JPS5936832B2 - 半導体スイッチング素子 - Google Patents

半導体スイッチング素子

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JPS5936832B2
JPS5936832B2 JP53028252A JP2825278A JPS5936832B2 JP S5936832 B2 JPS5936832 B2 JP S5936832B2 JP 53028252 A JP53028252 A JP 53028252A JP 2825278 A JP2825278 A JP 2825278A JP S5936832 B2 JPS5936832 B2 JP S5936832B2
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cathode
semiconductor
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健治 宮田
達弥 亀井
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は半導体スイッチング素子に係り、特にdv/d
t耐量の大きな半導体スイッチング素子に関する。
従来、半導体スイッチング素子を集積化する場合には、
例えば第1図のごときラテラルサイリスタを、pn接合
分離された領域または絶縁分離された領域に複数個形成
し、上記ラテラルサイリスタの電極を所望の特性が得ら
れるように配線するとともに、その他の付属回路を同一
半導体基板中に形成して得ていた。
図において、1、2、3はそれぞれアノード、カソード
、ゲート電極、4はカソード領域、5はゲート領域、6
はアノード領域、Tは半導体基体である。しかしながら
第1図の如きラテラルサイリスタ(あるいは一般のサイ
リスタ)には次のような欠点があつた。すなわち、アノ
ードに正、カソードに負の電圧を印加し、ゲート電極を
開放にするとサイリスタは阻IL状態となる。しかし、
アノード電極に時間とともに増加する電圧va、すなわ
ちdva/dtが正値の電圧が印加されるとアノードか
らカソードヘ偏位電流が発生し、これがサイリスタのゲ
ートトリガ電流として働き、サイリスタが導通状態とな
ることがある。この現象は雑音の多い回路やサイリスタ
を高速スィツチング動作させる時に特に重要になり、こ
れがサイリスタの信頼性を低下させ、高速動作を制限す
る大きな要因となつている。このDv/Dt耐量を増す
ために、例えばゲート電極3、カソード電極2間に外部
抵抗を接続したり、カソード領域4とゲート領域5を素
子内部で短絡するなどの手段により、偏位電流がカソー
ド領域4へ流入してゲートトリガ電流となることを防ぐ
方法がとられている。しかしながらこれらの方法はゲー
ト電流がカソード領域へ流入するときの側流回路として
も働き、結果としてゲートトリガ電流が増大するという
新たな欠点を生ずる。ゲートトリガ電流の増加は、特に
これらスイツチング素子を多数個集積した回路では、ゲ
ート電流の合計値が非常に大きくなつてしまうなどの欠
点をもたらす。Dv/Dt゜耐量を大きくし、かつゲー
トトリガ電流を小さくするには例えば、サイリスタのゲ
ート・カソード間にトランジスタを含む付属回路を付加
する方法なども考えられているが、これら付属回路を付
加することはスイツチング素子自体の集積度を下げるこ
とになり、チツプ面積の増大にともなつてコスト高にな
る欠点がある。本発明は、従来素子の持つかかる欠点を
除去し、Dv/Dt耐量が大きく、集積度の高い新規な
構造のスイツチング素子を提供するものである。
本発明の特徴とするところは、一方導電型の半導体基体
と、基体の一主面に設けられた反対導電型のアノード領
域と、アノード領域から隔離して前記一主面に設けられ
た反対導電型のゲート領域と、ゲート領域のアノード領
域から遠い1部分と接してその間にPn接合を形成し、
かつ基体とも相接するように前記一主面に設けられた一
方導電型のカソード領域とを具備し、前記ゲートおよび
カソード領域間に前記Pn接合を逆パイアスする電圧が
印加されたときに、カソード領域に接する基体の部分に
生ずる空間電荷層によつて前記基体からカソード領域に
至る電流通路が遮断され、また前記逆バイアス電圧が印
加されないときはアノード領域、基体、ゲート領域およ
びカソード領域がサイリスタ動作をする点にある。第2
図は本発明の一実施例の断面構造である。
アノード領域6およびカソード領域4は半導体基体7の
同一表面側に位置し、ゲート領域5はカソード領域4を
取囲み、かつその一部が前記表面側に位置するように形
成され、かつカソード領域の直下部分にはチャンネル9
が形成されている。したがつて基体7とカソード領域4
は前記テヤンネル9を通して直接接続されている。かか
る構造の素子は例えば1つの半導体ウエハ内にPn接合
分離あるいは絶縁分離された島状領域の中に形成し、こ
れを複数個配置接続してもよい。この素子の表面パター
ンは例えば第3図又は第4図のような簡単な構成で実現
できる。図において11はSiO2膜であり、Aでは図
中に示されていない。なお、この場合のチヤンネル9の
位置は、電流引出効果を対称にし、遮断時の電流の不均
一を防ぐためには、カソード領域4の中心部直下に設け
るのが望ましい。またテヤンネル9は実施例では1本の
み示されているが、これを複数本とし、ゲートおよびカ
ソード用電極をくし形状に配列してもよい。次に本発明
の動作原理を説明する。今第2図のように、電圧Vgを
有する電源をゲート3が負、カソード2が正となるよう
に接続してスイツチSを閉じると、接合J2およびJ3
が逆バイアスされる。この結果、接合J2およびJ3の
両側に、図中点線で示したように、空間電圧層10が発
生するが、チヤンネル部9以外ではこの空間電荷層10
の拡がりは一般に小さい。これは、ゲート領域5および
カソード領域4の不純物濃度が比較的高く設定されてい
るのに対して、チヤンネル領域9のそれは半導体基体の
不純物濃度に等しく、カソードおよびゲート領域より低
いので、空間電荷層が大きく拡がる性質を持つているか
らである。チヤンネル部9の幅D,深さlおよびVgが
適当に設定されれば、この空間電荷層10によつてチヤ
ンネル部を完全にピンチオフすることができる。かかる
状態では、アノード電極1にカソード電極2に対して正
の電圧を印加しても、アノードからカソード2に至る電
流通路の一部であるチヤンネル9がピンチオフされてい
るので電流は流れ得ない。すなわち阻止状態となる。こ
のとき仮りにアノード電圧が急に上昇して偏位電流が発
生しても、それらは接合J3には流れることなくすべて
ゲート3に流入し、外部回路を通つてカソード2に達す
るとともに、ゲート3をカソード2に対して負にバイア
スしているので素子がターンオンすることはない。かり
にカソード領域4の真下のゲート領域5が広く、偏位電
流による横方向電圧降下が発生したとしても、それに打
勝つに十分な大きさのゲート電圧Vgを印加してあるの
でターンオンは防止される。さらに、第5図のようにパ
ターンを微細化したり、あるいは第6図のようにゲート
領域5への接続電極を増すことによつて、偏位電流によ
る横方向電圧降下を減少させ、その誤ターンオンを防止
することができる。つぎにスイツチSを開くとゲート領
域5、半導体基体7間の接合J2、およびゲート領域、
カソード領域4間の接合J3に逆バイアス電圧が印加さ
れないので、チャンネル領域9に拡がつていた空間電荷
層10は消失する。
この結果、アノードにカソードに対して正の電圧を印加
すると電流がチヤンネル部9を通つてカソード2へ流入
しアノード電流が流れる。チヤソネル部9に電流が流れ
てアノード層領域6から基体7に正孔が注入され、それ
らがゲ一領域4の接合J2に達するようになると、カソ
ード領域4から領域5に電子が注入される。この作用に
より、アノード領域6と基体7およびゲート領域5で構
成されるPnpトランジスタと基体7、ゲート領域5お
よびカソード領域4で構成されるNpnトランジスタの
電流増幅率α とα の和が1より大きくなると、
アノPnPnpnード領域6、基体7、ゲート領域5お
よびカソード領域4で構成されるPFnpn+サイリス
タがターンオンする。
この結果、素子のチャンネル部9はダイオード、その他
の部分はサイリスタとして働き、カソード領域4の全域
に電流が流れこむことになる。このサイリスタ作用は素
子の導電面積を広げ、オン電圧を小さくする上に非常に
重要である。第7図は本発明の一実施例についてその特
性を説明するための図である。
なお、d−3μM.l=5μmとした。アノード1に正
電圧を印加した状態でゲート3を開放にすると素子はオ
ン状態となり、アノード電流が流れる。Vgが−3.5
vのときはチヤンネル領域9がピンチオフされているの
でアノード電圧が印加されても電流は流れないが、アノ
ード電圧を増していくとチャンネル領域9に生じていた
ポテンシャルバリヤはゲート領域5の接合J2からアノ
ード側へのびた空間電荷層10による電界によつて引き
下げられ、ついに電流が流れはじめる。ゲート電圧を増
すと阻止できノるアノード電圧は図のように上昇するが
、ゲート・カソード間に印加できる電圧には限度がある
ので、順方向阻止電圧にも上限がある。
チヤンネル領域の幅dをせまくするとピンチオフ電圧が
低くなるので低いゲート電圧で高いアノード電圧を阻止
できる。またチャンネルの深さlが深いほどゲート電圧
を低くできる。しかしチヤンネルの幅dは製作プロセス
の再現性と、またその深さlはサイリスタのpベース領
域5の厚みと関連性があるのでそれぞれ最適値が選ばれ
なければならない。本発明は以上の如くラテラルサイリ
スタと電界効果スイッチング素子を複合化した点に特徴
があり、これによりDv/Dt耐量が大きくかつ集積化
しやすいスイツチング素子を提供することができる。さ
らに本発明の特徴は、例えばUSP4O6O82l号明
細書に開示されているようなサイリスタ構造と比較すれ
ばより明確になる。すなわちまず第1に、前記USPに
おいてカソード領域とゲート領域間に介在するN層は、
本発明におけるサイリスタ作用に対しては、そのオン電
圧を増加させるように作用する。したがつて、本発明の
如くこのN層が存在しない方がサイリスタ作用をより効
果的に行なわせることができ、大電流を流すのに好都合
となる。しかもチヤンネル幅がせまく、かつカソード面
積がゲートの表面に露出した部分より広くできる。この
結果ゲート電圧が低く、かつ小さな面積で大きな電流を
スイツチングできるので集積密度が向上する。第2に前
記USPにおいて用いなければならないエピタキシヤル
成長技術を本発明の構造では用いる必要がない。スイツ
チング素子を集積化する場合は、一般にこれら複数の素
子を電気的に絶縁する必要がある。この際、例えば絶縁
ゲート型の分離方法を用いて素子間の静電容量を最少に
しようとすると、通常のウエハ全体にわたる均一なエピ
タキシャル成長技術では製作することができず、特殊な
選択エピタキシヤル成長技術などが必要になるのでコス
ト高になる欠点がある。またエピタキシャル成長技術そ
のものが、USP4O37245号明細書に述べられて
いるように製造コストを上げる原因となる。第3にエピ
タキシヤル成長層の不純物濃度を基板の不純物濃度と同
じにするかあるいは基板よりも低くすることが困難な場
合がある。
例えば基板の不純物濃度を1×1015CW1−3とし
たとき、工ピタキシャル成長層の不純物濃度を1×10
15crn′3に設定すると、埋込みゲート層からのオ
ートドーピング効果により、基板一エピタキシャル界面
に高抵抗層またはn型反転層が形成されてしまう。高抵
抗層が生ずるとアノードとゲート間に拡がる空間電荷層
(アノードをブラス、ゲートをマイナスするとゲート層
からアノード層へ拡がる)が高抵抗層の生じているとこ
ろで異常に拡がり、パンチスルーする問題が生じ、耐圧
低下の原因になる。もし反転層が形成されればチヤンネ
ルを正常に形成できなくなると同時にアノード・ゲート
間はシヨート状態となる。かかるオートドーピング効果
によつて致命的な特性異常を引き起こさない場合でも、
一般に基板とエピタキシヤル成長層との界面間には積層
欠陥やミスフイツト(Missfit)転位などが発生
しやすく、耐圧劣化やリーク電流増加の原因となる。こ
れに対して本発明のラテラル型半導体スイッチング素子
は、選択拡散技術のみにより、しかも基板の1面からの
処理(拡散、電極蒸着など)のみによつて製造可能であ
るので集積化が容易である。さらにDv/Dt補償回路
が不要となるのでその分だけ集積度を上げることが可能
となる。次に第2図に示した本発明の一実施例について
、その製作工程を第8図により簡単に説明する。
まずaのようにn型半導体基体7を用意する。例えば抵
抗率10Ω−m、厚さ50μm以上とする。つぎに一方
の主表面からp型不純物例えばボロンを選択的に拡散し
てp型アノード領域6およびp型ゲート領域5を設ける
とともに、チヤンネル領域9を形成する(図のb)。ア
ノード領域6は、例えば100μMX3OOμmの大き
さで、深さ15μMOp+型拡散層とする。またゲート
領域5は、例えば150μMX3OOμmの大きさで、
深さ15μm(7)p型拡散層とする。表面での不純物
濃度は5X1018at0ms/Cd程度に選び、カソ
ード領域4を拡散したときにPnpnスイツチング動作
が行なわれるようにする。例えば950℃に加熱したボ
ロンナイトライドウエハとシリコンウエハを約30分間
不活性ガス雰囲気で石英管中に保持し、その後シリコン
ウエハを酸化性雰囲気で1200℃、4時間加熱するこ
とにより得られる。アノード領域6とゲート領域5は約
100μmの間かくで互いに対向して主表面上に形成さ
れており、ゲート領域5に設けたチヤンネル9は幅3μ
M,長さ260μmである。つついて同図cのようにn
型不純物、例えばリンを選択的に拡散してn+カソード
領域4を形成する。表面上の大きさは80μm×280
μmとし、深さを10μmとすれば同図cのようにカソ
ード領域はチヤンネル9の領域を除いてゲート領域によ
つてとり囲まれた構造となる。リン拡散法として、例え
ばPOCl3の蒸気を加熱されたシリコン基体へ導く方
法を用いることができる。950℃、30分間の加熱処
理によりカソードの表面に高濃度のリン拡散層ができる
つづいて酸化性雰囲気中で1200℃、60分の加熱処
理をすれば、深さ10μm、表面濃度2X1020at
0ms/Cr!のカソード領域4ができる。最後にアノ
ード領域6、カソード領域4およびゲート領域5にそれ
ぞれ電極1,2.3を接続すれば、第2図に示したよう
な本発明のスイッチング素子が完成する。金属電極とし
ては例えば厚さ2μmのアルミニウム蒸着膜を用いるこ
とができる。アノード電極1およびカソード電極2の幅
は本例の場合60μm程度が適当である。またゲート電
極3としては幅30μmのアルミニウム電極を用いる。
かくしてアノード領域6からカソード領域4に至る電流
通路としてp+Npn″+fイリスタ部とp+Nn+ダ
イオード部が並列した構成が得られる。以上の製作工程
の説明において選択拡散用保護膜、およびPn接合の保
護膜が半導体素子製作上必要不可欠なものであることは
いうまでもない。しかしこれらはよく知られた周知の方
法であるので本発明の説明から省いている。以上の製作
工程によつて得られたスイツチング素子の特性の一例が
第7図に示されている。本発明の半導体スイツチング素
子においては、オン状態ではダイオードとサイリスタが
並列に動作し、阻1E状態では電界効果によりチヤンネ
ル領域をピンチオフして電流をしや断する機能を基本と
する新規なスイツチング素子が得られるが、本素子の特
徴の理解を助けるために他の素子との相違点、および本
素子の持つ有利な点についてさらに説明する。
まずトランジスタをスイツチング素子として用いた場合
と比較する。トランジスタはベース電流を流して導通状
態、ベース電流をOにして阻止状態となる。このため導
通状態を保つのには電流供給回路が必要である。これに
対して、本発明のスイツチング素子はゲート電圧をオン
オフするのみで阻止状態から導通状態に移行できるので
、駆動電力がほとんど不要となる。導通状態から阻止状
態へ移行させるときはゲート回路に極めて短時間だけ電
流が流れるが電力としては小さく、制御可能電力と制御
に要する電力の比が非常に大きく、スイツチング素子と
して有利な特性を持つている。またトランジスタに比べ
てサージ電流に強く、2次降伏現象もないので信頼性の
高い素子が製作できる。次に第1図に示したサイリスタ
構造との比較はすでにのべた通りである。
従来の電界効果型スイツチング素子と本発明の如くサイ
リスタ領域とダイオード領域を並列した素子と比較する
と、従来の電界効果型スイツチング素子ではチヤンネル
領域のみを主電流通路としているため、この幅をあまり
せまくするとオン電圧が上昇するなどの問題を起す。
これを解消するにはチャンネルを複数個形成する必要が
あるが、これは素子製作に高精度の加工技術を要し、ま
た製作プロセスを複雑にする。これに対して本発明の構
造では主電流はサイリスタ領域を流れるのでチヤンネル
部に設けられたp+n護゛イオード領域はサイリスタを
ターンオンするに必要な電流が流れるだけであり、カソ
ード領域も第6図の如くダイオードとサイリスタで共通
にすることによつて十分大きくとることができる。チャ
ンネル領域を形成するときにのみ一部に微細パターンが
必要なだけであり、それ以後は通常のサイリスタと同様
に製作できる。以上のように本発明の構造は従来のスイ
ツチング素子と比較して多くの優れた利点を有している
が、かかる特徴を最大限に発揮するには少くともサイリ
スタ部がチヤンネル領域により形成されるダイオード部
より大きな面積を有している方がよい。
しかしあまり大面積のサイリスタ部を設けると、サイリ
スタ部のpベース層の横方向抵抗が大きくなつて偏位電
流をゲート電極に吸収できなくなり、Dv/Dt耐量が
低下するので、例えば前述した第6図のような構造にし
て偏位電流を効率よく吸収することも可能である。さら
に第5図のように表面に露出したゲート領域5の表面濃
度はnベース領域より高いので、電極を設けることなく
局在したゲート3へ偏位電流を導く方法も電極構造を簡
単化する上で効果的である。
また、ターンオン時にチヤンネル領域9に電流が集中す
るのを防ぐために複数のチヤンネル領域を設けることも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の半導体スイッチング素子の断面図、第2
図は本発明の一実施例を示す図、第3図ないし第4図は
第2図に示す実施例の電極パターンを示す平面図A.A
におけるI−1′断面図BおよびAにおける一『断面図
C、第5図ないし第6図は本発明の他の実施例を示す図
、第7図は本発明の一実施例の導通およびしや断特性の
一例を示す図、第8図は第2図に示す実施例の主要な製
作工程の一例を示す図である。 1・・・・・・アノード(電極)、2・・・・・・カソ
ード(電極)、3・・・・・・ゲート(電極)、4・・
・・・・カソード層、5・・・・・・ゲート層、6・・
・・・・アノード層、7・・・・・・半導体基体、9・
・・・・・チャンネル領域、10・・・・・・空間電荷
層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくとも1つの露出主表面を有する一方導電型の
    第1の半導体領域と、上記露出主表面に接して第1の半
    導体領域内部に形成され、これよりも高不純物濃度を持
    つ一方導電型の第2の半導体領域と、上記露出主表面に
    接して第1の半導体内部に上記第2の半導体領域から上
    記第1の半導体領域によつて隔てられて形成された他方
    導電型の第3の半導体領域と、第2および第3の半導体
    領域の露出表面に形成された一対の主電極と、上記露出
    主表面に接して第1の半導体領域内部に上記第2の半導
    体領域の上記露出主表面と対向する面の一部を残して第
    2の半導体領域の他の部分に接するようにかつ上記第3
    の半導体領域から上記第1の半導体領域によつて隔てら
    れて形成された第4の半導体領域と、第4の半導体領域
    の露出表面に形成された制御電極とを有し、上記一対の
    主電極間に第1の半導体領域と第3の半導体領域間に形
    成されるpn接合が順バイアスされるように電圧が印加
    された時に一対の電極間を流れる電流を、上記第1の半
    導体領域に連なる電極と上記制御電極との間に、第1お
    よび第4の半導体領域間のpn接合が逆バイアスされ、
    その結果生じる空間電荷層に第2の半導体領域が包囲さ
    れるような逆バイアスを印加することによつて遮断する
    機能を有することを特徴とする半導体スイッチング素子
    。 2 特許請求の範囲第1項において、第4の半導体領域
    は第2の半導体領域の露出主表面と対向する面において
    、第3の半導体領域と沿うような部分を残して第2の半
    導体領域の他の部分と接していることを特徴とする半導
    体スイッチング素子。
JP53028252A 1978-03-14 1978-03-14 半導体スイッチング素子 Expired JPS5936832B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53028252A JPS5936832B2 (ja) 1978-03-14 1978-03-14 半導体スイッチング素子
US06/019,567 US4258377A (en) 1978-03-14 1979-03-12 Lateral field controlled thyristor
DE2909795A DE2909795C2 (de) 1978-03-14 1979-03-13 Halbleiter-Schaltvorrichtung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53028252A JPS5936832B2 (ja) 1978-03-14 1978-03-14 半導体スイッチング素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54121074A JPS54121074A (en) 1979-09-19
JPS5936832B2 true JPS5936832B2 (ja) 1984-09-06

Family

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JP53028252A Expired JPS5936832B2 (ja) 1978-03-14 1978-03-14 半導体スイッチング素子

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DE2909795C2 (de) 1986-07-31
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