JPH02200497A - 冊子類の頁捲り装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、たとえば現金自動預出金機に搭裁される通
帳プリンタユニットに組込まれる冊子類の頁捲り装置に
関する。

（従来の技術） 近年、現金自動預出金機（以後、ＡＴＭという）が多用
されているが、通常、この種の装置においては、ＩＩＩ
）子類処理装置としての通帳プリンタユニットを備え、
取引内容を（社）子類としての通帳に印字し、次頁への
印字が必要になると頁捲り装置まで搬送してここで頁捲
りが行われ、後に印字手段へ戻りながら正しい頁か否か
を確認し、正しければ印字を再開するようになっている
。

また、従来におけるこの種の頁捲り装置は、通帳が頁捲
り装置に送られると１つの駆動手段で搬送上ガイド部材
を戻して除去し、その後、もう１つの駆動手段で搬送下
ガイド部材を兼用する屈曲部材を傾かせ、頁捲りを行な
う構成となっており、搬送上ガイド部材と屈曲部材とが
各々の駆動手段を持っている構成となっていた。

（発明が解決しようとする課題） 上記したように、従来においては、搬送上ガイド部材と
搬送下ガイド部材を兼ねる屈曲部材とが各々の駆動手段
を持っている構成となっていたため、コスト高であり、
かつ、小形化が困難である。また、駆動部が多くために
故障率が高（なるという問題があった。

この発明は、上記事情に基づきなされたもので、その目
的とするところは、搬送上ガイド板と屈曲部材とを１の
駆動手段で動作させることができるようにした、低コス
トでコンパクト、かつ故障率の低い１１１）子類の頁捲
り装置を提供しようとするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、上記課題を解決するために、複数頁の冊子類
を自動的に捲る冊子類の頁捲り装置において、揺動する
頁捲りローラと、この頁捲りローラと一体で揺動して冊
子類を湾曲させる屈曲部材と、冊子類を閉じたときに冊
子類の搬送ガイドとして使用し頁捲り時に開く一対の搬
送上ガイド部材とを具備し、前記頁捲りローラと屈曲部
材の揺動を正方向捲り時および逆方向捲り時にそれぞれ
別方向に傾けるようにし、かつ、１つの駆動源の正逆動
作をリンク機構を介して伝達することにより前記一対の
搬送上ガイド部材を開いた後、屈曲部材を指定方向に傾
くように構成したものである。

（作　用） この発明は、頁捲りを行なうための頁捲りローラを挟ん
で２分割した搬送上ガイド部材を上方に開く動作と、屈
曲部材を傾かせる動作を１つの駆動手段で連動させるこ
とができる。これにより、頁捲り装置の低コスト化およ
びコンパクト化が図れ、かつ故障率の低下が可能となる
。

（実施例） 以下、この発明の一実施例ついて図面を参照して説明す
る。

第１図はこの発明の１１１１子類のＨ捲り装置を組込ん
だ通帳プリンタユニット１の概要を示す断面図であり、
１００はＡＴＭの本体を示し、２は冊子類ｈｋ出口を兼
用する媒体の出入口、３は出入口２を開閉するシャッタ
ゲートを示す。

通帳Ｐを開いた状態で出入口２より挿入すると光学検知
器４が動作し、図示しない電磁ソレノイドによってシャ
ッタゲート３が開き、ついで、搬送手段２・０の搬送ロ
ーラ対５・・・がステッピングモータ６によって駆動さ
れ、第１の搬送路２０ａを介して通帳プリンタユニット
１の奥側に搬送される。

前記第１の搬送路２０ａに対向して、頁捲り装置（オー
トターンベージ）７、磁気ヘッド８、検出手段としての
ラインファインド９、印字手段１０、および第１ないし
第４の冊子類発行部１１〜１４が配設された状態となっ
ている。

前記頁捲り装置７は、通帳Ｐや単ｊＸ　Ｑが搬送される
場合には、図示しない専用モータの駆動による搬送方向
に回転し邪魔にならないようになっている。

しかして、受入れられた通帳Ｐは、その表紙や裏表紙な
どに貼られた磁気ストライブが磁気ヘッド８により走査
され、口座番号等の顧客情報が読取られる。そして、正
しければ受入れられ、正しくなかったり読取り不良の場
合には出入口２に返却される。

正しく受入れられた通Ｉｆｆ　Ｐは、さらに、奥側に配
置された光学式のラインファインド９により、開かれた
頁の頁マーク、印字済行等が読み取られる。このライン
ファインド９の印字情報により通帳未記入性の付込み印
字、該取引印字が行われる。

なお、印字情報の授受はオンラインで行われることは公
知なので詳細な説明は省略する。

なお、その頁の印字行が一杯になると、通帳Ｐが頁捲り
装置７まで戻されて頁捲り動作が行われる。そして、正
しく捲られたかラインファインド９で検査され、このと
き正しく捲られていなけらば自動頁捲り手段７で再度捲
り動作が行なわれる。

そして、正しく捲られたことが確認された時点で印字手
段１０で未記入性が記帳される。また、当然ながら、通
帳Ｐの真数には限度があり、最終頁の最終行まで印字を
済すと余白が無くなってしまう。このときは、第１．第
２の冊子類発行部１１゜１２から新しい通帳Ｐが発行さ
れる。

但し、この例だと第３の冊子類発行部１３が、単ＭＯの
発行用に使用されているが、仕様により通帳Ｐの発行用
に変更可能となっている。そして、普通預金用、定期預
金用、総合口座用、振込専用といった多種の通帳Ｐに対
応できるようになっている。

新しい通帳Ｐが、取出し手段としてのピッカー装置１５
により発行されると、表紙に口座番号や氏名等が印字さ
れ、必要に応じて表紙めくりがされた後、通帳Ｐの磁気
ストライブに口座番号等の顧客情報が書き込まれる。そ
の後で未記入分の印字が行われ、出入口２より顧客に返
却される。なお、新通帳発行時は、印字済通帳Ｐは通帳
退避部１６に一旦退避し、返却時に新通帳Ｐと連続して
顧客に返却される。

一方、通帳取引以外の取引時には、単票Ｑが使用される
。単票Ｑは、この実施例では、第３の冊子類発行部１３
および第４の冊子類発行部１４の２個所からピッカー装
置１５．１５により選択的に取出されて発行される。第
３の冊子類発行部１３から単票Ｑが発行される場合は、
第１の搬送路２０ａを放出方向（出入口２方向）に送ら
れ印字部ｌＯで取引明細が印字される。そして、この後
、出入口２に放出され顧客に渡される。また、第４の冊
子類発行部１４から単票Ｑが発行される場合は、ピッカ
ー装置１５でＪｉｌｔ！出された後、第１の搬送路２０
ａを奥側に向って搬送され、印字手段１０で印字された
後に、逆搬送され出入口２に放出される。

また、銀行等、特に証券会社における自動機においては
、一般または個人向けに多量のメツセージを伝達する必
要がある場合がある。このとき、単票Ｑを使用して行な
うが１枚では容量が足りない場合が多いので、印字した
単票Ｑを一時的に保管する一時保管部１７を設けて複数
内の単票Ｑを集積後に一括して出入口２に放出できるよ
うになっている。

また、自動機であるために、放出される単票Ｑあるいは
通帳Ｐを取忘れる場合があるが、機械をダウンさせない
ために回収できるようになっている。

まず、単ＭＱを取り忘れた場合について説明する。単票
Ｑの放出後、クイマー監祝により取忘れと判定された場
合には、出入口２にある単ＭＱが第１の搬送路２０ａを
介して奥側に取り込み搬送され、第１の搬送路２０ａの
終端側に配設された折畳み手段としてのゲートローラ１
９が動作して、第２の搬送路２０ｂに導かれ、回収部２
１に回収集積される。

一方、通帳Ｐを承り忘れた場合には、単票Ｑと同様に第
１の搬送路２１ａを通帳Ｐの先端を通帳退避部１６に突
っ込んだ状態となるまで搬送される。この後、ゲートロ
ーラ１９を動作して通帳Ｐの中央部が押され、自動的に
２つ折に畳んだ状態となるとともに第２の搬送路２ｏｂ
に送り込まれて回収部２１に回収される。

このとき、単票Ｑは公知のように通帳Ｐの閉じた寸法と
同一寸法なので通帳Ｐ１単票Ｑ共に同一の回収部２１に
おいて整然と集積することができる。

なお、２２は控えジャーナルであり、ＡＴＭにおける取
引記録が印字され巻取られる部分であり、２３は単ＭＱ
の他ユニットへの搬送路であってＡＴＭの紙幣出金部へ
連絡され、紙幣と一緒に単票Ｑを放出する場合に使用す
る。２４は電源装置、２５は印字用のインクリボンを示
す。

つぎに、上記構成の頁捲り装置７の構成および動作につ
いて説明する。

第１図に示すように、揺動する頁捲りローラ７ａと、こ
の頁捲りローラ７ａと一体で揺動して通帳Ｐを湾曲させ
る搬送下ガイド部材兼用の屈曲部材としての屈曲板５９
と、通帳Ｐを閉じたときに通帳Ｐの搬送ガイドとして使
用し頁捲り時に開く一対の搬送上ガイド部材としての搬
送上ガイド板５６ａ、・５６ｂとを具備した構成となっ
ている。

通帳Ｐの頁捲りは順方向、逆方向があり、必要に応じて
通帳Ｐの搬送位置が支持され、同時に頁捲り装置７の動
作方向も指示されるようになっている。

第２図は、頁捲り装置７の搬送上ガイド板５６ａ、５６
ｂの開動作機構を示す。通帳Ｐが順頁捲りを行なう場合
は、モータ５１の駆動軸５１ａがＲ方向に回転し、歯車
５２ａがら歯車５２ｂへ駆動伝達され、リンク機構５ｏ
のリンク５３がＡ点からＢ点へ移動し、リンク５４ａ。

’５４ｂが押合い、左右のリンク５５ａ、　　５５ｂの
Ａ点がＢ、Ｂ’点まで動作することにより２分割された
２つの搬送上ガイド板５６ａ、５５ｂが二点鎖線で示す
ように上方へ開動作するようになっている。

また、通帳Ｐの逆頁捲りを行なう場合には、モータ５１
の駆動軸５１ａがＬ方向に回転し、リンク５３のＡ点が
Ｂ′点へ移動しリンク５４ａ。

５４ｂおよびリンク５５ａ、５５ｂは順頁捲り同様の動
作を行ない、２分割された２つの搬送上ガイド板５６ａ
、５６ｂが上方へ回動作するようになっている。

なお、開動作した２つの搬送ガイド板５６ａ。

５６ｂのバランスは図示しないガイド溝により案内され
る。

歯車５２ｂがＢ点またはＢ′点からり、Ｄ’点まで回転
すると２つの搬送路上ガイド板５６ａ。

５６ｂはほぼ全開の状態を維持している。

第３図は、表面を高摩擦部材でなる頁捲りローラ７ａと
通帳Ｐの搬送下ガイド板を兼用する屈曲板５９の動作機
構を示す。

第２図の歯車５２ｂのＢ点時、第３図のピン５８ａは図
示Ｂ点であり、歯車５２ｂがさらにＲａ方向に回転する
とピン５８ａは０点でリンク６０に当り歯車５２ｂがＤ
点まで回転することにより頁捲りローラ７ａと屈曲板５
９がピン５８ａのＤ点までＲｂ方向に傾くようになって
いる。

また、歯車５２ｂがＬａの方向に回転するとピン５８ｂ
が０１点でリンク６０．に当り、Ｄ′点まで送られ頁捲
りローラ７ａと屈曲板５９がＬｂ力方向傾くようになっ
ている。屈曲板５９と頁捲りローラ７ａは傾くことによ
り通帳Ｐの捲る側を湾曲させて頁捲りローラ７ａに正し
く押当てる働きをする。

上記動作の制御については、検知器６１と検出板６２で
行なうようになっている。

なお、歯車５２ａと歯車５２ｂの歯車比を１：２とし、
歯車５２ａが１回転で５２ｂが半回転するようになって
いる。

次に、実際の頁捲りの手順を第４図を中心に第２図およ
び第３図を参照して説明する。

まず、第４図（ａ）で示すように、捲る側の頁を所定位
置まで搬送したらモータ５１の駆動軸５１ａをＲ方向に
回転させ第４図（ｂ）で示す状態にする。その後、図示
しない頁捲リモータにより頁捲りローラ７ａを回転させ
ることにより高摩擦部材の頁捲りローラ７ａの働きで通
帳Ｐの頁を１枚だけ摩擦力によってカールさせ、検出Ｓ
Ｓによって検出したらモータ５１の駆動軸５１ａをＬ方
向に回転させ検出板６２のＢ点が検出器６１まで達した
ら一旦停止し、第４図（Ｃ）の状態とする。

その後、頁捲りローラ７ａを定められた回転数（２〜３
回転）Ｒ方向に回転させて通帳Ｐを第４図（Ｃ）の破線
のようにし、すぐに、自動頁捲りモータを逆転させ同時
に通帳ＰをＸ方向に搬送させることにより捲られた頁が
開かれて頁捲りが終了することになる。

その後、通帳ＰはＹ方向に搬送され、光学式のラインフ
ァインド９（第１図参照）で公知の通帳の頁マークを読
取ることにより正しい頁に捲られたか否かを検出するこ
とになる。

そして、正しく捲られたことが検出されると残った印字
情報を印字することになる。また、捲り過ぎが検出され
ると第４図（ａ）〜（ｅ）における動作が通帳Ｐに対し
行われ、捲り失敗が検出されるとりトライ動作を行なう
ようになっている。

［発明の効果］ 以上詳述したように、この発明によれば、搬送上ガイド
部材と屈曲部材とを１の駆動手段で動作させることがで
きるようにした、低コストでコンパクト、かつ故障率の
低い冊子類の頁捲り装置を提供できるといった効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を説明するためのもので、第
１図は頁捲り装置を組込んだ１１１１子類処理装置全体
の構成を示す側断面図、第２図および第３図はそれぞれ
頁捲り装置の頁捲り機構を示す説明図、第４図は自動頁
捲り動作の説明図である。 ７・・・自動頁捲り装置、７ａ・・・頁捲りローラ、５
９・・・搬送下ガイド部材、６２ａ、６２ｂ−・、搬送
上ガイド部材、５１・・・駆動源（モータ）５０・・・
リンク機構、Ｐ・・・１１１）子類（通帳）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数頁の冊子類を自動的に捲る冊子類の頁捲り装置にお
   いて、揺動する頁捲りローラと、この頁捲りローラと一
   体で揺動して冊子類を湾曲させる屈曲部材と、冊子類を
   閉じたときに冊子類の搬送ガイドとして使用し頁捲り時
   に開く一対の搬送上ガイド部材とを具備し、前記頁捲り
   ローラと屈曲部材の揺動を正方向捲り時および逆方向捲
   り時にそれぞれ別方向に傾けるようにし、かつ、１つの
   駆動源の正逆動作をリンク機構を介して伝達することに
   より前記一対の搬送上ガイド部材を開いた後、屈曲部材
   を指定方向に傾くように構成したことを特徴とする冊子
   類の頁捲り装置。