JPH02203820A - 水蒸気加熱装置 - Google Patents

水蒸気加熱装置

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JPH02203820A
JPH02203820A JP1025416A JP2541689A JPH02203820A JP H02203820 A JPH02203820 A JP H02203820A JP 1025416 A JP1025416 A JP 1025416A JP 2541689 A JP2541689 A JP 2541689A JP H02203820 A JPH02203820 A JP H02203820A
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JP
Japan
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water
container
sheet
exothermic agent
heating device
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JP1025416A
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Gentoku Kaneko
金子 玄徳
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Individual
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/34Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
    • B65D81/3484Packages having self-contained heating means, e.g. heating generated by the reaction of two chemicals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cookers (AREA)
  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、被加熱食品等を簡便に水蒸気により再加熱調
理するに適する水蒸気JJll熱装置の改良に関するも
のである。
(先行技術) 従来、被加熱食品等を水との水和反応熱を利用して加熱
する食品容器が提案されているが、食品全体を均等に再
加熱するためには水との水和反応熱により水蒸気を発生
させ、該水蒸気を利用して加熱するのが得策であり、そ
こで、本出願人は氷袋と発熱剤袋とをそれぞれ別個に封
入してエンジントレーに収納し、所望時に少なくとも氷
袋を開封して両者を接触させ、水和反応熱により水蒸気
を発生させる加熱装置を提案している。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、二つの袋体をエンジントレーに収納する
ため、加熱エンジンスペースが大きくなり、携帯用食品
容器に使用するにはあまり適当でない。
また、水と発熱剤とは均等に接触させなければ、局部的
に高温となり、均一加熱が行われず、また未反応部分が
生じたりして所望の加熱効率が得られないという問題点
がある。
そこで本発明は、携帯用食品容器に収納するに適する最
小形態でありながら均一加熱および加熱効率に優れる加
熱装置を提供することを課題とする。
(課題を解決するだめの手段) 本発明は、エンジントレー内に水と発熱剤とを常態にお
いて非接触態様で収容するにあたり、水中に発熱剤袋を
収容するようにすれば、最小の容積をもって加熱装置が
構成されるとともに、発熱剤袋を水が取り囲むように形
成される結果、所望時に水と発熱剤とが未反応部分を残
すことなく、均一に加熱できることに着目してなされた
ものである。
このような水によって発熱剤を包囲する形態を達成する
ためには、水をエンジントレーから漏水しないように密
封保持する必要があり、第1の発明はエンジントレー内
へ水を密封するに当たり、高分子フィルムからなる水不
透過性シートを用い、これを所望時に破断する形態で、
発熱剤を水不透過性シートにより形成された袋内に封入
して、平坦な上部開口容器(エンジントレー)内に水と
ともに収容する一方、該エンジントレー容器開口を水不
透過フィルムシートにより封鎖してなり、該開口封鎖シ
ートと上記発熱剤封入シートを上記容器の外部に一端が
露出したひも体を引っ張ることにより同時に切断し、露
出した発熱剤とそれを取り囲む水との水和反応により発
生ずる蒸気を上記容器開口の封鎖シート開封開口より上
方に放散させるようにしてなることを要旨とする水蒸気
加熱装置にある。
本発明において、発熱剤を密封するシートおよびエンジ
ントレー上部開口を封鎖するシートはいずれも水不透過
性であることは当然であるが、熱収縮性を有するのが好
ましい。なぜなら、水和反応時に水と発熱剤との接触を
促進し、かつその水蒸気のエンジントレー開口からの上
部放散を円滑に行わせるからである。特に、発熱剤密封
シートとしてはアルミニウム箔の表裏面を合成樹脂フィ
ルムにて被覆してサンドイッチ構造をなす水不透過性シ
ートにて密封すると、長期保存性に優れるので好ましい
また、発熱剤袋およびエンジントレー開口封鎖シートの
開封は種々の形態を採用してよく、本出願人が既に出願
している開封機構を採用するのが望ましい。
第2の発明はエンジントレー内へ水を密封するに当たり
、水和反応熱により溶融する低融点物質で水不透過性と
したシートを用いる形態で、発熱剤を水不透過性シート
により形成された袋内に封入して、平坦な上部開口容器
(エンジントレー)内に水とともに収容する一方、該エ
ンジントレー容器開口を上記水和反応の発熱により溶融
する低融点物質を含浸させて細孔を封止して水不透過性
となしたシートにより封鎖してなり、上記発熱剤封入シ
ートを上記容器の外部に一端が露出したひも体を引っ張
るごとにより切断し、露出した発熱剤とそれを取り囲む
水との水和反応により発生する蒸気を上記容器開口の封
鎖シートに含浸させた低融点物質を溶融させることによ
り透過性となし、該シートを介して上方に放散させるよ
うにしてなることを要旨とする水蒸気力1]熱装置にあ
る。
本発明において、エンジントレー開口を封鎖するシート
としては通水性を有する織布または不織布を基材として
構成されてよいが、低融点物質を含浸または被覆して不
通水性を有する表面コート層を形成する上で長繊維不織
布フィルタシートを基剤として用いるのが好ましい。ま
た、低融点物質としては初期の水和反応熱により溶融さ
せる必要があるため、60〜70°C程度の融点を有す
るパラフィン系高分子物質を使用するのが好ましい。
なお、発熱剤袋を開封する機構としては本出願人の既に
出願している種々の開封機構が採用することができる。
他方、上記加熱装置においては水不透過性シートにてエ
ンジントレー内に密封した水中に発熱剤袋を収容するた
めには、発熱剤袋の密封度(バリア性)を高める必要が
あるが、バリア性を高めると袋の破断性が悪くなる。そ
こで、本発明では、合成樹脂フィルム間にアルミ箔を内
挿してサンドイッチ構造をなす不透過性シートを用い、
袋の破断性を落とすことな(長期にわたり水中密封度を
維持できるようにした発熱剤袋を第3の発明として提供
するものでもある。
アルミ箔自体には高いバリア性が認められるが製品欠陥
としてピンホールが存在する場合があるので、その表裏
面を高分子フィルムにてサンドイッチ形態に重層させる
必要がある。しかもその表裏面の少なくとも何れか一方
にはバリア性を有するKPET (ポリ塩化ビニ977
士ポリエステル材)を被覆するのが好ましい。
なお、本発明に係る発熱剤袋は水中密封形態に使用する
ことができるものとし゛(開発されたが、氷袋と発熱剤
袋とを併置する加熱装置にも適用できるものである。
(作用) 本発明によれば、水蒸気加熱装置として必要な水と発熱
剤とを分離して収納するにあたり、エンジントレー内に
密封収容した水内に発熱剤袋を収納するので、発熱剤袋
を取り巻くスペースの隅々まで有効に利用されて加熱装
置として最小のエンジンスペースに構成することができ
ると同時に、発熱剤を水が包囲するので、発熱剤と水と
の接触が均一化し、かつまた未反応部分を残すことがな
いので加熱効率の向上が図れる。
しかも、発熱剤袋はアルミニウム箔を合成樹脂フィルム
にてサンドイッチ形態に重層してなるシートを使用して
密封されるため、所望時における破断性を害することな
い薄いシートでありながら、同等の合成樹脂フィルムで
は達成できない水不透過性を示すものであるため、長期
水中内での密封に耐え、長期にわたり加熱装置の作動安
定性を保持することができるとともに、発熱剤の保存時
における異常発熱を完全に抑制することができるため、
製品保存の安全性を高めることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明に係る加熱装置5は、第1図に示しており、発熱
剤袋7と糸状開封部材10とエンジントレー6とからな
り、水袋9と共にエンジントレー6に収容され、不通水
性シート11により密封されて構成するもので、この加
熱装置は被加熱物を加熱する加温容器1に収納される構
成となっている。
加温容器1は、食品用のカップ食品容器であって、第1
図に示すように、容器本体2と、該容器本体に配設され
た内容器3とを備えている。上記容器本体2は、上面開
放の略方形箱体で、発泡スチロールからなり、上部の開
口から内容器3が嵌入される。そして、上記開口の周縁
2aには、縁部2bが形成されており、この縁部に内容
器3の嵌合部3bが嵌合される。なお、上記縁部2bの
端縁は、図示省略しているが、緩やかな凹凸状に形成さ
れ、該端縁と上記嵌合部3bの端縁との間に小間隙Gが
生じるようになっていて、該小間隙から外気を容器3内
に導入可能となっている。
内容器3も略方形で、上面に開口を有しており、プラス
チック材により一体形成されている。そして、底板3a
に被加熱食品物が収納される一方、外周縁に設けられた
嵌合部3bに開口を覆う蓋体4が嵌合されるようになっ
ている。なお、上記嵌合部3bには、全周にわたり所定
間隔を有して係止リブ3cが突設されている。また、上
記底板3aは、断面が波状に形成されて表面積を大とし
ており、熱伝導を効率的に行う形状とされている。
さ゛らに、底板3aの谷部および頂部には、それぞれ透
孔3dが形成されており、加熱装置5の発熱作用によっ
て生じた高温蒸気を多数の透孔3dがら内容器2側に上
昇させるようになっている。蓋体4は、前記内容器3の
外形に等しく形成されたプラスチック製で、外周縁には
嵌合部4aが形成されている。そして、内容器3の嵌合
部3bに蓋体4が嵌合されることによって、前記両容器
23の開口を覆い、かつ加温容器1に密封空間1aを形
成するものである。
上記加熱装置5は、エンジントレー6に収容された発熱
剤袋7とその破袋装置8とを具備して構成されている。
前記エンジントレー6は、上方開口の皿状容器で、発泡
スチロール材に耐熱ラミネート加工を施してなる材料か
らなり、加熱装置用水9と発熱剤袋7とからなる発熱源
の発熱による容器本体2の溶融変形を防止可能であると
共に、下方への熱拡散を防止可能となっている。そして
、このエンジントレー6の開口面6aは、防湿性および
防水性に優れた材料、例えば塩化ビニールフィルム等の
不通水性シート11によって覆われ、収容される水9が
エンジントレー6外に漏出しないようにエンジントレー
6の外周縁6cにヒートシール等により密封されている
。上記発熱剤袋7は、水和反応により発熱する生石灰〔
酸化カルシウム(CaO)〕等の発熱剤を、被加熱物を
加熱するに必要な所定量充填しており、密封性に富むア
ルミ箔内挿フィルムシートにて形成されていて、前記エ
ンジントレー6の底面6bに載置され、その両端7a、
7bは上記不通水性シート11のエンジントレー6の外
周縁6cにヒートシール等により密封する際に同時にエ
ンジントレー外周縁6Cに密着させる。詳しくは、第2
図に示すように該シートは9〜12μのアルミ箔71の
表裏面に15〜20μのポリエチレン(PE)フィルム
72.73を積層してサンドイッチ構造となし、その上
にバリア性の高い、例えばポリ塩化ビニリデン、ポリエ
ステル樹脂コート74を施してなる。
上記発熱剤袋の破袋装置8は、第1図に示すように、発
熱剤袋7と糸状開封部材10とからなり、前記エンジン
トレー6の上部に配置されている。
発熱剤袋7は、熱収縮性を有すると共にバリア性(密封
性)を有する上記切断容易なフィルムにて形成され、両
端部7a、7bをエンジントレー外周に密着させている
ので、切断方向始端側端部7bには上記開封部材10が
巻回される切込の部7Cが設けられている。
糸状開封部材10は、ナイロンやビニール等の糸状物や
麻紐等を輪状にして形成され、前記加温容器1の外方に
引出し可能な所定の長さを有している。そして、この糸
状開封部材は、第1図に示すように、前記発熱剤袋7の
一端部7aから下面7eに至り、発熱剤袋7の他端部7
bにその切り込み部7cを経て掛は廻され、そして、前
記エンジントレー6の外周縁6cから引き出され、不通
水性シート11の上面に沿って糸状開封部材10は容器
本体2と内容器3との間を通されて、加温容器の外方に
臨出させている。なお、エンジントレー6の外周縁6C
には不通水性シー)11がヒートシールされるため、そ
の溶着強度が強いと、開封時にがかる溶着部において糸
状開封部材10が切れ、開封作動が不首尾となるおそれ
がある。
そこで、第6図に示すように、エンジントレー6の外周
縁6cと不通水性シート11とのヒートシール溶着部に
挟持される開封部材10の部分10aには剥離物質を加
工して不通水性シート11の密封性を害することなく、
開封作動時には開封部材10が容易に剥離するように工
夫するのがよい。
また、この引き出し端10bは、加温容器1の外側面に
仮接着しておくのが好ましい。
本実施例の破袋装置8および加熱装置5は、以上のよう
な構成であり、使用に際しては、加温容器1にセットさ
れる。そし゛て、ごの加温容器には、例えば加温に適し
た焼そば等の食品が収納されて、内容器3には蓋体4が
施蓋される。
次に、上記加熱装置の発熱作用について説明する。
まず、加温容器lから臨出した糸状開封部材10の他端
部10bを第3図に示す矢印方向に引っ張ると、エンジ
ントレー6の一体部6C側が引張力を受けて、開口面6
aを覆う不通水性シート11の端縁中央が亀裂する。続
いて、エンジントレー6に固着された発熱剤袋7の一端
部7bが、不通水性シート11とほぼ同一部分で亀裂す
る。このとき、発熱剤袋7の一端部7bには、細い糸状
開封部材10の引張力が集中して加えられるので、亀裂
はせん断状態でなされ、強い引張力を要せずして一端部
7bが容易に破られる。これにより、発熱剤袋が不通水
性シー)11と共に、一端部7a側から他端部7b側ま
で引張力方向に開封される(第4図参照)。従って、発
熱剤袋7は中央から大きく開封される。すると、発熱剤
袋7の全周囲を取り巻く水9が発熱剤袋7内に浸入して
略全面に水が接触し、発熱剤の水和反応によって高温蒸
気が発生する。この隙、エンジントレー6にワ納された
発熱剤は、発熱剤袋7にて外気との接触が遮断されてい
たので、発熱剤袋を取り巻く水の吸い込みによる異常発
熱が防止されており、高温蒸気は被加熱物の加熱に必要
な適量が発生する。
そして、この高温蒸気により、発熱剤袋7および不通水
性シート11が収縮し、第5図に示すように、エンジン
トレー6の内壁側に収束して加熱装置の開口面6eが大
きく開口される。続いて、この開口から放散される高温
蒸気は、第1図に示す内容器3の底板3aに設けた透孔
3dから上昇して加温容器1の密閉空間1aに充満する
。これにより、被加熱食品は加熱むらがなく、十分に加
熱調理される。また、焼そば麺等は、加熱むらなく適温
に加熱調理されるから、熱湯による加熱調理では得られ
ない旨みを醸し出すことができる。
第7図は不通水性シート11に変え、第8図に示すよう
に、長繊維のフィルタネ織布を基材とし、それをパラフ
ィン径の60〜70°Cにおいて溶融可能な低融点物質
を含浸させて表面コート層12aを形成してなる不通水
性シーI・12を使用する実施例を示す。本実施例では
常態においてはかかる不通水性シート12がエンジント
レー6の外周縁6Cにヒートシールされてトレー内部に
水を密封しているが(第7図(a)参照)、開封部材1
0により発熱剤袋7を所望時に開封ずれば、発熱剤と水
との反応熱により不通水性シート12の表面コート層1
2aが溶融して通水性を有する不織布基材が露出するた
め、自動的に不通水性から通水性に変換するため、シー
ト12は開封せずとも下方から高温水蒸気が透過して上
昇しく第7図(b)参照)、所定の加熱作用を果たすこ
とになる。また、本実施例においては水和反応の初期に
活火山のように反応水が突噴して上方に飛散することが
あっても基材シートのフィルタ性により遮断されるため
、被加熱食品に付着されることがない。なお、他は第1
図に示す部材と同一部材は同一機能を果たすので、同一
部材には同一番号を付すが、開封部材10は不通水性シ
ート12を開封することなく、発熱剤袋7を開封するだ
けであるから、一端部7aから下面eを経て他端7bに
至りその切り込み部7Cを介して上面7dに掛は廻され
、上面dを経て一端部7aに戻り、エンジントレー6の
外周縁6Cから取り出されている。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明によれば、エンジ
ントレー内に水と発熱剤とを常態において非接触態様で
収容するにあたり、水中に発熱剤袋を収容するようにし
たので、発熱剤袋を取り巻くスペースの隅々まで有効に
利用され、エンジントレー内に氷袋と加熱剤袋とを収納
する場合に較べ、最小の容積をもって加熱装置が構成さ
れるとともに、発熱剤袋を水が取り囲むように形成され
る結果、氷袋と発熱剤袋とが別体となっている場合のよ
うに水と発熱剤とが未反応部分を残すおそれがなく、均
一に接触して発熱でき、携帯用食品加熱容器の水蒸気加
熱装置として優れたものとなる。
他方、上記加熱装置において、水不透過性シートにてエ
ンジントレー内に密封した水中に発熱剤袋を収容するに
あたり、合成樹脂フィルム間にアルミ箔を内挿してサン
ドイッチ構造をなす不透過性シートを用いるようにした
ので、所望時における破断性を害することない薄いシー
トでありながら、同等の合成樹脂フィルムでは達成でき
ない水不透過性を示すものであるため、長期水中内での
密封に耐え、長期にわたり加熱装置の作動安定性を保持
することができるとともに、発熱剤の保存時における異
常発熱を完全に抑制することができるため、製品保存の
安全性を高めることができ、水中密封形式の加熱装置用
発熱剤袋として極めて適当なものとなる。
なお、本発明に係る発熱剤袋は実施例では水中密封形式
の加熱装置に用いるものとして説明したが、それ自体長
期保存性に優れるものであるため、本出願人が出願済の
種々の加熱装置、即ち氷袋と発熱剤袋を併置する形式の
ものの、発熱剤袋としても充分に使用できる。要するに
、本発明に係る発熱剤袋は保存時の異常発熱を防止する
ことができるため、火災の要因となる本製品にとって極
めて安全性に高いものであって、その実用価値は図り知
れない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る第1の構成の加熱装置を収納した
食品加温容器の水和反応前(a)および後(b)の状態
を示す断面図、第2図は発熱剤袋シートの形態を示す断
面図、第3図〜第5図は第1図に示す本発明に係る加熱
装置の開封工程を示す斜視図、第6図は第1図に示す開
封部材のエンジントレーおよびその開口封鎖シートとの
間の挟持状態を示す断面図、第7図は本発明に係る第2
の構成の加熱装置を収納した食品加温容器の水和反応前
(a)および後(b)の状態を示す断面図、第8図はそ
のエンジントレー開口の封鎖シートの形態を示す断面図
である。 1−−−−一食品加温容器、 5−−−一加熱装置6・
−−一−−−エンジントレー、7 =−−一−−発熱剤
袋8−−−一開封装置、   9− 水 1 (1−−−一開封部材、 11および12−−−−−一水不透過性シート2、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水と該水との水和反応により発熱する発熱剤とを
    所望時に接触させて発熱させ、水蒸気を発生させる加熱
    装置において、 上記発熱剤を水不透過性シートにより形成された袋内に
    封入して、平坦な上部開口容器内に水とともに収容する
    一方、該容器開口を水不透過フィルムシートにより封鎖
    してなり、該開口封鎖シートと上記発熱剤封入シートを
    上記容器の外部に一端が露出したひも体を引っ張ること
    により同時に切断し、露出した発熱剤とそれを取り囲む
    水との水和反応により発生する蒸気を上記容器開口の封
    鎖シート開封開口より上方に放散させるようにしてなる
    ことを特徴とする水蒸気加熱装置。
  2. (2)発熱剤をアルミニウム箔の表裏面を合成樹脂フィ
    ルムにて被覆してサンドイッチ構造をなす水不透過性シ
    ートにて密封してなる請求項(1)記載の加熱装置。
  3. (3)水と該水との水和反応により発熱する発熱剤とを
    所望時に接触させて発熱させ、水蒸気を発生させる加熱
    装置において、 上記発熱剤を水不透過性シートにより形成された袋内に
    封入して、平坦な上部開口容器内に水とともに収容する
    一方、該容器開口を上記水和反応の発熱により溶融する
    低融点物質を含浸または被覆させて細孔を封止して水不
    透過性となしたシートにより封鎖してなり、上記発熱剤
    封入シートを上記容器の外部に一端が露出したひも体を
    引っ張ることにより切断し、露出した発熱剤とそれを取
    り囲む水との水和反応により発生する蒸気を上記容器開
    口の封鎖シートに含浸または被覆させた低融点物質を溶
    融させることにより透過性となし、該シートを介して上
    方に放散させるようにしてなることを特徴とする水蒸気
    加熱装置。
  4. (4)発熱剤をアルミニウム箔の表裏面を合成樹脂フィ
    ルムにて被覆してサンドイッチ構造をなす水不透過性シ
    ートにて密封してなる請求項(3)記載の加熱装置。
  5. (5)発熱剤をアルミニウム箔の表裏面を合成樹脂フィ
    ルムにて被覆してサンドイッチ構造をなす水不透過性シ
    ートにて密封してなる長期保存性に優れる水蒸気加熱装
    置用発熱剤袋。
JP1025416A 1989-02-02 1989-02-02 水蒸気加熱装置 Pending JPH02203820A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6948490B2 (en) * 2001-04-24 2005-09-27 Thermotic Developments Limited Steam generator
CN104670715A (zh) * 2015-02-11 2015-06-03 郭东亮 一种自加热水瓶
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KR20180103261A (ko) * 2017-03-09 2018-09-19 (주)디자인엑스투 자체 발열 기능을 갖는 음료용기

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