JPH02197171A - 静電誘導サイリスタ及びその製造方法 - Google Patents

静電誘導サイリスタ及びその製造方法

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JPH02197171A
JPH02197171A JP1895789A JP1895789A JPH02197171A JP H02197171 A JPH02197171 A JP H02197171A JP 1895789 A JP1895789 A JP 1895789A JP 1895789 A JP1895789 A JP 1895789A JP H02197171 A JPH02197171 A JP H02197171A
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JP
Japan
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layer
semiconductor substrate
anode
conductivity type
junction
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JP1895789A
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Inventor
Yoshimitsu Tanaka
義光 田中
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、静電誘導サイリスタ及びその製造方法に関す
るものであり、大電力を制御する用途に特に適するもの
である。
「従来の技術] 電力制御用の半導体装置としては、従来、バイポーラト
ランジスタ、MOSFET、サイリスク、GTO等が用
いられているが、中でも静電誘導サイリスクは高耐圧で
、大電流を制御でき、しがも高速動作が可能であるとい
う特徴を有しており、近年広く用いられている。
静電誘導サイリスタの従来例を第3図に示す。
これは、半導体基板の裏面側にアノードA、表面側にゲ
ートG、カソードKを配置した表面ゲー1〜型の静電誘
導サイリスタである。このような半導体装置は、通常、
ウェハーと呼ばれる半導体基板に各種の工程を施し、ウ
ェハー上に多数の半導体装置を同時に形成した後、個々
のチップに切り出すことにより製造されることが一最的
である。切り出されたチップの外周部の断面は、特に意
図的に処理を施さない限り、第3図に示すような成り行
きの切断面となっており、この部分に存在するPN接合
(破線で囲まれた部分)は、その切断面において、接合
の特性が著しく劣化している。このような場合、第3図
に示す静電誘導サイリスタのアノード・カソード間のP
N接合は逆阻止特性が劣ることになり、逆バイアス時に
相当量の漏れ電流が生じやすい。
[発明が解決しようとする課題] ところで、静電誘導サイリスタは、通常、カソードを電
源の低電位側、アノードを電源の高電位側に接続し、ス
イッチングや増幅作用を行う装置であるが、駆動回路や
負荷回路の形式によっては、カソード間が高電位に、ア
ノード側が低電位になる動作状悪が存在する。このよう
な逆バイアス状態のときに、前述したようなアノード・
カソード間のPN接合に相当量の逆漏れ電流が流れると
、静電誘導サイリスタの内部で大きな電力損失が発生し
、発熱を引き起こし、素子破壊に至る危険性がある。
このような事態を防止するためには、第4図に示すよう
に、静電誘導サイリスタQと並列に逆向きのダイオード
Dを外付けして、意図的にバイパスを作って逆電流を流
す方法がある。他の方法としては、第5図に示すように
、チップ外周部のPN接合面をエツチングや研磨等の方
法で滑らかな面とし、その上に保護膜6を形成すること
によって、逆漏れ電流を阻止し得る良好なPN接合面を
形成する方法も考えられる。しかしながら、この方法は
複雑な工程を必要とする上、特性も不安定になりやすい
という欠点があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、アノード・カソード間PN接合
の逆阻止特性を良好とし、且つ容易に作成できて特性の
安定性が期待できる静電誘導サイリスタの構造と製造方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明にあっては、上記の課題を解決するために、第1
図に示すように、半導体基板の裏面に第1導電型の第1
層(1層1)を有し、第1層との接きを有する基板表面
側の第2導電型の第2層(N層2)を有し、第1層と連
続し第2層を分離する第1導電型の第3層(1層3)を
有し、第2層の表面部に離間して形成された第1導電型
の第4層(P層)4を有し、半導体基板の裏面に接続し
た第1電極(アノードA)と、第4層に挟まれた第2層
の表面に接続した第2電極(カソードK )と、第4層
に接続した第3電極(ゲートG)とを少なくとも有する
ことを特徴とするものである。
さらに、本発明にあっては、上記構造の静電誘導サイリ
スタを製造するために、第2図(a)〜(d)に示すよ
うに、 (a)第1導電型の半導体基板(1層1)と、第2導電
型の半導体基板(N層2)を形成し、第2導電型の半導
体基板に第1導電型の第3層(1層3)又は第3層の一
部を形成し、 (b)第1導電型の半導体基板と第2導電型の半導体基
板を貼り合わせて、貼合半導体基板を作成し、 (C)この貼合半導体基板に必要に応じて第3121(
1層3)を追加形成すると共に、第1導電型の第4層(
P層4)を形成し、 (d)次いで、第1電極(アノードA)、第2電極(カ
ソードK)、第3電極(ゲートG)を形成する工程を少
なくとも含むものである。
[作用] 本発明にあっては、このように、チップの外周部が第1
層(PNl)と接続された第37!j(N層3)によっ
て覆われているため、外周部の断面部にはPN接合が存
在しない。そして、第1層(Pal)と第3層(N層3
)とのPN接合の端部は半導体基板表面に形成されてお
り、半導体基板表面及び表面上に形成される絶縁性の保
護11R5は極めて安定であり、そこに逆阻止特性の良
好なPNi合を形成することは、−i的に極めて容易で
ある。したがって、このような構成によって、アノード
・カソード間の逆阻止特性の良好な静電誘導サイリスタ
が得られる。
さらに、このような構成の静電誘導サイリスタを製造す
るに当たっては、類似の装置を得るに際して通常用いら
れている方法、例えば、不純物の熱拡散法やエピタキシ
ャル成長法で予め1層1と8層2を形成した半導体基板
に対して表面側から1層3を形成する方法も考え得るが
、これらの方法は、8層2が薄い場合にのみ有効である
。耐圧が500■以上の高耐圧素子においては、8層2
の厚みは100μm程度又はそれ以上必要とされるため
、熱拡散法では、数日にわたる熱処理工程が必要である
。さらに、この熱処理工程の間に、PRlから8層2へ
の拡散も進行するため、8層2の厚さは実質的に減少す
ることになり、所望のfiIi造を得るのは現実的には
困難である。一方、本発明の製造方法では、予め、1層
3を形成したカソード側の半導体基板を用いて、アノー
ド側の半導体基板に貼り付けるため、深い拡散を形成す
る困難さや、それによって生じる不純物層のせり上がり
等の問題を解消できるものである。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例の断面図である。単結晶シリ
コン等からなる半導体基板には、裏面側に1層1が形成
され、表面側に8層2が形成され、チップ周辺の断面部
には1層1と連続した1層3が形成され、1層3と8層
2とのPN接合端は、半導体基板の表面部に形成される
。N層1の表面には、複数の離間された1層4が形成さ
れ、1層4に挟まれた8層2の表面部にはカソードKが
接続される。アノードAは半導体基板裏面の1層1に、
ゲートGは半導体基板表面の1層4にそれぞれ接続され
る。
上記構造の静電誘導サイリスタにおいては、アノード・
カソード間のPN接合端を半導体表面に安定に形成でき
るので、良好な逆阻止特性が得られる。
第2図(a)〜(d)は本発明の製造方法の一実施例を
示している。以下、各工程についてそれぞれ説明する。
(a)低抵抗のP型半導体基板(1層1)と、高耐圧に
適した高抵抗のN型半導体基板(8層2)を用窓し、N
型半導体基板(8層2)については、その周辺部に不純
物拡散等により1層3の一部を形成しておく。
(b)これら2枚の半導体基板(1層1,8層2)は、
貼り付けるべき面を慎重に洗浄し、凹凸や異物を除去し
、貼り合わせ、数百度乃至千度程度の高温中に保持して
、貼り合わせ面の接合を行う。
(c)この貼付半導体基板に対して、表面側から不純物
拡散により1層3を追加形成し、また、ゲートGとなる
複数の1層4を形成する。
(d)次いで、表面側にシリコン酸化膜のような保護膜
5を形成すると共に、アノードA、カソードK、ゲート
Gの各電極を接続する。
これによって、アノード・カソード間のPN接合端は、
表面側の保護膜5で覆われた状態となり、良好な逆阻止
特性が安定して得られる。
なお、実施例では第1導電型をP型、第2導電型をN型
としたが、第1導電型をN型、第2導電型をP型として
も良いことは言うまでもない。
「発明の効果コ 本発明の静電誘導サイリスタにあっては、上述のように
、アノード・カソード間のPN接合端がチップ断面には
存在せず、半導体基板表面上に存在するため、アノード
・カソード間のPN接合を逆漏れ電流の少ない良好な接
合とすることができるという効果がある。これによって
、静電誘導サイリスタの逆阻止特性を向上させることが
でき、従来、応用回路によっては必要とされていた外付
けの逆並列ダイオードを不要とすることができるという
利点がある。
また、本発明の製造方法にあっては、第2導電型の半導
体基板に第1導電型の第3層又は第3層の一部を形成し
た後、第1導電型の半導体基板と貼り合わせることによ
り、チップ断面にPN接合端が露出しない上記の構造の
静電誘導サイリスタを容易に製造することができ、長時
間の熱拡散工程を必要としないので、製造工程中におい
て、他の構造パラメータの変動を最小限に抑えることが
できるという効果がある。また、第1導電型及び第2導
電型の半導体基板の厚さを自由に設定できるので、特に
高耐圧の静電誘導サイリスクを容易に提供できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る静電誘導サイリスタの断面図、第
2図(a)乃至(d)は本発明に係る静電誘導サイリス
タの製造方法を示す断面図、第3図は従来の静電誘導サ
イリスタの断面図、第4図は同上の一使用例を示す回路
図、第5図は従来の他の静電誘導サイリスタの概略構成
を示す断面図である。 1はP層、2はN層、3はP層、4はP層、Aはアノー
ド、Kはカソード、Gはゲートて゛ある。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板の裏面に形成された第1導電型の第1
    層と、半導体基板の表面に形成され第1層との接合を有
    する第2導電型の第2層と、第1層と連続し第2層を分
    離する第1導電型の第3層と、第2層の表面部に離間し
    て形成された第1導電型の第4層と、半導体基板の裏面
    に接続した第1電極と、第4層に挟まれた第2層の表面
    に接続した第2電極と、第4層に接続した第3電極とか
    ら少なくとも構成されることを特徴とする静電誘導サイ
    リスタ。
  2. (2)第1導電型の半導体基板と、第2導電型の半導体
    基板を形成し、第2導電型の半導体基板に第1導電型の
    第3層又は第3層の一部を形成した後、第1導電型の半
    導体基板と第2導電型の半導体基板を貼り合わせて貼合
    半導体基板を形成し、貼合半導体基板における第2層の
    表面部に第1導電型の第4層を離間して形成し、貼合半
    導体基板における第1層の裏面部に第1電極を接続し、
    第4層に挟まれた第2層の表面に第2電極を接続し、第
    4層に第3電極を接続することを特徴とする静電誘導サ
    イリスタの製造方法。
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