JPH02205207A - 絞りしごき加工缶の製造方法 - Google Patents

絞りしごき加工缶の製造方法

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JPH02205207A
JPH02205207A JP1022998A JP2299889A JPH02205207A JP H02205207 A JPH02205207 A JP H02205207A JP 1022998 A JP1022998 A JP 1022998A JP 2299889 A JP2299889 A JP 2299889A JP H02205207 A JPH02205207 A JP H02205207A
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JP
Japan
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ironing
drawn
line traces
ironed
cup
Prior art date
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Pending
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JP1022998A
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English (en)
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Mikio Ito
幹雄 伊藤
Tatsuya Hikita
達也 疋田
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、紋り加工としごき加工によって、桐と底が一
体になった缶体を製造する絞りしごき加工缶の製造方法
に関するものである。
[従来の技婚コ 従来、缶体の製造方法としては、アルミニウム等の圧延
材に絞り加工及びしごき加工を行って、胴と底とを一体
とした、いわゆるDrawn  And  Irone
d  Can’(以下単にDI缶と称す)と呼ばれる絞
りしごき加工缶の製造方法が知られている。
このDI缶の製造は、通常、次の様な方法でおこなわれ
る。まず、潤滑剤を付着させたアルミニウム等の圧延板
を、フィーダからカッピングプレスに送り、このカッピ
ングプレスで円形に打ち抜いて円形ブランクを製造し、
続いて同じく力・ソピングプレスで、この円形ブランク
に深絞り加工を施して深絞りカップを形成する。次いで
この深絞りカップに、ボディメーカプレス成形機で再絞
り加工を施して再校りカップを形成する。続いてこの再
絞りカップの側面に数回のしごき加工を施して、側面を
薄く滑らかにしてDI缶を完成する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この様な製造方法では、しごき加工に下
記のような不具合があり必ずしも十分なものではなかっ
た。
通常、圧延板には圧延方向に条痕(圧延条痕)が形成さ
れており、そのまま円形ブランクを打ち抜いて深絞り加
工を施すと、第8図に示すように深絞りカップP1の側
面には、圧延条痕P2が深絞りカップP1の軸方向に対
して平行に向く部分が必ず生じる。しごき加工時には、
この部分、即ち圧延条@P2がしごき方向(矢印入方向
)に対して平行な部分では、しごき加工に用いるボディ
メーカブレス成形機のしごきグイと、深絞りカップP1
の側面との間の潤滑剤が流出しやすく、焼付きが生ずる
ことがあった。特にしごき条件が厳しい場合、即ち目的
とする側面の厚さが薄い場合等には、圧延条痕P2が軸
方向と平行である領域P3から破断する場合もあった。
また圧延条@P2が軸方向と垂直である領域P4につい
ては、しごき加工後の側面に圧延条痕P2が残ることが
あった。
本発明の絞りしごき加工缶の製造方法は、上記しごき工
程における焼付きや破断を防止する目的でなされたもの
である [課題を解決するための手段] 即ち、上記課題を解決するための本発明の絞りしごき加
工缶の製造方法は、 板材に対して、潤滑剤を付着させた状態で絞り加工を施
した後、紋り力・ンブの側面にしごき加工を施して缶体
を製造する絞りしごき加工缶の製造方法において、 上記紋り加工を行う前に、上記板材に上記缶体形状に対
応した同心状の条痕を形成することを要旨とする。
ここで、本発明を適用できる缶体の形状としては、円柱
形状をはじめとして、四角柱など各種の形状があり、そ
の缶体の形状に応じて、円形や四角形などの各種の同心
状の条痕が形成される。尚、この条痕は完全な同心状で
なくても、はぼ同心状に形成されていてもよい。
また、缶体の形状に応じて板材からブランクを打ち抜く
作業は、板材に同心状の条痕を形成すると同時に、例え
ば打ち抜きプレスにて行ってもよく、またポンチ等を用
いて板材に同心状の条痕を形成した後に、例えば゛カッ
ピングプレスにて行ってもよい。
[作用] 本発明の絞りしごき加工缶の製造方法においては、 板材に対して、紋り加工及びしごき加工を施して、絞り
しごき加工缶を完成するが、特に、上記紋り工程の前に
、缶体の形状に対応した同心状の条痕を板材に形成する
。この様に条痕を形成することにより、その同心状の条
痕は、紋り加工の後には、缶体の側面を一周する底面と
平行な条痕、即ち缶体の軸方向と垂直な条痕となる。そ
れによって、条痕はしごき加工の際のしごき方向と垂直
となるので、しごき加工においては、缶体の側面の条痕
に適度に潤滑剤を保持して、缶体の側面が焼付くことを
防止する。
[実施例] 次に、本発明の実施例について説明する。
第1図ないし第7図は、本発明を行うための一実施例を
示し、このうち第2図はDI缶の製造工程全体の概略を
示している。
第2図において、アンコイラ1から繰り出されるアルミ
ニウム板2は、ルブリケータ3にて潤滑剤が塗布され、
その後フィーダ4によって、打ち抜きブレス5に送られ
る。次いでこの打ち抜きブレス5で打ち抜かれた部材(
ブランク)は、カッピングプレス6に送られて深絞り加
工が施される。
この様にして形成された深絞りカップ7は、ボディメー
カプレス成形機8に送られ、後述する再絞り加工及びし
ごき加工が施されて、DI缶9が完成する。
以下、上記各工程のうち主要な工程について詳しく説明
する。
(条痕形成工程・・・I) フィーダ4から打ち抜きプレス5に送られたアルミニウ
ム板2は、第1図で示すように、円柱状のポンチ10及
びカッタ11にて打ち抜かれる。
このポンチ10の頭部12には、同心円状の構13が、
中央部分を除いて形成されている。この溝13は、潤滑
剤の特性や対象となる材質により、適宜選択することが
でき、本実施例で用いたアルミニウム板2では、満13
の表面粗さ(深さ)がRa=0.1〜0.2um、谷溝
13の間隔が10〜100μmの範囲内で形成されたも
のを用いることができる。
このポンチ10によって打ち抜かれた部分、即ち第3図
に示すような円形ブランク20には、上記ポンチ10の
頭部12の溝13によって、それと同様な同心円状の条
痕21が形成される。この条痕21が形成されている部
分が、再校りカップ(図示せず)の側面となる。一方、
円形ブランク20の中央の条痕21が形成されていない
部分が、再校りカップの底部となるが、これは底部には
、後述するしごき加工を行わないので条痕21を形成す
る必要がないからである。
(深絞り工程・・・■) この様にして製造された円形ブランク20は、第4図及
び第5図に示すように、カッピングプレス6に送られて
、深絞り加工が施されるが、本実施例の場合は、既に上
述した打ち抜きプレス5にて円形ブランク20が打ち抜
かれているので、深絞り加工の直前のカッピングプレス
6のカッタ30による切断工程は省略できる。
深絞り加工は、まずカッピングプレス6に送られた円形
ブランク20の周囲を、しわ押え31によって固定し、
次にポンチ32を上昇させて、円形ブランク20を上方
に押圧し、カップ形状にプレスすることによって行われ
る。
この深絞り加工によって形成された深絞りカップ7の側
面34には、第6図に示すように、上述した条痕21が
、深絞りカップ7の外周に沿って、即ち深絞り力・ンプ
7の軸方向と垂直に現れる。
この様にして、深絞り加工が施された後に、第7図に示
すボディメーカプレス成形機8にて再校り加工及びしご
き加工が施される。
(再校り工程・・・■) このボディメーカプレス成形機8は、第7図に示すよう
に、DI缶9に内嵌するポンチスリーブ40、そのポン
チスリーブ40を図中矢印B方向へ移送するためのラム
41.ラム41を支えるラムブ・ンシュ42.再紋り加
工を行う再絞り周方・ンブホールダ43及び再絞り用ダ
イ44.更にしごき加工を行うしごき用ダイ45.スト
リツパ46及びドーミングダイ47を備えている。
図示のごとくこのボディメーカプレス成形機8は、−船
釣なりI缶製造機であり、次のように再絞り加工及びし
ごき加工が行われる。
まず、再校り加工では、きすや汚れの発生を防止するた
めにミ上記ルブリケータ3で付着させた潤滑剤よりも粘
度の高い潤滑剤が、深絞りカップ7(第6図)に付着さ
れる。それとともに、深絞りカップ7が、深絞りカップ
7の外周より小さな内径を有する再校り用ダイ44に、
ポンチスリーブ40によって嵌入させられることにより
、深絞りカップ7の底部36から側面にかけて、再絞り
用ダイ44が深絞りカップ7を絞るように摺動する。
(しごき工程・・・■) 次に、そのまま矢印B方向にラム41が伸びて、しごき
加工が施される。
このしごき加工では、再絞り加工で用いた粘度の高い潤
滑剤が付着した状態で、しごき用ダイ45が再校りによ
って形成されたカップである再校りカップの側面を摺動
する。それによって、再校りカップの側壁を薄くすると
ともに滑らかに加工する。その後、周知の後工程を経て
DI缶9として完成される。このとき再絞りカップの側
面に形成されている条痕21は、ラム41の移動方向と
垂直に向いているので、しごき用ダイ45が大きな圧力
で再絞りカップの側面を摺動する際に、条痕21の起伏
の谷間に付着した潤滑剤が、しごき用ダイ45と側面と
の間に適宜に均一に広がって、しごきの際に発生する傷
(スコア傷)や焼付きを防止する。
次に、上記製造方法の効果を確認するために行った実験
例について説明する。
本実験では、下記の材料及び条件を採用した。
材料:  JIS3004のアルミニウム板板厚:0.
32〜0. 35mm 円形ブランク径: φ146mm 深絞り力・ンプ寸法: φ87mm×高さ33mmしご
き率: (1−加工後の板厚7元の板厚)x100−回目:16
.4% 二回目:18.1% 三回目:44.9% しごき速度:   120cpm そして、下記の第1衷及び第2表に示すように、円形ブ
ランク20に同心円状に形成した条痕21の表面粗さ(
Ra)や条@21間の幅を種々に変えて、試料A、  
B、  C,D、  Eの5種類のDI缶9と、更に従
来品として同心円状の条痕21を形成しなかった試料F
を各10個ずつ製造し、しごき加工による焼付き等の発
生の状態を観察した。
第1表 第2表 上記実験例から明らかなように、円形ブランク20に同
心円状に、■lち絞り加工されたカップ7の側面に、そ
の軸方向と垂直な条痕21が形成されていると、条痕2
1が形成されていないものと比較して、焼付きの発生が
少ないが、特に、このアルミニウム板2の場合、条痕2
1の表面粗さがRa=0. 10〜0. 20LLtn
、条痕21間の幅がlO〜1100JLの範囲であれば
、焼付きやしごき割れの発生、更に加工後に全く条痕が
残らない点で好適である。
特に本実施例では、焼付きが少なくなるので、しごき用
ダイ45の寿命が伸びるという効果があり、更に側壁を
薄くしごくことができる限度(限界しごき率)が大きく
なるという効果がある。この結果、DI缶9の側壁が極
めて薄くできるので、省資源に役立ち、しかも薄くシご
いても厚さが均一で非常になめらかな表面となるという
利点がある。
その上、本実施例では、条痕21を形成する場合に、研
削するのではなくポンチIOでプレスするだけなので、
削り粉が出ることがなく、しこ′き加工の際に傷の発生
等の悪影響を与えることがない。
次に他の実施例について説明する。
本実施例は上記実施例とほぼ同様な構成であるが、アル
ミニウム板2がフィーダ4で送られた後に、ポンチ10
及びカッタ11を用いて、同心円状の条痕21を形成す
るとともに円形ブランク20を打ち抜くのではなくて、
ポンチ10にて同心円状の条痕21のみを形成する。そ
してカッピングブレス6のカッタ30(第4図及び第5
図)にて、円形ブランク20を切断し、続いて深絞り加
工を行う。この構成によって、上記第1の実施例の効果
を奏するとともに、板材2をそのままカッピングブレス
6に送るので、作業が連続的になって製造が容易になる
という利点がある。
以上、各実施例について説明したが、本発明はその要旨
を逸脱しない範囲において、上記各実施例に限定される
ことな〈実施できることはもちろんである。
[発明の効果コ 本発明の絞りしごき加工缶の製造方法では、絞り加工を
行う前に、缶体形状に対応した同心状の条痕を板材に形
成するので、しごき加工を施す際に、焼付きや破断が生
ずることがない。従って、絞りしごき加工缶を、容易に
かつ歩留りよく製造することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例におけるポンチ10による条痕
21の形成を示す説明図、第2図はDI缶9の製造工程
を示す説明図、第3図は円形ブランク20を示す上面図
、第4図及び第5図はカッピングブレス6による深絞り
加工を示す説明図、第6図は深絞りカップ7の条痕を一
部硝断して示す正面図、第7図はボディメーカプレス成
形機8によるしごき加工を示す説明図、第8図は従来の
深絞りカップの条痕を一部破断して示す正面図である。 5−・・打ち抜きブレス 6・・・カッピングブレス 7・・・深絞りカップ 9・・・DI缶 10・・・ポンチ 13・・・溝 20・・・円形ブランク 21・・・条痕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板材に対して、潤滑剤を付着させた状態で絞り加工
    を施した後、絞りカップの側面にしごき加工を施して缶
    体を製造する絞りしごき加工缶の製造方法において、 上記絞り加工を行う前に、上記板材に上記缶体形状に対
    応した同心状の条痕を形成することを特徴とする絞りし
    ごき加工缶の製造方法。
JP1022998A 1989-02-01 1989-02-01 絞りしごき加工缶の製造方法 Pending JPH02205207A (ja)

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JP1022998A JPH02205207A (ja) 1989-02-01 1989-02-01 絞りしごき加工缶の製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5924321A (en) * 1997-04-29 1999-07-20 Mercury Products Corp. Core plug formation die apparatus and method of manufacturing a core plug
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KR100452881B1 (ko) * 2002-06-17 2004-10-14 박성범 금속박판 프레스 성형방법

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