JPH02199159A - ポリエステルエラストマー組成物 - Google Patents

ポリエステルエラストマー組成物

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JPH02199159A
JPH02199159A JP1777689A JP1777689A JPH02199159A JP H02199159 A JPH02199159 A JP H02199159A JP 1777689 A JP1777689 A JP 1777689A JP 1777689 A JP1777689 A JP 1777689A JP H02199159 A JPH02199159 A JP H02199159A
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polyester elastomer
polyester
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low
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北村 卓郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリエステルエラストマー組成物、特に優れた
高温剛性及び低温特性を有するポリエステルエラストマ
ー組成物に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする課題ポリエステ
ルエラストマーは通常溶融重合によって製造されるが、
その際、ハードセグメント及びソフトセグメントの量を
ある程度任意に調整することが可能である。これにより
、ポリエステルエラストマーは、その使用目的に応じ、
その特性を最大限に発揮することができ、幅広い用途に
使用されている。
しかしながら、最近、自動車外板用途では、優れた耐低
温衝撃性と優れた高温剛性とを同時に有するエラストマ
ーが要求されつつある。しかし、従来のポリエステルエ
ラストマーには、それらの性質を同時に満足するものは
存在しなかった。すなわち、耐低117撃性を向上させ
るためにソフトセグメントを増加させると高温剛性の不
足をもたらし、逆に、高温剛性を改良するためにハード
セグメントを増加させると耐低温衝撃性が失なわれる。
従って、本発明は、優れた高温剛性と優れた耐低温衝撃
性とを同時に満足するところの自動車外板用途としても
好適なポリエステルエラストマーを提供することを目的
とするものである。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するための本発明は、芳香族ジカルボン
酸、低分子量ジオール、及び平均分子量600−500
0のポリオキシアルキレングリコール又はこれらの誘導
体の反応生成物であるポリエステルエラストマー及び/
又は芳香族ジカルボン酸、低分子量ジオール、分子16
00〜5000のポリオキシアルキレンジアミン及びト
リカルボン酸又はこれらの誘導体の反応生成物であるポ
リエステルエラストマーにおいて、ポリエステルハード
セグメントの融点が213℃以下であるポリエステルエ
ラストマー30〜70重量%及びポリエステルハードセ
グメントの融点が213℃より高いポリエステルエラス
トマー70〜30重量%からなることを特徴とするポリ
エステルエラストマー組成物である。
本発明で用いられるポリエステルエラストマーは、たと
えば特開昭52−50347号公報及び特表昭62−5
01365号公報に記載されている公知のものである。
すなわち、本発明で用いられるポリエステルエラストー
マーの第一の例は、芳香族ジカルボン酸成分(イ)、低
分子mグリコール成分(ロ)及びポリオキシアルキレン
グリコール成分(ハ)から構成される。(イ)成分とし
て用いられる好ましい芳香族ジカルボン酸としては、テ
レフタル酸、イソフタル酸、2.6−ナフタリンジカル
ボン酸、2,7−ナフタリンジカルボン酸、1,5−ナ
フタリンジカルボン酸、ジフェニル−4,4°−ジカル
ボン酸、4.4゛−ジフェニルスルホンジカルボン酸、
4.4゛−ジフェノキシエタンジカルボン酸等が例示さ
れる。
前記芳香族ジカルボン酸と同様に、そのエステル形成性
誘導体を用いることもできる。かかるエステル形成性誘
導体として、メチルエステル、エチルエステル等の如き
低級アルキルエステル、2−ヒドロキシエチルエステル
の如き置換脂肪族エステル、フェニルエステルの如きア
リールエステル、炭酸エステル、酸ハロゲン化物等が例
示される。
前記(ロ)成分として用いられる低分子量グリコールと
してはエチレングリコール、トリメチレングリコール、
テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール
等の如き脂肪族グリコールが好ましく用いられるが、4
,4°−ビス−β−ヒドロキシエトキシビスフェノール
A14.4“−ビス−β−ヒドロキシエトキシジフェニ
ルスルホン等の如き芳香族基を有するグリコールやシク
ロヘキサンジメタツール等の如き脂肪族基を有するグリ
コールも用いられる。(ロ)成分として用いるグリコー
ルは分子fj!4400以下のものが好ましく、エチレ
ングリコール、テトラメチレングリコールが特に好まし
い。
前記低分子量グリコールと同様に、そのエステル形成性
誘導体を用いることもできる。かかるエステル形成性誘
導体としてモノカルボン酸とのモノエステルやジエステ
ルが例示される。これらは1種のみを用いても、2種以
上を併用しても良い。
前記(ハ)成分としては平均分子量600〜5000の
ポリオキシアルキレングリコールが用いられる。
該ポリオキシアルキレングリコールの平均分子量が60
0よりも低いと、得られたポリエステルエラストマーの
弾性が不充分となり、また平均分子量が5000よりも
多いとポリエステルエラストマー中に共重合されにくく
なり単なるブレンドとなり易いので好ましくない。前記
ポリオキシアルキレングリコールとしてはポリオキシエ
チレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、
ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリオキシペン
タメチレングリコール、ポリオキシヘキサメチレングリ
コール等が例示される。これらの中では特にポリオキシ
テトラメチレングリコールが好ましい。
前記ポリオキシアルキレングリコールは共重合されない
ものは勿論、ランダム或はブロック共重合されたものも
用いることができる。代表的な共重合体としてエチレン
オキシド、プロピレンオキシド共重合体が例示される。
前記ポリオキシアルキレングリコールは、1種のみを用
いてもまた2種以上を併用しても良い。
前記ポリオキシアルキレングリコールと同様に、そのエ
ステル形成性誘導体を用いることもできる。
かかるエステル形成性誘導体としてモノカルボン酸との
モノエステルやジエステルが例示される。
前記(ハ)成分は、そのポリオキシアルキレン成分が生
成ポリエステル中の10〜90重伍%、重量20〜70
重農%を占めるように用いるのが好ましい。
本発明に用いられるポリエステルエラストマーの第一の
例は、前記三成分を反応せしめて得られるものであるが
、そのポリエステルエラストマーを製造する好適な方法
は、芳香族ジカルボン酸の低級アルキルエステルをポリ
オキシアルキレングリコール及び過剰の低分子量グリコ
ールと共に触媒の存在下で160〜240℃の温度で加
熱し、同時にエステル交換反応によって生じるメタノ°
−ルを留去し、まず低重合体を形成【ハ更にこの低重合
体を高真空下、220〜260℃の温度で加熱攪拌し、
過剰のグリコールを留去しながら重縮合を行い、高重合
度ポリエステルエラストマーとする方法である。
前記低重合体は芳香族ジカルボン酸とポリオキシアルキ
レングリコール及び低分子量グリコールとのエステル化
反応によっても得ることかできる。
また、エステル交換又はエステル化反応によって得られ
るジカルボン酸成分と低分子量グリコール成分の低重合
体をポリオキシアルキレングリコールと反応、重縮合せ
しめることにより、高重合度ポリエステルとする方法に
よってもよい。
本発明で用いられるポリエステルエラストマーの第二の
例は、第一のポリエステルエラストマーの製造に用いる
ポリオキシアルキレングリコール成分の代わりに一種又
はそれ以上のポリ(オキシアルキレンジアミン)及び一
種又はそれ以上のトリカルボン酸又はそれらの誘導体を
用いてポリエステルの製造のために慣用されているエス
テル化/縮合反応によって製造することができる。
本発明で使用するポリオキシアルキレンジアミンは次式
: %式% (式中、Gは長鎖アルキレンエーテルジアミンのアミノ
基の除去後に残留する基である)によって表わすことが
できる。これらのポリエーテル1級ジアミンは商標シェ
フアミン(Jeffamine)としてテキザコ・ケミ
カル・カンパニーから市販されている。一般に、これら
はグリコールのアミン化のための既知の方法によって製
造される。たとえば、これらはベルギー特許第634,
741号明細門に記載されるごとく、グリコールをアン
モニア、ラニニッケル触媒及び水素の存在下で7ミノ化
することによって製造することができる。別法によれば
、これらは米国特許第3,654,370 @明細書に
教示されるごとくグリコールをニッケルー銅−クロム触
媒上でアンモニア及び水素で処理することによって製造
することができる。
ボ1ノオキシアルキレンジアミンの製造に使用するに適
する長鎖エーテルグリコールは末端(又はできるだけ末
端に近い)ヒドロキシ基をもちかつ約600〜約50(
)Oの分子端をもつ重合体状グリコールである。さらに
、これらの長鎖エーテルグリコールは一般に約1,8〜
約4.3の炭素対酸素比をもつであろう。
代表的な長鎖エーテルグリコールはポリ(エチレンエー
テル)グリコール;ポリ(プロピレンエーテル)グリコ
ール;ポリ(テトラメチレンエーテル)グリコールを包
含するポリ(アルキレンエーテル)グリコール;プロピ
レンオキシド及びポリ(アコピレンオキシド)末端ポリ
(エチレンエーテル)グリコールを包含するエチレンオ
キシド及びプロピレンオキシドのランダム又はブロック
共重合体;及びテトラヒドロフランと少邑の第二の単量
体、たとえばエチレンオキシド、プロピレンオキシド及
びメヂルテトラヒドロフラン(グリコール中の炭素対酸
素モル比が約4.3を超えないような割合で使用される
)とのランダム又はブロック共重合体である。ホルムア
ルデヒドと1,4−ブタンジオール及び1,5−ベンタ
ンジオールのようなジオールとの反応によって製造され
たポリホルマールグリコールも有用である。特に好まし
いポリ(アルキレンエーテル)グリコールはポリ(プロ
ピレンエーテル)グリコール、ポリ(テトラメチレンエ
ーテル)グリコール及びポリ(プロピレンエーテル)グ
リコール及び/又はプロピレンオキシドで末端停止され
たポリ(エチレンエーテル)グリコールである。
一般に、本発明の範囲内で有用なポリオキシアルキレン
ジアミンは約600〜5000の平均分子量をもつ。
トリカルボン酸(d)は別にカルボキシル基を含むほと
んどすべてのカルボンII PJ水物又は無水物基の代
りに2個のイミド形成性隣接カルボキシル基を含む前記
カルボン酸無水物に対応する酸であり(qる。これらの
混合物も適当である。3番目のカルボキシル ばならずかつ好ましくは実質的にイミド化し得ないもの
である。
トリカルボン酸成分としては無水トリメリド酸が好まし
いが、任意、多数の適当なトリカルボン酸成分は当業者
には自明のものであろう。これらの成分は2,6.7−
ナフタリントリカルボン酸無水物:3,3’,4−ジフ
ェニルトリカルボン酸無水物;3,3’,4−ベンゾフ
ェノントリカルボン酸無水物:  1,3.4−シクロ
ペンタントリカルボン酎無水物;2,2°,3−ジフェ
ニルトリカルボン酸無水物ニジフェニルスルホン−3,
3°,4−トリカルボン酸無水物;エチレントリカルボ
ン酸無水物、1,2.5−ナフタリントリカルボン酸無
水物:  1,2.4−ブタントリカルボン酸無水物;
ジフェニルイソプロごリデンー3,3°,4ートリカル
ボン酸無水物:3,4−ジカルボキシフェニル−3−カ
ルボキシルフェニルエーテル無水物;  1,3.4−
シクロヘキサントリカルボン酸無水物等を包含する。こ
れらのトリカルボン酸物質は次式: %式% (式中、Rは三価の有機基、好ましくは02〜C20脂
肪酸、芳香族又は脂環族の三価の有機基であり、そして
R′は好ましくは水素又は好ましくは01〜C6脂肪族
及び/又は脂環族基及び06〜C12芳香族基からなる
群から選ばれた一価有機基、たとえばベンジル、であり
、もっとも好ましくは水素である)によって表わされる
本発明のポリエステルエラストマー組成物において、ポ
リエステルエラストマーは、ポリエステルハードセグメ
ントの融点が213℃以下であるポリエステルエラスト
マー30〜70重量%及びポリエステルハードセグメン
トの融点が213℃より高いポリエステルエラストマー
70〜30重量%から構成されている。これによって、
従来前ることができなかった優れた耐低温衝撃性と優れ
た高温剛性とを同時に有するポリエステルエラストマー
組成物を得ることができる。
本発明の樹脂組成物にはその物性を損なわない限りにお
いて樹脂の混合時、成形時に他の添加剤、たとえば顔料
、染料、補強剤、充填剤、耐熱剤、酸化劣化防止剤、耐
候剤、滑剤、離型剤、結晶核材、可塑剤、流動性改良剤
、帯電防止剤などを添加導入することができる。
本発明の樹脂組成物を製造するための方法に特に制限は
なく、通常の方法が満足に使用できる。
しかしながら一般に溶融混合法が望ましい。任意の溶融
混合法を、それが溶融した粘稠椀体を処理できるならば
使用できる。方法は回分式または連続式で用いられる。
特に押出機、バンバリーミキサ−、ローラー、ニーダ−
等が例として挙げられる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。
実施例及び比較例 (1)以下の実施例及び比較例においては、表1に示す
成分を用いて次の方法によって製造したポリエステルエ
ラストマー(I)、(II)、及び(II)を使用した
反応器にブタンジオール、無水トリメリド酸、シェフア
ミン(Joffamine) D 2000 (ポリ(
プロピレンエーテル)ジアミン−平均分子12000)
 、チタネートエステル触媒及びフェノール系安定剤を
装入した。この混合物を実質的にすべての無水トリメリ
ド酸が溶解するまで約1時間放置せしめた。
その後にジメチルテレフタレートを反応器に添加しそし
て混合物を約180℃に加熱するとメタノールが発生し
た。理論量のメタノールが生成した後、約1時間程度、
温度を約0.5m++Hgの真空下で250℃まで約3
時間上昇させてポリエーテルイミドエステルを形成させ
た。
表 ジメチルテレフタレート ブタンジオール 無水トリメリド酸 シェフアミン(商標)D2000a 安定剤 (In) 35.4 0.6 ポリエステルハード セグメントの融点(”C) a、テキサコ・ケミカル・カンパニーから市販されてい
るポリ(プロピレンエーテル)ジアミン また、一つの比較例ではポリエステルエラストマーの代
りにポリブチレンテレフタレート(融点225℃)を用
いた。
(2)  実施例及び比較例において行った試験は次の
とおりである。
ヒートサグ性試験 幅1/2インチ、厚さ1/8インチ、長さ5インチ(1
,26xO,32x 12.70ca+)の試験片を治
具に水平に片持固定しく自由端長10cm)、オーブン
中に120℃で2時間放置した後、試験片の自由端先端
の垂れ下り距離を測定した。
耐低温衝撃性試験 試験片(厚さ3#I#lの角材)を用意し、高速打抜き
試験機(島津製作所製)を用いて打扱き試験を行った。
試験の条件は次のとおりである。
撃針径    1/2インチ 下穴径    1 インチ 打扱き速度   5 rrt/ sec温   度  
   −30℃ 実施例1〜4及び比較例1〜6 表2に示した成分を、表2に示した割合でヘンシェルミ
キサーを用いて約1分間混合した後、−軸押出機を用い
てシリンダー温度220〜230℃でペレットを作成し
た。得られたペレットから150トン射出成形機を用い
て成形温度235℃で試験片を作成し、ヒートサグ性及
び耐低温衝撃性の試験を行った。得られた試験の結果は
表2に示す通りである。
実施例1〜4(本発明のポリエステルエラストマー組成
物)と比較例1〜6との比較において、実施例1〜4で
は、比較例1〜6よりもヒートサグ性(高温剛性)及び
耐低温衝撃性両方の試験において、優れた結果を示して
いる。
出 願人:

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  芳香族ジカルボン酸、低分子量ジオール、及び平均分
    子量600〜5000のポリオキシアルキレングリコー
    ル又はこれらの誘導体の反応生成物であるポリエステル
    エラストマー及び/又は芳香族ジカルボン酸、低分子量
    ジオール、分子量600〜5000のポリオキシアルキ
    レンジアミン及びトリカルボン酸又はこれらの誘導体の
    反応生成物であるポリエステルエラストマーにおいて、
    ポリエステルハードセグメントの融点が213℃以下で
    あるポリエステルエラストマー30〜70重量%及びポ
    リエステルハードセグメントの融点が213℃より高い
    ポリエステルエラストマー70〜30重量%からなるこ
    とを特徴とするポリエステルエラストマー組成物。
JP1017776A 1989-01-30 1989-01-30 ポリエステルエラストマー組成物 Expired - Lifetime JPH0721109B2 (ja)

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