JPH02205207A - 絞りしごき加工缶の製造方法 - Google Patents
絞りしごき加工缶の製造方法Info
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- JPH02205207A JPH02205207A JP1022998A JP2299889A JPH02205207A JP H02205207 A JPH02205207 A JP H02205207A JP 1022998 A JP1022998 A JP 1022998A JP 2299889 A JP2299889 A JP 2299889A JP H02205207 A JPH02205207 A JP H02205207A
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Landscapes
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、紋り加工としごき加工によって、桐と底が一
体になった缶体を製造する絞りしごき加工缶の製造方法
に関するものである。
体になった缶体を製造する絞りしごき加工缶の製造方法
に関するものである。
[従来の技婚コ
従来、缶体の製造方法としては、アルミニウム等の圧延
材に絞り加工及びしごき加工を行って、胴と底とを一体
とした、いわゆるDrawn And Irone
d Can’(以下単にDI缶と称す)と呼ばれる絞
りしごき加工缶の製造方法が知られている。
材に絞り加工及びしごき加工を行って、胴と底とを一体
とした、いわゆるDrawn And Irone
d Can’(以下単にDI缶と称す)と呼ばれる絞
りしごき加工缶の製造方法が知られている。
このDI缶の製造は、通常、次の様な方法でおこなわれ
る。まず、潤滑剤を付着させたアルミニウム等の圧延板
を、フィーダからカッピングプレスに送り、このカッピ
ングプレスで円形に打ち抜いて円形ブランクを製造し、
続いて同じく力・ソピングプレスで、この円形ブランク
に深絞り加工を施して深絞りカップを形成する。次いで
この深絞りカップに、ボディメーカプレス成形機で再絞
り加工を施して再校りカップを形成する。続いてこの再
絞りカップの側面に数回のしごき加工を施して、側面を
薄く滑らかにしてDI缶を完成する。
る。まず、潤滑剤を付着させたアルミニウム等の圧延板
を、フィーダからカッピングプレスに送り、このカッピ
ングプレスで円形に打ち抜いて円形ブランクを製造し、
続いて同じく力・ソピングプレスで、この円形ブランク
に深絞り加工を施して深絞りカップを形成する。次いで
この深絞りカップに、ボディメーカプレス成形機で再絞
り加工を施して再校りカップを形成する。続いてこの再
絞りカップの側面に数回のしごき加工を施して、側面を
薄く滑らかにしてDI缶を完成する。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、この様な製造方法では、しごき加工に下
記のような不具合があり必ずしも十分なものではなかっ
た。
記のような不具合があり必ずしも十分なものではなかっ
た。
通常、圧延板には圧延方向に条痕(圧延条痕)が形成さ
れており、そのまま円形ブランクを打ち抜いて深絞り加
工を施すと、第8図に示すように深絞りカップP1の側
面には、圧延条痕P2が深絞りカップP1の軸方向に対
して平行に向く部分が必ず生じる。しごき加工時には、
この部分、即ち圧延条@P2がしごき方向(矢印入方向
)に対して平行な部分では、しごき加工に用いるボディ
メーカブレス成形機のしごきグイと、深絞りカップP1
の側面との間の潤滑剤が流出しやすく、焼付きが生ずる
ことがあった。特にしごき条件が厳しい場合、即ち目的
とする側面の厚さが薄い場合等には、圧延条痕P2が軸
方向と平行である領域P3から破断する場合もあった。
れており、そのまま円形ブランクを打ち抜いて深絞り加
工を施すと、第8図に示すように深絞りカップP1の側
面には、圧延条痕P2が深絞りカップP1の軸方向に対
して平行に向く部分が必ず生じる。しごき加工時には、
この部分、即ち圧延条@P2がしごき方向(矢印入方向
)に対して平行な部分では、しごき加工に用いるボディ
メーカブレス成形機のしごきグイと、深絞りカップP1
の側面との間の潤滑剤が流出しやすく、焼付きが生ずる
ことがあった。特にしごき条件が厳しい場合、即ち目的
とする側面の厚さが薄い場合等には、圧延条痕P2が軸
方向と平行である領域P3から破断する場合もあった。
また圧延条@P2が軸方向と垂直である領域P4につい
ては、しごき加工後の側面に圧延条痕P2が残ることが
あった。
ては、しごき加工後の側面に圧延条痕P2が残ることが
あった。
本発明の絞りしごき加工缶の製造方法は、上記しごき工
程における焼付きや破断を防止する目的でなされたもの
である [課題を解決するための手段] 即ち、上記課題を解決するための本発明の絞りしごき加
工缶の製造方法は、 板材に対して、潤滑剤を付着させた状態で絞り加工を施
した後、紋り力・ンブの側面にしごき加工を施して缶体
を製造する絞りしごき加工缶の製造方法において、 上記紋り加工を行う前に、上記板材に上記缶体形状に対
応した同心状の条痕を形成することを要旨とする。
程における焼付きや破断を防止する目的でなされたもの
である [課題を解決するための手段] 即ち、上記課題を解決するための本発明の絞りしごき加
工缶の製造方法は、 板材に対して、潤滑剤を付着させた状態で絞り加工を施
した後、紋り力・ンブの側面にしごき加工を施して缶体
を製造する絞りしごき加工缶の製造方法において、 上記紋り加工を行う前に、上記板材に上記缶体形状に対
応した同心状の条痕を形成することを要旨とする。
ここで、本発明を適用できる缶体の形状としては、円柱
形状をはじめとして、四角柱など各種の形状があり、そ
の缶体の形状に応じて、円形や四角形などの各種の同心
状の条痕が形成される。尚、この条痕は完全な同心状で
なくても、はぼ同心状に形成されていてもよい。
形状をはじめとして、四角柱など各種の形状があり、そ
の缶体の形状に応じて、円形や四角形などの各種の同心
状の条痕が形成される。尚、この条痕は完全な同心状で
なくても、はぼ同心状に形成されていてもよい。
また、缶体の形状に応じて板材からブランクを打ち抜く
作業は、板材に同心状の条痕を形成すると同時に、例え
ば打ち抜きプレスにて行ってもよく、またポンチ等を用
いて板材に同心状の条痕を形成した後に、例えば゛カッ
ピングプレスにて行ってもよい。
作業は、板材に同心状の条痕を形成すると同時に、例え
ば打ち抜きプレスにて行ってもよく、またポンチ等を用
いて板材に同心状の条痕を形成した後に、例えば゛カッ
ピングプレスにて行ってもよい。
[作用]
本発明の絞りしごき加工缶の製造方法においては、
板材に対して、紋り加工及びしごき加工を施して、絞り
しごき加工缶を完成するが、特に、上記紋り工程の前に
、缶体の形状に対応した同心状の条痕を板材に形成する
。この様に条痕を形成することにより、その同心状の条
痕は、紋り加工の後には、缶体の側面を一周する底面と
平行な条痕、即ち缶体の軸方向と垂直な条痕となる。そ
れによって、条痕はしごき加工の際のしごき方向と垂直
となるので、しごき加工においては、缶体の側面の条痕
に適度に潤滑剤を保持して、缶体の側面が焼付くことを
防止する。
しごき加工缶を完成するが、特に、上記紋り工程の前に
、缶体の形状に対応した同心状の条痕を板材に形成する
。この様に条痕を形成することにより、その同心状の条
痕は、紋り加工の後には、缶体の側面を一周する底面と
平行な条痕、即ち缶体の軸方向と垂直な条痕となる。そ
れによって、条痕はしごき加工の際のしごき方向と垂直
となるので、しごき加工においては、缶体の側面の条痕
に適度に潤滑剤を保持して、缶体の側面が焼付くことを
防止する。
[実施例]
次に、本発明の実施例について説明する。
第1図ないし第7図は、本発明を行うための一実施例を
示し、このうち第2図はDI缶の製造工程全体の概略を
示している。
示し、このうち第2図はDI缶の製造工程全体の概略を
示している。
第2図において、アンコイラ1から繰り出されるアルミ
ニウム板2は、ルブリケータ3にて潤滑剤が塗布され、
その後フィーダ4によって、打ち抜きブレス5に送られ
る。次いでこの打ち抜きブレス5で打ち抜かれた部材(
ブランク)は、カッピングプレス6に送られて深絞り加
工が施される。
ニウム板2は、ルブリケータ3にて潤滑剤が塗布され、
その後フィーダ4によって、打ち抜きブレス5に送られ
る。次いでこの打ち抜きブレス5で打ち抜かれた部材(
ブランク)は、カッピングプレス6に送られて深絞り加
工が施される。
この様にして形成された深絞りカップ7は、ボディメー
カプレス成形機8に送られ、後述する再絞り加工及びし
ごき加工が施されて、DI缶9が完成する。
カプレス成形機8に送られ、後述する再絞り加工及びし
ごき加工が施されて、DI缶9が完成する。
以下、上記各工程のうち主要な工程について詳しく説明
する。
する。
(条痕形成工程・・・I)
フィーダ4から打ち抜きプレス5に送られたアルミニウ
ム板2は、第1図で示すように、円柱状のポンチ10及
びカッタ11にて打ち抜かれる。
ム板2は、第1図で示すように、円柱状のポンチ10及
びカッタ11にて打ち抜かれる。
このポンチ10の頭部12には、同心円状の構13が、
中央部分を除いて形成されている。この溝13は、潤滑
剤の特性や対象となる材質により、適宜選択することが
でき、本実施例で用いたアルミニウム板2では、満13
の表面粗さ(深さ)がRa=0.1〜0.2um、谷溝
13の間隔が10〜100μmの範囲内で形成されたも
のを用いることができる。
中央部分を除いて形成されている。この溝13は、潤滑
剤の特性や対象となる材質により、適宜選択することが
でき、本実施例で用いたアルミニウム板2では、満13
の表面粗さ(深さ)がRa=0.1〜0.2um、谷溝
13の間隔が10〜100μmの範囲内で形成されたも
のを用いることができる。
このポンチ10によって打ち抜かれた部分、即ち第3図
に示すような円形ブランク20には、上記ポンチ10の
頭部12の溝13によって、それと同様な同心円状の条
痕21が形成される。この条痕21が形成されている部
分が、再校りカップ(図示せず)の側面となる。一方、
円形ブランク20の中央の条痕21が形成されていない
部分が、再校りカップの底部となるが、これは底部には
、後述するしごき加工を行わないので条痕21を形成す
る必要がないからである。
に示すような円形ブランク20には、上記ポンチ10の
頭部12の溝13によって、それと同様な同心円状の条
痕21が形成される。この条痕21が形成されている部
分が、再校りカップ(図示せず)の側面となる。一方、
円形ブランク20の中央の条痕21が形成されていない
部分が、再校りカップの底部となるが、これは底部には
、後述するしごき加工を行わないので条痕21を形成す
る必要がないからである。
(深絞り工程・・・■)
この様にして製造された円形ブランク20は、第4図及
び第5図に示すように、カッピングプレス6に送られて
、深絞り加工が施されるが、本実施例の場合は、既に上
述した打ち抜きプレス5にて円形ブランク20が打ち抜
かれているので、深絞り加工の直前のカッピングプレス
6のカッタ30による切断工程は省略できる。
び第5図に示すように、カッピングプレス6に送られて
、深絞り加工が施されるが、本実施例の場合は、既に上
述した打ち抜きプレス5にて円形ブランク20が打ち抜
かれているので、深絞り加工の直前のカッピングプレス
6のカッタ30による切断工程は省略できる。
深絞り加工は、まずカッピングプレス6に送られた円形
ブランク20の周囲を、しわ押え31によって固定し、
次にポンチ32を上昇させて、円形ブランク20を上方
に押圧し、カップ形状にプレスすることによって行われ
る。
ブランク20の周囲を、しわ押え31によって固定し、
次にポンチ32を上昇させて、円形ブランク20を上方
に押圧し、カップ形状にプレスすることによって行われ
る。
この深絞り加工によって形成された深絞りカップ7の側
面34には、第6図に示すように、上述した条痕21が
、深絞りカップ7の外周に沿って、即ち深絞り力・ンプ
7の軸方向と垂直に現れる。
面34には、第6図に示すように、上述した条痕21が
、深絞りカップ7の外周に沿って、即ち深絞り力・ンプ
7の軸方向と垂直に現れる。
この様にして、深絞り加工が施された後に、第7図に示
すボディメーカプレス成形機8にて再校り加工及びしご
き加工が施される。
すボディメーカプレス成形機8にて再校り加工及びしご
き加工が施される。
(再校り工程・・・■)
このボディメーカプレス成形機8は、第7図に示すよう
に、DI缶9に内嵌するポンチスリーブ40、そのポン
チスリーブ40を図中矢印B方向へ移送するためのラム
41.ラム41を支えるラムブ・ンシュ42.再紋り加
工を行う再絞り周方・ンブホールダ43及び再絞り用ダ
イ44.更にしごき加工を行うしごき用ダイ45.スト
リツパ46及びドーミングダイ47を備えている。
に、DI缶9に内嵌するポンチスリーブ40、そのポン
チスリーブ40を図中矢印B方向へ移送するためのラム
41.ラム41を支えるラムブ・ンシュ42.再紋り加
工を行う再絞り周方・ンブホールダ43及び再絞り用ダ
イ44.更にしごき加工を行うしごき用ダイ45.スト
リツパ46及びドーミングダイ47を備えている。
図示のごとくこのボディメーカプレス成形機8は、−船
釣なりI缶製造機であり、次のように再絞り加工及びし
ごき加工が行われる。
釣なりI缶製造機であり、次のように再絞り加工及びし
ごき加工が行われる。
まず、再校り加工では、きすや汚れの発生を防止するた
めにミ上記ルブリケータ3で付着させた潤滑剤よりも粘
度の高い潤滑剤が、深絞りカップ7(第6図)に付着さ
れる。それとともに、深絞りカップ7が、深絞りカップ
7の外周より小さな内径を有する再校り用ダイ44に、
ポンチスリーブ40によって嵌入させられることにより
、深絞りカップ7の底部36から側面にかけて、再絞り
用ダイ44が深絞りカップ7を絞るように摺動する。
めにミ上記ルブリケータ3で付着させた潤滑剤よりも粘
度の高い潤滑剤が、深絞りカップ7(第6図)に付着さ
れる。それとともに、深絞りカップ7が、深絞りカップ
7の外周より小さな内径を有する再校り用ダイ44に、
ポンチスリーブ40によって嵌入させられることにより
、深絞りカップ7の底部36から側面にかけて、再絞り
用ダイ44が深絞りカップ7を絞るように摺動する。
(しごき工程・・・■)
次に、そのまま矢印B方向にラム41が伸びて、しごき
加工が施される。
加工が施される。
このしごき加工では、再絞り加工で用いた粘度の高い潤
滑剤が付着した状態で、しごき用ダイ45が再校りによ
って形成されたカップである再校りカップの側面を摺動
する。それによって、再校りカップの側壁を薄くすると
ともに滑らかに加工する。その後、周知の後工程を経て
DI缶9として完成される。このとき再絞りカップの側
面に形成されている条痕21は、ラム41の移動方向と
垂直に向いているので、しごき用ダイ45が大きな圧力
で再絞りカップの側面を摺動する際に、条痕21の起伏
の谷間に付着した潤滑剤が、しごき用ダイ45と側面と
の間に適宜に均一に広がって、しごきの際に発生する傷
(スコア傷)や焼付きを防止する。
滑剤が付着した状態で、しごき用ダイ45が再校りによ
って形成されたカップである再校りカップの側面を摺動
する。それによって、再校りカップの側壁を薄くすると
ともに滑らかに加工する。その後、周知の後工程を経て
DI缶9として完成される。このとき再絞りカップの側
面に形成されている条痕21は、ラム41の移動方向と
垂直に向いているので、しごき用ダイ45が大きな圧力
で再絞りカップの側面を摺動する際に、条痕21の起伏
の谷間に付着した潤滑剤が、しごき用ダイ45と側面と
の間に適宜に均一に広がって、しごきの際に発生する傷
(スコア傷)や焼付きを防止する。
次に、上記製造方法の効果を確認するために行った実験
例について説明する。
例について説明する。
本実験では、下記の材料及び条件を採用した。
材料: JIS3004のアルミニウム板板厚:0.
32〜0. 35mm 円形ブランク径: φ146mm 深絞り力・ンプ寸法: φ87mm×高さ33mmしご
き率: (1−加工後の板厚7元の板厚)x100−回目:16
.4% 二回目:18.1% 三回目:44.9% しごき速度: 120cpm そして、下記の第1衷及び第2表に示すように、円形ブ
ランク20に同心円状に形成した条痕21の表面粗さ(
Ra)や条@21間の幅を種々に変えて、試料A、
B、 C,D、 Eの5種類のDI缶9と、更に従
来品として同心円状の条痕21を形成しなかった試料F
を各10個ずつ製造し、しごき加工による焼付き等の発
生の状態を観察した。
32〜0. 35mm 円形ブランク径: φ146mm 深絞り力・ンプ寸法: φ87mm×高さ33mmしご
き率: (1−加工後の板厚7元の板厚)x100−回目:16
.4% 二回目:18.1% 三回目:44.9% しごき速度: 120cpm そして、下記の第1衷及び第2表に示すように、円形ブ
ランク20に同心円状に形成した条痕21の表面粗さ(
Ra)や条@21間の幅を種々に変えて、試料A、
B、 C,D、 Eの5種類のDI缶9と、更に従
来品として同心円状の条痕21を形成しなかった試料F
を各10個ずつ製造し、しごき加工による焼付き等の発
生の状態を観察した。
第1表
第2表
上記実験例から明らかなように、円形ブランク20に同
心円状に、■lち絞り加工されたカップ7の側面に、そ
の軸方向と垂直な条痕21が形成されていると、条痕2
1が形成されていないものと比較して、焼付きの発生が
少ないが、特に、このアルミニウム板2の場合、条痕2
1の表面粗さがRa=0. 10〜0. 20LLtn
、条痕21間の幅がlO〜1100JLの範囲であれば
、焼付きやしごき割れの発生、更に加工後に全く条痕が
残らない点で好適である。
心円状に、■lち絞り加工されたカップ7の側面に、そ
の軸方向と垂直な条痕21が形成されていると、条痕2
1が形成されていないものと比較して、焼付きの発生が
少ないが、特に、このアルミニウム板2の場合、条痕2
1の表面粗さがRa=0. 10〜0. 20LLtn
、条痕21間の幅がlO〜1100JLの範囲であれば
、焼付きやしごき割れの発生、更に加工後に全く条痕が
残らない点で好適である。
特に本実施例では、焼付きが少なくなるので、しごき用
ダイ45の寿命が伸びるという効果があり、更に側壁を
薄くしごくことができる限度(限界しごき率)が大きく
なるという効果がある。この結果、DI缶9の側壁が極
めて薄くできるので、省資源に役立ち、しかも薄くシご
いても厚さが均一で非常になめらかな表面となるという
利点がある。
ダイ45の寿命が伸びるという効果があり、更に側壁を
薄くしごくことができる限度(限界しごき率)が大きく
なるという効果がある。この結果、DI缶9の側壁が極
めて薄くできるので、省資源に役立ち、しかも薄くシご
いても厚さが均一で非常になめらかな表面となるという
利点がある。
その上、本実施例では、条痕21を形成する場合に、研
削するのではなくポンチIOでプレスするだけなので、
削り粉が出ることがなく、しこ′き加工の際に傷の発生
等の悪影響を与えることがない。
削するのではなくポンチIOでプレスするだけなので、
削り粉が出ることがなく、しこ′き加工の際に傷の発生
等の悪影響を与えることがない。
次に他の実施例について説明する。
本実施例は上記実施例とほぼ同様な構成であるが、アル
ミニウム板2がフィーダ4で送られた後に、ポンチ10
及びカッタ11を用いて、同心円状の条痕21を形成す
るとともに円形ブランク20を打ち抜くのではなくて、
ポンチ10にて同心円状の条痕21のみを形成する。そ
してカッピングブレス6のカッタ30(第4図及び第5
図)にて、円形ブランク20を切断し、続いて深絞り加
工を行う。この構成によって、上記第1の実施例の効果
を奏するとともに、板材2をそのままカッピングブレス
6に送るので、作業が連続的になって製造が容易になる
という利点がある。
ミニウム板2がフィーダ4で送られた後に、ポンチ10
及びカッタ11を用いて、同心円状の条痕21を形成す
るとともに円形ブランク20を打ち抜くのではなくて、
ポンチ10にて同心円状の条痕21のみを形成する。そ
してカッピングブレス6のカッタ30(第4図及び第5
図)にて、円形ブランク20を切断し、続いて深絞り加
工を行う。この構成によって、上記第1の実施例の効果
を奏するとともに、板材2をそのままカッピングブレス
6に送るので、作業が連続的になって製造が容易になる
という利点がある。
以上、各実施例について説明したが、本発明はその要旨
を逸脱しない範囲において、上記各実施例に限定される
ことな〈実施できることはもちろんである。
を逸脱しない範囲において、上記各実施例に限定される
ことな〈実施できることはもちろんである。
[発明の効果コ
本発明の絞りしごき加工缶の製造方法では、絞り加工を
行う前に、缶体形状に対応した同心状の条痕を板材に形
成するので、しごき加工を施す際に、焼付きや破断が生
ずることがない。従って、絞りしごき加工缶を、容易に
かつ歩留りよく製造することができる
行う前に、缶体形状に対応した同心状の条痕を板材に形
成するので、しごき加工を施す際に、焼付きや破断が生
ずることがない。従って、絞りしごき加工缶を、容易に
かつ歩留りよく製造することができる
第1図は本発明の実施例におけるポンチ10による条痕
21の形成を示す説明図、第2図はDI缶9の製造工程
を示す説明図、第3図は円形ブランク20を示す上面図
、第4図及び第5図はカッピングブレス6による深絞り
加工を示す説明図、第6図は深絞りカップ7の条痕を一
部硝断して示す正面図、第7図はボディメーカプレス成
形機8によるしごき加工を示す説明図、第8図は従来の
深絞りカップの条痕を一部破断して示す正面図である。 5−・・打ち抜きブレス 6・・・カッピングブレス 7・・・深絞りカップ 9・・・DI缶 10・・・ポンチ 13・・・溝 20・・・円形ブランク 21・・・条痕
21の形成を示す説明図、第2図はDI缶9の製造工程
を示す説明図、第3図は円形ブランク20を示す上面図
、第4図及び第5図はカッピングブレス6による深絞り
加工を示す説明図、第6図は深絞りカップ7の条痕を一
部硝断して示す正面図、第7図はボディメーカプレス成
形機8によるしごき加工を示す説明図、第8図は従来の
深絞りカップの条痕を一部破断して示す正面図である。 5−・・打ち抜きブレス 6・・・カッピングブレス 7・・・深絞りカップ 9・・・DI缶 10・・・ポンチ 13・・・溝 20・・・円形ブランク 21・・・条痕
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 板材に対して、潤滑剤を付着させた状態で絞り加工
を施した後、絞りカップの側面にしごき加工を施して缶
体を製造する絞りしごき加工缶の製造方法において、 上記絞り加工を行う前に、上記板材に上記缶体形状に対
応した同心状の条痕を形成することを特徴とする絞りし
ごき加工缶の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022998A JPH02205207A (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | 絞りしごき加工缶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1022998A JPH02205207A (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | 絞りしごき加工缶の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02205207A true JPH02205207A (ja) | 1990-08-15 |
Family
ID=12098191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1022998A Pending JPH02205207A (ja) | 1989-02-01 | 1989-02-01 | 絞りしごき加工缶の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02205207A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5924321A (en) * | 1997-04-29 | 1999-07-20 | Mercury Products Corp. | Core plug formation die apparatus and method of manufacturing a core plug |
US6223579B1 (en) | 1997-04-29 | 2001-05-01 | Mercury Products Corporation | Core plug formation die apparatus and method of manufacturing a core plug |
KR100452881B1 (ko) * | 2002-06-17 | 2004-10-14 | 박성범 | 금속박판 프레스 성형방법 |
-
1989
- 1989-02-01 JP JP1022998A patent/JPH02205207A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5924321A (en) * | 1997-04-29 | 1999-07-20 | Mercury Products Corp. | Core plug formation die apparatus and method of manufacturing a core plug |
WO2000043144A1 (en) * | 1997-04-29 | 2000-07-27 | Mercury Products Corp. | Core plug formation |
US6223579B1 (en) | 1997-04-29 | 2001-05-01 | Mercury Products Corporation | Core plug formation die apparatus and method of manufacturing a core plug |
KR100452881B1 (ko) * | 2002-06-17 | 2004-10-14 | 박성범 | 금속박판 프레스 성형방법 |
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