JP2969156B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

Info

Publication number
JP2969156B2
JP2969156B2 JP2908091A JP2908091A JP2969156B2 JP 2969156 B2 JP2969156 B2 JP 2969156B2 JP 2908091 A JP2908091 A JP 2908091A JP 2908091 A JP2908091 A JP 2908091A JP 2969156 B2 JP2969156 B2 JP 2969156B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
ink
cassette
width
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2908091A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07314747A (ja
Inventor
哲 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KASHIO KEISANKI KK
Original Assignee
KASHIO KEISANKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=12266366&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2969156(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by KASHIO KEISANKI KK filed Critical KASHIO KEISANKI KK
Priority to JP2908091A priority Critical patent/JP2969156B2/ja
Priority to MYPI92000059A priority patent/MY124305A/en
Priority to KR1019920000846A priority patent/KR960010415B1/ko
Priority to DE69203247T priority patent/DE69203247T3/de
Priority to EP92101562A priority patent/EP0497352B2/en
Priority to CN92100606A priority patent/CN1049864C/zh
Priority to US08/014,097 priority patent/US5253334A/en
Publication of JPH07314747A publication Critical patent/JPH07314747A/ja
Priority to HK58496A priority patent/HK58496A/xx
Publication of JP2969156B2 publication Critical patent/JP2969156B2/ja
Application granted granted Critical
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、所望の情報をラベル
などの被印字媒体に印字することのできる印字装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近では、ハンディタイプのプリンタや
ワードプロセッサなどの印字装置が広く普及し、所望の
場所で所望の情報の印字が手軽に行われている。このよ
うな印字装置では、一般に、熱転写性のインクテープを
収容したテープカセットを着脱可能に装着して、インク
テープをサーマル印字ヘッドに摺接させ、このインクテ
ープに記録紙を重ね合わせた状態で、サーマル印字ヘッ
ドを印字データに応じて駆動することにより、記録紙に
所望の情報を印字するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印字装置は、通常、一定幅のインクテープを使用し、こ
のインクテープの幅に応じたパターンサイズで情報を印
字するようになっているため、任意の幅のインクテープ
を使用することができない。例えば、幅の狭いインクテ
ープを使用した場合には、印字ヘッドで印字するパター
ンサイズがインクテープからはみ出すため、パターンサ
イズを小さくしなければ、確実に情報を印字することが
できない。また、幅の広いインクテープを使用した場合
には、インクテープの無駄を少なくするために、パター
ンサイズを大きくしたり、あるいは2行印字を行ったり
する必要がある。さらに、いずれの場合にも、印字ヘッ
ドで印字するパターンサイズを変更するためには、キー
操作などによってその都度パターンサイズを変更しなけ
ればならないため、その作業が面倒であるなどの問題が
ある。
【0004】この発明の目的は、インクテープの幅に応
じて印字ヘッドで印字するパターンサイズを自動的に変
換して良好に情報を印字することのできる印字装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、キャラクタ
データを入力する入力手段と、異なる幅のインクテープ
がそれぞれ収納され、収納されたインクテープの幅に対
応して異なる形状に形成された複数のカセットと、前記
複数のカセットのうちの1つのカセットが装着されるカ
セット装着手段と、前記カセット装着手段に設けられ、
少なくとも前記異なる幅のインクテープのうちの最大幅
のインクテープの幅に対応して所定数の印字素子が配列
された印字ヘッドと、前記カセット装着手段に設けら
れ、該カセット装着手段に装着された前記カセットの形
状に基づいて該カセットに収納されるインクテープの幅
を検出する検出手段と、前記印字ヘッドを駆動して前記
検出手段により検出された前記インクテープの幅に応じ
たパターンサイズで前記入力手段から入力されたキャラ
クタデータを被印字媒体に印字する制御手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明の印字装置において
は、異なる幅のインクテープがそれぞれ収納された複数
のカセットのうちの1つが、印字ヘッドが設けられるカ
セット装着手段に装着されると、検出手段によって前記
カセット装着手段に装着されたカセットの形状に基づい
てそのカセットに収納されたインクテープの幅が検出さ
れる。前記印字ヘッドには、少なくとも最大幅のインク
テープの幅に対応して所定数の印字素子が配列されてい
る。そして、制御手段が、前記印字ヘッドを駆動して検
出されたインクテープの幅に応じたパターンサイズで入
力されたキャラクタデータを被印字媒体に印字する。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して、この発明の一
実施例を説明する。
【0008】図1および図2は印字装置の要部を示す。
この印字装置では、携帯可能なボックス形状の装置本体
1の内部にシャーシ2が設けられ、このシャーシ2の上
面に数種類のテープカセット3、4のいずれかが着脱可
能に装着され、この装着されたテープカセット3、4を
装置本体1に開閉可能に取り付けられた蓋5によって覆
うことができるようになっている。なお、印字装置は、
図示しないが、通信ケーブルを介して電子手帳やワード
プロセッサなどの外部機器と接続可能となっている。
【0009】装置本体1内の所定箇所には巻取軸6、プ
ラテンローラ7、およびサーマル印字ヘッド8がそれぞ
れシャーシ2の上方に突き出して設けられている。巻取
軸6は装置本体1に回転自在に設けられている。プラテ
ンローラ7は装置本体1に設けられた支持板9に回転自
在に設けられている。サーマル印字ヘッド8は装置本体
1の箇所にプラテンローラ7に対して接離可能に設けら
れている。このサーマル印字ヘッド8は縦長の細長い板
状のもので、その上下方向に発熱素子(図示せず)が微
細な間隔で多数(例えば、144ドット)配列されてい
る。
【0010】装置本体1の左壁上部の所定箇所には印字
テープ排出口10およびカッタ11が設けられている。
カッタ11は装置本体1の左壁上部内にスライド可能に
配置されて印字テープ排出口10内に出没する構成とな
っている。このカッタ11には、装置本体1の左壁面に
形成されたボタン収納凹部13内にスライド可能に収納
された操作ボタン12が取り付けられている。また、装
置本体1内のシャーシ2上には、カセットガイド軸1
4、カセットガイド板15、およびカセット押え爪16
が設けられているほかに、高さ規制ピン17が立設され
ている。高さ規制ピン17は数種類のテープカセット
3、4の各上端面を一定の高さに揃えるためのものであ
り、プラテンローラ7の近傍およびシャーシ2の3隅部
に設けられている。
【0011】さらに、装置本体1内の右側にはテープ幅
検出部18およびインク材読取部19が設けられてい
る。テープ幅検出部18は、図2に示すように、右側に
突き出したシャーシ2の突出部20の前後部に設けられ
た一対の支持板21間に軸22を架渡し、この軸22に
金属などの導電材料よりなる操作子23を回動可能に設
け、この操作子23の右端部側方に抵抗体24を配設し
た構造となっている。この場合、抵抗体24の上端部に
は所定電圧Vが印加され、下端部はグランドに接続さ
れ、操作子23にはトリガー用のリード線25が接続さ
れており、この操作子23の回動量を抵抗体24が電気
抵抗値として検出する可変抵抗器を構成している。ま
た、操作子23は右端部がコイルバネ31により下側に
引き寄せられ、左端部がシャーシ1のカセット装着領域
内に突き出している。インク材読取部19は、テープ幅
検出部18と同様、シャーシ2の突出部26の前後部に
設けられた一対の支持板27間に軸28を架渡し、この
軸28に操作子29を回動可能に設け、この操作子29
の右端部上方にマイクロスイッチ30を配設した構造と
なっている。この場合、操作子29は、テープ幅検出部
18と同様、右端部がコイルバネ32により常に下側に
引き寄せられ、左端部が装置本体1内のカセット装着領
域内に突き出している。
【0012】一方、シャーシ2上に装着される数種類の
テープカセット3、4は、図2では2種類を示すが、実
際には3種類程度用意されている。すなわち、各テープ
カセット3、4は、内部に収容される被印字テープ3
3、34、インクテープ35、36の各幅および各イン
クの材質が異なり、これによりカセットケース37、3
8の厚さなどが異なった構造となっている。
【0013】例えば、図2において上側のテープカセッ
ト3は、図1に示すように上ケース37aと下ケース3
7bとからなるカセットケース37内の所定箇所に被印
字テープ供給リール40、インクテープ供給リール4
1、インクテープ巻取リール42、およびインクテープ
ガイドピン43が設けられた構造となっている。被印字
テープ供給リール40には、ベーステープの裏面に粘着
剤および剥離テープが設けられた被印字テープ33が巻
回されている。インクテープ供給リール41には、ベー
ステープの片面に熱溶融型のインクが塗布された熱転写
性のインクテープ34が巻回されている。この場合、イ
ンクテープ35のインクは、金属微粒子などを含有した
金色、銀色、白色などのカラーインクで、比較的融点の
高い感熱溶融型のものが使用されている。また、被印字
テープ33およびインクテープ35は各幅が同じで、か
つサーマル印字ヘッド8の発熱素子の配列領域のほぼ全
域に亘る大きさの幅、例えば144×144ドットのキ
ャラクタ印字が可能な大きさのものが使用されている。
このため、カセットケース37は、被印字テープ33お
よびインクテープ35の幅に応じて厚さが厚く形成され
ており、その手前側面にはカセット押え爪16が係脱可
能に係合する係合凹部44が設けられているとともに、
右側面にはインク材読取部19の操作子29の左端部が
挿入するインク識別凹部45が設けられている。このイ
ンク識別凹部45は、インクテープ35のインクの融点
が高いカラーインクであるから、カセットケース37を
シャーシ2上に装着した際に、インク材読取部19の操
作子29を押し下げるようにカセットケース37の下端
から中間部に亘り、かつカセットケース37の上端から
下側に離れて形成されている。また、カセットケース3
7の下面の各隅部には、図2に点線で示すように、被印
字テープ33とインクテープ35の上端を一定の高さに
揃えるために、高さ規制ピン17が挿入するピン挿入穴
46が設けられている。
【0014】このテープカセット3は、被印字テープ供
給リール40がカセットガイド軸14に嵌合され、イン
クテープ巻取リール41が巻取軸6に係合された状態
で、ピン挿入穴46に高さ規制ピン17が挿入して被印
字テープ33およびインクテープ35の上端の高さが規
制された上、係合凹部44がカセット押え爪16に係合
されることにより、シャーシ2上の所定箇所に装着され
る。この状態では、被印字テープ供給リール40から繰
り出された被印字テープ33は、プラテンローラ7とサ
ーマル印字ヘッド8の間および被印字テープ排出口10
を経て装置本体1の外部に送り出される。また、インク
テープ供給リール40から繰り出されたインクテープ3
5は、プラテンローラ7とサーマル印字ヘッド8の間お
よびインクテープガイドピン43を経てインクテープ巻
取リール41に巻き取られる。なお、プラテンローラ7
とサーマル印字ヘッド8の間における被印字テープ33
とインクテープ35とは、被印字テープ33のベーステ
ープの表面とインクテープ35のインクとが接触する状
態で、互いに重ね合わされるようになっている。
【0015】また、図2において下側のテープカセット
4は、カセットケース38内に収容される被印字テープ
34とインクテープ36の各幅が上述した下側のテープ
カセット3のそれよりも狭く形成されている。すなわ
ち、被印字テープ34とインクテープ36の幅は、上述
した各テープ33、35の幅の半分程度の大きさ、例え
ば72×72ドットのキャラクタ印字が可能な大きさに
形成されている。これに伴って、カセットケース38お
よび各リール40、41、42の厚さも、半分程度と薄
く形成されている。このため、カセットケース38の下
面には、上述したカセットケース37と異なり、高さ規
制ピン17が挿入するピン挿入穴46は設けられていな
い。また、インクテープ36のベーステープに塗布され
るインクは、カーボンなどを含有した黒色のインクで、
比較的融点の低いのもが使用されている。このため、カ
セットケース38の右側面に設けられるインク識別凹部
47は、インクテープ36のインクが融点の低い黒色で
あるから、カセットケース38をシャーシ2上に装着し
た際に、インク材読取部19の操作子29を押し下げな
いようにカセットケース38の下端から上端近傍に亘っ
て形成されている。
【0016】次に、図4を参照して、上述した印字装置
の回路構成を説明する。この図において、50は印字装
置全体を制御する制御部である。この制御部50は、キ
ー入力部51から情報が入力されると、その情報を印字
データ記憶部52に記憶し、キャラクタレレネレータ5
3から各情報に基づいたキャラクタを呼出すとともに、
印字制御データ判断部54で最大印字サイズを検出す
る。また、制御部50は、テープ幅検出部18で検出さ
れたインクテープ35または36の幅に応じた電気抵抗
値がA/D変換部55でデジタル信号に変換されて入力
し、このデジタル信号に基づいてキャラクタのパターン
サイズをパターンサイズ変換部56で変換する。そし
て、制御部50は、キー入力部51で入力された範囲指
定情報に基づいて印字するデータを指定印字範囲データ
記憶部57に記憶するとともに印字制御部58に出力す
る。印字制御部58にはインク材読取部19で読み取っ
たインク材の情報に基づいて印字電圧発生部59で電源
60からの電圧が調節されて供給される。これにより、
印字制御部58は制御部50からの印字データに基づい
て調節された電圧をサーマル印字ヘッド8に供給し、各
発熱素子を選択的に発熱させる。
【0017】次に、上述した印字装置にテープカセット
3、4のいずれかをセットして印字する場合について説
明する。
【0018】下側のテープカセット4をシャーシ2上に
装着して印字する場合には、まず、テープカセット4の
被印字テープ供給リール40をカセットガイド軸14に
嵌合させるとともに、インクテープ巻取リール41を巻
取軸6に係合させ、カセットケース38の下面を高さ規
制ピン17に当接させて載置した上、係合凹部44にカ
セット押え爪16を係合させる。すると、テープカセッ
ト4は、図3(a)に示すように、シャーシ2上の所定
箇所に装着される。
【0019】このとき、テープカセット4は、カセット
ケース38の下面が高さ規制ピンによって支持されるの
で、カセットケース38内の被印字テープ34およびイ
ンクテープ36の上端縁が一定の高さにセットされる。
しかも、カセットケース38の厚さは被印字テープ34
およびインクテープ36の幅に応じて薄いので、シャー
シ2上に装着されても、テープ幅検出部18の操作子2
3はカセットケース38によって押し下げられることが
ない。このため、操作子23による抵抗体24の抵抗値
は変化せず、初期状態のままとなる。この結果、テープ
カセット4のインクテープ36の幅が狭いことがテープ
幅検出部18で電気抵抗値として検出される。このテー
プ幅検出部18で検出された抵抗値は、図4のA/D変
換部55を介してパターンサイズ変換部56でキャラク
タをインクテープ36の幅に応じたパターンサイズに変
換する。この場合、パターンサイズはインクテープ36
の幅が狭いので、1/2サイズ(72×72ドット)に
変換される。
【0020】なお、これと同時に、インク材読取部19
は、図3(a)に示すように、操作子29の左端部がカ
セットケース38のインク識別凹部45内に挿入する
が、インク識別凹部47はカセットケース38の下端か
ら上端近傍に亘って形成されているため、操作子29が
インク識別凹部45の上端によって押し下げられること
がない。このため、操作子29が軸28を中心に回動し
て、マイクロスイッチ30をオン動作させることがな
い。この結果、インク材読取部19でテープカセット4
のインクテープ36のインクの材質が融点の低い黒色で
あることが判別される。このインク材読取部19で読み
取った判別信号は、図4の印字電圧発生部59に与えら
れ、この印字電圧発生部59が電源60から供給された
電圧をインクテープ36のインクの融点に応じた低い電
圧に変えて印字制御部58に供給する。これにより、サ
ーマル印字ヘッド8での印字濃度が調節される。
【0021】このようにして、テープカセット4がシャ
ーシ2上に装着された状態では、キー入力部51からデ
ータが制御部50に入力されて印字データ記憶部56に
記憶され、キャラクタジェネレータ53で各データのキ
ャラクタが呼出されると、図5の印字フローが動作する
(ステップS1)。そして、ステップS2では印字制御
データ判断部54でキャラクタの大きさ(等倍、倍角、
4倍角など)を判断し、ステップS3で最大印字サイズ
を検出し、ステップS4に進む。ステップS4ではテー
プ幅検出部18でインクテープ36の幅が1/2サイズ
(ハーフサイズ)であることが判断される。このように
ステップS4でインクテープの幅が1/2サイズである
と判断されると、ステップS5で最大印字サイズのキャ
ラクタパターンを72×72ドットとしてキャラクタの
パターンサイズを変換し、これに基づいてステップS6
で図6(a)に示すような印字を行う。このため、イン
クテープ36の幅に応じてオペレータが印字キャラクタ
のパターンサイズを調節する必要がなく、自動的にキャ
ラクタのパターンサイズを所望する大きさに設定するこ
とができるので、印字作業を容易に行うことができる。
このとき、サーマル印字ヘッド8はインク材読取部19
で読み取った判別信号により印字電圧発生部59から供
給される電圧がインクテープ36のインクの融点に応じ
た低い電圧で供給されて印字濃度が調節されるので、極
めて鮮明な印字を行うことができる。
【0022】また、上側のテープカセット3をシャーシ
2上に装着して印字する場合には、上述した下側のテー
プカセット4と同様、被印字テープ供給リール40をカ
セットガイド軸14に嵌合させるとともに、インクテー
プ巻取リール41を巻取軸6に係合させ、カセットケー
ス37の下面に設けられたピン挿入穴46内に高さ規制
ピン17を挿入させて載置した上、係合凹部44にカセ
ット押え爪16を係合させる。すると、テープカセット
3は、図3(b)に示すように、シャーシ2上の所定箇
所に装着される。
【0023】このとき、テープカセット3は、カセット
ケース37のピン挿入穴46内に高さ規制ピン17が挿
入して支持されるので、カセットケース37内の被印字
テープ33およびインクテープ35の上端縁が上述した
下側のテープカセット4と同じ一定の高さにセットされ
る。しかも、カセットケース37の厚さは被印字テープ
33およびインクテープ35の幅に応じて厚いので、シ
ャーシ2上に装着されると、テープ幅検出部18の操作
子23がカセットケース37の下面によって押し下げら
れる。このため、操作子23は抵抗体24に接触した状
態で軸22を中心に回動するため、操作子23により抵
抗体24の抵抗値が変化して初期状態のときよりも小さ
くなる。これにより、テープカセット3のインクテープ
35の幅が広いことがテープ幅検出部18で電気抵抗値
として検出される。このテープ幅検出部18で検出され
た抵抗値は、上述した場合と同様に、A/D変換部55
を介してパターンサイズ変換部56でインクテープ35
の幅に応じた大きさにキャラクタのパターンサイズを変
換する。この場合、パターンサイズはインクテープ35
の幅が広いので、例えばフルサイズ(144×144ド
ット)に変換される。
【0024】なお、このときには、インク材読取部19
の操作子29の左端部が図3(b)に示すようにカセッ
トケース38のインク識別凹部47内に挿入して、イン
ク識別凹部27の上端によって押し下げられるので、操
作子29は軸28を中心に回動して、マイクロスイッチ
30をオン動作させる。これにより、インク材読取部1
9でテープカセット3のインクテープ35のインクの材
質が黒色以外の、金色、銀色、白色などの融点の高いカ
ラーインクであることが判別される。このインク材読取
部19で読み取った判別信号は、上述と同様、印字電圧
発生部59に与えられ、この印字電圧発生部59が電源
60から供給された電圧をインクテープ36のインクの
融点に応じた低い電圧に変えて印字制御部58に供給す
る。これにより、サーマル印字ヘッド8での印字濃度が
調節される。
【0025】このようにして、テープカセット3がシャ
ーシ2上に装着された状態では、キー入力部55からデ
ータが制御部50に入力されると、上述と同様に、図5
の印字フローが動作し、ステップS2でキャラクタの大
きさ(等倍、倍角、4倍角など)が判断されてステップ
S3で最大印字サイズが検出された後、ステップS4で
インクテープ35の幅がテープ幅検出部18によりフル
サイズであることが判断される。このようにステップS
4でインクテープの幅がフルサイズであると判断される
と、ステップS7で最大印字サイズのキャラクタパター
ンを144×144ドットとしてキャラクタのパターン
サイズが変換され、これに基づいてステップS6で図6
(c)に示すような印字を行う。この場合にも、インク
テープ35の幅に応じてオペレータが印字キャラクタの
パターンサイズを調節する必要がなく、自動的にキャラ
クタのパターンサイズを所望する大きさに設定すること
ができるので、印字作業を容易に行うことができる。こ
のとき、サーマル印字ヘッド8はインク材読取部19で
読み取った判別信号により印字電圧発生部59から供給
される電圧がインクテープ35のインクの融点に応じた
高い電圧で供給されて印字濃度が調節されるので、極め
て鮮明な印字を行うことができる。
【0026】また、印字装置のシャーシ2上に上述した
いずれのテープカセット3、4と異なるテープカセット
が装着され、テープ幅検出部18で例えば2/3サイズ
と検出された場合には、ステップS7で最大印字サイズ
のキャラクタパターンを96×96ドットとしてキャラ
クタのパターンサイズを変換し、これに基づいてステッ
プS6で図6(b)に示すような印字を行う。
【0027】なお、この発明は上述した実施例に限定さ
れるものではない。例えば、印字ヘッドはサーマル印字
ヘッドである必要はなく、ワイヤードット印字ヘッドで
も良く、またラベル印字装置に限らず、ワードプロセッ
サなどのデータ処理装置の印字装置として広く使用する
ことができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、所定数の印字素子が配列された印字ヘッドに対して
インクテープを装着する際に、検出手段でインクテープ
の幅を検出し、この検出結果に基づいて制御手段がイン
クテープの幅に応じて印字を制御するので、インクテー
プの幅が印字素子の配列方向の範囲内において任意の幅
であっても、インクテープの幅に応じて印字ヘッドで印
字するパターンサイズを自動的に変更して良好に情報を
印字することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字装置にテープカセットを装着する際の全体
斜視図。
【図2】シャーシ上に装着される複数のテープカセット
を示す要部斜視図。
【図3】(a)は厚さの薄いテープカセットをシャーシ
上に装着した状態の側面図、(b)は厚さの厚いテープ
カセットをシャーシ上に装着した状態の側面図。
【図4】印字装置の回路構成を示すブロック図。
【図5】印字装置の印字フローを示す図。
【図6】(a)は1/2サイズの幅の狭いインクテープ
で印字した印字状態を示す図、(b)は2/3サイズの
幅のインクテープで印字した印字状態を示す図、(c)
はフルサイズの幅の広いインクテープで印字した印字状
態を示す図。
【符号の説明】
1 装置本体 3、4 テープカセット 8 サーマル印字ヘッド 18 テープ幅検出部 33、34 被印字テープ 35、36 インクテープ 50 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/32 - 2/325 B41J 2/355 B41J 2/475 B41J 2/485 B41J 3/36 B41J 21/00 B41J 32/00 B41M 5/26 G06F 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャラクタデータを入力する入力手段
    と、 異なる幅のインクテープがそれぞれ収納され、収納され
    たインクテープの幅に対応して異なる形状に形成された
    複数のカセットと、 前記複数のカセットのうちの1つのカセットが装着され
    るカセット装着手段と、 前記カセット装着手段に設けられ、少なくとも前記異な
    る幅のインクテープのうちの最大幅のインクテープの幅
    に対応して所定数の印字素子が配列された印字ヘッド
    と、 前記カセット装着手段に設けられ、該カセット装着手段
    に装着された前記カセットの形状に基づいて該カセット
    に収納される インクテープの幅を検出する検出手段と、前記印字ヘッドを駆動して 前記検出手段により検出され
    た前記インクテープの幅に応じたパターンサイズで前記
    入力手段から入力されたキャラクタデータを被印字媒体
    に印字する制御手段と、 を具備したことを特徴とする印字装置。
JP2908091A 1991-01-31 1991-01-31 印字装置 Expired - Lifetime JP2969156B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2908091A JP2969156B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 印字装置
MYPI92000059A MY124305A (en) 1991-01-31 1992-01-14 Tape printer.
KR1019920000846A KR960010415B1 (ko) 1991-01-31 1992-01-22 테이프 프린터
EP92101562A EP0497352B2 (en) 1991-01-31 1992-01-30 Tape printer
DE69203247T DE69203247T3 (de) 1991-01-31 1992-01-30 Streifendrucker.
CN92100606A CN1049864C (zh) 1991-01-31 1992-01-31 胶带打印机
US08/014,097 US5253334A (en) 1991-01-31 1993-02-05 Tape printer
HK58496A HK58496A (en) 1991-01-31 1996-04-03 Tape printer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2908091A JP2969156B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 印字装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07314747A JPH07314747A (ja) 1995-12-05
JP2969156B2 true JP2969156B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=12266366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2908091A Expired - Lifetime JP2969156B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 印字装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2969156B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4556827B2 (ja) 2004-10-13 2010-10-06 カシオ計算機株式会社 印字装置
JP2006110813A (ja) 2004-10-13 2006-04-27 Casio Comput Co Ltd 印字装置
TWI304020B (en) 2005-09-29 2008-12-11 Casio Computer Co Ltd Printer
JP5163960B2 (ja) * 2009-03-04 2013-03-13 カシオ計算機株式会社 テープ印刷装置、画像と文書が合成された合成ラベルの作成方法、合成ラベルの作成プログラムが記憶された記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07314747A (ja) 1995-12-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0497352B1 (en) Tape printer
US5253334A (en) Tape printer
JP3330647B2 (ja) プリント機能を有するマウス
EP1800875B1 (en) Tape printer
US5024541A (en) Manually operable sweeping-type printing apparatus
JP3335433B2 (ja) テープカセット
EP1792740B1 (en) Tape printing device and tape cassette
EP1800874A1 (en) Tape cassette and tape printing device
JPH079743A (ja) テープ状態検出装置およびテープカセット
JP2583625Y2 (ja) プリンタ
JP3357128B2 (ja) テープ作成装置
JP2969156B2 (ja) 印字装置
JP3982378B2 (ja) テープ印字装置、プログラム、及び記録媒体
JP2003145902A (ja) リボンカセット及びこれを用いた熱転写プリンタ
US5575573A (en) Document processing device having format information storing function
JPH072203Y2 (ja) テープ印刷装置及びその装置に装着されるテープカセット
JP2582482Y2 (ja) 印刷装置
JP2536344B2 (ja) 印字装置
JPH06115189A (ja) 印字装置
JP2000118077A (ja) プリンタ
US6906816B1 (en) Printer and printing method
JP2583678Y2 (ja) プリンタ
JP2563063Y2 (ja) 切断装置
JP2832849B2 (ja) プリンタにおける印字レイアウトの作成方法
JP4666545B2 (ja) プリンタ装置