JPH02205372A - 電歪効果素子 - Google Patents

電歪効果素子

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JPH02205372A
JPH02205372A JP1025318A JP2531889A JPH02205372A JP H02205372 A JPH02205372 A JP H02205372A JP 1025318 A JP1025318 A JP 1025318A JP 2531889 A JP2531889 A JP 2531889A JP H02205372 A JPH02205372 A JP H02205372A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zirconia
electrode
electrodes
electrostrictive
addition
Prior art date
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Pending
Application number
JP1025318A
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English (en)
Inventor
Seiji Mizuno
誠司 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は圧電震動子、圧電変成器、圧電半導体などに利
用されている電歪効果素子に関する。
〈従来の技術〉 電歪効果素子は電界中に置かれたときに一定の変形を生
ずる材料、すなわち電歪効果を示す材料でできた圧電体
と電極とで構成されている。
最近では、低電圧の印加によって大きい歪効果が得られ
るという点で、圧電体と電極とを交互に積層し且つ内部
電極を一層おきに電気的に接続した構造の電歪効果素子
が実用化されつつある。
ところでこの種の電歪効果素子は、電歪効果を示す材料
をシート状に成形し電極材料をコーティングしたものを
多数重ね合わせて焼成することにより得られるが、焼成
時に固化した圧電体と電極との間にデラミネーション(
相間剥*>を起こすことが多い。そのため電極材料に、
低温で焼結する磁器材料を添加したり(特開昭58−1
09679号)5電歪材料の仮焼粉末を添加しく特開昭
58−196069)で電極を形成させることが提案さ
れている。また同様の構造を持つものとして、セラミッ
クシートの原料粉末を含有する導体ペーストから内部電
極を形成した積層型セラミックコンデンサが特開昭61
−140127号公報に開示されている。
上記のようにして製造された素子は、電極の磁器材料と
圧電体の磁器材料とが相互に密に拡散接合した状態とな
り、これによりデラミネーションが防止されるという利
点を有する。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、かかる構造の電歪効果素子は圧電体が変
位することにより電極に応力が発生するため亀裂を生じ
易いという欠点をを有しており、上記のようなデラミネ
ーション防止手段を採用しても、圧電体の変位による電
極への応力集中及びそれに起因する亀裂の発生に対して
はざほどの効果はな(、破壊を十分に防止出来ないとい
う問題があった。
本発明は上記問題を解決する目的でなされたものであり
、その解決しようとする課題は、圧電体が大きく変位し
ても亀裂発生の起こりに(い電歪効果素子を提供するこ
とである。
く課題を解決するための手段〉 そのための本発明の電歪効果素子は、圧電体と内部電極
とが交互に積層され、内部電極が一層おきに電気的に接
続されている構造の電歪効果素子において、その内部電
極として金属主成分のほかに部分安定化ジルコニアを含
有する電極が使用されていることを特徴とする。
ここでいう部分安定化ジルコニアとは、安定化剤として
酸化マグネシウム(MgO)、酸化カルシウム(Cab
)、酸化イツトリウム(y、o、)、酸化ランタン(L
ate)、酸化セリウム(CeO□)等のジルコニア安
定化能を有する酸化物が少なくとも一種、最適安定化量
に満たない量で添加されたジルコニア(ZrO2)を意
味する。例えばMgOまたは/及びCaOが4〜11%
固溶したジルコニアが挙げられる。
内部電極は、導電性の高い金属マトリックス。
特には白金(pt)中に上記の部分安定化ジルコニアが
5〜30%含有され、不可避不純物が1%以下であるも
のが好ましい。内部電極の形成は、例えば白金ペースト
に部分安定化ジルコニア粉末を混合し、それを上記磁器
材料に塗布した後、焼結することによって形成させるこ
とができる。
その他、電歪効果素子の製造操作自体は常法に従って行
なうことができる。
〈作用〉 ジルコニアには次のような3種の変態がある。
そして転移する際、かなりの体積変化を伴い、結晶は破
壊することがある。CaO,MgO1Y20.を固溶さ
せた部分安定化ジルコニアでは破壊が起こらず、単斜晶
から正方晶への転移で4〜7%程度の収縮を起こす。
このような部分安定化ジルコニアを含有させた電極で素
子を構成すると、内部電極中の準安定な正方晶ジルコニ
アが破壊エネルギーを吸収して低温安定相の単斜晶へと
マルテンサイト型の相転移を起こし、破壊応力を吸収緩
和する。
〈実施例〉 一酸化鉛PbO1酸化チタンTi0z、酸化ジルコニウ
ムZ r Otを、P b (Z r o、 szT 
L o、 411)0.なる組成に配合し、ボールミル
で24時間混合した。得られたスラリーを150”Cで
乾燥し、850℃で2時間仮焼した。この仮焼粉末に適
量の有機バインダを混合し、有機溶媒中に分散させて泥
漿を得た。泥漿をドクターブレード法により、マイラー
フィルム上に数百ミクロンの厚みになるように塗布した
後、乾燥させた。
こうして得られたグリーンシートをマイラーフィルムか
ら剥離した後、所定の大きさに切断し、内部電極となる
ペーストをスクリーン印刷法で塗布した。なお内部電極
の材料としては、白金ペーストに部分安定化ジルコニア
粉末を5〜30重量%混合したものを用いた。この部分
安定化ジルコニア粉末は、安定化剤としてMgOを添加
した立方晶ジルコニアであり、第3図に示す相平衡状態
図にもとずき、ZrOs  : Mg0=90 : l
 O(mo1%)の配合比となるように立方晶Z r 
OzにMgOを添加し、大気中1700℃で2時間焼成
することにより製造したものである。
上記のスクリーン印刷法による塗布は、この部分安定化
ジルコニア粉末を数μmに微粉砕し、白金ペーストに適
量混合したものをグリーンシート上に100μmの厚さ
で印刷することにより行なった。このように電極材料を
塗布したものを50枚重ねて熱プレスにより一体成型し
た後、1400℃で1時間焼成した。これにより、電極
中のジルコニアは立方晶から準安定な正方品になる。次
いで第1図に示すように内部電極3.3・・・間を一層
おきにリード線4a、 4bで接続することにより、圧
電体2と内部電極3が交互に積層した構造の電歪効果素
子が得られる。大きさはψ15ffID1.f230I
IIII+で各内部電極3.3・・・間の距離は50μ
mである。
該素子から取り出された電極端子A、Hに、最高電圧4
00v、周波数lO℃Hzの半波整流した正弦波パルス
を印加して素子の寿命試験を行なった・ これらの電歪効果素子が機械的破壊に至るまでに印加し
たパルス数と内部電極中に混入させたジルコニア粉末の
量との関係を第2図に示す。その結果、添加量5wt%
でもかなり寿命が伸びるが、好ましい添加量は10wt
%以上であることが分かる。
〈発明の効果〉 以上の説明から明らかなように、本発明の電歪効果素子
は、その内部電極として金属主成分のほかに、正方品か
ら単斜晶へとマルテンサイト型の相転移を起こすことに
よって破壊応力を吸収緩和する部分安定化ジルコニアを
含有させた電極を使用しているため、亀裂の発生成長が
阻止され、素子の破壊が起こらな(なる。
また、部分安定化ジルコニアを含有させた電極と電歪効
果を示す磁気材料とが交互に積層した構造であるため、
大きな歪効果を示すとともに、その製造過程において部
分安定化ジルコニアと磁器材料とが相互に拡散接合する
ため、デラミネーションも起こりにく(なる。
すなわち本発明の電歪効果素子は高性能と長寿命を発揮
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電歪効果素子の構造を示す
概略図、 第2図は一実施例に係る素子の破壊に至る印加パルス数
と内部電極の部分安定化ジルコニア含有量との関係を示
す図、 第3図はMgOで安定化したジルコニアの相平衡状態図
である。 図中: ■・・・電歪効果素子 3・・・内部電極 2・・・圧電体 第1図 特許出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人 弁理士  萼  優美(外2名)第2図 1r02添カロ量 Gすしシ・)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  圧電体と内部電極とが交互に積層され、内部電極が一
    層おきに電気的に接続されている構造の電歪素子におい
    て、その内部電極として金属主成分のほかに部分安定化
    ジルコニアを含有する電極が使用されていることを特徴
    とする電歪効果素子。
JP1025318A 1989-02-03 1989-02-03 電歪効果素子 Pending JPH02205372A (ja)

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JP1025318A JPH02205372A (ja) 1989-02-03 1989-02-03 電歪効果素子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019245A (ja) * 2003-09-30 2012-01-26 Epcos Ag セラミック多層構成素子の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019245A (ja) * 2003-09-30 2012-01-26 Epcos Ag セラミック多層構成素子の製造方法
JP2013214764A (ja) * 2003-09-30 2013-10-17 Epcos Ag 多層構成素子の製造方法
US8776364B2 (en) 2003-09-30 2014-07-15 Epcos Ag Method for producing a multilayer ceramic component
US9186870B2 (en) 2003-09-30 2015-11-17 Epcos Ag Ceramic multi-layer component and method for the production thereof

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