JPH02205208A - Al板材の深絞り成形方法 - Google Patents

Al板材の深絞り成形方法

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JPH02205208A
JPH02205208A JP1026163A JP2616389A JPH02205208A JP H02205208 A JPH02205208 A JP H02205208A JP 1026163 A JP1026163 A JP 1026163A JP 2616389 A JP2616389 A JP 2616389A JP H02205208 A JPH02205208 A JP H02205208A
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JP
Japan
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deep drawing
sheet material
low
force
wrinkles
Prior art date
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Pending
Application number
JP1026163A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneji Mori
森 常治
Takashi Inaba
隆 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はAl板材の深絞り成形方法に係り、より詳細に
は、器物等、深絞り加工により製造されるAl製品の低
耳のための深絞り成形方法に関するものである。
(従来の技術) 深絞り成形は、底を有する容器の製造法としてキャップ
、飲料缶、器物等に広く用いられている。
また、これらの素材としては耐食性、熱伝導性に優れ、
且つ軽量であることから、Al板材が多く適用されてい
る。このうち、器物用素材としては深絞り性に優れる純
A12(1070,1100等)のO材が用いられる。
成形品の歩留り向上の観点から、素材の低耳率化及び耳
率の安定化が要望されている。
しかし、器物用素材のような板厚の厚い材料(2+am
以上)を低耳で、しかも安定して生産することは困難で
ある1例えば、コイル内において幅方向、長さ方向で必
ず耳のバラツキを生じ、1100AR合金の場合は、耳
率のバラツキは一6%〜−1%(マイナス表示はO”−
90’方向耳を意味している)となる。なお、″耳″と
は、素材を深絞り成形した時に発生する成形品の縁部の
高さの不揃いを示し、耳率はこの高さの平均に対するバ
ラツキである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、耳率の低下、安定化の方法としては。
特公昭62−50539号公報に示す如く、素材成分及
び製造条件の最適化が挙げられるが、実生産上のバラツ
キを考えると、合金開発だけでは困難な点も多いため、
加工条件からの改善が必要である。
その例としては、シワ押え板に同心円状の溝を付ける方
法や、特開昭63−149025号公報に示すような成
形時の摩擦力調整方法がある。
しかし乍ら、前者の如くシワ押え板に同心円状の溝を付
ける方法では、シワの押えは良好であるものの、低耳は
不充分である。また、後者の特開昭63−149025
号公報の方法は、方向性による機械的性質の差を摩擦力
の調整により耳率の低下を図るものであるが、必ずしも
材料の絞り加工時の変形挙動(縮みフランジ変形)が考
慮されておらず、また実用面(連続運転)での問題が残
されている。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、Al板材の深
絞り加工において低耳で且つシワの良好な絞り製品を得
ることができる方法を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため1本発明者は、All!板材の
深絞り加工において耳の発生原因について検討した。
深絞り加工における耳の発生は板の集合圧延組織から来
ているが、板厚2mm以上の純Al板材は0°−90°
方向が変形し易いことから0°−90°方向耳を発生し
易いこと、更に深絞りは縮みフランジ変形であるため、
半径方向の引張りと円周方向の縮み変形力を受けること
から、その縮みフランジ変形に合わせた摩擦抵抗力の調
整が必要であるとの知見を得た。この点、従来のシワ押
え板のように全面に同心円状の溝を設けたものは、かN
る配慮が全くなされていない。
そこで、本発明者は、これらの知見を実現し得る方策に
ついて鋭意研究を重ねた結果、ここに耳発生を抑制する
深絞り方法を開発したのである。
すなわち、本発明に係るAl板材の深絞り成形方法は、
Si:0.8%以下、Fe:1.0%以下を含有し、残
部がAl及び不可避的不純物よりなる厚さ2m■以上の
Al板材の深絞り成形において、該Al板材の圧延方向
に対して45°方向近傍の変形抵抗力を増大させるシワ
押え機構を利用することを特徴とするものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
(作用) 声ず1本発明における化学成分の限定理由について述べ
る。
Si: SiはFeとの比(Fe/Si)により低方向性(低耳
)と安定性に効果があるが、0.8%を超えると低方向
性が得られ難い、したがって、Si量は0゜8%以下と
する。
Fe: FeはSLとの比(Fe/Si)による低方向性に効果
があるほか、結晶粒微細化及び耐食性に寄与するが、1
.0%を超えると耳率の上昇を招き、また耐食性に問題
を生じる。したがって、Fe量は1.0%以下とする。
なお、Fe/Siの比率は、3を超える場合には耳のバ
ラツキが生じ易くなるので、3以下が望ましい。
これらの元素以外の元素については、不純物程度であれ
ば、本発明の効果には差し支えないが。
望ましくは各々を0.1%以下に規制するのがよい。
上記化学成分を有するへρ材は、常法に従って溶製し、
半連続鋳造成いはDC鋳造によって鋳塊とする。その鋳
塊を常法に従って均質化熱処理。
熱間圧延及び冷間圧延を施し、仕上焼鈍を行って製品(
供試材)とする。ここで、均質化熱処理条件は特に規制
はしないが、素材耳率の観点から500℃以上の温度で
行うことが望ましい、なお、製品板厚はO@−90@方
向耳が生じ易い2i+m以上を対象としている。
次に、深絞り成形方法について述べる。
上記の方法により製造されたAl板材は、コイルをほど
きつつ或いはブランク(円板)にて深絞り加工される。
前者の場合は素材の圧延方向をコイル通板方向と一致さ
せる。
深絞り加工に際しては、第1図に一例を示すような深絞
り機構により加工する。この機構は、ダイス1とポンチ
2との間に材料3を配置し、ポンチ2の押し込みにより
材料3を絞るが、その際、シワ押え機構としてシワ押え
リング3を使用する。
このシワ押えリング3は、バネ5等にて支持されており
、従来は低耳化を図るために全面に同心円状の溝が設け
られていた。
しかし1本発明におけるシワ押え機構は、板材の圧延方
向に対して45°方向近傍の変形抵抗を増大させる構成
とすることが必要である。これは。
2mm以上のAl板材はO’−90’方向耳が発生し易
いことと、深絞りは縮みフランジ成形であるため、半径
方向の引張りと円周方向の縮み変形力を受けるので、そ
の変形状態に合わせた摩擦変形力を調整するためである
すなわち、例えば、コイルをほどきつつ深絞り加工する
場合、素材の圧延方向はコイルの通板方向と一致する。
したがって、O”−90”方向耳を形成し易い板厚2m
m以上のAfi材料の場合、圧延方向に対して45°方
向近傍における変形抵抗力を増加させる機構とし、更に
素材全体の流れを考慮する必要がある。つまり、上記材
料の場合には、変形し難い45°方向の4箇所に、摩擦
抵抗力を増加させると共に絞り変形に合わせて摩擦力の
調整を図ることが必要である。
摩擦抵抗力の調整方法としては、同心円状の溝であるこ
とが好ましく、かつ、45°方向の縮みフランジ変形力
増大には45°方向近傍に溝が必要である。更に、絞り
加工が進むに従ってフランジ部は縮小されるので、扇形
に溝を配列するのが好ましい。
具体的には、456方向の溝は、第2図に示すの如く圧
延方向(図中、RD)に対する45°方向を中心とする
広角θが15°くθく30°となるように、4箇所に同
心部分円溝6を配置する。この溝のピッチは適宜法める
ことができる。
これら条件を満足することにより、45″′方向部の縮
み量がOa〜90°方向とほぼ等しくなり。
耳の低い絞り容器が得られる。またシワの発生がない高
品質の容器が得られる。
なお、容器シワはシワ押え力により調整される。
シワ押え力は、第1図に示した如くシワ押えリングを支
持するバネ等により調整すればよい。本発明によれば、
比較的低いシワ押え力(例、2〜2゜5kg/cm”)
でも顕著な効果があり、高くすると一層効果が大きい。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例) 第1表に示す化学成分を有するAl金合金溶製し、DC
鋳造により鋳塊とし、580℃X5hrの均熱処理を施
した後、熱間圧延により板厚6mmとした。次いで、冷
間圧延を施して板厚3mmとし、更に仕上焼鈍(360
℃x2hr)を施した。
この材料を用いて、摩擦力調整リング(第1図)を使用
して第2表に示すシワ押え条件にて深絞り試験を行った
。その結果を第2表に併記する。
なお、深絞り加工条件は、ポンチ径:87.Otmφ、
ダイス径:94.2+ma+、ブランク径=136.0
+am、潤滑剤:ジョンソンフック50%濃度使用の条
件である。
第2表より、本発明例によれば、耳が低く、且つシワの
状況も良好であることがわかる。
一方、溝のない調整リングを使用した場合(比較例Nα
5)や、溝をOo及び90°方向に設けた調整リングを
使用した場合(比較例Nα6)では、耳が高く、シワ状
態が不良であり、溝を全周に設けた比較例勲4はシワの
状態が良好であるものの、耳が高い、また、溝の配置が
適切でない比較例−2〜Nα3も低耳が得難い。
第1表 化学成分(vt%) (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、深絞り加工にお
いて、耳の発生を化学成分の調整により防止すると共に
、特定機能のシワ押え機構を利用するので、低耳で、且
つしわの良好な絞り容器が得られ、製品品質の向上及び
低耳による歩留りの向上、コストダウンを図ることが可
能となる。また連続運転上の問題もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は深絞り機構を説明する概略断面図、第2図は摩
擦力調整リングの一例を示す平面図である。 1・・・ダイス、2・・・ポンチ、3・・・材料、4・
・・摩擦力調整リング、5・・・バネ、6・・・同心円
溝。 特許出願人  株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中  村   尚

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で(以下、同じ)、Si:0.8%以下、
    Fe:1.0%以下を含有し、残部がAl及び不可避的
    不純物よりなる厚さ2mm以上のAl板材の深絞り成形
    において、該Al板材の圧延方向に対して45°方向近
    傍の変形抵抗力を増大させるシワ押え機構を利用するこ
    とを特徴とするAl板材の深絞り成形方法。
  2. (2)前記シワ押え機構として、45°方向を中心とし
    て±15°〜±30°の範囲で4箇所に同心部分円溝を
    設けたシワ押えリングを利用する請求項1に記載の方法
JP1026163A 1989-02-04 1989-02-04 Al板材の深絞り成形方法 Pending JPH02205208A (ja)

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