JPH0220284A - パン酵母及びそれを含有したパン生地 - Google Patents

パン酵母及びそれを含有したパン生地

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JPH0220284A
JPH0220284A JP16975188A JP16975188A JPH0220284A JP H0220284 A JPH0220284 A JP H0220284A JP 16975188 A JP16975188 A JP 16975188A JP 16975188 A JP16975188 A JP 16975188A JP H0220284 A JPH0220284 A JP H0220284A
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yeast
baker
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yeasts
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大宅 甲三
Sueo Iwasaki
岩崎 末男
Yoji Hisada
久田 洋二
Kan Hirakawa
平川 完
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新しいタイプのパン酵母及びそれを含有した
パン生地に関し、更に詳しくは食塩耐性を有し且つアル
コール耐性を有しないパン酵母、及びそれを含有してな
るパン生地に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
近年、製パン業界では冷凍生地法によるパンの製造が、
製パン工程の合理化及び焼きたてパンの供給という2つ
の大きな長所から注目されている。
しかし乍ら、冷凍生地の場合、イーストが冷凍により死
滅し醗酵力が低下したり、死細胞からの還元性物質が出
て生地がダしたりすることにより、できたパンの品質が
低下するという問題があり、また砂糖や油脂骨の多いリ
ッチなパンではイーストの保護効果があるが、逆にリー
ンなパンでは保護効果が少ないことから、冷凍生地の利
用がリッチな生地に限られるという問題があった。この
問題を解決せんとして、製法上の工夫や冷凍耐性の強い
酵母を使用するなどの改善がなされているが、いまだ十
分な解決には至っていないのが現状であ〔問題点を解決
するための手段〕 本発明者らはかかる実情に鑑み鋭意研究の結果、食塩耐
性を有し且つアルコ−ル耐性を有しない酵母を用いるこ
とにより、」二記問題点が解消されることを見出し、本
発明を完成させたものである。
即ら、本発明の第1は、→ノ°ノカロミセス属に属し、
食塩耐性を有し且つアルコール耐性を有しないパン酵母
を、本発明の第2は、前記パン酵母を含有してなるパン
生地をそれぞれ内容とするものである。
本発明における食塩耐性とは、N、J、Wクレーガヴア
ン・リジの「ザ・イース1−・ア・タキソノミソク・ス
タデイJ  (N、J、W、KreHer−van R
4j”The yeasts a taxonomic
 5tudy”、  Elsvier 5cience
 r’ublishers、 Amsterdam、 
1984)に記載の方法に準じ、以下の条件を満たずも
のを言う。
イーストカーボンヘース(Difco社製)1.17g
、(Nlla) zsO40,5g、水100 rnl
からなる培地を試験管に5 Jづつ分注し、120°C
で20分間殺菌したものに、スラントから1白金耳移植
して、28℃で2日間培養する。次に、グルコース5g
、食塩10g1イーストナイトロジエンヘース0.67
g、水100gからなる培地を試験管に5mffづつ分
注し、120°Cで20分間殺菌した培地に、上記培養
液をQ、l ml移植し、28℃で21日間培養し、O
D660nmの吸光度が1.0以上の株を食塩耐性があ
るものとした。
アルコール耐性は、エタノール11%を含む下記の培地
中で30°Cで10日間静置培養した培養液の660m
μにおける吸光度が培養開始時の660mμにおける吸
光度の5倍以上あるものをアルコール耐性があるものと
した。
市販の酵母について、食塩耐性及びアルコール耐性を横
側した結果を第1表に示す。
培地組成ニ ゲルコース        5   (g /100m
ff )Kll□PoaO,2 CaCIz ・2H200,01 MgSO4・711□o        O,05(N
l14) zsOa Casain  hydrolyzateMnSO4・
 aq FeCI I −’aq ZnSO,aq。
チアミン ピリドキシン パン1テン酸Ca ナイアシン イノシト−ル リボフラビン パラアミノ安息香酸 ビオチン 0.25 0.1 0、1  (mg/100mff1) 0.05 0.03 0.1 0.1 0.1 0.1 0.4 0、Ol 0.05 0.5 第    1    表 表中、+:耐性あり :耐性なし 本発明に用いられる酵母としては、」二記第1表に示し
た3−2−7C(微工研条寄第1630号)等が好適に
用いられる。この菌株は後の実施例で述べる細胞融合法
で得られたものであるが、本発明においては細胞融合の
みならず自然界から得られたものも含まれることは当然
であり、また細胞融合法も、リジン要求性と呼吸欠損と
いうマーカーを用いた例に限定されるものではなく、相
補するものであればどのようなマーカーの組合わせを用
いてもよい。また、融合の効率によってはマーカーを付
与しないで実施することも可能である。
〔作用・効果〕
本発明によれば、従来、冷凍生地技術を用いることが困
難であったリーンな生地での冷凍生地の応用が可能とな
る。かくして、従来デニソシュ、クロワツサンなどのリ
ンチな生地での応用が主体であったが、食パンなどでも
冷凍生地が可能となり、その意義は極めて大である。
〔実施例〕
次に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、
本発明はこれらにより何ら制限されないことは云うまで
もない。
実施例 現在、−mに用いられているパン酵母は、一部の例を除
き、2(i’4体が多く、またザノカ「!ミセス・セレ
ビシェKNK−1103(IFO10429)も2倍体
であるため、一般の方法では融合株取得のためのマーカ
ーをつけにくい。
本発明では、エチルメタンスルホネート(EMS)によ
る変異処理を行い、リジン要求性株のめが生育できるα
−アミノアジピン酸含有培地で選択する方法(F、Sh
erman et、 al、 Methods in 
Yeast Genetics)で、リジン要求性変異
株をパン酵母サツカロミセス・セレビシェKNK−11
02(IFo 10428)から得た。
別に、エチジウムブロマイド(EB’)による変l処l
lにより、サツカロミセス・セレビシェKNK1103
 (IFO10429)の呼吸欠損変異株を得た。
この菌株をIPD液体培地(酵母エキス1%、ポリペプ
トン2%、グルコース2%)で別々に前培養を行った後
、分離洗浄し、ザイモリエイス100T(生化学工業)
10μg/mpで、β−メルカプトエタノール1mM存
在下で30℃、30分処理してプロトプラスト化し、菌
株を混合して分離洗浄し、33%ポリエチレングリコー
ル−6000(50mM CaC1zを含む)ン容液で
30℃、45分処理して融合を行った。更に、洗浄後、
選択培地(イーストナイトロジエンベース(−10アミ
ノ酸)  (Difco社製)、0.67%、グリセロ
ール2%、寒天2%、ソルビトール18.2%)にまき
、27℃、7日間培養し、生したコロニーを分離したと
ころ、第2表に示すように、菌株の大きさ、DNA含量
などから考えて融合株と思われる株(32)が得られた
。尚、この株は胞子形成能を有していた。
この3−2株を、胞子を形成させマイクロマニピュレー
ターによる単胞子分離を行って胞子株32−70を得た
第3表に親株であるサツカロミセス・セレビシェKNK
−1102(IFo 1042B)、勺ソカロミセス・
セレビシェKNK−1103(IFo 10429)と
その融合株3−2、その胞子株3−2−7 C(FER
M BP、1630)の性質をまとめて示す。
尚、食パン生地の冷凍耐性は下記に示す方法によった。
配合;小麦粉   300(g)    100(χ)
砂糖     1511    5〃 食塩      5 //      2 //油脂 
    15・     5 //イースl−15〃 
    5〃 イーストフード 0.3 l10.1 〃水     
  186(mf)     62〃ミキシング L2
111 こね上げ温度 25±1℃ ヘンチタイム(前酪酵)  30°C140分操作: 生地分割  170gX3 (非冷凍区) 170gの生地をイースト工業会法で用いるシリンダー
で生地容積が38℃下で600+++ffになるのに要
する時間(分)を測定した。
(冷凍図) 170gの生地を一20°Cで冷凍保存し、10日及び
20日後にそれぞれ取り出し、30℃、2時間解凍して
、同様に600dになるのに要する時間(分)を測定し
た。数値が小さいほど良好である。
第3表から明らかなように、一般のパン酵母は食パン生
地での冷凍耐性が低いが、その融合株32は良好であり
、融合株胞子株33−2−7C(FERBP−1630
)はさらに良好である。
特許出願人 鐘淵化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、サッカロミセス属に属し、食塩耐性を有し且つアル
    コール耐性を有しないパン酵母。 2、サッカロミセス属に属し、食塩耐性を有する酵母と
    、サッカロミセス属に属し、アルコール耐性を有しない
    酵母との細胞融合により得られる融合株である請求項1
    記載のパン酵母。 3、融合株の胞子株である請求項2記載のパン酵母。 4、融合株が3−2−7C(微工研条寄第1630号)
    である請求項3記載のパン酵母。 5、請求項1乃至4のいずれかの各項記載の酵母を含有
    してなるパン生地。 6、パン生地が冷凍パン生地である請求項5記載のパン
    生地。
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WO2001021763A1 (fr) * 1999-09-22 2001-03-29 Kaneka Corporation Levure de boulangerie et pates contenant cette levure

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