状吸上芯4となつて外管2の内側に接し、紐状ガ
ラスせんいはスパイラル吸上芯5となつて内管3
に接する。7は内管3の上端に固着した蓋で内管
3を閉塞する。この蓋の頂面の中央突出山7aの
全周囲は宮勾配が附されて凹曲している。外管2
の上端縁は内側が面取りされて逆円錐台面8に形
成され、この逆円錐台面8の上下縁は前記中央突
出山7aの上下部と略々ー致した高さにある。上
述バーナ管1はアルコールタンク9の蓋10の上
面中央に垂直且つ気密に挿入固定される。この
時、二重管1の下端は略々タンク底部に達し、管
間〓6の下端、さらには管下端において外管2に
明けた透孔がアルコール吸込部11となり、管間
〓6の上端がバーナ部12となる。13は金属の
可動管で、蓋10上のバーナ管突出部1aにこれ
より短かい状態で上下スライド自在に嵌合されて
いる。そして可動管13の上端には、同上端より
帯状巾で且つ管と一体的に4本連出して互に外方
へ凸曲し、上端爪先15を内方へ屈曲する火力調
節爪14が形成されている。16は、第2図、第
3図にも示すように、可動管13の側部に縦方向
に形成したラツクで、このラツクには軸支枠18
に枢着した小歯車17が噛合する。小歯車17の
軸19は外端につまみ20を有し、軸支枠18の
一方の大孔18aより小歯車17を入れ、、軸先
端21を小孔18bに入れると同時に鍔23付き
胴軸部22を大孔18aに嵌合し、軸先端21の
外端に抜け止めを施す。この場合、軸支枠18の
基板18bはシリコンパツキン24を介してバー
ナ管1を固定する鍔付管ネジ25とこれに螺着す
るナツトによつて蓋10側に固定されており、こ
の状態で小歯車17はラツク16と噛合して可動
管昇降機構を構成する。30はタンク内圧力の上
限を決め、炎を安定させるための火力安定用孔で
ある。
第4図aに示すように、つまみ20を操作して
小歯車17を矢印方向に回転させラツク16を繰
上げて火力調節爪14の爪先15をバーナ部12
より上位置に置いて、マツチの炎をもつて爪先1
5を加熱すると、爪先15の熱は可動管13から
バーナ管1の外管2の順に伝導し、筒状吸上芯4
とスパイラル吸上芯5に浸透したアルコールをガ
ス化する。同時に管外のアルコール27を気化さ
せ、アルコール上面空間28の圧力を上昇させ
る。即ちタンク内圧力が上昇する。これによつて
吸上芯で発生したガスはスパイラル吸上芯5の間
を上昇してバーナ部12より噴出し、マツチの炎
によつて点火されバーナ炎となる。この後は、自
らのバーナ炎29が爪先15を加熱し、前述より
も強くタンク内圧力を高め、アルコール27を吸
込部11より吸上芯4,5の下部に送り、そして
ガス化してバーナ部12より噴出して、第4図b
に示すような強いバーナ炎29となる。この場
合、爪先15は炎29の高温の部分に入つている
ので、火力を弱めるためには、第4図cに示すよ
うに小歯車17を矢印方向へ回転させ、爪先15
を温度の低いバーナ炎29の下部に下げると、バ
ーナ管1に伝わる熱が減少し、吸上芯4,5のア
ルコールのガス化が低下し、タンク内圧力も下る
ので炎29が縮小する。
上記の着火に際して、バーナ管1内に不織布の
筒状吸上芯4がなく、スパイラル吸上芯5のみで
あると、常にアルコール吸上量が少なく、したが
つてガス化が遅れ着火困難となる。しかし筒状吸
上芯4があると常にこれにアルコールが浸透して
いるため、ガス化がはやまり着火が容易となる。
一且、着火すれば上昇したアルコールは筒状吸上
芯4からスパイラル吸上芯5に浸透し、その発生
ガスはスパイラル吸上芯5の間〓から速やかに上
昇して強い火力を形成する。
第5図a,b,cに示すものは別実施例のバー
ナ部で、これは同図aに示すように頭部外径が外
管2の内径に適合し、柄部外径が内管3に圧入嵌
合するようになつており、頭部外周に縦溝36を
周設した取付栓37を、その柄部を、同図bに示
すように外管よりも短縮した内管3に嵌入し、頭
部を外管2内に納め、頭部上面と外管2の上端縁
とを同一面にして同図cに示すような形態のバー
ナ部38としたものである。この実施例では噴出
ガスは縦溝36で軸方向に方向性を与えられ整つ
た強い直立炎が形成される。また当然この直立炎
は横風に対してもゆらぐことがない。
効 果 本考案は以上のごときものであつて、直状棒の
二重管の管間〓にアルコール吸上芯を挾入して、
タンクに垂直に取付け、タンク上面の二重管突出
部に金属可動管を嵌合し、同可動管上端より一体
的に爪を突出させて爪先を炎中に臨ませて火力調
節爪とし、且つ可動管昇降機構を設けたものであ
るから、形成されるバーナ炎はバーナ部の上方に
おいて遮ぎるものがなく、したがつて、化学実験
等においても被加熱物を炎中に入れ易く、また火
力調節爪を昇降させて爪先位置を炎側部の上下で
位置換えすることにより火力も簡単に調節でき倒
してもアルコールがこぼれることなく安全である
等の利点を有する。
なお、バーナ管の中心柱を上例のように管にす
ると、熱容量が少くなり、火力調節操作に対する
応答が速くなる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正断面図、第2図
は要部の正面図、第3図は同要部の分解斜視図、
第4図a,b,cはそれぞれ以上実施例の着火と
火力調節作用を示す説明図、第5図a,b,cは
それぞれ別実施例の要部の分解斜視図と組立状態
の正断面図と斜視図、第6図は従来例の正断面図
である。 図中、1……二重管、2……外管、3……内
管、4……筒状吸上芯、5……スパイラル吸上
芯、6……管間〓、11……アルコール吸込部、
12……バーナ部、13……金属可動管、14…
…火力調節爪、15……爪先、16……ラツク、
17……小歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外管が金属よりなり中心柱を有する直棒状のバ
    ーナ管の外管と中心柱との間〓にアルコール吸上
    芯を挾入して、同バーナ管をタンクの上面より垂
    直に気密に挿入し、管下端を略タンク内底部へ届
    かせ、管下端をアルコール吸込部となすと共に、
    外管と中心柱との間〓上端をバーナ開口となし、
    バーナ管のタンク上面に突出している部分に上下
    スライド自在に嵌合した金属可動管の上端に、同
    管上端より一体的に爪部を突出させ、その爪先を
    炎中に臨ませて火力調節爪となし、且つ可動管の
    側部に可動管昇降機構を設けて、可動管の昇降に
    際して火力調節爪の爪先がバーナ炎の周囲に触れ
    つつ下部から中腹にかけて移動しうるようにした
    ことを特徴とするアルコールこんろ。
JP12616684U 1984-08-20 1984-08-20 アルコ−ルこんろ Granted JPS6143616U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12616684U JPS6143616U (ja) 1984-08-20 1984-08-20 アルコ−ルこんろ

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JP12616684U JPS6143616U (ja) 1984-08-20 1984-08-20 アルコ−ルこんろ

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Publication Number Publication Date
JPS6143616U JPS6143616U (ja) 1986-03-22
JPH0220575Y2 true JPH0220575Y2 (ja) 1990-06-05

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ID=30684849

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JP12616684U Granted JPS6143616U (ja) 1984-08-20 1984-08-20 アルコ−ルこんろ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20060077627A (ko) * 2004-12-30 2006-07-05 최종하 알콜 버너

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JPS6143616U (ja) 1986-03-22

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