JPH02201385A - 画像記録装置の制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真方式の画像記録装置の制御方法に関
する。

〔従来の技術〕

例えばＳｅ系感光体を備えた電子写真方式の画像記録装
置では、第２図に示すように感光体の表面温度の上昇に
伴い線２１で示す帯電位が低下し、これに暗減衰の温度
依存性が加味し、現像部電位は線２２に示すように次第
に低下する。従って一定の帯電電流値で感光体の帯電を
行うと高温側で現像部電位が所望の値を大きく下回り画
質の低下を招く、この傾向は低速機程著しい。

この問題を解決する方法として、あらかじめ平均的な感
光体の帯電位の温度依存性および暗減衰の温度依存性を
調べておき、環境温度の如何にかかわらず、現像部電位
の初期値（繰り返し印字を行う前の初期の値）が所望の
値となるように帯電ｉｔ流を制御するプログラムと帯電
直後に設けた表面電位を測定する装置（以下表面電位測
定装置と言う）による電位フィードバック機構とを用い
て帯電位を初期の値に一定させ、現像部電位を所望の値
に保持しようとする制御方法がある。またこれとは違っ
て、表面電位測定装置を現像部付近に設置し、現像部点
での表面電位が一定となるように電位フィードバックを
行う制御方法がある。

〔発明が解決しようとする課題〕

前者の制御方法では、プログラムが感光体の帯電位およ
び暗減衰の温度特性の平均値をもって作られており、個
々の感光体におけるばらつきを考慮に入れていないため
制御が不十分になるものが生じる。また、第３図に示す
ように初期の現像部電位は所望の値りに制御されていて
も繰り返し印字を行うと、帯電位は線３１のようにほぼ
一定でも、感光体の疲労により暗減衰が増大し、現像部
電位が線３２に示すように所望の４Ｉ！、Ｄから徐々に
離れて行ってしまう。

一方後者の制御方法では、現像器の帯電トナーが表面電
位測定装置に付着し、電位測定装置が故障し易く信転性
も失われ易い、さらには非印字領域を検出するため、実
際の印字領域の現像部電位とのずれが繰り返し印字にお
いて生じてくる。

本発明の課Ｊは、繰り返し印字あるいは印画を行っても
印字領域の現像部電位の変動が生じない画像記録装置の
制御方法を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題の解決のために、本発明は、予め感光体表面
温度と暗減衰率の二つの値によって推定される現像部電
位変動および現像部電位変動をなくすための帯電′ｒ！
ｉ流制御データが記録されており、この記録データと、
帯電器および帯電器直後に設けた表面電位測定装置によ
り算出される暗減衰率データと、感光体表面温度測定装
置により検出された感光体表面温度の測定データとに基
づいて現像部電位が一定になるように制御するものとす
る。

〔作用〕

本発明は、感光体の表面温度と初期の暗減衰率の二つの
値によって、繰り返し印字による電位変動が推定でき、
さらに電位−変化のための帯電電流制御データを決定で
きることに着目したもので、予め記録されたこの制御記
録データと印字開始時に得られる暗減衰率および感光体
表面温度の測定電流とに基づいて、帯電器への供給電流
を制御し、現像部電位を一定にする。

〔実施例］ まず−船釣な画像記録装置の概略について述べる。第４
図において円筒状の感光体１が図示していない駆動系に
よって矢印へ方向に回転すると、帯電器２によって感光
体１の表面が帯電され、この帯電部分に矢印Ｂで示すよ
うに原稿が像露光される。この潜像が現像装置３を通過
する際トナーによって可視像化され、転写位置へ至る。

転写位置ではトナー像と同期するように図示していない
用紙が搬送され、この用紙に転写器４によってトナー像
が転写される。転写後の用紙は、分離器５によって感光
体１から分離され、図示していない定着器を介して機外
へ排出される。転写後の感光体１には残留トナーが付着
しており、このトナーはクリーニング装置６によって清
掃される。また残留電荷は除電器７によって除去される
。

このように構成された電子写真方式の画像記録装置は公
知である。感光体１は第５図（ａ）に示すように、導電
性基体１１の上に感光層１２を有し、第５図（ロ）のよ
うに、抵抗Ｒ，コンデンサＣの並列回路として現すこと
ができる。また感光体１は環境が変わる等により帯電特
性、特に感光体の電荷保持能力に変化が生じ、例えばセ
レン系の感光体では温度上昇に伴い電荷保持能力が低下
する。すなわち、電位減衰係数が大きくなり、従って画
像品質維持に悪影響を及ぼすことは先に説明した。そし
て、この場合の電位減衰係数の変化は暗減衰率の変化を
意味し、上記回路の抵抗Ｒ分の変化によって起きると考
えられる。この暗減衰は、感光体の材料物性（空間電荷
密度）によって決まる。従って暗減衰は、空間電荷が原
因で生じる繰り返し印字による電位変動と密接に関係し
ている。第６図（ａ）、（ｂ）において線４１，４２．
４３はそれぞれ感光体［！、Ｆ。

Ｇの帯電位、線５１．５２．５３はそれぞれ感光体Ｅ、
　Ｆ、　Ｇの現像部電位を示し、Ｅは暗減衰率９０％、
Ｆは暗減衰率８５％、Ｇは暗減衰率８０％の感光体であ
る。

第６図（萄に示したように暗減衰率の大きい感光体程現
像部電位変動が大きい、これらの電位変動を抑えるには
第５図（ロ）に示したようにそれぞれの感光体に応じた
帯電制御を行えばよい。

以下、本発明の一実施例を第１図を引用して説明する。

この図において部分１〜７は第４図の同一符号に付した
部分と共通である。その他に、感光体の表面温度を検出
する表面温度測定プローブ８、表面電位検出手段である
表面電位測定プローブ９が感光体ｌの周りに配置されて
いる。この他帯電電流制御手段１０として暗減衰算出装
置、電流制御回路、補正情報記憶回路、高圧電源および
電流計も備えており、補正情報記録装置に接続される連
続記録枚数カウント装置を備えている。なお、補正情報
回路には前述の感光体表面温度と暗減衰率の値によって
定められる電位制御データ　（例えば第６図０）））が
メモリされている。

この装置によって感光体１による画像記録を制御する際
には、暗減衰算出装置は表面電位測定装置から得られた
電位データをもとにその時の感光体の暗減衰率を算出す
る。ここでは、現像部電位を所定の値にするのに必要な
帯電電流値も計真し、このデータを信号として電流制御
回路に出力する。

これによって初期時の帯電電流制御が行われる。

なお、この時点で感光体の表面温度および暗減衰率の二
つのデータは補正情報記憶回路に入力されており、これ
に適した電位制御データが格納されたメモリの中から選
ばれ以後の繰り返し印字毎の帯電電流制御に適用される
。これによって現像部電位は常に一定に保たれる。

次に暗減衰率の測定方法を説明する。この暗減衰率は転
写極および分離極の影響によって多少異なるためまず帯
電器、転写極および分離極、さらに除電器をオンした状
態で感光体を１〜２回回転する０次に帯電器のみをオン
し、感光体を１回転させ、初期時の■。と１回転したＸ
秒後の電位Ｖｔの測定値から下記式により電位減衰率ｅ
ｘｐ（−） ｅ を算出する。

なお、Ｖ、−Ｖ。ｅｘｐ　（−）である。

ｅ 〔発明の効果〕 本発明によれば、感光体表面温度測定装置１表面電位測
定装置を設け、これらの装置による測定データとあらか
じめイップットされた感光体表面温度の現像部電位変動
に関する記録データとに基ついて帯ｉｔ流を制御するこ
とにより、現像部電位を一定に保つことができ、安定し
た画像が常に得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のための構成図、第２図は定
電流で帯電を行った時の帯電位および現像部電位の温度
依存線図、第３図は電位フィードバックを行った時の繰
り返し印字による電位変動線図、第４図は一般的画像記
録装置を示す配置図、第５図（ａ）、ら）感光体を示し
、（ａ）は断面図、（ｂ）は等価回路図、第６図（萄は
暗減衰率が異なる感光体の表面電位変動線図、第６図ら
）は（ａ）の感光体の現像部表面電位を一定にしたとき
の表面電位変動線図である。 １：感光体、２：帯電器、３：現像装置、Ｂ：第７図 碧尤俸伎面１度 第２図 第３図 第４胆 第テ図 治）すΔしｔｐ字＄ｌ交− 第６肥

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）予め感光体表面温度と暗減衰率の二つの値によって
   推定される現像部電位変動および現像部電位変動をなく
   すための帯電電流制御データが記録されており、この記
   録データと、帯電器および帯電器直後に設けた表面電位
   測定装置により算出される暗減衰率データと、感光体表
   面温度測定装置により検出された感光体表面温度の測定
   データとに基づいて現像部電位が一定になるように制御
   することを特徴とする画像記録装置の制御方法。