JPH02205191A - カラー画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、カラー画像を記録するカラー画像記録装置
に関し、特に選択的に色を変化させる色変換機能を有す
る装置に関するものである。

［従来の技術］ 近年、コンピュータグラフィックスをはじめ医療や産業
用途にフルカラー（中間調）の画像記録を必要とする状
況が急激に昂ぶってきており、電子写真式のカラー記録
装置や熱転写記録装置等の開発、製品化がが盛んに行な
われている。特に、中間調を記録するために昇華型イン
クシートを用いた熱転写記録装置は、その構成が比較的
簡単であることから広く使用されている。

この熱転写方式は、サーマルヘッドを構成する発熱抵抗
体の発熱量に応じて染料インクが昇華させられ、記録画
像が記録紙に転写記録されるものであり、入力される中
間調レベル信号により記録濃度が制御される。昇華型イ
ンクシートは１色の３原色であるＹ（イエロー）２Ｍ（
マゼンタ）、Ｃ（シアン）から構成され、上述したよう
な簡単な制御手順により良好なフルカラー記＠（中間調
記ａ）が行なわれる。

従来、前述した熱転写記録装置を含めたカラー画像記録
装置においては、原画に忠実に色再現することを目的と
していたが、ユーザの好みに応じて部分的（指定した領
域内）に色信号を任意に変化させる、例えば、原画に余
り熟していない青っぽいトマトやリンゴ等の果実があっ
たとすると、そのトマトのみの色を微妙に変化させる機
能を搭載した記録装置はなかった。ただし、限られた色
のうちから指定して別の色に変えることのできる色変換
機能をもったカラー画像記録装置は提案されているので
１次に、この装置について第５，６図により説明する。

第５図は例えば特開昭６３−４２５７９号公報に示され
た色変換機能を有した従来のカラー画像記録装置（カラ
ー複写機）の制御系を示すブロック図であり、図におい
て、１４ａはＣＰＵ、１４ｂはＲＯＭ、１４ｃはＲＡＭ
、１４ｄは点灯制御回路、１４ｅは操作・表示部である
。また、第６図（ａ）〜（Ｑ）は第５図に示した制御系
により行なわれる色変換処理の例を説明するための図で
、第６図（ａ）〜（Ｃ）において、ＢＫは黒色部、Ｂは
青色部、Ｒは赤色部、Ｗは白色部である。

第５図に示す装置を用いて色変換を行なうことにより、
文字色ＢＫ、地色Ｗとなっている第６図（ａ）に示す文
字“７”についての画像は、第６図（ｂ）、（ｃ）に示
すように異なる色の文字色、地色に変換することができ
る。このとき１色指定や色変換指令は、第５図の操作・
表示部１４ｅから行なわれる。例えば、色変換を行なう
場合には、操作・表示部１４ｅにおいて、色変換モード
を選択し、ＢＫ、Ｂ、Ｒの色を選択するとともに、選択
した色を地色としてセットするか文字色としてセットす
るか指定することで１文字色や地色を選択・指定して記
録紙に記録することができる。

ここでは、Ｂ、Ｒ，ＢＫの３色（Ｗは記録紙の地色）の
中から好きな色を選択し、文字色、地色として変換でき
る。

このように、第５図に示すカラー画像記録装置では、限
られた色（ここではＢ、Ｒ，ＢＫの３色）の中から色を
指定して別の色に変換することができる。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の色変換機能を有するカラー画像記録装置では、上
述のように限定された色の中からしか色を選定できない
ため、中間調記録の場合に指定された色を微妙に変化さ
せることは不可能であり、好みの微妙な色合いを表現で
きなかった。また。

従来装置では、文字色と地色との色しか変換できず、色
変換する領域を自由に指定することもできなかった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、容易な操作で、指定した領域のみを任意に微妙
に色変換させることのできるカラー画像記録装置を得る
ことを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係るカラー画像記録装置は、原画像もしくは
記録画像の任意の領域を指定する領域指定手段と、同領
域指定手段により指定された領域内の色を任意の色に変
換する色変換手段とをそなえたものである。

［作　　　用］ この発明におけるカラー画像記録装置では１色変換した
い領域が、領域指定手段により任意に指定され、指定さ
れた領域内について、使用者の好みに応じ、色変換手段
により任意の色合いに微妙に色変換することができる。

［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例によるカラー画像記録装置を示
す概略構成図であり、この第１図において、１は入力端
子で、この入力端子１には、例えば６ビツト構成の中間
調レベル信号が、カラースキャナあるいはパーソナルコ
ンピュータ等から、カラー画像信号を分離した色信号Ｙ
（イエロー）、Ｍ（マゼンタ）、Ｃ（シアン）ごとにこ
の順で面順次に転送されてくる。また、２は前記中間調
レベル信号に応じた記録濃度が出力されるようにサーマ
ルヘッド駆動信号を出力するサーマルヘッド制御手段、
３はこのサーマルヘッド制御手段２からの駆動信号を受
けて動作するサーマルヘッドである。

そして、４〜６は本発明の特徴的な部分で、４は原画像
もしくは記録画像の任意の領域を指定すべく領域指定情
報をサーマルヘッド制御手段２へ出力する領域指定手段
、５はこの領域指定手段４により指定された領域内の色
を任意の色に変換すべく色変換情報をサーマルヘッド制
御手段２へ出力する色変換手段、６はこれらの領域指定
手段４および色変換手段５を操作するための操作パネル
である。

また、第２図は領域指定のための操作説明図であり、こ
の第２図において、２０は原画像もしくは記録画像、２
１は表面に方眼目（スケール）２１ａを印刷された透明
なスケールシートである。さらに、第３図は領域指定や
色変換の際に使用する操作パネル６の概略図であり、こ
の第３図において、３０はＹ色（イエロー）選択ボタン
、３１はＭ色（マゼンタ）選択ボタン、３２は０色（シ
アン）選択ボタン、３３は領域指定ボタン、３４は色変
換ボタン、３５はテンキー、３６はＲ色（赤色）選択ボ
タン、３７はＧ色（緑色）選択ボタン、３８はＢ色（青
色）選択ボタン、３９はＢＫ色（黒色）選択ボタンであ
る。

次に、上述した実施例装置の動作および操作手順につい
て説明する。まず、原画像もしくは記録画像２０におい
て１色を変換したい部分の領域を指定する。具体的には
、第２図に示すように、画像２０の右上端をスケールシ
ート２１の右上端Ａに一致させてセットする。そして、
スケールシート２１の表面に印刷された方眼目２１ａに
より、指定領域に対応する座標を読み取る。なお、その
座標は、原点基準を画像２０の右上端とする絶対座標表
現を用いる。ついで、第３図に示すような操作パネル３
上の領域指定ボタン３３と読み取った座標に対応するテ
ンキー３５とを順次操作することにより、その領域を指
定するための情報が領域指定手段４へ送られ領域指定が
行なわれる。

領域指定が終了した後には、色変換操作を行なう。色変
換の基本的な方針は、色変換手段５によりＹ、Ｍ、Ｃ各
色の中間調レベル信号の増減を行なうことで、記録濃度
を変化させることである。

具体的には１色変換ボタン３４を操作した後、Ｙ色選択
ボタン３ｏを押してから濃くする量に応じてテンキー３
５から数値を入力する。例えば、テンキー３５から１十
′および′５′のキーを順次入力した場合には、領域指
定部分のＹ色に対応する中間調レベル信号に′５′に対
応する濃度が加えられ、記録画面はＹ色が濃く変換され
て出力される。同様に、Ｍ色選択ボタン３１．Ｃ色選択
ボタン３２．Ｒ色選択ボタン３６．Ｃ色選択ボタン３７
、Ｂ色選択ボタン３８．ＢＫ色選択ボタン３９を操作す
ることで、所定の濃度を指定するための情報が色変換手
段５へ送られ、指定領域を任意の色に変換でき微妙な色
再現が可能になる。

ところで５本実施例の装置の動作を第１図に基づき説明
すると、入力端子１に入力された中間調レベル信号は、
サーマルヘッド制御手段２に入力される。このサーマル
ヘッド制御手段２には、前記中間調レベル信号の他に、
領域指定手段４の出力である領域指定情報と、色変換手
段５の出力である色変換情報とが入力される。

ここで、領域指定情報と色変換情報とは以下のようにし
て生成される。操作パネル６から入力された領域につい
ての座標情報は、領域指定手段４に入力され演算され、
具体的な内容としては、指定された領域内であるときは
領域指定情報とじて“１′が出力され、領域外であると
きはｔ　Ｏｊが出力される。サーマルヘッド制御手段２
において、領域指定情報が′０′のときには、入力され
た中間調レベル信号を変化させないようにする。これに
対し、領域指定情報が′１′のときには１色変換手段５
の出力である色変換情報に応じて中間調レベル信号を変
換させる。

一方、色変換情報は、操作パネル６で入力された色と数
値とに基づき色変換手段５で処理されて生成される０色
変換情報は、符号ビットと数値ビットとに分けられてお
り、例えば操作パネル６のテンキー３５から＃　Ｙ　ｌ
　　＃　＋　ｌ　　ｔ　５１が順次入力された場合には
、Ｙ色の印字時に中間調レベル信号を１５′に対応する
濃度だけ増加させる指令であるので、色変換情報は、符
号ビットが゛１′数値ビットが′５′として、サーマル
ヘッド制御手段２に入力され、指定領域内のＹ色の濃度
を濃くする。逆に、テンキー３５からｌ　Ｙ　ｌ　　　
　ｊ′５′が順次入力された場合の色変換情報は、符号
ビットが′Ｏ′、数値ビットが１５′となり。

指定領域内の濃度は薄くなる。

サーマルヘッド制御手段２では、上述した中間調レベル
信号、領域指定情報および色変換情報に基づいて、サー
マルヘッド３の駆動信号を作成し、サーマルヘッド３へ
出力する。そして、サーマルヘッド３では、入力された
駆動信号に応じて記録画像を記録紙（図示せず）に記録
・形成する。

このように、本実施例の装置によれば９色変換したい領
域を、領域指定手段４により任意に指定でき、指定され
た領域内について、使用者の好みに応じ、色変換手段５
により任意の色合いに微妙に色変換して記録再現できる
ので、使用者の好みの色に原画像の色を変換でき、カラ
ー画像装置の利用範囲を大幅に拡大できる。

なお、上記実施例では、領域を指定する際にスケールシ
ート２１を用いて座標を読み取りその座標を操作パネル
６上のテンキー３５から入力するようにしたが、第４図
に示すように、透明タッチパネル４０を用いて所望の領
域を指定するようにしてもよい、以下に、第４図により
透明タッチパネル４０を用いた例を簡単に説明する。ま
ず、原画像もしくは記録画像を透明タッチパネル４０の
上に載置する。ここで、透明タッチパネル４０は、第４
図に示すように、短冊形をした透明導電性フィルム４１
を縦横に組み合わせ、互いに極わずかなエアギャップな
どを設けて短絡しないように構成されており、指などの
極小さな圧力操作で上部。

下部の電極が導通し、接触位置の座標が電気信号として
制御線４２に出力され、その抑圧位置の座標情報が領域
指定手段４へ出力されるようになっている。領域指定手
段４からの出力である領域指定情報は、上記実施例と同
様のもので、前述の通りサーマルヘッド制御手段２へ送
られる。具体的な操作手順としては１画像の上から指あ
るいはペン等で所定の領域位置を押圧指定するだけで領
域指定を行なえる。これにより、スケールシート２１を
用いるよりも簡単な手順で領域指定を行なえる。

また、上記実施例では、カラー画像の記録方式としては
、熱転写方式を用いているが、本発明は、これに限定さ
れるものでなく他の種々の方式が用いられる。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、色変換したい領域を
領域指定手段により任意に指定し、指定領域内について
１色変換手段により任意の色合いに色変換できるように
構成したので、使用者の好みの色に原画像の色を変換で
き、カラー画像装置の利用範囲を大幅に拡大できる効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるカラー画像記録装置
を示す概略構成図、第２図は本実施例における領域指定
のための操作説明図、第３図は本実施例の操作パネルの
概略図、第４図はこの発明の他の実施例である領域指定
手順を説明するための図、第５図は従来のカラー画像記
録装置の制御系を示すブロック図、第６図（ａ）〜（ｃ
）は従来の色変換処理の例を説明するための図である。 図において、２−サーマルヘッド制御手段、３−サーマ
ルヘッド、４−領域指定手段、５−色変換手段、６−操
作パネル、２１−＝スケールシート、４０・−透明タッ
チパネル。 なお１図中、同一の符号は同一、又は相当部分を示して
いる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラー画像信号を複数の色信号に分離し、分離された色
   信号ごとに現像して所望とするカラー画像を記録するカ
   ラー画像記録装置において、原画像もしくは記録画像の
   任意の領域を指定する領域指定手段と、同領域指定手段
   により指定された領域内の色を任意の色に変換する色変
   換手段とがそなえられたことを特徴とするカラー画像記
   録装置。