JPH02198881A

JPH02198881A - プリンタ

Info

Publication number: JPH02198881A
Application number: JP1019285A
Authority: JP
Inventors: Mitsuaki Nakamura; 光昭中村; Shingo Takimoto; 滝本　慎吾; Itaru Kamisaka; 上坂　至
Original assignee: Shimadzu Corp
Current assignee: Shimadzu Corp
Priority date: 1989-01-27
Filing date: 1989-01-27
Publication date: 1990-08-07
Also published as: EP0380199B1; US5049904A; DE69021223D1; DE69021223T2; EP0380199A2; EP0380199A3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野この発明は、科学計算、事務処理、計測機等の各種デー
タ処理結果を印字するためのプリンタであって、特にイ
ンクジェット印字と感熱印字とを用途に応じて選択使用
し得るプリンタに関する。

（ロ）従来の技術従来、プリンタとして、感熱式プリントヘッドを使用し
たサーマルプリンタと、インクジェット式ヘッドを使用
したインクジェットプリンタが知られている。

感熱プリンタは、感熱紙をプラテンローラと感熱ヘッド
との間で挟圧し、感熱ヘッド（の発熱素子）に電圧を印
加して、感熱紙を発色させ印字するものである。また、
インクジェットプリンタは、インク部とヘッド部を一体
化したインクジェットヘッドカートリッジを使用するも
ので、普通紙に対し一定間隔を存してヘッドを配置し、
ヘッドを構成する抵抗器に電圧を印加してインクを射出
し、無接触で印字するものである。

（ハ）発明が解決しようとする課題前者の感熱プリンタは、印字に際しインク交換が不用で
あり、感熱紙（記録紙）が無くなるまで半永久的に印字
を実行でき、且つ保守が容易である利点を有する反面、
特殊な感熱紙を使用するため印字結果を長期保存しない
ばかりでなく、印加エネルギが大きい等の欠点がある。

一方、後者のインクジェットプリンタは、普通紙を用い
直接インクを噴射して印字するため、印字品質が優れ且
つ印字結果を長期に保存し得る。また、インク部とヘッ
ド部が一体化されたカートリッジであるため、カートリ
ッジ取替えが簡単で、使い捨てでき安価である等の利点
を有する反面、印字処理中にインクが消耗した場合、人
手によってカートリッジを交換しなければならず、無人
運転の場合、インクの目詰まりあるいは印字途中のイン
ク切れによるデータ印字漏れが発生する虞れがある等の
欠点がある。

このように、いずれの方式においても、それぞれ長短所
がある。従って、従来は、例えばクロマトグラフ用デー
タ処理結果を印字する場合において、オートサンプラー
を用い、完全に無人運転する場合には、インク交換が不
用で半永久的に印字打ち出し出来る感熱式プリンタを使
用し、逆にサンプルを人手で装填する場合、もしくは分
析条件等の印字あるいは再解析による正式レポートを作
成する場合には、印字品質に優れ長期保存可能なインク
ジェットプリンタを使用する事が行われている。このた
め、従来は二種類の高価なプリンタが必要であった。

この発明は、以上のような課題を解消させ、−台のプリ
ンタで・あって、用途に応じてインクジェット印字と感
熱印字とを選択使用し得るプリンタを提供することを目
的とする。

（ニ）課題を解決するための手段及び作用この目的を達
成させるために、この発明のプリンタでは、次のような
構成としている。

プリンタは、キャリッジ本体と、このキャリッジ本体に
対し脱着可能に取付けられるインクジェットヘッドカー
トリッジと、前記キャリッジ本体に対し脱着可能に取付
けられる感熱ヘッドカートリッジとを備えていて、前記
感熱ヘッドカートリッジとインクジェットヘッドカート
リッジとを、上記キャリッジ本体に対し交換可能に構成
している。

このような構成を有するプリンタでは、感熱ヘッドカー
トリッジとインクジェットヘッドカートリッジは、それ
ぞれキャリッジ本体との電気的接点が共通となるように
設定してあり、キャリッジ本体に対し脱着可能に取付は
得るように設定しである。つまり、感熱ヘッドカートリ
ッジはインクジェットヘッドカートリッジと同様に、キ
ャリッジ本体に装填された時、キャリッジ本体の（フレ
キシブルケーブルの）接続端子部と導通する端子部（接
点）を備えている。また、感熱ヘッドカートリッジには
遮光用突片を突設し、カートリッジをキャリッジ本体に
装填した時、この遮光用突片がキャリッジ本体側のフォ
トセンサによって検出されることで、感熱ヘッドカート
リッジが装填されていることを判別し得るようになって
いる。更に、電気回路的には、この判別手段により装填
ヘッドカートリッジに対応したパルス幅の駆動指令を選
択して駆動する回路が用いられている。

従って、各種データを印字処理するに際し、無人運転に
よる印字処理を希望する場合には、キャリッジ本体に対
し感熱ヘッドカートリッジを装填する。また、印字され
た記録紙の長期保存を希望する場合には、キャリッジ本
体に対しインクジェットヘッドカートリッジを装填する
。これにより、用途に応じてインクジェットヘッドカー
トリッジと、感熱ヘッドカートリッジとを交換するだけ
で、単一のプリンタでインクジェット印字と感熱印字と
を選択使用し得、用途に応じた印字記録処理が実行でき
る。

（ホ）実施例この発明に係るプリンタは、キャリッジ本体１と、キャ
リッジ本体１に対し交換可能に取付けられるインクジェ
ットヘッドカートリッジ２及び感熱ヘッドカートリッジ
３とから成る。

第２図は、キャリッジ本体１を示す分解斜視図である。

キャリッジ本体ｌは、一端部壁を切欠いて開放した上開
口有底のケース体で、端壁（前面壁）１１の内面にフレ
キシブルケーブル１２の接続端子部１２ａを固定具１３
で固定している。また、ケース体の両側壁１４には取付
用孔部１５を設け、この孔部１５にラッチレバー１６の
枢支ビン１６ａを嵌入して、ラッチレバー１６を回動可
能に取付けている。このラッチレバー１６は、頭部の操
作部１６ｂより、二つの脚片１６ｃを突出し、この脚片
１６ｃに上記枢支ピン１６ａを突設している。また、脚
片１６ｃの下端部前片部（枢支ビン１６ａと反対側）を
押圧部１６ｄに設定し、後述するインクジェットへラド
カードリッジ２及び感熱ヘッドカートリッジ３を前面壁
１１方向へ押圧固定するようになっている。

第３図は、インクジェットヘッドカートリッジ２を示す
斜視図である。

インクジェットヘッドカートリッジ２は、平板状ヘッド
本体２１の背面側にインク補給器２２を一体に取付けて
いる。そして、ヘッド本体２１の表面側には、幅中央に
接点及び抵抗アレー基板２４を備え、この基板２４の上
部に複数のノズル２３ａを並設したノズル面２３を設け
ると共に、下部には基板交接面部２４ａ及び複数の接点
パッド２４ｂ−ｔ−（Ｉｌｌｉえている。更に、平板状
ヘッド本体２１中央両側の背面側（インク供給器２２よ
り外方へ突出する突出部）をラッチ面部２５とすると共
に、このラッチ面部２５の表面側にそれぞれ位置決め用
設置ピン２６を前方方向へ突設している。

上記キャリッジ本体１の前面壁１１に設けた取付穴１７
（第２図参照）に対し、設置ピン２６を嵌入させた時、
各接点パッド２４ｂがフレキシブルケーブル１２の接続
端子部１２ａの各端子に対応位置する。そして、ラッチ
レバー１６を前面壁１１方向へ回動させる時、押圧部１
６ｄがラッチ面部２５を前面壁１１方向へ強圧固定する
。この状態で、接続端子部１２ａと接点パッド２４ｂが
導通ずる。また、この状態において、ノズル面２３はキ
ャリッジ本体１の前面壁１１より上方に位置している。

このインクジェットヘッドカートリッジ２では、各ノズ
ル２３ａの下に抵抗器（図示せず）が直付けしてあり、
各ノズル２３ａとも、相当する抵抗器に電圧を与えるこ
とで、小量のインクドツトを放出する。つまり、短い電
気パルスで抵抗器を加熱すると、抵抗器上のインクが気
化し、気泡が形成され、その気泡の上のインクを押し上
げる。そして、このインクの一部がノズル２３ａから射
出し、無接触で普通紙に印字する。また、毛管現象によ
ってノズル２３ａには自動的にインクが補填されるよう
になっている。

第１図は、感熱ヘッドカートリッジ３を示す斜視図であ
る。

感熱ヘッドカートリッジ３は、カートリッジ本体３１と
、アルミ放熱板３２と、フレキシブル基板３３とから成
る。カートリッジ本体３１は、平板状の固定板部３１ａ
と、この固定板部３１ａの背面側に設けた取付枠部３１
ｂとからなる。アルミ放熱ｗ、３２は、平板状で上記固
定板部３１ａの背面側に配備され、枢支ビン３２ａを介
して取付枠部３１ｂの側壁下部に枢着されている。また
、アルミ放熱板３２の背面側には取付枠部３１ｂの前面
壁との間にスプリング３１ｃを介装し、アルミ放熱板３
２に対し常時前方（固定板部３１ａ）方向へ附勢させて
いる。更に、上記フレキシブルプリント板（フレキシブ
ル基板）３３は、上部をアルミ放熱板３３に固定し、下
部を固定板部３１ａの前面に取付けている。フレキシブ
ル基板３３の上部には、発熱体（発熱素子列）３３ａを
設け、下部には接点部３３ｂを設けている。上記キャリ
ッジ本体１に対し、この感熱ヘッドカートリッジ３を装
填する時、接点部３３ｂがフレキシブルケーブル１２の
接続端子部１２ａに対応する。そして、ラッチレバー１
６を前面壁１１方向へ回動させる時、押圧部１６ｄが固
定板部３１ａの背面両側、つまりラッチ面３１ｄを強圧
して固定板部３１ａを前面壁１１方向へ押圧固定する。

これにより、各接点３３ｂが接続端子部１２ａと導通す
る。この状態において、発熱体３３ａはキャリッジ本体
ｌの前面壁１１より上方へ突出している。

また、感熱ヘッドカートリッジ３には、遮光板３４が設
けられている。この遮光板３４は、固定板部３１ａの一
端部上部から前方方向へ一体に突出されたｒｌ、Ｊ字状
に設定され、先端部を遮光部３４ａとしている。一方、
キャリッジ本体１側にはフォトセンサ４が配備してあり
、このフォトセンサ４はキャリッジ本体１に対し感熱ヘ
ッドカートリシン３を装填した時、遮光板３４の先端遮
光部３４ａが対応する位置に設置されている（第４図参
照）。従って、この遮光板（遮光部３４ａ）３４がセン
サ４の光を遮断することで、キャリッジ本体ｌに感熱ヘ
ッドカートリッジ３が装填されたことを検出する。

この感熱ヘッドカートリッジ３では、スプリング３１ｃ
によって発熱体３３ａが、プラテンローラ７側へ押しつ
けられ、感熱紙は発熱体３３ａとプラテンローラ７との
間において挟圧される。そして、発熱体３３ａの各発熱
素子に電圧を印加することで加熱し、感熱紙を発色させ
印字する（第４図参照）。

第６図は、実施例プリンタの具体的な回路構成を示すブ
ロック図である。

実施例プリンタは、キャリッジ本体１に対し、感熱ヘッ
ドカートリッジ３とインクジェットヘッドカートリッジ
２とを、それぞれ脱着可能に取付けるようにし、各ヘッ
ドカートリッジ２．３を交換可能に使用できるようにし
た点に特徴がある。

インクジェットヘッド（カートリッジ）２は、電極にパ
ルス信号を印加することでインクを噴出するものであり
、一方、感熱ヘッド（カートリッジ）３は発生する熱に
より感熱紙を発色させるものであるが、いずれもドツト
印字であるから、両者の回路はほぼ同一のものが使用で
きる。ただ、両者は印字指令のパルス幅を変える必要が
ある。

実施例では、上記フォトセンサ４により装填ヘッドカー
トリッジ２．３を検出し、パルス幅を選択してヘッドを
駆動する回路を使用している。

フォトセンサ４は、光の遮断の有無によって装填された
ヘッドカートリッジ２．３が、感熱ヘッドカートリッジ
３であるか、インクジェットヘッドカートリッジ２であ
るかを判定する。つまり、感熱ヘッドカートリッジ３を
装填した場合には、遮光板３４によりセンサ４の投射光
を遮るため、感熱ヘッドカートリッジ３であることが検
出される。フリップフロップ５は、このセンサ４の検出
信号を受け、いずれのヘッドか一トリッジ２．３が装填
されたかを記憶する。そして、装填されたヘッドカート
リッジ２．３に応じた信号を出力し、スイッチを切り換
える。ワンジットマルチ６は、印字指令によって一定時
間だけ出力する。つまり、ワンジットマルチ６では装填
されたカートリッジ（ヘッド）が感熱ヘッドカートリッ
ジ３である場合、パルス幅大（長い）を選択して信号出
力し、インクジェットヘッドカートリッジ２である場合
には、パルス幅小（短い）を選択して信号出力する。こ
れにより、装填されたヘッドカートリッジ２．３に対応
した印字ドライブがなされる。

第６図では、感熱ヘッドカートリッジ３が装填された場
合を例示しており、パルス幅大（長い）印字指令信号が
出力されることで、通電駆動時間が長くなり、発熱素子
を充分に加熱し印字させるようになっている。

このような構成を有するプリンタでは、キャリッジ本体
１に対しインクジェットヘッドカートリッジ２と、感熱
ヘッドカートリッジ３とを交換可能に取付けるように設
定し、−台のプリンタでインクジェット印字と感熱印字
の両方を選択使用できる。従って、用途に応じて、つま
り無人運転（無人印字処理）を実行する場合には、キャ
リッジ本体１に対し感熱ヘッドカートリッジ３を装填す
ることで（第４図参照）、インク切れによるデータ印字
欠落の不利が解消できる。また、印字記録紙を永久保存
する必要がある場合には、キャリッジ本体１に対しイン
クジェットヘッドカートリッジ２を装填することで（第
５図参照）、印字品質がよく長期保存に耐える印字処理
が可能となる。

（へ）発明の効果この発明では、以上のように、キャリッジ本体に対し、
感熱ヘッドカートリッジとインクジェットヘッドカート
リッジとを交換可能に取付は得るようにしたから、−台
のプリンタでインクジェット印字と感熱印字とを選択使
用できる。従って、用途に応じて無人運転印字処理を希
望する場合には、キャリッジ本体に対し単に感熱ヘッド
カートリッジを取付けるだけの簡易な作業で、希望する
印字記録が得られる。また、長期保存及び品質印字の良
好な印字処理を希望する場合には、キャリッジ本体に対
しインクジェットヘッドカートリッジを取付けるだけの
簡易な作業で、希望する印字記録が得られる等、合理的
で使用便宜なプリンタを提供し得る等、発明目的を達成
した優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、実施例プリンタに使用される感熱ヘッドカー
トリッジを示す斜視図、第２図は、実施例プリンタに使
用されるキャリッジ本体を示す分解斜視図、第３図は、
実施例プリンタに使用されるインクジェットヘッドカー
トリッジを示す斜視図、第４図は、キャリッジ本体に感
熱ヘッドカートリッジを装填した状態を示す側面図、第
５図は、キャリッジ本体にインクジェットヘッドカート
リッジを装填した状態を示す側面図、第６図は、実施例
プリンタの回路構成例を示すブロック図である。１：キャリッジ本体、２：インクジェットヘッドカートリッジ、３：感熱ヘッ
ドカートリッジ、：フオトセンサ、

Claims

【特許請求の範囲】

（１）キャリッジ本体と、このキャリッジ本体に対し脱
着可能に取付けられるインクジェットヘッドカートリッ
ジと、前記キャリッジ本体に対し脱着可能に取付けられ
る感熱ヘッドカートリッジとを備えていて、前記感熱ヘ
ッドカートリッジとインクジェットヘッドカートリッジ
とを、上記キャリッジ本体に対し交換可能に構成したこ
とを特徴とするプリンタ。